武蔵小杉の大規模社宅「NEC西町アパート・西町寮」跡地で積水ハウスが5階建て274戸のマンション開発を計画、2025年完成に向けアセス手続き開始
【Reporter:はつしも】
2021/4/11エントリにおいて、今井西町の社宅「NEC西町アパート」「NEC西町寮」が閉鎖されたことをお伝えしました。
その後土地が積水ハウスに売却され、このたび同社による5階建て・274戸のマンション開発「(仮称)中原区今井西町計画」が行われることがあきらかになりました。
この事業区域は9,990.93平米と大規模であることから、環境アセスメント手続きが実施され、「条例環境影響評価準備書」が公示されています。
■旧「NEC西町アパート」「NEC西町寮」(閉鎖後)
NECの社宅は、古くから今井小学校の南側・今井中学校の西側敷地にありました。
今井小学校のすぐ向かいが「NEC西町寮」(写真奥)、その南側が「NEC西町アパート」(写真手前)で、西町アパートはファミリー向けの社宅でした。
2020年度末に閉鎖となり、現在は閉鎖されて仮囲いに覆われています。
■「(仮称)中原区今井西町計画」の環境アセスメントに係るお知らせ
川崎市では、大規模な開発行為を行う場合はあらかじめ環境影響について調査・評価を行い、公衆の縦覧を行う必要があります。
この手続きが環境アセスメントと呼ばれるもので、このプロセスにおいて意見のある方は意見書を提出することができます。
現在は「(仮称)中原区今井西町計画」の事業概要、環境影響評価の項目や手法・計画を記した「環境影響評価準備書」が1月31日から3月16日まで川崎市のウェブサイトで縦覧されています。
この準備書の縦覧により、積水ハウスによる事業概要があきらかになったというわけです。
■事業計画の構想の概要
「(仮称)中原区今井西町計画」の事業概要は環境影響評価準備書で閲覧することができますが、要約が現地にも上記の通り掲示されています。
■(仮称)中原区今井西町計画の事業計画の構想の概要
通常の開発行為は最初から「事業計画のお知らせ」が掲示されるのですが、今回は環境アセスメント手続きを経由しますので、今回掲示されているのはあくまでも「構想の概要」となっています。
環境アセスメントで所定の手続きを経ることが、事業の前提であるからです。
とはいえ、アセスメントで根底から計画が変わることは現実にはありませんので、概ね記載されたマンション開発が行われることになるでしょう。
■開発用地からみた武蔵小杉のタワーマンション群
【関連リンク】
・川崎市 環境アセスメント (仮称)中原区今井西町計画新築工事に係る条例環境影響評価準備書
・2015/8/3エントリ 武蔵小杉周辺で、変わりゆく社宅をめぐる。「横浜ゴム小杉寮」建替え、「JFE」大規模社宅2棟を積水ハウスのマンションに転換
・2017/3/29エントリ 今井西町「横浜ゴム小杉寮」が「シエント武蔵小杉」として建て替え完了、隣接して「武蔵小杉おおぞら保育園」が2017年4月開園
・2021/4/11エントリ 今井西町の大規模社宅「NEC西町アパート・西町寮」が閉鎖、武蔵小杉周辺社宅の転換続く ・2021/5/11エントリ 旧日本電気工場跡地の橘高校・玉川中学校隣接地に残る「NEC橘アパート」が閉鎖、武蔵小杉周辺で相次ぎ社宅が姿を消す
2021/4/11エントリにおいて、今井西町の社宅「NEC西町アパート」「NEC西町寮」が閉鎖されたことをお伝えしました。
その後土地が積水ハウスに売却され、このたび同社による5階建て・274戸のマンション開発「(仮称)中原区今井西町計画」が行われることがあきらかになりました。
この事業区域は9,990.93平米と大規模であることから、環境アセスメント手続きが実施され、「条例環境影響評価準備書」が公示されています。
■旧「NEC西町アパート」「NEC西町寮」(閉鎖後)
NECの社宅は、古くから今井小学校の南側・今井中学校の西側敷地にありました。
今井小学校のすぐ向かいが「NEC西町寮」(写真奥)、その南側が「NEC西町アパート」(写真手前)で、西町アパートはファミリー向けの社宅でした。
2020年度末に閉鎖となり、現在は閉鎖されて仮囲いに覆われています。
■「(仮称)中原区今井西町計画」の環境アセスメントに係るお知らせ
川崎市では、大規模な開発行為を行う場合はあらかじめ環境影響について調査・評価を行い、公衆の縦覧を行う必要があります。
この手続きが環境アセスメントと呼ばれるもので、このプロセスにおいて意見のある方は意見書を提出することができます。
現在は「(仮称)中原区今井西町計画」の事業概要、環境影響評価の項目や手法・計画を記した「環境影響評価準備書」が1月31日から3月16日まで川崎市のウェブサイトで縦覧されています。
この準備書の縦覧により、積水ハウスによる事業概要があきらかになったというわけです。
■事業計画の構想の概要
「(仮称)中原区今井西町計画」の事業概要は環境影響評価準備書で閲覧することができますが、要約が現地にも上記の通り掲示されています。
■(仮称)中原区今井西町計画の事業計画の構想の概要
事業区域の位置 | 川崎市中原区今井西町139番1他(地番) |
事業区域の面積 | 9,990.93平米 |
建築物等の概要 | 高さ:14.84m 階数:5階 住宅戸数:274戸 |
事業者 | 積水ハウス株式会社 |
工事着手予定日 | 2023年4月下旬 |
工事完了予定日 | 2025年6月下旬 |
通常の開発行為は最初から「事業計画のお知らせ」が掲示されるのですが、今回は環境アセスメント手続きを経由しますので、今回掲示されているのはあくまでも「構想の概要」となっています。
環境アセスメントで所定の手続きを経ることが、事業の前提であるからです。
とはいえ、アセスメントで根底から計画が変わることは現実にはありませんので、概ね記載されたマンション開発が行われることになるでしょう。
■開発用地からみた武蔵小杉のタワーマンション群
【関連リンク】
・川崎市 環境アセスメント (仮称)中原区今井西町計画新築工事に係る条例環境影響評価準備書
・2015/8/3エントリ 武蔵小杉周辺で、変わりゆく社宅をめぐる。「横浜ゴム小杉寮」建替え、「JFE」大規模社宅2棟を積水ハウスのマンションに転換
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