武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
02月18日

(仮称)中丸子移管公園の正式名称が「中丸子まちかど公園」に

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中丸子地区の(仮称)中丸子移管公園の工事が完了し、「中丸子
まちかど公園」
という正式名称が現地に掲示されました。

■「中丸子まちかど公園」と設置された看板
「中丸子まちかど公園」と設置された看板

「中丸子まちかど公園」の看板

看板を参照すると、正式名称のほか、面積は248㎡であること、
竣工は2011年3月であることがわかります。現状でもほぼ完成
しているように見えますが、敷地はフェンスで覆われています。
所定の安全検査などがあるのかもしれませんね。

■保護シートに包まれた健康器具
保護シートに包まれた健康器具

2011/2/9エントリで写真を掲載した健康器具は保護シートに包ま
れた状態で、供用開始の日を待っています。

■公園と歩道の境界
公園と歩道の境界

公園と歩道の境界は車止めがある程度で、シームレスに一体化して
います。歩道がこの部分だけ拡張されて広場になったような印象
です。

■野村不動産武蔵小杉ビルの公開空地と歩道
野村不動産武蔵小杉ビルの公開空地と歩道

そういえば、野村不動産武蔵小杉ビル前の歩道も、ビルの公開空地
と一体化
することによって広くなっています。写真中央の排水溝から
左側が歩道、右側がビルの公開空地なのですが、実際には区別が
ないようなものですね。

公園は敷地がきっちり区切られたものが多いですけれども、「中丸子
まちかど公園」の場合は面積も狭いですし、閉塞感が出ないように
歩道と一体化させて開放感を出すのが確かに良いかもしれません。

■円形のベンチ
公園と歩道の境界

さて、もう一度「中丸子まちかど公園」に戻りますと、木の周りに
円形のベンチが設置されていました。
これはあまり座り心地が良いタイプではありませんが、長時間の
居座りや寝そべりを防止
するため、あえてそのようなつくりになって
いるものでしょう。

おそらくこれで、公園の設備としては一通り出揃ったことになるの
ではないかと思います。正式名称も決まって、あとはオープンを
待つのみとなりましたね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
2007/12/16エントリ 中丸子まるっこ公園 12月26日オープン
2008/1/6エントリ 中丸子まるっこ公園オープン
2010/12/22エントリ 都市再生機構が中丸子地区に公園を新設
2011/1/27エントリ (仮称)中丸子移管公園の工事着工と整備費用
2011/1/31エントリ (仮称)中丸子移管公園に健康器具2点を設置
2011/2/9エントリ (仮称)中丸子まちかど公園の健康器具

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2011年
02月17日

川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

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2011年2月15日付の読売新聞において、鉄道事業者が駅舎や
高架下に保育所を整備する際、川崎市が費用の一部を補助
する
新規事業を2011年度から始めることが報じられました。

その記事中内において、今後の具体的な予定として、
①JR南武線武蔵小杉駅-武蔵中原駅間の高架下(定員60~70人)
②東急武蔵小杉駅の駅舎内(定員60人)

上記2箇所に保育所が着工される予定であることが紹介されてい
ます。

■読売新聞 駅近保育所増やせ 川崎市、鉄道事業者に建設補助
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/
20110215-OYT8T00049.htm


詳細は上記記事本文を参照いただきたいと思いますが、
補助対象は市内で営業する鉄道事業者で、駅舎や高架下の敷地
に保育所を開設する際、建設費の3分の1を市が負担
することと
なっています。

第1号案件は前掲①のJR南武線武蔵小杉駅-武蔵中原駅間の
高架下
に整備される予定の保育所であり、すでに2012年4月に
オープンすることがすでに内定
しています。
この建設費約8,400万円のうち3分の1、約2,800万円を川崎市が
負担
することになるわけです。

