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2024年
10月28日

JR南武線向河原駅の「スマートホームドア」が供用開始、新型「スリットフレームホームドア」も登戸駅などで登場へ

JR東日本では、南武線各駅にホームドアの設置を進めています。

すでに武蔵小杉駅、武蔵中原駅で設置されたものをご紹介しておりましたが、2024年10月23日より、向河原駅のホームドアが新たに供用開始となりました。

■南武線向河原駅
南武線向河原駅

南武線向河原駅

■ホームドアの案内表示
ホームドアの案内表示

向河原駅は、相対式ホーム2面2線を有する南武線の駅です。
武蔵小杉駅と平間駅の間にあり、住所では中原区下沼部となります。

コロナ禍以降の1日平均乗車人員は1万人を割り込んでいましたが、目の前にNEC玉川事業場があり、今後もNECのオフィスビルが建設されるなど一定の利用者が見込める駅といえるでしょう。

そのホームに、ご覧の通りホームドアが設置されました。

■稼働中の「スマートホームドア」
稼働中のホームドア

稼働中のホームドア

このホームドアは、JR東日本において「スマートホームドア」と呼ばれるものです。

「スマートホームドア」は、従来型のホームドアよりも軽量で、工期短縮を実現しています。
2019年から同社の駅で利用され、2023年6月30日に武蔵中原駅1・4番線ホームで供用開始されたバージョンからは、防護性を高めた新バージョンが採用されました。

向河原駅に設置されたのは、武蔵中原駅と同じ新バージョンです。

■ホームドア設置当日のJR武蔵小杉駅南武線ホーム
ホームドアが供用開始になったJR武蔵小杉駅南武線ホーム

こちらは、2022年3月13日に供用開始されたJR武蔵小杉駅の従来型ホームドアです。
スマートホームドアよりも重厚な外観ですね。

スマートホームドアは、これよりも空洞部分が多くなっています。

それぞれバージョンは異なりますが、武蔵小杉駅、武蔵中原駅、向河原駅と南武線の武蔵小杉周辺各駅にホームドアの設置が進んできました。

■登戸駅などに導入される「スリットフレームホームドア」
スリットフレームホームドア

スリットフレームホームドア
※JR東日本提供

そして今後は、登戸駅などでさらに新型の「スリットフレームホームドア」というタイプが導入されるということです。

これは従来型のホームドアと同様の形状により安全性を維持しつつ、扉や戸袋をスリット化して風が抜ける構造とすることで、風圧影響を従来型から約40%軽減し、ホームの補強工事など設置工事の簡素化が見込めます。

また据付構造や制御システムについては従来型のホームドアと互換性があり、従来型と組み合わせて使用することや、工事設計・施工の効率化をはかっています。

■ホームドアの比較
ホームドアの比較
※JR東日本提供

■2024年度のホームドア設置計画(当初発表)
2024年度のホームドア設置計画
■2024年度のホームドア設置計画(2024年8月追加発表)

2024年度のホームドア設置計画
※JR東日本提供

JR東日本のホームドア(従来型/スリットフレームホームドア/スマートホームドア)の違いや、2024年度の設置計画につきましては、上記をご参照ください。

【関連リンク】
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