武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
04月25日

JR向河原駅から延びる、歴史の遺構。「市ノ坪短絡線」廃線跡の緑道を巡る

【Reporter:はつしも】

2015/5/11エントリにおいて、JR南武線向河原駅の「開業88周年記念展示」について取り上げました。
その展示の中で、かつて向河原駅と新鶴見駅を結んでいた貨物線「市ノ坪短絡線」が掲載されていまして、向河原駅に残る跡地をエントリ中でご紹介をしておりました。

今回は、その貨物線跡地の遺構を、めぐってみました。

■「市ノ坪短絡線」の跡地マップ
市ノ坪短絡線のマップ 

南武線はかつては私鉄の「南武鉄道」であり、多摩川の砂利を運ぶなど貨物列車として活用されていました。

当時、国鉄・私鉄間の貨物列車直通はできなかったため、向河原駅に貨物受け渡しの設備が作られ、JRの貨物路線と接続するために、上記マップのような短絡線が1929年9月11日に作られました。

1944年に南武鉄道が国有化されてからもこの短絡線は使用されていたようですが、貨物専用の武蔵野南線(地下の貨物線)が整備されたことによりその役目を終え、1973年10月1日に廃止となりました。

■向河原駅下りホーム脇の貨物線跡地
向河原駅下りホーム脇の貨物線跡地

前回エントリでご紹介したのが、JR向河原駅に残る貨物線(市ノ坪短絡線)跡地です。
下りホームの脇に残されたスペースにかつて貨物線が引かれ、南武鉄道と国鉄の貨物受け渡しが行われていました。

今回はこの先、現在のJR線との合流地点までをたどっていきましょう。

■南武線下のトンネル
 南武線下のトンネル

向河原駅からしばらくは、短絡線沿いはNEC玉川事業場と南武線に挟まれて近づくことができません。

玉川事業場の南端あたりで徐々に短絡線が南武線から離れ始め、こちらの南武線下の小さいトンネルをくぐると、市ノ坪短絡線跡地に到達することができます。

■市ノ坪短絡線の両面橋台
市ノ坪短絡線の両面橋台

市ノ坪短絡線の両面橋台

南武線のトンネルをくぐると、「中丸子老人いこいの家」の前に、市ノ坪短絡線の「両面橋台」が見えてきます。
この上に、かつて貨物線の線路が敷設されていたわけです。

現在では歩道がスロープになっていて、この橋台の下をくぐるような高さはありません。
おそらくこれは市ノ坪短絡線廃止後に改良したもので、従来はこの下が、先ほどの南武線と同じようなトンネル通路になっていたのではないでしょうか。

■両面橋台から先の緑道
両面橋台の先の緑道

そしてこの両面橋台の先は、中丸子の住宅街の中に入っていくことになります。
現在は、廃線跡地が緑道として整備されています。

■廃線跡地の緑道
廃線跡地の緑道

廃線跡地の緑道

廃線跡地の緑道には、各所にベンチ、水道、鉄棒などが設置されていました。
どなたでも利用できる公共スペースになっています。

■緑道を横切る道路
廃線跡を横切る道路

川崎市立橘高等学校の近くに至ると、緑道を横切る道路があります。
確認はできませんでしたが、ここはかつては踏切が設置されていたのかもしれません。

■廃線跡の終わり
廃線跡の終わり

■枕木で作った柵
枕木を使った柵 

JRとの合流地点にあたる緑道の終点は、地名でいうと中丸子を抜けて市ノ坪に入ります。

終点付近には、鉄道の枕木を使った柵が残されていました。
これもひとつの遺構といえるでしょう。

■線路跡と思われる遺構
線路跡と思われる遺構


■地面に埋め込まれたレール
地面に埋め込まれたレール

またこの付近には、線路跡と思われる遺構がありました。
上下線それぞれ、レールの跡のようなものが残されています。

■鉄道境界標
鉄道境界標


そしてこちらは、鉄道境界標です。
鉄道境界標とは、その名前の通り鉄道用地の境界を示すもので、国鉄のものはカタカナの「エ」のようなマークで、線路の断面をモチーフにしています。

■緑道終点隣接のマンション開発
緑道終点隣接のマンション開発

緑道終点隣接のマンション開発

緑道終点の、JR線との交点では住友不動産によるマンション開発が行われていました。
市ノ坪短絡線が開通してから80年以上の間に、沿線の風景は大きく変わってきたことでしょう。

■御幸踏切を通過する湘南新宿ライン
 御幸踏切を通過する湘南新宿ライン

緑道の終点からJR線沿いに北上していくと、御幸踏切にぶつかります。
ここでは今も新幹線・横須賀線・湘南新宿ラインなどさまざまな旅客鉄道のほか、貨物列車の姿を見ることができます。

武蔵小杉周辺は鉄道路線が集積していますので、さまざまな歴史がありますね。

【関連リンク】
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2016年
04月24日

花屋と美容室の複合プライベートサロン「Journeyman」:5月1日まで母の日フラワー予約を受付中

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉駅北口の南武沿線道路沿いに、花屋と美容室の複合プライベートサロン「Journeyman」がオープンしました。

手前に花屋、奥に美容室という構成で、花屋では定期的にワークショップも開催しています。

■「Journeyman」ウェブサイト
http://www.salon-jm.net/

■南武沿線道路沿いの「Journeyman」
南武沿線道路沿いの「Journeyman」

■美容室の看板
美容室の看板

「Journeyman」がオープンしたのは、南武沿線道路と上丸子跨線橋の交点付近です。
見た目はご覧の通り花屋なのですが、美容師の看板も出ています。

■手前の花屋スペース
手前の花屋スペース

手前の花屋スペース

■サボテン
サボテン

まずお店の手前にあるのが、花屋スペースです。
切り花のほか、多肉植物も取り扱っています。

営業時間が22時までと、武蔵小杉周辺の花屋のなかではかなり遅くまでやっているのも特徴です。

■「Journeyman」2016母の日予約専用サイト
https://journeyman.theshop.jp/

そういえば、そろそろ「母の日」が近づいてきまして、同店では母の日専用予約サイト(5月1日まで)がオープンしていました。
当日は混みあったりもしますから、予約しておくと安心ですね。

■フラワーワークショップ
フラワーワークショップ

■ワークショップで作られたリース
ワークショップで作られたリース

「Journeyman」では、毎週金曜日の20時~22時にワークショップを開催しています。
写真はリース作りをしたものです。

■「Journeyman」ワークショップ Flower Friday
http://www.salon-jm.net/flower-friday/

■奥の美容室
奥の美容室

そして花屋の奥にあるのが、美容室です。
こちらもこじんまりとしていまして、スタイリストの方がおひとりで運営されているプライベートサロンになっています。

■背後の壁面への投影
背後壁面への映像投影

このサロンの特徴のひとつが、背後の壁面への映像投影です。

お子さん向けに映像を流すサロンはよくありますが、ご覧の通りここでは映像を反転させて投影しています。

このままでは当然字幕などが読めません、が…

■ミラー越しの映像鑑賞
ミラー越しの映像鑑賞 

シートからミラーを通してみると、反転した映像が元に戻って普通に鑑賞できるようになります。これはなかなか便利ですね。

■壁面投影とミラーの位置関係
壁面投影とミラーの位置関係 

あらためてサロン全体を見渡すと、このような位置関係になります。

シートからは少し上方向に映像が映る形になりますので、自分の顔にはかぶらないようになっているわけです。

ここはプライベートサロンですし、このように映像も見られますから美容室で退屈しがちな小さいお子さんにもおすすめではないかと思います。

■「Journeyman」のマップ
「Journeyman」のマップ

「Journeyman」は、南武線の下をくぐる人道地下通路から近く、武蔵小杉再開発地区からも意外と近い場所にあります。

花屋と美容室の複合店舗は珍しく、またそれぞれに特徴があるコンセプトがありましたので、本エントリでご紹介しました。

■「Journeyman」の店舗情報
▼所在地:中原区新丸子東2-926 ユタカビル1F
▼営業時間:
花屋10:00~22:00(日曜日10:00~20:00)
美容室10:00~20:00
▼定休日:不定休

