武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2022年
05月09日

南武沿線道路・上丸子跨線橋下で中原区役所×川崎フロンターレの装飾がお披露目、中原区や等々力の魅力を発信

南武沿線道路の「上丸子跨線橋」下に、中原区役所と川崎フロンターレが協働で中原区の魅力と川崎フロンターレのヒストリーや活動を伝える装飾を実施しました。

この装飾が連休中に完成し、本日両者によるお披露目のセレモニーが行われました。

■南武沿線道路の「上丸子跨線橋」下の中原区役所×川崎フロンターレ装飾
中原区役所×川崎フロンターレ装飾

南武沿線道路・上丸子跨線橋下

武蔵小杉駅北口から南武沿線道路を向河原方面に進むと、綱島街道との立体交差があります。
この立体交差が「上丸子跨線橋」です。

上丸子跨線橋はかねてから拡幅工事が行われており、2022年3月28日に4車線で供用開始されたことをお伝えしておりました。

今回装飾が行われたのは、南武沿線道路に面した跨線橋下の壁面です。

■跨線橋下の装飾
上丸子跨線橋下の装飾

跨線橋下は、どうしても日陰になるため雰囲気が暗くなります。
また度重なる落書きも問題となっていました。

一方でここは向河原方面から武蔵小杉の中心街へのゲートのような位置付けにもなります。

跨線橋下を明るい雰囲気で中原区の魅力を伝えるような場所にすべく、中原区役所と川崎フロンターレが協働し、今回の装飾を行いました。

装飾は新丸子の同人誌専門の印刷会社「ねこのしっぽ」がデザインし、川崎フロンターレが製作したということです。

■北側「笑顔のあるまち・中原」
笑顔のあるまち・中原

■南側「等々力のあるまち・中原」
北側「等々力のあるまち・中原」

跨線橋下の装飾は北側・南側の2面あります。

北側は「笑顔のあるまち・中原」と題して中原区の魅力を伝える内容、南側は「等々力のあるまち・中原」と題して川崎フロンターレの近年のヒストリーを中心に伝える内容になっています。

大きく分けると北側が中原区役所パート、南側が川崎フロンターレパートですね。

●北側:高さ2.84m×幅19.62m(約55.72平米)
●南側:高さ3.59×幅19.62平米(約70.44平米)

サイズは上記の通りで、合計約126.16平米に及ぶ巨大な装飾が登場しました。

■同じく、中原区役所まちづくり推進部地域振興課 佐藤課長
中原区役所地域振興課 佐藤課長

中原区役所地域振興課長の佐藤さんからは、下記のようなご挨拶がありました。

「こちらの装飾は落書き防止効果や、中原区の魅力をさらに高める魅力発信を両立させていただいたとても素晴らしい取り組みで、大変感謝しております。
フロンターレさんには3月に中原区役所の庁舎の正面玄関も装飾していただき、区民の皆さんにもたいへんご好評をいただいています。庁舎の装飾とこちらの道路の装飾をあわせまして、フロンターレさんには区民の皆さんと一緒に区を盛り上げてくださっていると実感し、大変喜ばしく思っております。これからも中原区の魅力発信につとめてまいります」

またQ&Aでは、これだけ大きな装飾でも紹介しきれない中原区の魅力や川崎フロンターレの活動がたくさんあったことに触れ、

「嬉しい悩みですよね。フロンターレさんから色々アイデアをいただきながら区役所からも意見交換させていただいて作り上げたものですけれども、本当に詰め込み切れない魅力があることをあらためて感じた作業でした。結果、惜しまれつつ載せられなかったものもありまして、凝縮しても入れきれないくらい中原区はコンテンツに恵まれているということをあらためて感じております」

と力強くお話しくださいました。

■本装飾を担当された中原区役所道路公園センター整備課 小野課長
中原区役所道路公園センター整備課 小野課長

また、中原区役所道路公園センター整備課長の小野さんからは、

「道路行政部門で20年以上仕事をしていてもそうない経験をさせていただいて、やりがいがありました。落書きに関する陳情が多い場所で、今回フロンターレさんに声をかけさせていただいてご協力をいただき、たいへん感謝しております」

と、地域課題の解決のためのコラボレーションに感謝の言葉がりました。

また川崎フロンターレ タウンコミュニケーション部の佐々木さんからは、

「街の皆さんの楽しそうな笑顔がコンセプト。『等々力のあるまち・中原』はフロンターレの優勝シーンを中心にしていますが、等々力はフロンターレだけではありません。地域の皆さんの憩いの場所としての姿もご紹介しています」

と、広い視点で製作にあたっての思いをお聞きしました。

■中原区の板橋区長・川崎フロンターレ佐々木さんら関係者によるお披露目
中原区の板橋区長と川崎フロンターレ佐々木さんによるお披露目

関係者によるお披露目

今回の装飾はGW前半には完成していましたが、お披露目は本日ということで、それまでウェイティングのシートが貼られていました。

本日は中原区役所と川崎フロンターレの皆さんの協働作業で、このシートを順番に剥がしてお披露目のセレモニーが行われました。

4月に中原区長に就任された板橋さんも来場されて、綺麗にシートが剥がされて装飾が完全公開となりました。

■ふろん太君も登場
ふろん太君も登場

ふろん太君も登場

さらにマスコットキャラクターのふろん太君も登場です。

装飾の写真の中に写っている自分を発見して喜びつつ、通行される方に手を振って今日もサービス精神満点です。

■北側「笑顔のあるまち・中原」
笑顔のあるまち・中原

それでは、まずは北側の「笑顔のあるまち・中原」から見ていきましょう。

こちらは中原区役所が大きく中心に掲載されています。
中原区役所は先日ご紹介した通り、川崎フロンターレをはじめとする「かわさきスポーツパートナー」の装飾が行われました。

写真は川崎フロンターレデザインになった正面玄関です。

■「中原区PR Movie このまちのどこが好き?」のQRコード
50周年記念ムービー

またこの下部には、中原区制50周年事業として製作された「中原区PR Movie このまちのどこが好き?」のQRコードも掲載されていました。

この動画も川崎フロンターレが協力しており、中村憲剛さんのダンスも収録されています。
(余談ですが、動画製作にあたっての区民向けワークショップには弊サイト「武蔵小杉ライフ」も協力し、エンディングにクレジットされています)
 
