武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2017年
03月06日

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場が本日リニューアルし利用料金値下げ、2階の「JTB首都圏武蔵小杉イトーヨーカドー店」が3月28日(火)閉店

【Reporter:はつしも】

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場がリニューアルし、本日2017年3月6日より課金がスタートしました。
リニューアルにあたっては利用料金が改定され、「最初の2時間無料」を維持しつつ、そののちの従量課金が値下げされました。

また同店2階の「JTB首都圏 武蔵小杉イトーヨーカドー店」が3月28日(火)をもって閉店し、「グランツリー武蔵小杉店」に統合されることがわかりました。

 ■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場(南側)
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場 

■同じく東側
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場 

■同じく西側
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場 

■駐輪場の新料金体系
駐輪場の新料金体系 

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店は、旧みずほ銀行に面した北側以外の3方向に機械式の駐輪場が設置されています。

この駐輪場の機械設備の更新が先日から行われていまして、工事期間中は無料で開放されていましたが、本日より正式に供用開始されました。

供用開始にともなって、下記の通り料金体系が変更になっています。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店駐輪場の料金体系変更
利用種別 変更前 変更後
駐輪場上段 最初の2時間無料、その後3時間毎に150円 最初の2時間無料、その後4時間毎に100円
駐輪場下段 最初の2時間無料、その後1時間毎に200円 最初の2時間無料、その後2時間毎に200円
ミニバイク 最初の2時間無料、その後1時間毎に200円 変更なし

利用料金のうち、変更になったのは自転車利用です。
上段、下段とも「最初の2時間無料」は変わりませんが、その後の課金が安くなっています。

一番利用の多い「駐輪場下段」であれば、200円課金される時間が1時間から2時間になっていますから、課金ペースが半分になったことになります。

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場は、2時間経過後の料金が周辺の駐輪場に比べて高く、うっかり自転車を置いたままにしておくとたいへんな料金になってしまうことがありました。

まだグランツリー武蔵小杉などにくらべると高めではありますが、格差が緩和されたかたちです。

■リニューアルされた精算機
リニューアルされた精算機

■リニューアルされた駐輪設備
リニューアルされた駐輪設備

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の駐輪場は、上下2段式の駐輪設備のうち、下段については2時間以内であればそのまま精算なしで出庫することができたものの、上段は時間内でもロックされ、必ず精算処理が必要でした。

これは隣の自転車を引っかけての落下防止など、事故リスクを回避するためだったのかもしれませんが、利用する上では面倒ですので、上段の利用が少ない要因のひとつだったように思います。

それが今回のリニューアルに伴って、上段でも2時間以内であれば精算処理なしで引き出せるようになりました。

上段の駐輪設備を下げたときの位置がやや高すぎて、ある程度の身長や腕力がないと自転車を上げにくいというデメリットは否めませんが、この精算処理が不要になったのは、地味に大きい利便性向上ではないでしょうか。

今後の利用状況についても、見守ってまいりたいと思います。



■3月28日で閉店する「JTB首都圏 武蔵小杉イトーヨーカドー店」
3月28日で閉店する「JTB首都圏 武蔵小杉イトーヨーカドー店」

なお、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では、2階の「JTB首都圏 武蔵小杉イトーヨーカドー店」が3月28日(火)をもって閉店することになりました。

今後は「JTB首都圏 グランツリー武蔵小杉店」が統合店舗として武蔵小杉地区を引き継ぐことになります。

■イトーヨーカドー店を統合する「JTB首都圏 グランツリー武蔵小杉店」
「JTB首都圏 グランツリー武蔵小杉店」

これは同じセブン&アイ系列の商業施設で重複店舗でしたから、その分イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の売り場を有効活用できれば良いと思います。

「中原ブックランド」「新星堂」「ハッピードア」の閉店や「ダイソー」「ヨシモトフラワーデリバリー」の出店など、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店も店舗構成がだいぶ変わってきましたね。

■「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」
ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店

■かつての「新星堂武蔵小杉店」
新星堂武蔵小杉店

■かつての「中原ブックランドイトーヨーカドー店」
かつての「中原ブックランドイトーヨーカドー店」 

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店駐輪場
JTB首都圏 武蔵小杉イトーヨーカドー店 営業終了のお知らせ
JTB首都圏 グランツリー武蔵小杉店
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット イトーヨーカドー武蔵小杉店
2014/11/15エントリ 「グランツリー武蔵小杉」11月21日(金)13時プレオープンを控え、イトーヨーカドー武蔵小杉店リニューアルオープン
2015/9/29エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「アンジェリークニューヨーク」、ヨーカドー共通だったBGMなどを改善しつつ営業中
2016/5/26エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「アズーロ・ネロ」常設店5月25日オープン、リカザイ新本社の「セブンイレブン武蔵小杉駅新南口店」本日26日オープン
2016/9/25エントリ 「新星堂武蔵小杉店」が9月30日(金)閉店・「miwaコーナー」終了、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店開業以来33年の歴史に幕
2016/10/1エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「新星堂武蔵小杉店」閉店最終日に「miwa」さんがサプライズ来店、ダイソー新店舗は文具・おもちゃ売り場移転跡地に出店へ
2016/10/28エントリ 「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」本日オープン、220坪で旧店舗の9割以上の売場面積を確保/新星堂に続き中原ブックランドイトーヨーカドー店閉店
2017/2/18エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店にフラワーショップ「ヨシモトフラワーデリバリー」が3月上旬オープン決定、1月末閉店「ハッピードア」跡地を活用

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2017年
03月05日

川崎フロンターレのホーム開幕戦が本日開催:東急武蔵小杉駅の大型ビジョンに小林悠選手登場、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店では始球式に登場の「SHISHAMO」CDとししゃも販売

