中原区上小田中「神明神社」の川崎市指定文化財をQRコードで解説、7/25(土)26(日)に納涼盆踊り大会も
中原区上小田中の「神明神社」には、多くの川崎市指定文化財があります。
これらの文化財を解説するコンテンツにアクセスできるQRコードが設置されていましたので、改めてご紹介したいと思います。
また神明神社では今週末、7/25(土)26(日)の両日に「納涼盆踊り大会」が開催されます。
■中原区上小田中「神明神社」の川崎市指定文化財をQRコードで解説、7/25(土)26(日)に盆踊り大会も
■上小田中6丁目の「神明神社」
中原区上小田中6丁目のあたりは、かつて「神地(ごうじ)」と呼ばれ、現在も公園や橋などに一部名前が残っています。
「神明神社」も、現地では「神地神明神社」と案内されていました。
この掲示は2026年3月に更新されたもので、左下には英語版にアクセスできるQRコードが表示してありました。
神地神明神社は、江戸時代の元禄から宝永年間に上小田中中村神地の鎮守として祀られたのが始まりとされています。
■川崎市指定有形文化財の社号碑とQRコード
そして鳥居の前には大きく「神明神社」と彫られた社号碑がありまして、こちらにもQRコードが設置されていました。
これは和文・英文の解説にアクセスできるようになっています。
今回はこの解説に基づいて、神明神社の文化財をご紹介していきましょう。
社号碑は昭和15年(1940年)に建立されたもので、川崎市指定有形文化財です。
表側には達筆な字で「神明神社」と刻まれています。
揮毫(きごう)したのは、明治から昭和にかけて神道界で尽力し、伏見稲荷大社や厳島神社などの宮司を歴任した高山昇氏です。
高山氏は國學院大學での奨学金制度創設など、教育や後進の育成にも貢献されました。
■川崎市指定有形文化財の鳥居
神社の玄関口である鳥居(市指定有形文化財)は、直線的で簡素な「神明鳥居」の形式をとっています。
大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したものの修復され、さらに昭和15年(1940年)の紀元2600年を記念して建て替えられました。
当時の工事を担当した齋藤岩吉氏により、柱の中に鉄筋を6本通すなど堅牢な耐震構造が施されており、当時の職人の知恵と技術がうかがえます。
■狛犬と社殿
■右の狛犬は玉を抱え
■左の狛犬は子を連れる
拝殿前で参拝者を迎えるのは、昭和40年(1965年)に製作された狛犬一対(市指定有形民俗文化財)です。
向かって右側は玉を持ち財宝を表し、左側はで子連れで子孫繁栄を願う意味が込められています。
従来は口を閉じた「吽形(うんぎょう)」と口を開けた「阿形(あぎょう)」が対になるのが一般的でしたが、神明神社同様、差異が無くいずれも獅子像の形成が多くなってきたといいます。
時代の変遷とともに造形は変化しつつも、祖先の神社に対する尊崇の思いを今に伝えています。
■拝殿
拝殿・本殿が佇む社殿も、市指定有形文化財です。
現在の拝殿は明治10年(1877年)に造営されたもので、昭和32年(1957年)の銅板葺屋根への改修、昭和52年(1977年)の社殿改修を経て、現在も地域を静かに見守り続けています。
■「神地祭囃子」が演奏される神楽殿
神明神社で伝統芸能として受け継がれているのが、明治初期から約160年の歴史を有する「神地祭囃子」(市指定無形民俗文化財)です。
昭和35年(1960年)頃に一度途絶えてしまいましたが、平成3年(1991年)、神楽殿の落成に伴い32年ぶりに「神地囃子保存会」が復活しました。
現在は若い会員も加わり、秋の奉納演奏や元旦祭、各地の神酒所での演奏などを通じて次世代へ継承されているそうです。
■「天照皇大神」の碑
境内には昭和16年(1941年)に建立された「天照皇大神碑(伊勢神宮参拝記念)」(市指定有形文化財)もあります。
正面には「天照皇大神」、裏面には伊勢参宮の記念や当時の情勢を示す言葉が刻まれています。
石碑には当時の地元講組織の世話人たちの名前も残されており、戦前の神地地域における信仰や地域コミュニティの結びつきを知る上で貴重な資料です。
■「八百八橋」
■庭園風に整備

