武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
12月14日

野村不動産武蔵小杉ビルに「PRONTO武蔵小杉駅前店」オープンへ

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅前の野村不動産武蔵小杉ビルの最後の
テナントとして、「PRONTO武蔵小杉駅前店」がオープンすることに
なりました。

■「PRONTO武蔵小杉駅前店」オープン予定地
「プロント武蔵小杉駅前店」オープン予定地

■「PRONTO武蔵小杉駅前店」の工事
「プロント武蔵小杉駅前店」の工事

現在、野村不動産武蔵小杉ビルN棟の最もロータリー寄りのテナ
ント区画
において、工事が行われています。向かって右手には、
PRONTOのカウンターが作られるように見えますね。この区画は
N棟の中でも最も小さな区画であり、見る限り客席は非常に狭く
なっています。

野村不動産武蔵小杉ビルN棟には5つのテナント区画があり、
これまでの経過を紐解きますと、以下のようになります。

■野村不動産武蔵小杉ビルのテナントオープン経過
①6月10日 サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店
②7月6日 モバイルプラザ武蔵小杉店
③7月20日 野村證券武蔵小杉支店
④8月10日 デイリーヤマザキ武蔵小杉南店


ここまでは順次テナントがオープンしてきたのですが、デイリー
ヤマザキ以降はなかなか最後のテナントが決まらない状態
続いていました。
賃料の問題などいろいろと要因はあろうかと思いますが、この
区画はかなりスペースが狭いということで、出店できるテナントが
限られるということもあったのではないでしょうか。

出店できるとすればチェーン系のカフェの小型店舗くらいかな、と
いうところに、ある程度早い段階でドトールコーヒーショップが候補と
して挙がってはいたのですが、これは契約に至りませんで、最終的
にはPRONTOが出店
することになったものです。

■野村不動産武蔵小杉ビルN棟のテナント
野村不動産武蔵小杉ビルN棟のテナント

■「PRONTO」公式ウェブサイト
http://www.pronto.co.jp/

さて、「PRONTO」の店舗情報を参照すると、川崎市内では川崎駅に
2店舗と、新百合ヶ丘に1店舗
しかありません。
(「川崎駅と新百合ヶ丘駅にしかない」というのは川崎市では結構よく
あるパターンですね)
中原区では唯一の店舗ということで、目新しさがあって良いかもしれ
ません。

「PRONTO」というとパスタなどのフードメニューや、アルコール
ありますし、無線LANも提供している店舗が多いです。
この店舗のスペースでフードメニューなどフルサービスが提供できる
のか、ちょっと気になるところですが・・・。
ただ、何はともあれ、武蔵小杉再開発地区に待望論が強かった、直球
のカフェがついに登場
することになりましたので、お喜びの方が多いの
ではないでしょうか?

正確なオープン日はまだわかりませんが、工事自体は比較的すぐ
終わってしまうのではないでしょうか。今後求人募集なども行われて、
外部にも情報がリリースされてくるのではないかと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2010/3/18エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルに野村證券が支店開設
2010/5/11エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルにサイゼリヤ、ドコモ
ショップ、デイリーヤマザキが6月以降オープン

2010/5/24エントリ イタリアンレストラン「サイゼリヤ」「ナチュラ」が
2010年6月10日同日オープン

2010/6/10エントリ 「サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店」「ナチュラ
武蔵小杉店」本日オープン

2010/6/29エントリ 野村證券武蔵小杉支店が2010年7月20日
オープン

2010/7/6エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルの「モバイルプラザ武蔵
小杉店」本日オープン

2010/7/12エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」2010年8月
10日オープン

2010/7/20エントリ 「野村證券武蔵小杉支店」本日オープン
2010/8/10エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」本日オープン
2010/9/24エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルN棟の窓掃除
2010/9/28エントリ サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店の「間違い
探し」

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2010年
12月08日

新中原図書館整備:川崎市が西街区の保留床を約33億円で取得へ

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現在、平成22年度川崎市議会第5回定例会が開催されておりま
して、中原図書館の再整備にかかる保留床の取得(取得金額
約33億円)
が決議されることとなりました。

■平成22年度川崎市議会第5回定例会 議案第181号 中原図書
館の再整備にかかる保留床の取得について(PDFファイル)

http://www.city.kawasaki.jp/council/kaigikekka/
gian_2205/pdf/gian_181.pdf


■保留床の取得概要
○取得フロアおよび面積:
  地下1階 153㎡
  1階 32㎡
  3階 147㎡
  4階 147㎡
  5階 2,177㎡
  6階 1,840㎡
○取得金額:3,310,425,000円
○買入先:武蔵小杉駅南口地区西街区市街地再開発組合