【Reporter:はつしも】

本日、川崎フロンターレのホームゲーム開幕戦となる、「2017 明治安田生命J1リーグ 第2節」サガン鳥栖戦が開催されました。

試合は1-1のドローに終わりましたが、また今シーズンも、武蔵小杉の街がフロンターレで盛り上がる季節がやってきました。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の横断幕
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の横断幕

昨シーズンから「フロンターレ推し」で急速に存在感を増してきたのが、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店です。

1階のオフィシャルグッズショップにとどまらず、店舗入り口にも開幕戦の横断幕が出ていました。

■地元店舗コラボによる「フロサポあんのパンまつり」
地元店コラボによる「フロサポあんのパンまつり」

フロサポあんのパンまつり

大きな得点源だった大久保嘉人選手がFC東京に移籍した2017シーズン、川崎フロンターレの攻撃力をけん引するのは、小林悠選手です。

日本代表でもある同選手は昨年、他チームへの好条件での移籍も取りざたされましたが、フロンターレに残留しました。

同選手の応援歌に使われている「アンパンマンマーチ」にちなんであんパンを購入するイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のキャンペーン「フロサポあんのパンまつり」が昨年盛り上がったことは、本サイトでもお伝えしておりました。

パンの購入数をカウントする「YU PAN METER」は引き続きイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店に設置されていまして、本日撮影時点において22,175まで到達していました。

■始球式をつとめる「SHISHAMO」のアルバム販売
「SHISHAMO」のアルバム販売 

今回、ホーム開幕戦の始球式をつとめるのは、川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」です。

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のオフィシャルグッズショップでは、川崎フロンターレホームゲーム観戦時の感動を原点にした新曲「明日も」を収録したアルバム「SHISHAMO4」を販売していました。

■「ししゃもはじめました」
「ししゃもはじめました」

■オフィシャルグッズショップでのししゃもの販売
ししゃもの販売

そしてCDだけでなく、食品販売を行うイトーヨーカドーの強みを生かして、オフィシャルグッズショップでししゃもの販売も行われていました。

このあたりはなんとなく、「タイトルめざし」でめざしを販売するフロンターレ的なセンスですね。

■東急武蔵小杉駅「こすぎアイ」の小林悠選手のメッセージ
東急武蔵小杉駅「こすぎアイ」の小林悠選手のメッセージ

また、東急武蔵小杉駅では、情報発信スペース「こすぎアイ」での川崎フロンターレ情報発信がスタートしました。

「こすぎアイ」の大型映像装置には小林悠選手が登場して、「得点王」を目指すこと、それによりチームタイトル獲得に貢献する決意を語っていました。

■「Suki Suki フロンターレ」の告知
「Suki Suki フロンターレ」

またここでは、イッツコムの川崎フロンターレ情報番組「Suki Suki フロンターレ」の告知も行われていました。

今後もフロンターレ関連の情報発信の充実が期待されるところです。

■フロンパークの「ピコリーノ」
フロンパークの「ピコリーノ」 

さて、等々力陸上競技場前の「フロンパーク」までやってきました。

以前ご紹介した、小鳥のオブジェ付き車止め「ピコリーノ」は、道路の改良のために少し移設されましたが、引き続き健在でした。

■フロンターレカラーの服を着た「ピコリーノ」
フロンターレカラーの服を着た「ピコリーノ」

■サガン鳥栖カラーも…
サガン鳥栖カラーも…

ホームゲーム開催の対戦相手にあわせて、ピコリーノの小鳥たちが手編みの服を着る趣向は、今シーズンも継続です。
 
■フロンパークのにぎわい
フロンパークのにぎわい  

「SHISHAMO」始球式の告知

等々力陸上競技場に続くフロンパークは、川崎フロンターレサポーターの皆さんで賑わっていました。

始球式に登場する「SHISHAMO」の告知も掲示されています。 
 
■「SHISHAMO」のフォトスポット
「SHISHAMO」のフォトスポット

フロンパークには、「SHISHAMO」のフォトスポットも設置されていました。

これはどなたでも撮影ができまして、ちょうどこのとき前掲の「Suki Suki フロンターレ」が登場していました。

■ミニゲーム
ミニゲーム

本日のホームゲームは17時からでした。

お昼ぐらいからフロンパークに来て、ミニゲームや食べ物などを楽しみながら試合を待つのも、フロンターレホームゲームの定番ですね。

本日の来場者数は、川崎フロンターレ発表によると22,705人
今シーズンもまた、等々力陸上競技場やその周辺、また武蔵小杉駅などにフロンターレブルーが溢れることになるでしょう。

■SHISHAMO「明日も」ミュージックビデオ


【関連リンク】
SHISHAMO ウェブサイト
川崎フロンターレ ウェブサイト
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ

(最近の川崎フロンターレ関連エントリ)
2016/12/16エントリ 中原区役所壁面に、天皇杯の川崎フロンターレを応援するユニフォーム型ビッグフラッグが登場
2016/12/17エントリ 川崎フロンターレの20周年事業。川崎市に寄贈された「等々力第1サッカー場」の人工芝と、夜間LED照明設備
2016/12/20エントリ 川崎市市民ミュージアムで「2016川崎フロンターレ展」がスタート、鈑金ふろん太君づくりなど休日イベント開催/中村憲剛選手がJリーグMVPを最年長受賞
2016/12/23エントリ 天皇杯準々決勝・川崎フロンターレvsFC東京クリスマス決戦を控え、小杉ビジョン・イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店・富士通川崎工場・中原区役所がPRを一斉展開
2016/12/29エントリ 川崎フロンターレが天皇杯決勝に進出、2017年元日14時より武蔵小杉駅南口駅前「こすぎコアパーク」でパブリックビューイング開催決定
2017/1/7エントリ 「2016川崎フロンターレ展」に天皇杯準優勝トロフィーが登場/同展を最後に市民ミュージアムが長期改修、4月より指定管理者制度によるリニューアルオープンへ
2017/2/9エントリ 中原図書館で読む、「川崎フロンターレと本を読もう!」事業のオリジナル紙芝居「フロンタくんとワルンタくん~対決!闘将カーン~」
2017/2/14エントリ 川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」がフロンターレを原点にした新曲「明日も」のMVを公開、全編を等々力陸上競技場で撮影

