武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2021年
05月21日

元住吉駅前の老舗和菓子店「川崎菓遊 青柳」が2021年5月22日閉店、最古参92年の歴史に幕

【Reporter:たちばな】

元住吉駅前の和菓子店「川崎菓遊 青柳」が、明日2021年5月22日をもって閉店します。
同店は1929年(昭和4年)創業の老舗で、実に92年にも及ぶ歴史の幕を下ろすことになります。

■元住吉駅前の「川崎菓遊 青柳」
元住吉の「青柳」

■閉店のお知らせ
閉店のお知らせ

「青柳」は、ブレーメン通り商店街の東急元住吉駅踏切の目の前にあります。
店頭の閉店のお知らせにもある通り、ここで92年の歴史を積み重ねてきました。

商店街に面したファサードの部分は綺麗にリフォームをしていますが建物自体は古いもので、老朽化も閉店理由のひとつということでした。

■綺麗にリフォームされたファサード
綺麗にリフォームされたファサード

■看板
看板

■「本日は雨の中のご来店ありがとうございます」
「本日は雨の中のご来店ありがとうございます」

本日は時折雨が降り、店頭には「雨の中のご来店、ありがとうございます」と書かれたかわいらしいメッセージが出ていました。

「青柳」の和菓子を最後に食べたいという地域の方が店頭に行列していましたが、ほっこりした気持ちになったのではないでしょうか。

■「最中 住吉」
「最中 住吉」

■塩味豆大福
塩味豆大福

■店内
店内

また、店頭には「青柳」の「最中 住吉」や人気の「塩味豆大福」などの掲示も出ていましたが、本日は最終日前日ということもあって、店頭に並ぶ和菓子は限られていました。

■昭和6年当時の「青柳」
昭和6年当時の「青柳」

■和菓子の木型
和菓子の木型

店内には、創業間もない昭和6年当時の「青柳」の写真や、和菓子の木型なども展示されていました。
同店の歴史を示すものとして、記録を残しておきたいと思います。

■お菓子の楊枝
お菓子の楊枝

お菓子用の楊枝

また店内には、長い間のご愛顧の感謝として、お菓子用の楊枝も置いてありました。
色鮮やかな折り紙で包んであり、お店の方の心遣いを感じます。

■「青柳」の紙袋
「青柳」の紙袋

■果実大福
果実大福

果実大福

今回は、店内にあった和菓子のうち、人気の「果実大福」をいただきました。
これは大福の中に季節のフルーツが贅沢に入ったもので、これはジューシーなパイナップルがたいへん美味しかったです。

■あんこ餅(つぶあん)
あんこ餅

またつきたてのあんこ餅も、安定のおいしさでした。
もう食べられなくなると思うとさびしいですが、致し方ないですね。

明日5月22日、最終日もまた多くの方が並び、早期の完売は必至かと思います。
本日は順次つくって午後の部の営業などもしていましたが、最後に食べたい方は早めに来店して見てください。

本エントリでは、最後の「青柳」の姿を記録しておきました。

【関連リンク】
青柳 ウェブサイト
2017/6/29エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の、昔のフロアガイドを発掘。「らーめんにほんばし」「高島屋クリーニング」など今はなき店舗が多数
2017/11/10エントリ 武蔵小杉・法政通り商店街の1958年七夕祭りのチラシを公開!当時の全店舗がわかる絵図を掲載、映画館「有楽座」では「無法松の一生」などを上映
2018/8/13エントリ 法政通り商店街の1958年七夕祭りチラシに掲載「森小鳥店」が閉店、60年以上の歴史に幕 2020/3/31エントリ 元住吉の過去を探訪。大楽幼稚園の古看板地図に残る「MGゴルフ」「カネボービル」と、古い住宅地図

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2021年
05月20日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(17):井田堀の暗渠に残る「街道と地蔵尊」

【Reporter:はつしも】

「川崎歴史ガイド・中原街道ルート」の、約7年ぶりとなる不定期連載第17回です。
今回は「街道と地蔵尊」です。

「川崎歴史ガイド」は、市内の歴史文化遺産の保存と紹介を目的とした財団法人川崎市文化財団の事業です。
同事業では市内の歴史をたどる9つのルートを設定し、現地にガイドパネルを設置するとともにパンフレットを作成して当該地域の歴史を紹介しています。

このうち中原区においては、「中原街道」と「二ヶ領用水」がルートとして設定されており、本連載では2009年より「中原街道ルート」の紹介を行ってまいりました。

■井田堀の「街道と地蔵尊」ガイドパネル
井田堀の「街道と地蔵尊」 

■「井田堀」
井田堀

中原街道沿いには、いくつか二ヶ領用水の支流の暗渠(地下に埋設されたり蓋をされた水路)が残されています。
上記写真のように、曲がりくねった道を見かけたら、まずは「暗渠ではないか」と考えてみて良いと思います。

古くからの道には多くの石仏や石の道標が残されていますが、中原街道沿いには、暗渠と交わる角で多くの石仏等の姿を見つけることができます。

「街道と地蔵尊」のガイドパネルは二ヶ領用水の支流「井田堀」の暗渠の角地にあり、ここにはやはり地蔵尊のほこらがありました。

■「街道と地蔵尊」のガイドパネル
「街道と地蔵尊」のガイドパネル

「街道と地蔵尊」のガイドパネルには、地蔵尊の説明も記載されていました。
かつて「歳の市」や、地元の祭りのよりどころとして大切な存在であったということです。

■地蔵尊
地蔵尊

そのような歴史的背景もあってか、地蔵尊には現在でも花やお水などが供えられています。
地域の方が見守られているようです。

■井田堀反対側の石仏
井田堀反対側の地蔵尊

井田堀の反対側を見ると、こちらにも石仏がありました。
もう少し小さなものですが、やはり綺麗なお花やお水が供えられています。

これらの石仏は、用水に落ちて亡くなった子どもの供養のため、街道で行き倒れた旅人のため、川ざらいの際に出てきた石仏を祀ってなど、由来は諸説あるようです。

■新調されたほこら
新調されたほこら

新調されたほこら

中原街道沿いを井田堀よりももう少し北上すると、新調されたほこらがありました。
これは隣接して新築マンションがありますので、マンション建設の際に一緒に新調したようです。

