武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
10月21日

「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区商業施設にイタリアン出店希望多し

hatsushimo.gif

本日、首都圏の散策マガジン「散歩の達人」の11月号が発売され、
東急東横線特集の一部として武蔵小杉、新丸子、元住吉が紹介
されていました。

■交通新聞社ウェブサイト 「散歩の達人」
http://www.kotsu.co.jp/magazine/sanpo/

■「散歩の達人」2010年11月号
「散歩の達人」2010年11月号

この特集内で、武蔵小杉駅西街区の再開発組合の大野省吾理事長の
インタビュー
も取り上げられています。
それによると、西街区の商業施設のテナントとして、大型資本だけでなく
「若いイタリアンの店主からの希望が多い」
ということを理事長がお話
されていました。

■大野省吾理事長のインタビュー
大野省吾理事長のインタビュー

「散歩の達人」では、2007年7月号でも大野理事長のインタビューを
掲載
しており、大型高級スーパーマーケットの出店予定について言及
されていました(2007/6/23エントリ参照)。
今回はそこから3年以上が経過して、あらためて散歩の達人がヒアリ
ングをしたものでしょう。
若手シェフによるイタリアンレストランというと、以前の本サイト「武蔵
小杉アンケート」で期待されていたようなテナント
ですね。(2009/3/
13エントリ
参照)

ただ、今回の記事中にあるのはあくまでも「出店の希望」であり、
実際に賃料等のハードルをクリアして出店契約に至るかどうかは
全く別問題
でしょうが、そういった個人経営のレストランなどが入れば、
西街区の商業施設の魅力が向上するのではないかと思います。

武蔵小杉で若手イタリアンというと、「an umbrella」などがありますが、
そのような雰囲気の良い気鋭のレストランや、あるいはより気楽な
カジュアルレストランなど、何らかコンセプトのあるお店が入れば良い
ですね。

■「散歩の達人」2010年11月号の武蔵小杉紹介ページ
「散歩の達人」2010年11月号の武蔵小杉紹介ページ

「散歩の達人」2010年11月号の武蔵小杉周辺の紹介店舗マップ

さて、西街区に関するインタビューは紙面のごく一部で、メインは勿論
お勧めの店舗紹介です。写真の通り比較的定番の名前が並んでいま
すが、新店舗では、2010/10/9エントリでご紹介したばかりの新店
「HanaCafe nappa69」や、向河原から移転した「ナチュラ」がピック
アップされていました。

従来からの店舗に魅力ある新店舗、さらには再開発ビルにさまざまな
店舗が加われば、武蔵小杉での生活が寄り楽しくなるのではないかと
思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2007/7/23エントリ フロム跡地商業施設が一部判明!
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2009/1/15エントリ 武蔵小杉ライフ版「武蔵小杉に関するアンケート」
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/10/22エントリ 東急武蔵小杉駅に駅ビル建設、西街区再開発
ビルと一体開発へ

2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事説明会
2010/6/5エントリ 新中原図書館のパブリックコメント募集結果
2010/7/17エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区「(仮称)武蔵小杉駅前
再開発タワープロジェクト」公式サイトオープン

2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/14エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区住宅棟の名称が「エクラス
タワー武蔵小杉」に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2010/9/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー武蔵
小杉の商業施設1階にスーパーマーケットが入居


武蔵小杉ライフ:タウンガイド:レストラン an umbrella(アン・アンブレラ)
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:レストラン NATURA(ナチュラ)
2010/6/10エントリ 「サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店」「ナチュラ
武蔵小杉店」本日オープン

2010/10/9エントリ 新丸子の新鋭カフェ「HanaCafe nappa69」

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2010年
10月20日

武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(後編)

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前編より続き)

--設立の趣旨の一つで地域のコミュニティを形成する・育成する
というのがありましたが、これは先ほどのお話の中で連絡会議などの
形で出来てきたということをお伺いしました。一方で設立時の課題の
一つで新しく来た住民と既存住民との関係を構築するというものが
挙げられていましたが、ここまで3年間やってこられてその辺は
いかがでしょうか?

(萩原)
先日コスギタワーでは商店街の協力を得てマンション内でのお祭り
催しました。
2010/9/26エントリ参照)

■「コスタまつり2010秋」の案内
「コスタまつり2010秋」の案内

あれは商店街さんに出てきてくれないですかね、みたいな話があって
一つのマンションの中の話だったので、個人的に動いたのですけど、
結果的にはものすごい反響を受けたし、どんなふうにそれぞれの
お店の売上につながるか分からなかったのですけど、とにかくなにか
要望があったときにお応えする
ということが必要です。

お店側も最初はめんどくさがって動きたがらない人はたくさんいるん
ですよ、やっぱり既存のお店はすごく腰が重たくて。でも出てきて
くれたところが、良かったねって思ってくれればいいし、あそこの
お店結構売れたみたいという話なんかを聞くと次につながると思い
ます。

この「キラッと!小杉&丸子モールマップ」を作ったときも、結局
大型商業施設が出る前に、今のうちがまずチャンスだということで、
新しい住民の方にも街を歩いてもらってもっと素敵なところいろいろ
と見てもらおうよ、
ということで作りました。商店街って寄って
もらえればお店の顔がわかるんですよね。ちょっと会話があったり
それぞれ独自の面白いものもあるので。
2009/11/7エントリでご紹介しています)

ただ、いかんせんお店の規模が小さいので情報発信力などが弱いです。
例えばこないだのコスギタワーのお祭りにでたお店をみていると、
私からみてもまだまだ打ち出し方が足りないなと思っています。
だから、自分のお店に来てもらうのが目的だから、お店が黒子になら
ないように地図だとかサービス券とかちゃんとわかるものを、お店の
名前をだしてやろうねってことを随分言ったのですけれども、それでも
パソコンがないとかそういうお店もあったみたいでした。
それで名前出さないとどこのお店か分からないからって言って慌てて
手書きで書いたりとかして、でもそういうたどたどしいところがあって
こそ、またレトロな小杉商店街かなっていう手作り感があってよかった
ですかね。

■完売続出
完売続出!

どの程度の規模で売れるか分からなかったので、みんな50や100
しか作ってこなかったりしたので結構早めに売り切れちゃったみたいで
これぐらい人が来るんだったら、次回はもうちょっと用意しておこうと
いうのも分かるようになるし、昨日実は川崎市の商店街連合会の会議
あったんですけど、そこでもすごいうわさになって、それぞれ中原の
ほかの商店街の理事長さんの集まりだったのですけど、今度はいつ
やるの?
って言われたりとか最初はお店側も声をかけてもみんな
出てこなかったり大変だったんですけど、まあ今度はもっと大々的に
やろうかなんて話もあります。

やっぱりこういうきっかけづくりって初め回りはお金や労力をかける
のは嫌って反対する、そんな人も多いのですけれどでもそれだけだと
終わっちゃうので、最初に誰かが動いて、やってみたらもっと来て
欲しいねって思うお店がたくさんあるはずなのです。
そうすると
実際にみんな商店街にきてくれて、またさらにこんなお店あったん
だって発見してくれればそれも楽しいですし今度大型商業施設
できるみたいですけどそれを超えてまた商店街も続いていくといいな
と私は思っているんです。

■萩原理事
萩原理事

(森)
それってNPOの理事の一人がすごくこだわっているんですよ。
せっかく武蔵小杉に住んでいるのだから武蔵小杉で楽しいお買い
物ができる、そういったところを作りたい
ってすごく思っていて、その方
が今回中心となってコスギタワーで活動をやられたのですね。だから
今後もたぶん協力してそういう方向で動いていくのじゃないかと
思います。

(萩原)
まだまだ住民の方もほんとに知らないと思うんですよ。だからこの
「キラッと!小杉&丸子モールマップ」でも心掛けたのがそれぞれの
お店のキラッと光る部分
を見つけて欲しいと、それは商品でも人物
でも建物でもなんでもいいと思うんですよね。それと取り組んでいる
こと、それを発信してもらえばぜんぶがキラキラ輝くキラッと小杉に
ならないかなというので、そこに足したのが観光情報だとか街づくり
の情報だとかこういうところを全部埋めて言ったのですけど、まあ
これを作るときは話が広がりに広がっちゃって16も商店街がでて
きてしまったので大変
だったんですけど、でもやってみれば商店街の
人たちも住民の方々もこれは良かったってものすごくよろこんで
くれました。

この間の20年構想委員会でやったなかはらまちづくりフォーラムは、
ほんとにマンションの方だけじゃなくて地元の人もいろいろと出てきて
いたので、そういう動きをすごく喜んでいます。ここにそういうものが
出来そうだってことを地元もとても楽しみにしているしいい付き合いが
できると思います。

--先ほどの地域住民と既存住民の話に戻りますが、商業的な観点
以外の面での取り組みはどうですか?例えば住民間の交流となどは
どうでしょうか。

(村山)
地域との関係という点では、この前のまちづくりフォーラムで区長
さんとか中原警察署長さんとか皆さんでていて住民の意見も聞いて
くれて、
私はいま区民会議の委員になっているのですが、その中でも
区長さんが、この前はレジデンス・ザ・武蔵小杉の交流会にも顔を
出してくれた
と思うのですが、非常にこの地域に対して関心を持って
いただいて、そういう意味ではありがたいと思うのですね。あと
住民からの意見として郵便ポストも設置されましたよね。

それから消防署前の信号ですね、これもいま住民の方から
スクランブル交差点化の要望
があがっていまして街づくりフォーラム
の時にも質問したいと言っていた人がいまして、中原警察署長さん
からもすごく前向きな返答が出てきて強い要望として本庁にあげて
くださっているのです。
道路の拡幅があるのでまだ少しかかるみたい
ですが。結構具体的な話についてそれぞれ行政がその場にいたので
動いてくれていますね。