 【関連リンク】
Journeyman ウェブサイト
Journeyman facebookページ

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2016年
04月23日

武蔵小杉に、実は存在する名画座。「川崎市市民ミュージアム」映像ホールがリニューアルしデジタルシネマを上映中

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉には、実は以前から映画館があります。
等々力緑地の「川崎市市民ミュージアム」にある、映像ホールです。

この映像ホールがこのたびリニューアルされ、デジタルシネマ機材の導入や音響設備の入れ替え等により、より高品質な映像と音響を楽しめるようになりました。

■川崎市市民ミュージアム
川崎市市民ミュージアム

川崎市市民ミュージアムは、「都市と人間」というテーマを掲げて1988年11月に開館した、博物館と美術館が融合した複合文化施設です。

本サイトでも2015/12/5エントリ「江口寿史展 KING OF POP」をご紹介したように、漫画作品等サブカルチャーの収集や展示にも力を入れ、2005年には「手塚治虫文化賞特別賞」が授与されるなど特徴ある活動を行っています。

■川崎市市民ミュージアムの映像ホール入口
川崎市市民ミュージアムの映像ホール入口
※以下、川崎市市民ミュージアム提供

川崎市市民ミュージアムの特徴のひとつが、この映像ホールです。
専門家が選定するプログラムが年間を通じて組まれ、「ミニシアター」としての役割を担っています。

■映像ホール内部
映像ホール内部

そしてこの映像ホールの設備が、今回リニューアルされました。
リニューアルされたのは映像・音響関係の設備で、4K対応のデジタルシネマプロジェクター、シネマサーバー、7.1chサラウンドシステムが導入されました。

スクリーンの新調により、デジタル映像だけでなく従来のフィルム上映作品もより高品質な映像で鑑賞できるようになりました。

■映像ホールの客席
映像ホールの客席

映像ホールの客席 

映像ホールの客席は、270名のキャパシティがあります。
市民ミュージアムの中に、こんな映像ホールがあったとは私自身、想像していませんでした。

客席にはきちんと段差もついていますし、民間のミニシアターと比べて決して遜色はないでしょう。

■川崎市市民ミュージアム 映像ホール上映スケジュール
http://www.kawasaki-museum.jp/cinema/

■直近の上映スケジュール
4月24日(日) ■11:00~■
<パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(PG12※)>
●監督:バーナード・ローズ/2013年/カラー/DCP/122分
●ショパン、リスト、シューベルトが心酔した天才異端児の生涯に秘められた真実を描いたドラマ。“現代のパガニーニ”デヴィッド・ギャレットが名器ストラディヴァリウスで奏でる超本格的音楽映画。
※12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要です。

■14:00~■
<アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)>

●監督:ペーター・バーデーレ/カラー/DCP/ビスタ/2013年/93分
●日本語版ナレーション:小林聡美
●ヨーロッパ7ヶ国にまたがるアルプス山脈の全貌を上空から撮影したドキュメンタリー。大自然の絶景や高地に生きる人々の姿などの大パノラマを美しいデジタルシネマでお楽しみいただけます。
4月26日(火) ■10:30~/14:00~■
<日本映画傑作選「エノケンの魔術師」>(ミニホール)

●東宝/監督:木村荘十二/出演:榎本健一/昭和9年/モノクロ(73分)
4月29日(金) ■11:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「世代」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1954年/モノクロ/DCP/88分
●“ポーランド派”の先駆的作品と目されるワイダの長編第一作。貧民街出身の男が共産主義者の抵抗運動に参加している女に恋をするという単純な物語だが、矛盾した性格をもち苦悩を抱えた悲劇的キャラクターの登場、ネオレアリズモ風の撮影、『灰とダイヤモンド』のツィブルスキの出演等ワイダ作品の特徴が垣間見られる一本である。

■14:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「地下水道」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1956年/モノクロ/DCP/97分
●ワルシャワ蜂起に参加したイエジ・ステファン・スタヴィンスキ脚本によるワイダの傑作。対独レジスタンスが地下の下水道で繰り広げる死闘をドキュメンタリー風に演出した本作、光と影を巧みに使った撮影は後年ホラー、サスペンスジャンルの作品に多大な影響を与えている。カンヌ映画祭審査員特別賞。
4月30日(土) ■11:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「灰とダイヤモンド」>

●監督:アンジェイ・ワイダ/1958年/モノクロ/DCP/104分
●ヴェネチア映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し監督ワイダの名を一躍世界に知らしめた歴史的作品。戦時中レジスタンス活動に従事し、戦後はテロリストとなり悲惨な最後を遂げる青年。ロマン主義的な主人公のキャラクター、寓意を多用した演出、シャープなモノクロ映像で描かれる青春の栄光と挫折は今見ても切ない。

■14:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「サムソン」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1961年/モノクロ/DCP/118分
●1939 年~43 年のワルシャワを舞台に、ユダヤ人居住区の墓堀人の手で助けられたユダヤ人の運命を描いた本作。旧約聖書の英雄サムソンになぞらえた主人公の過酷な体験は、戦時下における不条理な日々を見るものに印象づける。今回が日本での初上映。ポーランド国内でもこの映画の存在を知る人は少ないといわれる幻の作品。若き日のポランスキーも出演している。
5月1日(日) ■11:00~■
<ポーランド映画の都・ウッチ「身分証明書」>

●監督:イェジー・スコリモフス/1964年/モノクロ/DCP/76分
●ウッチ映画大学在学中に、主にウッチ市で撮影されたスコリモフスキ自作自演の長編第一作。24 歳のアンジェイは毎日を無為に過ごしていたが、ある日兵役を志願。映画は彼が兵役につくまでの16 時間を追いながら、主人公の社会に対する怒りや行き場のない焦りを表現。物語性の否定。斬新なカメラワーク等、巨匠の才気溢れる演出に痺れる1 本。

■14:00~■
<ポーランド映画の都・ウッチ「エヴァは眠りたい」>
●監督:タデウシュ・フェミレフスキ/1957年/モノクロ/DCP/99分
●幻想とリアルをバランスよく織り交ぜた不条理でダークなユーモアとルネ・クレール風の抒情性をあわせもつフミェレフスキ(1954 年ウッチ映画大学卒)の大ヒット作。本作は娯楽喜劇として作られた戦後最初の作品と言われ、全住民が警官か泥棒という奇妙な町に若い娘エヴァがやってくる 物語は、ポーランドの現実を暗示しているかのようだ。サン・セバスティアン映画祭グランプリ。
5月3日(火) ■11:00~■
<ポーランド映画の都・ウッチ「ヴァバンク」>