武蔵小杉駅南口地区西街区は、組合施行による再開発事業
あり、地区内の複数の地権者の権利を一旦再開発組合に集約
したのち、従来地権者が保有していた権利と等価で再開発ビル
の床の権利を再分配しています。
この行為を「権利変換」といい、地権者に分配される再開発ビルの
床を「権利床」といいます。

西街区にオープン予定のパチンコ店や、高層部で「エクラスタワー
武蔵小杉」を分譲する東電不動産は、この「権利床」を保有して
いるわけです。

再開発スキームによって土地が集約され、高さ制限や容積率の
緩和などのメリットも享受して事業は大型化しますので、再開発
ビルには、従来の地権者による「権利床」を上回る延床面積
生み出されます。
この床は再開発組合によってデベロッパーなどに売却されること
になり、再開発の事業費を賄うことになるわけですが、この床の
ことを「保留床」といいます。

今回川崎市が取得するのはこの「保留床」であり、取得金額は
上記の通り約33億円あまり
となっています。

■武蔵小杉駅南口地区西街区イメージパース
武蔵小杉駅南口地区西街区 イメージパース

実際に取得する床の位置は川崎市議会の議案181号のPDFファ
イルに掲載されていますが、今回気になったのは取得するのが5階、
6階だけではなかった
ことですね。

取得面積およびPDFファイルの各階別取得平面図を参照すると、
実際に図書館がオープンする5階、6階がメインではあるのです
が、地下1階、1階、3階、4階も若干の保留床を取得しています。

このうち地下1階は、中原図書館利用者のための専用駐輪場か、
蔵書般出入のための作業ヤードなどでしょうか。1階、3階、4階は
商業施設内部にあたりますので、図書館の広報スペースのよう
な感じかな、と思いました。

■川崎市パブリックコメント 新中原図書館の整備概要について
http://www.city.kawasaki.jp/pubcomment/info415/index.html

先般結果が公表されたパブリックコメントにおいて、新中原図書館
のフロアマップが開示
されていましたが、今回取得した5階、6階の
保留床は、ちょうどそれに合致する形状になっています。

行政上の手続きも着々と進みまして、2012年度末(2013年3月
まで)の図書館オープン
に向けて、建設工事の進捗を待つことに
なるものと思います。

■再開発ビル建設工事が進む西街区
再開発ビル建設が進む西街区

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2009/1/15エントリ 武蔵小杉ライフ版「武蔵小杉に関するアンケート」
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/10/22エントリ 東急武蔵小杉駅に駅ビル建設、西街区再開発
ビルと一体開発へ

2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事説明会
2010/6/5エントリ 新中原図書館のパブリックコメント募集結果
2010/7/17エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区「(仮称)武蔵小杉駅前
再開発タワープロジェクト」公式サイトオープン

2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/14エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区住宅棟の名称が「エクラス
タワー武蔵小杉」に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2010/9/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー武蔵
小杉の商業施設1階にスーパーマーケットが入居

2010/10/21エントリ 「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区
商業施設にイタリアン出店多し

2010/11/20エントリ エクラスタワー武蔵小杉のモデルルームと
工事進捗

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2010年
12月04日

小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉の解体開始

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小杉町3丁目中央地区において、KJメゾン武蔵小杉の取り壊しが
開始
されました。

■解体されるKJメゾン武蔵小杉
解体されるKJメゾン武蔵小杉

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業の実施に伴い、
地区内では既存建造物の解体が進められています。
2010/11/30エントリでは、そのうち第二成高ビル、小杉第6共同
ビルの解体が完了
したことをお伝えしていました。

今回解体が着手されたKJメゾン武蔵小杉は、解体完了した両ビル
の南側にあり、従来は賃貸住宅として供給されていたものです。
2010/6/25エントリ参照)

■重機で取り壊される建物上部
重機で取り壊される建物上部

これは建物の最上部が重機で取り壊されるところです。
重機の先端が壁を破壊していますが、粉塵等が飛散しないように
その部分に放水が実施
されているのがわかります。

■解体が進んだKJメゾン武蔵小杉
解体が進んだKJメゾン武蔵小杉

解体が進んだKJメゾン武蔵小杉

そしてこれは本日の状況ですが、ほんの少しの間に取り壊し作業
が進んでいます。この調子ですと、そう遠からず建物の姿が見え
なくなるのではないでしょうか?

