川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む
府中街道沿いの川崎市総合自治会館跡地で、シェアリングファームや地産地消の飲食・子育て支援の複合施設の再開発が進められています。
本サイトではこれまでに解体のプロセスをご紹介してきましたが、現在は複合施設の建物躯体が立ち上がってきていますので、ここで記録に残しておきたいと思います。
■解体前の川崎市総合自治会館
※地域住民の方による提供写真
■解体後の川崎市総合自治会館跡地
※地域住民の方による提供写真
こちらは、2021/9/30エントリでご紹介した写真です。
地域住民の方から提供いただいたもので、解体前の川崎市総合自治会館と、解体後の更地が俯瞰で収められています。
■複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場
※地域住民の方による提供写真
そしてこちらが今回新たに提供いただいた、複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場です。
また鉄骨がむき出しの状態ですが、三角屋根の形状がよくわかりますね。
■川崎市総合自治会館跡地利用のイメージパース
※川崎市報道発表資料より
こちらは、川崎市より報道発表のあった複合施設のイメージパースです。
建物の向きが一部変更されたように見えますが、概ねイメージに沿ったものになっているようです。
■地上から見た建物躯体
複合施設の建物躯体は、地上からも見ることができます。
2階建てで外階段が設置され、2階にも入りやすくなっています。
■二ヶ領用水沿いの仮囲い
二ヶ領用水沿いの仮囲いには、事業計画のお知らせが掲示されていました。
工事完了は2022年12月末となっています。
川崎市総合自治会館跡地の開発においては川崎市が民間事業の提案を求め、東レ建設、武蔵小杉の外食グループ「ナチュラ」など4社による企業群の事業が採択され、2021年2月2日付で基本協定が締結されました。
同社らによる事業では、川崎市総合自治会館跡地に「農(シェアリングファーム)」「食(アウトドアダイニング)」「健康(ウェルネスリビング)」の3つの機能が導入されます。
本件については2021/2/4エントリでお伝えしておりますが、ここで再掲しておきます。
■採択された事業提案の概要
■「シェアリングファーム」のイメージ
※川崎市報道発表資料より
今回の3つの機能のうちの一つ「農」で導入される「シェアリングファーム」は、最近都市部で増加している共用の小型農園です。
ビニールハウス内に高床式栽培代を設置し、しゃがまなくてもよいため腰やひざの悪い高齢者の方やお子さん、車いす利用者なども利用できるように配慮される計画です。
そこで採れる野菜や、川崎市産の野菜などを使った「食」の施設「アウトドアダイニング」をナチュラが運営し、地域活動に利用できる交流スペースも併設します。
そして「健康」を推進する「ウェルネスリビング」では、シェアリングファームを活用した農業体験や食育プログラムを展開し、ファミリーケア施設・保育施設・クリニックとともに子育て世代を支援するコンセプトとなっています。
今後具体的な施設に関する情報も、どこかの段階で発表されることと思います。
(はつしも)
【関連リンク】
・川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
・川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
・2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
・2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
・2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画 ・2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る
本サイトではこれまでに解体のプロセスをご紹介してきましたが、現在は複合施設の建物躯体が立ち上がってきていますので、ここで記録に残しておきたいと思います。
■解体前の川崎市総合自治会館
※地域住民の方による提供写真
■解体後の川崎市総合自治会館跡地
※地域住民の方による提供写真
こちらは、2021/9/30エントリでご紹介した写真です。
地域住民の方から提供いただいたもので、解体前の川崎市総合自治会館と、解体後の更地が俯瞰で収められています。
■複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場
※地域住民の方による提供写真
そしてこちらが今回新たに提供いただいた、複合施設の建物躯体が立ち上がってきた工事現場です。
また鉄骨がむき出しの状態ですが、三角屋根の形状がよくわかりますね。
■川崎市総合自治会館跡地利用のイメージパース
※川崎市報道発表資料より
こちらは、川崎市より報道発表のあった複合施設のイメージパースです。
建物の向きが一部変更されたように見えますが、概ねイメージに沿ったものになっているようです。
■地上から見た建物躯体
複合施設の建物躯体は、地上からも見ることができます。
2階建てで外階段が設置され、2階にも入りやすくなっています。
■二ヶ領用水沿いの仮囲い
二ヶ領用水沿いの仮囲いには、事業計画のお知らせが掲示されていました。
工事完了は2022年12月末となっています。
川崎市総合自治会館跡地の開発においては川崎市が民間事業の提案を求め、東レ建設、武蔵小杉の外食グループ「ナチュラ」など4社による企業群の事業が採択され、2021年2月2日付で基本協定が締結されました。
同社らによる事業では、川崎市総合自治会館跡地に「農(シェアリングファーム)」「食(アウトドアダイニング)」「健康(ウェルネスリビング)」の3つの機能が導入されます。
本件については2021/2/4エントリでお伝えしておりますが、ここで再掲しておきます。
■採択された事業提案の概要
1.事業者の概要 | ■代表企業:東レ建設株式会社 ■構成員:株式会社ナチュラ、一般社団法人クレイドル、東洋コミュニティサービス株式会社 |
2.コンセプト | 「誰もが健康に”いのち”を育む ~武蔵小杉のふるさと~」 |
3.事業概要 | ①「農」シェアリングファーム (トレファーム) ・ビニールハウス、高床式栽培台、IoT自動灌水システムから成る農園 ・子供から高齢者、車椅子利用者など、誰もが参加できる農業を通じてコミュニティを創造 ②「食」アウトドアダイニング ・①や川崎産の野菜を中心とした地産地消型の飲食施設&ショップ ・地域の様々な活動に利用できる地域交流スペース ③「健康」ウエルネスリビング ・産前産後ファミリーケア施設、保育施設、クリニックで構成 ・①を活用した農業体験や食育プログラム等により、孤立しがちな子育て世代をトータルサポート |
4.事業期間 | 20年間 |
5.スケジュール | ●2021年2月2日 基本協定締結 ●2021年4月以降 事業用定期借地契約締結 ●2022年度中 跡地等の運用開始 |
6.詳細 | ●川崎市報道発表資料 川崎市総合自治会館跡地等の活用を行う事業者と基本協定を締結しました(PDF) ●川崎市 まちづくり 総合自治会館跡地等活用事業の事業者の決定について |
■「シェアリングファーム」のイメージ
※川崎市報道発表資料より
今回の3つの機能のうちの一つ「農」で導入される「シェアリングファーム」は、最近都市部で増加している共用の小型農園です。
ビニールハウス内に高床式栽培代を設置し、しゃがまなくてもよいため腰やひざの悪い高齢者の方やお子さん、車いす利用者なども利用できるように配慮される計画です。
そこで採れる野菜や、川崎市産の野菜などを使った「食」の施設「アウトドアダイニング」をナチュラが運営し、地域活動に利用できる交流スペースも併設します。
そして「健康」を推進する「ウェルネスリビング」では、シェアリングファームを活用した農業体験や食育プログラムを展開し、ファミリーケア施設・保育施設・クリニックとともに子育て世代を支援するコンセプトとなっています。
今後具体的な施設に関する情報も、どこかの段階で発表されることと思います。
(はつしも)
【関連リンク】
・川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
・川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
・2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
・2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
・2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画 ・2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る