■村山専務理事
村山専務理事

(森)
住民同士という点では、今はまだ新規住民間の関係構築というのが
メイン
なんですよ。新規住民の中でもまだかなり温度差があって、
すごく認識度が低いところも一杯あるわけなので、まずはそこの
レベルを上げていく活動のほうがメインです。だから既存の住民の方
との交流というのはまだちょっと手が出し切れないというような感じ
ですね。

とはいっても既存の住民の方と一緒に活動していかなければならない、
たとえば民生委員に関しては今年度に選出があり、みなさんと一緒に
大規模マンションでのあり方に踏み込んでいくようにしています。
さらに、将来的にはたとえば選挙なんかの応援を出すとかいろいろ
あると思うのですけどそういった中から地域のみなさんとの
コミュニティが形成
されていくのだと思います。

(萩原)
それだからこそ、そもそもNPOなのですよね。例えば今回の防犯
・防災イベント
ついても絶対ここのマンションの方だけというわけ
ではなくてやっぱりこういうことに関心のもっている方は当然ご参加
いただける
ことですし、また区民祭でこんなことをやっていますよと
見せたりもしていますし、NPOは開かれた存在になって欲しい
思います。

そもそも地元住民が中心になって立ち上げたものなので、そこに
ようやく新しい方がたくさん入ってきて、実際に本当に必要なことが
分かり始めてきている、そこでコミュニティを作り始めているところ
なので、いまはちょっとワクワクする段階なのかなと思うんですけど、
もう少しすれば少し落ち着いて他の団体とも交流をするってことに
なると思います。

(村山)
私は上丸子山王町の町会に入っているのですが、レジデンスさんは
上丸子小学校
なんですね。それで夏祭りに行ってみたらマンションの
子供達がハンテン着ておみこしをやっている
んですね。小学校の
つながりの方から声をかけられて参加しているんですけど、そういう
ふうに自然に回りの地域に溶け込んでいるところもあるのです。

--確かに個人レベルではそんなに町内会との区別がないところも
あるみたいですね。

(萩原)
それはとてもいいことですよね。回りと仲良くして。逆にこちらの
イベントにもどんどん入って来ていただいて、街の人たちはほんとに
ここにそういう動きがあるということをとても喜んでいます。

萩原理事

--ちょっとエリマネの活動とは少し離れますが、武蔵小杉周辺は
再開発により新しく住民が増えましたがいまの武蔵小杉の街について
どう思われますか?

(村山)
私は平成10年に千葉県の方から引っ越してきたのですが、やっぱり
そういう新しい目でみるとまず交通の利便性がすごいですよね。
こんなに便利でどこにいくのにも短時間でいけるんですよね。
そんな中でも自然も一杯残っていますよね。まず多摩川、それから
等々力緑地、平和公園、ニヶ領用水もありますね。
こんなすばらしい
自然もあって便利なところ、これはすばらしいところじゃないかと
感じていました。ただ昔からいる人って意外と等々力緑地や多摩川を
活用するとかそういうところが少ないように感じるんですね。

私は引っ越してきたばかりの当時は働いていましたが、土日がくる
のが待ち遠しいぐらいにいろんなところを歩いてみましたけれども
ほんとに歴史もあるし自然もあるし、こんなすばらしいところは
ないなと思うんです。
ですから新しく住まわれた再開発のマンション
の方なんかもそう感じるのだろうし、どんどん回りにもマンションや
住居もできていますよね。川崎市の7区のなかでも人口も一番多く
なってこれからますます変わるんじゃないかと思います。

■多摩川と武蔵小杉の再開発ビル群
多摩川と武蔵小杉の再開発ビル群

(萩原)
もう交通の便についてはみんなほんとにそう思っているんですけど、
例えば商業施設については、今は新駅が開業したのでなんとかなって
いますがその前までは開業したのはいいけれども収益にならなくて
お店を閉じなければならなかったり、撤退しなければならないという
のがものすごくあるところ
なのです、小杉は。

まず高級なお店はなかなか続かないんですよ。高級じゃなくても
例えば南口のまん前であってもほんとにお店が続かないぐらいに
厳しいところ
なのです。みなさん小杉ではお金を落とさないことが
多くて、お買い物といったら違うところにいかれるのでしょうね。
横浜だったり渋谷だったりされるのかもしれないけど。
だからすごく商売が難しいところだったかもしれない。

マンションがこれだけ出来ていたのにもかかわらず商売になら
なかったわけですからね。あのリッチモンドだってこの2年ぐらいは
大変
でしたからね。それが、新駅が開業したのでいまようやくお店が
出てこられるようになったというとおかしいですけど、だからこれ
から東京機械のあとに商業施設が出てくるとなるとかなり楽しいもの
になるのじゃないかな
と思いますね。駅前にも商業施設が出来るし、
図書館が西口に入ったりしますので、かなり駅の周りには新しいお店
がいろいろ入ってくる
ので、そこまでの賑わいになってくれば大丈夫
なんじゃないかなと思いますけど、かなり変わってはきますよね。

■東京機械製作所跡地の大型複合商業施設(イメージパース)
東京機械製作所跡地の大型複合商業施設(イメージパース)

ただそうなると商店街の方は大丈夫なのかなという心配が当然ある
ので、今のうちにこう、やっぱりなんにもやらないところとか、なんにも
魅力を考えないところはお客さんが行かなくなっちゃうので、その店
ならではのものを考えたりしてくれれば楽しい街になるんじゃないかな
と思っているのですけどね。

(森)
この辺って住宅地としては結構昔の良き伝統が残っているような気が
するんですよね。お祭りとかずっと続いていて神社なんかもたくさん
残っているし、だからそういったいいところをうまく残していけたら
いいなと思っています。ただ商業施設的なところでいうと、私は
小学生の頃にこの辺に住んでいたのですけど、その時に比べて
かえって衰退してしまっているような気がする
んですね。

その頃って溝の口とか川崎駅前だって全然たいしたことなかったの
ですけど、意識の差できっとこういう風になってしまった
と思います。
皆に商業も活性化しようとの意識があれば、住民も街での買い物が
増え、店も商品揃えがよくなり、ブランド力が上がってくるはずです。
ここ数年間が勝負だからそこは皆さんが意識をもってこの街を活性化
させる
ようにすれば、いいんじゃないかなと思います。住民も商店も
街全体が活性化して初めて、楽しい街、ワクワクする街になっていく
と思うんですね。

■森副理事長
森副理事長

(萩原)
だからこそNPOという街とつながっていることころがいいところだと
思うんですね。先ほどの自然もそうですけど、私は農業関係の
サポートもしているのですが、むかし中原は農業の場所だったので、
そこが都市化されてどんどん農地が狭くなっていってしまいましたが
いまも続いている農家があるのですけどそういうところとのタイアップ
も考えています。こういう便利なところに住みながら近くに農地が
あってとれたての野菜が食べられる喜び
というのはすごく贅沢なこと
だと思うんですよ。そんな楽しみもみなさんに伝えていきたいと思うし、
どんどんいろんなところで発信できればなと思います。

--NPOの活動というのはいわばボランティアだと思うのですが、
みなさんがこのエリマネの活動に携わるモチベーションはなんで
しょうか?

(村山)
私自身は当初は仕方なく入ったんですけど(笑)、まち局と一緒に
やっていくなかで相当議論してきたのですけど、私はやるんだったら
やるよと覚悟を決めて、やはり私自身もここに住んでここが自分の
終の棲家みたいなことになるわけですね。やはり私の思いというのは
こんなすばらしいところに住んだのだから回りの人たちもみんな
住んでよかった街づくり、そういうことを心がけていこう
という
ことで一所懸命やっているんですよ。若くないものですから(笑)
残りを楽しく生きないといけないのでやはり街がよくなればいいなと
思っています。

(萩原)
私は自分でもいつもなんか考えると発言してしまって、自分がいい
だしっぺなのでやることになって墓穴をほっちゃうんですけど(笑)
自分もいつ亡くなるかわからないので、やっぱり生きている間に何か
いてよかった、やってよかったみたいなことがあるといい
と思って
います。

うちの仕事についてもホテルの宴会場で使ってもらったりする時に
地域の方にきてもらって楽しい時間をすごしてもらって、おいしい
料理だったり、サービスだったり人が大切にされたなって思う時って
幸せじゃないですか。そういう記憶みたいなものとか、あとは仲間と
楽しい時間をもてたとかそういう場所の提供とかそういうことが
やっぱり企業にとって、うちのお店にとっては存在意義かなと思うん
ですね。

あのお店があってよかったねって言ってもらえるのがいいのかなって
いうのもあるし、自分自身にとってみてもやっぱりなにか企画したり
提案したりよろこんでもらったりそれでなにか生まれていったり、
流れが出来たりいい方向にいったり
するのは、最初に風を起こすのは
すごく大変なんですけど、みんながその気になればそのあとは割合
スムーズにいきますしね。

まあほんとに今年やって、来年出来るかどうかなんていつもわから
ないけど、出来る限りのことはやりたいと思うしみんながそれで
つながっていっていい街になったねって言われればすごく嬉しいし、
既存の街の人と一緒に新しい街の人ができるっていうエリアマネジ
メントはすばらしい事
と思うし共感できる方が増えてきていて
すごく嬉しいです。いまはちょっと大変で、いつもえらい目に合って
いますけど。出来るかぎりやりたいなと思っています。

--森さんは再開発地区の住民としてエリマネに参加されたわけ
ですがいかがでしょうか?