KJメゾン武蔵小杉は第一から第三まで3棟あり、今回取り壊されて
いるのは一番北側の第三
です。
計画では第三の取り壊しのあとに第一、第二や旧中原市民館等に
着手することになっていまして、今後も順次既存の建物が姿を
消していくことになります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 中央地区
2009/3/5エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発を清水建設・野村
不動産・相鉄不動産に委託

2009/6/2エントリ 旧中原市民館の臨時駐輪場オープン
2009/12/10エントリ 小杉町3丁目中央地区の小杉第6共同ビルが
2010年2月末テナント退去、メチエ移転へ

2010/2/25エントリ ブーランジュリー・メチエ、しばしのお別れ
2010/3/24エントリ 武蔵小杉再開発地区の駐車場2箇所が閉鎖
2010/4/28エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
2010/5/21エントリ 小杉町3丁目中央地区・味奈登庵のケイアイ
ビルが当面存続

2010/6/18エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
(2010年6月)

2010/6/25エントリ 小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉
2010/8/18エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発:中原区役所の
北側出入口完成

2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、
旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

2010/11/30エントリ 小杉町3丁目中央地区の第二成高ビル・
小杉第6共同ビル解体完了

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2010年
11月30日

小杉町3丁目中央地区の第二成高ビル・小杉第6共同ビル解体完了

hatsushimo.gif

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業のための既存
建築物取り壊し工事が進み、第二成高ビル、小杉第6共同ビルの
解体が完了
しています。

■小杉町3丁目中央地区
小杉町3丁目中央地区

小杉町3丁目中央地区のうち、先行して取り壊しが進んでいるのは
南武線高架沿いの部分で、2010/10/17エントリで解体用の防護壁
が組まれているのをご紹介しておりました。

写真中央に見えるのがすでに退去が完了しているKJメゾン武蔵小杉
ですが、その手前にあったビルがなくなっています。

■第二成高ビル・小杉第6共同ビルの跡地
第二成高ビル・小杉第6共同ビルの跡地

解体現場を見てみると、ここにあった第二成高ビル、小杉第6共同
ビルが解体
され、すでに瓦礫等も運び出されて平地になっています。
ここにはブーランジュリー・メチエやフロンターレの後援会事務所
など
があったのですが、現在では各地に移転しています。

写真の一番奥に見えるのは味奈登庵が入居しているケイアイビル
ですが、こちらが取り壊しになるのは再開発事業の最終フェーズ
近くになっており、当面そのまま稼動し続けることになります。

■解体が着手されるKJメゾン武蔵小杉
解体が着手されるKJメゾン武蔵小杉

■KJメゾン武蔵小杉に組まれた足場
KJメゾン武蔵小杉に組まれた足場

第二成高ビル・小杉第6共同ビルに続いて解体が着手されるのは、
裏手にあるKJメゾン武蔵小杉です。現地では、すでに解体用の
足場が組まれていました。

KJメゾン武蔵小杉に続いては、いよいよ旧中原市民館の取り壊し
が着手
される予定となっており、本日付、11月30日をもって臨時
駐輪場が閉鎖
となりました。
そうなると、南武線高架沿いからイトーヨーカドー前まで更地が
広がることになりますので、大分がらんとした印象になるのでは
ないでしょうか?

■取り壊し予定の旧中原市民館
取り壊し予定の旧中原市民館

見慣れた風景が大きく変わっていくのは一抹の寂しさがありますが、
この付近もさかのぼっていけば昔は昔で全く違う風景だったわけ
でして、街が変わり続けていくことは自然の成り行きでもあります。

私などはビルが建て変わってしまうと、以前はどんなだったか
すぐに思い出せなくなってしまうのですが、写真で記録があると
記憶をたどることができますね。
将来、自分自身や誰かが現在の武蔵小杉を思い出すときに
手がかりとなれるよう
、ここに記録をとっておきたいと思います。

■解体前の第二成高ビル
解体前の第二成高ビル

■解体前の小杉第6共同ビル
解体前の小杉第6共同ビル

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 中央地区
2009/3/5エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発を清水建設・野村
不動産・相鉄不動産に委託

2009/6/2エントリ 旧中原市民館の臨時駐輪場オープン
2009/12/10エントリ 小杉町3丁目中央地区の小杉第6共同ビルが
2010年2月末テナント退去、メチエ移転へ

2010/2/25エントリ ブーランジュリー・メチエ、しばしのお別れ
2010/3/24エントリ 武蔵小杉再開発地区の駐車場2箇所が閉鎖
2010/4/28エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
2010/5/21エントリ 小杉町3丁目中央地区・味奈登庵のケイアイ
ビルが当面存続

2010/6/18エントリ 中原区役所の駐車場・駐輪場取り壊し工事
(2010年6月)

2010/6/25エントリ 小杉町3丁目中央地区のKJメゾン武蔵小杉
2010/8/18エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発:中原区役所の
北側出入口完成

2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、
旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