■昨年保育所整備計画が持ち上がった「武蔵小杉第一駐輪場」
昨年保育所整備計画が持ち上がった「武蔵小杉第一駐輪場」

JR南武線高架下といえば、一度「武蔵小杉第一駐輪場」の用地を
保育所に転換するという話が持ち上がったことがありますが、結局
立ち消え
になり、再度駐輪場としてリニューアル整備されました。

その際はこういった制度がなかったわけですが、このたび川崎市
の補助が充実したことによって、事業者側としては話に乗りやすく
なったのでしょう。

■東急武蔵小杉駅ビルの図面
東急武蔵小杉駅ビルの図面

また、前掲②の東急武蔵小杉駅舎内の保育所については、2012
年度に着工
されることとなっています。
記事中には具体的な記載がありませんが、これは東急武蔵小杉
駅ビルに整備されるもの
と考えて概ね間違いないでしょう。

公示されている東急武蔵小杉駅ビルの建設計画は2011年6月1日
着工、2012年12月31日完成予定
となっており、スケジュールとして
は合致しますね。
建設計画の公示上は、用途として保育施設は記載されていません
が、公示時点では補助金制度自体も含め、話がまとまっていなか
ったのではないかと思います。
駅ビルのテナント判明第1号、といってよいのかもしれません。

■東急武蔵小杉駅ビル建設予定地
東急武蔵小杉駅ビル建設予定地

武蔵小杉駅周辺では大規模な再開発事業に伴っての保育所の
整備
が行われており、既存のタワーマンションにも保育施設が併設
されていますし、今後建設予定の小杉町3丁目中央地区や、東京
機械製作所跡地においても保育施設が整備される計画となって
います。

待機児童の問題から川崎市全体において保育施設のキャパシティ
確保は急務
となっていますので、新たな補助金制度の導入によっ
てその進捗にドライブがかかることを期待したいと思います。

■パークシティ武蔵小杉のベネッセチャイルドケアセンター
パークシティ武蔵小杉のベネッセチャイルドケアセンター

【関連リンク】 武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画


武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 JR駐輪場
2009/11/2エントリ 南武線高架下駐輪場の半分を廃止、保育園設置へ
2010/1/6エントリ 南武線高架下駐輪場一部閉鎖、保育園計画は撤回
し駐輪場存続へ

2010/4/20エントリ 南武線高架下の武蔵小杉第一駐輪場リニューアル
オープン

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2011年
02月16日

武蔵小杉に降る雪(2011年2月)

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2011年2月14日から15日にかけての夜、関東地方に雪が降り、
武蔵小杉にも数センチの積雪がありました。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの積雪
横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの積雪

■野村不動産武蔵小杉ビル前の積雪
野村不動産武蔵小杉ビル前の積雪

こちらは14日夜の横須賀線武蔵小杉駅ロータリー付近です。陽が
落ちてから降り始めた雪が、あっというまにアスファルトを白く染め
ています。

■中原警察署に降る雪
中原警察署に降る雪

降雪は14日夜が最も強かったようで、宙を舞う雪が中原警察署
の照明で白く輝いていました。

■二ヶ領用水の雪
二ヶ領用水の雪

駅前や道路沿いの喧騒を離れて二ヶ領用水沿いの遊歩道を歩く
と、そこには人影も少なく、静かな世界が広がっていました。

■雪中の木々
雪中の木々

雪中の木々

木々の細い枝に雪が積もり、それが照明にてらされるとなかなか
綺麗なもので、思わず足を止めてしまいます。

■15日朝の南武沿線道路
15日朝の南武沿線道路

14日夜の時点では「これは朝にはかなり積もるのでは・・・」という
感じだったのですが、15日朝になってみると、さほどでもありませ
んでした。
途中から雪が雨に変わっていたようで、歩道上でシャーベット状
なっていました。

