武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2022年
08月11日

川崎フロンターレらが「2022えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場「センサリールーム」で発達障がい児向けサッカー観戦を実施

8月10日、YBCルヴァンカップ準々決勝「川崎フロンターレvsセレッソ大阪戦」の2戦目が等々力陸上競技場で開催されました。

この日は発達障がいのある子どもたちへの取り組みとして、「2022えがお共創プロジェクト」が開催されました。

■センサリールームでの観戦
 

■「えがお共創プロジェクト」の歓迎メッセージ
えがお共創プロジェクトの歓迎メッセージ

「えがお共創プロジェクト」は、川崎フロンターレがパートナー各社とともに2019年から継続している取り組みです。
感覚過敏などにより外出やスタジアムなどでのサッカー観戦が困難な小学生のお子さんとそのご家族を対象に、サッカーを楽しむことができる環境を整えます。

今回の「2022」は、川崎フロンターレが主催し、川崎市・JTB・全日本空輸(ANA)・富士通・世界文化ワンダークリエイトの共催、障がい者向けの玩具やトレーニング用品を販売するコス・インターナショナルの協力により開催されました。

発達障がいは、日本に約48万人いるといわれます。
しかし見た目ではわかりにくく、理解不足により「単なるわがまま」と誤解されてしまうことがあります。

また音や光などに対しての感覚に個人差があり、スポーツが好きでも、大きな声や音に接することの多いスポーツ参加や観戦を苦手と感じる場合もありますし、感覚過敏によりマスクの着用が難しく、コロナ禍においては外出が難しいなど、さまざまな困難に直面しています。

「えがお共創プロジェクト」は、そんな発達障がいのある子どもたちの可能性を広げることを目的とした取り組みです。
周囲の理解と少しずつの配慮で、子どもたちがスポーツを楽しみ、それをきっかけにさらに生き生きと周囲とかかわることができるようになります。

本サイトでも2020年、2021年の取り組みをご紹介いたしましたが、この2年間はいずれも観戦試合はアウェー開催で、なおかつコロナ禍で移動も困難であったため、等々力陸上競技場での「パブリックビューイング」となりました。

今回は等々力陸上競技場でのホームゲームとなり、感覚過敏に配慮した「センサリールーム」で、試合を生観戦することができました。

■バス到着
バスの到着

今回は横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから、等々力陸上競技場までの専用バスがチャーターされました。

このバスの移動中、サポーターの方から応援方法が事前にレクチャーされました。

事前に「どんな場所で」「どんなことがあるのか」、理解しておくことも発達障がいの子どもたちにとって安心できる要素になるようです。

■受付で消毒と検温
受付で消毒と検温

■応援メッセージの記入
応援メッセージの記入

受付で消毒と検温をしたら、選手への応援メッセージを記入しました。
これはあとでウォーミングアップに出てくる選手たちを迎える際に、掲げるものです。

■ピッチサイドに入場
ピッチサイドに入場

ピッチサイドに入場

ひとりひとり応援用のフラッグを渡されて、ピッチサイドに入場です。
まだ選手たちは出てきていませんが、普段は入れない場所ですし、テンションが上がりますね。

■選手たちを出迎え
選手たちを出迎え

選手たちを出迎え

この2年間、選手と触れ合うイベントはなかなか開催ができませんでしたが、今回はウォーミングアップに向かう選手たちの出迎えを行うことができました。

観客席にもすでに観客が入り始め、試合前の臨場感・高揚感を味わうことができたのではないでしょうか。

■6階テラスへ移動
6階のテラス席へ移動

そして観戦のため、6回テラスに移動します。
その途中、「トイレはいついってもいいよ」など、優しい言葉と絵柄でわかりやすい案内がありました。

■6階テラス
6階テラス

6階テラス

そして今回は、6階テラスが「センサリールーム」として提供されました。

発達障がいにはさまざまな個性があり、大きな音や強い光が苦手な「感覚過敏」を生じる場合があります。

センサリールームは、そんな個性をもった子どもたちでも落ち着いて感染ができるように配慮されています。

また応援の太鼓や手拍子などの大きな音があっても大丈夫であれば、より臨場感を味わえる屋外の席も使用できました。

■ひらがなの選手紹介
ひらがなの選手紹介

また「えがお共創プロジェクト」実施の試合では、選手紹介などの表示がひらがな・カタカナになります。

細かいところまで、子どもたちに向けた配慮が施されています。

■「スヌーズレン機器」を設置したカームダウンスペース
カームダウンスペース  

センサリールームの一角には、障がいがあっても受容しやすい視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの感覚刺激を与える「スヌーズレン機器」を設置したカームダウンスペースが設けられていました。

試合観戦の刺激でちょっと疲れてしまったら、こちらで一休みできるというわけです。

■ハーフタイムにはマスコットによるグリーティング
カブレラ

そしてハーフタイムには、マスコットキャラクター「カブレラ」によるグリーティングです。
毎回「えがお共創プロジェクト」では、マスコットたちも大人気です。

■カームダウンスペースで遊ぶ子どもたち
カームダウンスペースで遊ぶこどもたち

カームダウンスペースで遊ぶこどもたち

Jリーグの試合は前後半90分、アディショナルタイムとハーフタイムを加えると約2時間あります。
その間、ずっと試合に集中していなければならない、というものではありません。

「えがお共創プロジェクト」では、子どもたちに縛りをかけるようなことは一切なく、自由にカームダウンスペースでリラックスしていました。

こういった「安心できる」環境づくりが、子どもたちにとっては何より大切です。

■子どもたちに寄り添う全日本空輸のスタッフ
全日本空輸のスタッフ

一方、「えがお共創プロジェクト」のスタッフの皆さんが子どもたちに寄り添う姿も、そっと声をかけたりするのが程よく、2019年から継続してきた経験値も活きているのでは、と感じさせられました。

特に全日本空輸のスタッフの皆さんは、接客がお仕事だけに慣れたもので、子どもたちもリラックスして会話していたようでした。

■富士通による「でじふろサンロクマル」
デジふろサンロクマル

こちらは、会場に展示されていた映像「でじふろサンロクマル」です。

「でじふろサンロクマル」では、富士通のVRソリューションを活用して、等々力陸上競技場や選手バスの中などを自由に探索することができるものです。

Googleストリートビューのようなもの、というのが一番わかりやすいですが、より動きがスムーズで実際に現地にいるような体験ができます。

今回の「えがお共創プロジェクト」では、このコンテンツが事前に公開されまして、「自分たちが行くのがどんな場所なのか」事前に確認できるようになっていました。

こちらも前述の通り、子どもたちの安心につながる施策です。

なお、富士通企業スポーツ推進室マネージャーの田中さんにお話を伺うと、今回の会場となった6階テラスのトイレへの導線のコンテンツがなかったため、本プロジェクトのために追加で開発を行ったということでした。

子どもたちを迎えるための、細かいところまでの心くばりです。

■富士通のソリューション「きもち日記」
富士通の「きもち日記」

富士通の「きもち日記」

富士通の「きもち日記」

富士通の「きもち日記」

こちらは、富士通の「きもち日記」という、発達障害や知的障害などがある子どもたちが、気持ちや経験を文章で表現することを支援するソフトウェアです。

昨年の「えがお共創プロジェクト」でも提供されていました。

絵日記のように視覚的に自分の気持ちや経験を5W1Hで表現できるため、1日の行動を振り返ったり、活動や学習の履歴を残すことができます。

■Jリーグの野々村チェアマンも参加
野々村チェアマンも参加

今回の「えがお共創プロジェクト」はJリーグの野々村チェアマンや川崎市の副市長も来場され、富士通のソリューションも真剣な表情で体験されていました。

■世界文化ワンダークリエイトによる「ぬりえ」「めいろ」など
世界文化ワンダークリエイト

世界文化ワンダークリエイト

世界文化ワンダークリエイト

世界文化ワンダークリエイト

世界文化ワンダークリエイト

前回は「協力」として参加していた世界文化ワンダークリエイトは、今回「共催」になりました。

担当の方にお話を伺うと、同社としてもこの取り組みに手ごたえを感じ、プロジェクトの協力関係が深まっていく中で、そのような話になったということです。

同社は発達障がいのあるお子さんを対象にした保育情報誌「PriPriパレット」を発刊していまして、今回は同誌に掲載されている「ぬりえ」「めいろ」などを提供していました。

「えがお共創プロジェクト」ではこうしたパートナーの輪が広がり、それぞれのリソースを持ち寄ることで子どもたちにとって楽しい、安心できる空間が提供されています。

こうして等々力陸上競技場にきて「お出かけして楽しかった」という体験をすることで、より活動的になれたり、外に向かって可能性が広がるきっかけになるようです。

これまでに「えがお共創プロジェクト」に参加した子どもたちにおいてもそうした効果が実際に出ていまして、保護者の方から「とてもよかった」とお話を伺ったことがありました。