こういったほこらには明確な所有者もないものが多いと思いますが、撤去などされずによかったと思います。

■大正6年の石仏
石仏

大正6年

■見ざる、言わざる、聞かざる
見ざる聞かざる言わざる

ほこらの中の石仏を見ると、大正6年の文字がありました。
台座部分には「見ざる、言わざる、聞かざる」が彫刻されています。

中原街道沿いには各所にこのような石仏や道標がありますので、お散歩しながら探してみるのもよいと思います。

【関連リンク】
川崎市文化財団 歴史ガイド 中原街道ルート

(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):「丸子の渡しガイドパネル入札不調」
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/6/28エントリ (7):「小杉陣屋と次大夫」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
2010/8/19エントリ (9):「西明寺と小杉学舎」
2010/11/12エントリ (10):「小杉駅と供養塔」
2011/2/11エントリ (11):「庚申塔と大師道」
2011/3/27エントリ (12):「小杉十字路」
2011/4/7エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」リニューアル
2011/5/3エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」看板設置と石橋ベンチ
2011/7/9エントリ (13):「二ヶ領用水と神地橋」
2011/9/4エントリ (14):「泉沢寺と門前市」
2012/12/1エントリ 「安藤家長屋門」が川崎市指定文化財に、本日12月1日(日)に一般開放
2013/2/9エントリ 「安藤家長屋門 川崎市重要歴史記念物記念イベント」が2013年3月14日(木)、30日(土)開催
2013/2/12エントリ 川崎市重要歴史記念物「安藤家長屋門」一般公開レポート
2013/8/16エントリ (15):「旧中原村役場跡」
2014/2/10エントリ (16):「木月堀と『くらやみ』」
2015/12/20エントリ (番外編):旧原家母屋跡地「GATE SQUARE小杉御殿町」の歴史展示
2016/3/16エントリ (番外編):神明神社と上小田中公園に残る、「くらやみ」の歴史
2016/4/8エントリ (番外編):旧中原街道「桜坂」から見えるソメイヨシノと、武蔵小杉の高層ビル群
2016/8/16エントリ (番外編):大田区側「おいと坂」と、「美富士橋」から見る武蔵小杉の高層ビル群
2021/4/27エントリ (番外編):子母口富士見台古墳から見た武蔵小杉の高層ビル群と、富士見台からの富士山

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2021年
05月19日

等々力緑地前の屋根付きバス停「市営等々力グランド入口」の、川崎フロンターレデザイン強化

【Reporter:はつしも】

府中街道の等々力緑地入口には、バス停「市営等々力グランド入口」があります。
昨年、このバス停が川崎フロンターレ仕様を強化してリニューアルされていました。

■バス停「市営等々力グランド入口」
等々力緑地前のバス停 

等々力緑地は、武蔵小杉駅・新丸子駅・武蔵中原駅などからいずれも距離があるため、武蔵小杉駅などから路線バスが運行を行っています。

等々力緑地の敷地が広大であるためいくつかのバス停がありますが、今回ご紹介するのは府中街道沿いの「市営等々力グランド入口」です。

■「川崎市は川崎フロンターレを応援しています。」
「川崎市は川崎フロンターレを応援しています。」

このバス停の案内板に、「川崎市は川崎フロンターレを応援しています。」のメッセージとともに、川崎市のロゴ、フロンターレのロゴ、エンブレム、マスコットキャラクターのふろん太君が掲示されました。

■ふろん太君の両面
ふろん太君の前後

ふろん太君の前後

ふろん太君は、バス停の歩道側が前面、車道側が背面になっています。
Jリーグでは背番号12は選手がつけることは基本的になく、サポーター用の番号となっています。

ふろん太君が付けるのも、12番です。

■カブレラ
カブレラ

案内板の表示面には、もうひとりのマスコットキャラクター「カブレラ」がいました。
カブレラは前面のみで、反対側に回っても背面はありません。

■等々力陸上競技場のスタンド
等々力陸上競技場のスタンド

カブレラの反対側には、等々力陸上競技場のスタンドの写真がありました。
これは川崎フロンターレのホームゲーム開催時ですね。

現在では新型コロナウイルスの影響により、この写真のように観客席が満員になって応援する姿を見ることはできません。

またこのような風景が戻る時が、いつ頃来るでしょうか。

■バス停のフロンターレカラー
柱のフロンターレカラー 

「市営等々力グランド入口」バス停には、川崎市内ではまだ設置割合が少ない屋根があります。

この屋根にも、川崎フロンターレのチームカラーであるサックスブルーとブラックがあしらわれていました。

川崎フロンターレのホームゲーム開催時には、多くの方がこのバス停を利用しています。
等々力陸上競技場に至るまでの演出のひとつとして、有効ではないでしょうか。

■リニューアルされた「小杉御殿町」バス停
リニューアルされた「小杉御殿町」バス停

■リニューアルされた「木月四丁目」バス停
 リニューアルされた「木月四丁目」バス停

関連リンクに、屋根付きのバス停を中心としたエントリをまとめておきました。
よろしければ、ご覧ください。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ウェブサイト
2009/10/9エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が、台風18号で 飛ばされ消失
2010/1/14エントリ 武蔵小杉駅北口バス停の屋根が修復完了
2014/11/21エントリ 下平間のバス停「住宅前」と、「武道館前」
2016/3/7エントリ 川崎市バスが4月1日の井田方面大幅増便ダイ ヤ・「小杉駅入口グランツリー前」バス停新設を発表、井田病院行無料シャトルバス は3月31日廃止
2017/5/13エントリ 綱島街道拡幅に合わせ、川崎市バス「木月四丁目」バス停が屋根・広報スペース付きの新仕様にリニューアル
2019/2/10エントリ 南武沿線道路の「小杉御殿町」バス停が屋根・照明・ベンチ・広告スペース付きにリニューアル

