等々力緑地再編整備「オープンハウス型説明会」開催で球技専用スタジアムや新アリーナ計画説明、川崎市が都市計画案を4/25まで縦覧
川崎市は、等々力緑地の再編整備事業を推進しています。
そのために同市は東急、富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント、大成建設、フジタ、東急建設の共同出資による「川崎とどろきパーク株式会社」と「等々力緑地再編整備・運営等事業」の事業契約を2023年3月に締結し、事業に着手しました。
2025年4月11日、12日の2日間にわたって、同事業の内容について説明を行う「オープンハウス型説明会」がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催されました。
また等々力緑地再編整備を行うための都市計画案の縦覧が4月11日(金)から令和7年4月25日(金)まで行われていますので、お知らせいたします。
■等々力緑地再編整備のオープンハウス型説明会開催、都市計画案縦覧スタート
■等々力緑地再編整備・運営等事業のオープンハウス型説明会
行政が開催する「説明会」というと、会議室で1~2時間程度の決まった時間にスライドなどで説明を行うイメージが強いかと思います。
「オープンハウス型説明会」とは、開催時間のうち好きな時間に来場し、パネル等による展示に加えて担当職員が来場者の質問に答える形式のものでした。
■等々力緑地再編整備のマスタープラン
等々力緑地再編整備に関しては、これまでに川崎市から概要が公表されています。
公園内には民間企業による「自由提案施設」として店舗が計画されていますが、これは一部計画の見直し(店舗数の一部縮小)が検討されているとのことでした。
オープンハウス型説明会で掲示されていた資料ではマルシェ、カフェ、ペット関連施設、アウトドア関連、屋内遊戯施設、日帰り温浴施設、スポーツショップ、レストランが掲載されていました。
資料にも記載の通り、計画検討中・リーシング中のため今後変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。
■新とどろきアリーナ・スポーツセンター

新とどろきアリーナ・スポーツセンターには、一旦廃止されたプールが復活します。
「スイッチアリーナ」をコンセプトとして、移動観覧席によるフレキシブルなレイアウトを可能とし、市民スポーツやプロスポーツ、音楽イベントなど様々な用途に対応するものとしています。
またとどろきアリーナとスポーツセンター、プールを一体的に計画することで、利用者が目的に応じて多様な使い方を楽しめるアリーナを目指すということです。
■球技専用スタジアム(現在のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)


そして現在のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuは、35,000人収容の球技専用スタジアムとして再整備されます。
現在のメインスタンドと改修部分の接続部分では芝生広場や園路と連携した、開かれたゲートを整備し、公園と繋がるデッキや屋上庭園、日常でも利用できる施設を設けることとしています。
■各フロアの平面図

■1階は既存メインスタンドと新築スタンドの接続部をアクセスゲートに

■2階にはトイレを集中的に設置

■3階は売店等を設置

■4階はラウンジやBOXシートなど付加価値の高いサービスを提供するエリア

■5階にもトイレを集中的に配置

■6階は上層スタンドフロア

新球技専用スタジアムは6層構造で、従来よりも店舗やトイレ、コンコースなどが拡充されます。
■新陸上競技場

Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuを球技専用スタジアムとするため、観客席付きの陸上競技場を別途整備します。
観客席は南寄りにしっかりとした屋根付きですので、夏でもまぶしくなさそうですね。
■植栽方針


そしてこちらは植栽方針です。
「新たな緑地」「保全緑地」「緩衝緑地」「見どころスポット」「既存樹木(単木)」に区分されていました。
大規模な設備更新や新設が行われますので、植栽の再編も行われることになります。
■概略スケジュール

等々力緑地再編整備は、約5年ほどかかる予定になっています。
2025年度は10月から旧市民ミュージアム解体や新たな陸上競技場の整備、サッカー場の整備などが着手される計画で、工事中で使用できない区域なども生じると思われます。
そして川崎市では、「川崎都市計画公園の変更(5・6・301号等々力緑地公園の追加)ほか関連案件について」として、等々力緑地再編整備に伴う都市計画案を縦覧しています。
資料は中原区役所や中原図書館のほか、川崎市のウェブサイトでも閲覧できますので、関連リンクよりご参照ください。
川崎市民及び利害関係人の方が都市計画案に対して、縦覧期間中に意見書を提出することができます。
【関連リンク】
・川崎市 都市計画 川崎都市計画公園の変更(5・6・301号等々力緑地公園の追加)ほか関連案件について
・2019/12/19エントリ 東急が等々力陸上競技場全面改築など緑地再編整備を川崎市にPFI事業提案、市が取組方針案を公表し意見募集
・2020/3/17エントリ 等々力緑地の硬式野球場の建設進む、仮囲いに工事進捗の空撮写真が時系列で掲示
・2020/4/19エントリ 等々力補助競技場の再整備が完成、フィールドが人工芝化され陸上トラックが鮮やかな青色に
・2020/10/19エントリ 県内最大規模・最新設備の硬式野球場「等々力球場」が等々力緑地で供用開始、報道機関向け内覧会・完成記念式典開催レポート
・2021/5/27エントリ 川崎市が等々力緑地再編整備改定骨子案を発表:等々力陸上競技場は球専用スタジアム化、6/1より市民意見を募集
・2021/11/26エントリ 等々力緑地再編整備実施計画改定案が公表、とどろきアリーナ再整備で屋内プール設置、等々力陸上競技場等施設の2029年度整備完了目指す
・2022/11/8エントリ 等々力緑地再編整備・運営事業を東急・富士通・川崎フロンターレなどのコンソーシアムが576億円で落札、新スタジアムなどのイメージパースを公表
・2023/4/21エントリ 等々力緑地再編整備の環境影響配慮計画書が公表・意見募集開始、風水害記録や動植物生態など環境情報が満載
・2024/1/23エントリ 等々力陸上競技場が2024年2月1日よりネーミングライツ導入、愛称が「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」に決定
そのために同市は東急、富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント、大成建設、フジタ、東急建設の共同出資による「川崎とどろきパーク株式会社」と「等々力緑地再編整備・運営等事業」の事業契約を2023年3月に締結し、事業に着手しました。
2025年4月11日、12日の2日間にわたって、同事業の内容について説明を行う「オープンハウス型説明会」がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催されました。
また等々力緑地再編整備を行うための都市計画案の縦覧が4月11日(金)から令和7年4月25日(金)まで行われていますので、お知らせいたします。
■等々力緑地再編整備のオープンハウス型説明会開催、都市計画案縦覧スタート

