武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

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2022年
09月01日

武蔵小杉で創業「コールドクター」が川崎フロンターレ・川崎市消防局と「救急車の適正利用」取り組み会見、小林悠選手からもメッセージ

2022年8月31日に開催されたJ1リーグ第20節「川崎フロンターレvsサガン鳥栖戦」の開催前、等々力陸上競技場において川崎フロンターレ・川崎市消防局・株式会社コールドクターによる「救急車の適正利用」の取り組みに関する記者会見が行われました。

■川崎フロンターレ・川崎市消防局・コールドクターによる記者会見
川崎市消防局・コールドクター・川崎フロンターレによる記者会見

株式会社コールドクター(東京都渋谷区、代表取締役社長:合田武広、以下コールドクター)は、もともと創業者のひとりが市内でクリニックを経営している縁もあり、武蔵小杉で2018年に創業された会社です。

休日や夜間に最短30分で医師が往診するサービスや、24時間・365日対応できるオンライン相談・診療サービスなどを提供しています。

「かわさき起業家オーディション」で各賞を受賞するなど川崎市との縁も深く、また2022年6月18日より川崎フロンターレとオフィシャルパートナー契約も締結しました。

同社はさらなる地域貢献を進めていきたいとの思いもあり、川崎フロンターレのマッチングにより、川崎市消防局を含めた3者で「救急車の適正利用」に関する取り組みを進めていくこととなり、8月31日に記者会見が行われました。

その第1弾として発表されたのが、川崎フロンターレの選手が登場する啓発ポスターです。

■救急車適正利用の啓発ポスター
救急車適正利用啓発ポスター
※提供 川崎フロンターレ

コールドクターは、夜間休日の診療を取り巻く「受診できる医療機関が限られている」「診察まで長時間待たされてしまう」「受診を断られてしまうこともある」といった課題を解決するためにサービスを立ち上げたといいます。

「本来救急車が必要のないケース」での119番利用が増加する背景には、夜間や休日などで医療機関が利用しにくい、相談できる先がわからないといった事情もあるでしょう。

そこにコールドクターの休日夜間の往診サービスや、オンラインでの相談・診療サービスも活用したり、川崎市が設置する電話相談窓口なども活用することで、救急車の適正な利用につながるというわけです。

川崎市消防局のニーズとコールドクターのサービスがうまくマッチし、川崎フロンターレと共に上記の啓発ポスターが完成しました。

■川崎市消防局 原田俊一局長
川崎市消防局 原田俊一局長

■コールドクター 丸山浩司医師(代表取締役)
コールドクター 丸山浩司医師

■川崎フロンターレ 吉田明宏社長
川崎フロンターレ 吉田明宏社長

今回の会見では川崎市消防局の原田俊一局長、コールドクターの丸山浩司代表取締役・医師、川崎フロンターレの吉田明宏社長が登壇されました。

以下、会見の全文をお伝えいたします。



■原田消防局長
川崎市の救急要請の現状につきまして簡単にご説明させていただきます。川崎市消防局では現在市内に29台の救急車を配置して、24時間体制で市内の救急事故に対応しております。令和3年中の市内での出動につきましては、6万9,883件出動しております。これは約7分30秒に1回、市内のどこかで救急車が出動している計算になります。

また本市の救急車により医療機関に搬送された方はのべ5万7,840人でありますが、そのうち約半数の方は入院の必要のない軽症の患者さんでした。

現在川崎市では急な病気やけがをした場合、これから受信できる、川崎市の歯医者さんを除く医療機関を24時間365日電話案内する救急医療情報センターのほか、夜間、子どもの症状に対して受信したほうが良いのか、保護者の方が迷ったときにアドバイスを提供する「#8000番」、こういったサービスがありますので、ご活用いただきたいと思います。