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2017年
03月04日

「住吉書房元住吉店」が2017年3月1日リニューアルオープン、書籍在庫・文具売り場を強化、児童書コーナーを改装

【Reporter:はつしも】

モトスミ・ブレーメン通り商店街の「住吉書房元住吉店」が、2017年3月1日にリニューアルオープンしました。

書籍在庫と文具売り場が強化されるとともに、3階の絵本売り場が改装されました。
3月7日(水)までがオープニングセールで、文具が全品20%OFFとなっています。

■住吉書房元住吉店リニューアルオープン
住吉書房元住吉店リニューアルオープン 

文具全品20%OFF 

■住吉書房元住吉店
住吉書房元住吉店

住吉書房は、中原区を拠点に展開する地元資本の書店です。

中でも「元住吉店」は本店としての位置づけになり、2010年にはビル1階のパチンコ店の契約満了・退去に伴い、1階~3階を書店としてリニューアルオープンしていました。

2014年に「紀伊国屋書店グランツリー武蔵小杉店」がオープンするまでは、住吉書房元住吉店が中原区最大の売り場面積を持つ書店でした。

■1階の新刊売り場
1階の新刊売り場

1階の入り口から入ると、書籍の新刊売り場が最初に目に入ります。
今最大の「押し」で平積みされているのは、もちろん村上春樹氏の「騎士団長殺し」です。

■強化された書籍の在庫
強化された書籍の在庫

リニューアル前に比べると、1階の書籍の在庫が大幅に強化されました。

単行本の本棚の背がだいぶ高くなったように思います。

■拡張された2階の文具売り場
拡張された2階の文具売り場

拡張された2階の文具売り場

拡張された2階の文具売り場

そして今回、大きく拡張されたのが2階の文具売り場です。

個人営業の小規模な文具店は減少傾向にありますので、一定規模の文具店があると有難いものです。

■2階の文庫・専門書売り場
文庫・専門書売り場

文具売り場が拡張された分は、当然ながら2階においては書籍の売り場が縮小されるわけですが、文庫売り場、専門書売り場も一定の規模で健在です。

■3階の絵本売り場
3階の絵本売り場

3階の絵本売り場

そして最上階、3階はコミックスや参考書、絵本などの売り場です。

お子さん向けのコーナーが、ご覧の通り大きくリニューアルされました。
靴を脱いで、絵本を読むことができるようになっています。

■住吉書房のおはなし会
住吉書房のおはなし会

3階絵本売り場では、以前から開催されている「おはなし会」も継続開催されます。

次回は3月15日(水)14:30~です。

■ビル裏手の駐輪場
ビル裏手の駐輪場

■無料時間90分→60分への短縮
無料時間60分→90分に短縮 

住吉書房元住吉店の特徴は、ブレーメン通り商店街の店舗としては非常に珍しいことに、専用駐輪場が用意されていることです。

武蔵小杉から自転車での来店時に利用できますね。

この駐輪場の無料時間が、1月17日より従来の90分から60分に短縮されていました。
書店でのお買い物を考えると十分な時間かと思いますが、ご注意ください。

【関連リンク】
住吉書房公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:書店 住吉書房元住吉店
2010/2/22エントリ 住吉書房元住吉店が1階拡張オープン
2014/3/31エントリ 住吉書房元住吉店の機械式駐輪場

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2017年
03月03日

「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」の名称公募結果が発表:「小杉小学校」が最多応募、「こすぎ小学校」「杉の子小学校」が続く/教室は壁を作らずオープンスペースと一体化

【Reporter:はつしも】

現在、日本医科大学新丸子キャンパスの跡地に「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」を整備する計画が進められています。

同小学校は正式名称が昨年公募されまして、このたび下記の応募(合計22件)があったことが地域向けに報告されました。

■応募された学校名
応募数 学校名案 よみがな
4 小杉小学校 こすぎ
2 こすぎ小学校 こすぎ
2 杉の子小学校 すぎのこ
1 こすぎ花桃小学校 こすぎはなもも
1 小杉大夢小学校 こすぎおおゆめ
1 ふれあい小学校 ふれあい
1 小杉町小学校 こすぎちょう
1 武蔵小杉小学校 むさしこすぎ
1 小杉の森小学校 こすぎのもり
1 小杉中央小学校 こすぎちゅうおう
1 南丸子小学校 みなみまるこ
1 新武蔵小学校 しんむさし
1 小杉北小学校 こすぎきた
1 武蔵小学校 むさし
1 丸子中央小学校 まるこちゅうおう
1 小杉瑞穂小学校 こすぎみずほ
1 こすぎ未来小学校 こすぎみらい