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2021年
05月18日

「純生食パン工房 晴れパン(HARE/PAN)」が武蔵小杉出店を計画、高級食パンブーム続く

【Reporter:はつしも】

「純生食パン工房 晴れパン(HARE/PAN)」が、武蔵小杉に出店を計画していることがわかりました。
ブームに乗って、武蔵小杉にまたまた高級食パン店が出店となりそうです。

■「純生食パン工房 晴れパン(HARE/PAN)」センター南店
純生食パン工房 晴れパン

「純生食パン工房 晴れパン(HARE/PAN)」は、埼玉県を中心にラーメン店や居酒屋等を展開する「株式会社T・H・S」が立ち上げた高級食パン専門店です。

現在は全国各地に積極的に出店を行っていますが、同社が手掛ける直営店は一部で大部分はフランチャイズによるものです。

「晴れパン 武蔵小杉店」は、神奈川県でステーキ店やラーメン店「麺匠 濱星」などを展開する「株式会社butcher」が運営会社となるようです。

■焼きたて純生食パン
焼きたて純生食パン

■「卵不使用」
卵不使用

「晴れパン」の高級食パンは、前述の株式会社T・H・S社長が某有名高級食パン店に感銘を受けて新規事業として立ち上げ、試行錯誤の末に完成させたものです。
和食料理人の中川透氏の監修を受けているということです。

卵不使用で、センター南店においては1本(2斤)税込み864円で販売していました。


なお、武蔵小杉店の出店場所は武蔵小杉駅北口方面のようですが、正確にはわかりません。
前述のようにフランチャイズでの出店計画中ということもあり、身軽に変更などもあるかもしれませんので、あらかじめご承知ください。

■府中街道沿いの「ラ・パン武蔵小杉店」
食パンを買い求める行列

■元住吉の「ここに決めた」
元住吉の「ここに決めた」

■グランツリー武蔵小杉の「俺のBakery&Cafe」
「俺のBakery&Cafe グランツリー武蔵小杉」

■ららテラス武蔵小杉の「嵜本ベーカリー」
嵜本ベーカリー

近年、「嵜本ベーカリー」「俺のBakery&Cafe」「ここに決めた」「ラ・パン」など、相次いで武蔵小杉周辺にに高級食パン店が出店してきました。

さらに出店が計画されるということは、まだブームが続いており、マーケティングの結果需要が見込めるということなのでしょうね。

【関連リンク】
純生食パン工房 晴れパン(HARE/PAN)
2018/8/3エントリ グランツリー武蔵小杉の「俺のBakery&Cafe」が本日オープン、「西武・そごう武蔵小杉SHOP」跡地の新ショッピングゾーン「1st class」が完全開業
2019/12/27エントリ ららテラス武蔵小杉が2020年1月に無印・アフタヌーンティーなど13店舗閉店リニューアル、大阪の高級食パン専門店「嵜本」が田園調布に続き出店決定
2020/8/3エントリ 高級食パン専門店「ラ・パン」が武蔵小杉・武蔵新城出店を準備、6月元住吉出店「ここに決めた」に続き武蔵小杉周辺が激戦区に
2020/10/6エントリ 府中街道の新商業ビル「光ビル20」に高級生食パン「ラ・パン武蔵小杉店」、クラフトビール立ち飲み「タチノミセカンド」がオープン

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2021年
05月17日

武蔵中原駅前の富士通川崎工場メインビルに「東京2020オリンピック・パラリンピック」のラッピングが登場

【Reporter:はつしも】

JR武蔵中原駅前の富士通川崎工場本館ビル(メインビル)に、「東京2020オリンピック・パラリンピック」のラッピングが行われました。

武蔵中原周辺や南武線の車内から、このラッピングを見ることができます。

■富士通川崎工場メインビルの「東京2020」ラッピング
富士通川崎工場メインビルの「東京2020」ラッピング

富士通川崎工場は、JR武蔵中原駅の北口駅前にある富士通の大規模事業所です。
登記上の本店でもあり、20階建ての本館ビル(メインビル)がそびえたっています。

ラッピングはこのビル南側壁面に施工されました。
近隣にはそれほど高層のビルもないことから、このラッピングは周辺地域からよく見えます。

■最上部の「TOKYO2020」
「TOKYO2020」

■ビル中央のロゴとエンブレム
ビル中央部のロゴとエンブレム

富士通は、「東京2020」のゴールドパートナー(データセンター・ハードウェア)をつとめています。

ビル最上部には「TOKYO2020」の文字が、中央部には「富士通は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を応援しています」のメッセージと共に、富士通のロゴ、オリンピック・パラリンピックのエンブレムがラッピングされていました。

■ラッピング開始直後のメインビル
ラッピング開始直後のメインビル

こちらは4月中旬、ラッピング開始直後のメインビルです。
この段階では、最上部の「TOKYO2020」だけが施工されていました。

■4月下旬のメインビル
4月下旬のメインビル

そして4月下旬、メインビル中央部のラッピングが始まりました。
ビルの西側(写真左側)から、順次ラッピング範囲を拡大するかたちでした。

■窓部分が欠けたエンブレム
窓部分が欠けたエンブレム

しかしながら当初は、窓の部分にはラッピングがありませんでした。
そのため、上記写真のようにエンブレムなどが縞模様のように欠けた状態になっていました。

■窓部分のラッピング
窓部分のラッピング

窓部分のラッピング

そして最後の仕上げが、窓部分のラッピングでした。
窓部分は日光を通す半透明のラッピングで、エンブレムなどの欠けた部分が埋まっていきました。

■完成したオリンピック・パラリンピックのエンブレム
完成したオリンピック・パラリンピックのエンブレム

パラリンピックのエンブレム

こうして、窓の部分にも掛かったオリンピック・パラリンピックのエンブレムも完成しました。
冒頭にご紹介したラッピング全体像の姿になったわけです。

なお、本サイトがあらためて言及するまでもありませんが、現在は新型コロナウイルス感染症の拡大により、「東京2020」の開催については是非が分かれているところです。

本エントリは地域のランドマークともいえる建物に、非常に広範囲にわたって視認できるラッピングが行われた事実をお伝えしているのみですので、開催是非等にご意見を頂戴しても対応できません。
この点、あらかじめご了承ください。

