武蔵小杉タワープレイスの街路樹倒木後、川崎市が南武沿線道路の街路樹を調査
2013/5/7エントリにおいて、武蔵小杉タワープレイス前の街路樹が倒れたことをお伝えしました。本件は地方紙や全国地の地方版など、各種メディアでも取り上げられました。
その後の川崎市の調査により、倒れた街路樹は根元が菌の浸食により腐っていたほか、周辺の街路樹89本のうち2本に幹枯れがみられることが判明し、続報として報じられています。
■毎日新聞 街路樹:武蔵小杉駅周辺で倒れる 原因究明、風害対策を 近隣住民団体、川崎市に申し入れ /神奈川
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130510ddlk14040253000c.html
■神奈川新聞 中原区の街路樹倒木、別の2本「幹枯れ」か/川崎
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305090003/
■東京新聞 ビル風が影響? 12メートルケヤキ倒れ波紋
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130509/CK2013050902000124.html
■倒れた街路樹(@gom6105さん提供)
こちらは、倒れた時点の街路樹の写真です。
前回エントリでもお伝えした通り、地中の根はそのままに、幹の部分が真っ二つに折れています。この部分が腐食していたということのようです。
■調査が行われた周辺の街路樹
南武沿線道路には、JR武蔵小杉駅北口ロータリー前から小杉御殿町交差点にかけて、写真のケヤキが植えられています。今回川崎市が調査を行ったのは、この区間の89本です。
■街路樹のナンバリング
調査にあたって、該当する街路樹にはチョークでナンバリングが実施されました。小杉御殿町交差点の北西ブロックの街路樹を「1」として、武蔵小杉駅に向かって順番に番号がふられています。
今回の事故でけが人が出なかったのは不幸中の幸いでしたが、心配なのはやはり「同様の事故がおこらないか」ということです。周辺の街路樹の調査は、応急の対応として必須事項であったと思います。
前回のコメントで、幹に対して植えられている場所(マス)が狭すぎるという指摘をいただきましたが、東京新聞の取材に対して、川崎市職員の方も同様の趣旨のコメントをされています。
とりあえず枝を切って負担を軽くし、状態が悪い場合には植え替えを検討するということですが、風害対策としての機能は、それよって弱まらざるを得ないようにも思います。
今後長期的な目線で、安心して歩ける対策がなされることが望まれますね。
■街路樹が倒れた後
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