■コールドクター 丸山医師(代表取締役)
今回の取り組みに触れる前に、簡単にコールドクターについてご説明させていただきます。コールドクターは川崎市の武蔵小杉で創業した会社であり、主として最短30分で自宅に医師を呼ぶことができる、夜間休日の往診サービスを提供しております。
往診サービスに加え、24時間365日対応可能な医療相談・オンライン診療も提供しております。

休日夜間に体調不良やけがに見舞われ、空いている病院がない、病院に行きたくても動くことができない、そもそもどこに相談したらいいかわからない、そのような不安な思いをされた方は少なくありません。そんな中で、自宅に居ながら、スマホで医療相談や診察を受けることが可能になっています。

またコールドクターでは往診事業のほかにも、ワクチン接種に関する事業も行っております。川崎市様でも、大規模接種会場において医歯約20名、看護師約50名を毎日手配し、1日2,000人以上の市民の皆様にワクチン接種を行い、川崎市様と共にコロナウイルス感染拡大防止につとめてまいりました。また川崎市様とはご縁がありまして、昨年2021年にはかわさき起業家オーディションに応募させていただき、かわさき起業家優秀賞をはじめ計7賞を受賞させていただきました。川崎発の事業として全国展開を進めてまいります。今後も市民の皆様が安心した日々を過ごせるようなサービスを提供できるよう精進してまいります。


■川崎フロンターレ 吉田社長
6月より弊社のオフィシャルパートナーとしてご支援いただいている、コールドクター様から、川崎市への恩返しをしたいとの相談をいただきました。先ほど丸山医師からご説明があったように、武蔵小杉、川崎で創業したというところで、川崎市に感謝の思いを強く抱いていらっしゃいました。
そこで、川崎市消防局様にご相談したところ、救急車適正利用にお困りであると伺いました。であれば、夜間休日の往診サービスを提供しているコールドクター様と救急車の適正利用を世の中にPRしたい消防局の思いとニーズがマッチしました。

これによって、両社の特長を最大限に活かすことにつながり、本当に必要な方へ救急車を届けることができるようになると考えました。今回のポスターは、従来からある救急車適正活用のポスターと違い、フロンターレを活用いただきよりポジティブなイメージで啓もうできるデザインになっています。

また単に救急車の適正利用を促すだけではなく、救急車が必要ない場合でも、違った形での医療サービスがあるということも川崎市民に広く周知する狙いもございます。

もちろん皆様もお気づきの通り、右下の小林選手が「11番」、ダミアン選手が「9番」、この背番号を足すと「119番」という、こういったメッセージもこめております。
他にも川崎フロンターレにとって中村憲剛の14番を受け継いだ脇坂選手が医師役でポスターに出ております。彼の背番号は14、つまりいちよん、「いし」、というシャレも入れて、フロンターレのユーモアも入れて、前向きに市民の皆様に啓もう活動ができると考えております。

他にも10月12日水曜日に京都サンガFC戦において、コールドクターエキサイトマッチを開催いたします。もちろん、当日も救急車適正利用の啓もう活動を行う予定となっており、来場者へ救急車適正利用を促すチラシの配布や、大型ビジョンで動画の放映などを行う予定でございます。詳細は後日、川崎フロンターレのホームページでお知らせをご覧いただければと思います。




吉田社長によると、前掲の啓発ポスターに登場する選手の背番号が「11+9=119」、「14(医師)」になっているということで、川崎フロンターレらしいスタイルですね。

またここで、啓発ポスターに登場する川崎フロンターレの小林悠選手のメッセージ動画が紹介されました。

川崎フロンターレより提供いただいていますので、下記Youtube動画をご視聴ください。

■小林悠選手 メッセージ動画

※提供 川崎フロンターレ

■小林悠選手
皆さん、こんにちは。川崎フロンターレの小林悠です。今回救急車適正利用のポスターに起用していただき、ありがとうございます。コールドクターのようなサービスがあることを初めて知りました。私自身、遠征で家をあけることが多く、3人の子供をもつ親として、自宅にドクターが来てくれるのは本当に助かります。もちろん本当に困っていることがあれば、救急車も呼んでください。この活動を通じて、救急車を必要としているかたへ救急車が届き、ひとりでも多くの命が助かることを願っております。



