「令和元年台風19号」により富士通小杉ビルが閉鎖状態に、野村不動産武蔵小杉ビルは地下入館厳禁が続く
【Reporter:はつしも】
「令和元年台風19号」は、川崎市内にも多くの被害をもたらしました。
武蔵小杉駅周辺においても、東急武蔵小杉駅東側からJR武蔵小杉新駅ロータリー周辺、下沼部周辺、上丸子山王町周辺などにかけて浸水被害がありました。
その中で、JR武蔵小杉新駅ロータリー近くの「富士通小杉ビル」も浸水によりビル機能を損傷し、長期閉鎖により入居する富士通グループの事業所が廃止されるなどの影響が出ています。
■富士通小杉ビル
富士通小杉ビルは、JR武蔵小杉新駅の南側にあります。
この隣には野村不動産武蔵小杉ビルN棟・S棟がありまして、こちらも富士通グループの事業所が入居しています。
富士通小杉ビルには、これまでに富士通本体や富士通デザイン、富士通エフ・オー・エムなどのグループ企業が入居していました。
■閉鎖中のお知らせ
■浸水時に使われた長靴
入口には「閉鎖中」のお知らせが掲示されていまして、少なくとも現段階において富士通小杉ビルは事業所として機能を停止しています。
実際にグループ社員の方に伺ったお話では、配属されていた事業所が廃止となり、すでに移転をされているとのことでした。
■耐震補強工事が施された富士通小杉ビル
富士通小杉ビルの正確な築年数はわかりませんが、1974年には富士通グループが保有していたようです。
そうすると築45年以上ということになります。
外壁には後付けで耐震補強工事が施されていますから、一定以上古いビルであることは確認できます。
■3階までの外壁に設置されたセキュリティ設備
富士通小杉ビルの3階までの外壁には、外部侵入を感知するセキュリティ設備が設置されていました。
古いビルではありますが、さまざまな情報を取り扱うIT企業としての体制は整備されています。
■蓄電池設備
一方、富士通小杉ビルの敷地内には、高床式の蓄電池設備も設置してありました。
これは高さ1.9m以上ありまして、浸水時にも蓄電池設備が稼働できるようになっています。
つまり、同ビルとしても、もともと低地にあることから、水害時のリスクを認識していたということでしょう。
■閉鎖された富士通小杉ビル
前述の通り、富士通小杉ビルは築年数がかなり古いビルということもあり、富士通グループとして今後ビルをどうしていくのか、現段階ではわかりません。
■野村不動産武蔵小杉ビルN棟
■「エプロント」休業のお知らせ
■野村不動産武蔵小杉ビルN棟では、地下階は入館厳禁
富士通小杉ビルの周辺では、野村不動産武蔵小杉ビルN棟も地下設備が浸水により損傷しており、1階店舗が全て長期休店状態になっています。
ビルの地下階は「大変危険」ということで、現在も入館厳禁となっています。
■休業中の「デイリーヤマザキ」
■いまだ電源が完全復旧していないJR武蔵小杉新駅
この周辺では隣接の「デイリーヤマザキ」なども長期休業状態で、再オープンのめどはたっていません。
さらにJR武蔵小杉新駅もいまだ電源が完全復旧しておらず、「令和元年台風19号」の影響の大きさをあらためて痛感するところです。
【関連リンク】
(台風関連)
・2008/8/29エントリ 多摩川増水
・2009/10/9エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が、台風18号で 飛ばされ消失
・2010/1/14エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が修復完了
・2011/9/21エントリ 台風15号が武蔵小杉を直撃、JR武蔵小杉駅の 看板が破損
・2012/4/3エントリ 低気圧の発達による武蔵小杉の強風と、交通の 一部混乱
・2014/10/12エントリ 台風近づく武蔵小杉の、「ニカッパ君」と 「マルエツの買い煽り」
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
・2018/9/4エントリ 台風21号の影響により首都圏の鉄道網が混乱、JR武蔵小杉駅では南武線ホームが入場制限に
・2019/4/17エントリ 2018年台風24号による倒木で破断した等々力緑地の滑り台が修繕、大部分が供用開始に
・2019/9/9エントリ 台風15号が武蔵小杉周辺に爪痕、倒木・看板落下・工事防護壁崩落・停電に加え鉄道運休で武蔵小杉駅に行列
・2019/9/24エントリ 台風17号の強風により武蔵小杉の今井神社で大規模な枝折れが発生、早朝から撤去作業を実施
・2019/10/11エントリ 大型の台風19号が12日(土)首都圏に接近:JR・東急線が昼頃までに運休、東急ストア・ららテラス・グランツリー等武蔵小杉の商業施設が臨時休業を決定
・2019/10/13エントリ 台風19号通過により武蔵小杉周辺が冠水、JR武蔵小杉新駅は設備故障で運行再開後も全列車が通過に
・2019/10/14エントリ 台風19号により今井神社など各地で倒木が発生、15号・17号からのダメージ蓄積も注意
・2019/10/15エントリ 台風19号:武蔵小杉駅新南口の本日供用開始に長蛇の列、駅前エプロント・サイゼリヤ・ワンズガーデンはビル浸水で当面休業に
・2019/10/16エントリ 台風19号:川崎市社会福祉協議会が「川崎市災害ボランティアセンター」をエポックなかはらに開設、10月17日(木)よりボランティア受付を開始
・2019/10/17エントリ 10/19・20「コスギフェスタ2019」10/20「なかはら“ゆめ”区民祭」が台風19号影響により中止決定、「武蔵小杉カレースタンプラリー」は続行に