■武蔵小杉駅周辺
武蔵小杉駅周辺

北側の装飾は中原区役所を中心に、「武蔵小杉駅周辺」「川崎フロンターレサポートショップ」「地域イベント」「丸子橋」の各エリア・ジャンルに分かれています。

「武蔵小杉駅周辺」は、下記のスポットが幅広に紹介されていました。

●川崎市中原平和公園
●まんが寺・常楽寺
●二ヶ領用水
●新丸子駅前
●武蔵小杉駅東口
●Kosugi 3rd Avenue
●フロンターレ郵便ポスト
●武蔵小杉駅東口
●武蔵小杉駅JR西口前
●東急武蔵小杉駅南口
●こすぎコアパーク

■川崎フロンターレサポートショップ
川崎フロンターレサポートショップ

続いてこちらは川崎フロンターレサポートショップ紹介です。

装飾のデザインを担当された新丸子の同人誌専門印刷会社「ねこのしっぽ」や、川崎フロンターレサポーターが集まる「SHIBACOFFEE」、「ふろん太・カブレラドーナツ」でコラボ中の「イクミママのどうぶつドーナツ」などが掲載されていました。

●川崎フロンターレ公認キャラクターカワサキまるこ
●菓心桔梗屋
●今井湯
●イクミママのどうぶつドーナツ
●萬福飯店
●コスギカレー
●印刷会社ねこのしっぽ
●SHIBACOFFEE

■「ねこのしっぽ」と「SHIBACOFFEE」
ねこのしっぽとSHIBACOFFEE

本日のセレモニーには「ねこのしっぽ」の社長・専務もいらっしゃっていましたので、お話を伺いました。

今回のデザインは幹線道路沿いということで、パッと目に入るようなものとし、下部の流線は多摩川の流れをイメージされたということです。

ここまで大きなビジュアルのデザインを手掛けられたのは、初めてだそうです。

■地域イベント
地域イベント

続いてこちらは「地域イベント」です。

川崎フロンターレ選手の商店街訪問をはじめ、フロンターレがかかわるイベントが多数紹介されていました。

この2年ほどはコロナ禍で開催が難しい状況にありますが、また今後さまざまなコラボイベントが実施されることでしょう。

●フロンターレ選手の商店街訪問
●コスギブルーパーク(サポートショップ主催イベント)
●川崎フロンターレサッカースクール
●中原区×フロンターレ コラボ婚姻届
●日本医科大学武蔵小杉病院(選手らが病院を訪問する「ブルーサンタ」)
●中原消防署
●算数ドリル実践授業at上丸子小学校
●中原警察署
●なかはらゆめ区民祭
●川崎純情小町
●多摩川エコラシコ
●武蔵中原駅発車メロディ

■地域イベントのひとつ「多摩川エコラシコ」
玉川エコラシコ

こちらは地域イベントのひとつ、選手らが多摩川を清掃する「多摩川エコラシコ」です。

ドイツ2部のデュッセルドルフに完全移籍した、日本代表田中碧選手の写真もありました。
完全移籍しても新しいビジュアルが街中に登場するのは、応援する方にとって嬉しいことでしょう。

■丸子橋
丸子橋

北側のさいごは、「丸子橋」エリアです。
多摩川河川敷や土手は、中原区の重要な憩いの場所ですね。

●多摩川河川敷
●多摩川土手
●京浜伏見稲荷神社

■南側「等々力のあるまち・中原」
等々力のあるまち・中原

一方、南側は「等々力のあるまち・中原」です。

等々力陸上競技場を中央に配置しつつ、川崎フロンターレの2017年以降のタイトル獲得の写真などが掲載されています。

■2017年J 1リーグ優勝
2017年J1リーグ優勝

■2018年J1リーグ優勝・2019年ルヴァンカップ 優勝
2018年J1リーグ優勝・ルヴァンンカップ優勝

■2020年天皇杯優勝・J 1リーグ優勝
2020年天皇杯優勝・J1リーグ優勝

■2021年J1リーグ優勝
2021年J1リーグ優勝

川崎フロンターレは、長年「シルバーコレクター」と言われましたが、2017年に悲願のJ 1リーグ初優勝を果たしました。

そこから毎年タイトルを獲得するようになり、これまでにJ 1リーグ、ルヴァンカップ 、天皇杯の国内3大タイトルを獲得しました。

残る主要タイトルはアジア・中東のトップクラブが戦う「AFCチャンピオンズリーグ」となっています。

今後さらにタイトルが増えることも期待され、その際に上丸子跨線橋の装飾が更新されるかどうか伺うと、

「そうですね、装飾はどうしても劣化もありますし、また次の施策に向けて、区役所さん、道路公園センターさんとどういった形でできるか、今後決めたいなと思います」

とのことで、十分期待できそうでした。

■等々力緑地の風景
等々力緑地の風景

最後にこちらは、普段の等々力緑地の風景などです。

これが川崎フロンターレ佐々木さんがコメントされていた、「フロンターレだけではない」、地域の憩いの場所としての等々力ですね。


本エントリでは装飾の概要をご紹介していますので、ひとつひとつの写真については、是非現地でご覧になってみてください。

また今後も川崎フロンターレは中原区役所やさまざまな企業・商業施設・商店街や地域団体などと楽しいコラボレーションを進めていくものと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ 中原区装飾「道路壁面装飾『○○のあるまち・中原』」実施のお知らせ
川崎市報道発表資料 南武沿線道路上(上丸子橋下)壁面をフロンターレデザインに!
2022/3/8エントリ 川崎フロンターレが純烈コラボタオルプレゼント「いっしょにおフロんた~れ」で3/5千年温泉などに賑わい、武蔵小杉では3/12今井湯で開催へ
2022/3/21エントリ 中原区役所に川崎フロンターレに加え川崎ブレイブサンダース・NECレッドロケッツ・富士通レッドウェーブ・フロンティアーズの装飾が登場、「かわさきスポーツパートナー」一色に
2022/4/2エントリ 中原区制50周年記念PR動画「このまちのどこが好き?」が公開、川崎フロンターレ中村憲剛FROなど全登場スポット・出演者を解析

Comment(0)

2022年
05月05日

グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポットが2022シーズン版に更新、武蔵小杉などを背景にチャナティップら新加入4選手も登場

2021シーズンより、グランツリー武蔵小杉に川崎フロンターレのフォトスポットが常設されています。
このフォトスポットの写真が、2022シーズン版に更新されました。

■グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット
グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット

■グランツリー武蔵小杉3階のフォトスポット
グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット

■グランツリー武蔵小杉2階のフォトスポット
グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポット

グランツリー武蔵小杉のフォトスポットは、2階・3階に合計4か所設置されています。
1か所あたり2選手、合計8選手がが登場しますので、合計8選手ということになります。

