多摩川のアユ遡上が盛んに、丸子橋近く「調布取水堰」で水面を飛び跳ねる姿を観測
【Reporter:はつしも】
多摩川におけるアユの遡上が盛んになっています。
丸子橋近くの「調布取水堰」において、斜面を飛び跳ねるアユの姿を川岸からとらえることができました。
■多摩川の「調布取水堰」
「調布取水堰」は東京都水道局の施設で、飲料水の供給と防潮のために1936年に作られました。
本サイトでは2016/10/24エントリで詳しくご紹介しております。
ここで取水された多摩川の水は写真奥の「亀甲山」の浄水施設に送られ、周辺地域の上水道に供給されていましたが、高度経済成長期に多摩川の水質が悪化したため、1970年以降は工業用水の供給を行っています。
しかしながら、その後多摩川の水質は大きく改善されました。
調布取水堰が上水として復活することはありませんでしたが、現在ではアユの遡上が年々増加するほどに綺麗な水になっています。
■調布取水堰を遡上するアユ
この調布取水堰を多摩川河川敷から見ると、取水堰の斜面を一生懸命遡上するアユの姿を肉眼で見ることができました。
春の日差しを受けてキラキラと輝くアユが、元気に飛び跳ねています。
これは全長数センチほどで、まだまだ成長途上のアユです。
■遡上するアユの動画(YouTube)
このアユの躍動感は静止画ではなかなか伝わりませんので、Youtube動画にしてみました。
こちらをどうぞご参照ください。
■調布取水堰の平面図
なお、前掲の写真の斜面は勾配がきつく、アユが頑張っても(おそらく)遡上を果たすことはできません。
調布取水堰には上記平面図に示されている通り、アユの遡上など魚が通るための「魚道」が2か所設置されています。
■調布取水堰の「第二魚道」
こちらが、調布取水堰の「第二魚道」です。
これならアユの稚魚も遡上できそうですね。
なお、東京都では、ガス橋の上流500mほどの地点に定期網を設置して、アユの遡上状況を調査しています。
毎日入網数を集計し、下記関連リンクに掲載のウェブサイトで報告されていますので、アユの遡上を観察しに行く際にでも参考にしてみてください。
■「丸子の渡し祭り」で食べられるアユの塩焼き
多摩川を遡上するアユの塩焼きは、「丸子の渡し祭り」で食べることができます。
高度経済成長期の多摩川のイメージとは、相当違いますね。
■調布取水堰と東横線と、丸子橋
■川崎市市民ミュージアムに展示されている調布取水堰の模型
【関連リンク】
・東京都島しょ農林水産総合センター 平成30年アユ遡上調査
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:生活情報:公園 多摩川緑地
・2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。 「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
・2015/11/21エントリ 「多摩川スピードウェイ・回顧展」が11月21 日(土)・22日(日)開催、第1回レース優勝車「オオタ号」を展示中
・2016/7/17エントリ 中原区の、日本初常設サーキットの記録。市民ミュージアム「多摩川スピードウェイ展」が本日スタート、福田市長も観覧/スピードウェイ遺構には記念パネルが設置
・2015/4/22エントリ 多摩川河川敷を白く染める、ハマダイコンの花
・2016/4/17エントリ 武蔵小杉周辺の八重桜・ハマダイコンが満開、ツツジの開花がスタート
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
・2016/10/30エントリ 「第3回 丸子の渡し祭り」開催レポート:渡し船は1時間40分待ちの盛況、大田区発祥「揚げパンマン」登場
・2017/3/20エントリ 春の多摩川を染める、白い花々。河川敷のユキヤナギが見頃に、ハマダイコンも開花が進む
・2017/5/17エントリ 丸子橋近く・多摩川堤防の改修工事が完了、舗装資材の誤りによる河川敷一時通行止めも解除され完全供用開始
・2018/1/16エントリ ガス橋を起点に、多摩川河川敷を移動しつつ見た武蔵小杉
・2018/2/5エントリ 2018年1月23日、大雪翌朝の武蔵小杉の雪景色。多摩川には幻想的な「川霧」が発生
・2018/4/13エントリ 川崎市市民ミュージアムで「中井精也鉄道写真展 笑顔あふれる『ゆる鉄』ワールド」が開催、川崎市や武蔵小杉駅の鉄道ジオラマ展示・休日には子ども向けワークショップも
・2018/4/18エントリ 国土交通省が多摩川の堤防改修を推進、丸子橋・ガス橋間「H28多摩川中丸子築堤護岸工事」に工事見学所が設置
