武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2014年
02月17日

小杉御殿町遺跡における埋蔵文化財発掘調査の現地説明会が2014年2月22日(土)開催



現在、中原街道の「カギ道」の直線化・拡幅事業が進められ、かなり用地取得が進んできています。
この道路予定地は徳川家康が造営した「小杉御殿」がかつて存在した地域にあたり、道路整備に先立って川崎市教育委員会が遺跡の発掘を行っておりました。
その結果、道路予定地の一部(小杉御殿町遺跡第2地点)から遺跡が発見されまして、発掘調査が進められているところです。

そしてこのたび、同地における埋蔵文化財発掘調査結果の現地説明会が2014年2月22日(土)に市民向けに行われることになりました。

■川崎市報道発表資料 小杉御殿町遺跡第2地点埋蔵文化財発掘調査現地説明会について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/880/0000055242.html

■発掘調査現地説明会の概要
▼日時:2014年2月22日(土)
 ・第1回 10:00~10:40(集合時間10:00)
 ・第2回 11:00~11:40(集合時間11:00)
 ※雨天の場合は翌日23日(日)に順延、23日も雨天の場合は中止
▼場所:小杉御殿町遺跡第2地点(中原区小杉御殿町1-918-7他)
 ※集合場所は現地事務所(プレハブ2階建)前
▼調査対象:溝跡、廃棄土坑等(近世~近代初頭)
▼主催:川崎市教育委員会
▼その他:参加自由、参加無料、申込不要
 ※現地に駐車場はありません。
 ※当日は歩きやすい靴・服装でご来場ください。


■発掘調査現地のマップ


■小杉御殿町遺跡第2地点付近(発掘調査開始前) 小杉御殿町遺跡第2地点付近(発掘調査開始前)

遺跡の発掘が行われた「小杉御殿町遺跡第2地点」は、中原街道の「カギ道」の正面にあたります。従来は戸建て住宅等が並んでいましたが、道路整備事業による用地取得が進み、2012年末には暫定的な歩行者通行路が供用開始となっていました(2013/1/4エントリ参照)。

この「小杉御殿町遺跡第2地点」からは、2012年度に川崎市教育委員会が行った試掘調査により、ほぼ東西に伸びる溝(用水路の跡と推定)や、茶碗や灯明皿を含んだ土坑(ゴミ捨て場)が発見されていました。
同委員会では、3月まで発掘作業を続ける予定であり、これにより不明な点も多かった江戸時代初期の小杉周辺の状況を推測する手がかりとしたいとしています。

今回の発掘調査現地説明会は、これらの発掘調査の成果を市民の皆様と共有し、郷土への愛着を深めるきっかけとなることを目的として開催されるものです。
当日の詳細なプログラムは発表されていませんが、専門スタッフによる発掘現場の解説が行われることと思います。



なお、今回の川崎市の報道発表資料に提供されている小杉村周辺の古絵図(1762年・宝暦12年6月)は、中原街道の旧家・安藤家が所蔵しているものです。

安藤家はかつて後北条氏(小田原北条氏)に仕えたといわれ、北条氏が1590年に豊臣秀吉に敗れ没落するとともに土着・帰農し、江戸時代には近隣一体の割元名主(名主の取りまとめ役)をつとめていました。
安藤家が代官から賜ったとされる立派な長屋門が現存していまして、2012年11月27日にこの長屋門が川崎市の重要歴史記念物の指定を受けています。

■昨年一般公開された「安藤家長屋門」
昨年一般公開された「安藤家長屋門」

■安藤家長屋門 東室
安藤家長屋門 東室

その後「安藤家長屋門」は一般公開が行われまして、本サイトでも2013/2/12エントリでレポートさせていただきました。

本サイトの連載「川崎歴史ガイド・中原街道ルート」でもご紹介している通り、中原街道にはさまざまな史跡が残されています。
今回の埋蔵文化財発掘調査結果の現地説明会や、長屋門の一般公開など、普段は触れることの少ない歴史の財産を広く共有していくことは意義のあることではないでしょうか。

【関連リンク】
2009/11/9エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(3):「旧名主家と長屋門」
2010/2/14エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2013/1/4エントリ 中原街道の「カギ道」の一部歩行者通路が開通
2013/2/12エントリ 川崎市重要歴史記念物「安藤家長屋門」一般公開レポート

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2014年
02月16日

東急電鉄が2014年3月15日付ダイヤ改正を発表、目黒線に武蔵小杉7:41始発 急行浦和美園行が増発

 

東京急行電鉄が、2014年3月15日(土)付のダイヤ改正を発表しました。
今回のダイヤ改正では、東横線において平日早朝の東京メトロ副都心線直通列車が増加するほか、目黒線においては朝・夜間の列車増発、急行運転時間帯の拡大などが行われます。

■東京急行電鉄 3月15日(土)、東急線でダイヤ改正を実施 列車の増発や行き先の延長などでますます便利に!
http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/140212.html

■2014年3月15日(土)ダイヤ改正の概要 ※東横線・目黒線のみ抜粋
▼東横線
○平日早朝の東京メトロ副都心線直通列車を増やします。
 ・武蔵小杉 6時26分発
 ・武蔵小杉 6時42分発 の上り各駅停車渋谷行き2本を新宿三丁目まで延長。