■雪かきをされる皆さん
雪かきをされる皆さん

雪かきをされる皆さん

街中ではオフィスビルの職員さんや、町内会・商店街の方、再開
発用地周辺では西街区の西松建設の方などが雪かきをされて
いるのが目に留まりました。
営業上・業務上または生活上必要ということもあるのだと思いま
すが、通行する身としては助かりますし、頭が下がります。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの雪かきあと
横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの雪かきあと

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーでも、歩行者や自転車が通行する
ルートが確保
されていました。
15日の朝は南武線が少々遅れたようですが武蔵小杉駅に大きな
混乱はなく、皆さん平常どおり通勤・通学されたのではないかと
思います。

当初はシャーベット上の雪が夜間に凍結したら危ないな、と思って
いたのですが、15日の日中が晴天になったこともあってか、15日中
に歩道上の雪はほとんどなくなっていました。
帰り道はごく普通に歩くことができる状態でしたので、安心した一方、
少々拍子抜けではありましたね。

ここ3年間毎年「武蔵小杉に降る雪」というタイトルの記事を書いてい
ますが、やはり毎回1月後半から2月前半の間のエントリとなってい
ます。
まとまった降雪は毎年1、2回程度しかありませんが、今冬はこれで
最後になるでしょうか。

■日本医科大学グラウンドの雪
日本医科大学グラウンドの雪 

【関連リンク】
2008/1/23エントリ 武蔵小杉に降る雪
2008/2/3エントリ 武蔵小杉に降る雪(再)
2010/2/5エントリ 武蔵小杉に降る雪(2010年2月)

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2011年
02月15日

横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから羽田空港行きリムジンバスが2011年3月中旬運行開始

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横須賀線武蔵小杉駅と羽田空港を結ぶリムジンバスの路線新設
国土交通省関東運輸局に認可申請され、2011年3月中旬より京浜
急行バスと東急バスの共同で運行
されることがあきらかになりました。

■京浜急行バス プレスリリース
http://www.keikyu.co.jp/company/news/2011/detail/003225.html
■東急バス プレスリリース
http://www.tokyubus.co.jp/top/news/000190.html
----------------------------------------------------
<運行内容の概要>
■運行系統:
武蔵小杉駅(※横須賀線口。以下同じ)~田園調布本町~
(環八通り経由)~~羽田空港国際線ターミナル~羽田空港
第2ターミナル~第1ターミナル
※羽田空港までの途中停留所は田園調布本町のみ

■運行開始時期:2011年3月中旬(予定)

■運 賃:
武蔵小杉駅~羽田空港(国内・国際)  大人900円
田園調布本町~羽田空港(国内・国際) 大人800円
※小児運賃は大人運賃の半額
※回数券 発売額10,000円 利用可能額11,250円 11.1%割引
※PASMO・Suica利用可(バス特対象外)

■運行時間帯:
武蔵小杉駅、田園調布本町発 早朝~夜間  約60分間隔 18便
羽田空港(第1・第2ターミナル)、羽田空港国際線ターミナル発
早朝~夜間  約60分間隔 20便 (合計38便)
※羽田空港発の早朝便は国際線ターミナル始発となり、第1・第2
ターミナルは経由せず
※全便、羽田空港国際線ターミナルおよび田園調布本町を経由

■所要時分:
武蔵小杉駅~羽田空港(第1・第2ターミナル) 約60~70分
田園調布本町~羽田空港(第1・第2ターミナル) 約50~60分
※道路状況、時間帯により変動

■運行会社
京浜急行バス株式会社 東急バス株式会社
----------------------------------------------------

京浜急行バス・東急バスからそれぞれ出されたプレスリリースは
同一のもので、それにより告知された運行内容の概要は上記の
通りです。
横須賀線武蔵小杉駅と羽田空港を1時間強で結び、概ね1時間に
1本運行
されることになります。

ルートは横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから綱島街道を北上、丸子
橋を渡って田園調布本町の停留所を経由
して環状8号線を通る形に
なっています。
羽田空港まで高速道路を使わず、一般道を通行することになります。