(森)
私のモチベーションは再開発地区の住民としてというより、中原に
昔住んでいて、その後各地転々としたものの、やはりこの辺が好き
だったので、良くしたいという気持ち
が一番のモチベーションです。
だからこれがぜんぜん違う土地に住んでいるときの話だったら、
こんな活動はやらなかったです。(笑)

(萩原)
再開発ってまちづくり局などは次々にいろんなところでやっていく
わけですけど、ゼネコンとか投資家の観点からいくと、ものすごい
なにか大きなものをつくったらそこに供給が需要を生む、みたいな
思想が働く
のです。だからすごいものを作ろうとするし、それが
終わったら次の餌場に向かうのです。でも街に住んでいる人から
みるとなにかすごいものができたけど見知らぬ街になってしまって
そこだけが今度なんかすごくなってしまって他方が寂れてしまうのも
悲しいし、だからなんとか地域全体にとってステキな街であって
ほしい
と思うし、そういった意味では接着点になりながら一緒に
できると楽しいなと思います。

(森)
開発事業者というのは「住みたい街」というのをつくるのだと思うん
ですよね。なんとなくイメージでいいなと思わせるような。でも我々は
「住んでよかった街」にしないといけない
ので、やっぱり実際に色々
問題点をつぶしていって、ほんとに住みやすくするということを
しないといけないですよね。

(萩原)
森さんが前に、そういうコミュニティが出来ていくことが資産価値を
上げる
んだということを言われていましたが、分譲マンションを
買われた方が資産価値のことも気にされている時に、住んでいる方々
にとってもすごくいいつながりが出来ていくこととか、例えば防犯・
防災網もできていったりそういうことが資産価値を高める
という観点
があるということを私は初めて知りました。その話をみんなにすると
他の方々もみなさん納得されて、それこそ街としての価値も上がって
くるかなって思いますよね。

--エリマネの今の課題や今後の方向性について教えてください。

(村山)
試行錯誤の3年だったですね。今年度4年目がこの活動を確立する
ような組織を作ってということなんですが、私はそんなに慌てて
いろんなことをやる必要はないと思っているんですよ。ですから腰を
据えてみなさんとしっかりやっていけばいいな
と思っているんですね。
形はできたと思うんですね。

エリアマネジメント会費という形でも運営費はでてきますし、それに
ついても今後はその使い方もみなさんと一緒に決めて行くということ
になりますので。ですからこれからじっくり住んでよかった街づくり
をしていけばいいのだと思っているんですけど。

回りでもいろいろ協力してくれているし、こんど小杉二丁目町会は
子供みこしを新調するらしいのですが、前のものをNPOに譲ります
と言ってくれている
し、周りの既存住民の方々もこのNPOに対して
協力して行こうという目で見てくれている
ので、中原区というのは
ほんとにいい住民が多いんですね。ですから間違いなくこれからこの
NPOもどんどんそういう意味でのコミュニティ作りで発展していく
と思っています。

■村山専務理事
村山専務理事

(萩原)
私はいままでの3年間を振り返るとみんながやりたいと思っている
ことに関してはもう少し急いでやるべき
だと思います。
これまでの実績をみてきてNPOの活動に疑問に思われている部分も
あるのでそれでせっかく機運が盛り上がってきたところだったら、
やっぱりタイミングってあると思うんですよ、いろんなことが動いて
いく時の。それはストップをかけないで支援していかなくちゃいけ
ないし、どんどんやって欲しいなって思います。

会費のこともまだこれで安泰だとは思っていません。しっかり必要な
ことをやっていかないといつストップになるかわからないという危機
感をNPOは持たなくちゃいけないし、そういう活動をやってこそ認め
られるんだというふうに理事全員が思わないといけないと私は思い
ます。

必要なこととかやりたいなというものに対して、やる気のある人達が
共感をもてば必ずできちゃうんですよね。
やってみればまたそこで
問題なり新しい道が開けてくると思うし、街にとっていいことであれば
やれることはどんどんやればいいし、そのぐらい元気がないと伝わ
っていかない
ですよ。これだけの人数のところにやっぱりそういう
情熱とかがないと動いていかないですしね。楽しいことをやって
みんなのためになっていれば続いていくだろうという点でいまが
頑張り時じゃないかなと思っています。

--その時に実行基盤というかスタッフ不足とかはないですか?

(萩原)
結構みなさんこういういろんな交流会とか開いてくるとなんとなく
メールの送受信のスタッフもだんだん増えてきて、どこかで顔見知り
になってあの人はすごくあれが得意だとか少しづつ分かってくると、
お祭りやハロウィンとかもそうですけどいろんな時にいろんな人が
増えてくればいいなと思うし、それをやらなければどんどんまた
しぼんでいってしまうと思うので、大変なら大変でその話をすれば
次はちょっと手伝うっていう人がどんどんでてくるかな。まあ動いて
いるところじゃないと人は集まってこないので。それで出来る範囲
のことでやっていけばいいと思いますけど。

(森)
とは言ってもまだ一般の方への認知度ってすごく低いですよね。
一般の方だけでなくてマンションの管理組合の役員でも認知度が
低いです。まずは管理組合ベースのところでそれを上げる。
どうやったら管理組合とNPOがWin-Winになるか、管理組合と
他のマンションの管理組合がWin-Winの関係になるか?
という
ようなことを今後みなさんと話して、上手にやっていくことで、まずは
管理組合に対してNPOは必要なんだという認知度をあげてもらう
ようにしていきたいなと思っています。

管理組合がそういう体制になればマンションの中でもおのずと認知度
は上がってくると思います。だからまずは管理組合に対してどう
やったらWin-Winになれるかということを議論していきたいと
思います。そのために管理組合には我々の方からもいろいろと
アプローチしていきたいと思っています。

■森副理事長
森副理事長

(村山)
森さんの言うとおりなんです。理事会役員というのは1年で交代
なっちゃうんですよね。そうするとまた新しい理事長さんから活動
内容を教えてくれという話になって、その辺が非常に難しいん
ですけど、事務局があっても我々の力だけではうまくつながりを
つけるというのは限度がある
ので。

(萩原)
何十年に一度なんですよね、理事長さんが回ってくるのが。

--本来であればマンションの理事会側でちゃんと引き継ぐべき
という気もしますが、年度によって積極性に差があるのは事実
でしょうね。

(村山)
そうなんですよ。ですからいろんな事業やっていますけれど、それに
対してもスタッフ不足なんですよね。ですから事務局としては例えば
イベントごとに柱になる人を決めて、とりまとめてもらえる体制とか
この事業は私がやりますとか、中心になってやってくれる人が
どんどん生まれてくれればいいんですが、その辺がまだちょっと
難しいところなんですね。

(森)
結局パイは限られているので、NPOから出すにしろマンションの
管理組合から出すにしろ、どっちが募集かけるかだけなんですよね。
だったらどっちがかけるにしろ、モチベーションがある程度ないと
集まらない
ので、これをあげる活動もきちっとやらないといけないな
ということだと思いますね。

人集めるのもそうだし、会費を300円集めていることについても
みなさんのモチベーションをあげれば、納得してもらえるようになると
思うので、そのような認識をもってもらう活動が重要だと思います。

(萩原)
あと夏祭りをぜひもう一度実現したいと思っています。
会場を確保して。

■2008年に開催された「こすぎ夏フェスタ」上空から
2008年に開催された「こすぎ夏フェスタ」上空から

--最後に武蔵小杉ライフの読者のみなさんにひとことお願いします。

(村山)
私も定年退職になってから自治会とかこういう仕事に入ったのって
初めてなんですよね。まあそれでやってみるとまさにボランティア
ですけど、いままでサラリーマン生活で限られた人との交流はあるん
ですけどまったく違ったいろんな世界の人たちとの友達関係というか
知り合いが増える
、これは生きていくうえで非常に大事なことだなと
感じまして、ぜひこれからも私は街のために微力ながら協力して
いきたい
と考えています。

(萩原)
私はこの10月23日(土)の防災のイベント、これが中原消防署で
ちょっと楽しい企画で実演とか教えてくれたり、お子さん連れでも
大丈夫なので、ぜひ来ていただきたいと思います。新しい高層
マンションでどうしたらいいのかとか地震や火事のときはどうする
のかとか、そういう基本的なところからみんなコミュニティ
作りましょうね、というところなどお話いただけると思っています。

来月11月20日(土)は中原警察署での防犯イベントをやります。
これは第二機動隊のレンジャー部隊の訓練をみたり護身術を教えて
もらったり、そういうことも含めながらこの地域の防犯をどういう
ふうに考えたらいいかというイベントとしてやりますので、これも
お子さん連れで大丈夫なのでぜひみなさんご参加ください。各
マンションのフロントとあとNPOの事務所でも受けていますので。
あとぜひみなさんにも街の情報を教えていただければ機関紙に
載せていきたい
と思います。いろんなお話も聞かせていただきたいし、
お祭りの時とかはみなさんにも手伝っていただきたいのでぜひ
スタッフでもメンバでも参加を募集中ですのでよろしくお願いします。

■エリマネ公式サイト 防犯・防災イベントの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_363.html

(森)
私は住んでよかった街だと感じるようなそういう街を作りたいなと
思っています。みなさんもそうなるように一緒にやっていきましょう。

--本日はどうもありがとうございました。

■右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事
右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント 公式ウェブサイト
2008/8/20エントリ 小杉駅周辺エリアマネジメントと「こすぎ夏フェ
スタ'08」

2008/8/23エントリ 「こすぎ夏フェスタ'08」成功
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/4/28エントリ 「小杉今昔ウォーキングマップ」配布中
2009/7/19エントリ 「第1回こすぎフリーマーケット」「第5回なかは
らっぱ祭り」開催レポート

2009/10/31エントリ 武蔵小杉を練り歩く子ども仮装行列
2009/11/7エントリ 「キラッと!小杉&丸子モールマップ」
2010/9/26エントリ THE KOSUGI TOWERで「コスタまつり
2010秋」開催

2010/10/19 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺エリア
マネジメント(前編)

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2010年
10月19日

武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(前編)

karejishi.gif

武蔵小杉ライフが地域活動に関わり合いのある方々へお話を伺う
インタビューシリーズ、第4回目は以前からこのブログでも度々取り
上げているNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント(通称:エリマネ)
を訪ねました。
エリマネは再開発地域の中丸子地区B地区にあるリエトプラザに
事務所を構えるNPO法人です。