■2020年12月に実施されたオリンピックカラーのライトアップ
オリンピックカラーのライトアップ

■同じく、パラリンピックカラーのライトアップ
パラリンピックカラー3色のライトアップ

昨年、2020年12月には、富士通川崎工場においてオリンピック・パラリンピックカラーのライトアップが行われ、本サイトでもご紹介しておりました。

これは新型コロナウイルス感染症の早期終息と「東京2020オリンピック・パラリンピック」の成功を願ったものでしたね。

富士通川崎工場では「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」「富士通フェスティバル イルミナイト 川崎」などの地域イベントも中止が続いています。

すぐには難しそうですが、また地域の皆さんが楽しめるような社会情勢になればと思います。

【関連リンク】
富士通ウェブサイト 地域貢献活動
2008/12/24エントリ 2008富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2009/12/24エントリ 2009富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2010/12/24エントリ 2010富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2011/12/22エントリ 2011富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2012/12/22エントリ 2012富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2013/12/21エントリ 2013富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2014/12/22エントリ 「富士通フェスティバル イルミナイト川崎2014」開催レポート
2015/12/19エントリ 「富士通フェスティバル イルミナイト川崎2015」開催レポート
2016/12/24エントリ 「富士通フェスティバル イルミナイト川崎2016」開催レポート:夕暮れの武蔵小杉眺望・新企画「魔法学校」などを楽しむ
2017/12/23エントリ 「富士通フェスティバル イルミナイト川崎2017」開催レポート:本館壁面にフロンターレJ1初優勝祝賀メッセージが登場、本館ビルで富士通の新技術を体験
2018/12/22エントリ 「富士通フェスティバル イルミナイト川崎2018」開催レポート:川崎フロンターレJ1連覇仕様の「黄金のふろん太」が登場
2019/8/23エントリ 武蔵中原駅前の富士通川崎工場本館ビルが「東京2020」1年前記念でパラリンピックシンボルカラーにライトアップ
2019/12/17エントリ 富士通川崎工場「富士通フェスティバル イルミナイト川崎」が令和元年台風19号等災害により開催見送り
2020/12/20エントリ 武蔵中原駅前「富士通川崎工場」メインビルがオリンピック・パラリンピックシンボルカラーにライトアップ、地域向けイベントは2年連続中止に

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2021年
05月16日

川崎フロンターレがリーグ22戦無敗新記録樹立。5/12仙台戦洗足学園音大ダンス時報実施、5/16札幌戦「川崎ものづくりフェア」で坂本九生誕80周年企画展開

【Reporter:はつしも、あさお】

川崎フロンターレは、GWの天王山、2位の名古屋グランパスとの2連戦を制してからも、J1リーグ首位をひた走っています。

5月8日ガンバ大阪戦を2-0勝利、5月12日ベガルタ仙台戦を2-2引き分けとしたのち、本日5月16日はホーム等々力陸上競技場で北海道コンサドーレ札幌戦を迎えました。

北海道コンサドーレ札幌は、前線に現在得点ランキング1位のアンデルソン ロペス選手を配し、同選手にロングボールを放り込むなど果敢な攻撃を見せましたが、川崎フロンターレのゴール前を守るキャプテン谷口彰悟選手、ジェジエウ選手がほぼ封じ込めました。

一方川崎フロンターレは大阪戦、仙台戦で連続得点を挙げた三笘薫選手が先取点、そして試合終了間際に途中出場の小林悠選手が試合を決定づける2点目を決め、2-0で勝利しました。

これにより、川崎フロンターレは昨シーズンから22試合連続で「負けなし」となり、J1リーグの新記録を樹立しました。

■ベガルタ仙台戦で得点した三笘薫選手
ベガルタ仙台戦で得点した三笘薫選手
(C)川崎フロンターレ

前節・5月12日のベガルタ仙台戦は、終了間際に追いつかれてドローに終わる大変悔しい展開でした。
「連続負けなし」記録はドローでも伸びますから、ここでJ1リーグ記録に並んだわけですが、喜べる結果ではなかったでしょう。

本日は攻防激しい展開ながらも無失点で試合を終え、勝ち点3を積み上げての新記録達成となりました。

■J1リーグ300試合出場を果たし、2点目を挙げた小林悠選手

そして本日の主役は、3試合連続ゴールの三笘薫選手もそうですが、もうひとり、J1リーグ300試合出場を達成した小林悠選手でした。

同選手は2017シーズン、川崎フロンターレがJ1リーグ初優勝した年のキャプテンであり、得点王であり、MVPです。

今季はけがの影響もあり、元ブラジル代表のレアンドロ ダミアン選手が大部分の試合でスタメンをつとめ、控えに回っていますが、短い出場時間でもこれで6得点と結果を出しています。

今後アジア地区の国際大会「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」予選も開幕し、過密日程が続く中、小林悠選手の活躍も期待されるところです。



さて、今回はホームゲームの5月12日ベガルタ仙台戦、本日5月16日北海道コンサドーレ札幌戦のホームゲームイベントもご紹介しましょう。

5月12日ベガルタ仙台戦は、従来のミニゲームイベント「等々力キッズランド」をバージョンアップした「スーパー等々力キッズランド」が開催されましたが、これは5月22日「横浜FC戦」でも開催予定ですので、そちらでレポートしたいと思います。