川崎フロンターレはこのようにサッカーを通じて、パートナーと協力することで「地域社会にとって必要とされるインフラ」となることを目標としてさまざまな取り組みを推進しています。

試合は2-2のドローとなり、川崎フロンターレは2試合合計の結果、「3-3」ではありますが「アウェイゴール数」で上回られたためYBCルヴァンカップは敗退することとなりました。

ただ、勝敗に関わらず子どもたちは楽しんでいたようで、「良かった」「楽しかった」と感想を話してくれました。

また中には前回からのリピーター参加の方もいらっしゃって、このプロジェクトの満足度の高さの証明でもあるでしょう。

前回、前々回のパブリックビューイングと異なり、今回はホームゲーム生観戦となりましたが、パブリックビューイングに比べるとより試合をしっかり観戦しているお子さんが多かったように思います。

この点は、やはりスタジアムでの生のサッカー体験の力を感じました。
富士通企業スポーツ推進室の田中マネージャーもこの点は同じ感想を持たれていたようで、「生で見ると、また来たくなる、そういう力があると思います」とお話いただきました。

■盛り上がった観戦
盛り上がった観戦

川崎フロンターレのこれまでの発達障がいのある子どもたちに向けた取り組みは、2020年5月にJリーグの社会連携プロジェクト「シャレン!アウォーズ」のチェアマン特別賞を受賞しています。

「シャレン!」とは、Jリーグがより豊かな社会を共創していくための取り組みで、「社会連携」を略した言葉です。
3者以上の協力により、幅広い社会テーマに取り組むものです。

JTBのご担当の方も、「多くの方に注目していただいて、この協力の輪を広げていきたい」とのことでした。
今後の継続的な活動にも期待が集まります。

■感覚過敏の再現VR動画(小杉小学校で撮影)


最後に、パブリックビューイング会場でも展示されていた「感覚過敏の再現VR動画」を今回も再掲しておきます。

この動画は、富士通の製作により川崎市立小杉小学校で収録されています。

光や音の感じ方の違いを一例として理解できますので、イヤホンを使うなどして、是非一度視聴してみてください。

もちろん感じ方は人によって異なり、この映像がすべてではありません。
ただ、外見だけではわからない個性、感じ方の違いがあることを理解する一助になるかと思います。

【関連リンク】
シャレン!Jリーグ社会連携ウェブサイト 2020Jリーグシャレン!アウォーズ・Jリーグチェアマン特別賞『発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム/川崎フロンターレ』活動レポート
川崎フロンターレ 「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」の取り組み 2020Jリーグシャレン!アウォーズ「Jリーグチェアマン特別賞」受賞のお知らせ
川崎フロンターレ 発達障がいのある子どもたちへの取り組み 「2021えがお共創プロジェクト」開催のお知らせ


(えがお共創プロジェクト関連)
シャレン!Jリーグ社会連携ウェブサイト 2020Jリーグシャレン!アウォーズ・Jリーグチェアマン特別賞『発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム/川崎フロンターレ』活動レポート
川崎フロンターレ 「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」の取り組み 2020Jリーグシャレン!アウォーズ「Jリーグチェアマン特別賞」受賞のお知らせ
2020/6/18エントリ Jリーグ社会連携で表彰、川崎フロンターレの「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」番外編トークイベント開催レポート
2020/11/22エントリ 川崎フロンターレが11/21大分戦で開催、「発達障がい児向け親子サッカー教室&パブリックビューイング」密着取材レポート
2021/11/21エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・JTB・ANA・富士通らが「2021えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場で発達障がい児向けサッカー教室やパブリックビューイング実施

(富士通のソリューション)
2021/12/31エントリ 川崎フロンターレ・富士通のオンライン企画「でじふろサンロクマル」が開幕、VRソリューションで等々力陸上競技場など未公開エリア探検

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2022年
08月10日

中原区商店街連合会・中原区役所主催「おいしいコーヒーのいれ方教室」がサライ通り商店街「木戸口珈琲」で9/6(火)開催

サライ通り商店街の「木戸口珈琲」において、「おいしいコーヒーのいれ方教室」が2022年9月6日に開催されることとなりました。

中原区商店街連合会と中原区役所の主催によるもので、中原区の「地域課題対応事業※」として企画されています。

※地域社会が抱える課題の解決や地域特性を活かしたまちづくりを推進するため、各区役所が区民の参加と協働や川崎市各局との連携により実施していく事業。

■木戸口珈琲「おいしいコーヒーのいれ方教室」
おいしいコーヒーのいれ方教室

おいしいコーヒーのいれ方教室

■開催概要
日時 2022年9月6日(火)10:00~12:00
場所 木戸口珈琲(サライ通り商店街)
中原区今井南町7-45
定員 6名※要申込
参加費 1,100円(お土産コーヒー豆・ケーキ付)
内容 サライ通り商店街の喫茶店「木戸口珈琲」店主の木戸口武(きどぐちたけし)さんから、基本のコーヒーのいれ方だけでなく、豆の焙煎・挽き具合で変わる味の違いや、コーヒーの歴史を学びます。
自分でコーヒーをいれる体験もできて、最後はいれたコーヒーとともにケーキをお召し上がりいただけます。
参加者同士で交流を深めながら、コーヒーの奥深さに触れてみませんか?
申込方法 8月17日(水)《必着》までにいずれかの方法で申し込み
【電話】問い合わせ先より
【Web】申し込みフォームより
https://logoform.jp/form/FUQz/121400
【ハガキ】イベント名、氏名、ふりがな、住所、電話番号、年齢を記入し下記へ郵送ください。
〒211-8570 中原区役所地域振興課
注意事項 ●新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで実施いたします。
●状況によって内容を変更・中止する場合があります。
問い合わせ先 中原区商店街連合会事務局(中原区役所地域振興課内)
044-744-3161
Web
中原区役所 申込受付中!「おいしいコーヒーのいれ方教室」

■サライ通り商店街の木戸口珈琲
木戸口珈琲 

フォレストコーヒーのつくりを活かした店内

■「木戸口ブレンド」
木戸口ブレンド

「木戸口珈琲」はサライ通り商店街の中ほどに2018年4月13日にオープンしたコーヒー店です。

店主の木戸口さんは、横浜山手の自家焙煎珈琲専門店「ハーヴェストコーヒー」で約10年経験を積まれたのち、「木戸口珈琲」を立ち上げて独立されたそうです。

マスターのセレクトしたコーヒー豆の販売に加えて、カフェ営業も行っています。

コーヒー豆以外にもホットドッグやトースト、スイーツなどの軽食やもありますので、ご関心ある方は、まずはお店を利用してみるのもよいかもしれませんね。

■木戸口珈琲 Instagram
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また、「木戸口珈琲」については、店主の木戸口武さんが、Instagramで情報発信もされています。
営業情報などは、こちらもご参照ください。

■「木戸口珈琲」の店舗情報
■所在地:中原区今井南町7-45 ガーデン・ニコル1F
■営業時間:10:00~20:00
■定休日:火曜日 、第2・第4水曜日
■Instagram:https://www.instagram.com/kidoguchicoffee/

【関連リンク】
中原区商店街連合会 ウェブサイト
サライ通り商店街 ウェブサイト
中原区 地域課題対応事業とは
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:カフェ 木戸口珈琲
2018/4/19エントリ 武蔵小杉に寄せる、コーヒーの新たな波。サライ通り商店街・フォレストコーヒー跡地に「木戸口珈琲」がオープン

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2022年
08月09日

川崎市・川崎フロンターレがSDGs協定締結し会見、地域社会のインフラ目指し「かわさきこども食堂ネットワーク」をパートナーと支援

2022年8月7日、川崎フロンターレvs横浜F・マリノス戦が開催された日、大一番の試合開催前の等々力陸上競技場において、川崎市と川崎フロンターレが持続可能な開発目標(SDGs)に関する協定締結の記者会見が行われました。

本協定に基づく取り組みとして、「かわさきこども食堂ネットワーク」が抱える課題を持続可能な方法で解決するため、川崎フロンターレがクラブパートナーと共に支援を行うこととなり、関係当事者とともに取り組みの説明が行われました。

■川崎市・川崎フロンターレのSDGs協定記者会見
川崎市・川崎フロンターレのSDGs協定記者会見

協定締結式

この協定の正式名称は、「川崎市と川崎フロンターレが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定書」です。

①スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関すること
②SDGsの推進及び達成に向けた連携・協力実施に関すること
③その他、本協定の目標達成のために必要な事項に関すること

大きく上記の3点が定められ、詳細及び具体的事項については協議の上決定することとしています。

また前述の通り、この協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援が行われることとなり、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長、かわさきこども食堂ネットワークの佐藤由加里代表、クラブパートナーのロッテ、マルコメの担当者とコアラのマーチ君が一堂に会しました。