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2010年
11月25日

東京機械製作所跡地の大型複合商業施設に大型スーパーとシネコン入居へ

hatsushimo.gif

東京機械製作所玉川製造所第二工場の住友不動産への売却が昨日
決議されたことを受けて、第一工場跡地の大型複合商業施設に関しての
記事
が出ています。

■カナロコ 武蔵小杉駅にエリア最大規模の商業施設誕生へ、
12年夏の着工で14年末完成/川崎

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011250004/

大半はすでに明らかになっている情報ですが、大型複合商業施設に
関して、下記のような計画であることがが報じられています。

・大型スーパーなどの生活利便施設のほか、幅広い飲食・物販店舗
を取り揃えたモール型ショッピングモールとする
・シネマコンプレックスなどのサービス関連も充実
・2011年5月にも施設内容を固める


シネコンについては2009/8/6エントリでも取り上げておりますし、
最近の大型複合商業施設ではほぼお決まりのようなところがあり
ます。
話としては以前から出ていたわけですが、今回は神奈川新聞が
東京機械製作所に取材を行った記事と見られ、施設内容を固める
のは来年5月としながらも、ほぼ確実な状況
と見て良いのではない
でしょうか。

■東京機械製作所玉川製造所(写真中央が第一工場)
東京機械製作所玉川製造所(写真中央が第一工場)

■東京機械製作所玉川製造所再開発計画の敷地計画
東京機械製作所跡地再開発の敷地計画

シネコンができれば周辺地域の皆さんが平日の仕事帰りに気軽に
映画を観たりすることができるようになりますし、ある程度の距離
からでも「休日に他地域から武蔵小杉にやってくる」ということが
(買い物も含め)普通の光景になってきます。

一方、大型スーパーについても以前から話が出ていましたが、これ
再開発地区側にフーディアム、デリド、東京機械跡地、武蔵小杉駅
南口地区西街区と4店舗が新たにオープンして競合
することになり
ますね。
これは、なかなかの激戦区という気がいたします。

■フーディアム武蔵小杉
フーディアム武蔵小杉

■デリド武蔵小杉店
デリド武蔵小杉店

■武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー建設予定地
武蔵小杉駅南口地区西街区 エクラスタワー武蔵小杉建設予定地

こうして見ると武蔵小杉再開発による商業施設のキーテナントは、
ほとんどがスーパーマーケットで占められる
ことになりますので、
正直バランスとしてはどうなのか、とは思います。

ただ、東京機械製作所は大型「複合」商業施設ですので、その
名の通り数多くのテナントが入居するかたちになります。今回の
記事にあるように幅広いテナントが入ることを楽しみに、計画の
進捗を待ちたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場
跡地地区)

2009/8/6エントリ 武蔵小杉のシネコン計画とロータリー延期情報
2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と
57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ

2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度
完成、2015年度に全体完成

2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と
高層マンションの詳細情報

2010/9/2エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発に係る
条例環境影響評価方法書説明会

2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場
用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ

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2010年
11月24日

東京機械製作所が玉川製造所第二工場用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ

hatsushimo.gif

東京機械製作所が、本日の取締役会において玉川製造所第二
工場の敷地を住友不動産に売却することを決議
しました。
譲渡価額は160億円、帳簿価額を差し引いた譲渡益は153億2千
万円となっています。

■東京機械製作所 固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関する
お知らせ
http://www.tks-net.co.jp/ir/news101124.pdf

詳細は上記リリースに記載されている通りで、本日の取締役会決議
に基づき、明日2010年11月25日に契約締結、2011年3月23日に
引渡し
となります。

■東京機械製作所玉川製造所(写真手前が第二工場)
東京機械製作所玉川製造所(写真手前が第二工場)

東京機械製作所は、印刷輪転機大手メーカーとして長い歴史を有
する企業ですが、近年は需要の冷え込みにより業績が悪化し、
非常に厳しい経営環境
にあります。
役職員の給与減額や一時休業など、経営再建を行っている途上
ではありますが、つい先日発表した第2四半期決算も発表前日に
大幅下方修正するなど、引き続き厳しい状況が続いていました。

引渡しは2011年3月期決算の決算期末に滑り込む形となり、この
タイミングは決算対策としての側面もあろうかと思います。
過去を思い起こせば、前期末の2010年3月31日にも港区の本社
ビルと土地を売却
しており、これまでにも固定資産を順次売却して
きているかたちです。

■東京機械製作所玉川製造所再開発計画の敷地計画
東京機械製作所跡地再開発の敷地計画

さて、売却された玉川製造所第二工場跡地は、57階建てのタワー
マンションが建設される計画
がすでに川崎市に提出されており、
環境アセスメント上の手続きが進められています。

