川崎フロンターレ「アウェイ横浜F・マリノス戦」観戦レポート:2-2ドローも田中碧選手が絶妙パスでアシスト、レンタル中・三好康児選手は募金活動実施
本日、J1リーグ第3節「川崎フロンターレvs横浜F・マリノス戦」が横浜市の日産スタジアムで開催されました。
この試合では、ユース出身の20歳・田中碧選手が今シーズン初スタメンで出場しました。
前半4分、田中碧選手はインターセプトから絶妙なスルーパスを放ち、レアンドロ ダミアン選手が先制ゴールを挙げたことで、田中碧選手はアシストを記録しました。
その試合終盤、88分にレアンドロ ダミアン選手の2点目ゴールで勝利を目前としながら、アディショナルタイムのラストワンプレーで失点し、残念ながら2-2のドローに終わりました。
これにより川崎フロンターレはJ1開幕以来3引き分けとなり、初勝利はまたしてもお預けとなりました。
本エントリでは、東京都調布市の「味の素スタジアム」に続き、武蔵小杉から観戦しやすいアウェイスタジアムとして、今回の「日産スタジアム」をレポートしたいと思います。
■改善された菊名駅の乗り換え
■菊名駅に入選する横浜線
武蔵小杉から日産スタジアムに電車で行く場合、東急東横線で菊名まで行き、JR横浜線に乗り換えて小机駅または新横浜駅で下車するのが一般的です。
かつて、菊名駅の東急東横線・JR横浜線は途中にエスカレーターのない階段があるなど、車いすやベビーカーでは難渋してしまう構造になっていましたが、現在はようやくバリアフリー化が進みました。
■横浜線から見える日産スタジアム
川崎フロンターレサポーターは、「ビジター自由」または「ビジター指定」のチケットで応援することになります。
今回はビジター側の「西ゲート」にアクセスしやすい、JR小机駅で下車することとしました。
■JR小机駅
■日産スタジアムへの道
JR小机駅とその周辺は、日産スタジアムのお膝元ですから、横浜F・マリノス一色になっています。
マリノスといえば赤・白・青の「トリコロールカラー」がチームカラーですね。
■アウェイツアーの川崎市バス
日産スタジアムの駐車場には、川崎市バスが停車していました。
これは川崎市からの「アウェイツアー」に使われたものです。
■日産スタジアムの西ゲート
■後援会カードの「ワンタッチパス」
川崎フロンターレの後援会員には、試合観戦するたびにポイントが加算される「ワンタッチパス」というサービスがあります。
等々力陸上競技場だけでなく、アウェイのスタジアムにもワンタッチパスがあります。
ポイントは付きませんが、観戦履歴がつきますので、記録のためにワンタッチしておきましょう。
■復興支援募金に参加する三好康児選手
Jリーグと全クラブは、復興支援募金「JリーグTEAM AS ONE一斉募金」を実施しています。
この日も、メンバー外選手とクラブスタッフによる募金活動を実施していました。
川崎フロンターレからレンタル移籍中のユース出身・三好康児選手は、川崎フロンターレとの契約上の制約から本日は出場できません。
そうした事情と、また川崎フロンターレサポーターの人気が高いことが勘案されてかと思いますが、三好選手が募金活動に参加していました。
やはり三好選手のところには、多くの川崎フロンターレサポーターが募金に集まっていました。
■電動車いすサッカー体験
■スタジアム内の売店
■ふろん太君も登場
日産スタジアムでも、周辺でのアトラクションや、売店がありますし、そしてふろん太君も登場します。
本日はカブレラ、ワルンタはお休みのようでした。
■日産スタジアムから見える武蔵小杉
さて、本サイトは「武蔵小杉ライフ」ですので、当然武蔵小杉のことを忘れてはおりません。
大きな日産スタジアムからはきっと武蔵小杉が見えるに違いない、ということで、この日を狙っておりました。
スタジアムのホーム側コンコースに回ってみると、やはり武蔵小杉が見えました。
タワーマンションの手前には、送電線があります。
なお、ビジター側からホーム側のコンコースには、川崎フロンターレの応援グッズやウェア等を身に着けて入ることはできません。
通常の応援の場合は、基本的には無用のトラブルを避け、スタジアム内では住み分けを行うのが原則ですので、この点ご承知ください。
■日産スタジアムのピッチ
さて、いよいよ観客席内に入ってきました。
日産スタジアムは72,327人もの収容力があり、等々力陸上競技場の27,495人をはるかに上回ります。
■川崎フロンターレ側ゴール裏
■メインスタンド側
本日も「神奈川ダービー」ともいわれる好カードでしたが、それでもホームとビジターの間には大きな緩衝帯(サポーター同士の衝突を避けるために設ける、両サポーター間の観客を入れないエリア)がありました。
また、2階席の最上部であれば、自由席の空席も十分残されていました。
等々力陸上競技場では、毎試合席の確保がなかなかに大変なものがあります。
ここまでの規模でなくても、サイドスタンド・バックスタンドの整備により、もう少し楽に観戦できるようになれば良いと思います。
■ホーム側ゴール裏
ホーム側ゴール裏には、ビッグフラッグが登場しました。
スタンドが大きいので、さすがに規模が大きいです。
■当初発表のスターティングメンバー
