川崎駅西口「KAWASAKI DELTA」で地域の風景や歴史を紹介「川崎・多摩川タグ」の中原区関連を巡る
JR東日本による川崎駅西口再開発計画「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」が、2021年5月に本格開業しました。
同計画は「JR川崎タワー オフィス棟・商業棟」と「ホテルメトロポリタン川崎」とペデストリアンデッキによる広場「デルタプラザ」で構成されています。
このランドスケープ内には、多摩川の川筋をイメージした舗道「多摩川ペイブ」が設置され、この舗道状には川崎市や多摩川の風景にまつわるキーフレーズを刻印した「川崎・多摩川タグ」がちりばめられています。
今回は「川崎・多摩川タグ」のうち、主に中原区内に関連するものをご紹介したいと思います。
■今回ご紹介する「川崎ペイブ」の「川崎・多摩川タグ」
■川崎駅西口の「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」
「KAWASAKI DELTA」は、JR川崎駅西口の南寄りの区画に誕生しました。
ミューザ川崎とJR線の線路の間の、細長いエリアにあたります。
この細長いランドスケープを東西に長く伸びる川崎市に見立て、今回ご紹介する「多摩川ペイブ」が歩行者導線としてビルの間を巡るようになっています。
■「多摩川ペイブ」
こちらが、「KAWASAKI DELTA」を巡る舗道「多摩川ペイブ」です。
沿道には水辺をイメージしたドライミストによる水景や、地域の在来種を織り交ぜた植栽が施されています。
またJR線の線路や電車を眺めることができるのも特徴です。
■「川崎・多摩川タグ」の「平間駅」
■「武蔵中丸子駅」
■「向河原駅」
■「武蔵小杉駅」
■「武蔵中原駅」
■「武蔵新城駅」
そして「多摩川ペイブ」に路面にちりばめられている「川崎・多摩川タグ」がこちらです。
まずは中原区内の南武線駅シリーズです。
本サイトでもご紹介した、戦火に消えた「武蔵中丸子駅」もありました。
それぞれ駅名だけでなく小ネタも記載されています。
武蔵中原駅から見える富士山や向河原駅から伸びていた貨物線などは本サイトでもご紹介していましたが、平間駅には赤穂浪士ゆかりの史跡があったとは知りませんでした。
■「ガス橋」
■「丸子橋」
一方こちらは、橋シリーズです。
もちろん、中原区内ではガス橋と丸子橋があります。
ここに将来は「(仮称)等々力大橋」も加わるでしょうか。
■「有吉堤」
こちらは、「有吉堤」のタグです。
かつて水害に苦しめられていた多摩川の川崎市側において、1916年に当時の神奈川県知事の有吉氏の尽力により築かれた堤です。
中原区の市民ミュージカル「なかはらミュージカル」の題材としても取り上げられ、本サイトでもご紹介しておりました。
■「等々力緑地」
■「川崎市市民ミュージアム」
等々力緑地や川崎市市民ミュージアムなど、定番のスポットも紹介されていました。
川崎市市民ミュージアムは閉鎖中で、現在の施設は移転する見込みですが、川崎市の歴史に残る施設であることは間違いありません。
■「京浜伏見稲荷神社」
■「西明寺」
神社・仏閣系では、新丸子の「京浜伏見稲荷神社」と、中原街道沿いの「西明寺」がありました。
京浜伏見稲荷神社の108体のお稲荷さんは、よくメディア等でも取り上げられますね。
今回は中原区内の「川崎・多摩川タグ」のみご紹介いたしましたが、「川崎ペイブ」には川崎市全域のタグがたくさんちりばめられています。
探しながら歩いていくだけでも楽しいですので、川崎駅にお立ち寄りの際にでも、散策してみてはいかがでしょうか。
(はつしも)
【関連リンク】
・JR東日本ニュース 川崎駅西口開発計画 2021 年 4 月全体完成 街区名称を「KAWASAKI DELTA」に決定 ~ 大規模複合型まちづくりによる広域ハブ拠点が誕生します ~
・2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪
・2016/4/25エントリ JR向河原駅から延びる、歴史の遺構。「市ノ坪短絡線」廃線跡の緑道を巡る
・2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
