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2021年
02月27日

武蔵小杉駅前・こすぎコアパークの仮囲いが「ケンゴヒストリーウォール」から刷新、国内3大タイトル・ACLと川崎フロンターレの大会ヒストリーを紹介

【Reporter:はつしも】

2020年12月9日に、武蔵小杉駅前「こすぎコアパーク」改修工事の仮囲いを活用して、川崎フロンターレで現役引退した中村憲剛選手の歴史を振り返る「ケンゴヒストリーウォール」が登場したことをお伝えしました。

昨日J1リーグの新シーズンが開幕しまして、同日に「ケンゴヒストリーウォール」が2更新されました。

今回はコンセプトを新たに、「J1リーグ」「ルヴァンカップ」「天皇杯」「AFCチャンピオンズリーグ(アジアチャンピオンズリーグ、ACL)」の大会説明と、それぞれの川崎フロンターレの歴史を振り返る展示になっています。

■武蔵小杉駅北口「こすぎコアパーク」の仮囲いに設置されたビジュアル
こすぎコアパークに設置されたビジュアル

こすぎコアパークに設置されたビジュアル

■ユニフォームの紹介
ユニフォームの紹介

こすぎコアパークは、現在魅力向上のための改修工事が行われています。
そのため敷地の大部分が白い仮囲いに覆われていまして、その壁面を使って「ケンゴヒストリーウォール」が展開されていました。

それが2021シーズン開幕を迎えて、全面的に刷新されました。
フロント部分では「累計5冠」を意味する5つ星のついたエンブレムと、大島僚太選手、家長昭博選手が新ユニフォームで登場しています。

ここで今回の展示では、「J1リーグ」「ルヴァンカップ」「天皇杯」「AFCチャンピオンズリーグ」の4つの大会についての紹介をしていくことが説明されていました。

■J1リーグの川崎フロンターレヒストリー展示
J1リーグヒストリー展示

J1リーグの川崎フロンターレヒストリー展示

まずこすぎコアパーク北側の壁面は、「J1リーグ」の紹介と川崎フロンターレのヒストリー展示です。

「J1リーグ」は1993年にプロサッカーリーグとして発足しました。
「ルヴァンカップ」「天皇杯」とともに、日本の国内3大タイトルとされます。

1年を通じた18チーム(今季はコロナ禍で降格がなかったため20チーム)のホーム&アウェーの総当たり戦で、最強の「チャンピオン」を決める大会です。

■2006年、J1復帰2年目で初の2位
2006年、J1復帰2年目で初の2位

■2008、2009の2度の準優勝
2008、2009の2度の準優勝

川崎フロンターレは、J1リーグを3回制覇し、3回2位になっています。
この3回にわたる「2位」が初制覇に先立っていたため「シルバーコレクター」と呼ばれていたわけです。

初めて2位になったのは2006年、川崎フロンターレがJ1復帰してから2年目のことでした。

J1リーグで2位になることで、後ほど紹介する「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」への出場権も獲得となります。

■2013年、3位
2013年、3位

■2016、2ステージ制で準決勝敗退
2016、2ステージ制で準決勝敗退

その後も2013年は3位、2016年は2ステージ制下で年間順位3位(チャンピオンシップ準決勝敗退)に終わり、なかなかタイトルに手が届かない日が続きました。

■2018、シーズン初制覇
2017、リーグ初制覇

■2018、リーグ連覇
2018、リーグ連覇

■2020、リーグ3度目の制覇
2020、3度目のリーグ制覇

そして2017シーズンにリーグ初制覇をしてからの3度にわたるリーグ優勝は、本サイトでもお伝えしてきたところです。

なお、掲示にもある通り、リーグ発足時の10のクラブ「オリジナル10」以外で連覇を果たしたのは、川崎フロンターレが初となります。

また2020シーズンは、川崎フロンターレが圧倒的な強さを発揮しての独走優勝でした。

■そして、2021シーズン
2021シーズン

そして昨日開幕したのが、2021シーズンです。

「ストップ・ザ・フロンターレ」を合言葉に19のクラブが対策を練ってくることも考えると、厳しい戦いが予想されます。

まずは開幕戦「横浜F・マリノス戦」を2-0で制し、幸先の良いスタートとなりました。

■西側の壁に続く
西側の壁に続く

「J1リーグ」は以上ですが、「ルヴァンカップ」「天皇杯」「アジアチャンピオンズリーグ(AFCチャンピオンズリーグ)」のヒストリー展示が西側の壁に続いていきます。

■「ルヴァンカップ」の川崎フロンターレヒストリー展示
ルヴァンカップの川崎フロンターレヒストリー展示

続いてご紹介するのは「YBCルヴァンカップ」です。
この大会は、Jリーグに先立って1992年に「ヤマザキナビスコカップ」としてスタートし、その後スポンサー企業の社名変更により2016年から現在の大会名称になりました。