●監督:ユリウシュ・マフルスキ/1981年/カラー/DCP/109分
●ウッチ映画大学を卒業後、70 年代後半から活躍しているマフルスキの大ヒット作。30 年代のワルシャワで刑務所帰りの詐欺師が再び悪事を働く犯罪コメディ。米映画の名作『スティング』を想起させる出来栄えは一級品。ポーランドで知らない人 はいないとも言われる本作は、同じキャストとスタッフで続編もつくられている。また主演俳優は監督の父親である。タイトルはva banque(仏)からの借用。ギャンブラーの隠語で、「全財産を賭けること」を意味する。

■14:00~■
<ポーランド映画の都・ウッチ「約束の土地」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1974年/カラー/DCP/169分
●70 年代のワイダ(1953 年ウッチ映画大学卒)は文学作品を数多く映画化しているが、なかでも国内外で高い評価を得ているのが本作である。ウワデゥスワフ・レイモントの小説をもと にユダヤ、ポーランド、ドイツという異なった民族に属する若き親友3 人が工業都市ウッチで身を立てようとする物語は、青春群像劇でありながら、同時に富む大都市の肖像にもなっている。
5月4日(水) ■11:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「地下水道」>

●監督:アンジェイ・ワイダ/1956年/モノクロ/DCP/97分
●ワルシャワ蜂起に参加したイエジ・ステファン・スタヴィンスキ脚本によるワイダの傑作。対独レジスタンスが地下の下水道で繰り広げる死闘をドキュメンタリー風に演出した本作、光と影を巧みに使った撮影は後年ホラー、サスペンスジャンルの作品に多大な影響を与えている。カンヌ映画祭審査員特別賞。

■14:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「灰とダイヤモンド」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1958年/モノクロ/DCP/104分
●ヴェネチア映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し監督ワイダの名を一躍世界に知らしめた歴史的作品。戦時中レジスタンス活動に従事し、戦後はテロリストとなり悲惨な最後を遂げる青年。ロマン主義的な主人公のキャラクター、寓意を多用した演出、シャープなモノクロ映像で描かれる青春の栄光と挫折は今見ても切ない。
5月5日(木) ■11:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「サムソン」>

●監督:アンジェイ・ワイダ/1961年/モノクロ/DCP/118分
●1939 年~43 年のワルシャワを舞台に、ユダヤ人居住区の墓堀人の手で助けられたユダヤ人の運命を描いた本作。旧約聖書の英雄サムソンになぞらえた主人公の過酷な体験は、戦時下における不条理な日々を見るものに印象づける。今回が日本での初上映。ポーランド国内でもこの映画の存在を知る人は少ないといわれる幻の作品。若き日のポランスキーも出演している。

■14:00~■
<アンジェイ・ワイダと戦争「世代」>
●監督:アンジェイ・ワイダ/1954年/モノクロ/DCP/88分
●“ポーランド派”の先駆的作品と目されるワイダの長編第一作。貧民街出身の男が共産主義者の抵抗運動に参加している女に恋をするという単純な物語だが、矛盾した性格をもち苦悩を抱えた悲劇的キャラクターの登場、ネオレアリズモ風の撮影、『灰とダイヤモンド』のツィブルスキの出演等ワイダ作品の特徴が垣間見られる一本である。
5月7日(土) ■11:00~■
<戦後ポーランド映画の系譜「マテウシの生活」>

●監督:ヴィトルト・レシチンスキ/1967年/モノクロ/35mm/ビスタ/82分
●ウッチ大学で撮影と監督を学び、ノルウェーでドキュメンタリー制作に携わったレシチンスキの劇映画第一作。美しい田園地帯で静かに暮らす兄妹のもとに一人の男が舞い込み、波紋が広がる。

■14:00~■
<戦後ポーランド映画の系譜「熱病」>
監督:アグニエシュカ・ホラント/1980年/カラー/35mm/118分
◆ハリウッドやヨーロッパなどで国際的に活躍するアグニエシュカ・ホラントの初期の傑作。20世紀初頭、ポーランド社会党の過激派が計画した爆弾テロの顛末を冷徹に描く。
5月8日(日) ■11:00~■
<戦後ポーランド映画の系譜「白鳥の歌」>

監督:ロベルト・グリンスキ/1988年/カラー/35mm/86分
◆ウッチ大学に学んだ俊英グリンスキの代表作。シナリオ作りに苦労する脚本家をコミカルに描く。1989年にポーランドでプロダクションの自主製作による映画が認められる以前に発表された。

■14:00~■
<戦後ポーランド映画の系譜「マテウシの生活」>
●監督:ヴィトルト・レシチンスキ/1967年/モノクロ/35mm/ビスタ/82分
●ウッチ大学で撮影と監督を学び、ノルウェーでドキュメンタリー制作に携わったレシチンスキの劇映画第一作。美しい田園地帯で静かに暮らす兄妹のもとに一人の男が舞い込み、波紋が広がる。

映像ホールの上映時間は、11時と14時の1日2回が基本パターンになっています。
鑑賞料金は、一般600円、1,000円など企画によって異なりますので、市民ミュージアムのウェブサイトをご参照ください。

また市民ミュージアムには、前掲の映像ホールのほかに「ミニホール」も併設されています。
そちらでもさまざまな作品が上映されていまして、ミニホールは基本的に無料となっています。

上記でご紹介したのは直近の一部プログラムですが、休日には毎日これだけの映画・映像が上映されているわけです。

これは「武蔵小杉にはミニシアター・名画座がある」といっても差し支えないのではないでしょうか。

シネマコンプレックスの出店が期待された「グランツリー武蔵小杉」には、残念ながら映画館が入ることはありませんでした。
ただ、シネマコンプレックスで上映されるような最新話題作は近隣で観られるわけですし、市民ミュージアムで学芸員の方が選定された映画を楽しんでみるのも良いと思います。

【関連リンク】
川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
 ・2015/10/22エントリ 川崎市市民ミュージアムでデジカメワークショップ「水面に自分を映してセルフポートレートを撮ってみよう」が10月24日開催
2015/11/15エントリ 川崎市市民ミュージアム「あそぼう!つくろう!アートツール・キャラバンin川崎」開催レポート
2015/12/5エントリ 川崎市市民ミュージアムの年末年始2大企画展「江口寿史展KING OF POP」本日より、「2015川崎フロンターレ展」12月12日より開幕

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2016年
04月22日

夜の東住吉小学校で、中原消防団が消防ホースの巻き取り訓練を実施

【Reporter:はつしも】

夜の東住吉小学校において、中原消防団による消防訓練が行われていました。

■夜間の東住吉小学校における中原消防団の訓練
夜間の東住吉小学校における中原消防団の訓練 

「消防団」とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関です。
火災や大規模災害発生時に地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員です。

■川崎市ウェブサイト 中原消防団
http://www.city.kawasaki.jp/840/page/0000021258.html
■川崎市中原消防団 Facebookページ
https://www.facebook.com/nakaharasyouboudan