そのかわり、同日に洗足学園音楽大学ダンスコースの皆さんが披露した「時報パフォーマンス」をご紹介します。

■洗足学園音楽大学ダンスコースの皆さんによる「時報パフォーマンス」
洗足学園音楽大学ダンスコースの皆さんによる時報パフォーマンス

今シーズン、川崎フロンターレのホームゲームでは、キックオフ2時期間前、1時間前に洗足学園音楽大学の皆さんによる「時報パフォーマンス」を実施しています。

本サイトでは、これまでに吹奏楽によるファンファーレ演奏をご紹介していましたが、この日はダンスコースの皆さんによるパフォーマンスでした。

■「SHISHAMO」の「明日も」をBGMにしたダンス
SHISHAMO「明日も」によるダンス

SHISHAMO「明日も」によるダンス

SHISHAMO「明日も」によるダンス

SHISHAMO「明日も」によるダンス

SHISHAMO「明日も」によるダンス

SHISHAMO「明日も」によるダンス

洗足学園音楽大学ダンスコース

ダンスコースの皆さんによるパフォーマンスは、川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」が川崎フロンターレサポーターをテーマにした楽曲「明日も」をBGMにしたダンスでした。

この日、途中で音楽が止まるアクシデントもあったのですが、皆さんのアカペラの歌と、周囲の皆さんの手拍子で最後まで踊り切りました。

■洗足学園音楽大学ダンスコースtwitter

当日の模様は、洗足学園音楽大学ダンスコースのtwitterでも動画でアップされていますので、ご参照ください。



■本日のホームゲームイベント「川崎ものづくりフェアin等々力」
川崎ものづくりフェアin等々力

続いて、本日5月16日の等々力陸上競技場周辺では、「川崎ものづくりフェアin等々力」が開催されました。

これは川崎市内のものづくり企業が集まって各種ワークショップを実施するもので、毎年恒例のホームゲームイベントになっています。

■「sanodesign」によるスマホスタンド
sanodesignによるスマホスタンド

スマホスタンド

こちらは、上小田中のデザイン事務所「sanodesign」の協力によるスマホスタンド作りのワークショップです。

スタンド部分に、川崎フロンターレのエンブレムが入っています。

■「sanodesign」が手掛けた中原区役所木質化リニューアル
木材でリニューアルされたエントランスの案内所

案内サインもリニューアル

「sanodesign」では、本サイトが2020/5/11エントリでご紹介した中原区役所の木質化リニューアルも手掛けていました。

今回のワークショップも同様に木材を使ったもので、得意分野のようです。

■「ねこのしっぽ」によるリン“九”(グ)綴じノート体験
ねこのしっぽによるリングノート綴じ体験

リング綴じノート体験

今季、川崎フロンターレでは、川崎市出身の坂本九さんの生誕80周年事業に協力しています。

今回の「川崎ものづくりフェアin等々力」では、その「九」に掛けて、同人誌専門印刷会社「ねこのしっぽ」による「リン“九”(グ)綴じノート体験」を実施していました。

ふろん太、カブレラ、ワルンタ、そして「ねこのしっぽ」による川崎フロンターレ公認キャラクター「カワサキまるこ」がデザインされたノートの、リング綴じ加工を体験できるというものです。

■「ねこのしっぽ」の川崎フロンターレ公認キャラクター「カワサキまるこ」
カワサキまるこ

カワサキまるこは、VTuberとしてもデビューするなど、活躍の場を広げています。
本サイトでご紹介した中原区の音楽とダンスの祭典「In Unity」にも動画で参加していました。

■「チーム等々力」によるオリジナル“九”ホルダー
チーム等々力による九ホルダー

等々力緑地近くの町工場グループ「チーム等々力」では、「オリジナル“九”ホルダー(キーホルダー)」のワークショップで参加していました。

ミラー名刺をアルミフレームでサンドしたものを、思い思いにデコっていくものです。

■川崎ベイエリアものづくり連合会の「坂本九オリジナル“九”ロック(クロック)」
坂本九オリジナル“九”ロック

坂本九オリジナルクロック

続いてこちらは、川崎ベイエリアものづくり連合会による「坂本九オリジナル“九”ロック(クロック)」です。
このクロックづくりは以前もありましたが、今年は坂本九オリジナルデザインがあしらわれていました。

基本的なパーツは完成した状態から、組み立て加工を体験していきます。

■早川製作所の年鑑モニュメント展示
早川製作所の年鑑モニュメント展示

年鑑モニュメント展示

年鑑モニュメント展示

等々力陸上競技場の壁面には、毎シーズンの戦績を記録した金属加工の年鑑モニュメントが展示されており、本サイトでもご紹介してきました。

これは中原区等々力の堀端製作所と高津区久地の早川製作所の協力により制作されており、今回は文字の彫刻を担当する早川製作所が「川崎ものづくりフェアin等々力」に出展しました。

早川製作所のテントには、過去に彫刻したモニュメントの現物が展示されていました。

■早川製作所の製品紹介
早川製作所の製品

早川製作所の製品

今回は年鑑モニュメントとともに、早川製作所の金属加工製品や、事業紹介も展示されていました。

■早川製作所の「メタル尺八」
メタル尺八

早川製作所の製品

その中でフィーチャーされていたのが、早川製作所の「メタル尺八」です。

これは5つのパーツのアルミニウム合金を組み合わせて出来ており、たいへんな精密さが必要だったということです。

早川製作所の技術力の高さを証明するもので、この日は別途メタル尺八の演奏も実施されていました。

■等々力陸上競技場の年鑑モニュメント
2020シーズンの年鑑モニュメント

■高津区久地の早川製作所
早川製作所

本サイトでは2021/4/30エントリ等々力陸上競技場の年鑑モニュメント(2020シーズン版)を掲載し、高津区久地の早川製作所もご紹介しておりました。

今回の出展企業は他にも多数あり、川崎市内にはさらに多くのものづくり企業が存在しています。

今回の「川崎ものづくりフェアin等々力」では、各社の技術や製品を具体的に知るきっかけにもなり、よい企画だったと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ 5/16 札幌「川崎ものづくりフェアin等々力」開催のお知らせ
川崎フロンターレ 第16節 ゲーム記録
sanodesign ウェブサイト
有限会社早川製作所 ウェブサイト
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
2020/5/11エントリ 中原区役所1階が木質化リニューアル、北海道の道南スギ等国産木材使い環境への意識向上へ
2021/1/24エントリ 川崎フロンターレが新体制発表会開催、社会貢献で「クラブが不要不急でないことを示す」決意表明。中村憲剛が新役職「FRO」に就任