今回は森副理事長、村山専務理事、萩原理事にお話を伺いました。
(以下敬称略)

■右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事
右から森副理事長、萩原理事、村山専務理事

--まずエリマネの設立の経緯を教えてください。

(村山)
平成16年にこの武蔵小杉の南口の再開発が始まるという話があって
地域の代表するような人たちを委員とした武蔵小杉南口再開発戦略
会議
というものを立ち上げたと聞いています。
その委員達の意見を収集しながら、平成18年の春に市民部会、
商業者部会、事業者部会という3つの部会
を立ち上げて、それぞれの
部会の意見の収集を図っていきました。私はその中の市民部会に入り
ました。萩原さんは商業者部会の下に商業者若手会というのが出来て
そこに入っていました。この4つの部会が出来て議論を重ねて
いきました。

事業主はマンションを作って分譲してしまえばそれで終わりなの
ですが、街としてこれだけの大きな再開発があるのだったらなにか
形で残せないか、という話がありまして、それでその後3つの部会を
一緒にして合同部会というものを立ち上げてその中で議論して
いきました。
元々この再開発が川崎市のまちづくり局の主導で一体とした開発に
しようということで進めてきたわけですが、この地域が工場跡地
あるいはグラウンド跡地というところで元々そこに住民が存在しな
かった
のです。

ですから当然自治会・町内会というものが存在しないという中で、
回りの町内会に打診したところ、そんな大きなマンション住民を
一町会ではとても受け入れられないというような話がありまして、
やはり中原区にこれだけの開発をまとめるものが必要だということで、
それをNPO法人でそのとりまとめ、そういう存在でまちづくりを
進めてもらおうか、
という話になりましてNPOが設立されることに
なりました。

合同部会でNPOでやろうと決まった時に、当然川崎市のまちづくり
局の後押しではあったのですが、じゃあNPOの理事というものに
ついて誰がやるのかという話になりましたが、市民部会などで結構
良い意見を言っていた人達がいたのですが、考え方が違うとのことで
最終的に降りてしまったことがありました。

それで当初スタートの時には、まちづくりを進めるには町内会や
自治会的な要素も必要だろうからということで、町連の会長をやって
いる方にお願い
することになりました。中原区には5つの五町連という
大きい町内会
がありまして、その下に77の町内会があるのですが、
初代理事長に中原区町内会連合会の会長の吉房さん、副会長に
丸子町内会連合会会長の藤枝さん、それから玉川の町内会連合
会長の石井さんや武蔵小杉の商店街理事長の松本さんとかボラン
ティア団体の委員長のかたとか、そういう方になっていただいて理事
10名
でスタートしたのです。

■村山専務理事
村山専務理事

(萩原)
村山さんは市民部会の方で町会的な考え方のところにいたと思うの
ですけど、私は商業者若手会のところにいまして、半分市民部会の
下にもいたんですね。それで最初からそういう自治会的なことを目指
したわけではなくて、まちづくり局としては、既存の街の人たちが
新しく住まわれる方々を歓迎して、一緒に新しい良いエリアになる
ようにマネジメントしていく仕組みをつくる
ことを目指したと思うんです。
でも区役所としては5町連+1みたいな感じで考えていたみたいで、
まちづくり局は最初のころは町会的な要素はやらないと言って意見が
合っていないようでした。

--商業者部会では商業的な観点で新しい街をどうしていこうか
といった話が議論されたのですか?


それもあったのですけど、これはNPOの立ち上げのために商業者
若手会が立ち上がったので、ほとんどNPOの要綱の議論について
一番まちづくり局と内容を議論してきたのは若手会
だったんです。
そこには商業的な観点からということもあったのですが、かなり
いろんな案を出していたのですけど、結果的には人事的にはお偉方が
ならんでいたので、みんなちょっと引いちゃったんですよね。それで
私は一人残るからみんな絶対入ってきてよねって頼んでいたんです
けど。

(村山)
途中で話があったのが、若手会で考えていたのはある程度収益的な
事業もやるべきだというような意見
もありました。

(萩原)
要するに持続可能な組織にしなければならないので、かならず収益を
あげる何かが必要だろうし、半分以上のものが公益であってそれ以下
であれば、また当然それを地域に還元する形であれば収益事業を
掲げることも全く問題なくて、そのNPO自体の運営を支えるという
意味でも必要じゃないかということも考えていたのです。

でも一番は商業の活性化なんですね。結局大資本が入ってきて、
お決まりの再開発が始まる時に、例えば既存の商店街とかが潰れて
しまうような街づくりは嫌だよね
ってことなのです。それまで溝の口
だとかいろんなところで例えばペデストリアンデッキが出来てすごい
商業施設が出来て、そこには人が行くのだけれども、街には降り
なくてどっかの商店街が潰れたりしたという事例はたくさんあった
ので、だから小杉の商店街については住んでくれる方々にきて
もらって地元のお店も元気になり、新しいお店と共存共栄ができ
ないか
というその辺も目指したかったのです。それで要綱の一文の
中に地域の商業の活性化というのも入れさせていただいたのです。

■萩原理事
萩原理事

--その当時のそういった議論の中で、NPO法人という形式を
選択したのはなぜでしょうか?例えば株式会社とかあるいは
コミィニティだけであれば他の形もあったかと思うのですが。


(萩原)
NPOにするかどうかということは若手会ではさんざんまちづくり局と
議論していましたね。結果的にはNPOにした方が地域のためにと
いう大事な名目があって良い
ということになりました。
かなり県のほうに問い合わせもしていたようです。

(村山)
当時はまちづくり局の後押しでもって進んでいったと私は感じたの
ですけどね。当時理事10名の中で私以外の理事のみなさんは自分の
地域で活躍している人たちばかりのものですから、それで私がちょうど
サラリーマンを定年退職して時間があったので、事務局を取りまとめて
くれといわれて仕方なく受けたんですね。それでいろいろNPOの
勉強をしていって、NPOというのは特定の町内会だとか自治会の
役割だけをやればいいということではない
のです。

その地域でのボランティア活動、そういうところが非常に強いもの
ですからこの再開発地域だけをまとめればいんだと、いうことでは
なくなってきて、例えばハロウィン祭りなどをやったとしても他の
地域から来た人も受け入れる必要があります。
そういうことも
分かってきて他の理事さんたちも公益活動に処するところが大事
なのだということも理解してきて、だんだんそういう形で進みだした
ということなんです。
それで私が県庁に届出に行きましたら、そのような「まちづくりを
NPO法人でやるというのは日本で初めてだ」
と言われまして。

--そうなんですか。

(村山)
はい。それで、「非常に難しいことでしょうけれども、頑張ってやって
欲しい」
といわれましてね。それで平成19年4月2日に設立登記
しましてスタートしたのですけど、まずマンションの事業主に寄付金の
お願い
をするところから始めました。これを原資にスタートしたんです。

それで寄付頂いた事業主の一人からはNPOさんスタートしたけれ
どもダメでした、ということが無いようにしてくださいね、などということも
言われまして(笑)そういうプレッシャーもあって大変だと思っています。
それと同時にだんだん会員集めや賛助会員の勧誘なども始めていき
ました。まちづくり局にもいろいろと賛助会員の勧誘にも協力いただき
ました。

(萩原)
一方で新しいマンションに住んだ方から会費がいくことでNPOが
持続できるようにということを当初まちづくり局と最初の事業者の
ところでは合意
がされていて、その仕組みができていたのですけど、
結果的にはそのマンションを作った事業者が転売したりってことが
起こってくるんですよね。
それからマンションの中に理事会が新しくできると最初の約束は
そうであっても、疑問が生じたりということも出てきがちなので
そこはしっかりNPOで形だけじゃなくて活動していかないと持続
出来ないよ
ってことはみんなちゃんと気をつけているのです。

最初はなんとなくまちづくり局に全部お膳立てしていただいて、街の
名前のある人たちが頼まれてやっていたのだけど、自分達の役割を
考えると最初のうちはちょっと動きが少なかったかなと思います。

--現在の参加団体、活動メンバは何人ぐらいですか?

(村山)
正会員は主に個人会員なのですけれども、約50名ぐらいですね。
それから賛助会員、これは主に団体なのですが約30社ですね。
そして今現在は周辺8棟のマンションが対象です。

--マンションの住民はどのような位置づけなのですか?

(村山)
マンションの住民はエリアマネジメント会員になります。
このエリアマネジメント会員は1世帯月300円の会費を頂いて
おりまして、これは入居説明会のときに私がまちづくり局と一緒に
説明して回りました。やはり負担という面で当初はいろいろとご意見
をいただき苦労しましたが、今は理解されて協力頂いています。

そういう意味ではみなさんの協力があって順調にきたと思います。
ただ、いま設立して3年半経ちましたけど、今までがほんとに試行
錯誤の連続できているような状況で、今年度でなんとか方向性と
いうものをつけて来年度は本格稼動というようになっていくのでは
ないかと思います。

そんな中で会費を払っているエリアマネジメント会員の方達もこの
NPOの事業主になるべきだというご意見
を頂きまして、今年度の
総会においてマンションの住民の方々からも理事に入っていただき
ました。
当初10名でスタートした理事がいま18名になって、
そのうち9名がマンションの方々です。その中で副理事長に森さんに
なっていただきました。

■森副理事長
森副理事長

--今後再開発が進むに連れてさらにマンションが増える計画が
ありますがその辺りはどうなのでしょうか?