・2019/10/19エントリ 「コスギフェスタ2019」中止に伴う「トリックオアトリートスタンプラリー」お菓子引き換えを実施、武蔵小杉に仮装の子どもたちも集まる
・2019/10/20エントリ 台風19号による浸水被害地・上丸子山王町周辺の復旧作業続く、川崎市市民ミュージアム休館中の等々力緑地には大量の災害ごみが収集
・2019/10/28エントリ 台風19号:今井神社の倒木撤去が完了、直撃で転落した狛犬は無事台座に復旧
・2019/10/31エントリ 川崎フロンターレが「令和元年台風19号」災害支援街頭募金活動を武蔵小杉駅前で実施、11/2等々力「広島戦」でも選手参加募金活動を予定
・2019/11/4エントリ 「令和元年台風19号」が多摩川河川敷に大きな爪痕を残す、「2019川崎国際多摩川マラソン」が中止に
「令和元年台風19号」は、川崎市内にも多くの被害をもたらしました。
武蔵小杉駅周辺においても、東急武蔵小杉駅東側からJR武蔵小杉新駅ロータリー周辺、下沼部周辺、上丸子山王町周辺などにかけて浸水被害がありました。
その中で、JR武蔵小杉新駅ロータリー近くの「富士通小杉ビル」も浸水によりビル機能を損傷し、長期閉鎖により入居する富士通グループの事業所が廃止されるなどの影響が出ています。
■富士通小杉ビル
富士通小杉ビルは、JR武蔵小杉新駅の南側にあります。
この隣には野村不動産武蔵小杉ビルN棟・S棟がありまして、こちらも富士通グループの事業所が入居しています。
富士通小杉ビルには、これまでに富士通本体や富士通デザイン、富士通エフ・オー・エムなどのグループ企業が入居していました。
■閉鎖中のお知らせ
■浸水時に使われた長靴
入口には「閉鎖中」のお知らせが掲示されていまして、少なくとも現段階において富士通小杉ビルは事業所として機能を停止しています。
実際にグループ社員の方に伺ったお話では、配属されていた事業所が廃止となり、すでに移転をされているとのことでした。
■耐震補強工事が施された富士通小杉ビル
富士通小杉ビルの正確な築年数はわかりませんが、1974年には富士通グループが保有していたようです。
そうすると築45年以上ということになります。
外壁には後付けで耐震補強工事が施されていますから、一定以上古いビルであることは確認できます。
■3階までの外壁に設置されたセキュリティ設備
富士通小杉ビルの3階までの外壁には、外部侵入を感知するセキュリティ設備が設置されていました。
古いビルではありますが、さまざまな情報を取り扱うIT企業としての体制は整備されています。
■蓄電池設備
一方、富士通小杉ビルの敷地内には、高床式の蓄電池設備も設置してありました。
これは高さ1.9m以上ありまして、浸水時にも蓄電池設備が稼働できるようになっています。
つまり、同ビルとしても、もともと低地にあることから、水害時のリスクを認識していたということでしょう。
■閉鎖された富士通小杉ビル
前述の通り、富士通小杉ビルは築年数がかなり古いビルということもあり、富士通グループとして今後ビルをどうしていくのか、現段階ではわかりません。
■野村不動産武蔵小杉ビルN棟
■「エプロント」休業のお知らせ
■野村不動産武蔵小杉ビルN棟では、地下階は入館厳禁
富士通小杉ビルの周辺では、野村不動産武蔵小杉ビルN棟も地下設備が浸水により損傷しており、1階店舗が全て長期休店状態になっています。
ビルの地下階は「大変危険」ということで、現在も入館厳禁となっています。
■休業中の「デイリーヤマザキ」
■いまだ電源が完全復旧していないJR武蔵小杉新駅
この周辺では隣接の「デイリーヤマザキ」なども長期休業状態で、再オープンのめどはたっていません。
さらにJR武蔵小杉新駅もいまだ電源が完全復旧しておらず、「令和元年台風19号」の影響の大きさをあらためて痛感するところです。
【関連リンク】
(台風関連)
・2008/8/29エントリ 多摩川増水
・2009/10/9エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が、台風18号で 飛ばされ消失
・2010/1/14エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が修復完了
・2011/9/21エントリ 台風15号が武蔵小杉を直撃、JR武蔵小杉駅の 看板が破損
・2012/4/3エントリ 低気圧の発達による武蔵小杉の強風と、交通の 一部混乱
・2014/10/12エントリ 台風近づく武蔵小杉の、「ニカッパ君」と 「マルエツの買い煽り」
・2016/10/24エントリ 丸子橋近く、多摩川汽水域の境界「調布取水堰」探訪。アユが遡上する魚道と、歴代水位の記録
・2018/9/4エントリ 台風21号の影響により首都圏の鉄道網が混乱、JR武蔵小杉駅では南武線ホームが入場制限に
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・2019/10/15エントリ 台風19号:武蔵小杉駅新南口の本日供用開始に長蛇の列、駅前エプロント・サイゼリヤ・ワンズガーデンはビル浸水で当面休業に
・2019/10/16エントリ 台風19号:川崎市社会福祉協議会が「川崎市災害ボランティアセンター」をエポックなかはらに開設、10月17日(木)よりボランティア受付を開始
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