タンポポの綿毛散るころ二ヶ領用水へ
5月も中旬ということで、最近気温もすっかり暖かくなりました。今回
は、そんな春の二ヶ領用水を歩いてみました。
■二ヶ領用水
八重桜も完全に散った後、二ヶ領用水は雑草も含めて新緑が青々
としています。今回は、タンポポの綿毛がそろそろたくさんついて
いるのではないか、と思って来てみたのですが・・・。
■タンポポの綿毛
あちこち探すまでもなく、二ヶ領用水沿いのあちこちにタンポポの
綿毛はありました。ゆらゆらとそよ風になびいていますが、ふーっと
息をふきかけると、はらはらと周囲に飛んでいきます。
遊歩道の地面をよーく見てみると、アスファルトの上に綿毛がひとつ
落ちていたりもします。風に乗ってどこまで運ばれていくのかわかり
ませんが、どこかでたくましく育つのではないでしょうか。
■ミノムシ
土手の草むらを覗いてみると、ミノムシが一匹、雑草からぶら下が
っていました。昔はそれほど珍しいものでもなかったと思いますが、
近年では外来種に脅かされ、絶滅危惧種の指定を受けたりもして
いるようです。
この蓑からは、無事越冬を終えた幼虫が頭を出していまして、やはり
すっかり春になったことを実感します。
■草むらの猫
タンポポ探しをする途中、草むらの中に猫がいるのを見つけました。
二ヶ領用水の今井神社付近には非常に猫が多いのですが、ここが
定位置、とでもいうように草むらの中でじっと座っていました。
■二ヶ領用水を泳ぐ鯉
時折二ヶ領用水の水面でバシャリと水音がしまして、よくよく水の
中に目をこらすと、黒っぽい鯉が泳いでいます。写真でもわかり
づらくて恐縮ですが、これは2010/5/8エントリで見かけた鯉と同じ
ような種類です。
・・・そのようなわけで、二ヶ領用水では、タンポポやミノムシ、猫や鯉
など、さまざまないきものたちが春を謳歌していました。休日にちょっ
と足を止めて観察してみると、いろいろなことに気が付きますね。
それほど長時間はいなかったのですが、楽しかったです。
なお、水辺の足元は濡れていると大変滑りやすくなっていますので、
ご注意くださいませ。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園:公開空地 二ヶ領用水
2009/12/29エントリ 二ヶ領用水に棄てられるもの
2010/3/28エントリ 渋川・二ヶ領用水の桜が開花
2010/4/18エントリ 二ヶ領用水の桃の花
2010/4/27エントリ 二ヶ領用水と渋川の八重桜
2010/5/2エントリ 二ヶ領用水の八重桜ライトアップと、風に舞う花びら
2010/5/8エントリ 渋川に棄てられるもの