(村山)
いまの8棟で終わりというわけではなくて、小杉の西街区の開発や
東街区もいまスタート
していますね。こちらの西街区も東街区もこの
NPOの賛助会員になって頂いているのです。だから当然新しい
マンションにもNPOの活動に参加してもらえるように声をかけて
行きたい
と思います。

--現在の主な活動内容を教えてください。

(村山)
事業としては、まずこすぎこども探検隊という子ども向けのイベント
を月1回やっています。これは当初小学生ぐらいを対象にと思って
始めたのですけど年代が予想より低いんですよね。現状は未就学児
~小学校1・2年生ぐらいの層
で、毎月いろいろ催しをやってきて
いますけど、これは大切な事業だと思っていて、だんだん拡大される
と思います。今後も続けていきたいということに加え、こんど新聞にも
載せてボランティアの協力者を募集します。
いろんなアイデアを頂けるような人をお待ちしています。

■「こすぎこども探検隊」ハロウィーン参加者募集(10月29日まで)
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_362.html

■「こすぎこども探検隊」の案内(※終了しているものです)
「こすぎこども探検隊」の案内(※終了しているものです)

次にパパママパークこすぎという親子教室を月に2回やっていたの
ですが、先月9月は月3回にしました。というのは対象のお母さん方
から増やして欲しいという要望があって、今後もそうする方向に
なると思います。

■エリマネ公式サイト パパママパークの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_364.html

■「パパママパークこすぎ」
「パパママパークこすぎ」

--人気がある活動なのですか?

(村山)
やはり子育て世代が非常に多いんですね。0~3才ぐらいの子供を
対象にやっているのですが、多い時では50組くらいです。これは
このNPOの事業の柱になっていますね。区役所の方からも時々
保健士さんが参加いただいて、いろんな指導をしていただく
のですが、
今後もますます応援してくれることになっています。

あと早朝清掃活動のほうは毎週1回ボランティアでやっていて、
これは地域にとっていい運動なので、今後も続けたいと思ってい
ます。
マンションの親子が清掃活動に参加したりして広がりができていま
すね。最近では新しく野村ビルに入った富士通の管理会社の方が
挨拶に来られて私達も一緒にやりたいです、というようなことを言われ
まして、今後検討していくことになりました。
ついでに賛助会員への加入もお願いしました(笑)

あと今年の3月末で終わってしまったのですが、放置自転車の整理
2年間やってきました。これは中原区で一番自転車対策が課題だった
ので川崎市との委託業務契約として月水金の午前・午後、放置自転車
の整理をやってきましたが、これについては西街区の開発がまだ
始まる前は自転車も一杯あって、これを整理していたわけですが、
あちらで開発が始まったために一斉に自転車が置けなくなりました。

自転車が無くなった後は抑止効果を目的として見回りに歩いていたの
ですがこれが会員の方からは理解が得られなくて、NPOの服を着て
見回りしている事に対して遊んでいるようにみえるといった苦情が
あった
のですね。
エリマネとしては委託業務なので、NPOの会費を浪費しているわけ
では全くなかった
のですが、そういうところがうまく説明ができなくて
活動がかえって逆効果だといけないな、ということでやめることになり
ました。

それから月刊エリアマネジメントという情報誌を発行しています。
まあこれは地域の情報を流そうというところでやっているものです。
それから昨年度ですが、秋に「キラッと!小杉&丸子モールマップ」
という地域情報を掲載した冊子をつくりました。これは萩原さんに
やっていただいたのですが、マンションの新しい方は地域の情報を
非常に欲しがっていますので、いわゆる商店街の紹介、施設の紹介
など地域の情報を流そうということでやりました。これは非常に
人気がありましたね。
2009/11/7エントリでご紹介しています)

■エリマネ公式サイト 月間エリアマネジメント10月号
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_361.html

■キラッと! 小杉&丸子モールマップ
キラッと! 小杉&丸子モールマップ

(萩原)
機関紙もとても重要なアイテムなので、ぜひワクワクするようなもの
になるように変えたいんですね。だからみんながいろんなことを
やってくれたらそれをどんどん載せていって、それがきっかけ作りに
なればいいし、いまはすごくマジメな機関紙なのでちょっと変えたい
しホームページも変えたいなと思っています。

(村山)
あと毎週月曜日の10時から4時まで神奈川カウンセリング研究会が
相談業務
をやっています。これは電話相談がもうひっきりなしですね。
スタート当初に比べて最近はほんとに忙しくなっています。資格を
持った人たちが無料でやっていますが、カウンセリングなので内容は
外部には出しません。

■エリマネ公式サイト 神奈川カウンセリング研究会の案内
http://musashikosugi.or.jp/category_2/item_162.html

それから月1回ですけど、花・心フラワーアレンジメントという
いけばなの教室
ですね、これを地域の方が代表でやってくれて、
これもだいぶマンションの方が参加するようになってきています。
あとスタート当初はマンションライフ相談会とかアフタヌーンティー
サロン
だとか日本医大の方で認知症の無料相談を開いたのですが、
これらはあまり人気がなくて終わりになりました。

■エリマネ公式サイト 花・心フラワーアレンジメントの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_2/item_215.html

■村山専務理事
村山専務理事

--部屋がありますが設備としての貸出事業はどうなっているの
ですか?

(村山)
これはこの前の理事会で、会員に限って貸し出し業務をやるという
ことで規約も作りました。営利目的での利用は一切出来ません。

(萩原)
今までの話だと、清掃は別としてもパパママパークや子ども探検隊
などの恩恵に浴していない人たちがたくさんいる
と思うんですよ。
こういった活動は本当にまだNPO事業の一部分だと思うんですね。
だからNPOが存続していくためには、エリマネの会員の方々の本当
の役に立つNPOでなくてはいけない
と思っています。そのため
にはいろんな趣味やニーズがあると思うのですけど、命にかかわる
問題というのは誰でも一番大切なことかなと思うのでその安心と安全
な街づくりについてはきちんとNPOとして取り組んでいくべきじゃ
ないかと思い、防犯・防災イベントを企画しました。

■エリマネ公式サイト 防犯・防災イベントの案内
http://musashikosugi.or.jp/category_1/item_363.html

特に超高層マンションに住まわれている方々がいろんな意味で不安を
お持ちだと思うし、街としてもこの地域は大丈夫なのだろうか?
というのがあるわけですね。超高層マンションに住まわれている方が、
どういうふうに災害に備えたらいいかわからないのです。

マンション側にしても自主防災組織を作っているところとまだ作って
いないところがありますし、不安に思っている人と全然気にして
いない人といろいろ温度差があります。そこがとても大切な点で結局
何が安心安全かというと、なんとなくお互いの顔がわかってきたり、
仲間が出来てきたりすることがすごく重要なことで、例えば消防の
設備などはマンションにはいろいろとあると思うのですけど、それが
機能するためにはハードだけじゃなくて、実際になにか起こった時に
その人たちが仲間として助け合う環境が出来ていることが一番
すばらしいこと
なのです。

例えば、いま消防署の方で盛んに言っていることはフロアごとに班
みたいなのを作って、そうすれば何かあったときでも下から上まで
物資を順繰りに送ることができる、そういったいろんな助け合いや
そういうつながりをだんだんみんなで作っていくことが必要なんだと
いわれています。そういうコミュニティが作られることがまた
マンションの資産価値を高めることにもなるのです。

それからあとマンション間ですよね。それぞれのマンションは
セキュリティや消防の設備もしっかりしているかもしれないけど地域
で何か起こったときに、そのマンション間や地域としてどうなの
だろう
ということについてもNPOとしてしっかり音頭を取って啓蒙
活動やアドバイスをしたりして、NPOがその一番縦軸になることが
必要じゃないかなと私は思います安心安全のまちづくりについては
活動の基本軸にするのがふさわしいかな
と思っているんです。

そういう観点でいうと、顔が見えてくる付き合いができ始めていて、
いまマンションごとの交流会が行われるようになったのですが、
これは非常にすばらしいことだと思います。あのマンションには
こんな趣味の会があるみたいだとか、このマンションではこんなこと
をやっているなどという情報をこれからどんどん機関紙にも載せて
いきたいし、それぞれのマンションで何かイベントがあればそこに
他のマンションの方々も行ってこのマンションではこんなことやって
いるんだ、じゃあ自分たちのところもやろうかとか、じゃあ合同で
やろうかとかそういう動きが出来てきたのがすばらしいかなと。
やっとNPOになってきたかなぁという感じがしますよね(笑)

(森)
いままでどちらかというと公益活動主体になっていたのですけど、
去年から各マンションの代表の方々に出席いただいて、エリマネ連絡
会議
というのをやるようになって、マンションの住民の方が結構意見
を出してくれるようになったのですね。

--エリマネ連絡会議ですか。

(森)
はい。その中でこのNPOというのは自分達の組織なのだから公益
活動ばかりじゃなくて、自分達の共益活動をもっとやりたいという
ような意見
がでています。NPOという組織だけれども自治会に近い
ような活動もできるようにしてくれないと、やっぱり会費300円を
払っている価値がないという意見もあって、そういった観点から
じゃあ管理組合があっても、その管理組合がまとめている以外の
ところ、例えば地域全体としての防犯・防災活動だとか、いろんな
地域のイベントとかあるいは管理組合同士の情報交換、マンション
管理会社などについてもいろいろと情報交換
をして、自分達の
マンションを住みやすくするような活動が出来るような、体制に
していきたいと思っています。

■森副理事長
森副理事長

--確かにマンションに住んでいるとなかなか隣のマンションとの
交流というのは起こりにくいと思いますが、その辺がこのエリマネ
連絡会議というもので実現してきたということでしょうか?


(村山)
それについては昨年度に総会で諮りましてそれで定款も変更しまして
その他の事業という共益事業を予算立てしまして、それでそういう
防犯・防災といったような組織も恒常的にやらなくてはいけない
という動きになったのです。

--そういった防犯・防災活動については住民側からのなにか要望が
あったのですか?

