川崎市総合自治会館跡地の複合施設「(仮称)武蔵小杉PROJECT」のフロア構成(予定)が判明、二ヶ領用水沿いの歩道が供用開始に
2023年春の開業を控えて、工事により通行止めとなっていた二ヶ領用水沿いの歩道が開通しました。
また、2棟の建物のフロア構成についても、現段階で予定されている内容が判明しましたので、お伝えします。
※開業までに変動する可能性もありますので、予めご了承ください。
■川崎市総合自治会館跡地の複合施設
川崎市総合自治会館跡地の複合施設は、中央に芝生の広場を挟んで、2棟の建物とシェアリングファームのビニールハウスがあります。
このうち写真左(北側)が「アウトドアダイニング棟」、写真右(南側)が「クリニックパーク・産前産後ケア棟」になっています。
■「アウトドアダイニング棟」
■「クリニックパーク・産前産後ケア棟」
■「アウトドアダイニング棟」のフロア構成(予定)
2F | ●地域交流スペース「N-Labo」 ●株式会社ナチュラオフィス ●テラス |
1F
|
●卸問屋直売所「コスギ グリルマーケット」 |
■「クリニックパーク・産前産後ケア施設棟」のフロア構成(予定)
2F | ●「クリニックパーク 武蔵小杉Sky」(皮膚科・産婦人科) ●産前産後ケア施設「Cradle Newborn House(クレイドルニューボーンハウス)」 |
1F
|
●「クリニックパーク 武蔵小杉Ground」(耳鼻咽喉科・内科) ●そうごう薬局 ●駐輪場 |
今回判明した現段階で予定されているフロア構成は、上記の通りです。
あくまでも予定ですので、開業までに変更される可能性があることを予めご承知ください。
「アウトドアダイニング棟」1階には、地元産を含む食材をグリル付きテーブルで調理して食べられる「コスギ グリルマーケット」があります。
2階は地域交流スペース「N-Labo」、株式会社ナチュラのオフィス、テラスです。
一方、「クリニックパーク・産前産後ケア施設棟」は、クリニックモールと産前産後ケア施設が入居します。
クリニックモールは1階が「クリニックパーク 武蔵小杉Ground」、2階が「武蔵小杉Sky」で、耳鼻咽喉科・内科・皮膚科・産婦人科が開院予定です。
産前産後ケア施設は「Cradle Newborn House(クレイドルニューボーンハウス)」が入居予定です。
また「クリニックパーク・産前産後ケア施設棟」にはまだ用途が不明な広めの区画がひとつあります。
■シェアリングファーム「トレファーム」
また前掲のほか、すでにご紹介したシェアリングファーム「トレファーム」があります。
上記写真は少し前のものですが、本日時点では綺麗に仕上がってきていました。
■二ヶ領用水の橋から先の歩道が供用開始に
そして、2022年9月1日から通行止めになっていた二ヶ領用水沿いの「今井南橋」先の歩道が、先日供用開始になりました。
■供用開始になった歩道
二ヶ領用水沿いの歩道は、従来のソメイヨシノを生かしてきれいに仕上がりました。
円みのある木製のベンチも設置されています。
■広場向かいのステージのようなベンチ
そして芝生の広場の向かいには、長いベンチがありました。
奥行きはありませんが、使い方によってはイベントステージにもなりそうな形状でした。
歩道、ベンチとしてはすでにどなたでも利用できますので、一度通行してみてください。
ところで、昨年11月末まで募集していた複合施設の名称案については、当初12月中旬に発表される予定でしたが、1月発表に延期されていました。
■「(仮称)武蔵小杉PROJECT」の名称案
KOSUGI iHUG コスギ アイハグ |
「集まる」「憩う」「育む」。 これらの頭文字をつなぎ合わせて「ア・イ・ハグ」と名付けました。さらに「iHUG(抱きしめる)」という意味を加え、多彩なコミュニティを育む場でありたいという想いも込めています。 |
KOSUGI DOCK
コスギ ドック |
「DOCK」とは波止場や船渠(せんきょ)といった意味をもつコトバ。 この「食・農・建」複合型のコミュニティ・フィールドが豊かな時間を紡ぎ、多彩なコミュニティを深めながら佇み、やすらぐ、憩いの場として多くの方々に親しんでもらいたい。そんな想いを込めたネーミングです。 |
KOSUGI sketch コスギ スケッチ |
それは、大きなキャンバスに絵を描くように。 ここが利用する方々にとって楽しく豊かに思い思いの時間を紡いでもらえる場所であってほしい。 そして心に残る風景が沢山生まれる場所であってほしい。 そんな想いを込めて「KOSUGI sketch」と名付けました。 |
もう1月17日ですから、近々発表になるのではないでしょうか。
【関連リンク】
・「(仮称)武蔵小杉PROJECT」プロジェクト
・東レ建設 トレファーム
・川崎市 パブリックコメント 総合自治会館跡地等の活用に係る土地利用方針(案)について
・川崎市 「川崎市総合自治会館跡地等活用の検討に関するサウンディング調査」の結果をまとめました
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他 府中街道拡幅
・2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
・2014/8/28エントリ 川崎市が「国道409号(小杉工区)沿道まちづくり」を発表、総合自治会館跡地に商業・住居複合ビルを構想
・2018/11/8エントリ 川崎市が総合自治会館跡地活用・等々力緑地再編整備について民間事業者からの事業提案を募る「マーケットサウンディング」を実施、2019年1月までに結果公表へ
・2019/12/14エントリ 川崎市が総合自治会館跡地の土地利用方針(案)を公表し意見募集、府中街道地権者の共同ビル構想は中止し現会館建物の継続利用案も浮上
・2021/2/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地にシェアリングファーム・地産地消飲食・子育て支援の複合施設が2022年度中整備へ、武蔵小杉の人気店「ナチュラ」が事業参画 ・2021/9/30エントリ 府中街道沿いの旧川崎市総合自治会館が更地に、俯瞰&地上写真で在りし日の姿から解体までを振り返る
・2022/6/30エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の建物躯体が登場、シェアリングファームや地産地消ダイニング・子育て支援施設の年度内運用に向け工事進む
・2022/7/25エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設の詳細イメージパースが公開、「農・食・健・憩」を通じたコミュニティの場が2023年春に誕生へ
・2022/9/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地の複合施設整備工事で二ヶ領用水沿いが年末まで通行止めに、緑道再整備のイメージ図も公表
・2022/11/4エントリ 川崎市総合自治会館跡地複合施設「(仮称)武蔵小杉PROJECT」のプロジェクトサイトが開設、11月末まで施設名称3案の投票実施中