(年鑑モニュメント関連)
2018/2/8エントリ 等々力陸上競技場壁面に町工場グループ「チーム等々力」による川崎フロンターレ金属加工モニュメント・2017シーズン版が登場、J1優勝の戦績などを記録
2019/2/28エントリ 等々力陸上競技場に町工場グループ「チーム等々力」による川崎フロンターレ金属加工モニュメント・2018シーズン版が登場、J1連覇の戦績を記録
2020/4/4エントリ 等々力陸上競技場に近隣町工場による「川崎フロンターレ金属加工モニュメント」2019シーズン版が登場、ルヴァンカップ優勝など年間戦績を記録
2021/4/30エントリ 等々力陸上競技場に「川崎フロンターレ年鑑モニュメント」2020シーズン版が設置、地元企業「堀端製作所」「早川製作所」が金属加工技術で製作

(川崎ものづくりフェアin等々力関連)
2015/5/16エントリ 「川崎ものづくりフェアin等々力」のメタルパッチワークアートと、段ボールパーク
2018/9/22エントリ 川崎フロンターレホームゲームイベント「川崎ものづくりフェアinとどろき」開催レポート:ふろん太・カブレラ・コムゾーのチェーンソーアートが登場
2019/9/28エントリ フロンターレイベント「川崎ものづくりフェア」に地元の町工場ワークショップが集結、ヴィッセル神戸戦ではイニエスタ・ビジャが登場
2020/11/19エントリ 川崎フロンターレが神奈川ダービー制しリーグ優勝に王手、三笘薫圧巻75mドリブル見せ新人最多得点記録にも王手

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2021年
05月15日

人気回転寿司のテイクアウト専門店「スシローTo Go元住吉店」がブレーメン通り商店街にオープン

【Reporter:はつしも】

回転寿司店「スシロー」のテイクアウト専門店「スシロー To Go元住吉店」が、2021年5月14日にブレーメン通り商店街にオープンしました。

■ブレーメン通り商店街の「スシローTo Go元住吉店」
スシローTo Go元住吉店

お持ち帰り専門店

「スシローTo Go」は、あきんどスシローが展開するテイクアウト専門の新業態です。
これまで駅構内に出店をしてきましたが、今回は初の街中出店であり、神奈川県初出店にもなりました。

「元住吉店」はブレーメン通り商店街の中ほど、メインストリートに面してオープンしています。

■テイクアウトのお寿司
テイクアウトのお寿司

■にぎり盛り合わせ
テイクアウトのお寿司

テイクアウトのお寿司

 「スシローTo Go元住吉店」では、基本のにぎり盛り合わせが8貫520円、10貫が690円、12貫790円(金額はいずれも税込)となっています。

また、上にぎり盛り合わせ10貫が1,280円です。

■3貫盛り
テイクアウトのお寿司

また、お好きなネタがある場合は、3貫盛りのセットを組み合わせるのもよいでしょう。
海鮮ちらし580円や、サラダ巻き8つ280円、鉄火巻き8つ390円やいなり寿司3つ195円などもあります。

なお、「スシローTo Go元住吉店」は売場のみで、「スシロー綱島店」で握ったものを運んできているのだそうです。

本日も営業開始前、車でお寿司が搬入されていました。

■横須賀線武蔵小杉駅前の「くら寿司」
くら寿司武蔵小杉店

■「回し寿司 活美登利武蔵小杉店」
活美登利

■「銚子丸武蔵小杉店」
銚子丸武蔵小杉店

武蔵小杉では2021年1月28日、横須賀線武蔵小杉駅前に「くら寿司」がオープンしていました。
上丸子山王町には「銚子丸」、グランツリー武蔵小杉には「活美登里」などもありますし、回転ずし店が揃ってきましたね。

「くら寿司」「銚子丸」「活美登里」も人気店ですが、スシローも根強い人気がありますので、気軽にテイクアウトを試してみるのもよいと思います。

■「スシローTo Go元住吉店」の店舗情報
●所在地:中原区木月1-31-3
●営業時間:11:00~19:00
●定休日:なし

■マップ


【関連リンク】
あきんどスシロー 店舗情報 スシローTo Go元住吉店
2015/1/24エントリ グランツリー武蔵小杉の人気店「回し寿司 活美登利」レポート
2015/7/31エントリ 「すし銚子丸武蔵小杉店」南武沿線道路沿い・上丸子山王町にオープン
2021/2/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅前に「くら寿司武蔵小杉店」が感染症防止「スマートくら寿司」仕様でオープン、スマホ予約でテイクアウトも

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2021年
05月15日

川崎市5/9~15発表新型コロナ感染者数は4か月ぶり単日100人越え含む516人で6週連続増加、陽性率15.3%に上昇し「ステージ4」継続

【Reporter:はつしも】

川崎市では、市内における新型コロナウイルス感染者数を毎日発表しています。
本サイトでは2020年4月5日発表データより独自に集計を行い、毎週土曜日締め(日~土)でグラフ化して提供をしております。

今回は2021年5月9日(日)~5月15日(土)の週間データを集計しました。
まず、累計および週間のサマリーは、下記の通りです。   

■2021年5月15日(土)累計&週間サマリー
 川崎市の新型コロナウイルス感染症の状況 週間サマリー

今週7日間の新規感染者は516人(前週比64人増、重症者2人)と増加ペースが加速しました。
区別では多摩区が83人で最多となり、川崎区・中原区・高津区も高水準で推移しました。