これまでに登場してきた選手と、今回の掲載選手は下記の通りです。

●2021年5月:谷口彰悟・家長昭博・長谷川竜也・レアンドロ ダミアン・大島僚太・登里享平・小林悠・チョン ソンリョン
●2021年10月:ジェジエウ・車屋紳太郎・宮城天・マルシーニョ・旗手怜央・脇坂泰斗・山根視来・小林悠
●2022年5月:五十嵐太陽・チャナティップ・瀬古樹・早坂勇希・橘田健人・ジョアン シミッチ・脇坂泰斗・大島僚太

今回は3階のフォトスポットが五十嵐太陽・チャナティップ・瀬古樹・早坂勇希の4選手で、「新戦力特集」のような形になっています。

■五十嵐太陽選手・チャナティップ選手
五十嵐太陽・チャナティップ選手

まず3階の新戦力特集から見ていきましょう。
こちらは五十嵐太陽(いがらしたいよう)選手と、チャナティップ選手です。

五十嵐太陽選手は川崎フロンターレユース出身のフォワードで、2022シーズンよりトップ昇格を果たしました。

U-18在籍時にはプリンスリーグ得点王に輝き、プレミアリーグ昇格の原動力となりました。

チャナティップ選手は、「タイのメッシ」と呼ばれる同国の英雄的選手です。
北海道コンサドーレ札幌から2022シーズンより川崎フロンターレに加入し、主にインサイドハーフとして起用されています。

現在は負傷中ですが、川崎フロンターレのJ1リーグ3連覇のためには活躍が欠かせない選手といえるでしょう。

■瀬古樹選手・早坂勇希選手
瀬古樹選手・早坂勇希選手

続いて隣も新戦力の瀬古樹(せこたつき)選手・早坂勇希(はやさかゆうき)選手です。

瀬古樹選手は、明治大学から横浜FCに加入し、2年間主力として活躍してきたミッドフィールダーです。
明治大学在籍時には天皇杯で川崎フロンターレと対戦し、かなり川崎フロンターレを苦しめました。

横浜FCではキャプテンも務め、2021シーズンにクラブが降格となってしまったため非常に苦しい決断となりましたが、より高いレベルでチャレンジをしたいと川崎フロンターレに移籍しました。

まだ出場機会は限られていますが、中盤で負傷選手が相次ぐ中で期待が高まります。

早坂勇希選手は、川崎フロンターレユースから桐蔭横浜大学に進学し、ふたたび川崎フロンターレに戻ってきたゴールキーパーです。

身長は184cmと、ゴールキーパーとしては大型とはいえませんが、俊敏な反射神経によるシュートストップが持ち味です。

川崎フロンターレでは正ゴールキーパーのチョン ソンリョン選手を筆頭にゴールキーパーの平均年齢が高く、次世代を担う選手の育成が期待されています。

■瀬古樹選手・早坂勇希選手の背景は武蔵小杉の高層ビル群
背景は武蔵小杉の高層ビル群

なお、瀬古樹選手・早坂勇希選手の背景は、武蔵小杉の高層ビル群でした。
これは南側の、井田や日吉の高台から撮影したようなアングルです。

■橘田健人選手・ジョアン シミッチ選手
橘田健人選手・ジョアンシミッチ選手

続いて2階は、川崎フロンターレの中心選手が登場します。
こちらは橘田健人(たちばなだけんと)選手・ジョアン シミッチ選手です。

橘田健人選手は、昨年ルーキーとして大ブレイク。中盤の底を支えるポジション「アンカー(ワンボランチ)」として、ジョアン シミッチ選手の定位置を奪う形でJ1リーグ優秀選手賞を受賞しました。

終盤まで落ちない運動量と鋭い読みでアンカーの左右に空くスペースをカバーする姿はプレミアリーグの名選手「エンゴロ・カンテ」にも例えられます。

ジョアン シミッチ選手は、2021シーズンに名古屋グランパスから加入したブラジル出身の選手です。

中盤での正確なビルドアップに加えて、長短の縦パスを繰り出してのチャンスメイクも得意です。
前述の通り、2021シーズンに橘田健人選手に定位置を奪われる形になりましたが、2022シーズンは橘田健人選手と併用しての「ダブルボランチ」でも出場するなど起用の幅が広がりそうです。

■脇坂泰斗選手・大島僚太選手
脇坂泰斗選手・大島僚太選手

最後は脇坂泰斗選手・大島僚太選手です。
中村憲剛選手がつけていた「14番」、エースナンバーの「10番」と、いずれもクラブを代表する背番号をつけるミッドフィールダーです。

脇坂泰斗選手は、「ボールを止める・蹴る」の技術がJ1リーグでもトップクラスの、川崎フロンターレのスタイルを体現する選手です。

川崎フロンターレユースから阪南大学を経由してトップチームに加入。
現在は中堅選手として副キャプテンもつとめ、背番号「14」をつけることでクラブを背負う覚悟を見せました。

今季はややプレイに悩んでいるような印象も受けますが、脇坂選手独自の「14番」の姿を今後見せてくれることでしょう。

そして大島僚太選手は、この10年、川崎フロンターレを代表する選手です。
「Jリーグ最高」とも呼ばれるテクニックはプロ入り12シーズン目を迎え一層健在ですが、昨シーズンより度重なる負傷により出場できない状態が続いています。

ベストコンデイション時の、プロサッカー選手も憧れるような圧倒的なプレイをまた観たいと感じている方が多くいらっしゃるでしょう。

まずは現在のけがを万全の形で治療するところからのスタートとなります。


今回の8選手は、以上です。
前回からは脇坂泰斗選手が続投、ほかの7人が入れ替わりでした。

2021シーズンには終盤の10月に更新がありましたので、また2022シーズン中にも入れ替わりがあるかもしれませんね。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ウェブサイト
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ
2021/2/5エントリ グランツリー武蔵小杉で川崎フロンターレ写真展がスタート、リニューアル準備の仮囲いで24年の歴史を振り返る
2021/5/1エントリ グランツリー武蔵小杉で5/2まで開催「川崎フロンターレCheering FESTIVAL」でふろん太久々イベント登場、8選手フォトスポットも館内常設に
2021/8/19エントリ グランツリー武蔵小杉で川崎フロンターレ・ブレイブサンダース・NECレッドロケッツ・富士通レッドウェーブ・フロンティアーズのユニフォームが展示
2021/10/12エントリ グランツリー武蔵小杉の川崎フロンターレフォトスポットが更新、ハロウィンの「パンプキンキャッスル」も登場