(森)
今年の初めのエリマネ連絡会議で防犯とか防災をまずやらなきゃ
いけないねという話が皆さんから出ました。
それでそういったことを
やる上でじゃあエリマネ連絡会の中で、防犯とか防災の部会を作って
やりましょうということで活動し始めました。そういったみなさんの
思いを萩原さんが消防や警察に働きかけてくれ、今回イベント実施に
つながりました。

(萩原)
以前から警察と消防にはこの地区で防犯と防災のネットワークを作り
たい
と思っているということを言っていたのですが、ちょうど今の
中原区長さんが変わられたときに、20年構想委員会という区役所の
地域振興課と一緒にやっている会
があるのですけど、そこで夏に
なかはらまちづくりフォーラムというのを企画しまして、ここで
いつも一緒にやっているエリマネの連絡会の方々もお呼びしたのです。
それで新しいマンションの方々がみなさん来て下さって、そこで一気に
盛り上がったんですよね。それで中原警察のほうも中原消防の方も
全面的に協力
してくれるということになって、いい流れでいっている
かなと思います。来年にはできたら総合防災訓練できるといいなって
言っているし、防犯パトロールもそろそろ始められるといいね、
なんて雰囲気作りをやっているところなんですけど(笑)

--先ほどのエリマネの活動の話に戻りまして、防災関連以外で
もう少し幅広い世代を対象にしたような取組みなどは連絡会議では
でているのですか?

(村山)
これは恒常的に月1回ぐらいのペースでやっているのですけども
やはりシニア世代のことも考えて欲しいということで来年度は予算化
してそういう用途も出てくると思います。あとは今年度がちょうど
民生委員の切り替えの時期なんです。その辺の話もエリマネ連絡会議
であがりまして、手を上げてくれたマンションがいくつかでたという
ことで、民生委員は児童委員も兼ねているのですが、なってくださる
という方もでてきました。
そういう活動、事業拡大というか地域での
活動というのは今後も広げていきたいと思っています。


--マンションから新しく理事になられた9名の方は連絡会議の
メンバなのですか?


(森)
連絡会議には理事+αの方に出てもらっています。そこで何をやり
たいか?というのがまだ各マンションでもそんなに固まっていないの
ですね。それでみんながここで話して、まずは方向性を決めてもらう
ようなきっかけ作りをして、みなさんで意見をまとめてもらうことを
今年度やっていくのかな、という感じです。

(萩原)
お互いに刺激になるみたいで、やっぱりネットだけじゃなくて顔が
見える付き合い
で、それぞれのところに招待されて行ったりする
のってすばらしいじゃないですか。

■萩原理事
萩原理事

--確かに情報交換するだけでも普通はあまり聞かないことですね。

(森)
マンションの中の情報交換だけでも難しくて、何を共有するべき
なのか
悩みます。また、どの年代の方を対象とした活動をしたら
いいのか
というところもみなさん悩んでいて、各マンションに意見を
出してもらって、方向性を決めていくような段階です。各マンション
のエリマネ(渉外)関連の理事の方とか理事長・副理事長などやる気
のある方が多いので、今年度中にある程度まとまっていくのかなと
思っています。それでやってみてまたフィードバックすればいいと
思います。

(萩原)
なんかまだ企画の段階なのですけど、もしかしたら例えば文化祭
みたいな形でいろんなマンションの発表の場
ができてもいいよねとか、
それからマンション対抗運動会みたいなことができたらいいよね
なんて話もでていて、そんなことを話しているのも楽しいし、そんな
中から面白そうなのがでてきて、じゃあやってみようかという感じに
なったらいいと思います。

(森)
あとは各マンションの管理組合の理事長会みたいなものをやれると
いいかなという話がでています。ばらばらにやっているとある年代
は盛り上がってやるけれどもそうでない年代は全然やらないという
ようになってしますので、そういったところもNPOがとりもって
やれるといいかなと思います。

(萩原)
NPOなので私みたいな昔からのことを知っている地域の人間が
入って行政ともつながりがあるので、その辺のところをサポート
したりバックアップしたりしながらそれでみんなが盛り上がって
いい街になればいいなと、そうやって一つのコミュニティができて
いくことが中原とか小杉全体の街にとってもすごく大事
なことなので、
区役所の方でもその辺はすごく理解していて、大切に思っているので
いろんな連携をとりながらやっていきたいと思います。

(森)
マンションの住民だけじゃなかなかできないんですよね、そういう
ところは特に。

後編に続く)

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント 公式ウェブサイト
2008/8/20エントリ 小杉駅周辺エリアマネジメントと「こすぎ夏フェ
スタ'08」

2008/8/23エントリ 「こすぎ夏フェスタ'08」成功
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/4/28エントリ 「小杉今昔ウォーキングマップ」配布中
2009/7/19エントリ 「第1回こすぎフリーマーケット」「第5回なかは
らっぱ祭り」開催レポート

2009/10/31エントリ 武蔵小杉を練り歩く子ども仮装行列
2009/11/7エントリ 「キラッと!小杉&丸子モールマップ」
2010/9/26エントリ THE KOSUGI TOWERで「コスタまつり
2010秋」開催

2010/10/19エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅
周辺エリアマネジメント

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2010年
10月18日

武蔵小杉駅南口地区東街区の武蔵小杉学生ハイツ解体工事着手

hatsushimo.gif

武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業の既存建築
物解体工事が本格的に着手
されました。地区内の建物のうち、中小
企業婦人会館裏手の武蔵小杉学生ハイツが先行するかたちで、
先日より解体が進められています。

■解体される武蔵小杉学生ハイツ
解体される武蔵小杉学生ハイツ

これは、東街区の北側から撮影したもので、武蔵小杉学生ハイツの
壁がかなり崩されているのがわかります。
崩された壁の奥に、中小企業婦人会館がよく見えるようになりました。

■解体する重機
建物を解体する重機

現地はあまり作業スペースもない場所なのですが、1台の重機が
建物の壁をバリバリと破壊しています。

■東急武蔵小杉駅ホームから見た武蔵小杉学生ハイツ
東急武蔵小杉駅ホームから見た武蔵小杉学生ハイツ

武蔵小杉学生ハイツや中小企業婦人会館は、東急武蔵小杉駅の
ホーム
からもその上部を確認することができます。すでに武蔵小杉
学生ハイツが取り壊されているのがここからも確認できますが、
今後遠からず、建物の姿が全く見えなくなるわけですね。

■瓦礫の搬出ルート
瓦礫の搬出ルート

武蔵小杉学生ハイツの北側には、瓦礫の搬出ルートが確保されてい
ました。ここがちょうど都市計画道路 武蔵小杉駅南口線の突き当た
りに位置し、車両の出入口となっています。
安全のため、出入口には警備員が配置されていました。

■中小企業婦人会館に組まれる足場
中小企業婦人会館に組まれる足場

一方、中小企業婦人会館の南側では、解体工事のための足場
組まれ始めていました。武蔵小杉学生ハイツに続いて、こちらも
解体が着手されることになるのでしょう。

今後、来年初頭には解体工事が完了し、再開発ビルが着工される
ことになります。2010/10/17エントリで解体工事着手を取り上げた
小杉町3丁目中央地区と並行して、こちらも今後数年間工事が続く
ことになるわけです。
とりわけ東街区は東京機械製作所玉川製造所とも隣接しており、
大型複合商業施設の建設も控えていますので、一帯では大規模
工事が続きますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス
2009/8/6エントリ 武蔵小杉のシネコン計画とロータリー延期情報
2010/5/30エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区再開発が始動、
中小企業婦人会館取り壊しへ

2010/8/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の権利変換計画が
承認、再開発着工へ

2010/9/13エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の中小企業婦人
会館取り壊し着手

2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、
旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

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2010年
10月17日

小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

hatsushimo.gif

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業の既存建築物の
解体工事が着手
されました。これに伴い、建物の周囲が壁で覆われ、
旧中原市民館の臨時駐輪場が11月30日をもって閉鎖されることが
告知されています。

■南武線沿いの既存建築物
南武線沿いの既存建築物

まずこちらは、一番最初に解体工事が着手される南武線沿いの
既存建築物
です。第二成高ビルや、武蔵小杉第6共同ビルの前が
壁で覆われ、解体用の足場が組まれています。

■テナント移転の告知
テナントの移転告知

この白い壁には、各テナントの移転告知が掲示されていました。
武蔵小杉第6共同ビルには、ブーランジュリー・メチエが入居して
いましたので、その移転先もあらためて告知されています。

■KJメゾン武蔵小杉への通路
KJメゾン武蔵小杉への通路

第二成高ビルと中原区役所の間には、2010/6/25エントリで取り上
げたKJメゾン武蔵小杉への通路があります。この通路が、2010年
10月26日から11月20日まで通行できなくなる
旨掲示されていました。
これは、第二成高ビルの取り壊し工事に近接していることが理由と
思われます。

ただ、今後も継続的に工事車両がここを横切って、中原区役所沿い
の車両ルートから府中街道に出て行くことになるのでしょうから、
通行には注意が必要ですね。

■壁で覆われた旧中原市民館
壁で覆われた中原市民館

一方、イトーヨーカドー向かいの旧中原市民館も、工事用の壁で
覆われていました。旧中原市民館の取り壊しは南武線沿いの第二
成高ビルなどよりは少し遅れてスタートするようですが、いよいよ
本格的着手が近づいてきました。

■臨時駐輪場の閉鎖告知
臨時駐輪場の閉鎖告知

解体工事1階の着手により、旧駐車場を活用した臨時駐輪場が
2010年11月30日をもって閉鎖
されることが告知されています。

なお、同じく旧中原市民館の2階で営業を続けている「アイリッシュ
バー マッキャンズ」
ですが、人づてに聞いたところによると「年末
までは営業ができそう」
とお店の方が話していたそうです。
ぎりぎりまで営業をされるようですが、駐輪場の閉鎖日程が上記の
ように確定したこともあり、12月位には旧中原市民館の解体が
本格着手
されるのではないでしょうか。

さて、これにより、再開発ビル建設が着工された武蔵小杉駅南口
地区西街区
、既存建築物の解体が着手された東街区に加え、
この小杉町3丁目中央地区の工事がいよいよスタートすることに
なりました。
この地区には、野村不動産・相鉄不動産のタワーマンションと商業・
業務施設が建設される予定
となっており、従来は東急線の東側で
進捗していた武蔵小杉再開発を、西側にも大きく拡大させるものと
なります。