なお、上記のうち赤文字の「杉の子小学校」「小杉小学校」「こすぎ小学校」については、複数応募がありました。
 
「小杉小学校」が4件、それをひらがなにした「こすぎ小学校」が2件あります。
新設小学校の所在地が「中原区小杉町」ですから、これは順当なところでしょう。

今後通学区域等検討会議でも意見のヒアリングを行い、2017年度中に教育委員会において学校名を決定し、最終的には川崎市議会での議決を行う予定です。



また今回、小学校名の案に加えて、新設小学校の整備コンセプトもあらためて案内されていますので、ご紹介しましょう。

■小杉駅周辺地区新設小学校のイメージパース
小杉地区新設小学校のイメージパース 

■オープンスペースと一体の教室
オープンスペースと一体の教室 
※川崎市資料より。以下同じ。

新設される小学校は、新しいコンセプトで設計が行われています。

特徴的なものは上記のような教室空間で、普通教室とオープンスペースが一体になって、開放的なつくりになっています。

これにより従来の「箱型」の教室に限定されない、さまざまな学習や活動が可能になります。

今までの教室のイメージとは、かなり違いますね。

■開放的な玄関
開放的な玄関 

下駄箱が並ぶ校舎の玄関には天窓があり、こちらも開放的です。

■地域交流ができる多目的ホール
地域交流が可能なホール

こちらは多目的ホールです。
子どもたちの発表や、地域交流などに活用されることが想定されています。

平面片方がガラス張りで、明るい雰囲気です。

このように「多様な学習活動を支えるオープンな空間づくり」「地域との連携や交流を生む空間づくり」以外にも、「災害時への配慮」「自然エネルギーの活用」などのコンセプトが定められています。

詳細については、また今後あきらかになってくるものと思います。

■新丸子キャンパス校舎の解体跡地
新丸子キャンパス校舎の解体跡地 

■新丸子キャンパス跡地と、武蔵小杉の高層ビル群
新丸子キャンパス跡地と、武蔵小杉の高層ビル群 

「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」は2017年4月に着工し、2019年度に開校することを予定しています。

2017年度中の学校名・学区の決定を経て、今後さまざまな開校準備が進められていくことと思います。

【関連リンク】
川崎市教育委員会 小杉駅周辺地区における小学校の新設について
小杉駅周辺地区新設小学校 通学区域候補案の考え方(PDF) 
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
2015/12/3エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに
2016/3/23エントリ 川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続
2016/11/21エントリ 日本医科大学跡地「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の学校名募集が本日スタート:川崎市教育委員会が12月27日まで受付、2017年度中に正式決定へ
2016/12/1エントリ 2019年度開校「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の新学区4案が発表、西丸子小・中原小・上丸子小・今井小が学区変更対象候補に。2017年度中に学区決定へ
2017/2/26エントリ 日本医科大学新丸子キャンパスの解体がほぼ完了、仮囲いが撤去され新設小学校・公園建設予定の約13,000平米の更地がお目見え

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2017年
03月02日

法政二中・高制服や「劇団四季」の衣装を仕立てる、老舗オーダースーツ専門店。武蔵小杉の「仕立館」

【Reporter:たちばな】

オーダースーツ専門店とカフェの珍しいコラボレーションである「仕立館」と「クチュールベイク(COUTURE BAKE)」の複合店について、2017/2/4エントリにおいてご紹介しました。

同エントリでは「前編」として「クチュールベイク」を中心にご紹介しましたが、今回は「後編」として、「仕立館」をご紹介したいと思います。

■2015年4月に移転した「仕立館」「クチュールベイク」の店舗
2016年4月に移転した「仕立館」「クチュールベイク」の店舗

「仕立館」は、1933年に創業し、今年84周年を迎える老舗のオーダースーツ専門店です。
以前は府中街道沿いで営業をしていましたが、2015年4月に小杉町3丁目・サライ通り商店街の入り口近くに移転をしました。

■「仕立館」の店内
「仕立館」の店内

「仕立館」はこれまでに、なんと1964年の東京オリンピック選手団などのブレザーを仕立てたということです。
また現在では「劇団四季」の舞台衣装も制作しており、「メイド・イン・武蔵小杉」の衣装が、たいへんメジャーな舞台に供給されてきたわけです。

いずれもハイレベルなクオリティが求められるフィールドであり、「仕立館」の技術に対する信頼性が高いことがわかります。

■「仕立館」の手による法政二中・高の制服
「仕立館」の手による法政二中・高の制服

また同店は、武蔵小杉においては法政大学第二中学校・高等学校の制服も制作しています。
同校の特約店として、ネクタイ、ボタン等の各種アイテムも取り扱っています。

■男子の制服
男子の制服

男子の制服

■女子の制服
女子の制服

女子の制服

「仕立館」のウェブサイトには旧法政二中・高の男性制服が掲載されていますが、同校は2016年4月から男女共学になりました。
店内には、新しい法政二中・高の男女制服が展示されています。

これは中学・高校によって、ネクタイ・リボンの柄などが少し異なるということです。

■ボタンの「H」の校章
ボタンの「H」の校章

制服のボタンには、法政の「H」の文字がありました。
これは同校の校章です。

来年入学をされる生徒も、制服の採寸や仕立の時期ではないかと思います。
また4月からは、真新しい制服の生徒たちが武蔵小杉の街を歩くことでしょう。

■「仕立館」のプライスリスト
CUSTOM HONOR PRESTIGE BESPOKE
シングルスーツ 28,000 43,000 73,000 175,000
ジャケット 22,000 34,000 52,000 125,000
ベスト 13,000 17,000 26,000 65,000
スラックス 14,000 19,000 30,000 70,000
タキシード 70,000 105,000 245,000
※上記は2017年2月1日現在、同店のウェブサイトに掲載されている金額です。今後変更される可能性があります。
※生地代込み(税抜)のお値段です。また、この金額がすべてではありません。


なお、ご参考までに、「仕立館」におけるオーダーの基本料金を上記に掲載しておきます。
仕立のグレードは4段階ありまして、シングルスーツは28,000~が基本料金となります。

各種オプション等により、上記が仕立金額の全てではありませんので、ご留意くださいね。

既製品では体型がうまくフィットしない方やスーツをより良く着こなしたい方など、「クチュールベイク」でほっと休憩しつつ、相談してみるとよいと思います。

■「仕立館」(左)と「クチュールベイク」(右)
「仕立館」(左)と「クチュールベイク」(右)