そして境内の片隅に佇むのが「伝・八百八橋の橋板」(市指定有形文化財)です。
江戸時代後期、上丸子村の野村文左衛門が、村々の木橋が洪水のたびに流失するのを憂い、私財を投じて中原街道沿いに多数(808基)の石橋を架けたと伝えられています。
その遺構と思われる石橋が神社東塀の外側に長年並べられていましたが、市地域文化財指定を機に令和2年(2020年)11月、境内に移設整備されました。
小川に見立てた小石の上に架けられています。
■神明会館
神明会館は文化財ではありませんが、2024年に一度ご紹介をしておりました。
一定の料金で、会議室や和室を利用することができます。
■7/25(土)26日(日)には盆踊り大会も
なお、前述の通り7月25日(土)・26日(日)には「納涼盆踊り大会」が開催されますので、最後にご案内しておきます。
■神明神社 納涼盆踊り大会の開催概要
■武蔵小杉ライフ公式Instagram
また今回も、境内の文化財を武蔵小杉ライフ公式YouTubeチャンネル/Instagram/TikTokでも動画公開しております。
映像ならではの境内の空気感や立体的な造形美も、あわせてお楽しみいただければと思います。
盆踊りもありますので、歴史ある境内で涼を感じながら、地域の伝統と夏の風物詩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 神明神社
・2016/3/16エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):神明神社と上小田中公園に残る、「くらやみ」の歴史
・2025/9/6エントリ カンヌ最高賞「万引き家族」ロケ地、上小田中「神明会館」に残る是枝監督やリリー・フランキーさん、安藤サクラさんら出演者のサイン
これらの文化財を解説するコンテンツにアクセスできるQRコードが設置されていましたので、改めてご紹介したいと思います。
また神明神社では今週末、7/25(土)26(日)の両日に「納涼盆踊り大会」が開催されます。
■中原区上小田中「神明神社」の川崎市指定文化財をQRコードで解説、7/25(土)26(日)に盆踊り大会も
■上小田中6丁目の「神明神社」
中原区上小田中6丁目のあたりは、かつて「神地(ごうじ)」と呼ばれ、現在も公園や橋などに一部名前が残っています。
「神明神社」も、現地では「神地神明神社」と案内されていました。
この掲示は2026年3月に更新されたもので、左下には英語版にアクセスできるQRコードが表示してありました。
神地神明神社は、江戸時代の元禄から宝永年間に上小田中中村神地の鎮守として祀られたのが始まりとされています。
■川崎市指定有形文化財の社号碑とQRコード
そして鳥居の前には大きく「神明神社」と彫られた社号碑がありまして、こちらにもQRコードが設置されていました。
これは和文・英文の解説にアクセスできるようになっています。
今回はこの解説に基づいて、神明神社の文化財をご紹介していきましょう。
社号碑は昭和15年(1940年)に建立されたもので、川崎市指定有形文化財です。
表側には達筆な字で「神明神社」と刻まれています。
揮毫(きごう)したのは、明治から昭和にかけて神道界で尽力し、伏見稲荷大社や厳島神社などの宮司を歴任した高山昇氏です。
高山氏は國學院大學での奨学金制度創設など、教育や後進の育成にも貢献されました。
■川崎市指定有形文化財の鳥居
神社の玄関口である鳥居(市指定有形文化財)は、直線的で簡素な「神明鳥居」の形式をとっています。
大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したものの修復され、さらに昭和15年(1940年)の紀元2600年を記念して建て替えられました。
当時の工事を担当した齋藤岩吉氏により、柱の中に鉄筋を6本通すなど堅牢な耐震構造が施されており、当時の職人の知恵と技術がうかがえます。
■狛犬と社殿
■右の狛犬は玉を抱え
■左の狛犬は子を連れる
拝殿前で参拝者を迎えるのは、昭和40年(1965年)に製作された狛犬一対(市指定有形民俗文化財)です。
向かって右側は玉を持ち財宝を表し、左側はで子連れで子孫繁栄を願う意味が込められています。