▼目黒線
○朝・夜間に列車を増発するとともに急行運転時間帯を拡大します。
(1)列車の増発
 【平 日】
 ①朝ラッシュピーク前
 <上り急行3本>
  ・日吉 7時00分発 西高島平行き
  ・日吉 7時17分発 浦和美園行き
  ・武蔵小杉 7時41分発 浦和美園行き
 <上り各駅停車1本>
  ・奥沢 5時52分発 西高島平行き
 <下り急行3本>
  ・目黒 7時16分発 日吉行き
  ・目黒 7時28分発 日吉行き
  ・目黒 7時35分発 日吉行き
 <下り各駅停車1本>
  ・目黒 6時51分発 日吉行き
 ②夜間
  ・上り各駅停車1本(日吉発21時台)
  ・下り各駅停車2本(目黒発21時台1本、23時台1本)
 
 【土休日】
 ①早朝
  ・上り各駅停車1本(奥沢発5時台)
  ・下り各駅停車1本(目黒発7時台)
 ②夜間
 <下り急行3本>
  ・目黒 21時23分発 日吉行き
  ・目黒 21時55分発 日吉行き
  ・目黒 22時17分発 日吉行き
 <下り各駅停車1本>
  ・目黒発22時台

(2)行き先の延長

 【平 日】
 目黒0時30分発武蔵小杉行き最終列車を日吉まで延長します。

(3)急行運転時間帯の拡大

 上記の増発により急行の運転時間が拡大します。
 【平日】
  ・現行 目黒発 7時48分 ~ 22時23分
  ・改正後 目黒発 7時16分 ~ 22時23分
  ・現行 日吉発 7時30分 ~ 22時00分
  ・改正後 日吉発 7時00分 ~ 22時00分
 【土休日】
  ・現行 目黒発 7時35分 ~ 20時55分
  ・改正後 目黒発 7時35分 ~ 22時17分


東京メトロ副都心線直通開始に伴うダイヤ改正が行われた2013年に比べると、今回は大きな変更点はありません。

ただ、武蔵小杉駅で注目なのが、朝ラッシュ時の始発急行電車が新たに1本登場することでしょう。

・<平日ラッシュ時増発>武蔵小杉 7時41分発 急行 浦和美園行き

現状、目黒線の朝ラッシュ時には、7:51高島平行き、8:01浦和美園行きの武蔵小杉駅始発電車が設定されています。
これよりも前に、始発急行電車が新設されることになります。

目黒線上りのほとんどは日吉駅始発ですが、この貴重な始発電車のために武蔵小杉で並ぶ方も多くいらっしゃいます。少し早めの時間帯にはなりますが、3月17日(月)以降、この始発電車を狙う方の行列ができそうですね。

■武蔵小杉駅に停車中の東急目黒線
武蔵小杉駅に停車中の東急目黒線

一方、今回のダイヤ改正では、目黒線の武蔵小杉駅行が日吉行に変更された以外、終電の大幅な繰り下げや深夜時間帯の増発等はありませんでした。

東急電鉄は、昨年12月には試験的に終電の大幅な繰り下げ・深夜時間帯の運転区間延長を行っておりまして、本サイトでもご紹介しておりました。
12月の試験的実施を踏まえての3月ダイヤ改正もということもあるのでは、と思いましたが、結果としては見送りとなったようです。

こちらはまた、今後も継続的に検討されていくのではないでしょうか。

【関連リンク】
2012/7/25エントリ 東急東横線・副都心線が2013年3月16日から直通運転を開始、日比谷線直通は終了へ
2012/9/22エントリ 元住吉検車区の東京メトロ副都心線・東武線・西武線車両
2013/1/22エントリ 東横線の副都心線直通に伴う3月16日ダイヤ改正等発表と、渋谷駅の「のるるん」カウントダウン
2013/2/18エントリ 東急電鉄が3月16日からの副都心線直通ダイヤを発表、前夜終電の一部区間を運休に
2013/2/24エントリ 武蔵小杉駅周辺商店街の「こすぎ名物花見市」「東横線・副都心線直通」コラボレーション横断幕
2013/3/15エントリ 東横線渋谷駅の地上駅舎が本日営業終了、明日3月16日から副都心線直通開始
2013/3/28エントリ 副都心線直通開始後の、東急武蔵小杉駅
2013/4/6エントリ 東横線・副都心線直通記念ラッピング列車のイラストに武蔵小杉駅が採用、2013年4月14日より運行開始
2013/11/5エントリ 東急電鉄が東横線・田園都市線の終電延長を試験的に実施、渋谷発25:20元住吉行を運行へ
2013/11/19エントリ 東急電鉄が12月週末における東横線・田園都市線の試験的終電延長の追加措置を発表、渋谷発24:31武蔵小杉行を菊名まで運転延長
2013/12/15エントリ JR湘南新宿ライン「速いぞ!」に対抗、東急東横線「速い、だけじゃない。」
2014/2/14エントリ 東急武蔵小杉駅の東横線ホームに2014年3月以降ホームドアが設置へ、2月19日(水)まで利用者意見募集中

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2014年
02月15日

日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ



2014年2月12日および本日15日に、「(仮称)日本医科大学武蔵小杉開発計画」の地元向け説明会が行われました。
それにより、現在の日本医科大学武蔵小杉病医院跡地に、三菱地所レジデンス・大成建設による180m(50階程度)のツインタワーマンション、付属の商業施設が開発される計画であることがわかりました。

2014~2015年に環境アセスメント手続きを経て都市計画決定、2018年に日本医科大学病院完成、2022年にツインタワー・商業施設完成を現段階において想定しています。

■武蔵小杉駅北口地区再開発マップ
武蔵小杉駅北口地区再開発マップ

日本医科大学武蔵小杉病院の再開発については、2013/1/25エントリで全体のコンセプトをご紹介しておりました。
今回はそれよりも具体的な計画概要が日本医科大学、三菱地所レジデンス、大成建設より示されました。