■東京機械製作所 「武蔵小杉」周辺の不動産につき東京建物と
共同で開発を推進
http://www.tks-net.co.jp/ir/news060428c.pdf

玉川製造所跡地の再開発については、上記の通り東京建物と協力
して開発を進めることがリリース
されていましたので、タワーマンシ
ョンも当然東京建物であろう、と思われましたが、今回土地が売却
されたのは住友不動産
でした。

マンションの開発事業はジョイントになる可能性もありますので、
最終的な事業シェアはわかりませんが、少なくとも開発事業を筆頭
で実行するのは住友不動産
ということになるのでしょう。

東京機械製作所は前述の通り厳しい経営環境化にあり、その資産の
活用・処分については最大限企業価値を高めるものでなくてはいけ
ません。
その点では、用地の売却をするのであれば最も高い価格で売れる
ところに売るのが当然
で、そこに企業価値の最大化がなければ株主
から訴訟を受ける可能性もあるというのが、一般的な考え方になり
ます。

株主と企業価値の観点から見た一般論からすれば、交渉の結果、
住友不動産が最も東京機械製作所にとって利益となる提案をした
いうことになろうかと思います。

■住友グループが買収したリエトコート武蔵小杉
住友グループが買収したリエトコート武蔵小杉

武蔵小杉再開発地区で「住友」といえば、もとより住友不動産が分譲
したシティハウス武蔵小杉
が横須賀線武蔵小杉駅前に竣工してい
ます。
加えて、2008年9月18日には、住友商事が三井不動産レジデンシ
ャルとともにリエトコート武蔵小杉ウエストタワー(現・クラッシィタワー)
を買収
、2010年7月30日には住友不動産が同じくイーストタワーを
買収
しています。

さらに玉川製造所第二工場跡地に住友不動産の57階タワーが建つ
となると、横須賀線武蔵小杉駅前から、住友グループのマンションが
4棟並ぶ
ことになりますね。

■東京建物に売却されたブリリア武蔵小杉の土地
東京建物に売却されたブリリア武蔵小杉の土地

なお、東京機械製作所が新丸子東3丁目地区のブリリア武蔵小杉の
土地を東京建物に売却した際には、東京機械は1%の持分を残し

売主に名前を連ねて開発事業に最低限の発言力を残していました。

今回もそれと同様にわずかな持分を残している可能性がありますが、
いずれにせよ土地のオーナーは基本的に住友不動産ということに
なり、開発事業の主導権も住友不動産の手に移ります。

57階タワーマンションの低層部は一部商業施設にもなりますし、隣接
する大型複合商業施設の計画とあわせて今後の動きを見守っていき
たいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場
跡地地区)

2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と
57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ

2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度
完成、2015年度に全体完成

2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と
高層マンションの詳細情報

2010/9/2エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発に係る
条例環境影響評価方法書説明会


武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井
不動産レジに売却

2008/10/15エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY 
TOWER分譲リリース

2010/9/29エントリ リエトコート武蔵小杉イーストタワーが住友不動産
より2011年1月頃分譲開始

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2010年
11月22日

中小企業婦人会館解体のアスベスト問題:元請業者の説明と疑問

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2010/11/20エントリで取り上げた中小企業婦人会館解体における
アスベスト問題
に関して、業務の元請であるみらい建設工業より、
近隣住民への説明文が配布
されています。

それらの説明文および本サイトの独自の調査により、みらい建設
工業としての説明および見解があきらかになりました。

---------------------------------------------------------
<みらい建設工業の説明および見解>

【エレベーター内側のアスベスト含有建材について】
■状況
・2~3階部分のエレベーター内側のアスベスト含有建材(レベル3
の非飛散性アスベスト)を非含有建材として除去
・廃材は未搬出であり、中小企業婦人会館内に残留

■原因
・図面上、当該アスベスト含有建材の数量をロビーの含有建材数量
に誤って計上したことにより、エレベーター内部を非含有建材と誤認

■対策
・エレベーター内部の洗浄と未搬出建材への散水を実施
・未搬出建材はレベル3対応として集積・梱包密封を実施、搬出の
際には飛散防止用の養生シートで覆う

【鉄骨の柱周囲のアスベスト含有内装材について】
■状況
・2~3階部分の鉄骨の柱の内装材アスベスト含有建材(レベル2の
飛散性アスベスト)を、レベル3の非飛散性アスベストとして除去
・廃材の一部はすでにレベル3の扱いで搬出済み

■原因
・アスベスト含有量が4%と低かったためレベル2と認識できず

■対策
・飛散防止のため2階部分に散水を実施
・残留している廃材を密封、専用掃除機での清掃を実施
・清掃完了後に全フロアの洗浄作業実施
・集積した廃材はレベル2対応として密封2重梱包のうえ、運搬中に
アスベストが飛散しないよう搬出、特別管理型処理場で処分