■協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組み図
かわさきこども食堂ネットワーク支援の取り組み
(c)KAWASAKI FRONTALE

こちらが、本協定に基づく「かわさきこども食堂ネットワーク」支援の取り組みを図にしたものです。

「こども食堂」とは、さまざまな事情のある子どもたちが一人でも安心して利用できる、無料または廉価な食事を提供する食堂のことです。
「かわさきこども食堂ネットワーク」は、川崎市内のこども食堂の連携ネットワークで、情報共有や交流、課題解決を目的に活動しています。

この取り組みでは、川崎フロンターレがクラブパートナー企業や川崎市が認定する「かわさきSDGsパートナー」と「かわさきこども食堂ネットワーク」のマッチングを行い、食品や置き場の提供を行うことで、子ども食堂の課題解決につなげます。

また川崎フロンターレは、子ども食堂を利用する子どもたちを試合に招待するなどの取り組みも行うということです。



記者会見ではまず、川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定締結について、川崎市の福田紀彦市長、川崎フロンターレの吉田明宏社長からご挨拶がありました。

本エントリでは、その全文をお届けいたします。

■川崎市 福田紀彦市長
川崎市 福田紀彦市長

<福田市長コメント>
川崎フロンターレがSDGsの推進に向けて本市と連携して積極的に取り組んでいただくこととなり、たいへん心強く感じております。本市にはさまざまな困難な課題を市民・事業者と連携して解決してきた歴史がございます。こうした実績とSDGsの推進に向けた高いポテンシャルが評価され、国から「SDGs未来都市」に認定されています。

「SDGs未来都市」として誰ひとり取り残さず、これからも持続可能な都市であり続けるため、川崎フロンターレをはじめ、市内のさまざまなステークホルダーと連携して持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。


このたびスポーツを通じて、社会・経済・環境の課題解決に取り組むことで、SDGsの達成に向けた取り組みを推進するという、川崎フロンターレのSDGs推進に対する熱い思いにたいへん共感いたしました。協定締結を通じて、両社がより一層連携して取り組むことで、よりSDGsのゴール達成に向けた取り組みを効果的に進められると考えております。本市では昨年の3月から登録認証制度「かわさきSDGsパートナー」を開始しておりまして、フロンターレもパートナーとなっていただいておりますけれども、現在2,000社を超える企業・団体がパートナーとなる見込みとなっております。

『かわさきこども食堂ネットワーク』支援にあたりましては、このパートナーの皆さまに対してSDGsプラットフォームを通じこのプロジェクトへの参加協力を依頼するなど、サポートをさせていただきたいと考えております。

このムーブメントをより大きく、力強いものとしたいと考えておりまして、川崎フロンターレが持つ発信力や影響力に大いに期待しております。Jリーグも熱戦が続いておりますけれども、今後もJリーグ全体をけん引する強豪チームとして、市民の皆さまとともにふたたび喜びを分かち合えることを祈念しております。

最後に今回の協定締結をきっかけに川崎フロンターレとのパートナーシップを深めて、ともに持続可能な社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。

■川崎フロンターレ 吉田明宏社長
川崎フロンターレ吉田明宏社長

<吉田社長コメント>
今回は4月に発表させていただいた、クラブパートナーの「染めQテクノロジィ」様・川崎市産業振興財団様との会見を致しました、「川崎フロンターレSDGs」の取り組み第2弾ということで、今回発表させていただきます。

まずは川崎市様と、スポーツを通じた社会・経済・環境の課題解決に関することについて、さらなる相互連携・協力を行ってまいります。さらにかわさきこども食堂ネットワーク様が抱えている課題を、川崎市様、川崎フロンターレパートナー企業様にもご協力いただきまして、少しでも解決していけるように努力してまいります。

川崎フロンターレには有難いことに、約1,000社のパートナー様がいらっしゃいます。この取り組みについてもすでにご協力をご検討いただいております、他のパートナー企業様もたくさんいらっしゃいます。
我々川崎フロンターレが携わることで、川崎市様やパートナー企業様には、これまで実施できなかったことを少しでもやさしく実施できるようにともに、社会により良いインパクトになるように我々がスケールできればと考えております。


このように川崎フロンターレでは、「川崎フロンターレSDGs」で多くの皆さまとつながることに寄り、単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部としてなくてはならない存在としてのクラブを目指してまいります。



続いて、本協定に基づいた「かわさきこども食堂ネットワーク」の支援の取り組みについて、川崎フロンターレとともに参加するパートナー企業のロッテ、マルコメ、ドールと、かわさきこども食堂ネットワークの代表者からご挨拶がありました。

ロッテはコアラのマーチ、マルコメは味噌や米麴製品など、ドールはバナナなどの提供を行います。

またこの日は欠席となりましたが、富士通川崎工場も、子ども食堂向けの寄贈品の保管場所を提供されるということで、ご紹介がありました。

■ロッテ マーケティング本部ブランド戦略部焼き菓子企画課 金田真里恵様、コアラのマーチくん
ロッテ金田さん

<ロッテ 金田さんコメント>
このたび川崎フロンターレ様の呼びかけに賛同しまして、かわさきこども食堂ネットワーク様の支援を開始することになりました。

コアラのマーチについて少しだけ紹介させていただきますと、このようについ誰かに話したくなるような、かわいらしいコアラのキャラクターが特徴的なお菓子でございます。そんなコアラのマーチを通して、お子様方に美味しさだけではなく、楽しい時間をお届けできたらいいなと思っております。

■マルコメ マーケティング本部マーケティング部部長 岸直人さん
マルコメ岸さん

<マルコメ岸さんコメント>
私もこどもが二人おりまして、子どもたちに対してお腹いっぱい食べ物を差し上げたいという親としての思いを当然理解しております。

我々は味噌汁は勿論、その原料である米糀を使った製品、大豆を使った製品、いろいろ商品がございます。いずれもお子様たちの健康に寄与できる食べ物だと思っております。微力ながらこういったかたちで参加できたら嬉しく思っております。

■ドール 生鮮第一本部バナナ部 草本里緒さん
ドール草本さん

<ドール 草本さんコメント>
弊社ではドールの理念に則り、一昨年度から一部地域ではございますが、子ども食堂にバナナを提供することを行ってまいりました。

今回は川崎フロンターレ様にお声がけいただき、その活動にご協力できることをとても嬉しく思っております。私たちの提供するバナナが子ども食堂を利用する皆さまの一助となれば幸いです。

■かわさきこども食堂ネットワーク代表 佐藤由加里さん
かわさきこども食堂ネットワーク佐藤さん

<かわさきこども食堂ネットワーク 佐藤さんコメント>
私自身も高津区で子ども食堂を2017年より開始しております。
今年、2022年は大田区で始まった子ども食堂がちょうど10周年になる、「子ども食堂10周年」の年にあたるそうです。

当団体は2018年9月に本格的な活動を開始しまして、主に寄贈品や助成金の情報などを市内の子ども食堂などに提供している団体でございます。

昨年は約6トンの寄贈品を市内の子ども食堂に配布することをしておりまして、そのうち昨年は約3トン、今年に入ってからは約2.7トンの大量の寄贈品がございまして、その一時保管場所として、富士通の工場の一部をお借りして実現できたということがございます。

そのときにも一時保管場所として受けてくれる場所があるかないかということで、それらの品物を有効的に活用できるかできないか、という課題が最初にくるので、非常に助かっております。

川崎フロンターレさんには子どもとその保護者を試合観戦にご招待をいただいておりますが、その話を進めていく中で、今回のようなスポンサー企業の皆さまに多大なるご協力をいただけるお話があり、たいへん感謝しております。
このような支援をいただけるということは、常に運営費をどうしようと悩んでいる子ども食堂にとっては非常に助かるお話ですし、また今回ご提供いただけるロッテさん、ドールさん、マルコメさん、子どもたちが大好きな商品がいっぱいございますので、そのへんでもものすごくみんな喜んでいて、次はいつなんだろうともう話しているという状態です。
川崎市内で子ども食堂をやっていてよかったなと心から感謝しております。

このような、スポーツチームが子ども食堂のネットワーク全体を支援するという取り組みは全国で初めてのさきがけとなる取り組みのようでございますことも、あわせてご紹介させていただきます。

まだまだ課題はいろいろありますが、輸送の部分や一時置き場の件などでお問合せご協力いただけるということがございましたら、ご連絡いただければと思います。



今回はすでにプロジェクトに参加されているパートナー企業が会見に参加されましたが、今後川崎市と川崎フロンターレのSDGs協定に基づき、クラブパートナーやかわさきSDGパートナーへの呼びかけにより、協力の環が広がっていくことが想定されます。