■(仮称)日本医科大学武蔵小杉開発計画の概要
▼A街区 現・日本医科大学新丸子キャンパス
・敷地面積:約1.3ヘクタール
・主要用途:小学校、広場
※2014年4月に新丸子キャンパスが移転予定
※市立小学校に土地を貸与、約1,000㎡の広場(公園)を整備

▼B街区 現・日本医科大学新丸子グラウンド
・敷地面積:約1.4ヘクタール
・主要用途:日本医科大学病院、病院と連携した教育施設
・高さ:約45m
※病院の建替えによる医療機能の更新
※高度医療、周産期医療、高齢者医療、小児医療、救急救命などの対応、および認知症診断・治療機能の充実
※災害時の救急医療の中核となる医療施設の整備
※教育施設は日本医科大学看護学部を予定


▼C街区 現・日本医科大学武蔵小杉病院
・敷地面積:約2.1ヘクタール
・主要用途:住宅、にぎわい施設
・高さ:約180m(2棟)
※医療・福祉に配慮した都市型住宅の整備
※医大モールと連携した商業施設の導入
※広場の整備と防災機能の設置
※地区内の道路整備

▼想定スケジュール
・2014年~2015年:環境アセスメント手続き
・2015年:都市計画決定
・2016年:B街区(日本医科大学病院)着工
・2018年:B街区(日本医科大学病院)完成
・2019年:C街区(ツインタワー)着工
・2022年:C街区(ツインタワー)完成
※スケジュールは想定であり、変更される可能性があります。

■B街区・C街区の断面イメージ
 B街区・C街区の断面イメージ

C街区の「にぎわい施設」(商業施設)については、高齢者福祉施設、子育て支援施設、スポーツ施設、生活利便施設等の誘致も検討されているということですが、具体的には今後の検討となるものです。

今回の説明会は行政による環境アセスメント手続きに入る前に地域に計画概要を説明し、意見を聞き取ることを目的としていました。
参加者にはアンケート用紙が配布され、そこには「にぎわい施設」に誘致を希望する施設などを選択式で回答するかたちになっていました。

■アンケートで選択肢に挙がっていた施設
▼医療・福祉・健康増進施設
・保駆除、託児所
・学童保育施設
・通所介護施設(デイサービス)
・訪問介護、看護ステーション
・小児科クリニック
・高齢者対応クリニック(内科、整形外科等)
・高齢者の総合相談窓口
・介護用品店
・ドラッグストア
・フィットネスクラブ

▼物販・飲食店舗、その他サービス施設
・スーパーマーケット
・コンビニエンスストア
・書店
・飲食店(レストラン、カフェなど)
・学習塾
・カルチャースクール
・ペット病院
・レンタルCD、DVD店
・レンタルスペース、貸会議室

上記の選択肢は前述の「誘致を検討している施設」も含まれていますし、あえてアンケートの選択肢として事業者側がピックアップしているわけですから、現状で想定している業態(の少なくとも一部)ということになるのではないでしょうか。

■日本医科大学武蔵小杉病院・新丸子キャンパス用地
日本医科大学武蔵小杉病院・新丸子キャンパス用地

さて、完成は2022年とかなり先ではありますが、これで武蔵小杉北口地区も将来的にはタワーマンションが立ち並ぶ地区に変貌することになりました。

前掲のマップに記載している通り、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地には三井不動産レジデンシャルによる180mツインタワーが建設されます。
また現在は事業者の意向により進捗がストップしているようですが、ホテル・ザ・エルシィ跡地にも同社による170mタワーが計画されています。

南武線の北側に、今回のツインタワーを含めて5本のタワーが並ぶわけですね。
武蔵小杉再開発において、大デベロッパーの中では三菱地所がまだ未登場でしたが、最後になってツインタワーで初登場となります。

日本医科大学、三菱地所レジデンス、大成建設では今後周辺地域の意見も踏まえて計画を詰めていくこととしています。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ
2011/8/30エントリ 旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ
2011/10/18エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の180mツインタワーは54階建て・1,280戸規模に
2011/10/22エントリ (仮称)小杉町2丁目開発計画のフロアマップとイメージ図
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2011/12/23エントリ 大西学園中学・高等学校の建替え工事が竹中工務店に決定、2015年4月供用開始へ
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/4/27エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地ツインタワーの低層部フロアマップ詳細が判明、保育所も入居へ
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2012/5/17エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地に180m級超高層タワーを計画
2012/5/18エントリ 「(仮称)小杉町二丁目開発計画」の条例環境影響評価準備書説明会
2012/5/28エントリ 「小杉町2丁目地区」の都市計画素案説明会を開催、6月3日(日)にも中原区役所で追加開催へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2012/11/27エントリ 川崎市まちづくり局が「小杉町2丁目地区開発計画に関する説明会」を2012年12月1日(土)に開催
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2013/9/13エントリ 大西学園中・高建替工事が2014年4月着工・2016年2月竣工へ

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2014年
02月15日

東急元住吉駅で東横線衝突事故が発生:一部区間で運転再開、16日始発より全線復旧見込

 

2014年2月14日(金)は、先週末に引き続いて首都圏が大雪に見舞われました。
鉄道の運行などに乱れが生じる中、日付が変わった2月15日(土)0時30分ごろ、東急元住吉駅構内において列車の衝突事故が発生しました。

■東急電鉄 ニュースリリース 弊社東横線での列車衝突事故に関するお詫びとお知らせ
http://www.tokyu.co.jp/railway/railway/mid/oshirase/owabi_20140214-2.html
■神奈川新聞 東横線で電車追突、脱線 19人けが、川崎・元住吉駅
http://news.kanaloco.jp/kyodo/article/2014021401003000/
■読売新聞 衝突で激しく損傷した電車の内部(写真)
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20140215-OYT9I00513.htm