最後に、各代表者からメッセージが発信されました。
こちらも全文をお届けいたします。

■原田消防局長
このたびは川崎フロンターレ様とコールドクター様にご協力いただき、このようなポスターを作成できましたことを感謝申し上げます。今回のポスターは救急車の適正利用をテーマとして作成したものになりますけれども、おそらくここにいらっしゃる皆様方の中にも、救急車の適正利用とは何?とお思いになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

救急車の適正利用とは、適時適切な救急車の利用のことで、たとえば意識がない、突然の激しい頭痛、冷や汗を伴う胸の痛みなど、これはいつもと違うと、危険を感じたときに躊躇せず119番をして救急車を呼んでくださいということで、決して救急車を呼ばないでくださいということではございません。

多くの方にこの適正利用についてご理解いただくことで、まさにいま救急車を必要としている方が救急車を使えるようにしようということでございます。本当に救急車を必要としてる方にいち早く救急車を届けたい。これが私たちの共通の願いでございます。

私たち消防職員も日々全力で職務を遂行しておりますけれども、そこに市民の皆様のご理解とご協力が加わることで、誰もが安心して暮らせる、「最幸(さいこう)のまち・かわさき」へまた一歩近づいていけると確信しております。本日はまことにありがとうございました。


■コールドクター 丸山医師
このたびは川崎フロンターレ様と川崎市消防局様とこのような取組ができたことを大変うれしく思います。今回のテーマである救急車の適正利用についてですが、実際には急なケガや体調不良時には適切な判断をするというのは難しいものだと思われます。ただ、救急車を呼ぶという選択肢以外にも、そもそも受信すべきか相談できる、そういった事業や窓口があること、また往診という選択肢があることを今回知っていただければと思っております。実際に軽症から中等症だと見込まれる方に関しては、医療相談から往診、本当に中等症から重症が予想される方には救急車を使用する、そういったかたちで本当に必要な方に、最速で救急車が届けられる体制をつくっていくことが重要だと考えています。そういった社会インフラを今後一緒につくっていければと思います。本日はありがとうございました。

■川崎フロンターレ 吉田社長
あらためまして、今回はコールドクター様、川崎市消防局様にご協力いただき、本当にありがとうございます。御礼申し上げます。

一人でも多くの命を助けることにつながる活動へ、川崎フロンターレとして参加させていただくということに、たいへん嬉しく、また光栄に思っております。

今回のように両者のニーズをひきあわせることでより良い世の中になるように、これからもさまざまな取組を行っていければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。




質疑応答ののち、記者会見は終了しました。

2022年8月7日には、川崎フロンターレがパートナー企業と共に「かわさきこども食堂ネットワーク」を支援する記者会見が行われていましたが、今回も川崎フロンターレがうまくネットワークをつないで、課題解決への道筋をつくっていく取り組みになっていたかと思います。

現在はコロナ禍もあり、そもそもが医療機関の利用全体が増えてしまっている状況とのことですが、今後救急車の適正利用が進んでいくことを期待したいと思います。

コールドクターのサービス詳細につきましては、下記の関連リンクより公式ウェブサイトをご参照ください。

【関連リンク】
みてねコールドクター ウェブサイト
かわさき起業家オーディション 受賞者紹介ページ
川崎フロンターレウェブサイト 川崎フロンターレSDGs
2022/4/3エントリ 川崎フロンターレが抗菌・防カビ等技術企業「染めQテクノロジィ」とSDGs協業に調印、6/18「かわさきSDGsランド」出展など活動推進
2022/8/9エントリ 川崎市・川崎フロンターレがSDGs協定締結し会見、地域社会のインフラ目指し「かわさきこども食堂ネットワーク」をパートナーと支援

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