「小杉町2丁目開発計画」のJX日鉱日石エネルギー社宅が退去完了、空家への防犯対策を実施へ
2013年3月末日をもって、小杉町2丁目のJX日鉱日石エネルギー社宅からの職員退去が完了し、同社宅が閉鎖されました。今後解体が行われるまでの間、敷地内の防犯対策が行われます。
■JX日鉱日石エネルギー社宅閉鎖のお知らせ
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この新日本石油社宅の廃止と再開発事業については、2007年1月10日に新日本石油がプレスリリースを出したのが始まりでした。その際には2009年3月が社宅廃止期限とされていましたが、一旦2011年3月まで期限が延長されつつも、最終的な閉鎖は2013年3月となりました。当初予定からは4年延期された形になります。
この間、2008年5月に社宅のうち2棟(12号棟・13号棟)のみが取り壊しになりましたが、その他の棟は引き続き社宅として存続していました。
以前から順次退去は進められていましたが、このたびすべての退去が完了したことになります。
■「(仮称)小杉町二丁目開発計画」イメージパース
今後同社宅の用地では、三井不動産レジデンシャル・JX日鉱日石不動産による「(仮称)小杉町2丁目開発計画」が進められ、高さ180mのツインタワーが建設される予定です。ただ、同社宅の解体開始は5月の連休明け以降とされていることから、それまで空き家の状態になります。
街中に大規模な空き家が存在することは、治安上、リスク要素とされています。具体的には不良グループや浮浪者のたまり場になったり、放火などの犯罪の温床になったりということです。
実際に、武蔵小杉駅前のNEC小杉ビルも、長く空き家になっている間に浮浪者が居ついてるのが見受けられ、「パークシティ武蔵小杉ザ・グランドウイングタワー」のモデルルームとして利用開始されるまで、入り込めないように入口が仮囲いで封鎖されていました。
JC日鉱日石エネルギー社宅も、同様に周辺に悪影響を及ぼさないよう、防犯対策が施されます。
■防犯対策1 既存出入口の封鎖
まず、既存出入口6か所のうち5か所は、高さ2mのパネル(仮囲い)で完全に封鎖されます。
■防犯対策2 既存出入口のキャスターゲート封鎖
そして、残る1か所の既存出入口(敷地東側)は、キャスターゲートで封鎖されます。ここは施錠されますが、工事車両などの出入口となります。
■防犯対策3 建物出入口の封鎖
■防犯対策4 建物1階窓の封鎖
また、敷地内の社宅建物の入口、および1階の窓も封鎖されます。建物内への忍び込みを防止するものですね。
2013年4月1日から19日にかけて、これらの防犯対策工事が鹿島建設によって実施されます。
小杉町2丁目は、以前取り上げた「青色防犯灯」の取り組みや自転車マナーの掲示などに見られるように、防犯や地域の安全への意識の高い地域です。
JX日鉱日石エネルギー社宅跡地が空き家となるのはそれほど長期間ではないと思いますが、地域の安全を損なわないためには、こういった手当てが必要なのでしょうね。
■JX日鉱日石エネルギー社宅
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