この事故は、元住吉駅でホームをオーバーランし停車していた東横線に、後続列車が衝突したものです。東急電鉄の発表によれば、負傷者16名は軽傷であり、全員治療を終えてご帰宅されたということです。

まずは負傷された皆様にお見舞い申し上げます。

東急電鉄では、本日夜から一部区間での運転を再開しており、明日16日始発より全線での運転再開を予定している旨、駅構内などで告知をしています。

■東急武蔵小杉駅の運行案内(本日)
東急武蔵小杉駅の運行案内 

この事故により、東急線は本日夜に至るまで運転見合わせが続いたほか、目黒線も武蔵小杉駅-日吉駅間が運転見合わせとなりました。
渋谷駅から一部区間が運転再開したのが19時台ということですから、元住吉駅における復旧作業にかなりの時間を要したのでしょう。

■武蔵小杉ー日吉間の振り替え輸送バス案内
 

この状況を受けて、東急電鉄では武蔵小杉ー日吉間の振り替え輸送として、臨時のバスを運行させていました。
武蔵小杉駅構内には、バス乗り場の案内の方が配置されていました。

今回の事故原因については東急電鉄のウェブサイトには公式リリースはまだ掲載されていませんが、本日鉄道事業本部長が国土交通省において記者会見を行いました。
記者会見においては、「自動列車制御装置は事故当時正常に作動していたものの、追突した後続電車は雪の影響でブレーキ力が低下していた」という同社の認識が示されています。

■東急電鉄 ニュースリリース こどもの国線こどもの国駅のホーム屋根落下について
http://www.tokyu.co.jp/railway/railway/mid/oshirase/owabi_20140215.html

このほか、本日7時頃、東急電鉄が運行するこどもの国線においても、こどもの国駅のホームの屋根が落下する事故が発生しました。
これにより、こどもの国線も長時間にわたって運休が続きました。

■JR線の運行案内図


大雪の影響を受けて、JR各線においてもダイヤの乱れ、運転見合わせが相次いでいました。
JR武蔵小杉駅の運航案内図は、赤色とオレンジ色に染まっていました。

■14日深夜、武蔵小杉東急スクエア前


■15日夕方、雪の残るJR武蔵小杉駅北口


15日は夜間のうちに雪が雨に変わり、先週の大雪に比べてシャーベット状の雪がまだ多く残されています。

明日は気温が上がるということですが、足元がたいへん滑りやすくなることが予想されますので、引き続きどうぞお気を付け下さい。

【関連リンク】
2014/2/8エントリ 武蔵中原に降る雪
2014/2/9エントリ 大雪の翌日、武蔵小杉の雪だるまと雪かき作業
2014/2/14エントリ 東急武蔵小杉駅の東横線ホームに2014年3月以降ホームドアが設置へ、2月19日(水)まで利用者意見募集中

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2014年
02月14日

東急武蔵小杉駅の東横線ホームに2014年3月以降ホームドアが設置へ、2月19日(水)まで利用者意見募集中

 

東急武蔵小杉駅の東横線ホームに、2014年3月以降にホームドアが設置されることとなりました。
この計画にあたり、2014年2月13日(木)から19日(水)まで、利用者による意見募集が行われています。

■「東急東横線武蔵小杉駅生活交通改善事業計画について」
「東急東横線武蔵小杉駅生活交通改善事業計画について」 

■「東急東横線武蔵小杉駅生活交通改善事業計画」の概要
▼計画概要:東横線ホーム(1番線・4番線)にホームドアを整備します。
▼事業者:東京急行電鉄株式会社
▼計画期間:2014年3月~(予定)
▼上記に関する意見募集:
 (期間)2014年2月13日(木)~19日(水)
 (方法)所定用紙およびご意見箱を窓口に設置


■ホームドアが設置されている東横線・副都心線渋谷駅
ホームドアが設置されている東横線・副都心線渋谷駅

東急東横線は、2013年3月16日より東京メトロ副都心線・東武線・西武線との相互直通運転をスタートしました。副都心線は完全にホームドアが完備された路線であり、東横線と共用となる新しい渋谷駅については当初よりホームドアが設置されています。

■ホームドアが設置された東急目黒線
ホームドアが設置された東急目黒線

■ホームドア未設置の武蔵小杉駅東横線ホーム
ホームドア未設置の武蔵小杉駅東横線ホーム

現在、各鉄道事業者は国土交通省や地方自治体の要請も受けて安全性向上を目的にホームドアの設置を進めています。
東急武蔵小杉駅においても東急目黒線についてはホームドアが以前から完備していますが、東横線については未設置の状況でした。これは副都心線直通以前に直通運転を行っていた東京メトロ日比谷線と東急東横線のドアの数・位置が合わなかったことに起因しています。

しかしながら以前からの観測どおり、副都心線直通に伴い日比谷線との直通は廃止されました。
これによりハードルが解消され、東急東横線においてもホームドアの設置が可能となったわけです。

■意見の記入用紙
意見の記入用紙
 
さて、今回は武蔵小杉駅利用者からの意見募集が行われるわけですが、告知によればホームドア設置の事業開始は2014年3月とされており、アンケート終了か1ヶ月しかありません。
当然設備の設計や人員体制・運用等の準備は現段階においてほぼ完了しているものと思われ、今回集められた意見がどのように反映されるものなのかは、よくわからないというのが正直なところです。

