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2023年
10月25日

聖マリアンナ医科大学東横病院が2024年3月31日閉院を発表、「創業の地」で82年余の歴史に幕

学校法人聖マリアンナ医科大学が、「聖マリアンナ医科大学東横病院」を2024年3月31日をもって閉院し、同病院の事業を終了することを発表しました。

1941年の開設以来、82年余りにわたる歴史に幕を下ろすこととなります。

■武蔵小杉の「聖マリアンナ医科大学東横病院」
聖マリアンナ医科大学東横病院

聖マリアンナ医科大学東横病院

聖マリアンナ医科大学東横病院は、同大学創設者の明石嘉聞博士により「東横医院」として1941年10月に開設されました。
その後1947年に「聖マリアンナ会東横病院として開院し、1971年に聖マリアンナ医科大学の開学にあわせて附属病院となって現在に至ります。

いわば武蔵小杉の「東横病院」は、同大学にとって「創設の地」であったわけです。

弊紙でも当時お伝えしていた通り、東横病院は敷地の一部を売却したうえで建て替えを行い、2008年6月には新病棟が完成しました。
売却した土地はナイスが分譲マンション「セントスクエア武蔵小杉」を建設しています。

建て替えを行った東横病院では、消化器病・心臓病・脳神経・脳卒中などの3センター機能を中心に急性期病院として運営してきましたが、経営環境が大きく変化し、東横病院単体では累積赤字が増え続ける状況にあったということです。

検討を重ねた結果、「聖マリアンナ医科大学病院」(宮前区)および川崎市より指定管理者となっている「川崎市立多摩病院」(多摩区)に機能を集約し、聖マリアンナ医科大学東横病院は閉院することが決定しました。

当然ながら現在診療を受けている患者さんがいらっしゃいますので、上記2病院に加えて、横浜市西部病院、また連携医療機関等において継続的に診療を受けられるように対応をしていくということです。

■今後の診療について(2023年10月25日現在)
外来診療  新患  2024年2月29日(木)まで
 再診  2024年3月23日(土)まで
 入院診療  予定入院受入れ  2024年2月29日(木)まで
 救急診療  初診(かかりつけ以外)  2023年12月28日(木)まで
 かかりつけ(救急車)  2024年1月31日(水)まで
 かかりつけ(ウォークイン)  2024年2月29日(木)まで
 健康診断、人間ドック  2024年3月9日(土)まで

今後の診療については、聖マリアンナ医科大学東横病院より上記の通り告知が行われています。

外来診療の新患も含め、それぞれに受入期限がありますので、ご注意ください。
また上記日程は状況により変更される場合があります。変更される場合は聖マリアンナ医科大学東横病院のウェブサイトで告知が行われますので、上記はご参考としていただき、必ず公式ウェブサイトをご参照ください。

なお、現在の用地については、聖マリアンナ医科大学が医療機関として活用することは考えておらず、現段階で未定ということです。

現在の病棟は2008年完成で、まだ新しいものですが、病院という特殊な建造物ですので、単純に用途転換は難しいような気も致します。

駅前の好立地にありますので、売却も含めた今後の活用が注目されます。

【関連リンク】
聖マリアンナ医科大学東横病院 閉院のお知らせ
聖マリアンナ医科大学 聖マリアンナ医科大学東横病院の事業終了及び機能移転等について (お知らせ) 
2008/6/18エントリ 聖マリアンナ医科大学東横病院オープン

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