■武蔵小杉駅発着リムジンバスのルート(予想)
武蔵小杉発リムジンバスのルート(予想)

あくまで予想ではありますが、武蔵小杉駅を発着するリムジンバスは
上記のルートを通るのではないでしょうか。
従来は京急蒲田駅南側の踏切がネックでしたが、この部分の立体
交差工事の進捗も新路線設定のカギになったものと思います。

■横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの東急リムジン 横須賀線武蔵小杉駅ロータリーの東急リムジン

ここまでの経過を振り返ると、横須賀線武蔵小杉駅ロータリーでは
昨年東急リムジンが停車しているのが何度か目撃され、平成22年度
川崎市議会第5回定例会では、川崎市当局と事業者側が調整を
行っていることが報告
されていました(2010/12/26エントリ参照)。
その後調整の結果、このたび無事に国土交通省への認可申請が
なされることとなったものですね。

市議会で報告されるとなると確度は高いであろう・・・と思いつつ、
やはり正式にリリースされるまでは不確定要因もありましたので、
まずは良かったと思います。
このリムジンバスは、当然ながら一連の武蔵小杉再開発と横須賀
線武蔵小杉駅の開業が大きな後押し
となったものと見られ、武蔵
小杉周辺にお住まいの方にとってメリットをもたらすこととなりま
した。

運賃が鉄道に比べて高いのと、所要時間がかかるのがネックでは
ありますが、羽田へ武蔵小杉からバスに乗って直通で行けるのは
利用者の方にとっては魅力があろうかと思います。

横須賀線武蔵小杉駅の開業によって成田空港へは成田エクスプ
レスでダイレクトアクセスが可能
となりましたし、従来弱点だった
東京駅方面へのアクセスも良好になりました。
残る弱点といえば羽田空港くらいのものだったのですが、今回の
リムジンバス運行開始によりそれもカバーされ、交通においては
武蔵小杉は相当便利な街
となりますね。

■リムジンバス発着が想定される2番乗り場
リムジンバス発着が想定される2番乗り場

【関連リンク】
2010/12/26エントリ 川崎市議会より:市内中部からの羽田空港行
直行バスを事業者と調整

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2011年
02月14日

府中街道拡幅:東横化学前の拡幅用地確保

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府中街道の市ノ坪工区の拡幅工事が進み、東横化学の一部敷地が
拡幅用地として確保
されています。

■府中街道拡幅・東横化学付近
府中街道拡幅・東横化学付近

府中街道拡幅事業はかねてから実施されていますが、街道全域は
すでに都市化が進み、そう簡単には進展させることが難しい状況
です。
拡幅工事は工区を分けて進められることとなっており、東横化学前の
信号から市ノ坪交差点までを「市ノ坪工区」として2011年度(2012年
3月まで)に完成させる計画
となっています。

上記の写真の左手が東横化学の敷地ですが、以前は歩道ぎりぎり
まで工場の塀が迫っていたものが後退
し、拡幅用地が確保されて
います。

■東横化学の施設取り壊し
東横化学の施設取り壊し

東横化学の敷地沿いにもう少し進むと拡幅用地が途切れ、東横
化学の建物にぶつかりました。

■東横化学の施設取り壊し(反対側から)
東横化学の施設取り壊し(反対側から)

ここは現在取り壊し工事が行われていまして、この建物がなくなる
「市ノ坪工区」の南端である東横化学前の信号まで拡幅用地が
確保
されることになります。

■東京応化工業付近の拡幅工事
東京応化工業付近の拡幅工事

東横化学付近のほか、市ノ坪交差点寄りの東京応化工業付近
でも拡幅工事は進められていまして、歩道の整備等が行われて
います。
現状でほぼ用地は取得できている状況ですので、あとは道路工
事を進捗させていくフェーズになります。このままいくと、2011年度
での「市ノ坪工区」完成は達成できそう
ですね。