意見の記入用紙には特段項目の指定や選択肢等はなく、自由に記載するようになっています。

まず設備上の変更等は難しいのでしょうが、運用面で利用者にとってよりプラスとなる意見反映ができることを期待したいと思います。

【関連リンク】
2012/7/25エントリ 東急東横線・副都心線が2013年3月16日から直通運転を開始、日比谷線直通は終了へ
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2013/1/22エントリ 東横線の副都心線直通に伴う3月16日ダイヤ改正等発表と、渋谷駅の「のるるん」カウントダウン
2013/2/18エントリ 東急電鉄が3月16日からの副都心線直通ダイヤを発表、前夜終電の一部区間を運休に
2013/2/24エントリ 武蔵小杉駅周辺商店街の「こすぎ名物花見市」「東横線・副都心線直通」コラボレーション横断幕
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2013/3/28エントリ 副都心線直通開始後の、東急武蔵小杉駅
2013/4/6エントリ 東横線・副都心線直通記念ラッピング列車のイラストに武蔵小杉駅が採用、2013年4月14日より運行開始
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2014年
02月13日

小杉ビルディングの、怒れるドコモダケ

 

武蔵小杉駅北口の小杉ビルディングの周辺は駐輪禁止であり、カラーコーン等が設置されています。
その1階ドコモショップ前で、NTTドコモのキャラクター「ドコモダケ」がかつてないほど激怒していました。

■リニューアルが行われた小杉ビルディング
リニューアルが行われた小杉ビルディング

小杉ビルディングは、武蔵小杉駅北口ロータリーに面した商業・業務・住宅の複合ビルです。
1964年に竣工し、すでに築50年を数えますが、2012年8月にはドン・キホーテグループの日本商業施設が取得し、先般リニューアル工事が行われました。

■小杉ビルディング前のカラーコーンとコーンバー
小杉ビルディング前のカラーコーンとコーンバー

日本商業施設が小杉ビルディングを取得してから、ビル周辺の駐輪禁止がより厳格化されました。
ビル周辺にはカラーコーンとコーンバーが設置され、駐輪されないように封鎖されています。

ドコモショップ前で、そのコーンバーをよく見てみると・・・。

■激怒するドコモダケ
激怒するドコモダケ

激怒するドコモダケ

激怒するドコモダケ

NTTドコモのマスコットキャラクター、「ドコモダケ」がたいへんなお怒りのようです。
「ドコモダケ」は普段はかわいらしさを売りにしていますので、なかなかこんな表情は見たことがありません。

放置自転車に対して、お怒りということなのでしょうね。
なお、この掲示には周辺の駐輪場マップも掲載されています。

■放置自転車撤去のあと
放置自転車撤去のあと

周辺を見渡しますと、放置自転車が撤去されたあとの黄色い貼り紙が残されていました。
武蔵小杉駅周辺では、各所で見かけます。

武蔵小杉駅北口には、武蔵小杉タワープレイスや武蔵小杉STMビルに駐輪場がありますし、1月15日には南武線沿いに「JR武蔵小杉駅北口駐輪場」も新設されました。
ドコモダケに怒られるから・・・というわけではありませんが、これらの駐輪場を適正に利用されることが望まれますね。

【関連リンク】
ドコモダケ キャラクターサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2013/1/29エントリ 小杉ビルディングをドン・キホーテグループの日本商業施設が取得
2013/2/23エントリ 小杉ビルディングの三井住友銀行が東京機械製作所オフィスビルに2013年5月27日に移転
2013/5/27エントリ 「TKS武蔵小杉ビル」に「三井住友銀行武蔵小杉支店」が本日オープン
2013/11/16エントリ 「塚田農場武蔵小杉北口店」が2013年11月28日(木)オープン、予約受付開始
2014/1/20エントリ 小杉ビルディングにカラオケ店「コート・ダジュール」2店舗目、武蔵小杉北口店が2014年3月上旬オープンへ

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2014年
02月12日

平成25年度「かわさきボランティア・市民活動フェア」開催レポート



2014年1月25日に、かわさき市民活動センター・中原市民館において「かわさきボランティア・市民活動フェア」が開催されました。

■かわさき市民活動センター 「かわさきボランティア・市民活動フェア」
http://www2.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp/volunt/kouza-event/fair
■「かわさきボランティア・市民活動フェア」Facebookページ
http://www.facebook.com/kawasaki.shiminkatsudo.fair

本イベントは、公益財団法人かわさき市民活動センター主催による市民向けイベントです。毎年川崎市内の各種ボランティア団体等が参加し、各団体の発表・活動体験などが行われています。
市民がボランティア活動に加わるきっかけとしてもらうとともに、団体同士の交流もはかることでボランティア活動を活性化していくことを目的としています。

■「かわさきボランティア・市民活動フェア」会場マップ
「かわさきボランティア・市民活動フェア」会場マップ

パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー1階・2階は、かわさき市民活動センターと中原市民館の複合施設になっています。本イベントはかわさき市民活動センターの主催ですが、会場は中原市民館も含めた建物全体を使って行われました。

■「かわさきボランティア・市民活動フェア」のプログラム(一部)
<体験しよう>
 ・みんなで体操/共遊レク球技
 ・二胡を弾こう!
 ・マジックハンドで二ヶ領用水のごみを取り除く
 ・落語と落語体験
 ・国際語エスペラント語 ミニ講座
<作ってみよう>
 ・ナイフを使わない簡単竹とんぼ作り
 ・かわさき折り紙プロジェクト
 ・エコぞうり教室
 ・いろいろな科学工作
 ・料理教室(事前申込制)
 ・くるみボタンを作ろう!
<見てみよう・聞いてみよう>
 ・映画「戦場のうた」
 ・DVD「母親たちの反核運動」「ノーモア原発」
 ・高齢者支援システム実演
 ・環境紙芝居と歌/心の健康!素晴らしい歌声の世界
 ・ミニ講座「冬の節電・省エネ」「ごみの分別と減量」
 ・パソコンなんでも相談室
 ・子どもをサイバー犯罪から守るためには
 ・腹話術/ガンプレイアクション
<販売コーナー>
 ・東日本大震災支援活動 ~手作り品販売~
 ・東北物産展(被災地支援)
 ・市内福祉作業所自主製品販売
 ・市民活動団体によるフリーマーケット
 ・地元野菜販売
<市民活動パネル展示>
<生涯学習・市民活動相談コーナー>
<市民活動映像紹介コーナー>