本サイトではこれまでに中原消防署の訓練の様子をご紹介しておりましたが、消防団もいざという時に備えて、平時より訓練を行っています。

■ホース巻取り訓練
ホース巻取り訓練

ホースの巻き取り訓練

このときに行われていたのは、ホースの巻き取り訓練でした。

一旦長く伸ばしたホースを、綺麗に巻き取っていきます。
タイムアタックのような訓練に見えました。

■消防ホース巻取り機
ホースの巻き取り機

また、手巻きだけでなく、訓練には消防ホース巻取り機も登場しました。

これはいくつか専門メーカーがありまして、「マキーキ」などといった商品名がつけられています(写真のものは別の商品です)。

■「住吉分団」の消防車
「住吉分団」の消防車

このとき住吉小学校の校庭に並んでいたのは、「中原消防団 住吉分団」の消防車でした。

中原消防団には、中原消防署内の本部のほか、「中原」「大戸」「住吉」「玉川」「丸子」の5つの分団があり、その傘下に班が編成されています。

各地域において、大規模公園や小学校などを活用した訓練活動が行われています。


小学校といえば平日の義務教育のほか、休日や夜間は地域のスポーツクラブ等の活動場所というイメージしか持っていませんでしたが、消防団の訓練にも活用されていることを今回初めて知りました。

夜の小学校で見かけた、昼間とはまた別の顔ということで今回ご紹介しました。

■中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」


なお、中原消防団では団員募集を行っています。
2014年には人気アイドルグループ・AKB48の楽曲「恋するフォーチュンクッキー」を活用した団員募集を行うなど、親しみやすいPR活動に努められているようです。

団員募集につきましては、関心をお持ちの方は関連リンクもご参照ください。

【関連リンク】
川崎市ウェブサイト 中原消防団
川崎市ウェブサイト 消防団員を募集しています
消防・消防団・警察・海保・自衛隊をサポートする通販サイト シグナル 消防ホース巻取り機 マキーキ
2009/2/7エントリ 東急テクノシステム跡地の消防車
2009/8/19エントリ 水難事故に備えよう
2010/3/27エントリ 中原消防署のミニカー展示
2010/3/26エントリ THE KOSUGI TOWERの消防訓練
2010/6/15エントリ 中原消防署が住宅用火災報知機設置を呼びかけ
2011/6/29エントリ 中原消防署に双腕作業機「ASTACO」配備
2013/8/11エントリ 川崎市総合防災訓練によりパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー・等々力緑地でヘリ救助訓練等防災イベントを実施
2013/1/2エントリ 中原消防署の消防車ペーパークラフト
2013/11/11エントリ 川崎市消防局の「太助」が、武蔵小杉駅前を歩く
2014/3/20エントリ 西街区商業施設・武蔵小杉東急スクエアの消防訓練
2014/9/13エントリ 中原消防団が踊る「恋するフォーチュンクッキー」で団員募集PR
2015/3/14エントリ 武蔵小杉の防災一大イベント「こすぎ防災フェス」「第8回階段駆け上がりレース川崎大会」開催レポート
2015/7/4エントリ 「消五郎」が見守る中原消防署の七夕飾り短冊募集と、消防風鈴・消防車カード・ペーパークラフト配布中
2015/11/16エントリ 中原消防署がNEC玉川ルネッサンスシティ・ノースタワーで37階・829段の「階段駆け上がり訓練」を実施

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2016年
04月21日

東急武蔵小杉駅南口駅前「ナチュラルローソン」跡地に「丸亀製麺」が出店見込み

【Reporter:はつしも】

東急武蔵小杉駅南口駅前の「ナチュラルローソン」跡地に、「丸亀製麺」が出店見込であることがわかりました。

現段階で外部に情報は出ておらず最終確認はできておりませんが、一定の情報が得られたものをお伝えいたします。

 ■「丸亀製麺」の出店が見込まれる「ナチュラルローソン」跡地
「丸亀製麺」の出店が見込まれる「ナチュラルローソン」跡地



「丸亀製麺」が出店するのは、かつてのパチンコ店「Club Square」のビルを建て替えた4階建ての商業ビル「新恵商事ビル」の1階です。
ここには「ナチュラルローソン東急武蔵小杉駅前店」が2014年10月1日に出店しましたが、2016年1月31日をもって閉店となりました。

その跡地がしばらく空の状態になっていましたが、このたび「丸亀製麺」が出店する見込みとなり、内装工事がスタートしました。

現在、店舗入口は仮囲いで覆われています。

■「ビーンズ武蔵中原」の丸亀製麺
「ビーンズ武蔵中原」の丸亀製麺

「丸亀製麺」は、株式会社トリドールが展開する人気の讃岐うどんチェーン店です。
全国に店舗を展開し、武蔵小杉周辺においては「ビーンズ武蔵中原」2階に店舗があります。

本サイトでも、2011/10/4エントリでご紹介しておりました。

■かつての「ナチュラルローソン東急武蔵小杉駅前店」
かつての「ナチュラルローソン東急武蔵小杉駅前店」

この出店場所は駅前の「こすぎコアパーク」に面し、駅前ですぐに目に入る場所にあります。

武蔵小杉東急スクエアやららテラス武蔵小杉の開業後、同じく駅前に面した「お好み焼 忍」なども飲食ニーズの特需が続いていたようですから、とりあえず無難に食べられる「丸亀製麺」のような店舗があったら、一定レベルの集客はできるのではないでしょうか。

2階には「Seafood & Wine MARUCADO」、3階には「博多満月」、4階には不動産仲介店「アクア21」が出店しています。
1階に「丸亀製麺」が入ると、駅前の飲食系ビルとしての存在感が増すことになりそうです。

■近接する立ち食い店「かしわや」
 近接する立ち食いそば・うどん店「かしわや」

一方、近接するセンターロード入口には、立ち食いのうどん店「かしわや」があります。
こちらにとっては、強力な競合店が登場する形になりますね。


なお、冒頭に申しあげたとおり、「丸亀製麺」の出店については一定レベルの情報を得ておりますが、最終的な確認はできておりません。
工事が始まっていますので何らかの店舗のオープンが近いことは間違いないと思いますが、この点あらかじめご了承くださいませ。

【関連リンク】
丸亀製麺 ウェブサイト
2011/11/4エントリ ビーンズ武蔵中原の「丸亀製麺」
2013/6/15エントリ 東急武蔵小杉駅南口のパチンコ店「百億兆」「CLUB SQUARE」が閉店
2014/3/12エントリ 東急武蔵小杉駅南口「CLUB SQUARE」跡地に4階建て物販・飲食・事務所ビルが建設へ
2014/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅南口の4階建て商業ビルが竣工、不動産仲介「アクア21」が本日オープン
2014/8/30エントリ 東急武蔵小杉駅南口にジェイグループの新業態「Seafood&Wine MARCADO」が2014年9月27日(土)オープンへ
2014/9/1エントリ 東急武蔵小杉駅南口に「NATURAL LAWSON」が2014年10月1日(水)オープンへ
2014/10/3エントリ 東急武蔵小杉駅前に「マルカド」「ナチュラルローソン」「海鮮問屋 浜の玄太丸」がオープン
2014/10/28エントリ 武蔵小杉駅南口に九州居酒屋「博多満月」11月13日(木)オープン、「北海道新得町塚田農場」12月3日(水)オープン予定
2016/2/5エントリ 「マクドナルド新丸子駅店」「ナチュラルローソン東急武蔵小杉駅前店」が1月31日閉店、「マクドナルド武蔵小杉店」が2月末閉店決定