「市ノ坪工区」は、東横化学、東京応化工業、信号器材といった
企業保有地の比率が高く、府中街道の中でも比較的用地取得が
しやすい状況
にありました。
拡幅事業が先行して進められたのは、そのあたりの要因が大き
いものと思います。

今後は市ノ坪交差点から東急ガード下までの「小杉工区」、その
先の「小杉御殿町工区」なども拡幅工事が控えていますが、こちら
については小規模な商店が多い区域になります。
現在「小杉御殿町工区」においても行政と地権者の方の話し合いの
場が持たれている
ようですが、さまざま課題もあろうかと思います。
最終的な拡幅の実現には、相当な時間がかかるのではないで
しょうか。

■東横化学前の工事区間
東横化学前の工事区間

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
2007/10/13エントリ 府中街道の歩道
2008/3/11エントリ 府中街道拡幅
2009/7/13エントリ 府中街道拡幅・廃墟のゆくえ
2009/9/9エントリ 府中街道拡幅進捗と武蔵小杉駅南口線のT字路
2009/10/13エントリ 府中街道拡幅用地の更地化
2009/11/6エントリ 府中街道拡幅用地の電話ボックスが消滅
2010/1/5エントリ 横須賀線武蔵小杉駅周辺の信号設置
2010/2/8エントリ 府中街道・武蔵小杉駅南口線の拡幅用地一部舗装
2010/2/27エントリ 府中街道の廃墟取り壊しと拡幅工事進捗
2010/5/4エントリ 府中街道拡幅区間の一部歩道整備
2010/6/14エントリ 東京機械製作所跡地再開発始動と、府中街道と
二ヶ領用水の一体整備案

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2011年
02月13日

JR川崎駅南武線ホームのエレベーターが供用開始

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2011年2月7日より、JR川崎駅南武線ホームのエレベーターが
供用開始
になっていました。

■JR川崎駅南武線ホームのエレベーター
JR川崎駅南武線ホームのエレベーター

このエレベーター設置工事の進捗については、2011/1/16エントリ
で取り上げましたが、その際には工事は2月下旬までと告知されて
いました。
当初の完成予定も2011年3月となっていましたので、予定よりも
前倒し
された形ですね。

今回、私もエレベーターの完成は期待せずに川崎駅まで行ったの
ですが、思いがけず供用開始されていたもので驚きました。

■JR川崎駅コンコースの南武線ホーム行きエレベーター
JR川崎駅コンコースの南武線ホーム行きエレベーター

こちらはコンコース側のエレベーター入口です。ご覧の通り、早速
ベビーカーの方が利用されています。
これにより、東海道線、京浜東北線、南武線の全てのホームに
エレベーターが設置
され、とりあえずバリアフリーアクセスが確保
されたことになります。

■京浜東北線ホームへのエレベーター
京浜東北線ホームへのエレベーター

南武線のバリアフリー化は東急線に比べて立ち遅れながらも、
武蔵小杉駅周辺では2008年ごろから武蔵小杉駅、武蔵中原駅、
向河原駅と順次エレベーターが設置
されてきました。
しかしながら最も早急に設置すべき川崎駅が、どういうわけか最も
後回しの整備
となっており、今回「バリアフリー新法」の設置期限
から少々遅れてようやく供用開始となったものです。

「ラゾーナ川崎プラザ」のオープン以降、川崎駅の商圏が広がり、
武蔵小杉からも多くの方がお出かけになっているようです。これで
川崎駅に出かけやすくなる
、という方も少なからずいらっしゃるの
ではないでしょうか。

【関連リンク】
2008/3/16エントリ 武蔵中原駅のエレベーター、一部完成間近
2008/5/1エントリ 武蔵小杉駅北口エレベーター
2010/8/14エントリ 向河原駅駐輪場のゴーヤー
2010/2/11エントリ JR川崎駅ホームにエレベーター設置へ
2010/10/10エントリ 向河原駅のNEC専用改札口
2011/1/16エントリ JR川崎駅南武線ホームにエレベーター設置
工事中