Comment(0)

2022年
04月12日

川崎フロンターレU-18が初挑戦・高校年代最高峰「高円宮杯プレミアリーグ」で2連勝、等々力陸上競技場ホーム開幕戦レポート

川崎フロンターレアカデミー「U-18」は、今シーズンから「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグEAST」に挑戦しています。

U-18プレミアリーグは、クラブユース(プロサッカークラブの下部組織)と高校サッカーが混合で戦うトップリーグで、「高校年代最高峰」とされます。

川崎フロンターレU-18は第1節で「大宮アルディージャU18」に勝利し、4月10日の第2節で「流通経済大学付属柏高校」と対戦しました。

この試合が川崎フロンターレU-18にとってはホーム開幕戦にあたり、等々力陸上競技場で有観客(入場無料)で開催されました。

■プレミアリーグ「流経大柏高校戦」が開催された等々力陸上競技場


等々力陸上競技場 

一般に高校サッカーというと、お正月の「全国高校サッカー選手権大会」をイメージされる方が多いと思います。

直近ではFC東京に加入した松木玖生選手を擁した青森山田高校が優勝しており、地上波でテレビ中継が行われるために一般の知名度が高くなります。

ただ、こちらはあくまでも高校の部活動の大会であり、クラブユースが参加していません。

「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ」はプレミアリーグ・プリンスリーグ・都道府県リーグの3階層で構成され、高校サッカー・クラブユースが混合で戦い毎年降格・昇格があります。

前述の青森山田高校はプレミアリーグEASTに所属し、全国高校サッカー選手権大会に加えてプレミアリーグEASTも制しています。
(通常はプレミアリーグEAST・WEST優勝者による優勝決定戦が開催されますが、2020・2021は中止されました)

川崎フロンターレは2021シーズンのプリンスリーグ関東で優勝したことで、2022シーズンからプレミアリーグEASTへと昇格を果たしました。

プレミアリーグは、「毎試合が全国高校サッカー選手権の決勝戦レベル」ともいわれる、高校サッカーとクラブユースのそれぞれのトップがしのぎを削るリーグです。

■「流経大柏高校戦」ホームゲームイベント「プレミアキッズランドミニ」
ホームゲームイベント「プレミアキッズランドミニ」 

一方、プレミアリーグは全国高校サッカー選手権大会ほどには一般の知名度が高くありません。

そこで今回は川崎フロンターレU-18のプレミアリーグ初挑戦、また等々力陸上競技場でのホーム開幕戦とあって、「U-18を応援しよう!」とのプロモーションが組まれました。

通常はホームゲームイベントなどはありませんが、今回、プロモーションの一環として開催されたのが「プレミアキッズランドミニ」です。

上記はキックターゲット「ファンタジスタ」ですが、絵柄がトップチームの選手ではなく、「未来のファンタジスタ」としてU-18の選手になっていました。

■「ICONパスマシーン」
ICONパスマシーン

もうひとつのミニゲームは「ICONパスマシーン」です。
円筒の中で、順番に光る壁面にボールを当てて、川崎フロンターレが誇る「止める・蹴る」の技術を磨くトレーニングができました。

「プレミアキッズランドミニ」は、この2種のみでしたが、ほかにもアカデミーのグッズ販売や、一部スタジアムグルメの出店もありました。

■等々力陸上競技場バックスタンドの観客
等々力陸上競技場の観客

■同じく、メインスタンドの観客
メインスタンド

■入場者数は1,867人
入場者数

川崎フロンターレがプロモーションをかけたこともあって、当日は1,867人の入場がありました。

サポーター有志の応援団が集まる通称「Gゾーン」には人が集まり、太鼓と手拍子で応援しました。

■ふろん太も応援に登場
ふろん太も応援に登場

カブレラとたかたのゆめちゃんも

またマスコットキャラクターの「ふろん太」も応援に登場しました。
当日は来場できなかった「カブレラ」と、陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」もポーチと小さな人形で同伴です。

■流通経済大学付属柏高校ののぼりも
流通経済大学付属柏高校ののぼりも

ビジター側のゴール裏には、流通経済大学付属柏高校ののぼりも設置されていました。
また少数ですが、応援の方もバックスタンドに来場されていました。

■試合は川崎フロンターレU-18が勝利
試合は川崎フロンターレU-18が勝利

川崎フロンターレU-18が勝利

■盛り上がるサポーター
盛り上がるサポーター

■終了間際にコーナーで「鹿島る」U-18
コーナー際で「鹿島る」U-18

試合は川崎フロンターレが効果的にボールを刈り取って優位に進めました。

1-1で迎えた後半、U-17日本代表の10番・大関友翔選手のスルーパスから17番・尾川丈選手がミドルシュート。このこぼれ球を2年生の11番・岡野一恭平選手が詰めて2-1で勝利しました。

試合終了間際には、Jリーグで鹿島アントラーズが勝つためにコーナーでボールを動かさずに時間を使う、俗に「鹿島る」と呼ばれる戦術も使うなど、勝利へのこだわりを見せました。

プレミアリーグは高校年代最高峰に相応しく、非常に強度が高くスピード感がありました。

■2-1で試合終了
2-1で試合終了

■お互いの応援団に挨拶
お互いの応援団に挨拶

■勝利した川崎フロンターレU-18の皆さん
勝利した川崎フロンターレU-18の皆さん

勝利したU-18の皆さん

トップチーム(Jリーグ)の試合終了後と違うのは、選手が両チームの応援団に挨拶するところです。
これは天皇杯で大学のチームと対戦する場合も同様で、部活動・体育会のカルチャーのようです。

そしてもちろん、川崎フロンターレU-18の皆さんはサポーターに順番に挨拶をして回ります。

どんなときでもきちんとファンサービスができるマインドを根付かせることも、川崎フロンターレのトップチーム選手を育成するうえではきわめて重要な要素でしょう。

さて、これにより川崎フロンターレU-18はプレミアリーグEASTで2連勝を飾り、「勝ち点6」で青森山田高校などと並んで首位に立っています。

ここから12月4日の「第22節」までリーグ戦が続いていきます。

<今後のプレミアリーグ日程>
●4/16(土) vsJFAアカデミー福島U-18 14:00 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド
●4/24(日) vs横浜F・マリノスユース 13:00 川崎フロンターレ麻生グラウンド
●5/1(日) vs青森山田高校 11:00 青森山田高校グラウンド
●5/8(日) vs柏レイソルU-18 13:00 等々力陸上競技場
●5/15(日) vs前橋育英高校 11:00 前橋育英高校高崎グラウンド
●5/22(日) vs市立船橋高校 13:00 神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場