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2016年
04月20日

JR武蔵小杉駅連絡通路のオリジナルキャラクター「ロボ君」「カタツムリ君」「モグラ君」がびゅうプラザ前に登場、おトクなきっぷをご案内

【Reporter:はつしも】

JR武蔵小杉駅南武線改札口前に、同駅のオリジナルキャラクター「ロボ君」「カタツムリ君」「モグラ君」が登場していました。

春の行楽シーズンを迎えて、JR東日本の「おトクなきっぷ」をご案内しています。

■「おトクなきっぷ」のご案内
「おトクなきっぷ」のご案内

■JR武蔵小杉駅のオリジナルキャラクター
JR武蔵小杉駅のオリジナルキャラクター

「ロボ君」「カタツムリ君」「モグラ君」が登場したのは、びゅうプラザ前の「おトクなきっぷ」パンフレット置き場です。

パンフレット置き場上部の看板に、各キャラクターが登場しています。

■「ロボ君」と「カタツムリ君」
「ロボ君」と「カタツムリ君」

■「モグラ君」
「モグラ君」

ゴールデンウィークを間近に控えて、ご旅行を検討されている方も多いのではないでしょうか。
ここでは伊豆や房総へのフリー乗車券や休日パスのご案内を行っています。

■連絡通路に登場した際の「ロボ君」「モグラ君」
連絡通路に登場した際の「ロボ君」「モグラ君」

連絡通路に登場した際の「ロボ君」「モグラ君」

JR武蔵小杉駅では、南武線と横須賀線をつなぐ長い連絡通路を活用してさまざまなオリジナルキャラクターを展開しています。

2012年にソーシャルメディアで全国規模でのヒットとなった「よんれつ」に始まり、連絡通路の連続ポスターが一定期間で張り替えられ、JR東日本の啓発活動やPRを行っています。

「ロボ君」「モグラ君」は、2015年6月以降の「スマホ歩き」の注意喚起啓発の際に登場していまして、「モグラ君」がホームに掘った穴にスマホ歩きの「ロボ君」が落下するという場面がありました。

■自動改札機に登場した「モグラ君」
自動改札機に登場した「モグラ君」

さらに「モグラ君」は、2015年に新型に交換されたJR武蔵小杉駅の自動改札機にも登場しています。

新型自動改札機においてはICカードの残額表示場所が変更され、その場所を示すアイキャッチとして活躍しているものです。

■JR武蔵小杉駅連絡通路に登場した際の「カタツムリ君」
JR武蔵小杉駅連絡通路に登場した際の「カタツムリ君」

そして「カタツムリ君」は、2013年11月の「連絡通路はゆっくり歩きましょう」の啓発の際に登場していました。

■南浦和駅に進出した「カタツムリ君」
南浦和駅に進出した「カタツムリ君」

さらに「カタツムリ君」はJR武蔵小杉駅を飛び出して、埼玉県のJR南浦和駅まで進出していました。

南浦和駅も、京浜東北線と武蔵野線が交差する乗換駅であり、両路線を結ぶ連絡通路があります。
「カタツムリ君」はこちらでも武蔵小杉駅同様、連絡通路での啓発に活躍していました。


このように、JR武蔵小杉駅のキャラクターは連絡通路でデビューしたのち、活動の場を駅構内各所や他の駅にも広げてきています。

駅構内を探したら、ほかの場所でも見つかるかもしれませんね。

【関連リンク】
2012/8/22エントリ 「武蔵小杉駅からのお願いです。」
2012/8/29エントリ 2012年9月6日発売「武蔵小杉Walker」にJR武蔵小杉駅の「よんれつ」掲載決定
2012/9/5エントリ 9月6日(木)発売「武蔵小杉Walker」前日早読みレポート、「よんれつ」無事掲載
2012/10/2エントリ JR武蔵小杉駅のみどりの窓口に、動く「よんれつ」が再登場
2012/11/28エントリ 武蔵小杉駅から「よんれつ」で、「ふるさと」へ帰ろう
2012/12/11エントリ JR武蔵小杉駅の「よんれつ」新作、「ふるさと」が大幅拡張
2013/4/22エントリ JR武蔵小杉駅に「よんれつ」後継「SS君」投入、湘南新宿ラインの魅力をご紹介
2013/9/26エントリ JR武蔵小杉駅が連絡通路で「秋田デスティネーションキャンペーン」を展開
2013/11/15エントリ JR武蔵小杉駅のカタツムリ君が、時速4kmのゆっくり歩行を呼びかけ中
2013/12/15エントリ JR湘南新宿ライン「速いぞ!」に対抗、東急東横線「速い、だけじゃない。」
2014/3/4エントリ JR武蔵小杉駅が新キャラクター「Suica君」を投入、定期券の早期購入を呼びかけ中
2014/3/10エントリ JR武蔵小杉駅が新キャラクター「Suica君」を連絡通路に全面投入、定期券の早期購入をさらに呼びかけ中
2014/6/14エントリ JR武蔵小杉駅連絡通路に山形ディスティネーションキャンペーン「きてけろくん」が登場
2014/8/6エントリ JR南武線新型車両「E233系」が2014年10月導入、新型車両で叶える「あなたの夢」募集中
2014/9/17エントリ JR武蔵小杉駅の「カタツムリ君」が南浦和駅に進出、連絡通路でゆとり歩行を呼びかけ中
2014/10/4エントリ JR南武線新型車両「E233系」本日投入、武蔵小杉駅等で記念商品販売と「懐かしの写真展」がスタート
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2015/4/19エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で「ふくしまデスティネーションキャンペーン」展開、福島の歴史・自然・温泉・遊びをお勧め中
2015/4/23エントリ JR武蔵小杉駅が「ふくしまデスティネーションキャンペーン企画 列車クイズ」を開催、全問正解者に横浜支社特製クリアファイルをプレゼント
2015/6/24エントリ ふたたび、「武蔵小杉駅からのお願いです。」よんれつ通路で「スマホ君」がスマホ歩き禁止を呼びかけ中
2015/9/10エントリ JR武蔵小杉駅が「よんれつ」など連絡通路の歴代キャラクターを紹介、「スマホ君」の正式名称「ロボ君」を発表
2015/10/27エントリ JR武蔵小杉駅の新型自動改札機に連絡通路のキャラクター「モグラ君」が登場

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2016年
04月19日

東急電鉄が駅構内映像をスマホ配信する「駅視-vision」の実証実験を武蔵小杉駅でスタート

【Reporter:はつしも】

東京急行電鉄は、駅構内の様子をスマートフォンに配信する「駅視-vision(エキシビジョン)」の実証実験を、同社の「東急線アプリ」上において2016年3月1日よりスタートしています。
本実証実験は東急線6駅が実験場所として指定されていまして、このたび武蔵小杉駅での提供がスタートしました。

