JR横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの暫定看板・フェンスの正式版が完成、混雑緩和案内も整備し供用4か月経て「完全体」に
2022年12月18日に、JR武蔵小杉駅の「新下りホーム」が供用開始になってから4か月以上が経過しました。
供用開始時はまだ未完成な部分が残されていましたが、その後暫定だった看板が正式版に差し替えられ、旧ホームからの転落を防止する暫定のロープが鉄製のフェンスになり、さらに階段の混雑を緩和するための案内が各所に設置されるなど、ようやく「完全体」になりましたので、ご紹介します。
■暫定の駅看板(横断幕で代用)
まずこちらは、新下りホーム開業時点での駅看板です。
横断幕を張ったかたちで、あきらかに暫定的なものでした。
■2023年2月に看板設置工事が着手
■正式な看板が完成
その後看板の部分に足場が組まれて工事が始まり、ご覧の通り正式な看板が完成しました。
■既存ホームに設置されていた暫定ロープ
新下りホームの供用開始により、上り専用となった既存ホームの下り線路側には転落防止のロープが設置されました。
ただ、これは簡単に超えることもできますし、暫定的なものでした。
■金属製フェンスの設置工事
そして直近4月に進められていたのが、金属製フェンスの設置工事です。
この工事に伴って、既存ホームの下り線側の端の部分も撤去されましたので、ホームの面積自体は少し減少した形になります。
このフェンスの設置により、誤っての転落事故は基本的になくなるでしょう。
■新下りホームの帰宅ラッシュ時の行列
新下りホームは、既存ホームよりもかなり横浜方面にずらして設置されました。
そのため、新下りホームの横浜寄りには階段がなく、一番横浜寄りにある階段に帰宅ラッシュの乗客が集中して行列が発生するのが供用開始直後からの課題となっていました。
東京側の階段はすいているのですが、利用者の多い新南口が横浜寄りにあるため、多くの方が横浜寄りの階段に集中するというわけです。
■東京寄りの階段利用を促す掲示
そのようなわけで、新下りホームの横浜寄りには、東京寄りの階段利用を促す案内がこれでもかというほどに掲示されました。
これも開業当時はなかったものです。
■ホームが狭くなっている部分の掲示
また階段によりホームが狭くなっている部分には、立ち止まらないようにかなり目立つ案内が掲示されました。
ここまでのビジュアルは、他ではあまり見たことがありません。
■10両・11両編成車両の停車位置の案内
そして横須賀線・湘南新宿ラインの特徴として、15両編成のほかに11両・10両と短い編成も運行されていることがあります。
15両だと思っていると短い編成が入線し、あわてて停車位置まで走ったことがある方も多いのではないでしょうか。
この停車位置の案内も、かなり目立つかたちで掲示されていました。
■ようやく完成形になった新下りホーム
これで新下りホームはいったん完成形になりました。
可能であれば供用開始までに工事を終えたほうがやりかすかったと思いますが、工期もそれだけの余裕がなかったのでしょうね。
今後はまだ2023年度内の新改札口の設置もありますし、JR武蔵小杉駅の工事はまだまだ続いていきます。
【関連リンク】
・JR東日本プレスリリース 横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの供用を開始します(PDF)
・川崎市 2022年6月1日 まちづくり委員会資料(PDF)
(JR武蔵小杉駅関連エントリ)
・2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
・2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
・2019/7/24エントリ 川崎市がJR武蔵小杉駅南武線ホームに2022年3月ホームドア設置を発表、川崎・武蔵溝ノ口・登戸の各駅にも整備へ
・2019/7/25エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅横須賀線ホームの安全対策を発表、2019年11月「転落防止注意喚起センサー」2020年3月「スレッドライン」を設置へ
・2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
・2021/4/6エントリ JR東日本が2021年度ホームドア整備計画(21駅)を発表、南武線第1号として武蔵小杉駅に整備へ ・2021/7/7エントリ JR横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホーム増設工事進む、横浜駅寄りに大きく位置をずらしてホーム躯体と屋根がお目見え
・2022/1/18エントリ JR武蔵小杉駅の南武線ホームドア供用開始が2022年3月13日(日)に決定、2月1日・2日に本体設置工事を実施
・2022/2/2エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームにホームドア本体が設置完了、3月13日(日)供用開始に向け調整中
・2022/2/11エントリ JR武蔵小杉駅北口・南武線駅舎の外壁改修工事が完了しリフレッシュ、駅看板も新調
・2022/3/14エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームドアが供用開始、南武線では導入第1号に
・2022/6/6エントリ 横須賀線武蔵小杉駅新規改札口の川崎市・JR東日本施行協定資料が公表、上丸子跨線橋からのルート新設し2023年度供用開始を計画
・2022/9/16エントリ JR東日本が横須賀線武蔵小杉駅「新下りホーム」の2022年12月18日(日)供用開始を発表、改札口新設は2023年度内に