■販売コーナー
販売コーナー

今回、主に訪れてみたのは販売コーナーです。ここでは、市内のボランティア団体によるチャリティー販売、東日本大震災被災地の物産や手作り品の販売などが行われていました。

■「夢工房@Musashikosugi」のチャリティー販売
「夢工房@Musashikosugi」のチャリティー販売

販売コーナーの中で、「コスギフェスタ2012」「2013」にも出店していた、「夢工房@Musashikosugi」がチャリティー販売を行っていました。
「夢工房@Musashikosugi」は、武蔵小杉再開発地区にお住まいの方を中心としたボランティアグループです。かねてから、メンバーの皆さんによる手芸品のチャリティー販売を継続的に行っています。

■「夢工房@Musashikosugi」のチャリティーご案内
「夢工房@Musashikosugi」のチャリティー販売

毎回寄付を行う先は異なりまして、今回は宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英基金」への寄付を行うものとなっていました。

お話をお伺いすると、「何よりも皆さんが楽しんで活動している」ということで、毎回20万円ほどが寄付できているそうです。
活動を持続的なものにしていくためには、やはりモチベーションが大切なポイントですね。

■「おと絵がたり」のストラップ
「おと絵がたり」のストラップ

続いてこちらは、同じく販売コーナーに出店していた「おと絵がたり」のストラップです。
「ブレーメンの音楽隊」の猫の絵が描かれています。

■「おと絵がたり」ウェブサイト
http://www.cl.bb4u.ne.jp/~otoe-net/

「おと絵がたり」は、オリジナルの影絵をスクリーンや壁に映し、歌や楽器を合わせ視聴覚で楽しむ昔話です。
小学校における読み聞かせのボランティア活動の中で生まれ、これまでに活動の幅を広げてきました。

ストラップに描かれているような独特の世界観の影絵が魅力で、中原区の地域イベントなどでも上演されています。
今回はグッズ販売によるPR活動で、本イベントに出店していました。

■「かわさき折紙プロジェクト」
「かわさき折紙プロジェクト」

■ピアノ演奏
ピアノ演奏

■市民活動パネル展示
市民活動パネル展示

その他、とても紹介しきれませんが、本イベントでは数多くのボランティア団体が参加していました。
いずれも堅苦しいものではなく、参加型でお子さんも楽しめる企画が多かったように思います。

ボランティアなどの「市民活動団体」というと何だかちょっと敷居が高いような気がしてしまうのですが、意義のある活動を楽しんで継続していらっしゃるグループが地元に多数存在します。
本イベントでさまざまな活動にふれることで、そういった活動を知るだけでも良いと思いますし、また関心を持ったグループに参加していくようなきっかけになることもあるかもしれません。

本イベントの源流は1983年に開催された「第1回ボランティア交流集会」であり、それから30年の間に発展して現在の「かわさきボランティア・市民活動フェア」につながっています。
活動は継続していくことに大きな意味がありますし、逆に言えば長く継続できているものには、やはり何らかの価値があろうかと思います。

■かわさき市民活動センター・中原市民館
かわさき市民活動センター・中原市民館

【関連リンク】
2012/10/19エントリ 「コスギフェスタ2012」出店紹介(1)「夢工房@Musashikosugi」の手芸編み物チャリティー販売
2012/10/27エントリ 「コスギフェスタ2012」開催レポート
2013/1/23エントリ 「かわさきボランティア・市民活動フェア」が2013年1月26日(土)開催、「夢工房@Musashikosugi」がチャリティバザー実施
2013/10/27エントリ 「コスギフェスタ2013」開催レポート

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2014年
02月11日

フーディアム武蔵小杉のたこ焼き・お好み焼き店「千花いただきや」が閉店

 

フーディアム武蔵小杉1階のたこ焼き・お好み焼き店「千花いただきや(ITADAKIYA)」が、2014年1月31日に閉店しました。

■フーディアム武蔵小杉1階の「千花いただきや」(閉店前)
フーディアム武蔵小杉1階の「千花いただきや」(閉店前)

■「千花いただきや」の閉店告知
「千花いただきや」の閉店告知

「千花いただきや」が営業をしていたのは、フーディアム武蔵小杉1階の、「ラ・セゾン・デ・パン」の隣の区画です。
本ブログのコメントでも情報提供をいただきまして、1月下旬には現地に閉店告知が掲示されていました。

■店先のビリケン像と芸能人の色紙
店先のビリケン像と芸能人の色紙

閉店前の「千花いただきや」の店先には、幸運の神とされるビリケン像と、芸能人の色紙が飾られていました。
残念ながら店舗を維持できるほどの集客には結びつかなかったようで、同店は2013年5月13日のオープン以来、9ヶ月未満で閉店する形になりました。

