等々力緑地の「とどろきアリーナ」に、川崎フロンターレ関連の小規模な展示が行われています。
そこに「2019FUJI XEROX SUPER CUP」で登場した風呂桶も展示されていましたので、ご紹介します。
■とどろきアリーナ
とどろきアリーナは、川崎市のスポーツ施設です。
メインアリーナでは川崎ブレイブサンダースやNECレッドロケッツのホームゲームで使われるほか、川崎市の様々なスポーツ大会・地域スポーツ団体の活動・地域イベント等に活用されています。
■ロビーの川崎フロンターレ展示
とどろきアリーナのロビーでは、川崎市に関連するスポーツの展示などがかねてから行われていました。
2017/8/28エントリでもお伝えしておりましたが、そのときとは展示内容が更新されています。
ご紹介当時、この場所のショウケースには1998年の「かながわ・ゆめ国体」など、等々力緑地内で開催されたスポーツ大会に関する展示があったのですが、今回は川崎フロンターレに関連する展示になっていました。
■「2019FUJI XEROX SUPER CUP」の風呂桶
そしてこちらが、冒頭でお伝えした「2019FUJI XEROX SUPER CUP」で勝利した時に登場した風呂桶です。
「FUJI XEROX SUPER CUP」は、前シーズンのJ1リーグ王者と、天皇杯勝者がシーズンの幕開けに対戦する「決勝戦のみ」のカップ戦です。
国内3大タイトル「J1リーグ」「天皇杯」「ルヴァンカップ」のような主要タイトルではありませんが、一応Jリーグのタイトル戦のひとつとされています。
「優勝するとなぜ風呂桶なのか」のご説明が必要かと思いますが、川崎フロンターレは、Jリーグのクラブ名に唯一「フロ」が入ることから、川崎浴場組合連合会とコラボ企画「いっしょにおフロんた~れ」を展開しています。
2017シーズンのJ1リーグ初制覇の際、最終節での逆転優勝だったために「優勝シャーレ」(優勝トロフィーの役割を果たす銀皿)が等々力陸上競技場に来ておらず、「おフロんた~れ」で縁のある「風呂桶」がシャーレとして代用されていました。
それ以来、川崎フロンターレのタイトル獲得時には風呂桶が登場するのが定番になっています。
「FUJI XEROX SUPER CUP」の風呂桶は、ご覧の通り「芝生」仕様になっています。
これは2017・2018シーズンにJ1リーグ連覇、「FUJI XEROX SUPER CUP」でカップ戦初優勝(※当時。2019シーズンにルヴァンカップも優勝)した川崎フロンターレが、初心を忘れず、川崎という地域に“根を張り”、今後も勝ち癖がチームに“根付く”ようにとの想いを込め、サッカーに不可欠な大地に根付く『芝生』をテーマにデザインされたものということです。
製作にあたっては、芝生をモチーフにしたブランドを展開する「Shibaful 」が独自にブレンドしたパイルを静電植毛技術で職人が手植えし再現しています。
またその触感が損なわれない程度にトップコート処理を施し、パイルの抜けも最大限抑制する仕上げが施されています。
■J1連覇のデコレーション風呂桶
■ルヴァンカップ優勝の「お菓子の風呂桶」
タイトルごとに風呂桶のバージョンは違いまして、J1連覇の際はキラキラのデコレーション風呂桶でした。
また先日は、ルヴァンカップ優勝の際の「お菓子でできた」風呂桶をご紹介しています。
■ユニフォームやグッズ等の展示
その他、ユニフォームやグッズ、選手サイン等の展示がありました。
煮干し柄のクッションがありますが、これは川崎フロンターレのJ1リーグ連覇記念グッズです。
J1リーグでは主要タイトルを獲得するごとに、ユニフォーム等に星印をひとつずつ付けていく慣習があります。
J1リーグ連覇によって、2018シーズン終了時点において川崎フロンターレは2つ星が付けられるようになりました。
「2つの星」⇒「2星」⇒「にぼし」⇒「煮干し」、ということです。
なお、2019シーズンにはルヴァンカップ優勝を果たしたことで、現在星印は3つになっています。
厳密なルールがあるわけではありませんが、前述の「FUJI XEROX SUPER CUP」は主要タイトルではないため、一般に星印にはカウントしません。
国内3大タイトル「J1リーグ」「天皇杯」「ルヴァンカップ」、アジア地域の国際大会「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」をカウントしているのが通常かと思います。
■脇坂泰斗選手(28番)、馬渡洋樹選手(36番)のサイン
そしてこちらは脇坂泰斗選手(28番)、馬渡洋樹選手(36番)のサインですね。
背番号はシーズンごとに変動がありまして、2019シーズンに出場機会を得て活躍した脇坂泰斗選手は、2020シーズンは「8番」に変更されています。
■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の脇坂泰斗選手
■麻生グラウンドのサッカー教室での脇坂泰斗選手
また、馬渡洋樹選手も同様に36番から「21番」になりました。
それぞれ中心的な存在だった阿部浩之選手、新井章太選手の移籍によって空いた背番号で、両選手の今後の成長を期待した番号かと思います。
これらの展示は、また一定期間で変更されるものと思います。
とどろきアリーナ来館の際に必ず見られるとは限りませんので、あらかじめご承知ください。
■川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス選手のパネル
ところで、今回ご紹介した展示の隣には、川崎ブレイブサンダースのニック・ファジーカス選手のパネルがバスケットゴールとともに展示されていました。
一見「等身大パネル」的なものに見えますが、2種類あってかなりサイズ感が異なります。
ニック・ファジーカス選手といえば身長207cmの長身で、川崎ブレイブサンダースのゴール下を支えるセンタープレイヤーです。
2種類のパネルのうち、等身大に近いのはどちらでしょうね。
【関連リンク】
・川崎フロンターレ ウェブサイト
・武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
・2017/8/28エントリ とどろきアリーナの歴史を振り返る、スポーツ関連展示。1995年日露対抗バレーボールから、フロンターレ・ブレイブサンダースまで
・2019/2/7エントリ 女子バレーボール「NECレッドロケッツ」がV・プレミアリーグホーム最終戦を2月9日(土)開催、フードショースライスで割引サービスを実施
・2020/1/9エントリ 川崎フロンターレが川崎大師必勝祈願から2020シーズン始動、武蔵小杉では挨拶回りに大島僚太選手・バナナ隊長脇坂泰斗選手が登場
・2020/2/5エントリ 「川崎ブレイブサンダース」とどろきアリーナ観戦ガイド:京都ハンナリーズ戦で「ロウル」と横浜ベイスターズ「スターマン」が初コラボ