■東急電鉄ニュースリリース 駅構内カメラ画像配信“駅視-vision(エキシビジョン)”の実証実験を開始します
http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2392

■「駅視-vision(エキシビジョン)」の実証実験内容
内容 対象駅の改札・コンコース付近など駅構内カメラ画像にプライバシー保護の加工を施した上で、「東急線アプリ」に配信する実証実験です。運行支障が発生した際の混雑状況などをタイムリーに確認することができます。あわせて、お客さまからご意見をいただき、データ加工方法や配信ツールなど将来的な活用方法を検討します。
実証実験期間 2016年3月1日 「東急線アプリ」リニューアル時から配信開始。
対象駅 (3月1日より開始)
・田園都市線 溝の口駅(正面改札、南改札)
・あざみ野駅(改札)
(順次開始)
・田園都市線 三軒茶屋駅(コンコース) 二子玉川駅(コンコース)
・東横線 武蔵小杉駅(正面改札、南改札)
・日吉駅(中央改札)
お問い合わせ・ご意見 ・本実証実験についてのお問い合わせ・ご意見については東急お客さまセンターにて承ります。
東急お客さまセンター:TEL:03-3477-0109
http://www.tokyu.co.jp/customer/(Web お問合せフォームよりお問い合わせください)
月~金 8:00~19:00 土日祝 9:30~17:30(年末年始などを除く)
お客さまからのさまざまなご意見を踏まえて、今後の発信方法について検討します。

■「駅視-vision(エキシビジョン)」による駅構内画像(武蔵小杉駅)
「駅視-vision(エキシビジョン)」による駅構内画像(武蔵小杉駅)
本実証実験では、前掲の6駅の改札口・コンコース付近の構内カメラシステムの画像を取得し、プライバシー加工を施したうえで「東急線アプリ」に「直近の駅構内の様子」として配信を行います。
このサービスは「駅視-vision(エキシビジョン)」と名付けられ、画像のプライバシー加工処理には東芝、NEC、日立製作所の技術が使用されています。

上記の画面は、武蔵小杉駅正面改札の画像です。
画面にモザイクがかかって、人が判別できないようになっています。

静止画ですが、アイコンによっても混雑状況がわかるようになっています。

■二子玉川駅の画面
二子玉川駅の画面

■溝の口駅の画面
溝の口駅の画面

武蔵小杉駅はモザイク加工でしたが、プライバシー処理の方法は駅によって異なります。

二子玉川駅や溝の口駅などでは、カメラ映像の中から人を自動的に判別して、単純化したシンボル画像に変換するという技術が使われています。

これは類似した技術が「googleストリートビュー」にも使われていまして、表札の名前や通行人の顔に自動でぼかしが入るようになっています。
本実証実験は鮮明な映像を得ることが目的ではありませんので、人をシンボル化するなど匿名化をさらに進めた形になっています。

溝の口駅では、「動いている人」と「止まっている人」がシンボルの色で区別されるようになっています。
これによって、完全に人が詰まって動かなくなっている場合は、全員が「止まっている人」の色になって静止画でも動きが判別できるわけです。

このように駅ごとに違う方法を用いることで、技術の比較検証を行なっているのでしょう。

■武蔵小杉駅の2箇所の映像表示
武蔵小杉駅の2箇所の映像表示
武蔵小杉駅で映像が表示されているのは、南武線乗り換え側の改札口内側と、南口改札の外側です。
モザイクがかかっていますので、少しわかりにくいでしょうか。

■南武線乗り換え改札口のカメラ
南武線乗り換え改札口のカメラ

まずこちらが、南武線乗り換え改札口のカメラです。

■南口改札外側のカメラ
南口改札外側のカメラ

続いてこちらが、南口改札外側のカメラです。
ららテラス武蔵小杉の入口近く、宝くじ売り場の前あたりに設置されています。

「駅視ーvision(エキシビジョン)」の映像と近いアングルで撮影しましたので、画面と見比べると該当するカメラであることがわかると思います。

■ダイヤが乱れた際の東急武蔵小杉駅
ダイヤが乱れた際の東急武蔵小杉駅 

今回「駅視-vision(エキシビジョン)」の実証実験が行われる6駅は、武蔵小杉駅をはじめ利用者のたいへん多い駅です。
天候不良や人身事故、機械設備の故障等、さまざまな要因によってダイヤが乱れた際には、駅構内に人が密集して非常に移動困難かつ危険な状態となります。

ダイヤが乱れていることは知っていたものの、駅に来てみるとどうにもならない状態…となることを防ぐため、本実証実験では駅構内がどれだけ混雑しているか、また人が流れているか否か、わかるようになっています。

東急電鉄は利用者からの意見も聞きながら、データ加工の処理方法や配信ツールについて改良を図ると共に、イッツ・コミュニケーションズなどグループ企業の媒体での配信についても検討するものとしています。

東急線をご利用の方は、ダイヤが乱れた際に実際に使ってみたり、ユーザーとして意見を出してみてはいかがでしょうか。

■東急電鉄ニュースリリース さらに快適に、便利に!3月1日(火)「東急線アプリ」をもっと便利にリニューアルします!
http://www.tokyu.co.jp/information/list/?id=821

また東急電鉄は、本実証実験開始とあわせて「東急線アプリ」のリニューアルを行っています。
各ホームのエスカレーター・エレベーター位置がわかる「ホーム図」の追加など、機能追加の詳細は東急電鉄のニュースリリースをご参照ください。



■東急武蔵小杉駅の「タッチパネル式デジタル時刻表」
東急武蔵小杉駅に設置された「タッチパネル式デジタル時刻表」(定期券売り場前)

なお、東急武蔵小杉駅では、2015年11月20日には国内初の「先着列車案内」を提供する「タッチパネル式デジタル時刻表」サービスが提供開始されていました。

■東京急行電鉄 ニュースリリース 「先着列車案内」機能を搭載したタッチパネル式デジタル時刻表導入
http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2348

東急武蔵小杉駅は利用者が多いこともあって、実験的サービスが先行して提供されることが多いですね。

【関連リンク】
東京急行電鉄 ウェブサイト
2013/11/16エントリ 台風26号により多摩川を渡る鉄道が朝ラッシュ時運休、武蔵小杉駅が大混雑に
2015/11/20エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅に「タッチパネル式デジタル時刻表」を本日導入、国内初の先着列車案内を提供

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2016年
04月18日

「とどろき水辺の楽校」2016年度前期プログラムが発表、4月29日(金・祝)開校式から多摩川水辺での体験学習をスタート

Reporter:はつしも】

多摩川河川敷では、2002年から「とどろき水辺の楽校」という活動が継続的に行われています。

「とどろき水辺の楽校」では、川崎市からの認可を受け、地域の学校や市民団体、民間企業などと連携により多摩川の水辺を活用した体験学習や環境学習等の活動を行っています。本サイトでも、2013/9/22エントリ「昆虫調べ」の体験学習を一度レポートさせていただきました。

