川崎市と富士通フロンティアーズ連携の「先進技術」衣類リサイクル実施レポート:フロンターレコラボグッズも出張販売
川崎市は、「かわさきプラスチック循環プロジェクト(相性:かわプラ)」を設立し、10の参画事業者とともにプラスチック資源循環を推進しています。
その一環として、川崎市とかわプラに参画している富士通株式会社が連携し、「富士通フロンティアーズ」の10月22日の試合開始前に衣類回収・リサイクルの取り組みを実施することを2023/10/18エントリでお知らせしておりました。
今回は、当日の模様をご紹介したいと思います。
■富士通スタジアム川崎周辺のイベントスペース
川崎市と富士通による衣類回収・フードドライブの取り組みが行われたのは、10月22日(日)に富士通スタジアム川崎で開催されたX1 SUPER秋季リーグ第4節「アサヒビールシルバースター戦」です。
富士通スタジアム周辺は、各種イベントスペースになっています。
川崎フロンターレでいうところの、等々力陸上競技場周辺の「フロンパーク」のようなものとご理解ください。
キックターゲットの的は川崎フロンターレと共通ですが、蹴るのはアメリカンフットボールのボールです。
■富士通フロンティアーズの「フロンティー」
こちらは富士通フロンティアーズのマスコットキャラクター「フロンティー」です。
10月開催でしたので、ハロウィンの仮装をしています。
■選手との記念撮影
フロンティアーズのホームゲームイベントは、選手らも記念撮影スポットに登場していました。
こういったところは、より身近な感じがしますえ。
■洋服(スポーツウェア)の回収
さて、本題の洋服の回収です。
今回はポリエステル・ポリウレタン・ナイロン・レーヨンなど化学繊維を含むスポーツウェアの回収を行っていました。
■衣類リサイクルの流れ
※富士通提供
令和2年度の環境省調査によると、現在、国内の家庭から年間約75 万トンの衣類が廃棄され、そのうち約 65%の 49 万トンが焼却されています。
衣類には化学繊維が多く使われており、その回収と適切なリサイクル推進は脱炭素社会の実現、プラスチック資源循環の観点からも重要な取組となります。
今回回収したスポーツウェア等はフロンティアーズを通じてリサイクル業者に送られ、衣類に含まれるプラスチック成分が「アンモニア・水素・二酸化炭素」という3種類の素材に分解されます。
このうちアンモニアは化学繊維や合成樹脂などの原料として、水素は水素自動車の燃料などに二酸化炭素はドライアイスなどとして再活用されるということです。
■集まったスポーツウェアは、汚れや破れがあってもOK
使わなくなった洋服の回収はさまざまなところで行われていますが、このような回収方法のメリットは、「服が汚れたり破れたりしていてもOK」ということです。
古着市場を通じて活用するには商品として通用することが必要ですから、汚損がある場合は回収ができません。
そうした場合は、今回のようなスキームが有効ですね。
なお、回収したプラスチックを燃料として用いる「サーマルリサイクル」は全国で行われているものの、今回のように化学的に分解して再資源化する「ケミカルリサイクル」は先進的な技術が必要です。
川崎市の臨海部にはこうした先進技術を持つ事業者が多数立地しており、川崎市と富士通による「かわプラ」の取り組みは、川崎市ならでは事業といえます。
■フードドライブ
またこの日は、富士通と神奈川県、公益社団法人フードドライブかながわの連携による「フードドライブ」も実施されていました。
フードドライブは、ご家庭で使い切れない食品を持ち寄り必要とする方に寄付するものです。
■ごみの分別学習
こちらは、川崎市環境局によるごみの分別学習です。
毎日の生活の中でかならずごみが出ますから、大人も子どももきちんと分別を理解しておくことが大切です。
■ふろん太君も登場
■コラボグッズ販売も
■アズーロ・ネロ横山店長も出張参戦
富士通フロンティアーズと川崎フロンターレは「富士通スポーツ」つながりということで、この日はコラボグッズ販売も行われていました。
コラボグッズ販売は、武蔵小杉駅北口のオフィシャルグッズショップ「アズーロ・ネロ」から横山店長が出張参戦していました。
ご覧の通り、なかなかの盛況ぶりで横山店長もフル稼働されていました。
また今後も、なんらかコラボレーションがあるのではないでしょうか。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 発達障がいをお持ちの小学生とご家族向けの観戦イベント(過去記事より)
【関連リンク】
・富士通フロンティアーズ ウェブサイト
(富士通フロンティアーズ関連)
・2021/8/5エントリ 武蔵小杉駅近くの案内板に富士通レッドウェーブ・富士通フロンティアーズのビジュアルが登場、中原区がかわさきスポーツパートナーをPR
・2022/3/21エントリ 中原区役所に川崎フロンターレに加え川崎ブレイブサンダース・NECレッドロケッツ・富士通レッドウェーブ・フロンティアーズの装飾が登場、「かわさきスポーツパートナー」一色に
・2022/4/5エントリ 武蔵小杉駅・武蔵中原駅周辺の案内サインに富士通フロンティアーズ・富士通レッドウェーブの装飾が追加に、中原警察署の制服で交通安全啓発も
・2022/5/15エントリ 中原区役所に富士通フロンティアーズ・レッドウェーブ装飾が追加、かわさきスポーツパートナー5チームのPRが完成
