東京2020パラリンピック開会式で「ブルーインパルス」が展示飛行、パラリンピックシンボルカラー「スリーアギトス」スモーク噴射
本日、東京2020パラリンピックが開会式を迎え、航空自衛隊「ブルーインパルス」が展示飛行を行いました。
この展示飛行については8月22日に予行演習が行われ、本サイトでは武蔵小杉から観測を行っておりました。
予行演習においては白いスモークを出しての飛行となりましたが、本番ではパラリンピックのシンボルカラーの3色のスモークとなりましたので、比較の上記録に残しておきたいと思います。
■武蔵小杉から観測した「ブルーインパルス」予行演習
まずこちらが、22日の予行演習飛行です。
ご覧の通り、スモークは白一色です。
■パラリンピック開会式本番の「ブルーインパルス」展示飛行
そしてこちらが、本日の本番展示飛行です。
スモークがパラリンピックのシンボルカラー「青・赤・緑」になっていました。
このカラーは「スリーアギトス」と呼ばれています。
「アギト」とは、「私は動く」という意味のラテン語です。
困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現しています。
赤・青・緑の三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれたということです。
■ブルーインパルスの機体
ブルーインパルスの機体は、青と白のカラーリングに、日の丸があしらわれていました。
スモークは機体後部下から噴射されていますね。
■富士通川崎工場本館ビルの「スリーアギトス」ライトアップ(2019年)
パラリンピックのシンボルカラー「スリーアギトス」は、武蔵中原駅前の富士通川崎工場本館ビルのライトアップでも使われていました。
これはパラリンピック開催1年前(当初予定)の、2019年に実施されていたものです。
■飛び去るブルーインパルス
ブルーインパルスは東京2020オリンピック開会式で展示飛行を行った際には事前に時間等を発表しませんでした。
ところが、これは飛行を待つ多くの方が、ブルーインパルスが確実に飛来しそうな特定スポットに長時間滞留する結果となり、裏目に出ました。
そのため、今回は飛行経路・飛行時間も告知し、事前の情報公開で混乱を避けることとなりました。
また特定の場所でシンボルマーク等の描画もしないことが告知されていました。
■ブルーインパルスの飛行ルート(航空自衛隊発表)
結果として、本日の展示飛行は比較的落ち着いたものになったのではないでしょうか。
武蔵小杉からも、ご覧になった方が多くいらっしゃったようです。
【関連リンク】
・航空自衛隊 ウェブサイト
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