上記が今後のプレミアリーグ日程ですが、試合により保護者のみ観戦など制限があります。
レギュレーションは関連リンクより、プレミアリーグのウェブサイトをご確認ください。

5月8日(日)の柏レイソルU-18戦がまた等々力陸上競技場で開催されます。
おそらくこの試合はまた今回のように有観客で開催されるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染状況等により変更される可能性がないとはいえませんので今後の確認は必要ですが、一度「未来のファンタジスタ」の姿を見に行ってみるのも良いと思います。

■ユースからトップ昇格した五十嵐太陽選手(2021年のU-18壮行会)
五十嵐太陽選手

■ユース出身の田中碧選手・三笘薫選手(JR川崎駅コンコース)
田中碧選手・三笘薫選手

【関連リンク】
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ ウェブサイト
川崎フロンターレ U-18を応援しよう!「4/10 流通経済大学付属柏高校戦」について

(川崎フロンターレユース関連)
2016/12/17エントリ 川崎フロンターレの20周年事業。川崎市に寄贈された「等々力第1サッカー場」の人工芝と、夜間LED照明設備
2017/12/9エントリ 年内、まだ等々力でフロンターレを応援できる!「高円宮杯U-18プリンスリーグ」最終節前橋育英高校戦が12月10日(日)開催/田中碧選手が出場した昨年最終節を振り返る
2018/12/7エントリ 等々力陸上競技場の2018年最終戦。高円宮杯最終節「川崎フロンターレU-18対東京ヴェルディユース戦」が12月9日(日)13時キックオフ
2019/1/12エントリ 川崎フロンターレU-18の2018最終戦を振り返る:U-19日本代表・宮代大聖選手がプロでの活躍に向け挨拶
2019/10/6エントリ 川崎フロンターレが湘南ベルマーレとのU-18・J1「湘南2DAYS」で連勝、トップ昇格内定・宮城天選手が活躍 2019/12/12エントリ 川崎フロンターレU-18が帝京高校戦制しプリンスリーグ残留、今季トップチーム登録・宮城天・有田恵人選手らが卒団の挨拶
2021/12/6エントリ 川崎フロンターレ「J1優勝報告会&U-18壮行会」完全取材レポート:サポーター5千人前にシャーレ掲げ等々力陸上競技場に青覇テープが舞う

Comment(0)

2022年
04月10日

川崎フロンターレの柏戦ホームゲームイベント「陸前高田ランド・春」の物産販売や餅まきに賑わい、藁科前社長に勝利で花道

2022明治安田生命J1リーグ第8節川崎フロンターレvs柏レイソル戦」が4月9日に等々力陸上競技場で開催されました。

この試合、川崎フロンターレは従来のフォーメーション「4-3-3」を変更し、ボランチ(中盤の守備的なポジション)を1名増員する「4-2-3-1」を中心に臨みました。
「4-3-3」でワンボランチ(アンカー)をつとめてきた橘田健人選手と、ジョアン シミッチ選手のダブルボランチにより守備の安定がみられたように思います。

そしてマルシーニョ選手の突破から完璧なラストパスが供給され、昨年のMVP・得点王のレアンドロ ダミアン選手が得点して川崎フロンターレが1-0で勝利しました。

■JリーグTwitter 川崎Fvs柏 得点者 レアンドロ ダミアン

またこの日は、ホームゲームイベントとして恒例の「陸前高田ランド・春」が開催されましたので、ご紹介いたします。

■等々力陸上競技場周辺で開催された「陸前高田ランド・春」


陸前高田ランド・春

■「Mind-1ニッポンプロジェクト」のヒストリー展示
Mind-1ニッポンプロジェクトのヒストリー展示

2011年3月11日発生の東日本大震災以来、川崎フロンターレは「Mind-1ニッポンプロジェクト」のもとに継続的な被災地支援を行ってきました。

すぐに実施された街頭募金活動にはじまり、現地の課題として明らかになってきた学校教材の不足に応えるかたちで「川崎フロンターレ算数ドリル」の寄贈、現地でのサッカー教室などに取り組み、2015年9月11日には友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結しました。

この協定に基づいてさらに選手らによる訪問、現地でのパブリックビューイング、陸前高田市の子どもたちを川崎市に招待する「かわさき修学旅行」などにも取り組んできています。

この活動の一環として継続してきたのが「陸前高田ランド」です。
陸前高田ランドにおいては、等々力陸上競技場ホームゲーム開催時のイベントとして陸前高田市の物産等の販売を行ってきました。

メイン会場となった等々力緑地の児童公園では、ジャングルジムにこれまでの活動ヒストリー展示がありました。

■2022年の活動ヒストリー展示パネル
2022年の活動ヒストリー展示パネル

毎年展示パネルが加わり、今回は2022年についてもパネルが追加されていました。

2022年はまだ始まったばかりですが、東日本大震災が発生した「3.11」には溝の口駅ペデストリアンデッキで街頭募金活動が行われ、翌日のホームゲームでも選手会による募金活動などが行われていました。

■「Mind-1ニッポンプロジェクト」による溝の口の街頭募金活動
溝の口駅ペデストリアンデッキの街頭募金活動

溝の口駅での街頭募金活動については、本サイトでも同日のエントリでお伝えしておりますので、詳細は関連リンクよりご参照ください。

■陸前高田ランド・春での物産販売
陸前高田ランドでの物産販売

■三陸産商品販売
三陸産商品販売

タオルマフラー型の昆布

さて、「陸前高田ランド」といえば、陸前高田市を中心とした物産販売です。

川崎フロンターレのホームゲームイベントということで、応援グッズ「タオルマフラー」を模した昆布は定番商品になっています。

このブースではほかにも「陸前高田おやつこんぶ」「浜焼きほたて」「三陸産カットわかめ」「手摘み岩のり 」「雪っこオールインワンジェル」など、さまざまな三陸産部さんが販売されていました。