多摩川におけるアユの遡上が盛んになっています。
丸子橋近くの「調布取水堰」において、斜面を飛び跳ねるアユの姿を川岸からとらえることができました。
■多摩川の「調布取水堰」
「調布取水堰」は東京都水道局の施設で、飲料水の供給と防潮のために1936年に作られました。
本サイトでは2016/10/24エントリで詳しくご紹介しております。
ここで取水された多摩川の水は写真奥の「亀甲山」の浄水施設に送られ、周辺地域の上水道に供給されていましたが、高度経済成長期に多摩川の水質が悪化したため、1970年以降は工業用水の供給を行っています。
しかしながら、その後多摩川の水質は大きく改善されました。
調布取水堰が上水として復活することはありませんでしたが、現在ではアユの遡上が年々増加するほどに綺麗な水になっています。
■調布取水堰を遡上するアユ
この調布取水堰を多摩川河川敷から見ると、取水堰の斜面を一生懸命遡上するアユの姿を肉眼で見ることができました。
春の日差しを受けてキラキラと輝くアユが、元気に飛び跳ねています。
これは全長数センチほどで、まだまだ成長途上のアユです。
■遡上するアユの動画(YouTube)
このアユの躍動感は静止画ではなかなか伝わりませんので、Youtube動画にしてみました。
こちらをどうぞご参照ください。
■調布取水堰の平面図
なお、前掲の写真の斜面は勾配がきつく、アユが頑張っても(おそらく)遡上を果たすことはできません。
調布取水堰には上記平面図に示されている通り、アユの遡上など魚が通るための「魚道」が2か所設置されています。
■調布取水堰の「第二魚道」
こちらが、調布取水堰の「第二魚道」です。
これならアユの稚魚も遡上できそうですね。
なお、東京都では、ガス橋の上流500mほどの地点に定期網を設置して、アユの遡上状況を調査しています。
毎日入網数を集計し、下記関連リンクに掲載のウェブサイトで報告されていますので、アユの遡上を観察しに行く際にでも参考にしてみてください。
■「丸子の渡し祭り」で食べられるアユの塩焼き
多摩川を遡上するアユの塩焼きは、「丸子の渡し祭り」で食べることができます。
高度経済成長期の多摩川のイメージとは、相当違いますね。
■調布取水堰と東横線と、丸子橋
■川崎市市民ミュージアムに展示されている調布取水堰の模型
【関連リンク】
・東京都島しょ農林水産総合センター 平成30年アユ遡上調査
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:生活情報:公園 多摩川緑地
・2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。 「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
・2015/11/21エントリ 「多摩川スピードウェイ・回顧展」が11月21 日(土)・22日(日)開催、第1回レース優勝車「オオタ号」を展示中
・2016/7/17エントリ 中原区の、日本初常設サーキットの記録。市民ミュージアム「多摩川スピードウェイ展」が本日スタート、福田市長も観覧/スピードウェイ遺構には記念パネルが設置
・2015/4/22エントリ 多摩川河川敷を白く染める、ハマダイコンの花
・2016/4/17エントリ 武蔵小杉周辺の八重桜・ハマダイコンが満開、ツツジの開花がスタート
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
・2016/10/30エントリ 「第3回 丸子の渡し祭り」開催レポート:渡し船は1時間40分待ちの盛況、大田区発祥「揚げパンマン」登場
・2017/3/20エントリ 春の多摩川を染める、白い花々。河川敷のユキヤナギが見頃に、ハマダイコンも開花が進む
・2017/5/17エントリ 丸子橋近く・多摩川堤防の改修工事が完了、舗装資材の誤りによる河川敷一時通行止めも解除され完全供用開始
・2018/1/16エントリ ガス橋を起点に、多摩川河川敷を移動しつつ見た武蔵小杉
・2018/2/5エントリ 2018年1月23日、大雪翌朝の武蔵小杉の雪景色。多摩川には幻想的な「川霧」が発生
・2018/4/13エントリ 川崎市市民ミュージアムで「中井精也鉄道写真展 笑顔あふれる『ゆる鉄』ワールド」が開催、川崎市や武蔵小杉駅の鉄道ジオラマ展示・休日には子ども向けワークショップも
・2018/4/18エントリ 国土交通省が多摩川の堤防改修を推進、丸子橋・ガス橋間「H28多摩川中丸子築堤護岸工事」に工事見学所が設置