「子ども食堂」は無料または低廉な料金で子どもたちに食事を提供するため、資金や物資などのリソースに課題があります。

そんな課題が多くの企業や団体とのマッチングにより、解決に結びついていくことが期待されます。

【関連リンク】
川崎フロンターレ 川崎市と「持続可能な開発目標(SDGs)に関する協定」締結 ならびに川崎フロンターレパートナー企業との「かわさきこども食堂ネットワーク」支援開始のお知らせ 
川崎フロンターレウェブサイト 川崎フロンターレSDGs
かわさきこども食堂ネットワーク ウェブサイト
2022/4/3エントリ 川崎フロンターレが抗菌・防カビ等技術企業「染めQテクノロジィ」とSDGs協業に調印、6/18「かわさきSDGsランド」出展など活動推進

(こども食堂関連)
2021/4/15エントリ 向河原のこども食堂「ふれあい食堂」がNECルネッサンスシティで特別開催、人気ラーメン店「一風堂」がキッチンカーで子どもたちに無料提供
2021/10/23エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで向河原のこども食堂「ふれあい食堂」らがハロウィンイベント開催、In Unityステージイベントなど多彩な企画に笑顔
2021/11/16エントリ 向河原で温かい居場所作り「むかいがわら こども食堂じぃーじぃーず」がオープン、朝300円・昼夜600円の定食に夜はお酒も提供 2021/12/17エントリ NEC田んぼ作りプロジェクトのお米がこども食堂向けに川崎市へ贈呈、玉川事業場で贈呈式と「ふれあい食堂」らによるクリスマスイベント開催
2022/2/5エントリ 川崎ブレイブサンダースがSR渋谷2連戦でSDGs推進、武蔵小杉駅北口のバスケットステーション「ザ・ライトハウス」こども食堂でお弁当配布も
2022/6/19エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・公園緑地協会・富士通川崎工場が「第1回かわさきSDGsランド」開催、「水曜どうでしょう」コラボイベントも

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2022年
08月08日

新丸子でものづくりの魅力発信「DEAR FACTORY」が夏休みの子ども向け企画開催、「活版印刷」「日光写真」ワークショップが8/11よりスタート

新丸子の住宅街の一角に、グラフィックデザイン・活版印刷・ペーパークラフトのスタジオ「DEAR FACTORY(ディアファクトリー)」があります。

「DEAR FACTORY」が、このたび夏休みの子ども向けに「活版印刷ワークショップ」と日光写真撮影「サイアノタイプワークショップ」を開催することとなりました。

■新丸子の「DEAR FACTORY」
新丸子のDEAR FACTORY

■「DEAR FACTORY」の夏休みワークショップ
DEAR FACTORY夏休みの子ども向けワークショップ
■「DEAR FACTORY」活版印刷ワークショップの開催概要
日時 8月11日(木)、13日(土)、20日(土)
各日9:30~10:30、13:00~14:00、15:30~16:30
内容 手動の活版印刷機を使ってオリジナルのおにぎりカードを印刷するワークショップです。
作る楽しさを体験し、新しい体験を通して多様な価値観を育むことを目的としています。
「故きを温ね新しきを知る」そんな体験をしてみませんか。
参加年齢 小学校低学年から中学生まで
※ 3年生までのお子様は親御様1名の同伴をお願いしております。
※ご兄弟での参加は2人目が半額です。(友達同士の参加は通常価格とさせていただきます)
※ひと枠の参加人数は2名までとさせていただきます。(親御さんは除く)
参加費 税込1,500円/1名
※ご兄弟での参加の場合お一人半額になります。
参加方法
こちら】よりチケット購入

■「DEAR FACTORY」の活版印刷機
活版印刷機

■活版印刷の活字
活字

活版印刷とは、古くからの印刷方式のひとつです。

活字を組み合わせて作った版を作り、その版にインクを塗り付けてからハンコのように紙に押し当てて文字などを印刷するものです。

ドイツでヨハネス・グーテンベルグが葡萄の圧搾機をヒントに開発したもので、昭和の終わりごろまで約500年間印刷技術の主流でしたが、現在は新しい技術にほぼ入れ替わっています。

「DEAR FACTORY」の活版印刷機は、主宰されるデザイナーのかがわゆかさんが以前からお持ちだったもので、昭和30年代から40年代にかけて製造されたものが中心ということです。

■ワークショップで作るオリジナルのおにぎりカード
オリジナルのおにぎりカード

今回の活版印刷ワークショップでは、活版印刷機を使ってオリジナルのおにぎりカードを作ります。

デジタルが主流の現在ですが、活版印刷機を手動で動かし、アナログで作品を作っていく「温故知新」のワークショップです。

■「DEAR FACTORY」サイアノタイプワークショップの開催概要
日時 8月26日(金)、27日(土)
〈午前のクラス〉10:30~12:00
〈午後のクラス〉13:30~15:00
内容 植物や身の回りの物で太陽光を使った写真撮影ができるワークショップです。
作る楽しさを体験し、新しい体験を通して多様な価値観を育むことを目的としています。
「故きを温ね新しきを知る」そんな体験をしてみませんか。
参加年齢 〈午前のクラス〉小学校3年生まで
〈午後のクラス〉小学校3年生以上 中学生まで
※ 薬剤を使用するため親御様1名の同伴をお願いしております。
※ご兄弟での参加は2人目が半額です。(友達同士の参加は通常価格とさせていただきます)
※ひと枠の参加人数は2名までとさせていただきます。(親御さんは除く)
参加費 税込1,500円/1名
※ご兄弟での参加の場合お一人半額になります。
参加方法
こちら】よりチケット購入

■サイアノタイプによる日光写真撮影
サイアノタイプによる日光写真撮影

もうひとつは、「サイアノタイプワークショップ」です。

サイアノタイプとは、1835~1845年ごろにイギリスで発明されたとされる写真技法です。
鉄塩の科学反応を利用して、「青写真」の語源となる美しいブルーを発色します。

■サイアノタイプによる写真の仕上がり
サイアノタイプによる日光写真撮影

前掲の写真のように薬剤を含んだ用紙に身近なものを置いて日光のもとにさらしておくと、このように青く発色して写真撮影ができます。

こちらのワークショップはプロのカメラマンの方が講師をつとめられるということです。


ふたつのワークショップは人数に限りがありますので、希望される方はお早めにチケット購入ページからお申込みください。

また「DEAR FACTORY」は、本ワークショップに限らず新丸子で「ものづくりの魅力」を発信しています。

本サイトでも過去エントリで2回ご紹介しているほか、Instagramでも情報発信されていますので、どうぞご参照ください。

■「DEAR FACTORY」Instagram


■「DEAR FACTORY」の概要
●所在地:中原区新丸子町761-5
●営業時間:金曜日、土曜日13:00~19:00(変動の可能性あり)
●Webhttps://tenbinpress.shopselect.net/
●Instagram:https://www.instagram.com/dear_factory_761/
●facebook:https://www.facebook.com/DearFactory761/
●twitter:https://twitter.com/FactoryDear

■マップ


【関連リンク】
2021/7/4エントリ 新丸子でものづくりの魅力発信、活版印刷・ペーパークラフトのスタジオ「DEAR FACTORY」がハンドメイド雑貨販売にワークショップも
2022/6/9エントリ 新丸子の活版印刷・ペーパークラフトスタジオ「DEAR FACTORY」がショップ兼ギャラリー新設、植物装家・硝子作家の企画展をスタート

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2022年
08月07日

川崎フロンターレが首位マリノスに土壇場勝利、ホームゲームイベント「かわさき水まつり」にクラブ史上最多50企画が集結

本日、J1リーグ第24節「川崎フロンターレvs横浜F・マリノス戦」が等々力陸上競技場で開催されました。

現在首位を走るマリノスを迎え、必勝を期した川崎フロンターレ。
両クラブにとって負けられない一戦は、積極的なプレスのぶつかりあいからスタートしました。

前半24分、日本代表から戻ってきた山根視来選手からのセンタリングをレアンド ロダミアン選手がヘッドで合わせて先取点を取るも、前半終了間際に素早いカウンターからマリノスが同点に追いつきました。

このままドローかと思われたところ、また後半終了間際、家長昭博選手がゴール前に放り込んだボールをケガから復帰したジェジエウ選手がヘッドで捉え、土壇場で川崎フロンターレが2-1で勝利しました。

■DAZN twitter 揺れる等々力ドラマが待っていた!

