来場者参加型のアートフェス
「コスギアート・ラ・ファブリカ2023」が、2月11日・12日の2日間にわたって開催され、終幕しました。
昨日はこのうち、地元アーティストと住民共創の仕掛本「シン・マルコちん」の配布についてご紹介をさせていただきました。
本日は
2日間のステージプログラムとワークショップのレポートを、すべてはご紹介しきれませんがお届けしたいと思います。
■ステージプログラム「和太鼓祗園」
最初にご紹介するのは、中原区で活動する和太鼓グループ
「和太鼓祗園」です。
子どもから大人まで、幅広い年代で活動しています。
楽しそうに太鼓を打つ子どもたちも、パワフルな大人たちの太鼓もどちらも素敵でした。
先月、
NEC玉川ルネサンスシティホールで開催された「In Unity2023」にも出演していましたので、弊紙でもご紹介したばかりです。
■「紙芝居屋ゆうことぴっぴ」
続いて、中原区を中心にご家族で紙芝居活動をされている
「紙芝居屋ゆうことぴっぴ」です。
来場者参加型で、見るだけでなく楽しい演出が盛り込まれています。
今回は
おみくじが登場して、「大吉」を引きたいのですが…。
観客席から子どもたちにステージに上がってもらって、引いてもらいます。
■「大成功」
■「大人気」
■「大丈夫」
■「大盛」
出てきたおみくじは、
「大成功」「大人気」「大丈夫」「大盛」などでした。
意外な展開です。
■紙芝居本編
紙芝居本編は、主人公のうさおくんが、風船で飛んできたお手紙を拾うお話でした。
中には種がはいっていて、これを植えてほしいということなのですが、果たしてどうなるでしょうか。
ストーリーは、ご覧になったときのお楽しみにしておきましょう。
■「武蔵小杉ファミリーウィンドオーケストラ」
2日目の冒頭には、
「武蔵小杉ファミリーウィンドオーケストラ」が出演しました。
吹奏楽が好きな子育て世代の皆さんが、子どもたちを蚊帳の外にせず、一緒に練習・演奏をするグループです。
今回の「コスギアート・ラ・ファブリカ」でも、
子どもたちもステージに座って、あるいは一緒に演奏に加わったりお手伝いをして演奏をしていました。
■幕間に登場「OTM≒15」
1日目の
ステージの幕間には、「OTM≒15」が登場して、SNSで海外でも話題になった楽器「オタマトーン」などの演奏をしてくれました。
こうしたちょっと楽しい企画が挟んであったのも良かったと思います。
■「ユキノ フラ スタジオ リノハナ」
「ユキノ フラ スタジオ リノハナ」は、武蔵小杉で活動するフラダンス教室です。
心落ち着くような、優美な踊りが印象に残りました。
■「フラ レイ マカマエ」のフラダンス体験
「コスギアート・ラ・ファブリカ2023」では、
フラダンス体験のワークショップも開催されました。
上記は
1日目の「フラ レイ マカマエ」のフラダンス体験です。
さきほどご紹介した「ユキノ フラ スタジオ リノハナ」も、2日目に体験ワークショップを開催していました。
■アート体験「オリジナルぬりえ&ハンドマッサージ」
■「かわさき折り紙」を使ったバレンタインカード・冠・ハガキ作り
また、「コスギアート・ラ・ファブリカ」では多くのアート体験もありました。
ぬりえ、フィンガーペイント、バルーンアートや、「かわさき折り紙」を使ったバレンタインカード・冠・ハガキ作りなど、多くのご家族が楽しんでいました。
■占いコーナー
また中原市民館2階ホール前には、2日間にわたって
占いコーナーが常設されていました。
手相やカードなどアプローチはそれぞれありますが、こちらは大人の方に人気で、最終日も終了ぎりぎりまで占い相談をされている方がいらっしゃいました。
■「SDGsカフェ」のカードゲーム
こちらは、
中原区の哲学カフェ「ナカテツ」による「SDGsカフェ」です。
このときは
「SDGs」を学ぶカードゲームを行っていました。
配られたカードはそれぞれSDGsにつながるさまざまなプロジェクトが書いてありますが、このプロジェクトを実行するためにはお金や時間がかかります。
限られたリソースを、
参加者の皆さんで交換したり補いあってプロジェクトを実行し、世界の状況を変えていくゲームになっています。
「世界の状況」は「経済」「環境」「社会」の3つのパラメーターで表現され、それぞれ「あちらを立てるとこちらが立たず…」でバランスが重要になってきます。
実際の世界にも当てはまるSDGsの進め方の難しさを、ゲームで楽しみながら学べるというわけです。
■フィナーレで作るゲーフラ作り体験
さて、こちらは
フィナーレで使うゲーフラ作り体験です。
ゲーフラとはゲートフラッグのことで、サッカーの応援などでよく使われます。
カラフルな絵の具を使って、ご覧のようなゲーフラが出来上がります。
■ステージプログラムのトリ「nice and suunydays」
■ゲーフラを持って集まった皆さん
ステージプログラム2日目の最後は、
ジャマイカンスカ(ジャマイカ発のポピュラー音楽)の「nice and sunnydays」です。
その演奏が終わると、そのままフィナーレが始まりました。
■フィナーレのゲーフラパフォーマンス
フィナーレは、先ほどご紹介した「ゲーフラ作り体験」で作ったゲーフラを持ち寄ってのパフォーマンスです。
「nice and sunnydays」のメンバーがそのままステージに残り、ゲーフラを持った人をひとりずつステージに呼んで、Jリーグの応援のようにコールをしてくれるという趣向です。
上記写真は「和太鼓祗園」のゲーフラです。
■「TETSU AND KOTA」
■「いちごしかかたん!」
■「もうすぐ2ねん生」
このゲーフラは、「コスギアート・ラ・ファブリカ2023」参加団体が多くつくられていましたが、どなたでも作ることができました。
「もうすぐ2ねん生」など、新年度への期待をこめたメッセージもあり、会場の皆さんからも温かい応援が寄せられました。
■「和太鼓颯」
■「フラ レイ マカマエ」
■「ゆうことぴっぴ」
■「D.M.C.ダンスカンパニー」
■「まちのひろば」
■「木月住吉町ドッチボール部」
■「Dance Art Studio K」
■「ぐるーぷ琴音人」
■「サノマキコ」
■「シン・マルコ」
ゲーフラのうち、
「サノマキコ」さんは、今回配布された仕掛本「シン・マルコちん」のイラストレーターですね。
(※ゲーフラを持っているのはご本人ではありません)
詳細は関連リンクより昨日のエントリをご参照ください。
■みんなでジャンプしてフィナーレ
最後は、みんなでジャンプして終了です。
2日間、多彩な企画に多くの方が集まり、アートやダンスなどの体験を楽しみました。
昨年は中原市民館が新型コロナウイルスワクチンの接種会場になっていたこともあり、限定的な開催となりましたが、今年は久々にフルに活用しての開催となりました。
参加団体も長く活動制限をしていたところも多く、こうしたイベント参加も徐々に復活してきたところではないでしょうか。
また今後、アートに限らずさまざまな体験型のイベントが楽しめる環境になっていくとよいと思います。
■「コスギアート・ラ・ファブリカ」実行委員会を引っ張るきゃさりんさん
(はつしも)
【関連リンク】
・
シン・マルコちん(STREET STORIES)ウェブサイト
・
コスギアート・ラ・ファブリカ ウェブサイト
・
コスギアート・ラ・ファブリカ facebookページ
・
Street Stories(シン・マルコちん)ウェブサイト
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