さて、こちらが当初発表された川崎フロンターレのスターティングメンバーです。
冒頭に「今シーズン初スタメン」「プロ初アシスト」とお伝えした田中碧選手の名前がありません。
ダブルボランチのスターティングメンバーとして発表されたのは、日本代表クラスの大島僚太選手・守田英正選手です。
■田中碧選手・守田英正選手に指示を出す鬼木監督
ところが、試合開始直前、ボランチの田中碧選手と守田英正選手に指示を出す鬼木透監督の姿が確認できました。
大島僚太選手の姿が見えず、スターティングメンバーが変更されたことにこの時点で気が付きました。
■変更されたスターティングメンバー
こちらが、変更後のスターティングメンバーです。
大島僚太選手に代わって、25番・田中碧選手が入っています。
大島僚太選手は試合開始直前、太ももに違和感を感じて急遽、メンバー変更となったということです。
■Jリーグtwitter 田中碧選手のアシストからの先取点
ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2019年3月10日
明治安田生命J1リーグ 第3節
横浜FMvs川崎F
0-1
⌚️ 4分
⚽️ レアンドロ ダミアン(川崎F)#Jリーグ
その他の動画はこちらhttps://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/2hbPqbVQH6
■得点したレアンドロダミアン選手(左手前)と初アシストの田中碧選手(右端)
そして試合開始直後の4分、高い位置でボールを奪った田中碧選手が絶妙なスルーパスを出し、元ブラジル代表のレアンドロ ダミアン選手がそのまま決めて川崎フロンターレが先取点を奪いました。
レアンドロ ダミアン選手は試合終了後、自分よりもユース出身の若手、田中碧選手の高いパフォーマンスを讃えていたのが印象的でした。
■沸き立つゴール裏
ゴール時にタオルマフラーを回して沸き立つのも、等々力陸上競技場と同じです。
基本的に対戦相手のほうがサポーターが多いのがアウェイ観戦ですから、それに負けずに応援する気持ちが大切です。
■ハーフタイムのコミュニケーション
ハーフタイムには、ベンチスタートの選手とスターティングメンバーの選手がコミュニケーションをとっていました。
写真上部は、若い田中碧選手と話す川崎フロンターレの大ベテラン・中村憲剛選手です。
田中碧選手が横浜F・マリノスに対してのボールの持ち方、動かし方などについて中村憲剛選手に助言をあおいでいたようです。
下部は久々のスタメンとなった登里享平選手と、休養のためベンチスタートとなったキャプテン・小林悠選手です。
中村憲剛選手・小林悠選手ともに後半に投入されましたので、ハーフタイムにここまでの動きについてすり合わせしておくのは重要かと思います。
■白熱する後半
■来場者は36,216人
白熱する後半戦、入場者数は36,216人と発表されました。
田中碧選手は終始高いパフォーマンスを発揮したこともあり、フル出場となりました。
後半68分に中村憲剛選手を投入する際には、ダブルボランチのうち、田中碧選手を残して守田英正選手が交代となりました。
アジアチャンピオンズリーグの試合日程も勘案した部分もあったかと思いますが、これは守田英正選手としてもプレーの質が悪かったことが要因と捉えていました。
■Jリーグtwitter 終了間際の失点
ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2019年3月10日
明治安田生命J1リーグ 第3節
横浜FMvs川崎F
2-2
⌚️ 90+5分
⚽️ 扇原 貴宏(横浜FM)#Jリーグ
その他の動画はこちらhttps://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/LweiscUGYh
そして冒頭にお伝えした通り、終了間際のセットプレーからの失点により、本日の試合は2-2のドローに終わりました。
勝利で終われば田中碧選手はヒーローのひとりになったでしょうが、最後のセットプレーの失点は、同選手がF・マリノスの扇原選手に競り負けたものでした。
失点には様々な要因があり、当然ひとりの責任によるものではありませんが、田中碧選手としてはたいへん悔しい結果となりました。
試合後のインタビューで、レアンドロ ダミアン選手からは讃えられたものの、本人としては痛恨であり、次回の出場時に挽回する決意をコメントしていました。
■悔しい表情でピッチを後にする選手たち
■前を向く中村憲剛選手
川崎フロンターレは中2日で3月13日(水)にアジアチャンピオンズリーグの「シドニーFC戦」がありますし、3月17日(日)にはJ1リーグ第4節「ガンバ大阪戦」が控えています。
下を向いている時間はありませんので、前を向いて次の試合に臨まなくてはいけません。
「FUJI XEROX SUPER CUP」での1勝以来J1リーグが3引き分け、アジアチャンピオンズリーグが1敗という状況ですが、スタジアムに歓呼の声が轟かせるべく、短期間での再調整となります。
【関連リンク】
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