【アスベストの飛散リスクについて】
・解体にあたっては窓や出入口等は、粉塵等の飛散防止のため
閉め切って作業を実施
・アスベスト撤去工事期間中の9月1日から11月5日まで、中小企
業婦人会館建物の角地4箇所において合計13日間の環境測定を
実施したが、アスベストの飛散は検出されず
・当該建材は成形板である
・廃材は、飛散防止用の養生シートで覆って搬出した
・上記のことからアスベストの飛散はないと考えている
---------------------------------------------------------

みらい建設工業としての説明は上記のようになりますが、その
中で1点疑問と申しますか、事実と異なると思われる部分があり
ます。
アスベスト含有建材の解体作業中、「窓や出入口は飛散防止の
ため締め切っていた」
という部分です。
(この部分は広く配布されている資料では多少表現が異なります
が、建物が閉鎖されていたという点では統一されています)

アスベスト撤去工事は9月からスタートしてまだ完了はしておらず、
2ヶ月以上にわたって続けられているわけですが、本サイトでは
継続的に現地を撮影しています。
当該期間中に撮影した複数の写真において、中小企業婦人会
館の窓などが解放されていたことが確認
できます。

■中小企業婦人会館の開放された窓
中小企業婦人会館の開放された窓1

中小企業婦人会館の開放された窓2

■中小企業婦人会館の解放された出入口
中小企業婦人会館の開放された出入口

上記写真は、記録しているものの一部ですが、日常的に窓などは
開放されていたことが確認できますし、上記以外にも一部では壁が
破壊されている部分
もあるため、密閉された空間とは言えないよう
に思います。

「解体作業中」とは、「実際に機材を使ってバリバリと建材を破砕して
いる時だけを指しているのだ」という言い方もできるかもしれません。
しかし、それであれば対策としての館内に残留した廃材への対処や
館内の散水、洗浄、清掃等は必要ないはずであって、外部への飛散
リスクは、この2ヶ月間において特定の時間に限定されていない

考えるのが妥当でしょう。

最終的に白か黒かという話をすれば、少なくとも、建物外に関して
甚大な被害といったことは無いのではないか・・・と、心証としては
思いますし、また、そうあってほしいと強く願うところです。
ただ、影響の有無に関わらず、こういった問題が発生している中では、
とりわけ誠実・正確な状況説明が必須
ではないか、と思いますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス
2009/8/6エントリ 武蔵小杉のシネコン計画とロータリー延期情報
2010/5/30エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区再開発が始動、
中小企業婦人会館取り壊しへ

2010/8/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の権利変換計画が
承認、再開発着工へ

2010/9/13エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の中小企業婦人
会館取り壊し着手

2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、
旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

2010/10/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の武蔵小杉
学生ハイツ解体工事着手

2010/11/7エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区・武蔵小杉学生
ハイツと中小企業婦人会館の解体工事進捗

2010/11/19エントリ 中小企業婦人会館をアスベスト対策を講じず
破砕、発がん性物質が飛散

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2010年
11月20日

エクラスタワー武蔵小杉のモデルルームと工事進捗

hatsushimo.gif

武蔵小杉駅南口地区西街区に建設中の「エクラスタワー武蔵小杉」
が来年1月からの販売開始を控え、東急武蔵小杉駅直結のモデル
ルーム
の準備が進んでいます。

■エクラスタワー武蔵小杉のモデルルーム建物
エクラスタワー武蔵小杉のモデルルーム建物

このモデルルームに関しては、2010/9/14エントリで一度建設中の
状態を取り上げたのですが、当時はこちらが入口なのかな、と思っ
ていました。
しかし、できあがってみるとこちらは裏口及び駐車スペースでした。

■東急武蔵小杉駅直結のモデルルーム入口
東急武蔵小杉駅直結のモデルルーム入口

モデルルーム入口は、先ほどの写真とは反対側、東急武蔵小杉
駅の通路に直結したところに設置
されました。エクラスタワー武蔵
小杉自体も駅直結の利便性を訴求しているものですし、モデル
ルームもそれを疑似体験するようなコンセプトなのでしょう。
このあたりのアレンジは、売主に東急電鉄が入っている強みですね。

駅の通路にありますので、東急線をご利用の方には目に留まる
機会が多かったと思います。何か店舗ができるのかな? と期待
してしまった方
もいらっしゃるのではないでしょうか。