■小杉町3丁目中央地区イメージパース
小杉町3丁目中央地区イメージパース

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 中央地区
2009/3/5エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発を清水建設・野村
不動産・相鉄不動産に委託

2009/6/2エントリ 旧中原市民館の臨時駐輪場オープン
2009/12/10エントリ 小杉町3丁目中央地区の小杉第6共同ビルが
2010年2月末テナント退去、メチエ移転へ

2010/2/25エントリ ブーランジュリー・メチエ、しばしのお別れ
2010/3/24エントリ 武蔵小杉再開発地区の駐車場2箇所が閉鎖
2010/4/28エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
2010/5/21エントリ 小杉町3丁目中央地区・味奈登庵のケイアイ
ビルが当面存続

2010/6/18エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
(2010年6月)

2010/6/25エントリ 小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉
2010/8/18エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発:中原区役所の
北側出入口完成

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2010年
10月16日

「市民と働く者のフェスタ2010」本日開催

hatsushimo.gif

本日、「市民と働く者のフェスタ2010」が等々力緑地にて開催され
ました。

■「市民と働く者のフェスタ2010」案内
http://www1.ocn.ne.jp/~roufuku/100901_fesuta.html

■「市民と働く者のフェスタ2010」会場
「市民と働く者のフェスタ2010」会場

「市民と働く者のフェスタ2010」は、等々力緑地入口近くの広場が
メイン会場になっています。中央にファファ、周囲をメインステージと
模擬店が囲んでいるかたちです。

■メインステージ 富士通フロンティアレッツ
メインステージ 富士通フロンティアレッツ

この時メインステージに上がっていたのは、富士通のチアリーディ
ング部「フロンティアレッツ」
です。

■富士通フロンティアーズ チアリーダー部 フロンティアレッツ
http://sports.fujitsu.com/frontiers/cheerleader/

フロンティアレッツは、2010/4/4エントリで取り上げた「2010富士通
春まつり」
にも登場していましたね。

■ブタさんのファファ
ブタさんのファファ

イベントで子どもたちにいつでも人気なのは、この「ファファ」ですね。
空気で膨らませた遊び場で、子どもたちが中で飛び跳ねています。

■周囲の模擬店
周囲の模擬店

■新丸子の「桔梗屋」の模擬店
新丸子の「桔梗屋」の模擬店

周囲には模擬店がありまして、イベントでよくあるお店が並んでいる
のですが、おや、新丸子・IDAIモールの和菓子店「桔梗屋」の出店
がありますね。

■ストライクナイン
ストライクナイン

「市民と働く者のフェスタ2010」は体を動かす催しも多いのですが、
こちらは野球のストライクゾーンにボールを命中させる「ストライク
ナイン」
です。
9分割でボールをコントロールするのは結構難しいのですが、
写真の男の子はなかなか上手ですね。

■ミニSL
ミニSL

■ミニSLの先頭
ミニSLの先頭

続いてこちらは、ミニSLです。
路線はあまり長くないのですが、やはり子どもたちには根強い人気が
ある定番アトラクションです。

■スタンプラリー
スタンプラリー

子どもたちに人気・・・といえば、スタンプラリーもありました。
商業的なところではポケモンスタンプラリーなどが有名ですが、
ポケモンのキャラクターがなくても、子どもたちはスタンプを集める
のが好きですよね。

■労働者福祉協議会各ブロックのプラカード
労働者福祉協議会各ブロックのプラカード

この「市民と働く者のフェスタ」は、労働者福祉協議会が主体となって
開催
するイベントです。そのため、大縄跳び、綱引きなどのスポーツ
大会は労働者福祉協議会のブロック対抗
で行われています。
これは、その各ブロックのプラカードで、このプラカードを先頭に
入場したりするのでしょう。

一部にはそのような協議会による対抗戦もありますが、全体としては
誰でも参加できるイベントで、今年も多くの方が集まっていました。
女の子の目玉、ジュエルペットのキャラクターショーは残念ながら
ご紹介できませんでしたが、人気を集めたのではないかと思います。

結局、今週末は天候の崩れはないようですので、本日の「市民と働く
者のフェスタ2010」を逃した方は、明日の「第32回中原“ゆめ”区民祭」
に参加してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
菓心桔梗屋 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:和菓子 菓心 桔梗屋
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 等々力緑地
2010/4/4エントリ 「2010富士通春まつり」レポート
2010/8/1エントリ JR武蔵小杉駅のポケモンスタンプラリー
2010/10/14エントリ 2010年10月16日(土)「市民と働く者のフェスタ
2010」、17日(日)「中原“ゆめ”区民祭」開催

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2010年
10月15日

等々力緑地のフロンターレ遊具

hatsushimo.gif

等々力緑地の一角に、フロンターレ仕様の遊具があります。遊具の
種類自体は普通のものなのですが、フロンターレブルーを基本に、
サッカーにちなんだデザインとなっています。

■等々力緑地の「子どもの遊び場」
等々力緑地の「子どもの遊び場」

ここは、等々力陸上競技場とテニスコートとプールに囲まれた場所
で、等々力緑地内では「子どもの遊び場」という名称になっています。
等々力陸上競技場からすぐということもあり、昨年工事が行われて
フロンターレ仕様の広場として生まれ変わりました


■サッカーボールの形のネット?
サッカーボールの形のネット?

単にロゴが付いてフロンターレブルーで塗装されたというだけでなく、
一部にはサッカーに関連したデザインが取り入れられています。
これは子どもたちが登って遊ぶネットですが、サッカーボールの形
ではないでしょうか?

■サッカーボールの乗り物
サッカーボールの乗り物

これは裏側に座る場所があり、左右にグラグラ揺すって遊ぶ乗り物
です。遊具としては珍しいものではありませんが、こちらもサッカー
ボールのデザイン
が取り入れられています。

■イルカのオブジェ
イルカのオブジェ

そしてこちらは・・・遊具というよりはオブジェではないかと思いますが、
イルカがサッカーボールを鼻先に載せています
フロンターレのマスコットのふろん太くんがイルカだったような気が
しますが、それと関係があるのでしょうか?

いっそのことふろん太くんにしてしまったら、より人気が集まったと
思いますが、キャラクターを使うとなるとハードルが高かったのかも
しれませんね。

この「子どもの遊び場」には、他にも通常のブランコや、広場の木から
ぶら下げた手作りブランコ、ジャングルジム、ちょっと小高い山
など、
広場内にはいろいろと遊べるものが揃っています。
名前の通り、子どもを遊ばせるにはお勧めです。

■フロンターレロード
フロンターレロード

この「子どもの遊び場」からは、このフロンターレロードを挟んで
等々力競技場に行くことができます。フロンターレの試合がある
日には、サポーターの皆さんの完成が響き渡っていることでしょう。

■「ようこそ等々力へ!」
「ようこそ等々力へ!」

【関連リンク】
川崎フロンターレ 公式ウェブサイト
川崎市施設案内 等々力緑地
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 等々力緑地
2009/5/2エントリ 調布まで1泊2日。海と空翔けるフロンターレ応援ツアー
2009/5/20エントリ 等々力緑地の竹林で、許されざる・・・
2009/6/11エントリ 武蔵小杉駅北口のフロンターレカラー
2009/8/1エントリ 多摩川クラシコの等々力陸上競技場から
2009/9/17エントリ 市民ミュージアムの、輝くオブジェ
2009/12/5エントリ 等々力緑地の紅葉
2009/5/31エントリ 等々力緑地の猫

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2010年
10月14日

2010年10月16日(土)「市民と働く者のフェスタ2010」、17日(日)「なかはら“ゆめ”区民祭」開催

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今週末はイベント続きの週末となりまして、2010年10月16日(土)に
「市民と働く者のフェスタ2010」、17日(日)に「第32回 中原“ゆめ”
区民祭」が、いずれも等々力緑地で開催
されます。

■両イベントの会場となる等々力緑地
両イベントの会場となる等々力緑地

---------------------------------------------------------
【市民と働く者のフェスタ2010のイベント概要】
開催日時:2010年10月16日(土) 10:00~14:30
会場:等々力緑地
URL:http://www1.ocn.ne.jp/~roufuku/100901_fesuta.html
※雨天の場合、中止する催しがあります。

■ステージ
 9:30 吹奏楽 富士通フロンティアレッツ(チアリーディング)
10:30 サンリオキャラクターショー ジュエルペット(1部)
11:30 スティールパン演奏「パンポップパラダイス」 
12:30 サンリオキャラクターショー ジュエルペット(2部)
※サンリオキャラクターショーは、キティちゃんの握手会あり

■サブアリーナ
9:30~11:30 ブロック対抗競技 ユニカール、シャッフルボード

■アリーナ前広場
ネイチャーゲーム・クイズラリー&クラフト体験コーナー
12:30 フォークダンス

■催し物広場
○スタンプラリー
○大縄跳び大会(ブロック対抗)
○綱引き大会(ブロック対抗)
○ストライクナイン(野球の的当て)
○グラウンドゴルフ
○昔の遊びコーナー
○ペタンク
○ちびっこ広場
○ファファ
○ミニSL
○ミニ動物園
○飲食コーナー
○物販コーナー(模擬店・商社会・賛助会・Buyかわさき)

---------------------------------------------------------
【なかはら“ゆめ”区民祭のイベント概要】
開催日時:2010年10月17日(日) 10:00~15:00
会場:等々力緑地
URL:http://www.city.kawasaki.jp/event/info6619/index.html
※雨天決行

