【Reporter:はつしも】
2021年12月5日、
川崎フロンターレの「J1優勝報告会&U-18壮行会」が等々力陸上競技場で開催されました。
過去には川崎駅周辺で優勝パレードを開催していましたが、現在はコロナ禍により困難であるため、リスクを低減できる等々力陸上競技場での着席形式で企画されたものです。
約5,000人のサポーターが集まり、U-18を応援するとともにトップチームのJ1優勝を祝いました。
■J1優勝報告会(詳細後記)
■高円宮杯U-18プリンスリーグ2021関東最終戦(矢板中央高校戦)
本報告会・壮行会は、
トップチームが「J1優勝」、またU-18が「高円宮杯プレミアリーグ昇格プレーオフ」に臨むことを受けて開催されました。
「高円宮杯U-18サッカーリーグ」は、日本国内の男子高校生年代が参加するリーグ戦です。
最上位の
「プレミアリーグ」、全国9地区で実施する
「プリンスリーグ」、その下位の
「都道府県別リーグ」とカテゴリが階層別に分かれていまして、
川崎フロンターレU-18は「プリンスリーグ関東」に所属していました。
今シーズン、
川崎フロンターレU-18がプリンスリーグ関東で優勝したことで、プレミアリーグ昇格を賭けてプレーオフを戦うというわけです。
本日はその
プリンスリーグ最終戦「矢板中央高校戦」が「J1優勝報告会&U-18壮行会」の前に開催されました。
■トップ昇格する五十嵐太陽選手
川崎フロンターレユースからは、
海外移籍した三笘薫選手、田中碧選手、現在中盤を支える脇坂泰斗選手など、日本代表選手を多く輩出しています。
来シーズンも
フォワードの五十嵐太陽選手が加入予定で、今後の活躍が期待されています。
本日の
「矢板中央高校戦」においても、五十嵐選手のスーパーミドルが突き刺さり、逆転勝利の立役者となりました。
■ハーフタイムに登場した「カブレラ」と「たかたのゆめちゃん」
川崎フロンターレは陸前高田市と友好協定を締結し、協力関係を継続しています。
その中で交流してきたマスコットキャラクターの
「カブレラ」と「たかたのゆめちゃん」が交際に発展し、先日プロポーズが成功しました。
プリンスリーグ最終節のハーフタイムにはふたりが登場し、
「ゴールインパーティー」が川崎駅前のラチッタデッラで開催されることが告知されました。
■スタジアムグルメ
毎年プリンスリーグ最終節は12月に等々力陸上競技場で開催されていますが、売店などはスタジアム内でごく限定的に出店していました。
ただ
今回は「J1優勝報告会&U-18壮行会」を兼ねているとあって、通常のJ1リーグの公式戦のようなスタジアムグルメが出店していました。
■J1優勝記念ラッピングバスの展示
また今回は、等々力陸上競技場メインスタンド前に
川崎市バスの「J1優勝記念ラッピングバス」が展示されていました。
このラッピングバスは、
外側だけでなく車内も川崎フロンターレ仕様になっています。
ゆうに写真10枚以上のご紹介ポイントがあり、本エントリが長くなりすぎますので、詳細のご紹介はまた後日に譲りたいと思います。
武蔵小杉周辺でも11月下旬から2か月程度運行されていますので、ご覧になる機会もあるのではないかと思います。
■「U-18壮行会」
■挨拶をする五十嵐太陽選手
■激励する宮城天選手、脇坂泰斗選手、安藤駿介選手
川崎フロンターレU-18は前述の通り数々の日本代表選手を輩出していますが、それでもプレミアリーグ昇格を果たしたことはありません。
その入り口まで来た頼もしい後輩たちに対して、
同じくユース出身の宮城天選手、脇坂泰斗選手、安藤駿介選手が激励しました。
安藤駿介選手は、
「皆さんの本当の目標であるプレミア昇格に向けて、良い準備をして楽しんでください」
と先輩の立場から応援しました。
トップチーム昇格を決めている
五十嵐太陽選手はプレーオフへの決意と共に、
「トップチームの選手たちに追いつき、追い越せるように頑張ります」
と力強く抱負を語りました。
■「U-12壮行会」
本日、ユースに関して事前に告知されていたのは「U-18壮行会」だったのですが、
「U-12」も、「第42回全日本U-12サッカー選手権大会」の神奈川県大会で優勝し、神奈川県代表として全国大会に臨むことが決定しています。
そのため、U-18に続いてU-12の監督・選手らも登壇し、神奈川県代表にふさわしい戦いをすることを決意表明しました。
■「J1優勝報告会」の出番を待つトップチームの選手たち
■「J1優勝報告会」
■マスコットたちも特別仕様で登場
■「川崎市スポーツ特別賞」贈呈式
そして本日のセレモニーのメインイベントは、勿論トップチームのJ1優勝報告会です。
今回は
福田市長より「川崎市スポーツ特別賞」の授与式も行われました。
福田市長は