■「仕立館」の店舗情報
●営業時間:10:00~19:00
●定休日:水曜日、年末年始
●所在地:中原区小杉町3-4-3 メゾンプレール武蔵小杉1F
●Web:
http://www.shitatekan.com/

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:カフェ クチュールベイク
2015/9/14エントリ 武蔵小杉にアニメショップ登場。「仕立館」跡地にトレーディングカード専門店「カードラボ」が2015年10月出店
2017/2/4エントリ オリジナルメッセージをのせた「クチュールクッキー」が名物。オーダースーツの老舗「仕立館」併設カフェ「クチュールベイク」

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2017年
03月01日

JR武蔵小杉駅のよんれつ連絡通路で「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」が本日開幕、一般公募の60作品を3月末まで展示

【Reporter:はつしも】

JR武蔵小杉駅連絡通路の32連ポスターラックにおいて、「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」の展示を本日よりスタートしました。

■JR武蔵小杉駅の連絡通路
JR武蔵小杉駅の連絡通路

「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」は、2017年2月12日まで一般公募にて作品の募集が行われ、本サイトでもご紹介しておりました。

応募はどなたでも可能で、先着60名の方の作品展示がこのたびスタートしています。

■「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」のスタート
「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」

本絵画展は、32連ポスターラックの最初と最後の1枚ずつを絵画展のご案内に使い、残りの30枚に、それぞれ1枚につき2作品を展示しています。

■展示された作品
展示された作品

応募資格は年齢・性別等一切不問でしたが、応募された作品を見ると、やはりお子さんの手によるものがたくさんありました。

みなさんそれぞれに、90年後の武蔵小杉駅の姿を描いています。

■「川崎フロンターレ22回目優勝!」
「川崎フロンターレ22回目優勝!」

作品の中には、「川崎フロンターレ22回目優勝!」を描いたものもありました。
この夢の実現のためには、まずは初タイトルの獲得が必要ですね。

東京読売ジャイアンツの黄金時代に達成された9連覇を越える、そんな日がいつか来るでしょうか。

■一定年齢以上の方の作品
一定年齢以上の方の作品

一定年齢以上の方の作品

作品には年齢が書いてあるわけではないのですが、一定年齢以上の方が描いたと思われる作品もあります。

自由な発想の作品がたくさんがありますので、現地でどうぞご覧ください。


なお、作品を応募された方には特別入場券がプレゼントされ、期間中は無料で入場(電車には乗車できません)ができるようになっています。

この作品展は、本日3月1日から3月31日まで開催される予定です。

その後はまた、先般登場した「武蔵小杉駅オリジナルかるた」か、また別の作品が32連ポスターラックに登場するものと思います。

■「武蔵小杉駅オリジナルかるた」
「武蔵小杉駅オリジナルかるた」 

■「好きな駅武蔵小杉といわれたい」
「好きな駅武蔵小杉といわれたい」 

【関連リンク】
2012/8/22エントリ 「武蔵小杉駅からのお願いです。」
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2017年
02月28日

多摩川の「下野毛の渡し」記念碑と、下野毛商店街をめぐる

【Reorter:はつしも】

2015年のエントリにおいて、「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く「高津区下野毛」の工場街レポートをご紹介しました。

今回はその続編として、かつて対岸の「世田谷区上野毛」との交通手段であった「下野毛の渡し」の記念碑などを訪れてみました。

■多摩沿線道路の「下野毛」交差点
多摩沿線道路の「下野毛」交差点

「下野毛の渡し」は、多摩沿線道路の「下野毛」交差点から多摩川の土手にのぼったところにあります。
下野毛の町工場街は道が入り組んでいますので、武蔵小杉から行く場合は、土手のサイクリングロードを第三京浜方面にまっすぐ進んでいくのが一番わかりやすいでしょう。

■「下野毛の渡し」
「下野毛の渡し」

土手にのぼると、サイクリングロードの脇に「下野毛の渡し」の記念碑がありました。
このあたりが「下野毛の渡し」が行き来をしていた場所です。

多摩川の流域には、これまでにもご紹介してきた「丸子」「沼部」「等々力」など、両岸に共通する地名があります。
これは「あばれ川」と呼ばれた多摩川が氾濫するたびに流れがかわり、従来は一体だった土地が対岸に取り残されたことなどによって生じたものです。

「野毛」も江戸時代初期に氾濫によって「世田谷区上野毛」「高津区下野毛」に分かれてしまい、耕作のために対岸に渡る農民や、江戸との交通手段として「下野毛の渡し」ができたわけです。
そのようなわけで、「下野毛の渡し」というのは川崎市側から見た呼び名で、世田谷区のウェブサイトなどでは「野毛(多摩川)の渡し」などと記載されています。

■記念碑の説明文
記念碑の説明文

「下野毛の渡し」の記念碑には、このような歴史の一部が簡単に説明されています。

多摩川では近代にいたるまで橋が架けられず、二子橋が1925年(大正14年)、丸子橋が1934年(昭和9年)、新二子橋が1978(昭和53年)にそれぞれ完成しました。
「丸子の渡し」はすぐそばに丸子橋ができたために橋の完成と同時に渡し船も廃止されたのですが、「下野毛の渡し」については丸子橋・二子橋ともに距離があるために1955年(昭和30年)まで存続していたということです。

なお、すでにお伝えしている通り、長い区間にわたって橋がない丸子橋と二子橋の間の交通事情を改善するため、目黒通りと接続される「(仮称)等々力大橋」が、この付近に建設される予定です。
長い年月を経て、「下野毛の渡し」が、ついに現代の橋として生まれ変わるといえるかもしれません。