2011/1/24エントリ JR向河原駅の改良

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2011年
02月12日

横須賀線武蔵小杉駅ガード下の照明整備工事

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横須賀線武蔵小杉駅南側のガード下で、照明を整備する工事
行われていました。

■横須賀線武蔵小杉駅南側ガード
横須賀線武蔵小杉駅南側ガード

ここは横須賀線武蔵小杉駅ロータリーとNEC玉川事業場・、JR向
河原駅を結ぶ道路のガードとなっています。
横須賀線武蔵小杉駅の開業によりガードが長くなり、その分歩道
が暗くなった
との指摘が昨年の川崎市議会第5回定例会でも出て
いました(2010/12/26エントリ参照)。
川崎市議会の当局の答弁にもあったように、1月下旬より照明を
整備する工事が始まっています。

■整備中の照明
整備中の照明

整備中の照明

現在、通路内に電源が引かれ、照明の機材が設置されています。
サイズ自体は小さなものですが、これが結構強い光を放つのでは
ないでしょうか。

■現在のガード下(夜間)
現在のガード下(夜間)

ここは取り立てて治安の面で物騒といったことではないのですが、
やはりガード下の暗がりはリスクになりますので、手当てをしておく
方が良いですね。
現地の掲示では工事期間が2011年3月23日までとなっており、
市議会での答弁通り本年度中に完成することになりそうです。
新駅開業から、丁度1年余りかかったことになります。

元々新駅を整備する際に照明を整備しておくか、そうでなくても
課題が明らかになった際に照明くらい迅速に着手しても良さそう
な気もしますけれども、予算化などの手順を踏むとそうもいかない
のでしょうね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉
2011/1/28エントリ 横須賀線武蔵小杉駅正規連絡通路の動く歩道
2010/12/26エントリ:川崎市議会より:市中部からの羽田空港直行
バスを事業者と調整

Comment(2)

2011年
02月11日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(11):「庚申塔と大師道」

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連載第10回で取り上げた供養塔から中原街道の道路を挟んで反対
側、少し府中街道寄りに、「庚申塔」が祀られています。

■中原街道の庚申塔
中原街道の庚申塔

■「庚申塔と大師道」のガイドパネル
「庚申塔と大師道」のガイドパネル

この庚申塔は、古くから「油屋」の屋号を持つ家の角にあったために
「油屋の庚申様」と呼ばれていた
そうですが、現在では油屋は残さ
れておらず、マンションになっています。

庚申塔というと、都電荒川線の「庚申塚」などのように各地に名前や
実物が残されていますが、これは道教の伝説に基づく儀式「庚申講」
(庚申待)
によって建てられたものです。

道教の伝説によると、人間の頭・腹・足には三尸の虫(彭侯子・彭常
子・命児子)がおり、いつもその人の悪事を監視
しているとされてい
ます。
三尸の虫は庚申の日の夜、人間が寝ている間に天に昇って天帝に
日頃の行いを報告
し、それによって人間の寿命や死後の行き先が
決められると信じられていました。

全く悪事に心当たりのない人間というものはなかなかおりませんの
で、さてどうするかというと、庚申の夜は神々を祀り、徹夜で宴会を
して三尸の虫が天に昇れないようにしていた
のだそうです。
その祭祀行為が「庚申講」(庚申待)であり、それを3年間続けると、
記念に庚申塔を建立
するのが習いだったようです。