■「神田葡萄園」の蛇口ワイン・ジュース
神田葡萄園の蛇口ワイン・ジュース

神田葡萄園の蛇口ワイン・ジュース

アップルジュース

続いてこちらは「神田葡萄園」です。
昨年は「マスカットサイダー」「リアスワイン」をご紹介しましたが、今回は「蛇口ワイン・ジュース」が目に留まりました。

この日は少し汗ばむほどの陽気でしたので、蛇口からワインやジュースを注いでその場でいただけるのが有難かったです。

■ひころいちファームの米粉パスタスナック
ひころいちファームの米粉パスタスナック

米粉パスタスナック


米粉パスタスナック

こちらも定番となった「ひころいちファーム」の「米粉パスタスナック」です。
カレー味・エビせんレモン風味・牡蠣味・えびせん風味・のりしお味・ソルト味・コンソメ味の中から4種類選んで、袋詰めしてもらえます。

■袋詰めの米粉パスタスナック
米粉パスタスナック

■米油で美味しさも長持ち
美味しさも長持ち

米粉パスタスナックは、米粉・米油により「グルテンフリー」「アレルゲンフリー」「化学調味料フリー」で作られています。

米油で揚げることで油臭さがなく、さらに酸化しにくいことで美味しさが長持ちするのだそうです。

■八木澤商店の「奇跡の醤油」
奇跡の醤(ひしお)

こちらは、「八木澤商店」の「奇跡の醤(ひしお)」です。

同商店は東日本大震災により壊滅的な損害を被りましたが、震災前の「もろみ」奇跡的に無事な状態で見つかりました。
これを拡大培養して仕込み、夏を二度経過させて熟成させたのが「奇跡の醤」となっています。

■八木澤商店の各種醤油やぽん酢・ごまだれなど
八木澤商店の昆布りんご醤油や味付ぽん酢柚子・ごまだれ

■八木澤商店の味噌
八木澤商店の味噌

■八木澤商店の「味噌フランク」
味噌フランク

「奇跡の醬」のほかにも、八木澤商店には昆布醤油やぽん酢、ごまだれなどさまざまな商品があります。

またスタジアムグルメとしては、しっかり味付けの「味噌フランク」が人気でした。

■「カフェフードバーわいわい」
「カフェフードバーわいわい」

■カキバター焼き
カキバター焼き

カキバター焼き

そして三陸といえば、やはり牡蠣は外せませんね。

「カフェフードバーわいわい」では、カキのバター焼きをいただきました。
大粒の柔らかいカキが、とても美味しかったです。

■さんまメンチ
さんまメンチ

「カフェフードバーわいわい」では、「さんまメンチ」や、納豆をちくわに詰めた「なっちく」も人気でした。

行列ができますので、早めに確保しておくのがポイントです。

■恒例の「もちまき」
恒例のもちまき

餅まき

こちらも「陸前高田ランド」恒例の「もちまき」です。

昨年の「陸前高田ランド」同様、事前に整理券を配布したうえでの「着席」での実施となりました。

ただし、今回は整理券を配布した専用エリアの外側にも餅をまいていたため実質的に自由参加も可能で、当初予定よりも規制緩和されていたようです。

専用エリア以外は着席ではありませんが、特に騒いだり押すな押すなのような状態にはならず、皆さん飛んできた餅は深追いせずに落ち着いた運用になっていたかと思います。

■餅まきにはマスコットや藁科前社長も参加
Mind-1ニッポンプロジェクト募金活動

■藁科前社長
藁科前社長

藁科前社長

この餅まきは4回行われまして、それぞれ参加者は異なりますが、この初回はマスコットキャラクターのふろん太・カブレラ・陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」のほか、川崎フロンターレの社長を退任された藁科前社長も登場しました。

藁科前社長は在任中の7年間、陸前高田市の支援とパートナーシップの発展に力を尽くしてきました。

■カブレラ×ゆめちゃんチアソングを歌う「Charat」の皆さんらも参加
Charat

Charat

Charat

Charat

また今回は、カブレラ×ゆめちゃんチアソング「GO FRONT!」を歌う「Charat」の皆さんらも参加していました。

餅まきの前には、ステージでミニライブも実施しています。

■「Mind-1ニッポンプロジェクト」募金活動
Mind-1ニッポンプロジェクト募金活動

Mind-1ニッポンプロジェクト募金活動

そして餅まき終了後には、「Mind-1ニッポンプロジェクト」募金活動が実施されました。

こちらは餅まきと異なり、事前に整理券を配布した専用エリアの方のみでした。

■餅まき最終回には武井壮さんらも参加
最終回には武井壮さんらも参加

■武井壮さんと吉田新社長
武井壮さんらも参加

餅まき最終回には、元陸上競技選手のタレント・武井壮さんや、川崎フロンターレの吉田新社長らも参加していました。

■ワルンタも吉田新社長の隣で募金活動に参加
ワルンタも参加

ワルンタのレアなサムアップ

そして餅まき最終回には、イベントにはあまり出てこない「ワルンタ」まで登場しました。

相変わらずダルそうながら募金活動に参加し、募金された方に親指を立ててサムアップしたのは、なかなかレアなシーンです。

■藁科前社長への寄せ書き
藁科前社長への寄せ書き

藁科前社長への寄せ書き

「陸前高田ランド・春」のレポートは、以上です。
最後に、当日実施されていた藁科前社長への寄せ書きをご紹介します。

この寄せ書きは、当日のホームゲーム「柏レイソル戦」終了後に、サポーター有志から藁科社長にプレゼントされていました。

寄せ書きの写真は、2022シーズンの新体制発表会において、「藁科ジャクソン」としてダンスで登場した時のものですね。

藁科さんが発展させてきた陸前高田市とのパートナーシップは、今後も吉田新社長をはじめクラブの皆さんに引き継がれていくことと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ゲーム記録 第8節
川崎フロンターレ Mind-1日本プロジェクト ウェブサイト