ジェジエウ選手は最後足を攣っていたために「致し方なく」ディフェンダーながら前線に一人置いたままにしていたのですが、最後に力を振り絞りました。

これにより川崎フロンターレは、マリノスに比べて2試合未消化になっている分を仮に勝利した場合、「勝点差2」まで迫る可能性があることになります。

また本日はホームゲームイベントとして、「かわさき水まつり」が開催されました。
「水遊び」をテーマにクラブ史上最多の「50」のアトラクションが展開されましたので、その一部をご紹介したいと思います。

■「かわさき水まつり」が開催された等々力陸上競技場周辺
かわさき水まつり





「かわさき水まつりランド」は、昨年「川崎水道100周年」を記念して初開催され、今年は昨年に続き2回目の開催となります。
ただし、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で日程変更や規模縮小を余儀なくされ、特に川崎市上下水道局の企画は全面的に中止となってしまいました。

今回はそのリベンジとなるもので、下記の3つのテーマランドが登場しました。

●川崎市上下水道局presents「かわさき水まつりランド」
●フィンランド大使館商務部協力「FINLANDランド」
●JAMSTEC協力による「ふろん太海ランド」

本エントリでは、この3つのランドを順番にご紹介していきましょう。

■川崎市上下水道局presents「かわさき水まつりランド」


まずこちらは、川崎市上下水道局presents「かわさき水まつりランド」です。
川崎市上下水道局のキャラクター「ウォータン」と、「ウォータンの妹」もそろって来場です。

■復旧工作車の展示








ウォータンの後ろに展示されていたのは、川崎市上下水道局の復旧作業車です。
今回はその中に入って、多種多様な工具を見学することができました。

■川崎市上下水道局の給水車


並んで展示されていたのは、川崎市上下水道局の給水車です。
災害時などにも活躍します。

■水道管復旧作業の実演


一方こちらは、破損した水道管の復旧作業の実演です。
穴が開いて水が勢いよく噴出した状態からですが、このままでは思うように作業ができません。

■木材を差し込んで穴をふさぐ


まずは応急処置として、穴が開いた部分に木材を差し込み、吹き出す水を止めて体制を整えます。

■穴が開いた部分を外側から手当て




補修する体制が整ったら、木材を外して外側から手当てをしていきます。
上記写真のような「鉄のばんそうこう」を取り付けてしっかりボルトを締めることで復旧完了です。

■川崎市水道100周年のヒストリー展示




続いて、「川崎市水道100周年」のヒストリー展示です。
上記の「印籠継手」は、古くは大正8年から使われていたものだそうです。

■マンホールカード配布


■川崎フロンターレデザインのマンホールカード
川崎市・川崎フロンターレデザインのマンホールカード

またこちらのブースでは、川崎市上下水道局の「ご当地マンホールカード」が配布されていました。

川崎市上下水道局は川崎フロンターレと協力して、ふろん太・カブレラデザインのマンホールを等々力陸上競技場前に設置しています。

そのご当地マンホールのカードが各自治体で配布されていまして、これは2022/8/2エントリでもご紹介しておりました。

■ph値を測定する実験




またこちらは、水道水、石鹸水、紅茶などのph値を測定する実験です。
パックテストの色で、ph値がわかります。

■山北町の藍染め体験


続いて、こちらはうってかわって、山北町の藍染め体験をしているところです。
実は丹沢湖がある神奈川県山北町は、川崎市の水源地のひとつなんですね。

都市部の水源は山間部の森林などに守られていることを、認識しておくことが大切です。

■ウォータースライダー


■パドルボート


学習もよいですが、シンプルに水遊びも楽しいものです。
会場内には大きなウォータースライダーやパドルボートが設置され、子どもたちの人気を集めていました。



■「FINLANDランド」のムーミン


続いて、「FINLANDランド」をめぐっていきましょう。
FINLANDランドはフィンランド大使館商務部協力により開催され、フォトスポットに同国の人気キャラクター「ムーミン」が登場しました。

昨年はコロナ禍によりフォトパネルのみになってしまったのですが、今回は立体ムーミンが参加してくました。

■「モルック」体験




昨年も実施された、フィンランドのスポーツ「モルック」体験です。

ボーリングのピンのような木材は「スキットル」と呼ばれ、倒した本数で点数が決まります。
スキットルは倒された市で再び立て、先に「50点ちょうど」になったほうが勝ちということです。

■フィンランドの人気のお菓子「エロヴェナオーツバー」


■北欧のパン


■フィンランド産のベリーを使ったソーダ


また「FINLANDランド」では、フィンランドのフード&ドリンクも販売していました。

フィンランドを代表するオーツ麦ブランド「エロヴェナ」のオーツバーは、昨年の好評に応えて登場です。

また各種北欧パン、フィンランド産ベリーを使用した「ベリースパークリングドリンク」のほか、写真はありませんが「フィンランドサウナホットドッグ」も販売されていました。

■FINLANDテントサウナ体験


等々力球場前に並んだテントは、「FINLANDテントサウナ体験」です。

こちらはフィンランド政府観光局特別協賛による企画で、フィンランド発のテントサウナブランド「SAVOTTA」とフィンランド製サウナストーブ「MISA」を使用しています。

テントサウナ4基、水風呂、セルフロウリュサービス、外気浴休憩スペースに加えて、隣接する野球場内施設のロッカールーム・シャワールームが利用できる充実ぶりでした。

■川崎フロンターレオリジナルサウナグッズ「カブレラサウナトントゥ」


さらに「FINLAMDランド」では、川崎フロンターレオリジナルグッズも多数用意されていました。

中でもユニークなのが、「カブレラサウナトントゥ(サウナストーン)」です。

これは川崎の石材会社「沖セキ」の協力で製作されたもので、2年をかけて完成されたものだそうです。



■「ふろん太海ランド」のステージ


最後、3つ目のテーマランドは、「ふろん太海ランド」です。
こちらにはステージが設置されて、「海」と「フィンランド」をテーマにしたトークショーが連続して開催されました。

■「ファイト!フロンターレ」MCの新保里歩さん


■「SukiSukiフロンターレ」MCの阿井莉沙さん


■「イゴフロ」パーソナリティの奥田明日美さん


■川崎フロンターレイベントMCの山口真奈さん


最初のトークショーは、川崎フロンターレ応援番組やイベントMCの皆さんによる「水にまつわるエトセトラ」でした。

出演はtvk「ファイト!フロンターレ」の新保里歩さん、イッツコム「SukiSukiフロンターレ」の阿井莉沙さん、ラジオ日本「イゴフロ」の奥田明日美さん、イベントMCの山口真奈さんです。

来場者は男性が多めでしたが、美容に関する話などで盛り上がっていました。
川崎フロンターレ応援番組のMCの皆さんは、局や番組が違ってもいつも仲良くされているのが特徴です。

■FINLAMDトークショー


■フィンランド大使館 木村正裕さん


■北欧旅行フィンツアー ノーラ・シロラさん 


一方こちらは、FINLANDトークショーです。

フィンランドの食や旅行をテーマに、フィンランド大使館の木村正裕さん、北欧旅行フィンツアーのノーラ・シロラさんがフィンランドの魅力を語ってくれました。

■JAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」のフォトスポット


川崎フロンターレでは、「26(フロ)周年」を記念して深海に挑戦する特別企画を推進しています。
これに協力しているのが国立研究開発法人海洋研究開発機構、通称「JAMSTEC」です。

JAMSTECの協力のもと、ふろん太は有人潜水調査船「しんかい6500」に乗って、推進6,500mの深海に潜って広大な海の世界を探っていくということです。

今回の「ふろん太海ランド」では、「しんかい6500」のフォトスポットが設置されていました。

■深海無人探査ロボット「AUV-NEXT」原寸大模型


またこちらは、JAMSTECの深海無人探査ロボット「AUV-NEXT」の原寸大模型です。

「AUV-NEXT」は最新鋭の機体で、最大深度4,000メートルまで潜り、あらかじめ決められたルートに沿って調査ができます。

センサーで自分の位置・姿勢・速度等を認識しながら自律的に航行し、超音波を使って深海の地形調査が可能ということです。

世界初の国際海底探査コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」では、ギリシャ沖の地中海にて24時間135kmの航行に成功し、準優勝を果たしました。

■ミンククジラの頭の骨


■川崎北部市場水産物部in等々力「おさかなタッチ」






また「ふろん太海ランド」では、ミンククジラの巨大な骨が展示されていたほか、川崎北部市場水産物部による近海の魚や、東京海洋大学による深海魚に触ってみる体験コーナーもありました。

魚に振れる機会は意外とありませんので、子どもたちもおそるおそる触っていました。

■「カワスイ」による「ポリプテルスエンドリケリー」


■「カワスイ」による「ピラニア・ナッテリー」展示


■甲羅に触れられる「ニシカマゲクビガメ」


また今回は川崎水族館「カワスイ」も出展していました。

ここには「ポリプテルスエンドリケリー」「ピラニア・ナッテリー」、甲羅に触れられる「ニシカマゲクビガメ」が来ていました。

また時間帯により、飼育クルーに寄り餌やりがいども行われていました。

■川崎港のビーチバレーコートの砂を使ったミニビーチ


最後にご紹介するのは、ビーチバレー体験です。
川崎市臨海部の川崎港には、ビーチバレーのトップ選手が使うビーチバレーコートがあります。

この砂を使った特設ミニビーチを会場内に設置して、ビーチバレーの体験ができるようになっていました。

川崎市は海に面していることを、思い出させてくれる企画でした。


以上、クラブ史上最多となる「50」のアトラクションをすべてはご紹介できませんが、半分くらいはご紹介できたでしょうか。
昨年、かなりの縮小開催となったリベンジは十分果たせたでしょう。