「何度も贈呈させていただいて私が出たがりのようですが、これは全国優勝しないと対象にならない、本来はめったに贈呈できない賞なんです」
と特別賞の希少性を説明し、川崎フロンターレの強さを称えました。
■谷口彰悟キャプテン
谷口彰悟キャプテンは優勝銀皿「シャーレ」を掲げての登場です。
選手を代表してあいさつに立ち、
「コロナ禍で厳しい一年でした。言い訳はいくらでもできたと思うのですが、自分たちの成長につなげていく強い思いをもって優勝を勝ち取りました」
と、クラブ全体の意識の高さが優勝につながったというメッセージを伝えました。
■MVP・得点王を獲得したレアンドロ ダミアン選手
今シーズン、
横浜F・マリノスの前田大然選手と並ぶ23ゴールで得点王を獲得したレアンドロダミアン選手も、代表して挨拶しました。
得点王はチームメイトをはじめとした皆さんの協力によるものとしつつ、
「一番大切なJリーグのタイトルを獲得できましたが、まだ天皇杯があります」
と、残されたタイトルへの意欲をにじませました。
なお、優勝報告会の翌日に
「Jリーグアウォーズ」が開催され、同選手が最優秀選手賞(MVP)も獲得しました。
川崎フロンターレでは
2016中村憲剛選手、2017小林悠選手、2018家長昭博選手に続く4人目の受賞となります。
■シャーレアップ
■スポンサーも加わってもシャーレアップ
挨拶後は、シャーレを高々と掲げる
「シャーレアップ」です。
これはJ1優勝が決まった11月3日にもやりましたが、何度やっても良いものです。
■等々力陸上競技場に舞う「青覇テープ」
また今回は優勝時に投げ込む祝賀テープ
「青覇(せいは)テープ」も解禁されました。
11月3日のJ1リーグ優勝決定時は、Jリーグ公式戦のレギュレーションにより使えなかったのですが、今回は皆さんで投げることができました。
2021リーグ優勝バージョンのテープも販売されて、キラキラ輝くのが綺麗でした。
■負傷治療でブラジル帰国したジェジエウ選手のパネルも
壇上には、
負傷治療のためブラジルに帰国中のジェジエウ選手のパネルもありました。
パネルを掲げているのは、韓国語通訳の金さんと、ポルトガル語通訳のゴンさんです。
ジェジエウ選手も、本日のJリーグアウォーズでベストイレブンに選ばれました。
センターバックとして、谷口彰悟キャプテンと共に川崎フロンターレのディフェンスラインを支えた選手です。
■等々力陸上競技場を1週
■バックスタンドに向けてのシャーレアップ
■バックスタンドのサポーターの皆さん
本日のセレモニーは基本的にメインスタンドに向けて行われましたが、
終了後に全選手・監督らで等々力陸上競技場を1週しました。
また
シャーレアップに関しては、バックスタンド側に向けてもステージを設置して実施しました。
皆さんリラックスした表情が印象的でした。
■メインスタンドまで戻って退場
最後はメインスタンドまで戻ってから退場ですが、ここでは
トップチームの選手たちがユースの選手たち拍手で送りだしました。
U-18はプレミア昇格プレーオフ、U-12は全日本U-12サッカー選手権大会に臨みます。
トップチームも天皇杯がありますので、どのカテゴリも頑張ってほしいですね。
■等々力陸上競技場を飾った青覇テープ
以上をもちまして、「J1優勝報告会&U-18壮行会」は終了です。
レアンドロ ダミアン選手らが言及したように、今シーズンはまだ
「天皇杯」が残されています。
12月12日に等々力陸上競技場で準決勝「大分トリニータ戦」、そして12月19日に国立競技場で決勝が開催される予定です。
残されたタイトル「天皇杯」連覇に向けて、まだもう少し、今シーズンのメンバーで戦うことになります。
なお、今回の優勝報告会&壮行会は
川崎フロンターレの公式YouTubeチャンネルで配信されていますので、参加できなかった方は、こちらもご参照ください。
■川崎フロンターレYouTubeチャンネル J1優勝報告会&U-18壮行会
(セレモニー撮影:市川毅)
【関連リンク】
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川崎フロンターレ 12/5「J1優勝報告会&U-18壮行会」開催のお知らせ
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川崎フロンターレ アカデミー
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武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
(川崎フロンターレユース関連)
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