JR横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホーム増設工事進む、横浜駅寄りに大きく位置をずらしてホーム躯体と屋根がお目見え
【Reporter:はつしも】
JR横須賀線武蔵小杉駅では、下り専用のホームの増設工事が進められています。
徐々に工事が進み、横浜駅寄りを中心にホームの躯体や屋根部分が出来上がってきました。
■横須賀線武蔵小杉駅ホームの横浜駅寄り(外観)
■同じく、ホーム内から横浜駅寄り(左側が増設ホーム)
横須賀線武蔵小杉駅は、2010年3月の開業以来乗客数の増加が続いてきました。
現在は新型コロナウイルスの影響により通勤利用者自体が減少しているものの、それまではホームも混雑度が高まってきたことから、ホームの増設が行われることになりました。
ホームの増設を行う場合、上り線ホーム側は東海道新幹線が隣接しているためスペースが全くありません。
そのため、下り線ホーム側のNEC玉川事業場の用地の一部を取得し、下り線専用ホームを増設する手法が採られました。
上記のホーム写真の左側が、増設中の下り線専用ホームです。
■ホーム横浜駅寄りの先端
横須賀線武蔵小杉駅は、ホームの東京駅寄りが大きくカーブしています。
下り線はその内側にあるため、増設ホームはカーブを避けて横浜駅寄りにずらして設置されています。
上記写真がその先端で、左側が増設ホームです。
ざっと20mくらいは従来ホームとずれているでしょうか。
また、増設ホームにも屋根が設置されています。
■東京駅寄りの増設ホーム
一方こちらが、反対側の東京駅寄りの増設ホームです。
ちょうど、線路がカーブし始める手前までホームが設置されつつあります。
■「ホーム建築限界区間」
この先端部分には、「ホーム建築限界区間」と看板がありました。
建築限界とは、接触などを避けるために線路の周囲でホームなどを建設してはいけない区間のことです。
■ホーム北端近くの作業ヤード
ホーム北端(東京駅寄り)近くには、NEC玉川事業場の敷地に作業ヤードがありました。
このエリアには、ホーム増設後に新たな改札口が設置される予定です。
■新改札の設置場所
■JR武蔵小杉駅の設備投資スケジュール
横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホームは、2023年度の完成を予定しています。
改札口の増設は、それ以降ということになっています。
まだまだ工事期間が続きますが、その間にコロナ禍で社会の構造も大きく変わりました。
「アフターコロナ」での働き方の変化もあり、以前のような鉄道利用状況には戻らないかもしれません。
ただ、利用者としてはいずれせよ利便性向上につながるわけですので、完成を待っている方も多いと思います。
【関連リンク】
(JR武蔵小杉駅関連)
・2015/7/30エントリ JR武蔵小杉駅が「行列ができる」新南口の自動改札機を2015年8月26日新型交換・1機増設を決定
・2015/8/26エントリ JR武蔵小杉駅の「行列ができる」新南口の自動改札機が、本日新型更新および1機増設
・2015/8/30エントリ JR武蔵小杉駅「南武線口」が9月2日に新型自動改札機に更新、「新南口」の行列は1機増設後も改善されず
・2015/9/2エントリ JR武蔵小杉駅南武線口の自動改札機が本日新型に更新、「幅の広い」改札機を配置
・2017/12/6エントリ JR東日本が武蔵小杉駅の混雑緩和策を発表、2018年春に新南口ニューデイズ跡地に朝ラッシュ時限定の改札・エスカレーターを新設、南武線下りホームの一部を拡幅
・2018/4/1エントリ JR武蔵小杉の混雑緩和対策第1弾・南武線下りホーム拡幅とともに新南口ATMコーナーが供用開始、臨時改札口は4月26日(木)供用開始決定
・2018/4/26エントリ JR武蔵小杉駅新南口の臨時改札口が本日供用開始、エスカレーター行列が緩和
・2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
・2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
・2019/3/15エントリ JR武蔵小杉新駅開業9周年。連絡通路の32連ポスターラックに「武蔵小杉オリジナルキャラクター列伝」が展示開始、伝説の「よんれつ」が再登場
・2019/7/24エントリ 川崎市がJR武蔵小杉駅南武線ホームに2022年3月ホームドア設置を発表、川崎・武蔵溝ノ口・登戸の各駅にも整備へ
・2019/7/25エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅横須賀線ホームの安全対策を発表、2019年11月「転落防止注意喚起センサー」2020年3月「スレッドライン」を設置へ
・2019/10/13エントリ 台風19号通過により武蔵小杉周辺が冠水、JR武蔵小杉新駅は設備故障で運行再開後も全列車が通過に
・2019/10/15エントリ 台風19号:武蔵小杉駅新南口の本日供用開始に長蛇の列、駅前エプロント・サイゼリヤ・ワンズガーデンはビル浸水で当面休業に
・2019/11/6エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路に11月30日開業「相鉄・JR直通線」のPRポスターが登場、「よんれつ」など武蔵小杉駅歴代キャラクターが紹介
・2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
・2021/4/6エントリ JR東日本が2021年度ホームドア整備計画(21駅)を発表、南武線第1号として武蔵小杉駅に整備へ
