川崎フロンターレがルヴァン杯準々決勝敗退、3か月ぶり等々力ホームゲームイベント「ルヴァンキッズイレブン」を参加者限定し開催
本日、「YBCルヴァンカップ」準々決勝「川崎フロンターレvs浦和レッズ戦」の2戦目が等々力陸上競技場で開催されました。
東京2020オリンピック・パラリンピックやアジア地区の国際大会「AFCチャンピオンズリーグ」開催による中断期間などにより、川崎フロンターレにとっては約3か月ぶりのホームゲーム開催となりました。
■故障者が相次ぎフレッシュなスタメンとなった
(c)川崎フロンターレ
「YBCルヴァンカップ」は、予選が4クラブごとに分けられたリーグ戦、準々決勝以降がトーナメント形式で開催されるカップ戦です。
トーナメントは決勝のみ一発勝負で、そこまではホーム&アウェイの2試合合計で上回ったクラブが次に進出となります。
川崎フロンターレと浦和レッズは9月1日に浦和のホームで1試合目を戦っており、結果は1-1のドローでした。
本日の等々力陸上競技場での2試合目は、川崎フロンターレがコーナーキックからの2点などで後半83分に3-1とリードを広げ、ほぼ勝利を手中にしたと思われました。
しかし後半87分にゴール前で不運なリフレクション(ボールが味方選手に当たっての跳ね返り)から失点につながり、さらに終了間際のアディショナルタイムに3-3同点とされました。
これにより2戦合計のスコアは4-4となりますが、ルヴァンカップにおいてはドローの場合はアウェイでより多くのゴールを挙げたほうが勝利・次戦進出となります。
結果としてアウェイで3得点を挙げた浦和が勝利し、川崎フロンターレは今季ルヴァンカップは準々決勝で敗退となりました。
■川崎フロンターレtwitter
3-3の引き分け。2戦合計でルヴァンカップはここで敗退。【広報】#frontale#ルヴァンカップ 観るなら #スカパー で!https://t.co/knSLQHo6OO pic.twitter.com/EdADSohTkL
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) September 5, 2021
川崎フロンターレは中盤の要であった田中碧選手、左サイドで圧倒的な攻撃力を誇った三笘薫選手が東京五輪後に海外移籍しました。
さらに連戦の中で主力の負傷も相次ぎ、非常に厳しい状況にあります。
まだこれからJ1リーグ、勝ち残っている天皇杯とAFCチャンピオンズリーグが続いてきますので、新戦力の台頭も期待されるところですね。
■小杉方面からのウェルカムメッセージ
さて一方、3か月ぶりのホームゲームということは、ホームゲームイベント「フロンパーク」も3か月ぶりに開催ということになります。
今回はフロンパーク入口に、方面別のウェルカムメッセージが掲示されていました。
こちらは小杉神社側からの入口で、「小杉方面からお越しの皆さん! Welcome to KAWASAKI FRONPARK」とありました。
厳密にはこちら側は小杉方面だけでなく、新丸子方面からお越しの方も通るルートですが、識別は困難ですのでまとめて「小杉方面」となっています。
■中原方面からのウェルカムメッセージ
続いてこちらは、中原方面からのウェルカムメッセージです。
府中街道から川崎市公文書館前、あるいは正面広場を通って等々力陸上競技場に至る導線に掲示されていました。
こちらも小杉方面からも多くの方が利用しますが、まとめて中原方面ということになっています。
メッセージ看板に登場しているのは、中央が元ブラジル代表のレアンドロ ダミアン選手、左が中盤の支配者・背番号10番の大島僚太選手、右がディフェンスの要、キャプテン谷口彰悟選手です。
こうしたビジュアルに登場するのは当然中心選手なわけですが、現在大島僚太選手、谷口彰悟選手ともに負傷欠場しています。
川崎フロンターレがいかに緊急事態にあるか、あらためて痛感するところです。
■ホームゲームイベント「ルヴァンキッズイレブン」
■イベント参加可能はチケット所持又は後援会員のみ
川崎フロンターレといえば、「フロンパーク」でのホームゲームイベントが非常に盛りだくさんで、多くの方で賑わうのが恒例でした。
しかしながら、現在はコロナ禍による緊急事態宣言下にあり、大々的な集客イベントは難しい状況にあります。
本日は特別企画は行われず、「ルヴァンキッズイレブン」と題し、キックターゲットなどのミニゲームのみが開催されました。
またさらに、通常はどなたでも参加できるのですが、今回は参加者を「後援会員」または「本日のチケット所有者」のみに限定し、一定以上人が集まらないよう配慮して実施されていました。
■アトラクション参加券販売所改めチケット配布所
フロンパークでは、通常はアトラクション参加券を「後援会員100円・一般200円」のように金額差をつけて販売しています。
ただ今回は前述の通り一般の参加がありませんので販売ではなく、後援会員またはチケット所持者限定のサービスとして参加券を「配布」していました。
■「ルヴァンキッズイレブン」のアトラクション
■シュートチャレンジ
■ドリブルチャレンジ
■イケメンダンク
ルヴァンキッズイレブンのアトラクションは、お馴染みの「シュートチャレンジ」「ドリブルチャレンジ」「イケメンダンク」の3種でした。
前述の通り参加者も限定していましたので極端に人流が集まることもなく、現在開催できるお子さん向けのイベントとしては程よいバランスだったのではないでしょうか。
■キックダーツ
また「ルヴァンキッズイレブン」のほかにも、「キックダーツ」や子供向けの迷路、恒例のスタジアムグルメなどの出店もありました。
等々力野球場の整備が完了し、従来よりもスペースが広くなっています。
■本日の等々力陸上競技場
なお、本日の等々力陸上競技場は、緊急事態宣言下のため入場は上限5,000人(実際の入場は4,936人)で、都市間移動を避けるためにビジター席は設置されませんでした。
まだ当面の間は、こうした規制が必要とされるものと思います。
次のホームゲームはまた少し間が空きますが、9月26日の「湘南ベルマーレ戦」に始まり、J1リーグはホームゲームが5試合続きます。
緊急事態宣言の延長・解除やそれに伴う政府方針等により、川崎フロンターレのホームゲームやイベント等も開催内容が変更される可能性が常にありますので、最新情報は公式ウェブサイトをご参照ください。
■等々力陸上競技場近くの「ピコリーノ」も浦和戦仕様
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・川崎フロンターレ ゲーム記録 ルヴァンカップ準々決勝第2戦
(2021シーズン関連)
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