■「丸子の渡し」の記念碑
「丸子の渡し」の記念碑

■「平間の渡し」の記念碑
「平間の渡し」の記念碑

ところで、今回ご紹介した「下野毛の渡し」の記念碑は、「丸子の渡し」や「平間の渡し」と共通のデザインによるものですね。

この記念碑はNPO法人多摩川エコミュージアムと川崎市によるもので、2008年3月に「羽田の渡し」「大師の渡し」「丸子の渡し」「下野毛の渡し」「宇奈根の渡し」「堰の渡し」「登戸の渡し」の7か所から設置がスタートしました。

渡し船の発着場所は上記だけではなく、この中には「平間の渡し」などが入っていません。このあと、順次各所に記念碑の設置が進められていったようです。

多摩川に橋が架けられるのに伴って、これらの渡し船も順次廃止になっていきました。

■年に一度復活する「丸子の渡し」
年に一度復活する「丸子の渡し」

2016/10/30エントリでご紹介した通り、「丸子の渡し」の場所では、年に一度渡し船を復活させる「丸子の渡し祭り」を開催しています。
そのようなイベントを開催しているところは、ほかにはあまりないようです。



さて、「下野毛の渡し」に戻りまして、周辺の様子も見ていきましょう。

■「下野毛の渡し」から見る二子玉川方面
「下野毛の渡し」から見る二子玉川方面

「下野毛の渡し」からは、遠く二子玉川ライズのタワーマンション群をのぞむことができます。
手前に見える道路は、第三京浜です。

■二子玉川公園から見た武蔵小杉方面
二子玉川公園から見た武蔵小杉方面

2015/7/15エントリでは、逆に二子玉川公園から見た武蔵小杉方面をご紹介しておりました。

今回の「下野毛の渡し」は、上記写真では第三京浜の陰に隠れているあたりですね。



■近くの「下野毛商店街」
近くの「下野毛商店街」

せっかくここまで来ましたので、帰り道は先ほどの「下野毛交差点」から下野毛の街中を歩いていきましょう。
交差点から府中街道方面に向かって、「下野毛商店街」がありました。

「下野毛」は町工場だけでなく、住宅・工業混合の準工業地帯として発展してきました。
近年は工場跡地が住宅にかわっていくケースが多い一方、このような昔ながらの商店街も残されています。

■コンビニエンスストア「アイマート」
コンビニエンスストア「アイマート」

■「アイマート」の地域イベントの掲示
「アイマート」の地域イベントの掲示

こちらはコンビニエンスストア「アイマート」です。 セブンイレブンなどの大手ではないローカルコンビニを見かけると、何となくほっこりするのは私だけでしょうか。

店頭には町内会の餅つき大会の告知が掲示されるなど、地域色が出ています。

■「いんさつ和光」のお地蔵さん
「いんさつ和光」のお地蔵さん

「いんさつ和光」のお地蔵さん

印刷店舗「いんさつ和光」の店先には、お地蔵さんが立っていました。

■地域の工務店
地域の工務店

■公園の朝体操
公園の朝体操

商店街の中には、地域の工務店の事務所などもありました。
また近くの公園では、毎週日曜日朝に体操が行われているようです。

「下野毛商店街」は最寄りの駅といえるものがなく、また賑わいのある幹線道路などにも面していないことから決して栄えている商店街というわけではないのですが、何となく「昭和の香り」がして、ほっとするものがありました。


かつてはこの一帯は農地で、「下野毛の渡し」で上野毛側と行き来をしていたのでしょう。
そんな歴史を感じつつ、下野毛の商店街をひとり散策してみました。

【関連リンク】
(中原区宮内・高津区下野毛関連)
2008/12/8エントリ 宮内新横浜線と多摩川新橋
2015/5/16エントリ 「川崎ものづくりフェアin等々力」のメタルパッチワークアートと、段ボールパーク
2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編)
2015/8/13エントリ 準工業地帯の、企業と地域のかかわり。「クノール納涼盆踊り大会」開催レポート
2015/9/11エントリ 「デスノート」「ドS刑事」などロケの定番、宮内の「廃工場スタジオ」

(丸子の渡し・平間の渡し関連)
2009/9/23エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(1):「丸子の渡し」
2011/7/16エントリ 「ガス橋」と平間の渡し
2016/10/30エントリ 「第3回 丸子の渡し祭り」開催レポート:渡し船は1時間40分待ちの盛況、大田区発祥「揚げパンマン」登場

(二子玉川関連)
2011/4/27エントリ 東急線に乗って、二子玉川ライズへ
2015/7/15エントリ 二子玉川ライズ・第2期の目玉「蔦屋家電」と、「二子玉川公園」から見える武蔵小杉
2015/9/5エントリ 武蔵小杉・二子玉川を結ぶ「玉11系統 FUTAKOSU BUS」本日運行開始、武蔵小杉目線で巡る乗車レポート

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2017年
02月27日

「キッチンオリジン元住吉店」2017年2月28日(火)17時閉店、跡地に8階建て店舗付きマンションを建設

【Reporter:はつしも】

木月住吉町の「キッチンオリジン元住吉店」が2017年2月28日(火)17:00をもって閉店することになりました。
跡地は店舗付きの8階建てマンションとして建て替えられる計画で、2018年3月完成を予定しています。