■ステージ
10:00 開会式(手話通訳あり)
10:35 和太鼓演奏 井田小学校・和太鼓クラブ
10:50 民謡踊り 中原区老連
11:45 吹奏楽演奏 住吉中学校
12:00 大正琴演奏 JAカトレア会
12:20 吹奏楽演奏 大西学園中学・高等学校
12:35 和の祭典 中原区文化協会パート1
12:55 陽光太鼓 めいぼう
13:15 吹奏楽演奏 宮内中学校
13:30 洋の祭典 中原区文化協会パート2
13:55 レインボーキッズ
14:10 バトントワリング 洗足学園バトン・ダンス部
14:25 キッズダンス チョコチップス
14:40 歌謡ショー 安藤ゆうじ
15:00 閉会式

■市民ミュージアム
入館・常設展は無料。展示会料金を下記
○平成22年度アイヌ工芸品展 アイヌ-美を求める心
 一般300円→240円 65歳以上・学生100円→80円
 中学生以下無料
○アートギャラリー メディアとアート「明晰な幻」 無料
○映画上映 映像ホール
 一般600円 大学生・高校生500円 小・中学生400円

■とどろきアリーナ
・メインアリーナ1階
○相談コーナー(行政・登記・相続等)
○富士通 環境活動の紹介
○物忘れ測定コーナー
○マナー・モラルアップポスター展
・サブアリーナ棟2階
○こどもフェスタ(ゲーム・クラフト工作)

■お祭りひろば
10:45 音楽パレード
11:45 リズム体操
11:55 スクエアダンス
12:10 民謡踊り
12:40 フォークダンス
13:00 まとい・みこし・はやしパレード
14:00 阿波踊り
14:30 川崎市消防音楽隊(演奏・ドリル)

■パレード
10:45 お祭りひろば→会場内パレード
11:30 まとい・みこし・はやしパレード(大戸神社発→13:00会場着)

■ちびっこサッカーひろば
○川崎フロンターレサッカー教室(10:30~12:00)

■ふれあいひろば
○ボールあそび
○昔遊びコーナー
○輪投げ
○アメフトコーナー
○それいけ!アンパンマンショー(11:30及び13:30)

■体験ひろば
○ウルトラマンふぁふぁ
○ちびっこ小動物園
○交通安全コーナー
○ミニ白バイ乗車体験
○南極の氷ふれあいコーナー
○古着・古布の改修
○起震車体験
○水道コーナー
○郵便コーナー
○ガスコーナー
○選挙コーナー
○救急車車両等の展示
○消防団コーナー

■模擬店ひろば
○やきそば
○ソフトドリンク・ビール
○やきとり
○野菜・花の即売会
○もちつき実演
○大道芸コーナー
○木工教室
○防犯相談
○北海道七飯町の物産
○不動産相談
○福祉コーナー(手作り製品の展示・販売)
○金魚・ヨーヨーすくい
---------------------------------------------------------

イベント概要は以上です。
いずれのイベントも等々力緑地を会場としておりますので、2日間
連続の開催となるわけですね。

「昔の遊びコーナー」「ミニ動物園」など、重複している催しもあり
ますが、規模としては「なかはら“ゆめ”区民祭」の方が大きなイベ
ントとなっています。
ただ、例年開催されていた、「In Unity」のオーディションライブ
「NAKAHARA MUSIC FES」は、今年は開催されないこととなり
ました。それにより名物「バケツプリン」もなくなりましたので、
ちょっと残念ですね。

「市民と働く者のフェスタ」では、「ジュエルペット」のキャラクター
ショーとキティちゃんとの握手会
がありますので、こちらは女の子
がたくさん集まりそうです。

10月も中旬となり気候も良い頃合ですので、ご都合と天候を見計ら
いつつ、お目当てのあるイベントに出かけてみてはいかがでしょうか。

■なかはら“ゆめ”区民祭の横断幕
「なかはら“ゆめ”区民祭」の横断幕

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 等々力緑地
2008/10/20エントリ なかはら“ゆめ”区民祭
2008/10/22エントリ なかはら“ゆめ”区民祭レポート
2008/10/14エントリ なかはら“ゆめ”区民祭とNAKAHARA MUSIC
FES2008

2008/10/19エントリ 区民祭とNAKAHARA MUSIC FES2008、本日開催
2009/11/5エントリ 第31回なかはら“ゆめ”区民祭、11月8日(日)開催

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2010年
10月13日

川崎市のごみ収集車の「キレイクン」と「グリンピー」

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川崎市のごみ収集車といえば、2008/6/11エントリでご紹介した好き
ですかわさき愛の街」
のメロディーでおなじみですが、先日、このごみ
収集車の側面のキャラクターが新しくなっている
ものを見かけました。

■川崎市のごみ収集車
川崎市のごみ収集車

これは、法政通り商店街で見かけたごみ収集車ですが、これは以前
からのデザインです。側面に川崎市のマークと、青地に白抜きの文字
と絵柄
が描いてあります。

■従来のキャラクター「キレイクン」
従来のキャラクター「キレイクン」

描かれていたのは「好きです。きれいな川崎。」という文字と、ホウキ
を持ったキャラクター「キレイクン」です。これは川崎市環境局のキャラ
クター
で、ごみ収集に関するパンフレットなどに登場します。
「もっと川崎をきれいにしよう」という主旨で作られたキャラクターなの
だそうです。

■ごみ収集場所の「キレイクン」
ごみ収集場所の「キレイクン」

「キレイクン」は、そういえば市内のごみ収集場所にも掲示されていま
した。この写真は、中原区役所近くの南武線高架下で撮影したもの
です。

さて、今回はこの「キレイクン」が違うキャラクターになっているごみ
収集車
を見かけました。

■新しいごみ収集車のキャラクター「グリンピー」
新しいごみ収集車のキャラクター「グリンピー」

今度は絵柄がフルカラーになりまして、これは「グリンピー」という名前
のキャラクターです。
「キレイクン」と同じく環境局のキャラクターで、「空のかなたから楽しい
夢を運んできた緑の妖精で、花や緑を増やしていく活動をみんなに
紹介」
しているとのことです。

ごみをきれいにする「清掃」から一歩進んで、花や緑を増やす「緑化」
を主眼としたものになったわけですね。

■川崎市ウェブサイト いくつ知っているかな 川崎のキャラクター
http://www.city.kawasaki.jp/25/25koho/home/shisei/htm/
080101/45_1.htm


「キレイクン」や「グリンピー」などの川崎市のキャラクターについては、
上記ウェブページで紹介されています。

さて、今のところ、この「グリンピー」の清掃車を見かけたのは一度
だけなのですが、今後、このバージョンに順次入れ替わっていくもの
なのか、それともたまたまだったのかはわかりません。

■ごみ収集車が発着する中原生活環境事業所(中丸子)
ごみ収集車が発着する中原生活環境事業所

武蔵小杉周辺のごみ収集車は、中丸子の中原生活環境事業所から
発着しています。上記はリエトコート武蔵小杉から撮影したものですが、
青い車体が並んでいるのが見えますね。
生活するにあたって日常的に目にする車ですので、街中で見かけたら
是非キャラクターをチェックしてみてください。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリーのごみ収集車
横須賀線武蔵小杉駅ロータリーのごみ収集車

【関連リンク】
2008/6/11エントリ 好きですかわさき愛の街

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2010年
10月12日

開かずの御幸踏切と、隣接の歩道橋

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横須賀線武蔵小杉駅の開業により、新駅の南側に位置する「御幸
踏切」の遮断時間が長くなっています
。この件については本ブログで
コメントをいただき、また神奈川新聞等でも記事になっていました。
今回は、その御幸踏切に来ています。

■神奈川新聞 カナロコ JR横須賀線の武蔵小杉駅開業1カ月、
ホテル稼働率アップや開かずの踏切出現も

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004180010/

■御幸踏切
御幸踏切

御幸踏切は、新駅の南約500mに位置し、写真の通り大きな踏切
です。全長50m近くということですので、走っても結構時間がかかり
ますね。
写真では丁度湘南新宿ラインが踏切を通過しているところで、奥に
見えるのはNEC玉川事業場です。

この踏切の遮断時間は従来から1時間あたり38分とかなり長かった
のですが、新駅開業後は46分になってしまいました。これは、新駅に
停車するために電車が減速することが原因のようです。
国土交通省は1時間あたり遮断時間40分以上の踏切を、いわゆる
「開かずの踏切」と定義していますので、御幸踏切はそれに該当する
ことになったわけです。

■御幸踏切隣接の歩道橋
御幸踏切隣接の歩道橋

ここには隣接して歩道橋が設置されているのですが、これが老朽化が
進むなどして環境としてはあまり良好とはいえない
ことから、これを
改修してほしいとの要望も出ているようです。

■歩道橋の階段
歩道橋の階段

歩道橋を登って見ると、階段に雑草が生えています。この場所でどう
やって根を張っているのかわかりませんが、たくましいですね。

■階段の破損
階段の破損

足元をよく見てみると、階段の各所が錆びて穴があいている状況で、
強度としては問題ないのか、少々心配になります。破損箇所には
チョークで印が付けてありましたので、行政としても現状のチェックは
実施しているようです。

■歩道橋の落書き
歩道橋の落書き

歩道橋の階段を登ると、左右の壁がスプレーで落書きされています。
また、壁が成人男性の背丈ほどあって完全に視界を遮っていますの
で、外側からは中の様子が全くわかりません
。その点からも防犯上の
懸念があります。
特に夜間などに女性が通行するのは、心理的圧迫感が強いのでは
ないでしょうか。

最近は見かけないのですが、この歩道橋にはホームレスの方が
居付いているようなこともありました。

・・・こういった課題もありまして、御幸踏切とその歩道橋については、
どのような対策が打てるかJR東日本と川崎市が検討
を行っています。
踏切の遮断時間についてはなかなか難しい部分がありそうですが、
歩道橋の改修については、なるべく早く着手してほしいところですね。

■歩道橋から見る新駅方面
歩道橋から見る新駅方面

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
2009/9/6エントリ 横須賀線武蔵小杉駅線路切り替え工事完了
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催
2010/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅、初の平日ラッシュ

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