首位との決戦も制し、川崎フロンターレサポーターの皆さんも満足して1日を過ごされたことと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ゲーム記録 第24節

(川崎フロンターレ×川崎市上下水道局関連)
2020/10/7エントリ 武蔵小杉の川崎フロンターレ公式カフェ「フロカフェ」で川崎市水道100周年「ウォータン&カブレラ和菓子セット」を販売、「菓心 桔梗屋」が協力
2021/9/29エントリ 川崎フロンターレが神戸降し3戦連続逆転勝利、水道局コラボマンホールお披露目や「サ道」三宅弘城さんらトークショー等「かわさき水まつり」も展開
2022/8/2エントリ 東京ビッグサイト「下水道展」で「多摩川クラシコ」、川崎市&川崎フロンターレ・小平市&FC東京がマンホールカードで競演

(2022シーズンホームゲーム関連)
2022/2/18エントリ 川崎フロンターレが2022シーズンJ1開幕戦「多摩川クラシコ」制す、始球式に「純烈」登場しホームゲームイベントにSDGsブースも
2022/3/3エントリ 川崎フロンターレが浦和に逆転勝利でリーグ首位、武蔵小杉・等々力陸上競技場周辺に「26(フロ)周年タペストリー」出揃う
2022/3/17エントリ 川崎フロンターレが今季初休日ホームゲームで「フロンターレ牧場」を開催、牛の乳しぼり・羊の毛刈り体験に子ヤギのかけっこも出走
2022/4/3エントリ 川崎フロンターレが抗菌・防カビ等技術企業「染めQテクノロジィ」とSDGs協業に調印、6/18「かわさきSDGsランド」出展など活動推進
2022/4/10エントリ 川崎フロンターレの柏戦ホームゲームイベント「陸前高田ランド・春」の物産販売や餅まきに賑わい、藁科前社長に勝利で花道 
2022/5/14エントリ 川崎フロンターレが約1か月ぶりホームゲームでアビスパ福岡に勝利、ホームゲームイベント「噂のケンケツSHOW」で献血を推進 2022/6/2エントリ 川崎フロンターレが天皇杯2回戦で札幌大学に5-0快勝、高卒ルーキー永長鷹虎がデビュー戦初ゴール
2022/6/26エントリ 川崎フロンターレvs磐田戦は痛恨ドロー、ホームゲームイベント「九州熊本熱闘合志園」では谷口・車屋両選手の学生時代写真展や大久保嘉人氏登場も

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2022年
08月07日

川崎市7/31~8/6新型コロナ統計:週間感染者数19,945人は7週ぶり減少も陽性率が過去最高64.3%・入院患者病床使用率62.3%に上昇

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしてまいりました。

今回は2022年7月31日(日)~8月6日(土)の週間および累計データをお伝えします。

■2022年8月6日(土)累計&週間サマリー
週間サマリー
川崎市の今週7日間の新規感染者は19.945人(前週比1,707減)と2万人を切り、7週ぶりの減少となりました。

しかしながら川崎市直近集計における陽性率は64.3%(前週比+3.7pt)と過去最高を更新しています。

また入院患者病床使用率が62.3%、重症患者病床使用率が7.2%となり、入院患者病床のキャパシティに懸念があります。

重症患者病床使用率は川崎市直近集計の8月1日のデータですが、最新の8月6日集計で重症患者は前週比6名増の10名となっており、留意が必要です。

一方、新型コロナウイルスワクチン接種状況は、4回目接種が対象人口の36.1%に到達しました。

■感染者増加数の推移
 感染者増か数の推移
■陽性率・病床使用率の推移
陽性率・病床使用率の推移 前週に引き続き、今回は推移グラフも一部お届けします。

陽性率は前週の60.6%をさらに上回る64.3%となり、過去最高を更新しました。
また病床使用率についても、入院患者病床使用率が前週比11ptアップの62.3%となりました。
これは陽性率とともに「ステージⅣ」に相当します。

来週、さらに感染者数が減少する方向に行くことを願っております。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市 【ワクチン接種】追加(3回目)接種を受ける方へ

(ワクチン接種関連)
川崎市 ワクチン接種
2021/6/7エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで川崎市の新型コロナワクチン大規模接種がスタート、64歳以下接種券の6/14以降順次送付を発表
2021/8/27エントリ 楽天グループが二子玉川本社での新型コロナワクチン職域接種を川崎市民向けに1万2千回分提供、8/29予約開始・9/1~2に1回目接種
2021/8/28エントリ 川崎市8/22~28新型コロナ統計:週間感染者が8週ぶり前週比減少、ワクチン2回接種完了数が市人口の3割を突破
2021/8/30エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「川崎市大規模接種会場」での、新型コロナウイルスワクチン接種レポート
2021/9/4エントリ 「元住吉こころみクリニック」が住吉神社境内「住吉会館」で新型コロナワクチン地域集団接種を実施、中原・高津・宮前・幸の4区に対象範囲拡大 

(6月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2022/6/4エントリ 川崎市5/29~6/4新型コロナ統計:週間感染者数2,006人(前週比852人減)、重症患者数・病床使用率がゼロに
2022/6/11エントリ 川崎市6/5~11新型コロナ統計:週間感染者数1,474人(前週比532人減)、重症患者数・病床使用率ゼロ継続しワクチン3回目接種は約63%に
2022/6/20エントリ 川崎市6/12~18新型コロナウイルス統計:週間感染者数1,429人(前週比45人減)、減少鈍化も重症患者ゼロを継続
2022/6/25エントリ 川崎市6/19~25新型コロナウイルス統計:週間感染者数が6週ぶり前週比増加し1,576人(+147人)、中原区除く各区で増加に
2022/7/2エントリ 川崎市6/26~7/2新型コロナ統計:週間感染者数が前週比1.5倍の2,378人に急増、中原区2.3倍など各区で増加
2022/7/9エントリ 川崎市7/3~9新型コロナウイルス統計:週間感染者数が前週比倍増4,893人で累計20万人突破、陽性率30.7%に急上昇
2022/7/18エントリ 川崎市7/10~16新型コロナ統計:陽性率4割超で週間感染者数が前週比倍増1万人突破、入院患者病床使用率21.2%で「ステージⅢ」相当に
2022/7/23エントリ 川崎市7/17~23新型コロナ統計:感染者数が週間17,227人・7/23単日3,291ともに過去最多更新、陽性率50.8%・入院患者病床使用率が33%に
2022/7/30エントリ 川崎市7/24~30新型コロナ統計:週間感染者数21,652人が過去最多更新、陽性率が過去最高60.6%・入院患者病床使用率51.3%が「ステージⅣ」相当に

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2022年
08月06日

平間銀座商店街で「サマーフェスタ2022」開催、3年ぶりの名物サンバパレードに賑わい

本日、平間銀座商店街において「サマーフェスタ2022」が開催され、3年ぶりにサンバパレードが商店街を練り歩きました。

久しぶりの開催に多くの方が集まり、商店街がたいへんな賑わいとなりました。

■平間銀座商店街の「サマーフェスタ2022」
平間銀座商店街のサマーフェスタ2022 

■「サマーフェスタ2022」の告知
サマーフェスタ2022の告知

平間銀座商店街では、毎年サンバパレードが目玉の「サマーフェスタ」が開催されていました。

しかしながら多くの商店街イベントと同様、この2年は新型コロナウイルスの影響により中止を余儀なくされました。

今回は久々に行動制限のない夏となり、マスク着用、なおかつ野外での飲食禁止で3年ぶりに開催にこぎつけました。

■目玉のサンバパレード
サンバパレード 

平間銀座商店街「サマーフェスタ」の名物は、サンバパレードです。
今回は過去最多の8人のダンサーが集まりました。

先頭は赤い衣装の、精悍な男性ダンサーです。

■きらびやかなダンサー
サンバパレード 

きらびやかなダンサー

きらびやかなダンサー

きらびやかなダンサー

サマーフェスタのサンバパレードのダンサーの皆さんは、とてもエネルギッシュでした。
またとても楽しんで踊っていらっしゃるのが伝わり、それも毎年盛り上がる理由ではないかと感じました。

■音楽隊の皆さん
音楽隊の皆さん

そしてダンサーの後ろから楽しいメロディを奏でる、音楽隊の皆さんも充実していました。
コロナ禍で一部参加できなかった方もいらっしゃるとのことでしたが、それでもたくさんの方が参加され、打楽器を中心に会場を盛り上げていました。

