武蔵小杉タワープレイス周辺で川崎市が追加風害対策実施を決定、防風植栽を追加へ
武蔵小杉タワープレイス周辺では、かねてから強いビル風が吹くという声があり、一部メディアでも取り上げられるなど地域の課題となっていました。武蔵小杉タワープレイスに隣接したJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「(仮称)小杉町二丁目開発計画」では、ツインタワーの建設によりこの風が増幅されるのではないかという懸念があり、周辺地域での反対運動も行われているところです。
これらの現状を受けて、このたび川崎市が武蔵小杉タワープレイス周辺での追加的な風害対策を実施することになりました。
■武蔵小杉タワープレイスの追加風害対策実施のご案内
■防風植栽の配置図
この追加風害対策の実施については、川崎市まちづくり局より、周辺地域に対して告知が行われています。
それによると、武蔵小杉タワープレイスの南東において、防災植栽が新たに行われるということです。上記の図の赤い部分が、追加の防災植栽です。
■武蔵小杉タワープレイスの防災植栽追加エリア
武蔵小杉タワープレイスで防災植栽が追加されるのは、南東の角地と、東側および西側の歩道沿いの部分です。ご覧の通り、ここには従来から植栽があるのですが、これを増強する形になります。
■小杉ビルディング前の防災植栽追加エリア
また、武蔵小杉タワープレイスから信号を渡った斜向かい、小杉ビルディングの「HOKUO」「デイリーヤマザキ」前の歩道沿いにも、防災植栽が追加されます。
ここのデイリーヤマザキは、強風時にはドアが開かなくなることもあったようです。
■防風植栽の種類
防風用の植栽としては、シラカシ、ホルトノキ、シマトネリコが植えられるようです。
工事期間は前掲のご案内にある通り、2013年4月中旬から5月末頃とされており、もうまもなく工事が始まることでしょう。
1995年の武蔵小杉タワープレイス竣工から、実に18年という年月が経過して川崎市が動いたことになります。
この植栽追加によってすべてが解決するということではないでしょうが、追加対策が講じられることで少しでも現状が改善されれば良いと思います。
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