2019年9月23日(日)、武蔵小杉は台風17号の影響下にあって強い風が吹きました。
台風時代は日本海側を通過し、関東地方を直撃することはなかったために晴れ間が多い1日でしたが、終日街中の木々は強風に煽られていました。
9月9日に首都圏を通過した台風15号が残したダメージに今回の強風が加わり、今井神社においては樹木の大きな枝が根元から折れ、境内の入口を塞ぐ事態が発生しました。
■今井神社の入口
今井神社は、小杉御殿町交差点近くの二ヶ領用水沿いにあります。
鳥居は境内の南側にありますが、そこがご覧の通り倒木で一部通行不能になっていました。
■境内の枝折れ
■折れた枝
境内では、鳥居のそばの樹木の一番太い枝が折れていました。
それが参道に横たわるかたちで、通行ができなくなっています。
■枝が折れた部分
こちらが、枝が折れた部分です。
幹の一番下から分岐した太い枝だったのですが、根元からざっくりと折れてしまいました。
■造園業者さんによる伐採
本日は早朝から造園業者さんが今井神社に到着して、折れた部分の伐採・撤去作業が行われていました。
そのままの状態だと運搬ができませんので、チェーンソーで小分けにして、トラックに積まれていきました。
■9月9日・台風15号での伐採作業
2019/9/9エントリでお伝えした通り、台風15号の通過後にも南武沿線道路の倒木に対して、朝から迅速に伐採・撤去作業が行われていました。
そのままですと通行に支障が出たり、あるいは2次的な被害を生む可能性もありますので、たいへんありがたいことです。
今回の今井神社の枝折れは、直接的にはこの3連休に通過した台風17号の強風によるものですが、台風15号によるダメージの蓄積も大きかったのではないかと思います。
当然ながら、現在倒木や枝折れなどが発生していない樹木等についても、目に見えないダメージが限界点に近づいている可能性があります。
今後風の強い日など、ご注意ください。
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