JR横須賀線武蔵小杉駅では、下り専用のホームの増設工事が進められています。
徐々に工事が進み、横浜駅寄りを中心にホームの躯体や屋根部分が出来上がってきました。
■横須賀線武蔵小杉駅ホームの横浜駅寄り(外観)
■同じく、ホーム内から横浜駅寄り(左側が増設ホーム)
横須賀線武蔵小杉駅は、2010年3月の開業以来乗客数の増加が続いてきました。
現在は新型コロナウイルスの影響により通勤利用者自体が減少しているものの、それまではホームも混雑度が高まってきたことから、ホームの増設が行われることになりました。
ホームの増設を行う場合、上り線ホーム側は東海道新幹線が隣接しているためスペースが全くありません。
そのため、下り線ホーム側のNEC玉川事業場の用地の一部を取得し、下り線専用ホームを増設する手法が採られました。
上記のホーム写真の左側が、増設中の下り線専用ホームです。
■ホーム横浜駅寄りの先端
横須賀線武蔵小杉駅は、ホームの東京駅寄りが大きくカーブしています。
下り線はその内側にあるため、増設ホームはカーブを避けて横浜駅寄りにずらして設置されています。
上記写真がその先端で、左側が増設ホームです。
ざっと20mくらいは従来ホームとずれているでしょうか。
また、増設ホームにも屋根が設置されています。
■東京駅寄りの増設ホーム
一方こちらが、反対側の東京駅寄りの増設ホームです。
ちょうど、線路がカーブし始める手前までホームが設置されつつあります。
■「ホーム建築限界区間」
この先端部分には、「ホーム建築限界区間」と看板がありました。
建築限界とは、接触などを避けるために線路の周囲でホームなどを建設してはいけない区間のことです。
■ホーム北端近くの作業ヤード
ホーム北端(東京駅寄り)近くには、NEC玉川事業場の敷地に作業ヤードがありました。
このエリアには、ホーム増設後に新たな改札口が設置される予定です。
■新改札の設置場所
■JR武蔵小杉駅の設備投資スケジュール
2019年11月 | 横須賀線ホーム 転落防止注意喚起センサー設置 |
2019年11月 | 横須賀線ホーム スレッドライン設置 |
2022年3月 | 南武線ホーム ホームドア設置 |
2023年度 | 横須賀線ホーム ホーム増設 |
2023年度以降 | 横須賀線ホーム北側 改札口増設 |
横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホームは、2023年度の完成を予定しています。
改札口の増設は、それ以降ということになっています。
まだまだ工事期間が続きますが、その間にコロナ禍で社会の構造も大きく変わりました。
「アフターコロナ」での働き方の変化もあり、以前のような鉄道利用状況には戻らないかもしれません。
ただ、利用者としてはいずれせよ利便性向上につながるわけですので、完成を待っている方も多いと思います。
【関連リンク】
(JR武蔵小杉駅関連)
・2015/7/30エントリ JR武蔵小杉駅が「行列ができる」新南口の自動改札機を2015年8月26日新型交換・1機増設を決定
・2015/8/26エントリ JR武蔵小杉駅の「行列ができる」新南口の自動改札機が、本日新型更新および1機増設
・2015/8/30エントリ JR武蔵小杉駅「南武線口」が9月2日に新型自動改札機に更新、「新南口」の行列は1機増設後も改善されず
・2015/9/2エントリ JR武蔵小杉駅南武線口の自動改札機が本日新型に更新、「幅の広い」改札機を配置
・2017/12/6エントリ JR東日本が武蔵小杉駅の混雑緩和策を発表、2018年春に新南口ニューデイズ跡地に朝ラッシュ時限定の改札・エスカレーターを新設、南武線下りホームの一部を拡幅
・2018/4/1エントリ JR武蔵小杉の混雑緩和対策第1弾・南武線下りホーム拡幅とともに新南口ATMコーナーが供用開始、臨時改札口は4月26日(木)供用開始決定
・2018/4/26エントリ JR武蔵小杉駅新南口の臨時改札口が本日供用開始、エスカレーター行列が緩和
・2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
・2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
・2019/3/15エントリ JR武蔵小杉新駅開業9周年。連絡通路の32連ポスターラックに「武蔵小杉オリジナルキャラクター列伝」が展示開始、伝説の「よんれつ」が再登場
・2019/7/24エントリ 川崎市がJR武蔵小杉駅南武線ホームに2022年3月ホームドア設置を発表、川崎・武蔵溝ノ口・登戸の各駅にも整備へ
・2019/7/25エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅横須賀線ホームの安全対策を発表、2019年11月「転落防止注意喚起センサー」2020年3月「スレッドライン」を設置へ
・2019/10/13エントリ 台風19号通過により武蔵小杉周辺が冠水、JR武蔵小杉新駅は設備故障で運行再開後も全列車が通過に
・2019/10/15エントリ 台風19号:武蔵小杉駅新南口の本日供用開始に長蛇の列、駅前エプロント・サイゼリヤ・ワンズガーデンはビル浸水で当面休業に
・2019/11/6エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路に11月30日開業「相鉄・JR直通線」のPRポスターが登場、「よんれつ」など武蔵小杉駅歴代キャラクターが紹介
・2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
・2021/4/6エントリ JR東日本が2021年度ホームドア整備計画(21駅)を発表、南武線第1号として武蔵小杉駅に整備へ