(川崎フロンターレの東日本大震災復興支援活動)
2011/3/18エントリ 東日本大震災復興支援・川崎フロンターレによる街頭募金活動
2016/2/24エントリ 2月28日(日)「いっしょにおフロんた~れ」を前に、武蔵小杉周辺銭湯めぐり。「今井湯」「丸子温泉」の煙突と、「祇園湯」営業終了
2017/6/6エントリ 支援は、ブームじゃない。川崎フロンターレが東日本大震災復興支援の街頭募金活動を継続中:JR武蔵小杉駅では6月8日、22日、7月20日に実施
2018/4/22エントリ 川崎フロンターレが「陸前高田ランド・春」を開催、昨季J1優勝を争った鹿島アントラーズに4-1で快勝
2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
2018/12/1エントリ 川崎フロンターレがJ1リーグ最終戦「ジュビロ磐田戦」に2-1勝利、リーグ最多得点・最少失点で現行制度初の完全優勝
2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
2019/3/27エントリ 川崎フロンターレ公式カフェ「川崎モアーズの湯」が期間限定で本日オープン、陸前高田の食材メニュー提供しパブリックビューイングも実施へ
2019/6/1エントリ J1リーグ第14節・川崎フロンターレvs浦和レッズ戦は1-1ドローで10戦無敗、「陸前高田ランド」では餅まきに賑わい
2019/12/1エントリ 川崎フロンターレホーム最終戦イベント「陸前高田ランド・冬」の牡蠣やホタテに賑わい、2020シーズンユニフォームも発表
2020/3/11エントリ 東日本大震災から9年の武蔵小杉:川崎フロンターレが「ReMind-1」募金を実施、新型コロナ対応で街頭活動に代えて銀行振込で受付
2020/4/15エントリ 川崎フロンターレが新型コロナウイルス対策でオリジナルマスク販売、需要急減の陸前高田市・キャンプ地等の物産紹介にビデオ会議背景画像を配布
2020/10/12エントリ 川崎フロンターレ×陸前高田市「ふろん田」発の日本酒「青椿」がフロカフェ等で好評、被災地支援から地域課題解決のパートナーに
2020/11/3エントリ 川崎フロンターレが札幌戦で等々力陸上競技場を中村憲剛一色に演出、「陸前高田ランド」ではご当地グルメに賑わい
2021/3/11エントリ 東日本大震災から10年の武蔵小杉:川崎フロンターレ選手らが募金活動実施、サポーターが「ニュータンタン」カップ麺にメッセージ添え仙台に差入れ
2021/11/28エントリ 川崎フロンターレが2021リーグホーム最終戦で「陸前高田ランド冬」開催、着席型もちまき・東日本大震災復興支援募金活動・ご当地グルメに賑わい復活
2022/3/11エントリ 東日本大震災から11年:溝の口では川崎フロンターレの街頭募金活動に厚意集まる、中原区役所では弔意の半旗を掲揚

Comment(1)

2022年
04月03日

川崎フロンターレが抗菌・防カビ等技術企業「染めQテクノロジィ」とSDGs協業に調印、6/18「かわさきSDGsランド」出展など活動推進

川崎フロンターレは、今シーズンより持続可能な開発目標「SDGs」の推進を掲げています。
かねてから取り組んできた地域貢献・社会貢献の活動をSDGsの「17のゴール」に当てはめて、さらに発展させていく取り組みです。

このたび川崎フロンターレが川崎市に拠点を置く抗菌加工等の技術開発企業「染めQテクノロジィ」との「SDGs協業」を進めていくことに合意し、4月2日のホームゲーム「セレッソ大阪戦」開催前に調印式が行われました。

■川崎フロンターレ・染めQテクノロジィ・川崎市産業振興財団による調印式
川崎フロンターレ・染めQテクノロジィの調印式

川崎フロンターレは、地域密着を掲げこれまでにもさまざまな貢献活動を推進してきました。
その一部は、本サイトでもご紹介させていただいております。

「SDGs」という言葉こそこれまで前面には出してきませんでしたが、サッカークラブの枠を超えた幅広い活動は、そのすべてがSDGsに定められた「17のゴール」のいずれかに結びついているものです。

特に17のゴールのひとつ「17. パートナーシップで目標を達成しよう」は、多くの地域パートナーとの協業により進める川崎フロンターレの活動のほとんどすべてに該当しています。

今回は公益財団法人川崎市産業振興財団の引き合わせにより、新たなパートナーシップとして川崎フロンターレと染めQテクノロジィの協業が行われることになりました。

染めQテクノロジィは、抗菌加工や防カビ加工などにより、菌・ウイルスから健康を守る環境づくりを支援しています。
またサビ止めやコンクリートの長寿命化などの技術も提供しています。

本社は茨城県猿島郡五霞町ですが、川崎市川崎区榎町にR&Dセンターがあります。

今回、川崎フロンターレ・染めQテクノロジィ・川崎市産業振興財団の3者で合意された協業は下記の3点です。

(1)企業マッチングによる市全体のSDGs活動推進への寄与
(2)川崎フロンターレのSDGsイベントに染めQテクノロジィの出展
(3)川崎市産業振興財団との連携によるSDGs活動推進

2番目の「川崎フロンターレのSDGsイベント」は、6月18日「北海道コンサドーレ札幌戦」で開催される「かわさきSDGsランド」です。

これははじめての取り組みで、現段階で詳細は未確定ですが、染めQテクノロジィの技術を体験できるブース出展などが行われるようです。

■川崎フロンターレ 吉田明宏副社長
川崎フロンターレ吉田副社長

川崎フロンターレの吉田副社長からのメッセージは、下記の通りです。

「川崎フロンターレの記念すべき26周年の周年事業として、新たな挑戦としてこれまで地域密着活動の一環として皆さんと続けてきたさまざまな社会貢献活動を「川崎フロンターレSDGs」として17のゴールに紐づけて体系化してまいりました。

クラブ単体ではなく、多くのパートナーの皆さんとこの活動を行うべく、その第1弾として協業の記者会見を染めQテクノロジィ様と行うこととなりました。

先日茨城県五霞町の染めQテクノロジィ様にお伺いし、社長や社員の皆さまの社会貢献活動に対するミッション・意識・開発力の高さに大変感銘を受けました。我々もひとつでも多くのパートナーの皆さまとつなげていきたいと思っています。
また今回川崎市産業振興財団の仲介もあり、今回調印に至ったことを感謝しております。

川崎フロンターレは、川崎フロンターレSDGsをSDGsで多くの皆さまとつながることによって、単なるサッカークラブではなく、地域社会に欠かせない存在、社会インフラとして、つまり生活インフラとして欠かせない存在になることを目指してまいります」


■染めQテクノロジィ 菱木貞夫社長
染めQテクノロジィ菱木社長

染めQテクノロジィの菱木社長のメッセージは、下記の通りです。

「当社の事業をご紹介しますと、人の命を助ける。ウイルスが流行する中でどうウイルスと対決するか。一度塗布したら、そこでウイルスが増殖できなくなる。カビが生えなくなる。カビを殺す薬品はあっても、カビが出なくなる薬品はまだないはずです。そういう技術開発を行っています。

また建物などの社会インフラがありますが、その多くは鉄やコンクリートです。それらの劣化やサビを止めることができます。加えて劣化したものの強度を高めることもできます。