■等々力緑地再編整備・運営等事業のオープンハウス型説明会



行政が開催する「説明会」というと、会議室で1~2時間程度の決まった時間にスライドなどで説明を行うイメージが強いかと思います。
「オープンハウス型説明会」とは、開催時間のうち好きな時間に来場し、パネル等による展示に加えて担当職員が来場者の質問に答える形式のものでした。
今回は4月11日(金)の15:00~20:00、4月12日(土)10:00~15:00と、平日・休日のそれぞれ都合の良い時間に参加できるように日程が組まれていました。



等々力緑地再編整備に関しては、これまでに川崎市から概要が公表されています。
公園内には民間企業による「自由提案施設」として店舗が計画されていますが、これは一部計画の見直し(店舗数の一部縮小)が検討されているとのことでした。
オープンハウス型説明会で掲示されていた資料ではマルシェ、カフェ、ペット関連施設、アウトドア関連、屋内遊戯施設、日帰り温浴施設、スポーツショップ、レストランが掲載されていました。
資料にも記載の通り、計画検討中・リーシング中のため今後変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。
■新とどろきアリーナ・スポーツセンター





新とどろきアリーナ・スポーツセンターには、一旦廃止されたプールが復活します。
「スイッチアリーナ」をコンセプトとして、移動観覧席によるフレキシブルなレイアウトを可能とし、市民スポーツやプロスポーツ、音楽イベントなど様々な用途に対応するものとしています。
またとどろきアリーナとスポーツセンター、プールを一体的に計画することで、利用者が目的に応じて多様な使い方を楽しめるアリーナを目指すということです。
■球技専用スタジアム(現在のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)


そして現在のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuは、35,000人収容の球技専用スタジアムとして再整備されます。
現在のメインスタンドと改修部分の接続部分では芝生広場や園路と連携した、開かれたゲートを整備し、公園と繋がるデッキや屋上庭園、日常でも利用できる施設を設けることとしています。
■各フロアの平面図

■1階は既存メインスタンドと新築スタンドの接続部をアクセスゲートに

■2階にはトイレを集中的に設置

■3階は売店等を設置

■4階はラウンジやBOXシートなど付加価値の高いサービスを提供するエリア

■5階にもトイレを集中的に配置

■6階は上層スタンドフロア

新球技専用スタジアムは6層構造で、従来よりも店舗やトイレ、コンコースなどが拡充されます。
■新陸上競技場

Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuを球技専用スタジアムとするため、観客席付きの陸上競技場を別途整備します。
観客席は南寄りにしっかりとした屋根付きですので、夏でもまぶしくなさそうですね。
■植栽方針


そしてこちらは植栽方針です。
「新たな緑地」「保全緑地」「緩衝緑地」「見どころスポット」「既存樹木(単木)」に区分されていました。
大規模な設備更新や新設が行われますので、植栽の再編も行われることになります。
■概略スケジュール

等々力緑地再編整備は、約5年ほどかかる予定になっています。
2025年度は10月から旧市民ミュージアム解体や新たな陸上競技場の整備、サッカー場の整備などが着手される計画で、工事中で使用できない区域なども生じると思われます。
そして川崎市では、「川崎都市計画公園の変更(5・6・301号等々力緑地公園の追加)ほか関連案件について」として、等々力緑地再編整備に伴う都市計画案を縦覧しています。
資料は中原区役所や中原図書館のほか、川崎市のウェブサイトでも閲覧できますので、関連リンクよりご参照ください。
川崎市民及び利害関係人の方が都市計画案に対して、縦覧期間中に意見書を提出することができます。
【関連リンク】
・川崎市 都市計画 川崎都市計画公園の変更(5・6・301号等々力緑地公園の追加)ほか関連案件について
・2019/12/19エントリ 東急が等々力陸上競技場全面改築など緑地再編整備を川崎市にPFI事業提案、市が取組方針案を公表し意見募集
・2020/3/17エントリ 等々力緑地の硬式野球場の建設進む、仮囲いに工事進捗の空撮写真が時系列で掲示
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・2022/11/8エントリ 等々力緑地再編整備・運営事業を東急・富士通・川崎フロンターレなどのコンソーシアムが576億円で落札、新スタジアムなどのイメージパースを公表
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