・2022/12/4エントリ JR武蔵小杉駅「横須賀線新下りホーム」12/18供用開始を控え、本日12/4より改札位置が変更(原状復帰)に ・2022/12/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅「新下りホーム」が本日供用開始、コンコース拡張し階段3か所・エスカレーター・エレベーター1基ずつが稼働
供用開始時はまだ未完成な部分が残されていましたが、その後暫定だった看板が正式版に差し替えられ、旧ホームからの転落を防止する暫定のロープが鉄製のフェンスになり、さらに階段の混雑を緩和するための案内が各所に設置されるなど、ようやく「完全体」になりましたので、ご紹介します。
■暫定の駅看板(横断幕で代用)
まずこちらは、新下りホーム開業時点での駅看板です。
横断幕を張ったかたちで、あきらかに暫定的なものでした。
■2023年2月に看板設置工事が着手
■正式な看板が完成
その後看板の部分に足場が組まれて工事が始まり、ご覧の通り正式な看板が完成しました。
■既存ホームに設置されていた暫定ロープ
新下りホームの供用開始により、上り専用となった既存ホームの下り線路側には転落防止のロープが設置されました。
ただ、これは簡単に超えることもできますし、暫定的なものでした。
■金属製フェンスの設置工事
そして直近4月に進められていたのが、金属製フェンスの設置工事です。
この工事に伴って、既存ホームの下り線側の端の部分も撤去されましたので、ホームの面積自体は少し減少した形になります。
このフェンスの設置により、誤っての転落事故は基本的になくなるでしょう。
■新下りホームの帰宅ラッシュ時の行列
新下りホームは、既存ホームよりもかなり横浜方面にずらして設置されました。
そのため、新下りホームの横浜寄りには階段がなく、一番横浜寄りにある階段に帰宅ラッシュの乗客が集中して行列が発生するのが供用開始直後からの課題となっていました。
東京側の階段はすいているのですが、利用者の多い新南口が横浜寄りにあるため、多くの方が横浜寄りの階段に集中するというわけです。
■東京寄りの階段利用を促す掲示
そのようなわけで、新下りホームの横浜寄りには、東京寄りの階段利用を促す案内がこれでもかというほどに掲示されました。
これも開業当時はなかったものです。
■ホームが狭くなっている部分の掲示
また階段によりホームが狭くなっている部分には、立ち止まらないようにかなり目立つ案内が掲示されました。
ここまでのビジュアルは、他ではあまり見たことがありません。
■10両・11両編成車両の停車位置の案内
そして横須賀線・湘南新宿ラインの特徴として、15両編成のほかに11両・10両と短い編成も運行されていることがあります。
15両だと思っていると短い編成が入線し、あわてて停車位置まで走ったことがある方も多いのではないでしょうか。
この停車位置の案内も、かなり目立つかたちで掲示されていました。
■ようやく完成形になった新下りホーム
これで新下りホームはいったん完成形になりました。
可能であれば供用開始までに工事を終えたほうがやりかすかったと思いますが、工期もそれだけの余裕がなかったのでしょうね。
今後はまだ2023年度内の新改札口の設置もありますし、JR武蔵小杉駅の工事はまだまだ続いていきます。
【関連リンク】
・JR東日本プレスリリース 横須賀線武蔵小杉駅新下りホームの供用を開始します(PDF)
・川崎市 2022年6月1日 まちづくり委員会資料(PDF)
(JR武蔵小杉駅関連エントリ)
・2018/7/17エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅の混雑緩和対策でホーム増設2面2線化・北側改札口新設を発表、ホーム供用開始は2023年度を予定
・2018/9/7エントリ JR東日本が横須賀線・総武快速線に山手線導入の新型車両「E235系」を2020年度から投入、普通車オールロングシートにグリーン車では無料Wi-Fiも提供
・2019/7/24エントリ 川崎市がJR武蔵小杉駅南武線ホームに2022年3月ホームドア設置を発表、川崎・武蔵溝ノ口・登戸の各駅にも整備へ
・2019/7/25エントリ JR東日本が武蔵小杉新駅横須賀線ホームの安全対策を発表、2019年11月「転落防止注意喚起センサー」2020年3月「スレッドライン」を設置へ
・2019/11/30エントリ 本日開業「相鉄・JR直通線」で武蔵小杉から相鉄線方面が直通に、武蔵小杉東急スクエア「崎陽軒」で記念弁当も発売
・2021/4/6エントリ JR東日本が2021年度ホームドア整備計画(21駅)を発表、南武線第1号として武蔵小杉駅に整備へ ・2021/7/7エントリ JR横須賀線武蔵小杉駅の下り専用ホーム増設工事進む、横浜駅寄りに大きく位置をずらしてホーム躯体と屋根がお目見え
・2022/1/18エントリ JR武蔵小杉駅の南武線ホームドア供用開始が2022年3月13日(日)に決定、2月1日・2日に本体設置工事を実施
・2022/2/2エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームにホームドア本体が設置完了、3月13日(日)供用開始に向け調整中
・2022/2/11エントリ JR武蔵小杉駅北口・南武線駅舎の外壁改修工事が完了しリフレッシュ、駅看板も新調
・2022/3/14エントリ JR武蔵小杉駅南武線ホームドアが供用開始、南武線では導入第1号に
・2022/6/6エントリ 横須賀線武蔵小杉駅新規改札口の川崎市・JR東日本施行協定資料が公表、上丸子跨線橋からのルート新設し2023年度供用開始を計画
・2022/9/16エントリ JR東日本が横須賀線武蔵小杉駅「新下りホーム」の2022年12月18日(日)供用開始を発表、改札口新設は2023年度内に
・2022/12/4エントリ JR武蔵小杉駅「横須賀線新下りホーム」12/18供用開始を控え、本日12/4より改札位置が変更(原状復帰)に ・2022/12/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅「新下りホーム」が本日供用開始、コンコース拡張し階段3か所・エスカレーター・エレベーター1基ずつが稼働