■閉店する「キッチンオリジン元住吉店」
閉店する「キッチンオリジン元住吉店」

■「キッチンオリジン」のイートイン席
イートイン席

「キッチンオリジン元住吉店」は、綱島街道の「労災病院前」交差点の角地にあります。

従来は「オリジン弁当」でしたが、2015年10月13日にイートイン席を設けた「キッチンオリジン」としてリニューアルオープンしました。

■「キッチンオリジン元住吉店」閉店のお知らせ
「キッチンオリジン元住吉店」閉店のお知らせ

しかしながらリニューアルからわずか1年4か月ほどで、同店は閉店することになりました。
先日より、現地に閉店のお知らせが掲示されています。

最寄り店舗として、日吉の2店舗が案内されていました。

■8階建てマンションの建築計画のお知らせ
8階建てマンションの建築計画のお知らせ

同店の建物には、すでに8階建てマンションの建築計画のお知らせが公示されています。

2017年4月15日着工、2018年3月15日完成予定です。
閉店後ほどなく、現在の建物解体工事が始まることでしょう。

新たに建設されるマンションは、店舗が併設されることになります。
内容はわかりませんが、1階部分にまた何らかのテナントが入るものと思います。

■交差点向かい側の「ココカラファイン薬局」
交差点向かい側の「ココカラファイン薬局」

一方、「労災病院前」交差点の向かい側には、ジーンズショップ「マルカワ」の跡地に「ココカラファイン薬局」が出店しています。
本サイトでも2015/11/11エントリにおいて、「キッチンオリジン」のリニューアルとあわせてご紹介しておりました。

■2階に開院した「元住吉えみ心療クリニック」
2階に開院した「元住吉えみ心療クリニック」

「ココカラファイン薬局」とあわせて、2階にはクリニックが開院する計画であることを当時お伝えしておりましたが、「ココカラファイン薬局」オープン後もなかなかクリニックが決まりませんでした。

2016年10月3日、ようやく「元住吉えみ心療クリニック」が開院しましたので、この機会にお伝えしておきます。
2015/11/11エントリで途中経過までお伝えしたままになっていましたが、「マルカワ」跡地の行方についてはこれで一区切りついたことになります。

■「労災病院前」交差点から直進「川崎製作所第二敷地」
「川崎製作所第二敷地」の施設 

なお余談ですが、この「労災病院前」交差点からマックスバリュエクスプレス方面に進むと、先日大和ハウス工業への売却が発表された「三菱ふそう川崎工場第二敷地」に到達します。

同敷地の開発動向によっては、この交差点の交通量が増加することになるかもしれませんね。

【関連リンク】
オリジン東秀 ウェブサイト
元住吉えみ心療クリニック ウェブサイト
2015/10/10エントリ 綱島街道で相次ぐ店舗更新。本日10月10日「フォルクスワーゲン元住吉」新規オープン、13日「キッチンオリジン元住吉店」リニューアルオープン、「マルカワ」閉店

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2017年
02月26日

日本医科大学新丸子キャンパスの解体がほぼ完了、仮囲いが撤去され新設小学校・公園建設予定の約13,000平米の更地がお目見え

【Reporter:はつしも】

現在、日本医科大学武蔵小杉病院および日本医科大学新丸子キャンパス・グラウンドの再開発計画が進められています。

そのうち最も早く工事が着手されているのは新丸子キャンパスで、「(仮称)小杉駅周辺新設小学校」が2019年度開校を目指して整備される予定です。

新丸子キャンパスはすでに移転が完了しており、校舎の解体作業が進められてきましたが、このたび建物の解体撤去がおおむね完了し、周囲の仮囲いが大部分取り外されました。

■日本医科大学武蔵小杉病院再開発計画の敷地
日本医科大学武蔵小杉病院再開発用地

日本医科大学の敷地は、一番武蔵小杉駅寄りに「武蔵小杉病院」、その北側に「グラウンド」、その西隣に「新丸子キャンパス(新丸子校舎)」という配置になっています。

今回解体が行われた「新丸子キャンパス」は、写真左上にあたります。

■新丸子キャンパス校舎の解体跡地
新丸子キャンパス校舎の解体跡地 

新丸子キャンパスは、約13,000㎡の敷地を有していました。

そのうち南側の約10,000㎡を「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」に、北側の約3,000㎡を公園にする計画です。

■仮囲いが大部分撤去された新丸子キャンパス跡地
仮囲が大部分撤去された新丸子キャンパス跡地

■新丸子キャンパス跡地と、武蔵小杉の高層ビル群
新丸子キャンパス跡地と、武蔵小杉の高層ビル群

冒頭に申し上げた通り、新丸子キャンパスの解体がほぼ完了したことに伴い、周囲を覆っていた仮囲いが大部分撤去されました。

それにより、地上からでも新丸子キャンパスの跡地が見えるようになりました。

また敷地から南側を見ると、新設小学校建設地の向こう、武蔵小杉駅前に立ち並ぶ高層ビル群を望むことができます。

■3,000㎡の公園が整備される敷地の北側
3,000㎡の公園が整備される敷地北側

一方、敷地の北側は、低層の住宅街に面しています。

ここには3,000㎡の公園が整備されますので、小学校と住宅街の緩衝帯の役割を果たすことになりそうです。

■新設小学校の「事業計画のお知らせ」
新設小学校の「事業計画のお知らせ」

現地には、新設小学校の「事業計画のお知らせ」が掲示されています。

着工予定は2017年4月1日とされており、おおむね予定通り着手される運びになるでしょう。

■小杉駅周辺地区新設小学校のイメージパース
小杉地区新設小学校のイメージパース 

これまでのエントリでお伝えしてきた通り、「(仮称)小杉駅周辺地区新設小学校」については、現在正式名称と新たな学区の検討が進められています。
(詳細は関連リンクをご参照ください。)