■南武沿線道路を渡るパレード
南武沿線道路を渡るパレード

南武沿線道路を渡るパレード

南武沿線道路を渡るパレード

そして今回は、神奈川県警の協力のもと交通整理を行い、パレードが南武沿線道路を横断しました。

こうしてパレードは平間銀座商店街を端から端まで練り歩き、往復して会場を沸かせました。

■平間銀座商店街「サマーフェスタ2022」の出店
サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

また平間銀座商店街の「サマーフェスタ2022」では、商店街の路面にさまざまな出店が並びました。

飲食系は前述の通り、テイクアウトでのおうちごはんを前提に販売されていました。

■初出店、向河原の「みのや」
サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

サマーフェスタの出店

また今回は少し離れた向河原より、人気ベーカリーの「みのや」も初出店していました。
3年ぶりの開催にお馴染みのお店、新しいお店が並び、多くの方がお祭りを楽しまれていたように思います。

今年の夏は中止となったイベントも多くありますが、復活するイベントもだいぶ増えてきそうです。

基本的な感染症対策を講じつつ、活動を維持・再開していく流れになるのでしょうね。

【関連リンク】
平間銀座商店街twitter
2016/9/7エントリ 臨海部の工業用水を支える「平間配水所」の調圧塔と、川崎市中部学校給食センター・動物愛護センター整備
2017/12/1エントリ 川崎市立中学校の学校給食が本日より完全実施、中原区内では上平間の中部学校給食センターから配送を開始
2018/2/11エントリ 平間配水所用地に16,000平米の多目的広場「FUSOグリーンガーデン」が供用開始、川崎市中部学校給食センターに続き用地の有効活用が進む
2019/6/26エントリ 川崎市動物愛護センター「ANIMAMALLかわさき」見学レポート:移転拡張により各種設備が充実
2021/11/5エントリ V1リーグ2021-22シーズン戦う「NECレッドロケッツ」応援横断幕が中原小学校前・平間銀座商店街に登場
2021/12/19エントリ 川崎フロンターレのJ1連覇祝賀メッセージが武蔵小杉・新丸子・武蔵中原・元住吉・平間等各地に出揃う、今季は武蔵小杉駅階段にも掲示
2022/1/5エントリ 平間駅前商店街に川崎工科高校出身・阪神タイガース青柳晃洋選手の最多勝祝賀横断幕が掲示、「平間の星」を後押し
2022/7/5エントリ 「できることを、今。」平間駅前通り商栄会にウクライナカラーの横断幕が登場

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2022年
08月05日

向河原「白湯」「串ぎゅう」、法政通り商店街「目黒五十番」で冷凍自動販売機「ど冷えもん」が供用開始、「マドラスミールス」に続き導入拡大

2022/6/17エントリにおいて、新丸子の南インド料理店「マドラスミールス」に冷凍カレー等の自動販売機が設置されたことをご紹介しました。

その後さらに冷凍食品の自動販売機の設置が広がりまして、向河原の「本牧錦町坦々麺 白湯」「串ぎゅう」、法政通り商店街の「目黒五十番」にも設置されました。

これらはいずれもサンデン・リテールシステムが販売する製品「ど冷えもん」で、同製品の地域シェアが非常に高くなっています。

■向河原の「本牧錦町坦々麺 白湯」
本牧錦町坦々麺 白湯

向河原の「本牧錦町坦々麺 白麺」は、今から12年前、2010年4月に「白湯麺屋」としてオープンしました。

本サイトではオープン当初にご紹介しておりましたが、その後少なくとも2016年頃には、現在の店名に変更されていたようです。

■「白湯」のど冷えもん
ど冷えもんSLIM

白湯のど冷えもんSLIM

「白湯」では、「白ごま坦々麺」「黒ごま坦々麵」「麻婆坦々麺」などの冷凍ラーメンを販売しています。

「汁なし」と書いてありますが、それぞれ白湯スープがついています。

■冷凍ラーメンのパッケージ
冷凍ラーメンのセット

冷凍ラーメンのセット

冷凍ラーメンは、麺と具のパック、白湯スープ、花椒がセットになっています。

スープありの場合は、まずはスープを電子レンジ600wで2分温め、具と麺のパックに注いでさらに6分温め、お好みで花椒をかけてできあがりです。

■麻婆坦々麺(スープあり)
麻婆坦々麺

冷凍ラーメンは、さすがに麺はお店のできたてと全く同じというわけにはいきませんが、具とスープはお店の味が自宅で気軽に再現できました。

汁物のテイクアウトは難しいため「まぜそば」などに限定されることが多いですが、冷凍であればスープも安心して持ち帰れますね。

■向河原「串ぎゅう」
串ぎゅう

■「串ぎゅう」の「ど冷えもんSLIM」
串ぎゅうのど冷えもんSLIM

また「白湯」からすぐ近くの向河原「串ぎゅう」でも、「ど冷えもん」が導入されていました。
こちらはうなぎの蒲焼や、牛肉などでした。

土用の丑の日にあわせたもので、またメニュー等は変わるかもしれません。

なお、こちらの「ど冷えもん」は新型の「ど冷えもんSLIM」です。

「ど冷えもんSLIM」は、狭小スペースに対応した薄型サイズの冷凍自動販売機で、2021年12月20日に発売されました。

従来の「ど冷えもん」より奥行きを130mm小さくし、703mmと薄型を実現しており、最大6種類、60個の商品をを一度に販売できるようになっています。

■法政通り商店街の「目黒五十番」
目黒五十番

目黒五十番

一方こちらは、武蔵小杉・法政通り商店街の「目黒五十番」です。

もともときわめて小さな店舗だったのですが、ドラスティックに売場を「ど冷えもん」に切り替えてしまいました。

■肉まんなどを販売
肉まんを販売

勿論販売しているのは、肉まんなどです。
人を配置しておくのも人件費がかかりますし、この割り切りもありなのかもしれませんね。

■前回ご紹介した上丸子八幡町の「マドラスミールス」
上丸子八幡町の「マドラスミールス」

■チキンカレーとレモンライス
チキンカレーとレモンライス

前回ご紹介した「マドラスミールス」については、関連リンクよりご参照ください。
こちらも「ど冷えもん」です。

短期間に武蔵小杉周辺で4店舗、立て続けに「ど冷えもん」が導入されましたので、今後さらに拡大するような気がします。

【関連リンク】
サンデン・リテールシステム ウェブサイト
2022/6/17エントリ 新丸子の南インド料理店「マドラスミールス」が冷凍カレー・ビリヤニ・レモンライス等の自動販売機を設置、24時間テイクアウト可能に

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2022年
08月04日

中原区交通安全対策協議会が区内小学校3年生の交通安全標語入賞19作品を電柱幕で掲示、毎年更新へ

中原区交通安全対策協議会が、昨年度中原区内の小学校3年生を対象に交通安全標語を募集し、15校から57作品の応募がありました。

そのうち19作品が入賞し、各小学校の近くに電柱幕として掲示されていますので、一部をご紹介したいと思います。

■中原区交通安全対策協議会による区内小学校3年生の交通安全標語
中原区内小学校の交通安全標語

■東住吉小学校「自転車も 赤、青、黄色 ちゃんと見て」
東住吉小学校

最初は東住吉小学校の「自転車も 赤、青、黄色 ちゃんと見て」です。
こちらが最優秀作品で、同小学校3年生(当時)の瀬戸結那さんが受賞したことが発表され、一部メディアでも報道されていました。