・2022/7/30エントリ 中原区役所×グランツリー武蔵小杉「KOSUGI SPORTS FES2022」が7/30・31開催中、富士通スポーツやドローンサッカー体験で健康促進
・2022/8/28エントリ 川崎フロンターレが上位対決鹿島戦制し暫定3位浮上、ホームゲームイベント「フロンターレ牧場」「カブトムシの森」に富士通フロンティアーズも参戦
・2023/1/12エントリ 富士通フロンティアーズがライスボウル連覇しアメフト日本一の栄冠、グランツリー武蔵小杉での優勝報告会で「川崎市スポーツ特別賞」贈呈
・2023/9/12エントリ 富士通フロンティアーズがXリーグ好発進、ライスボウル3連覇目指し趙翔来・高木翼選手らが川崎市長を表敬訪問
・2023/9/28エントリ 富士通フロンティアーズがアメフトXリーグで発達障がい児向け「センサリールーム」体験イベント実施、スポーツの力で可能性広げ ・2023/10/18エントリ 富士通フロンティアーズが川崎市ら連携で10/22富士通スタジアム公式戦で衣類回収&フードドライブ実施、先端技術活かしプラ成分再資源化
その一環として、川崎市とかわプラに参画している富士通株式会社が連携し、「富士通フロンティアーズ」の10月22日の試合開始前に衣類回収・リサイクルの取り組みを実施することを2023/10/18エントリでお知らせしておりました。
今回は、当日の模様をご紹介したいと思います。
■富士通スタジアム川崎周辺のイベントスペース
川崎市と富士通による衣類回収・フードドライブの取り組みが行われたのは、10月22日(日)に富士通スタジアム川崎で開催されたX1 SUPER秋季リーグ第4節「アサヒビールシルバースター戦」です。
富士通スタジアム周辺は、各種イベントスペースになっています。
川崎フロンターレでいうところの、等々力陸上競技場周辺の「フロンパーク」のようなものとご理解ください。
キックターゲットの的は川崎フロンターレと共通ですが、蹴るのはアメリカンフットボールのボールです。
■富士通フロンティアーズの「フロンティー」
こちらは富士通フロンティアーズのマスコットキャラクター「フロンティー」です。
10月開催でしたので、ハロウィンの仮装をしています。
■選手との記念撮影
フロンティアーズのホームゲームイベントは、選手らも記念撮影スポットに登場していました。
こういったところは、より身近な感じがしますえ。
■洋服(スポーツウェア)の回収
さて、本題の洋服の回収です。
今回はポリエステル・ポリウレタン・ナイロン・レーヨンなど化学繊維を含むスポーツウェアの回収を行っていました。
■衣類リサイクルの流れ
※富士通提供
令和2年度の環境省調査によると、現在、国内の家庭から年間約75 万トンの衣類が廃棄され、そのうち約 65%の 49 万トンが焼却されています。
衣類には化学繊維が多く使われており、その回収と適切なリサイクル推進は脱炭素社会の実現、プラスチック資源循環の観点からも重要な取組となります。
今回回収したスポーツウェア等はフロンティアーズを通じてリサイクル業者に送られ、衣類に含まれるプラスチック成分が「アンモニア・水素・二酸化炭素」という3種類の素材に分解されます。
このうちアンモニアは化学繊維や合成樹脂などの原料として、水素は水素自動車の燃料などに二酸化炭素はドライアイスなどとして再活用されるということです。
■集まったスポーツウェアは、汚れや破れがあってもOK
使わなくなった洋服の回収はさまざまなところで行われていますが、このような回収方法のメリットは、「服が汚れたり破れたりしていてもOK」ということです。
古着市場を通じて活用するには商品として通用することが必要ですから、汚損がある場合は回収ができません。
そうした場合は、今回のようなスキームが有効ですね。
なお、回収したプラスチックを燃料として用いる「サーマルリサイクル」は全国で行われているものの、今回のように化学的に分解して再資源化する「ケミカルリサイクル」は先進的な技術が必要です。
川崎市の臨海部にはこうした先進技術を持つ事業者が多数立地しており、川崎市と富士通による「かわプラ」の取り組みは、川崎市ならでは事業といえます。
■フードドライブ
またこの日は、富士通と神奈川県、公益社団法人フードドライブかながわの連携による「フードドライブ」も実施されていました。
フードドライブは、ご家庭で使い切れない食品を持ち寄り必要とする方に寄付するものです。
■ごみの分別学習
こちらは、川崎市環境局によるごみの分別学習です。
毎日の生活の中でかならずごみが出ますから、大人も子どももきちんと分別を理解しておくことが大切です。
■ふろん太君も登場
■コラボグッズ販売も
■アズーロ・ネロ横山店長も出張参戦
富士通フロンティアーズと川崎フロンターレは「富士通スポーツ」つながりということで、この日はコラボグッズ販売も行われていました。
コラボグッズ販売は、武蔵小杉駅北口のオフィシャルグッズショップ「アズーロ・ネロ」から横山店長が出張参戦していました。
ご覧の通り、なかなかの盛況ぶりで横山店長もフル稼働されていました。
また今後も、なんらかコラボレーションがあるのではないでしょうか。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 発達障がいをお持ちの小学生とご家族向けの観戦イベント(過去記事より)
【関連リンク】
・富士通フロンティアーズ ウェブサイト
(富士通フロンティアーズ関連)
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