正式名称、学区はいずれも2017年度中に決定される見込みです。

今後進捗がありましたら、またお伝えしたいと思います。



なお、隣接する日本医科大学のグラウンドは、新丸子キャンパスが移転したのちも、体育部の活動に引き続き利用されているようです。

■日本医科大学のグラウンド
日本医科大学のグラウンド

日本医科大学のグラウンド

こちらのグラウンドも今後廃止され、現在の武蔵小杉病院が移転新築されるとともに、看護学部が併設される計画です。

武蔵小杉病院跡地の開発はそのあとの着手ですから、全体の完成は2023年ごろまでかかることに
なります。

新設小学校の建設からツインタワーの完成まで、まだまだ工事が続きますね。

【関連リンク】
川崎市教育委員会 小杉駅周辺地区における小学校の新設について
小杉駅周辺地区新設小学校 通学区域候補案の考え方(PDF) 
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
2015/12/3エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに
2016/3/23エントリ 川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続
2016/11/21エントリ 日本医科大学跡地「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の学校名募集が本日スタート:川崎市教育委員会が12月27日まで受付、2017年度中に正式決定へ
2016/12/1エントリ 2019年度開校「武蔵小杉駅周辺地区新設小学校」の新学区4案が発表、西丸子小・中原小・上丸子小・今井小が学区変更対象候補に。2017年度中に学区決定へ

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2017年
02月25日

三菱ふそうが中原区西加瀬の「川崎工場第二敷地」約10万平米を大和ハウス工業に売却、2019年3月以降に大規模開発を実施へ

【Reporter:はつしも】

三菱ふそうトラック・バス株式会社が、生産体制の効率化を目的として「川崎工場第二敷地」(中原区西加瀬)を大和ハウス工業に売却することを2月22日付で発表しました。
 
売買契約は2017年1月31日付で締結され、引き渡しは約2年後の2019年3月となります。
それまでの間、両社は当該用地に関するリース契約を締結することになります。

当該用地は敷地面積約10万平米を擁しており、引き渡し後、大和ハウス工業による大規模開発が想定されます。

■三菱ふそうトラック・バス等の事業場マップ
三菱ふそうトラック・バス等の事業場マップ

三菱ふそうトラック・バスは、中原区大倉町に「川崎工場第一敷地」を、中原区西加瀬に「第二敷地」を保有しています。

「第一敷地」においては毎年「ダイムラー・グループファミリーデー」を開催しており、2016/11/27エントリでご紹介させていただきました。

今回大和ハウス工業に売却されることになったのは、元住吉駅寄りの「第二敷地」です。

三菱ふそうトラック・バスは、現在生産体制と行内物流効率の向上に取り組んでいます。
今回の工場売却はその一環で、今後「第二敷地」にある開発部門を「第一敷地」に移転させるほか、「第一敷地」内にオフィスビルを建設し、2019年春頃をめどに本社機能を集約する計画です。

■今後本社機能や開発部門が集約される「川崎工場第一敷地」
今後本社機能や開発部門が集約される「川崎製作所第一敷地」 

■現在三菱ふそうトラック・バスの本社がある「新川崎三井ビルディング」
新川崎三井ビルディング

現在、三菱ふそうトラック・バスの本社は、新川崎駅前の「新川崎三井ビルディング」にあります。

この本社機能を「第一敷地」に移転させるというわけです。

■「川崎製作所第二敷地」の施設
「川崎製作所第二敷地」の施設 

一方、「川崎工場第二敷地」については、前述の通り開発部門を「第一敷地」に移転させるほか、コンポーネント生産ラインについても移転・再配置が行われます。

三菱ふそうトラック・バスはこれらの施設再編により川崎工場の生産体制を効率化し、ダイムラーグループの商用車部門の主要工場としての機能を強化していくこととしています。
その中でも重点施策として、小型電気トラック「eCanter」生産開始のための投資を実施するとともに、日本を含めた先進国市場向け車両の重要な生産拠点として川崎工場は引き続き稼働していく予定です。


このような再編を計画しているため、大和ハウス工業への引き渡しまでには2年を要することになります。
2019年3月の引き渡し以降、同社による大規模な開発事業が行われることと思います。

■第一敷地から見た武蔵小杉(ダイムラー・グループファミリーデーにて)
三菱ふそう川崎工場から見た武蔵小杉のタワーマンション 

現在のところ、「第二敷地」跡地にて予定される開発事業の内容はわかりません。

ただ、「第二敷地」は約10万平米という相当大規模な面積です。

旧東京機械製作所玉川製造所第一工場(現グランツリー武蔵小杉)、第二工場(現シティタワー武蔵小杉)の敷地面積合計が約33,000㎡であり、その3倍以上の規模です。

住宅系は軸になりそうですが、これだけの規模となりますと、複合的な土地活用もあるかもしれませんね。

■大和ハウス工業 土地活用
http://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/index.html

大和ハウス工業は、幅広い土地活用ソリューションを提供しています。

「第二敷地」の周辺は幹線道路までのアクセスに課題もありますが、約10万平米の大規模用地をどのように活用するものか、注目が集まります。



さて、川崎製作所から少し離れた府中街道では、また別途三菱自動車グループが保有していた土地利用の転換が行われています。

府中街道の市ノ坪跨線橋の南側では、三菱自動車のグラウンドや、三菱ふそう会館が先行して取り壊され、住宅展示場の建設工事がすでに着工しています。

■住宅展示場が建設される三菱自動車グラウンド・三菱ふそう会館等跡地
三菱自動車グラウンド・三菱ふそう会館等跡地

■住宅展示場の建築計画のお知らせ
建築計画のお知らせ

■2017年GWオープン
ゴールデンウィークオープン

こちらの住宅展示場は、2017年のゴールデンウィークにオープンする予定です。

中原区にはメーカー系の大規模事業所が多数ありますが、移転や再編などによって、その跡地が住宅・商業等さまざまな用途に転換されてきていますね。

【関連リンク】
三菱ふそうトラック・バス ニュースリリース 生産体制の効率化を図るべく川崎工場第二敷地を売却
大和ハウス工業 ウェブサイト
2016/11/27エントリ 武蔵小杉視点で巡る、三菱ふそう川崎工場の「2016ダイムラー・グループ ファミリーデー」開催レポート

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