前週はGWがあったため、検査人数と感染者数については反動増の要因もあったかと思います。

ただ、陽性率は前週比4ptアップの15.3%に上昇し、引き続き新型コロナウイルス感染症対策分科会が定義する「ステージ4」基準の10%を上回っています。

また入院患者及び重症患者の病床利用率も35~40%で、引き続き「ステージ3」基準の20%を上回っています。

入院者数は106人(前週比2人増)、自宅療養者数は628人(同86人増)、宿泊施設療養者数は206人(同44人増)といずれも増加しました。
     
■川崎市内の感染者数の推移
川崎市内の感染者数の推移 
■1日の感染者増加数の推移
川崎市内の感染者増加数の推移

ここからは、各グラフを順番にお伝えしていきます。

週間の感染者数は、前週比64人増の516人
となりました。
4月10日締めの週からこれで6週連続の増加です。

新規感染者の症状の内訳は無症状55人、軽症450人、中等症9人、重症は2人です。

■川崎市内の感染者数の推移【1週間移動平均】
川崎市の感染者数の推移【1週間移動平均】
 
■川崎市内の感染者数の推移【直近1週間の人口10万人あたり】 
 

週間の感染者数が前週比64名増加したことに伴い、1週間移動平均による指標も増加しています。

■直近1週間の感染経路の内訳
感染経路の1週間移動平均データ 
「直近1週間の感染経路」では、「不明」「陽性者接触」「家庭内」の3区分でデータ集計が行われています。

感染経路が辿れない「不明」の比率が、徐々に上昇しています。

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■川崎市内の検査人数
川崎市内の検査人数 

■直近1週間の陽性率
直近1週間の陽性率 

検査人数の推移は、川崎市健康安全研究所の数値と、民間検査機関等による数値を集計しています。
川崎市と民間の検査人数合計はサマリーに掲載の通り5,788人で、前週比1,571人増です。
これはGW中に検査数減少したものの反動増の要素があったように思います。

また、川崎市発表の直近1週間の陽性率、入院患者および重症患者の病床使用率のグラフ化を実施しています。

陽性率・病床使用率は本サイトとは締め日が異なり、日曜日締めのデータが2日後に発表されています。
今回の最新データは5月11日発表分の「5月3日(月)~5月9日(日)集計データ」で、陽性率は15.3%でした。

これは「ステージ4」基準の10%を引き続き上回っており、今週の感染者数の増加要因ともなりました。

また入院患者病床使用率・重症患者病床使用率は35~40%で、これは「ステージ3」基準の20%を上回っています。

■川崎市内の感染者の治療状況推移
川崎市内の死亡者数・退院者数・自宅療養者数 
続いて、「川崎市内感染者の治療状況推移」です。

冒頭にお伝えした通り、入院者数は106人(前週比2人増)、自宅療養者数は628人(同86人増)、宿泊施設療養者数は206人(同44人増)となっています。

また今週は死亡者が2人増加しました。

入院者数は2人増加にとどまりましたが、宿泊施設および自宅の療養者が大きく増加しました。

■川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移
 川崎市内感染者の治療中率・治療終了率・死亡率推移

上記は感染者の内訳を「治療中」「治療終了」「死亡」の3グループに分けて、全体の感染者数に対する比率の推移を算出したものです。

今週は感染者の増加を反映して、治療中者の比率が1ポイント上昇しました。
一方、ピーク時は90%近くが「治療終了」だったものが、徐々に下がって今回は80.7%になっています。
   
■区別の感染者数の推移
 区別の感染者数の推移

こちらは、区別の感染者数です。
今週は多摩区が93人と大きく増加し最多となりました。

また川崎区・中原区・高津区も高水準にあり、前週で中原区を集計以来初めて上回り、区別2位になった高津区は今週も少し差を広げました。

日本全体を見ると、各地で緊急事態宣言の延長や範囲拡大が行われており、残念ながら新型コロナウイルスの感染状況はよくなっていません。

神奈川県の「まん延防止重点措置」の適用も現段階では効果がまだ見えていないところで、GWの増減影響を過ぎた来週の集計も注視が必要です。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナウイルス感染症関連情報リンクページ
川崎市 【緊急情報】川崎市内の新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況
川崎市教育委員会 市立学校 新型コロナウイルス感染症への対応について
武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原・向河原周辺テイクアウト店舗マップ【新型コロナウイルス感染症対応】

 (4月以降の新型コロナウイルス統計エントリ)
2021/4/3エントリ 川崎市3/28~4/3発表新型コロナウイルス感染は4週ぶり前週比減(22人減)の153人、自宅等療養者数は増加傾向続く
2021/4/10エントリ 川崎市4/4~10発表新型コロナウイルス感染は前週比81人増の234人、検査数増のなか陽性率が6.47%に上昇
2021/4/17エントリ 川崎市4/11~17発表新型コロナウイルス感染は365人(前週比131人増)に急加速、「まん延防止重点措置」適用が決定
2021/4/24エントリ 川崎市4/18~24発表新型コロナウイルス感染は376人(前週比11人増)の高止まりで累計1万人突破、陽性率が3か月ぶり10%越え
2021/5/1エントリ 川崎市4/25~5/1発表新型コロナウイルス感染は424人(前週比48人増)の4週連続増加、4月月次は宮前区・高津区感染者数が川崎区上回る
2021/5/8エントリ 川崎市5/2~8発表新型コロナウイルス感染者数はGW中検査数減も5週連続増加、高津区が累計で中原区上回り川崎区に次ぐ2位に