このたび、2016年4月29日(金・祝)の「開校式」から始まる、2016度前期のプログラムが発表されましたので、ご紹介します。

■「とどろき水辺の楽校」2016年前期プログラム
とどろき水辺の楽校2016年度前期イベント案内
※クリックで拡大します。


■とどろき水辺の楽校  2015年度前期 イベント案内
http://www.todoroki.org/2016_plan/2016_0403_01_plan.php

■とどろき水辺の楽校 2015年度前期プログラム
開催日時 内容 会場
4月29日(金・祝)
10:00~13:00
<2015年度開校式>【申込不要】
●ガサガサ(川の生きもの観察)
●野草摘み(植物観察)
●防災紙芝居

■講師:えのきんさん 他
■持ち物:水に入ります。着替え・靴・タオル必須
■参加費:200円(保険料)
■備考:防災ご飯・野草の天ぷら・ワカメの味噌汁・デザートが出ます。
等々力緑地先 川崎側多摩川河川敷
6月5日(日)
9:00~13:00
<河口干潟観察会>【先着70名】
●多摩川河口干潟で生きもの観察

■講師:干潟館スタッフ
■申込:事前申込制
メールかFAXで①氏名②人数③連絡先(携帯)をお知らせください
 info@todoroki.org
■持ち物:着替え・靴・タオル必須・弁当(シジミ汁が出ます)・飲み物
■参加費:200円(保険料)
■参加費のほか交通費は自己負担(現地解散)
多摩川河口干潟
(集合場所:JR川崎駅改札前)
7月10日(日)
午前の部/午後の部
<多摩川カヌー教室>【事前申込制】
●丸子橋下 多摩川でカヌー教室

■講師:遠藤光紀さん、多摩川リバーシップの会 他
■申込:事前申込制(詳細は市政だよりで告知します)
■共催:川崎市市民・こども局スポーツ室
丸子橋下
7月24日(日) <多摩川エコラシコ>【事前申込制】
●多摩川の清掃活動
●ガサガサ調査

■申込:事前申込制(申込・お問い合わせはフロンターレへ)
■共催:川崎フロンターレ・国土交通省景品河川事務所
■川崎フロンターレウェブサイト
http://www.frontale.co.jp/
等々力緑地先
川崎側多摩川河川敷
7月26日(火)
7月27日(水)
10:00~15:00
<夏休み多摩川教室>【申込不要】
●世界でたった1枚!ハンカチの草木染め

■申込:不要 直接現地にお越しください。
■その他:詳細は追ってとどろき水辺の楽校のウェブサイトまたは京浜河川事務所ウェブサイトでお知らせします。
■国土交通省京浜河川事務所ウェブサイト
http://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/
二子新地河川敷
9月22日(木・祝) <川の安全教室(かっぱの川流れ)>【申込不要】
●多摩川の安全教室
●川流れ体験

■講師:河村淳さん、えのきんさん、羽賀雄二郎さん 他
■主催:川崎市
■持ち物:着替え・靴・タオル必須(川の中に入ります)
■参加費:200円(保険料として)
等々力緑地先
川崎側多摩川河川敷
8月7日(日)~
8月8日(月)
奥多摩安全教室キャンプ(※抽選80名)
※詳細は「とどろき水辺の楽校」ウェブサイトをご参照ください。
氷川キャンプ場

<各イベント共通事項>
■水に入るときは、化繊の長そで・長ズボン、ウォーターシューズ、軍手着用のこと靴は上履きの上に滑り止めとして古い大きめの靴下でも構いません。サンダル不可、長靴も好ましく有りません。

■小学3年生以下の単独参加は出来ません。保護者同伴でお願いします。
■小雨決行、雨天中止となります。
■帽子、着替え、替えの靴、ビニール袋、弁当、飲み物、敷物、皿、箸など各自必要なものを持参のこと

ここでの遊びとは、子どもの健全育成を考え、参加者全員が運営していく楽校です。多摩川の自然を愛し、子どもも大人も自由に楽しみ、創造し、真剣に遊ぶ場を保証するためには、「自由参加・自己責任」ということを基本に考えます。参加される全ての方々のご協力とご理解をお願い致します。

<お問い合わせ>
NPO法人とどろき水辺
メール: info@todoroki.org

各イベントの詳細につきましては、今後変更が入る可能性もございますので、前掲の「とどろき水辺の楽校」のウェブサイトをご参照ください。


■「開校式」の「ガサガサ」
開校式の「ガサガサ体験」 
※とどろき水辺の楽校プログラムより

「とどろき水辺の楽校」では、実際に水辺に触れる体験学習を行うのが特徴です。

4月29日(金・祝)の開校式では、「ガサガサ」と呼ばれる川の生きもの観察を行います。

■多摩川カヌー教室
多摩川カヌー教室 
※とどろき水辺の楽校プログラムより

7月10日(日)に開催される、「多摩川カヌー教室」も、たいへん楽しそうですね。
多摩川に入る機会は、こんなことでもないとなかなかありません。

■開校式会場マップ
開校式会場マップ

■目印となるテント
目印となるテント

「水辺の楽校」の会場はイベントによって異なりますが、開校式は上記の等々力緑地先の多摩川河川敷で開催されます。
等々力緑地を縦断する幹線道路を抜けて、等々力保育園前から河川敷に入っていくと、「水辺の楽校」のテントがあります。

■とどろき水辺の楽校 2015年4月29日(水・祝)とどろき水辺の楽校 開校式 活動報告
http://www.todoroki.org/2015_report/2015_0429_01_report.php

「とどろき水辺の楽校」のウェブサイトには、昨年の開校式のレポートも掲載されています。

概ね共通したプログラムになっていますので、参加ご検討の方は参考にしてみてくださいね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園情報 多摩川緑地
とどろき水辺の楽校 ウェブサイト
2013/9/22エントリ 「とどろき水辺の楽校」の多摩川河川敷での「昆虫調べ」

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2016年
04月17日

武蔵小杉周辺の八重桜・ハマダイコンが満開、ツツジの開花がスタート

【Reporter:はつしも】

ソメイヨシノが散ったあと、武蔵小杉各地では八重桜などが開花しました。
それぞれの色合いで、街を明るく彩っています。

■多摩川の八重桜
多摩川の八重桜

多摩川のソメイヨシノ 

今年は多摩川から、見ていきましょう。
ここは等々力緑地付近の多摩川堤防の上です。

このあたりには河津桜、ソメイヨシノなども含め各種の桜が植えられていまして、次々と咲いていく姿を楽しむことができます。

■多摩川河川敷のハマダイコン
多摩川河川敷のハマダイコン

堤防上の八重桜の根元にも咲いていましたが、河川敷ではハマダイコンが満開になっています。

多摩川河川敷のハマダイコンについては1年前、2015/4/22エントリでもご紹介いたしました。

■二ヶ領用水の八重桜
二ヶ領用水の八重桜 

二ヶ領用水の八重桜
 
そして八重桜といえば、二ヶ領用水の南武沿線道路付近が見事です。
ここは遊歩道になっていますので、この週末はお花見をする人の姿が見受けられました。

■八重桜と武蔵小杉のタワーマンション
八重桜と武蔵小杉のタワーマンション

多摩川堤防の八重桜同様、ここからも武蔵小杉のタワーマンションが見えました。

プラウドタワー武蔵小杉が昨年加わりまして、来年あたりはもう1棟、パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイーストの姿も見えるようになるかもしれません。