自転車は自動車と同じ「車両」で、交通ルールの規制のもとにありますが、手軽に運転できるだけに忘れてしまいがちです。

事故も多いですし、そんな自転車に向けたメッセージとなっています。

東住吉小学校の正門近く、綱島街道沿いに設置されていました。

■イッツコム地モトNEWS 交通安全標語の表彰式・電柱幕設置


「イッツコム地モトNEWS」では、瀬戸さんの表彰式と電柱幕設置の様子が紹介されていますので、ご参照ください。

■東住吉小学校「よそみして 君のとなりに すぐ危険」
東住吉小学校「よそみして 君のとなりに すぐ危険」

こちらも東住吉小学校の「よそみして きみのとなりに すぐ危険」です。
綱島街道沿いの関東労災病院寄りにありました。

人間だれしも大なり小なり、「自分は大丈夫」と考える正常性バイアスがかかっています。
ですが交通事故は不注意があればすぐ目の前にあるものです。

そんな注意喚起の標語になっていました。

■今井小学校「お父さん スマホを見るより 前を見て」
今井小学校「お父さん スマホ見るより 前を見て」

続いて、今井小学校です。
「お父さん スマホを見るより前を見て」ということで、各所で注意喚起されいる歩きスマホについてですね。

今井小学校の周辺は歩道がない・狭いところも多いですし、特に気を付けたいところです。

■今井小学校「みぎひだり 青になっても たしかめよう」
今井小学校「みぎひだり 青になっても たしかめよう」

こちらも今井小学校で、「みぎひだり 青になっても たしかめよう」です。

交通ルールを全員が守れ、常に注意深く行動できるのであれば、信号が青になれば渡って安全なはずです。
ですが、残念ながら現実にはそうでありません。

信号が青になっても必ず左右を確かめることが大切ですね。

■今井小学校「あおだけど みてくれてるかな くるまたち」
小杉小学校「あおだけど みてくれてるかな くるまたち」

小杉小学校では、「あおだけど みてくれてるかな くるまたち」という標語がありました。

こちらも先ほどと同じく、信号が青になっても「ひょっとしたら危ないかもしれない」という考えをもつべきという趣旨ですね。

■中原小学校「ちかちかは しっかりまとう 気をつけて」
中原小学校「ちかちかは しっかりまとう 気をつけて」

最後は中原小学校「ちかちかは しっかりまとう 気をつけて」です。
小杉十字路の交差点にありまして、ここは交通量が多く時折事故も発生しています。

横断歩道の信号が点滅した時は無理せずに待つのが安全です。


これらの電柱幕は1年間掲示され、また来年は新たに標語の募集を行って更新されるということです。

入賞した各小学校の近くにありますので、お近くを通行の際は探してみてください。

【関連リンク】
中原区 交通安全運動
2009/3/26エントリ 中原警察署管内交通事故死亡者ゼロ記録が700日に
2012/9/27エントリ 綱島街道・木月歩道橋の交通安全表示
2015/2/10エントリ 武蔵小杉駅近くの南武沿線道路で川崎市バスと乗用車の正面衝突事故が発生、16名が負傷
2020/8/24エントリ 中原警察署管内の交通死亡事故ゼロ記録が連続1,058日に到達、過去最長を大幅に更新
2022/4/5エントリ 武蔵小杉駅・武蔵中原駅周辺の案内サインに富士通フロンティアーズ・富士通レッドウェーブの装飾が追加に、中原警察署の制服で交通安全啓発も
2022/6/16エントリ NECレッドロケッツが社会課題解決プロジェクト「R-CONNECTION」推進、下沼部小学校の交通安全教室・多摩川美化活動やバレーボール教室に連続参加

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2022年
08月03日

グランツリー武蔵小杉に「ウサギオンラインストア」「ジェラートピケ」が8/5出店、「バチェラー」出演・岩間恵さん来店イベントや限定アイテム販売も

グランツリー武蔵小杉1階入口近くに、「ウサギオンラインストア(USAGI ONLINE STORE)」「ジェラートピケ(gelato pique)」が8月5日(金)にオープンします。

両店舗では限定アイテムの販売やノベルティのプレゼントが実施されるほか、「ウサギオンラインストア」では8月6日(土)に「バチェラー・ジャパン」に出演したインフルエンサー・岩間恵さんや人気店員による来店イベントも開催されます。

■グランツリー武蔵小杉1階の出店予定地
 グランツリー武蔵小杉

グランツリー武蔵小杉の1階には、東急武蔵小杉駅側の出入口に面した角地に空き区画がありました。

数ある区画の中でも多くの方に目に留まる、利便性の高い場所だけに新店舗の出店が期待されていたところ、隣接して2店舗の出店となりました。

■「USAGI ONLINE STORE(ウサギオンラインストア)」の既存店
ウサギオンラインストアの既存店

■「jelato pique(ジェラートピケ)」の既存店
ジェラートピケの既存店

「ウサギオンラインストア」「ジェラートピケ」は、いずれもマッシュホールディングスが展開する店舗です。

順番にご紹介していきましょう。

■「ウサギオンラインストア」
ウサギオンラインストア
※マッシュホールディングス提供、以下同じ

「USAGI ONLINE」はマッシュホールディングス傘下の「株式会社ウサギオンライン」が運営するオンラインデパートメントストアです。

SNIDEL、gelato pique、FRAY I.Dなどの人気ファッションブランドや、ナチュラル&オーガニックコスメブランドをはじめ、バイヤーがセレクトしたインポートアイテムや、ハイブランドのヴィンテージアイテム、さらには、ソムリエがワイナリーを訪ねてセレクトしたワインや、スイーツ、カルチャーマガジンまで、幅広いアイテムを提案しています。

「USAGI ONLINE STORE」はその実店舗版です。
グランツリー武蔵小杉店の取り扱いブランドは以下の通りです。

●SNIDEL(スナイデル)
●SNIDEL HOME(スナイデル ホーム)
●FRAY I.D(フレイ アイディー)
●LILY BROWN(リリー ブラウン)
●CELFORD(セルフォード) 
●Mila Owen (ミラ オーウェン)
●UNDERSON UNDERSON (アンダーソン アンダーソン)
●LITTE UNION TOKYO (リトル ユニオン トウキョウ) など

■ノベルティプレゼント
ノベルティプレゼント

「ウサギオンラインストア」グランツリー武蔵小杉店では、税込17,000円以上お買い上げ手オリジナルエコバッグがプレゼントされます。

A4サイズがすっぽり入るサイズで、無漂白でエコマーク認証を取得している、環境に優しい素材を使用しているということです。

こちらはなくなり次第終了となります。

■限定アイテムの販売
限定アイテムの販売

限定アイテムの販売

また同店では、オープン記念として「USAGI ONLINE」の人気ブランド「SNIDEL」より、「ウサギオンラインストア」限定アイテムを販売します。

詳細は店舗にてお問合せください。

■8月6日(土)来店 インフルエンサーの岩間恵さん
岩間恵さん

■8月6日(土)来店 人気店員の半田あかりさん
人気店員の半田あかりさん

また同店では、8月6日(土)限定でインフルエンサーの岩間恵さん(10:00~13:00)と人気スタッフの半田あかりさん(10:00~14:00、15:00~19:00)が来店し、お客様へ接客するということです。

岩間恵さんはボストンへ留学から帰国後 、Amazon Prime Videoのリアリティーショー『バチェラー・ジャパン シーズン3』に参加し、3代目バチェラーの友永真也氏と2020年に入籍しました。

その後アパレルブランドとのコラボや美容雑誌『VOCE』での恋愛コラム連載など活動されています。

オープン前日の8月4日にもインスタライブを実施されるそうですので、ご関心ある方はウサギオンラインストアのInstagram「@usagionline」をご参照ください。




■8月5日(金)オープン「gelato pique(ジェラートピケ)」
ジェラートピケ

そして「ウサギオンラインストア」の隣に同日オープンするのが、「ジェラートピケ」です。

「ジェラートピケ」は、「大人のデザート」をコンセプトに、着心地にこだわり、着る人それぞれのライフスタイルに喜ばれるアイテムを「ファッションのスウィーツ」として表現したルームウェアブランドです。

■オープン限定セットの販売
オープン限定セット

「ジェラートピケ」グランツリー武蔵小杉店では、オープン限定セットを販売します。

定番人気のベアをジャガードでデザインしたプルオーバーに、レギンスとソックスをプラスしたトータルコーディネートがお得な限定セット(14,300円)ということです。

■「GELATO PIQUE CAT&DOG」先行販売
ジェラートピケ

また「ジェラートピケ」では8月10日(水)からペットグッズやドッグウェアを展開するレーベル「GELATO PIQUE CAT&DOG」を発売しますが、グランツリー武蔵小杉店ではこれらのアイテムを全ラインアップ先行販売します。

ジェラートピケ定番のボーダーウェアは様々な犬種に対応できる3サイズ展開です。
ハウスやベッドもやわらかい高級綿入りとなっているほか、フードボウルやキャリーバッグ、お散歩バッグなどもデザインだけでなく使い勝手も考慮されているということです。

■ノベルティプレゼント
ノベルティプレゼント

また「ジェラートピケ」グランツリー武蔵小杉店でもノベルティプレゼントがあります。

税込8,800円以上お買い上げの方にフルーティーローズ/フローラルガーデンの香りのディフューザーがプレゼントされます。

いずれか1点で香りは選べませんので、あらかじめご承知ください。


前述の通り、両店舗はグランツリー武蔵小杉1階の顔ともいえる区画に出店します。
オープンすれば、多くの方の目に留まることでしょう。

(はつしも)

【関連リンク】
(ウサギオンラインストア)
USAGI ONLINE:https://usagi-online.com/
Instagram:https://www.instagram.com/usagionline/
LINE:http://line.me/ti/p/%40usagionline
STORE INFO:https://usagi-online.com/storeinfo/

(ジェラートピケ)
オフィシャルオンラインストア: https://gelatopique.com/ 
Instagram:https://www.instagram.com/gelatopique_official/
Twitter: https://twitter.com/_gelatopique 

岩間恵Instagram
半田あかりInstagram
グランツリー武蔵小杉

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