本展示会には「パブリックゾーン」として川崎市など地方公共団体も出展しており、川崎市が「川崎フロンターレ」デザインの、小平市が「FC東京」デザインのマンホールカードを配布していました。
東京ビッグサイトにおいて、はからずも「多摩川クラシコ・ご当地マンホール編」が実現したことになります。
■川崎フロンターレ・FC東京デザインのマンホールカード
近年、各自治体において「ご当地マンホール」の設置が進められるとともに、その絵柄を印刷した「マンホールカード」がコレクターズアイテムとして配布されています。
多くの場合は各地の観光名所や史跡などが絵柄として採用されますが、川崎市と小平市においては地元のJ1クラブ「川崎フロンターレ」「FC東京」デザインのマンホールが設置されていました。
両クラブは多摩川を挟んだライバルとして、その対戦は「多摩川クラシコ」と呼ばれてプロモーションが行われています。
今回は東京ビッグサイトでは川崎市・小平市のブースが向かい合わせとなり、場所をかえた「多摩川クラシコ」となっていたというわけです。
両自治体のブースで、それぞれ写真のマンホールカードが配布されていました。
■川崎市・川崎フロンターレデザインのマンホールカード
まずこちらは、川崎市の川崎フロンターレデザインのマンホールカードです。
マスコットキャラクターの「ふろん太」「カブレラ」が描かれているもので、川崎水道100周年を記念して等々力陸上競技場前に2021年に設置されました。
カードの裏側には、デザインの由来も掲載されています。
川崎市では、「スポーツの力で、人を、街をもっと笑顔にするため、市民をはじめすべての人と共に歩む」川崎フロンターレと連携して、市民のまちへの愛着、誇りを育み、連帯感を醸成するとともに、魅力づくりを目指しているということです。
■小平市・FC東京デザインのマンホールカード
続いてこちらは、小平市のFC東京デザインのマンホールカードです。
FC東京のマスコットキャラクター「東京ドロンパ」と、小平市ふれあい下水道館の微生物キャラクター「ヒルガタワムちゃん」が描かれています。
FC東京のホームグラウンド・味の素スタジアムは調布市にありますが、小平市には練習グラウンドがあります。
「小平市ふれあい下水道館」では日本で唯一、誰でも自由に地下25mの実際に使われている下水道に入り、下水の流れる音やにおい、色などをリアルに体験できるのだそうです。
そこに東京ドロンパとヒルガタワムちゃんが一緒に見学に来た様子が、マンホールになっています。
■小平市ブースのゲーム賞品「FC東京マンホールデザインのコースター」
なお、小平市ブースでは、FC東京マンホールデザインのコースターなどもゲームの賞品として配布されていました。
マンホールカードはブースのゲームをクリアすればだれでも同じものがもらえますが、こちらはゲームの結果により賞品が異なりますので、あらかじめご承知ください。
上記のコースターは、賞品の中で一番上位のものです。
■川崎市・ブランドメッセージデザインのマンホールカード
また川崎市ブースではもう1枚、ブランドメッセージデザインのマンホールカードも配布していました。
川崎市では市制100周年を2024年に控え、シビックプライドを醸成し、未来の川崎をイメージするためにブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」を制定しました。
このデザインを採用したご当地マンホールは、川崎駅東口駅前広場に2017年に設置されています。
■相模原市・はやぶさ2デザインのマンホールカード
なお、「下水道展'22東京」ではほかにも自治体が出店しており、相模原市などで同様にマンホールカードを配布していました。
マンホールの絵柄を集める「マンホール愛好家」の方にはお勧めのイベントかと思います。
■「下水道展'22東京」開催中の東京ビッグサイト
「下水道展'22東京」は、8月5日(金)まで開催されています。
入場するには事前登録が必要ですので、エントリ末尾のウェブサイトをご参照ください。
■川崎フロンターレと川崎市上下水道局のコラボマンホール(等々力陸上競技場前)
【関連リンク】
・下水道展 ウェブサイト
・2021/9/29エントリ 川崎フロンターレが神戸降し3戦連続逆転勝利、水道局コラボマンホールお披露目や「サ道」三宅弘城さんらトークショー等「かわさき水まつり」も展開