■中原街道の庚申塔の像
中原街道の庚申塔の石像

中原街道の庚申塔の像

■見ざる、聞かざる、言わざる
見ざる、聞かざる、言わざる

中原街道の庚申塔は、「講」に加わっていた近隣の「講中」の方々に
より、1843年(天保14年)に建立
されたものです。前回の「附木屋」の
供養塔が建立されたのが5年後の1848年ですので、ほぼ同時期に
あたりますね。
建立から167年が経過し、現在では神様の顔はほとんど風化して
平らになっていますが、下部には三尸が人間の悪事を報告しない
ことを願って彫られた「見ざる、聞かざる、言わざる」の姿が確認
できます(『庚申』とは干支の『さる』のことですね)。

「川崎歴史ガイド」の冊子によれば、少なくとも冊子が発行された
1984年時点においては、講中の皆様が庚申の日に集まる慣習が
続いていた
そうです。

■「講中」の名前が書かれた看板(お名前は伏せてあります)
「講中」の皆様の名前が書かれた看板(お名前は伏せてあります)

■庚申塔に供えられたお花
庚申塔に供えられたお花

庚申塔の内部を見ると、講中の皆様のお名前が書かれていました。
これはまだ新しいもので、「平成8年1月」と設置された年月が記され
ています。
また、現在においても庚申塔にはいつもお花が供えられていますの
で、庚申塔が引き続き大切にされている
ことが伺われます。

■庚申塔の道標「東 江戸道」
庚申塔の道標「東 江戸道」

なお、庚申塔は道標の役割を兼ねていることが多く、「油屋の庚申
様」にも、「東 江戸道」「西 大山道」「南 大師道」という文字があり
ます。
写真ではわかりにくいと思いますが、上記は「東 江戸道」と彫られ
ているものです。

■庚申塔から分岐する大師道
庚申塔から分岐する大師道

かつてはこの庚申塔で大師に向かう府中街道が分かれていたもの
で、現在もその旧道は大師道と呼ばれています。
この大師道ををまっすぐ行くと、程なく現在の府中街道にぶつかる
ようになっています。

1843年に庚申塔が建立されてから、街道をゆく人たちがここを目印
に各方面へ行き交っていたのではないでしょうか。

■「庚申塔と大師道」マップ
「庚申塔と大師道」マップ

【関連リンク】
(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):「丸子の渡しガイドパネル入札不調」
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/6/28エントリ (7):「小杉陣屋と次大夫」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
2010/8/19エントリ (9):「西明寺と小杉学舎」
2010/11/12エントリ (10):「小杉駅と供養塔」

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2011年
02月10日

「ラーメンショップ住吉家」が営業終了、川崎区に移転へ

hatsushimo.gif

2011年2月9日、元住吉の家系ラーメン店「住吉家」が、川崎区へ
の移転のためにこの日をもって現地での営業終了
となりました。

■最終日の「住吉家」
最終日の「住吉家」

住吉家は、元住吉駅から綱島街道に出て、少し日吉方面に歩いた
ところにあります。綱島街道沿いに赤く光る看板が出ていたのが
目印で、2008/10/8エントリで一度ご紹介しています。
とりあえずは元住吉での最後の一杯ということで、最終日にラーメン
(並)をいただいてきました。

■ラーメン(並)
ラーメン(並)

住吉家にはしばらく行っていなかったのですが、ラーメンは変わら
ない味で、家系としては少しあっさりめの仕上がりです。食べやすい
ものですから、スープまでおいしく完食させていただきました。

■移転のお知らせ
移転のお知らせ

店内には移転のお知らせが掲示されていまして、移転先は川崎区
鋼管通1-17-1
となっていまして、マップで示すと以下のあたりになり
ます。

■住吉家移転先マップ
住吉家移転マップ

これを頼りに現地まで行く方は少ないと思いますので、あえて縮尺
は大きいマップで大体の位置を示してみました。川崎駅よりもずっと
湾岸寄りで、地名の通り日本鋼管病院の近く
ですね。
元住吉での営業終了後開店準備に入り、3月上旬にはこちらで
オープンしたい
とのことでした。

交通手段年しては車か、川崎駅からバス、または南武支線の川崎
新町または浜川崎から徒歩といったところでしょうか。
武蔵小杉から気軽に行けるかというと・・・、ちょっと厳しいかもしれ
ません。