・2021/4/13エントリ JR向河原駅近くに残る、貨物線の歴史。「市ノ坪短絡線」廃線跡で橋台の遺構を新たに確認
同計画は「JR川崎タワー オフィス棟・商業棟」と「ホテルメトロポリタン川崎」とペデストリアンデッキによる広場「デルタプラザ」で構成されています。
このランドスケープ内には、多摩川の川筋をイメージした舗道「多摩川ペイブ」が設置され、この舗道状には川崎市や多摩川の風景にまつわるキーフレーズを刻印した「川崎・多摩川タグ」がちりばめられています。
今回は「川崎・多摩川タグ」のうち、主に中原区内に関連するものをご紹介したいと思います。
■今回ご紹介する「川崎ペイブ」の「川崎・多摩川タグ」
■川崎駅西口の「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」
「KAWASAKI DELTA」は、JR川崎駅西口の南寄りの区画に誕生しました。
ミューザ川崎とJR線の線路の間の、細長いエリアにあたります。
この細長いランドスケープを東西に長く伸びる川崎市に見立て、今回ご紹介する「多摩川ペイブ」が歩行者導線としてビルの間を巡るようになっています。
■「多摩川ペイブ」
こちらが、「KAWASAKI DELTA」を巡る舗道「多摩川ペイブ」です。
沿道には水辺をイメージしたドライミストによる水景や、地域の在来種を織り交ぜた植栽が施されています。
またJR線の線路や電車を眺めることができるのも特徴です。
■「川崎・多摩川タグ」の「平間駅」
■「武蔵中丸子駅」
■「向河原駅」
■「武蔵小杉駅」
■「武蔵中原駅」
■「武蔵新城駅」
そして「多摩川ペイブ」に路面にちりばめられている「川崎・多摩川タグ」がこちらです。
まずは中原区内の南武線駅シリーズです。
本サイトでもご紹介した、戦火に消えた「武蔵中丸子駅」もありました。
それぞれ駅名だけでなく小ネタも記載されています。
武蔵中原駅から見える富士山や向河原駅から伸びていた貨物線などは本サイトでもご紹介していましたが、平間駅には赤穂浪士ゆかりの史跡があったとは知りませんでした。
■「ガス橋」
■「丸子橋」
一方こちらは、橋シリーズです。
もちろん、中原区内ではガス橋と丸子橋があります。
ここに将来は「(仮称)等々力大橋」も加わるでしょうか。
■「有吉堤」
こちらは、「有吉堤」のタグです。
かつて水害に苦しめられていた多摩川の川崎市側において、1916年に当時の神奈川県知事の有吉氏の尽力により築かれた堤です。
中原区の市民ミュージカル「なかはらミュージカル」の題材としても取り上げられ、本サイトでもご紹介しておりました。
■「等々力緑地」
■「川崎市市民ミュージアム」
等々力緑地や川崎市市民ミュージアムなど、定番のスポットも紹介されていました。
川崎市市民ミュージアムは閉鎖中で、現在の施設は移転する見込みですが、川崎市の歴史に残る施設であることは間違いありません。
■「京浜伏見稲荷神社」
■「西明寺」
神社・仏閣系では、新丸子の「京浜伏見稲荷神社」と、中原街道沿いの「西明寺」がありました。
京浜伏見稲荷神社の108体のお稲荷さんは、よくメディア等でも取り上げられますね。
今回は中原区内の「川崎・多摩川タグ」のみご紹介いたしましたが、「川崎ペイブ」には川崎市全域のタグがたくさんちりばめられています。
探しながら歩いていくだけでも楽しいですので、川崎駅にお立ち寄りの際にでも、散策してみてはいかがでしょうか。
(はつしも)
【関連リンク】
・JR東日本ニュース 川崎駅西口開発計画 2021 年 4 月全体完成 街区名称を「KAWASAKI DELTA」に決定 ~ 大規模複合型まちづくりによる広域ハブ拠点が誕生します ~
・2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪
・2016/4/25エントリ JR向河原駅から延びる、歴史の遺構。「市ノ坪短絡線」廃線跡の緑道を巡る
・2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
・2021/4/13エントリ JR向河原駅近くに残る、貨物線の歴史。「市ノ坪短絡線」廃線跡で橋台の遺構を新たに確認