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2021年
05月14日

川崎市が新型コロナワクチン大規模接種会場をNEC玉川ルネッサンスシティに6~7月設置へ、65歳以上にモデルナ社製約10万回接種を計画

【Reporter:はつしも】

川崎市が、新型コロナウイルスワクチンの接種推進のため、大規模接種会場を設置することを本日付けで発表しました。

会場は「案」として最終確定とはしていないものの、向河原駅前・横須賀線武蔵小杉駅近くの「NEC玉川ルネッサンスシティホール」とされています。

大規模接種会場は6月上旬から7月末まで8週間設置し、モデルナ社製ワクチンを1日2,100回接種する予定です。

■大規模接種会場設置が予定されるNEC玉川ルネッサンスシティホール
NEC玉川ルネッサンスシティホール

川崎市では、ワクチン接種を希望する65歳以上の高齢者に対して、7月末までに接種を完了することを目標にしています。

市内の65歳以上の高齢者が約31万人、そのうち接種を希望する方が80%として約25万人に接種が必要と試算しています。
ひとりあたり2回の接種ですから、約50万回の接種ということになります。

これを推進するためには、川崎市は市内に1か所、2,000回以上の接種を行える大規模な会場の設置が必要であると取り組みの方向性を位置づけました。

そこで前掲の通り、NEC玉川ルネッサンスシティホールへの設置を行うことが「案」として発表されたわけです。

「案」とはなっていますが、川崎市から発表されたということは、NECとの基本合意は得られているものと思われます。

■川崎市の65歳以上高齢者の接種計画
5月 6月 7月 合計
大規模接種会場 - 約5万回 約5万回 約10万回
集団接種 約1.4万回 約3.8万回 約3.8万回 約9万回
個別接種 約3.5万回 約12万回 約13万回 約28.5万回
巡回接種 約0.2万回 約2万回 約1.8万回 約4万回
合計 約5.1万回 約22.8万回 約23.6万回 約51.5万回
2回目接種 - 約8万回 約17万回 約25万回

川崎市では、この大規模接種会場により1か月5万回、2か月で約10万回の接種を想定しています。
これに加えて集団接種で約9万回、個別接種で約28.5万回、巡回接種で約4万回、合計51.5万回の接種を行うことで、約25万人の2回分の接種約50万回をカバーする計画です。

なお、会場の提供はNEC(予定)ですが、大規模接種会場の設置・運営は川崎市ですので、NECへの問い合わせはご遠慮いただきたいということです。

ご質問等はエントリ末尾の関連リンクより、川崎市の担当局へご連絡ください。

■NEC玉川ルネッサンスシティ前で開催されたこども食堂「ふれあい食堂」
NEC玉川ルネッサンスシティでの「ふれあい食堂」

一風堂のキッチンカー

ルナちゃんと子どもたち
※写真提供:ふれあい食堂

■NEC玉川ルネッサンスシティ内で開催された「しもぬまべこどもナイト」
キャンドルがお迎え

サウスタワー内の会場

NECは、川崎市との協力により市民がさまざまに活用できる「まちのひろば」作りを推進する「しもぬまべ共創プロジェクト」をNEC玉川ルネッサンスシティで推進しています。

その一環として、町内会・こども会と協力した「しもぬまべこどもナイト」や、こども食堂「ふれあい食堂」などをこれまでに開催してきました。

古くから川崎市で事業を展開する企業として、地域への貢献を重視したものです。

今回の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の提供も、そのような姿勢によるものでしょう。

【関連リンク】
川崎市 新型コロナワクチンの大規模接種会場を設置します
川崎市ウェブサイト しもぬまべ共創プロジェクト
2019/11/22エントリ NEC玉川ルネッサンスシティで地域イベント「しもぬまべこどもナイト」開催、ワークショップのLEDキャンドルやダンスは11/24レッドロケッツ試合会場でも披露へ
2021/4/15エントリ 向河原のこども食堂「ふれあい食堂」がNECルネッサンスシティで特別開催、人気ラーメン店「一風堂」がキッチンカーで子どもたちに無料提供

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2021年
05月13日

小杉陣屋町の海外産バナナ卸売業「株式会社川崎バナナ」でお買い得バナナと青果類を販売、地域のミニスーパーとして定着

【Reporter:はつしも】

小杉陣屋町の多摩川近くに、バナナの卸売業「株式会社川崎バナナ」があります。
この建屋の一角を利用して、バナナおよび青果類の小売りが行われ、小さな食品スーパーのようになっていました。

■小杉陣屋町の「株式会社川崎バナナ」
株式会社川崎バナナ

川崎バナナ

株式会社川崎バナナは、小杉陣屋町の西丸子小学校隣にあります。
建物上部の看板が目立ちますので、存在だけご存じだった方もそれなりに多いのではないでしょうか。

看板に書かれた電話番号には「バナナヤ バナナ」とフリガナがふってありました。

■建屋の内部
建屋の内部

「川崎バナナ」は、もちろん川崎産のバナナを生産しているわけではありません。
エクアドル、フィリピン、台湾産のバナナをスーパーに卸売りを行っています。

その荷捌き等を行う建屋の一角が、バナナや青果類の小売りスペースになっていました。

■バナナや青果類の小売り
バナナや青果類の販売

エクアドル産バナナ

売場では、株式会社川崎バナナで取り扱っているエクアドル産・フィリピン産・台湾産等のバナナを格安で販売しています。

出荷に至らなかった品物のようですが、5~6本のひとかたまりを120~150円程度で販売していますので、お買い得かと思います。

■その他の青果類
青果類の小売り

その他の青果類

全体としてそれほど豊富な品ぞろえがあるわけではないのですが、ちょっとした食品スーパーのようになっています。

この時も近隣の方がひとり、またひとりと入れ替わるように来店されていましたので、地域ではしっかり定着しているようでした。

とりあえず、バナナはお買い得かと思いますので、等々力緑地にお越しの際など、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

なお、通常の店舗ではなく、こういったご時世でもありますので、営業時間等は変動する可能性が多分にありますが、平日は10時~18時半ごろ、休日は16時ごろまでが営業時間の目安のようです。
詳しくは現地でご確認ください。

■株式会社川崎バナナの概要
●所在地:中原区小杉陣屋町2-18-2

■マップ

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