過去を振り返りますと、「千花いただきや」に限らず、この区画は2008年のフーディアムオープン以来なかなか店舗が定着せず、入れ替わりを続けてきました。

■フーディアム武蔵小杉の当該スペースのテナント変遷
2008年5月24日 フーディアム武蔵小杉および柿安口福堂開店
2011年1月31日 柿安口福堂閉店
2011年3月18日 さざれ開店
2011年12月18日 さざれ閉店
2012年1月18日 幸せの黄金鯛焼き開店
2013年1月31日 幸せの黄金鯛焼き閉店
2013年5月13日 千花いただきや開店
2014年1月31日 千花いただきや閉店


これまでに一番長く営業していたのは初代店舗の「柿安口福堂」で、2年8ヶ月ほど営業をしていました。
その後は「さざれ」が9ヶ月、「幸せの黄金鯛焼き」が約1年、「千花いただきや」が約9ヶ月と、たいへんサイクルが短くなっています。

前店舗の設備を活かした「居抜き」での入れ替わりであり、出店コストは低かったはずですが、この区画は導線が悪いのか、厳しい状態が続いていますね。
これまで救いだったのは、比較的すぐに後釜店舗が入ってくれたことですが、今回はどうでしょうか。

■「柿安口福堂」がオープンする「ららテラス」
「柿安口福堂」がオープンする「ららテラス」

なお余談ですが、初代店舗の「柿安口福堂」は、すでにお伝えしたとおり2014年4月19日開業の東街区商業施設「ららテラス」1階に出店します。

「ららテラス」1階は「小杉マルシェ」と呼ばれ、洋菓子ではゴディバ・ユーハイム、和菓子では柿安口福堂のほかに鼓月、グロッサリーに成城石井など、さまざまな店舗が集まる予定です。
駅からほぼ直結のロケーションでもあり、多くの人で賑わうことになるでしょう。

従来よりもあきらかに優位のロケーションに移動して、柿安口福堂が武蔵小杉でリターンマッチに臨む形になります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット foodium武蔵小杉
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
2008/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉本日オープン
2008/7/25エントリ フーディアム武蔵小杉に関するアンケート結果
2009/3/17エントリ フーディアム武蔵小杉の55ステーションが閉店
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/8/31エントリ フーディアム武蔵小杉2階、パリミキ9月23日閉店
2009/10/1エントリ フーディアム武蔵小杉のパリミキ跡地に催事場オープン
2010/5/14エントリ フーディアム武蔵小杉2階のアイシティが2010年7月31日閉店
2010/6/23エントリ 貴金属修理・買取「ぷらちなはーと」がフーディアム武蔵小杉2階にオープン
2011/12/18エントリ フーディアム武蔵小杉の薄皮たい焼き「さざれ」が本日閉店
2012/1/18エントリ フーディアム武蔵小杉に「幸せの黄金鯛焼き」が本日オープン
2013/5/9エントリ フーディアム武蔵小杉にたこ焼き・お好み焼き店「ITADAKIYA(いただきや)千花」が2013年5月13日(月)オープンへ
2014/1/30エントリ 三井不動産が「ららテラス武蔵小杉」72店舗を発表、2014年4月19日(土)オープンへ

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2014年
02月10日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(16):「木月堀と『くらやみ』」

 

「川崎歴史ガイド・中原街道ルート」の第16回は、「木月堀と『くらやみ』」です。

財団法人川崎市文化財団の事業に、市内の歴史文化遺産の保存と紹介を目的とした「川崎歴史ガイド」があります。これは市内の歴史をたどる9つのルートを設定し、現地にガイドパネルを設置するほか、パンフレットを作成して当該地域の歴史を紹介するものです。
中原区においては、「中原街道」と「二ヶ領用水」がルートに設定されており、本連載では「中原街道ルート」の紹介を行っています。

■「木月堀と『くらやみ』」のガイドパネル
「木月掘と『くらやみ』のガイドパネル」

中原街道には、途中いくつもの交差点があります。かつて「ロンドン、パリ」とも称されたのが小杉十字路で、そのすぐそばでは二ヶ領用水とも交差しています。
中原街道は、これ以外にも二ヶ領用水の支流とも何か所かで交差しています。それらの支流はいまでは暗渠(蓋付きの水路)となり、細い路地として残されています。

このガイドパネルが立っているのが支流のひとつ、「木月掘」の路地です。

■「木月堀」の暗渠
「木月掘」の暗渠

木月堀は、他の支流同様に暗渠になっています。
ご覧の通り、コンクリートの蓋が続き、暗渠沿いが路地になっています。

「川崎歴ガイド」のパンフレット紹介によれば、木月堀は支流の中でも特に澄んでいて、かつてはこの水を使った醤油の醸造も行われていたそうです。
明治時代には朝山家が「朝陽(ちょうよう)」、大正・昭和に入ると小川家が「ふんどん東陽」という商標で販売していました。

■「くらやみ」
「くらやみ」

「くらやみ」

さて、中原街道から木月堀の暗渠に入っていくと、立派な木々の茂ったお屋敷があります。こちらは名主であった原家のお屋敷で、地元では昔から「くらやみ」と呼ばれているそうです。
なかなかインパクトの強い呼び名ですが、木々の下はいつも日陰になっているため、その名前がついたのでしょうか。

原家については、「川崎歴史ガイド・中原街道ルート」(2):旧原家母屋跡地(2009/10/6エントリ)でもご紹介しました。
こちらのお屋敷も歴史を感じさせる、落ち着いた佇まいです。