■紅白の八重桜
紅白の八重桜

八重桜は紅白がありまして、全体の本数からすると紅(実際にはピンク色)のほうが優勢です。

しかしよくよく見ると、白い八重桜にも少しピンク色が混じっていますね。

■南武沿線道路のツツジ
南武沿線道路のツツジ

南武沿線道路のツツジ

さらに南武沿線道路では、ツツジの開花が始まりました。

JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」前あたりではまだこれからですが、JR武蔵小杉前あたりでは一部満開のところもありました。

■江川せせらぎ遊歩道の花々
江川せせらぎ遊歩道の花々

最後に、江川せせらぎ遊歩道においても、色とりどりの花が咲いています。

これから5月頃にかけて、まぶしいばかりの新緑と共にさまざまな花を楽しむことができるでしょう。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園:公開空地 二ヶ領用水
2012/5/10エントリ 武蔵小杉にツツジが咲く頃2012
2015/4/22エントリ  多摩川河川敷を白く染める、ハマダイコンの花
2015/4/27エントリ 日本に贈られて100年。武蔵小杉に、ハナミズキが咲く頃
2015/4/18エントリ 二ヶ領用水の満開八重桜と、「中原区の木」桃の花
2015/5/11エントリ 江川せせらぎ遊歩道のカルガモ親子と、鮮やかな花々
2016/2/27エントリ 江川せせらぎ遊歩道の河津桜が見頃に:鳥の蜜の吸い方2種と、大きなお雛様登場
2016/4/1エントリ 武蔵小杉の桜の時。2016:新校舎完成・男女共学化となる法政二中・高付近のソメイヨシノが満開に
2016/4/8エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):旧中原街道「桜坂」から見えるソメイヨシノと、武蔵小杉の高層ビル群

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2016年
04月16日

武蔵小杉駅周辺等にフロンターレ・大久保嘉人選手の「ポイ捨て禁止」啓発看板が掲示/グリーンバードによるごみ拾い活動が4月17日(日)実施予定

【Reporter:はつしも】

JR武蔵小杉駅付近の南武線沿いなどに、川崎フロンターレ・大久保嘉人選手による「ポイ捨て禁止」啓発看板が掲示されました。
これは中原区区民会議の提案によるもので、かねてからポイ捨ての多い場所に展開することで、モラル向上をはかるものとなっています。

また一方で武蔵小杉駅周辺では、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントや「グリーンバード武蔵小杉チーム」によるごみ拾い活動が展開されています。
ちょうど4月17日(日)には、グリーンバードによる「定例お掃除」が予定(雨天の場合は中止)されており、活動の輪が広がりつつあります。

■JR武蔵小杉駅付近の南武線沿い
JR武蔵小杉駅付近の南武線沿い

■線路沿いのスペース
線路沿いのスペース

■実際に捨てられていたごみ
実際に捨てられていたごみ

JR南武線は武蔵小杉駅付近では地上を走っており、線路沿いのフェンスと、線路の間に狭いスペースが存在します。
特に武蔵小杉駅の西側においては人通りも多く、このスペースにポイ捨てをする人が後を絶ちません。

■大久保嘉人選手の啓発看板
大久保嘉人選手の啓発看板

そこで登場したのが、こちらの大久保嘉人選手の啓発看板です。
「そこのアナタポイ捨て禁止!」
というメッセージと共に、違反すると2,000円の過料が科せられることが明記されています。

■昔からの看板
昔からの看板

この近くには昔からのポイ捨て禁止看板がありましたが、赤文字の部分が消えてしまっています。
このままではあまり訴求効果は見込めないでしょう。

それに比べると大久保嘉人選手の看板の方が、具体的なアクションの変化に直結するかどうかは保留するとしても、少なくとも目に入りやすいことは確かです。

■複数個所に展開中の看板
複数個所に展開中の看板

■JR武蔵小杉駅の階段入口の看板
JR武蔵小杉駅の階段入口の看板

大久保嘉人選手の看板は線路沿いのほか、JR武蔵小杉駅の階段入口にも設置されています。
階段前にも特に活用されていない微妙なスペースがあるため、ポイ捨ての温床になっているところです。

■向河原駅の啓発看板
向河原駅の啓発看板

向河原駅の啓発看板

さらに、この啓発看板は武蔵小杉駅だけでなく、向河原駅にも展開されていました。

こちらは縦長のスペースですので、看板の形状もそれに合わせたものとなっています。



これら看板設置は前述の通り、「中原区区民会議」の提案により設置されたものです。

「区民会議」は、川崎市各区において区民の参加と協働により地域社会の課題の解決を図るための組織です。
区民が地域活動などを通して認識した課題を議論しながら共通理解を図り、その解決の具体化や行政との協働のあり方などについて審議を行っています。

「中原区区民会議」においては課題の一つとして「きれいなまちづくり」が検討されていまして、その施策として今回の看板設置が行われたものと思います。

■中原区ウェブサイト 中原区区民会議 第6期公募委員の募集
http://www.city.kawasaki.jp/nakahara/page/0000075403.html

「中原区区民会議」は、委員の公募が行われています。
ちょうど4月1日より5月27日まで、第6期委員の公募が行われていますので、ご関心のある方は上記ウェブサイトをご参照ください。

■NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントによるごみ拾い
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントによるごみ拾い

■グリーンバード武蔵小杉チームによるごみ拾い
グリーンバード武蔵小杉チームによるごみ拾い

こういった課題はなにかひとつの施策によって解決するものでは決してありませんが、できることをひとつひとつやっていくことが大切と思います。

周辺地区ではNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントやごみ拾いのボランティアグループ「グリーンバード武蔵小杉チーム」、また中原郵便局等による清掃活動も行われていまして、それぞれの立場でまちをよりよくするための取り組みが展開されつつあります。

■グリーンバードウェブサイト 4月17日(日)【武蔵小杉駅】定例お掃除
http://www.greenbird.jp/news/news.php?ID=4549

■グリーンバード武蔵小杉による定例お掃除の開催概要
活動日 20164月17日(日)
集合時間 10:00(1時間程度)
集合場所 こすぎコアパーク
道具など 掃除に必要な道具は、すべてこちらで用意します!動きやすい楽な服装でお越し下さい。
備考 1.雨天中止です。その際は当日の8:30頃FB等でお知らせします。
2.お荷物の預かりができません。必要な際は駅や近隣のロッカー等をご利用ください。
3.そうじに参加の際、万が一不慮の事故などあった場合、できる限りの対応はいたしますが責任は負いかねますのでご了承ください。
協力 グリーンバード川崎駅チーム

ちょうど明日4月17日(日)には、グリーンバード武蔵小杉チームによる定例お掃除が予定されています。
ただし雨天中止ですので、現状の予報からすると中止される可能性もあります。あらかじめご注意ください。

■グリーンバード川崎駅チームfacebookページより、武蔵小杉チームの活動写真紹介


グリーンバード武蔵小杉チームの活動は、川崎駅チームのfacebookページでも紹介されています。
ご関心ある方は、参照くださいませ。
 
■南武線沿いの道路と周辺の街並み
JR武蔵小杉駅付近の南武線沿い

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