従来は口を閉じた「吽形(うんぎょう)」と口を開けた「阿形(あぎょう)」が対になるのが一般的でしたが、神明神社同様、差異が無くいずれも獅子像の形成が多くなってきたといいます。
時代の変遷とともに造形は変化しつつも、祖先の神社に対する尊崇の思いを今に伝えています。
■拝殿
拝殿・本殿が佇む社殿も、市指定有形文化財です。
現在の拝殿は明治10年(1877年)に造営されたもので、昭和32年(1957年)の銅板葺屋根への改修、昭和52年(1977年)の社殿改修を経て、現在も地域を静かに見守り続けています。
■「神地祭囃子」が演奏される神楽殿
神明神社で伝統芸能として受け継がれているのが、明治初期から約160年の歴史を有する「神地祭囃子」(市指定無形民俗文化財)です。
昭和35年(1960年)頃に一度途絶えてしまいましたが、平成3年(1991年)、神楽殿の落成に伴い32年ぶりに「神地囃子保存会」が復活しました。
現在は若い会員も加わり、秋の奉納演奏や元旦祭、各地の神酒所での演奏などを通じて次世代へ継承されているそうです。
■「天照皇大神」の碑
境内には昭和16年(1941年)に建立された「天照皇大神碑(伊勢神宮参拝記念)」(市指定有形文化財)もあります。
正面には「天照皇大神」、裏面には伊勢参宮の記念や当時の情勢を示す言葉が刻まれています。
石碑には当時の地元講組織の世話人たちの名前も残されており、戦前の神地地域における信仰や地域コミュニティの結びつきを知る上で貴重な資料です。
■「八百八橋」
■庭園風に整備

そして境内の片隅に佇むのが「伝・八百八橋の橋板」(市指定有形文化財)です。
江戸時代後期、上丸子村の野村文左衛門が、村々の木橋が洪水のたびに流失するのを憂い、私財を投じて中原街道沿いに多数(808基)の石橋を架けたと伝えられています。
その遺構と思われる石橋が神社東塀の外側に長年並べられていましたが、市地域文化財指定を機に令和2年(2020年)11月、境内に移設整備されました。
小川に見立てた小石の上に架けられています。
■神明会館
神明会館は文化財ではありませんが、2024年に一度ご紹介をしておりました。
一定の料金で、会議室や和室を利用することができます。
■7/25(土)26日(日)には盆踊り大会も
なお、前述の通り7月25日(土)・26日(日)には「納涼盆踊り大会」が開催されますので、最後にご案内しておきます。
■神明神社 納涼盆踊り大会の開催概要
| 開催日時 | 2026年7月25日(土)26日(日)※雨天順延 盆踊り開始~終了時間:18時~21時頃 |
| 練習日 | 7月22日・23日19時~21時(神明会館1階) |
| 片付け | 7月27日(月):テーブル・椅子・提灯・テントなど 7月28日(火):やぐら解体片付け 雨天の場合は、それぞれの作業は順延となります。 |
| 期間 | 2026年6月15日(月)12:00~2026年7月31日(金)23:59 |
| 模擬店 | 当日の模擬店予定(17時~20時) ※町会体育部・子ども育成会・少年野球部 ビール、かき氷、フランクフルト、やきとり、やきそば、わなげ、玉いれ、しゃてき |
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また今回も、境内の文化財を武蔵小杉ライフ公式YouTubeチャンネル/Instagram/TikTokでも動画公開しております。
映像ならではの境内の空気感や立体的な造形美も、あわせてお楽しみいただければと思います。
盆踊りもありますので、歴史ある境内で涼を感じながら、地域の伝統と夏の風物詩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 神明神社
・2016/3/16エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):神明神社と上小田中公園に残る、「くらやみ」の歴史
・2025/9/6エントリ カンヌ最高賞「万引き家族」ロケ地、上小田中「神明会館」に残る是枝監督やリリー・フランキーさん、安藤サクラさんら出演者のサイン