■武蔵小杉駅南口地区西街区
武蔵小杉駅南口地区西街区

一方、武蔵小杉駅南口地区西街区全体では、引き続き再開発ビルの
工事
が進められています。

■東急武蔵小杉駅の防護壁
東急武蔵小杉駅沿いの防護壁

鉄道に隣接した工事ということもあり、安全のために駅沿いには
防護壁が設置
されています。先日のナイスシティアリーナ武蔵小杉
同様、飛散物などに注意する必要があるのだと思います。

■稼動する重機
稼動する重機

工事現場内では、基礎工事のために活発に重機が稼動しています。
これは、丁度大きな筒のようなものを持ち上げているところですね。
基礎に使用する何らかのパーツのようです。

今年は基礎工事までで終了となりますが、来年には建物自体の
姿も立ち上がってくる予定です。今の西街区はがらんとした風景に
なっていますけれども、これがまた一変してくることになります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2009/1/15エントリ 武蔵小杉ライフ版「武蔵小杉に関するアンケート」
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/10/22エントリ 東急武蔵小杉駅に駅ビル建設、西街区再開発
ビルと一体開発へ

2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事説明会
2010/6/5エントリ 新中原図書館のパブリックコメント募集結果
2010/7/17エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区「(仮称)武蔵小杉駅前
再開発タワープロジェクト」公式サイトオープン

2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/14エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区住宅棟の名称が「エクラス
タワー武蔵小杉」に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2010/9/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー武蔵
小杉の商業施設1階にスーパーマーケットが入居

2010/10/21エントリ 「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区
商業施設にイタリアン出店多し

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2010年
11月19日

中小企業婦人会館をアスベスト対策を講じず破砕、発がん性物質が飛散

hatsushimo.gif

武蔵小杉駅南口地区東街区における中小企業婦人会館の解体工事
において、飛散防止対策を講じずにアスベストが破砕
され、毒性の
強い「アモサイト」が飛散していたことが明らかになりました。
コメントで情報頂きました通り、本日付の東京新聞において報じられ
ています。

■東京新聞 川崎市の施設 対策なく解体 石綿飛散
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/
CK2010111902000022.html


詳細は上記を参照いただきたいと思いますが、記事内容を要約すると
以下の通りになります。

■アスベスト飛散に関する記事概要(時系列)
①再開発組合が都内の建設会社に解体を発注
②建設会社は都内の別の業者が業務を下請け
③9月~10月に作業を実施。開始時点で川崎市と労働基準監督署が
 立ち入り検査をしたがその時点では指摘事項なし
④飛散性が高く作業場の隔離や保護服着用が必要な鉄骨の柱周囲の
 耐火材を、必要な対策を講じず破砕除去
⑤エレベーター内壁のアスベスト含有建材も非含有建材として破砕
⑥11月1日に市議の指摘により川崎市と労働基準監督署が立ち入り、
 問題が発覚
⑦建設会社は認識不足および図面作成時のミスと説明。下請け業者は
 建設会社指示通りの作業の認識
⑧川崎市は、事前調査で指摘しなかった点について「その時点で見抜
 けなかったことは反省している」とコメント


これにより、作業員約20人が発がん性物質「アモサイト」を吸引した
可能性
があります。また近隣住民および通行される皆さんとしても、
建物外への飛散はないのか、全く健康に影響はないといえるのか、
非常に心配なところではないでしょうか。

このアスベスト対策工事については、2010/9/13エントリにおいて
取り上げていました。

■解体工事に関するお知らせ
解体工事に関するお知らせ

当時、現地にアスベスト飛散防止に関する作業の公示が掲出され
まして、業者が川崎市に届出を行っている旨が記載されていました。
ところが、実際には飛散防止対策が(全てが、というわけではない
のでしょうが)行われていなかった部分があった
ということです。

今回は市議会議員の指摘により発覚ということですが、議員の方が
ご自身で現場の不備を発見ということはまずありえませんね。実際
には、問題を知るに至った内部の方の通報が、議員の方に寄せら
れた
ということかと思います。

■解体中の中小企業婦人会館
解体中の中小企業婦人会館

近隣にお住まいの方、隣接する鉄道を利用される方、通勤・通学等で
解体現場の前を通行される方にとっては、行政の監督のもと、法制度
に基づいて適切に作業の管理がなされ、壁の向こう側で安全に執行
されていることを信じるしかありません。
業者の不備はもちろん、川崎市の事前の確認も機能しなかったこと
は非常に残念なところです。