ルヴァンカップはいわゆる「カップ戦」と呼ばれる大会で、予選リーグを突破したチームがトーナメント形式で戦います。

21歳以下のスタメン起用を義務付ける、若手の抜擢と成長を促す大会レギュレーションがあるのも特徴のひとつです。
(※昨シーズンはコロナ禍によりこのレギュレーションは撤廃になりました)

■2000年、初の準優勝
ルヴァンカップの川崎フロンターレヒストリー展示

川崎フロンターレは、J1初昇格を果たした2000年にナビスコカップで準優勝しました。

ここから4回にわたる準優勝を重ねていくわけですが、このときは初の準優勝ということもあって喜びが感じられる写真が残っていますね。

■2007、2度目の準優勝
2005、2007の準優勝

2009、2017の準優勝

そして川崎フロンターレは、2007、2009、2017といずれも決勝で敗れてここまで4回準優勝に終わります。
J1リーグでも並行して3度、2位に終わったこともあって2017シーズンにJ1リーグ初制覇を果たすまで「最後に勝てない」「シルバーコレクター」といわれるようになっていました。

■2019、ルヴァンカップ優勝
2019、ルヴァンカップ初優勝

そして2019、ついにルヴァンカップ優勝を果たします。
PK戦までもつれた戦いに勝利し、ゴールキーパーの新井章太選手がMVPに選出されました。

■「天皇杯」の川崎フロンターレヒストリー展示
天皇杯の川崎フロンターレヒストリー展示

続いて「天皇杯」の紹介です。
天皇杯は、今シーズンに101回目を迎える歴史ある大会です。

Jリーグだけでなく社会人や大学のチームも参加してトーナメント一発勝負で勝者を決める「カップ戦」です。

川崎フロンターレは、前身の富士通サッカー部時代を含めると1977年から37回本大会に出場しているということです。

■2001、2007ベスト4、2016準優勝
2001、2007、2016

天皇杯では、2001年度に初のベスト4,2007年度にもベスト4まで進出しました。
2016年度に初の決勝進出を果たしたものの、鹿島アントラーズに元日に敗れて準優勝に終わりました。

ただ、この悔しさは翌2017シーズンのJ1初制覇へのプロローグともなりました。

■2020、天皇杯初優勝
2020、天皇杯初優勝

そして天皇杯初優勝は、2020年度(2021年元日)でした。
これはまだ記憶に新しいところですね。

この元日決戦が、中村憲剛さんの現役最後の試合となりました。

■アジアチャンピオンズリーグの川崎フロンターレヒストリー展示
アジアチャンピオンズリーグ

最後は、AFCチャンピオンズリーグ(アジアチャンピオンズリーグ、ACL)の展示です。

かつて、アジア各国のリーグ王者が参加していた「アジア選手権」と、カップ戦王者が戦う「カップウィナーズカップ」が統合されて2002年より開催されています。

川崎フロンターレがまだ獲得していないのが、このタイトルです。

■2007グループステージ突破、2009準々決勝敗退
2007グループステージ突破、2009準々決勝敗退

■2010~2019、準々決勝の壁を破れず
2010~2019

アジアチャンピオンズリーグ(AFCチャンピオンズリーグ)では、川崎フロンターレは準々決勝敗退が最高記録です。

また直近の2019、2020シーズンはグループステージ敗退に終わっていることから、J1リーグ優勝により出場権を得ている2021シーズンの挑戦に期待が集まるところです。

■更なる高みを目指して!
さらなる高みを目指して!


さて、このようにJ1リーグのサッカークラブのシーズンは、複数の大会が当時並行で進んでいくことになります。

特に昨シーズンJ1リーグを制覇した川崎フロンターレは「AFCチャンピオンズリーグ」にも参戦しますし、東京五輪の影響もあって試合日程が過密になります。

昨シーズンの最強クラブとしてマークも強まり、かなり厳しい戦いになりそうですが、より多くの試合を楽しむことができます。

4つの大会の違いを理解すると、もう一歩応援もしやすくなると思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ウェブサイト
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