三井不動産レジ保有「SIA武蔵小杉ビル」にまちづくりがテーマの複合施設「COSUGI HOUSE」3月オープン、カフェ・ワークショップスペース開設へ
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」(旧NEC小杉ビル)が、まちづくりをテーマにした複合施設「COSUGI HOUSE」としてリニューアルオープンすることがわかりました。
オープンは2015年3月を予定しており、カフェやワークショップスペースが開設されます。
「SIA武蔵小杉ビル」は現在三井不動産レジデンシャルが保有しており、「COSUGI HOUSE」は同社が今後販売を行なうタワーマンション「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」(旧CO-SUGI PROJECT)の販売拠点としての役割も担うものと思われます。
■武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」(旧NEC小杉ビル)
武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」は、かつては「NEC小杉ビル」という名称でNECマイクロシステムが入居していました。
隣接するホテル・ザ・エルシィも閉鎖され、一体的な再開発が計画されたことによりNECマイクロシステムは2009年1月5日に横浜に移転しまして、それから実に6年にわたってほぼ空ビルの状態が続いています。
ここに至るまでに所有者はシンプレクスからUR都市機構、さらに三井不動産レジデンシャルに変わり、一時は「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」のモデルルームとして活用もされていたことがあります。
■グランドウイングタワーのモデルルームとして活用されたSIA武蔵小杉ビル
今回設置される「COSUGI HOUSE」は「まちづくりをテーマにした複合施設」ということで、前述の通りカフェやワークショップスペースが設置され、さまざまなイベントも開催されるものとされています。
カフェやワークショップスペースのプロデュース・運営は、「TOKYO FAMILY RESTAURANT」「GOOD MEALS SHOP」を手がけた株式会社フライングサーカスが担当します。
カフェでは「自分で組み立てるサンドイッチ」や「選んで混ぜるサラダ」など、家族連れで楽しめるメニューが企画されているということです。
■TOKYO FAMILY RESTAURANT ウェブサイト
http://www.familyrestaurant.jp/
■GOOD MEALS SHOP ウェブサイト
http://flyingcircus.jp/
上記サイトを見ると、店舗は1年~1年半程度の期間限定とされています。
基本的にはマンションの販売期間と連動したもののようですね。
■SIA武蔵小杉ビルに設置された「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の広告
三井不動産レジデンシャルが分譲する「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は、現在資料請求を受け付けており、6月より販売を開始する予定です。
SIA武蔵小杉ビルの壁面にも、すでに大きな予告広告が掲出されていました。
■SIA武蔵小杉ビル(左下)と北口地区
「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」の際のSIA武蔵小杉ビルは純粋な「マンション販売モデルルーム」だったのですが、今回は複合施設として企画されています。
これはやはり、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「ザ ガーデン」とSIA武蔵小杉ビルが、「武蔵小杉駅北口地区」の近接したロケーションにあることが背景にあるものと思います。
これまで南武線の南側を中心に進められてきた武蔵小杉再開発が北口地区に広がるにあたり、複合施設により北口地区の活性化やモデルルームの集客をはかり、それにより自社が分譲する「ザ ガーデン」の販売促進につなげていく、ということではないでしょうか。
もちろん、カフェのお客さんやワークショップの参加者に直接的にマンションの営業をかけるような形ですと敬遠されてしまいますね。
たとえばマンションのチラシが置いてある程度で、皆さんが気軽に利用できるような個性あるカフェ、地域にも開かれたワークショップスペースなどが提供されるようであれば良いと思います。
どのような施設になるものか詳細は現段階ではわかりませんが、折角の駅前ビルです。
空きビルや単なるモデルルームとなるよりは、広く利用できる複合施設になった方が地域のためになるものと思います。
「COSUGI HOUSE」は3月オープンを予定していますので、遠からず三井不動産レジデンシャルから同施設についての情報が出てくることでしょう。
■「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の計画図
また、すでに2011/11/25エントリなどでお伝えしておりますが、SIA武蔵小杉ビルおよび小杉ビルディングの用地においては「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」が予定されており、上記図のような商業・業務施設+タワーマンション(高さ170m)が計画されています。
ただこの計画は「事業者の意向により」(川崎市当局コメントによる)一時進捗がストップしている状況でした。
お伝えしたときにはストップさせた理由が明確にわからなかったのですが、結果としては「COSUGI HOUSE」という複合施設として一旦活用される形になりました。
今後の長期的なスケジュールはわかりませんが、まずは「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の販売をSIA武蔵小杉ビルも活用して行い、そののちに「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」を進めていくことになるのではないでしょうか。
■武蔵小杉駅北口地区再開発マップ
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2009/1/6エントリ NEC小杉ビルからNECマイクロシステムが移転完了
2010/5/19エントリ シンプレクスがエルシィ跡地をUR都市機構に売却
2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ
2011/8/30エントリ 旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ
2011/10/18エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の180mツインタワーは54階建て・1,280戸規模に
2011/10/22エントリ (仮称)小杉町2丁目開発計画のフロアマップとイメージ図