今後も武蔵小杉再開発を中心として、旧中原市民館や東京機械製作
所玉川製造所の取り壊しなど大規模な工事
が続きますので、言うまで
もないですが適切な工事が行われることを願っております。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2008/4/15エントリ 小杉駅南部地区C地区、2009年度着工へ
2008/8/28エントリ 東急武蔵小杉駅舎上部開発と東西街区
2008/11/6エントリ 小杉駅南部地区C地区のイメージパース
2009/1/13エントリ 東京急行電鉄、武蔵小杉駅ビルへ動く
2008/1/14エントリ 小杉駅南部地区C地区の再開発組合が設立認可
2009/1/23エントリ 小杉駅南部地区C地区が2010年度着工の見通
2009/2/19エントリ 中小企業婦人会館の植栽メンテナンス
2009/8/6エントリ 武蔵小杉のシネコン計画とロータリー延期情報
2010/5/30エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区再開発が始動、
中小企業婦人会館取り壊しへ

2010/8/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の権利変換計画が
承認、再開発着工へ

2010/9/13エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の中小企業婦人
会館取り壊し着手

2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、
旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖

2010/10/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区の武蔵小杉
学生ハイツ解体工事着手

2010/11/7エントリ 武蔵小杉駅南口地区東街区・武蔵小杉学生
ハイツと中小企業婦人会館の解体工事進捗

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2010年
11月15日

ナイスシティアリーナ武蔵小杉の建設状況と、大規模商業施設の位置

hatsushimo.gif

中丸子地区のナイスシティアリーナ武蔵小杉の建設工事が進んで
きました。

■ナイスシティアリーナ武蔵小杉の工事現場
ナイスシティアリーナ武蔵小杉の工事現場

ナイスシティアリーナ武蔵小杉は、中丸子地区の南端、プラウド
武蔵小杉グリーンフロント
中丸子まるっこ公園に隣接した場所
で建設が進められています。以前は、平山ファインテクノの本社
工場や駐車場
があったエリアですね。

事業区域の北側が15階建てのエアリーコート、南側が7階建ての
ブライトコートが建設
される計画となっています。

■ナイスシティアリーナ武蔵小杉ブライトコート
ナイスシティアリーナ武蔵小杉ブライトコート

工事は南側のブライトコートが先行して着手されており、現在は
建物躯体が立ち上がっています。写真奥には、武蔵小杉の高層
ビルの頭も少しだけ見えますね。

■ブライトコートと新幹線の高架
ブライトコートと新幹線の高架

ナイスシティアリーナ武蔵小杉は、新幹線の高架に近接しています。
そのため、工事もより安全性への配慮が必要なものとなっている
ようです。

■「飛散物要注意」
「飛散物要注意」

工事現場の高架沿い部分には、「JR線・新幹線近接工事のため
飛散物要注意」
との看板が立てられていました。新幹線など高速で
電車が通過しますので、ちょっとした飛散物でも注意が必要なので
しょう。

       ※       ※       ※

さて、ナイスシティアリーナ武蔵小杉はすでに販売が行われており、
先行して販売されたブライトコートはあっさりと完売しています。
先日エアリーコートの販売広告が入っていたのですが、東京機械
製作所玉川製造所跡地の大規模商業施設の予定地が間違ってい
ました。

■ナイスシティアリーナ武蔵小杉の販売広告
ナイスシティアリーナ武蔵小杉の販売広告

上記の広告ですと、南側の玉川製造所第二工場に大規模商業施設
ができることになってしまっている
のですが、ここに建設されるのは
190m・57階建てのタワーマンションです。
大規模商業施設が建設されるのは、北側の第一工場の用地ですね。
道路を挟んでかなり単位の大きな土地ですので、隣と言っても
大きな間違いです。

マンションを販売する上では現状の周辺環境、今後の計画は非常に
重要な情報
であり、特に11万㎡もの大規模商業施設の位置は大きな
ファクターです。
また、実際には190mの超高層マンションが建つものを、誤った情報
で伝えてしまう
のは、眺望等に影響する要素としても重大なミスリード
になりえます。

本ブログをお読みの方はすぐにお気づきになる方が多いと思いますが、
こういった将来情報は正確を期していただきたいところですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2009/2/23エントリ 中丸子地区C地区にナイスの新規分譲マンション
2009/3/16エントリ 中丸子地区C地区にナイスの新規分譲マンション・続報
2009/4/4エントリ ナイスアーバン中丸子Bの計画概要
2009/5/3エントリ ナイスアーバン中丸子A・Bの計画概要揃う
2009/6/15エントリ 中丸子地区・平山ファインテクノ本社工場取り壊し
2009/10/17エントリ ナイスアーバン中丸子A・Bの用地が更地化
2010/3/20エントリ ナイスアーバン中丸子着工
2010/4/16エントリ ナイスアーバン中丸子の正式名称がナイスシティ
アリーナ武蔵小杉エアリーコート・ブライトコートに


武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場
跡地地区)

2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と
57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ

2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度
完成、2015年度に全体完成

2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と
高層マンションの詳細情報

2010/9/2エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発に係る
条例環境影響評価方法書説明会

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