ただ、最終日ということで住吉家ファンの方が多く詰めかけ、店主
さんと「オープンしたら行くから連絡ください」といった会話も見受け
られました。
お店側としても現状のお客さんは一旦手放さざるを得ない、という
覚悟はされてのことと思いますが、鋼管通りまで付いてきてくれる
ファンの方がいらっしゃる
のは、冥利に付きますね。

■室外機に隠れた店名
室外機に隠れた店名

■入口のカーペット
入口のカーペット""

現在の建物は老朽化につき取り壊されるそうで、お店は跡形も
なくなってしまいます。
今後は綱島街道沿いの赤い看板はもちろん、上記の室外機に隠れ
て読めない店名
も、入口のカーペットも見られなくなりますので、
記録としてここに写真を残しておきます。

そういえば住吉家が最終日となったこの日、武蔵中原駅構内では
新しいつけ麺屋さん「つけ麺維新」がオープンし、たくさんの人が
集まっていました。

去るお店もあれば来るお店もありということで、今後もいろいろ
移り変わりはあろうかと思いますが、今回はとりあえず住吉家の
移転を惜しみたいと思います。

【関連リンク】
2008/10/8エントリ 元住吉の家系ラーメン。「ラーメンショップ住吉家」

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2011年
02月09日

(仮称)中丸子移管公園の健康器具

hatsushimo.gif

現在新設工事が進められている(仮称)中丸子移管公園において、
健康器具や植栽の設置
が進められています。

■(仮称)中丸子移管公園
(仮称)中丸子移管公園

(仮称)中丸子移管公園は、中丸子地区幹線道路の沿道に新設
されるもので、小さな三角地帯を活用しています。
写真奥に4つの建物が写っていますが、右から順にロイヤルパー
クス武蔵小杉、野村不動産武蔵小杉ビル、レジデンス・ザ・武蔵
小杉、THE KOSUGI TOWERですね。

公園内部を見ると、何本か木が植えられています。

■健康器具①
健康器具①

さて、2011/1/31エントリでは健康器具の土台だけができていて
どのような器具が設置されるのか不明だったのですが、現在では
ご覧のとおりその全貌が明らかになっています。
・・・これは、ぶら下がり健康器具ですね。

■健康器具①の利用方法
健康器具①の利用方法

一部を拡大してみると、中丸子まるっこ公園の健康器具と同様、
利用方法がピクトで示されています。
これは、身長に合わせた横棒にぶら下がり、体を前後にゆする
いうもののようです。

■健康器具②
健康器具②

もうひとつはこのような器具なのですが、パッと見た目にはどのよう
に利用するのかわかりません。

■健康器具②の利用方法
健康器具②の利用方法

こちらも拡大して見ると、どうやら右側の白い部分に腰掛け、左側の
板に体を倒して体を伸ばす
ようです。ストレッチのようなものですね。

・・・というわけで、(仮称)中丸子移管公園にはr上記2点の健康器具
が設置
されます。すぐそばの中丸子まるっこ公園とは違う器具に
になりますので、完成後には健康器具をハシゴされる方の姿が・・・
見られるでしょうか。
近隣にはオフィスやコンビニがありますので、ここでお弁当を食べる
方などもいらっしゃるかもしれませんね。

工事は2月25日までの予定となっていまして、多少前後するかも
しれませんが、もうしばらくで完成となります。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 中丸子まるっこ公園
2007/12/16エントリ 中丸子まるっこ公園 12月26日オープン
2008/1/6エントリ 中丸子まるっこ公園オープン
2010/12/22エントリ 都市再生機構が中丸子地区に公園を新設
2011/1/27エントリ (仮称)中丸子移管公園の工事着工と整備費用
2011/1/31エントリ (仮称)中丸子移管公園に健康器具2点を設置

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