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2011/12/23エントリ 大西学園中学・高等学校の建替え工事が竹中工務店に決定、2015年4月供用開始へ
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/4/27エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地ツインタワーの低層部フロアマップ詳細が判明、保育所も入居へ
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2012/5/17エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地に180m級超高層タワーを計画
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2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
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武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」(旧NEC小杉ビル)が、まちづくりをテーマにした複合施設「COSUGI HOUSE」としてリニューアルオープンすることがわかりました。
オープンは2015年3月を予定しており、カフェやワークショップスペースが開設されます。
「SIA武蔵小杉ビル」は現在三井不動産レジデンシャルが保有しており、「COSUGI HOUSE」は同社が今後販売を行なうタワーマンション「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」(旧CO-SUGI PROJECT)の販売拠点としての役割も担うものと思われます。
■武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」(旧NEC小杉ビル)
武蔵小杉駅北口の「SIA武蔵小杉ビル」は、かつては「NEC小杉ビル」という名称でNECマイクロシステムが入居していました。
隣接するホテル・ザ・エルシィも閉鎖され、一体的な再開発が計画されたことによりNECマイクロシステムは2009年1月5日に横浜に移転しまして、それから実に6年にわたってほぼ空ビルの状態が続いています。
ここに至るまでに所有者はシンプレクスからUR都市機構、さらに三井不動産レジデンシャルに変わり、一時は「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」のモデルルームとして活用もされていたことがあります。
■グランドウイングタワーのモデルルームとして活用されたSIA武蔵小杉ビル
今回設置される「COSUGI HOUSE」は「まちづくりをテーマにした複合施設」ということで、前述の通りカフェやワークショップスペースが設置され、さまざまなイベントも開催されるものとされています。
カフェやワークショップスペースのプロデュース・運営は、「TOKYO FAMILY RESTAURANT」「GOOD MEALS SHOP」を手がけた株式会社フライングサーカスが担当します。
カフェでは「自分で組み立てるサンドイッチ」や「選んで混ぜるサラダ」など、家族連れで楽しめるメニューが企画されているということです。
■TOKYO FAMILY RESTAURANT ウェブサイト
http://www.familyrestaurant.jp/
■GOOD MEALS SHOP ウェブサイト
http://flyingcircus.jp/
上記サイトを見ると、店舗は1年~1年半程度の期間限定とされています。
基本的にはマンションの販売期間と連動したもののようですね。
■SIA武蔵小杉ビルに設置された「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の広告
三井不動産レジデンシャルが分譲する「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は、現在資料請求を受け付けており、6月より販売を開始する予定です。
SIA武蔵小杉ビルの壁面にも、すでに大きな予告広告が掲出されていました。
■SIA武蔵小杉ビル(左下)と北口地区
「パークシティ武蔵小杉 ザ グランドウイングタワー」の際のSIA武蔵小杉ビルは純粋な「マンション販売モデルルーム」だったのですが、今回は複合施設として企画されています。
これはやはり、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「ザ ガーデン」とSIA武蔵小杉ビルが、「武蔵小杉駅北口地区」の近接したロケーションにあることが背景にあるものと思います。
これまで南武線の南側を中心に進められてきた武蔵小杉再開発が北口地区に広がるにあたり、複合施設により北口地区の活性化やモデルルームの集客をはかり、それにより自社が分譲する「ザ ガーデン」の販売促進につなげていく、ということではないでしょうか。
もちろん、カフェのお客さんやワークショップの参加者に直接的にマンションの営業をかけるような形ですと敬遠されてしまいますね。
たとえばマンションのチラシが置いてある程度で、皆さんが気軽に利用できるような個性あるカフェ、地域にも開かれたワークショップスペースなどが提供されるようであれば良いと思います。
どのような施設になるものか詳細は現段階ではわかりませんが、折角の駅前ビルです。
空きビルや単なるモデルルームとなるよりは、広く利用できる複合施設になった方が地域のためになるものと思います。
「COSUGI HOUSE」は3月オープンを予定していますので、遠からず三井不動産レジデンシャルから同施設についての情報が出てくることでしょう。
■「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」の計画図
また、すでに2011/11/25エントリなどでお伝えしておりますが、SIA武蔵小杉ビルおよび小杉ビルディングの用地においては「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」が予定されており、上記図のような商業・業務施設+タワーマンション(高さ170m)が計画されています。
ただこの計画は「事業者の意向により」(川崎市当局コメントによる)一時進捗がストップしている状況でした。
お伝えしたときにはストップさせた理由が明確にわからなかったのですが、結果としては「COSUGI HOUSE」という複合施設として一旦活用される形になりました。
今後の長期的なスケジュールはわかりませんが、まずは「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の販売をSIA武蔵小杉ビルも活用して行い、そののちに「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」を進めていくことになるのではないでしょうか。
■武蔵小杉駅北口地区再開発マップ
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