旧中原消防署跡地の「川崎市医師会館」が完成に近づく、拡幅進む府中街道に白い建物躯体がお目見え
【Reporter:はつしも】
旧中原消防署跡地の「川崎市医師会館」の工事が進み、防護シートが取り外されて建物躯体が見えるようになりました。
同会館は川崎区から移転を行うもので、2階には現在中原区役所敷地内にある「休日急患診療所」も入居をする予定です。
■旧中原消防署跡地の「川崎市医師会館」
「川崎市医師会館」が建設されている旧中原消防署跡地は、中原区役所から府中街道を挟んだ向かいに位置しています。
この場所で長年を地域を守ってきた旧中原消防署は老朽化に伴い、武蔵小杉再開発地区に「リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉」との複合ビルとして2008年4月に移転しました。
消防署移転後は、中原区役所の駐車場として暫定活用されてきましたが、それも2015年2月にセントア武蔵小杉に新たな駐車場が完成したことで役割を終えました。
その空地を川崎市医師会が6億4,500万円で買収しまして、「川崎市医師会館」を建設したわけです。
■新たな「川崎市医師会館」の概要
●敷地面積:725.77㎡
●延床面積:約3,300㎡
●階数:7階建て
●高さ:32m
●フロア構成:
5階~7階 川崎市医師会館事務所
4階…在宅医トレーニング室、影読室(※)
3階…会議室
2階…休日急患診療所
1階…駐車場
●工事日程:2016年3月着工、2017年6月供用開始予定
※主治医からの依頼に基づいてCTやMRIなど必要な検査判断・検査画像の診断を行い、今後の治療方針等に関する助言を提供する施設
新たな「川崎市医師会館」は7階建てで、仕上がりを見ると1階~3階までの床面積が広くなっています。
2階には川崎市医師会が運営をする休日急患診療所が入居する予定です。
また4階は、災害時には災害対策センターとして機能し、約160名の避難者を受け入れることが可能とされています。
■「川崎市医師会館」の文字
■二ヶ領用水側から見た「川崎市医師会館」
「川崎市医師会館」は、白を基調にしたデザインになっています。
裏側は二ヶ領用水に面していまして、春にはビルの窓から桜の開花を楽しむことができるのではないでしょうか。
■「川崎市医師会館」と府中街道
「川崎市医師会館」の前面は、府中街道に面しています。
府中街道は現在拡幅事業を進めており、当然ながら同会館は拡幅計画の分だけセットバックした位置に建物を建設しています。
■周辺の拡幅用地
府中街道のうち市ノ坪交差点以南は拡幅が進んできましたが、このエリアはまだまだ進捗率が低い状況です。
ただ最近になって、一部建物が取り壊されて拡幅用地が確保される場所も出てきました。
川崎市医師会館の完成は、多少これに弾みをつける部分も出てくるでしょうか。
■現在の「休日急患診療所」
中原区役所の敷地内には、現在の「休日急患診療所」は待合スペースなども限られ、恵まれた環境とはいえない現状にあります。
新しい休日急患診療所の設備等はわかりませんが、少なくとも現在よりも雰囲気の明るい施設になるものと思います。
お世話になることがないのが一番ですけれども、休日の貴重な医療施設として、今後長く地域を支えていくことが期待されています。
■解体前の旧中原消防署
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
・2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
・2009/5/22エントリ 中原消防署跡地の中原区役所暫定駐車場
・2009/11/13エントリ 中原区の休日急患診療所
・2010/6/14エントリ 東京機械製作所跡地再開発始動と、府中街道と二ヶ領用水の一体整備案
・2011/10/1エントリ 川崎市が旧中原消防署跡地をJR東日本に売却、新駅連絡通路跨線橋バリアフリー化のための隣接ビル代替地活用へ
・2012/8/6エントリ 都市再生機構が「小杉3丁目南地区」の事業化を検討開始
・2013/12/30エントリ 旧中原消防署跡地が「中原休日急患診療所」「中原保健所」の移転候補地に
・2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想 ・2015/10/9エントリ 府中街道の旧中原消防署跡地に「川崎市医師会館」が移転建設決定、中原区役所から休日急患診療所が会館内に移転整備へ
旧中原消防署跡地の「川崎市医師会館」の工事が進み、防護シートが取り外されて建物躯体が見えるようになりました。
同会館は川崎区から移転を行うもので、2階には現在中原区役所敷地内にある「休日急患診療所」も入居をする予定です。
■旧中原消防署跡地の「川崎市医師会館」
「川崎市医師会館」が建設されている旧中原消防署跡地は、中原区役所から府中街道を挟んだ向かいに位置しています。
この場所で長年を地域を守ってきた旧中原消防署は老朽化に伴い、武蔵小杉再開発地区に「リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉」との複合ビルとして2008年4月に移転しました。
消防署移転後は、中原区役所の駐車場として暫定活用されてきましたが、それも2015年2月にセントア武蔵小杉に新たな駐車場が完成したことで役割を終えました。
その空地を川崎市医師会が6億4,500万円で買収しまして、「川崎市医師会館」を建設したわけです。
■新たな「川崎市医師会館」の概要
●敷地面積:725.77㎡
●延床面積:約3,300㎡
●階数:7階建て
●高さ:32m
●フロア構成:
5階~7階 川崎市医師会館事務所
4階…在宅医トレーニング室、影読室(※)
3階…会議室
2階…休日急患診療所
1階…駐車場
●工事日程:2016年3月着工、2017年6月供用開始予定
※主治医からの依頼に基づいてCTやMRIなど必要な検査判断・検査画像の診断を行い、今後の治療方針等に関する助言を提供する施設
新たな「川崎市医師会館」は7階建てで、仕上がりを見ると1階~3階までの床面積が広くなっています。
2階には川崎市医師会が運営をする休日急患診療所が入居する予定です。
また4階は、災害時には災害対策センターとして機能し、約160名の避難者を受け入れることが可能とされています。
■「川崎市医師会館」の文字
■二ヶ領用水側から見た「川崎市医師会館」
「川崎市医師会館」は、白を基調にしたデザインになっています。
裏側は二ヶ領用水に面していまして、春にはビルの窓から桜の開花を楽しむことができるのではないでしょうか。
■「川崎市医師会館」と府中街道
「川崎市医師会館」の前面は、府中街道に面しています。
府中街道は現在拡幅事業を進めており、当然ながら同会館は拡幅計画の分だけセットバックした位置に建物を建設しています。
■周辺の拡幅用地
府中街道のうち市ノ坪交差点以南は拡幅が進んできましたが、このエリアはまだまだ進捗率が低い状況です。
ただ最近になって、一部建物が取り壊されて拡幅用地が確保される場所も出てきました。
川崎市医師会館の完成は、多少これに弾みをつける部分も出てくるでしょうか。
■現在の「休日急患診療所」
中原区役所の敷地内には、現在の「休日急患診療所」は待合スペースなども限られ、恵まれた環境とはいえない現状にあります。
新しい休日急患診療所の設備等はわかりませんが、少なくとも現在よりも雰囲気の明るい施設になるものと思います。
お世話になることがないのが一番ですけれども、休日の貴重な医療施設として、今後長く地域を支えていくことが期待されています。
■解体前の旧中原消防署
【関連リンク】
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