木月掘の暗渠はお屋敷沿いに流れ、その先もずっと細い路地となって住宅街の中に続いています。どこまで続いているものか、歩いてみたくなりました。

■「木月堀と『くらやみ』のガイドパネル」
「木月堀と『くらやみ』のガイドパネル」

【関連リンク】
(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):「丸子の渡しガイドパネル入札不調」
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/6/28エントリ (7):「小杉陣屋と次大夫」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
2010/8/19エントリ (9):「西明寺と小杉学舎」
2010/11/12エントリ (10):「小杉駅と供養塔」
2011/2/11エントリ (11):「庚申塔と大師道」
2011/3/27エントリ (12):「小杉十字路」
2011/4/7エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」リニューアル
2011/5/3エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」看板設置と
石橋ベンチ

2011/7/9エントリ (13):「二ヶ領用水と神地橋」
2011/9/4エントリ (14):「泉沢寺と門前市」
2012/12/1エントリ 「安藤家長屋門」が川崎市指定文化財に、本日12月1日(日)に一般開放
2013/2/9エントリ 「安藤家長屋門 川崎市重要歴史記念物記念イベント」が2013年3月14日(木)、30日(土)開催
2013/2/12エントリ 川崎市重要歴史記念物「安藤家長屋門」一般公開レポート
2013/8/16エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(15):「旧中原村役場跡」

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2014年
02月09日

大雪の翌日、武蔵小杉の雪だるまと雪かき作業



昨日の歴史的な大雪から一夜が明けて、本日はおおむね晴天となりました。
明るい日差しに雪が溶け始まる中、武蔵小杉周辺各地で雪だるま作りや雪かきが行われていました。

■レジデンス・ザ・武蔵小杉の巨大雪だるま
レジデンス・ザ・武蔵小杉の巨大雪だるま

最初にご紹介するのは、レジデンス・ザ・武蔵小杉の巨大雪だるまです。
高層マンションの屋上は雪を遮るものがなく、人の往来も少ないために雪がたいへん積もりやすい環境にあります。

ここでは雪だるま作りが恒例になっていまして、これまでにも2010/2/5エントリ2012/1/24エントリでもご紹介しておりました。

■2010年のレジデンス・ザ・武蔵小杉の雪だるま
2010年のレジデンス・ザ・武蔵小杉の雪だるま

過去にご紹介した雪だるまと比べると、今回は雪量がかなり多くなっています。
昨日の降雪量がいかに多かったかがわかりますね。

■武蔵小杉東急スクエア・KOSUGI PLAZA前の歩道
武蔵小杉東急スクエア・KOSUGI PLAZA前の歩道

続いてこちらは、武蔵小杉東急スクエア・KOSUGI PLAZA前の歩道です。
こちらは普通に通行ができる状態になっていました。

■KOSUGI PLAZA前の雪だるま
KOSUGI PLAZA前の雪だるま

こちらにも、街路樹の根元に雪だるまが作られていました。
小さい手がついていますね。

■雪かきのあと
雪かきのあと

歩道の端には、あちこちにこんな形の雪の塊がありました。
これは…、雪かきのあとですね。

■スタッフによる雪かき
スタッフによる雪かき

見ると、やはり商業施設の警備スタッフの方が雪かきをしていました。
ここは陽があたりますので自然に溶けた部分もあるでしょうが、駅前で人通りも多いですので雪かきを早めにしてあったのだと思います。

■雪の残った東急線
雪の残った東急線

武蔵小杉東急スクエアの展望デッキは、本日は晴天でオープンしていました。
展望デッキからは、雪の残った東急線の線路が見えました。

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー ミッドスカイニュース 2月9日大雪があけて
http://www.midskytower.com/wp/?p=938

再開発地区では、パークシティ武蔵小杉の周辺でも雪かきが行われていました。
ミッドスカイタワーでは、降雪時の対応マニュアルを定めて組織的な除雪作業を行うシステムが確立されています。

管理・清掃・警備の各スタッフの皆さんが、点字ブロック上など歩行者導線の確保を行っていました。詳細は上記公式ウェブページをご参照ください。

 ■法政通り商店街、雪かきのあと
法政通り商店街、雪かきのあと

さて、駅前を離れまして、こちらは法政通り商店街です。
法政通り商店街では、かなり雪かきがしっかり行われていました。

各店舗前に、雪かきのあとと思われる雪の山が残されているのがわかります。おそらくは各商店さんが、それぞれ店舗前の雪かきをしてくれたものと思います。

■住宅街の雪だるま


サライ通り商店街付近の住宅街で、こんな雪だるまも見かけました。
しっかりとした目鼻がついていまして、これは…某有名キャラクターでしょうか?

■サライ通り商店街の雪景色
サライ通り商店街の雪景色

■渋川の雪景色
渋川の雪景色

雪の溶け具合は、日なた・日陰で大分差があります。

武蔵小杉東急スクエア周辺や法政通り商店街などのように雪かきをしてあれば良いのですが、明日以降もしばらく日陰を中心に凍結した雪が残るものと思います。

今日は武蔵小杉駅周辺を自転車で走行して、転倒しかけている方を見かけました。
足元には十分お気を付けくださいませ。

■雪道の足跡
 

【関連リンク】
2008/1/23エントリ 武蔵小杉に降る雪
2008/2/3エントリ 武蔵小杉に降る雪(再)
2008/4/30エントリ 武蔵小杉にツツジが咲く頃
2010/2/5エントリ 武蔵小杉に降る雪(2010年2月)
2011/2/16エントリ 武蔵小杉に降る雪(2011年2月)
2012/1/24エントリ 武蔵小杉に降る雪(2012年1月)
2012/1/29エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に残る雪
2012/2/29エントリ 武蔵小杉に降る雪(2012年2月)
2013/1/14エントリ 武蔵小杉に降る雪(2013年1月)と、東急バスのタイヤチェーン装着
2014/2/8エントリ 武蔵中原に降る雪

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