そんなことが今の社会に役に立ったらよいと思い、(川崎市産業振興財団の)三浦理事長にご相談したらこのようなご縁をいただくことができました。

世界的にSDGsが標榜されてから何年か経ちますが、それよりもずっと前から私たちは社会のためにひたすら黙々と研究開発してきました。
そして今回、川崎フロンターレさんとこんなご縁をいただくことができました。

(川崎フロンターレのように)サッカークラブという以上に、本当に地域を大事にして、地域の人たちと結束のあるクラブチームがあるだろうか。本当に感銘を受けております。そんなご縁が、我々にとっても有難いご縁になるのではないかと思い、今日改めて三浦理事長、吉田副社長にも御礼申し上げます。

精一杯この技術を世に広めることで活動してまいりたいと思います。今回は良いご縁をいただいたと思っています」


■川崎市産業振興財団 三浦淳理事長
川崎市産業振興財団三浦理事長

川崎市産業振興財団の三浦淳理事長は、以前は川崎市の副市長をつとめられていた方です。
今回は両社をマッチングした立場から、本協定に下記のように期待を寄せられました。

「川崎フロンターレ様、染めQテクノロジィ様の協業調印にあたり、誠にありがとうございます。両社をつなげたご縁ということでお招きいただきましたが、産業振興財団としても心から嬉しく思います。

今回の協定締結の意義をお話ししたいと思います。川崎フロンターレさんはサッカーを通じて地域社会、子どもたちをはじめ、笑顔を地域の隅々まで届けていただいている、川崎市民の誇りであるわけです。
染めQテクノロジィさんは、『ナノ密着技術』で長年社会的な課題解決に向けて取り組んでこられている技術開発企業です。縁があってお知り合いになって、是非川崎での展開ということで、川崎市のR&Dの拠点も設けていただきました。

そうした中でフロンターレさんと染めQテクノロジィさんと、ある意味で全く違った方がマッチングして協業締結したわけですが、両社のもつ力・人脈・ネットワーク・技術が協力することで、社会的課題解決や地域社会を元気にすることに貢献できると考えております。
ある意味では両社の協業マッチング自体がイノベーションではないかと考えております。

染めQテクノロジィさんは財団主催の起業家オーディションでさまざまな賞を獲得されました。フロンターレさんについても、本年度から起業家オーディションに協賛いただき、新たに『川崎フロンターレSDGs賞』をつくっていただきます。

こういった両社の取り組みを通じて、とりわけ川崎のスタートアップに大きなエールを送っていただき、スタートアップにおいても川崎の地においてSDGsのが広がることを心から期待したいと思います。

本日がそこに向けたキックオフになろうかと思います。川崎の町がさらに元気になることを期待しております」




本協定による取り組みの第1弾は、6月18日(土)開催のホームゲーム「北海道コンサドーレ札幌戦」でのイベント「かわさきSDGsランド」ということになりそうです。

今シーズンからホームゲームイベントでは「SDGsブース」が出展していますが、「かわさきSDGランド」はそれをイベント全体に拡大したものになるでしょう。

■川崎フロンターレSDGsブース
川崎フロンターレSDGsブース

■SDGsの主な取り組み一覧を配布
SDGsの取り組み一覧

今シーズン、川崎フロンターレのホームゲームイベントにおける「SDGsブース」では、川崎フロンターレのこれまでの社会貢献・地域貢献活動がSDGsの「17のゴール」のどれに結びついているのか、体系化して説明する展示が行われてきました。

■SDGsブースでの「LEADS TO THE OCEAN」ごみ拾い
ゴミ拾い

ゴミ拾い

ゴミ拾い

■「SDGs」の一環として開催された「フロンターレ牧場」
フロンターレ牧場

また「SDGsブース」を起点に実施していたごみ拾い活動や、ホームゲームイベント「フロンターレ牧場」なども、それぞれSDGsのゴールに結びつくものです。

今回の協定に基づき、「かわさきSDGランド」を皮切りとしつつ、今後さらに具体的な活動や成果がもたらされることを、本サイトとしても楽しみにしたいと思います。



なお、前述の通り4月2日はJ1リーグ第6節「川崎フロンターレvsセレッソ大阪戦」が開催されました。
この試合は川崎フロンターレが中盤でのボールロストやカウンターなどから4失点を喫し、反撃も及ばず1-4で今季2敗目を喫しました。

これにより、等々力陸上競技場でのホーム無敗記録は、25試合でストップすることとなりました。

■後半一矢を報いたマルシーニョ選手
後半一矢を報いたマルシーニョ選手
©KAWASAKI FRONTALE

後半一矢を報いたのは左サイドでフル出場したマルシーニョ選手です。
途中出場した小林悠選手のポストプレーを起点とした、見事な連携でここは完璧な崩しでした。

得点は良かったとしつつも敗戦したことは残念と振り返り、「顔を上げて次に向けて良い準備をしていきたい」と切り替えました。

また同日、等々力陸上競技場周辺ではホームゲームイベント「ドールランド春」が開催されています。

■ホームゲームイベント「ドールランド春」のワルンタ
ドールランド春のワルンタ

ドールランド春のワルンタ

「ドールランド」は、川崎フロンターレのスポンサーである「ドール」の冠イベントです。
同社は「かわさき応援バナナ」「かわさき応援アボカド」などで川崎フロンターレとコラボレーションも進めており、「ドールランド」では商品であるバナナをテーマにした企画が毎回開催されます。

上記写真はマスコットキャラクター「ワルンタ」によるじゃんけん大会で、勝つとドール商品がもらえます。

ワルンタはいつもやる気に乏しく普段はイベントには出てこないのですが、今回はバナナも装着して登場してくれました。
じゃんけんは相変わらず無気力で、寝っ転がったままずっとグーを出したままだったりします。

■「バナナフリーキック」
バナナフリーキック

■ドールランド仕様の「イケメンダンク」
ドールランド仕様のイケメンダンク

その他、バナナ越しにフリーキックを決める「バナナフリーキック」や、ドールランド仕様のバスケットボールゲーム「イケメンダンク」など、多くのイベントがありました。

「イケメンダンク」のビジュアルは、ドールランドとのコラボによる「かわさき応援バナナ」「かわさき応援アボカド」のものですね。

これらのバナナ・アボカドは川崎市内のスーパーで販売されており、購入すると売り上げの一部が等々力陸上競技場整備資金として寄付されます。

なお、次回のホームゲームイベントは4月9日(土)で、人気の「陸前高田ランド」です。
陸前高田市の物産販売などにより東日本大震災の被災地を支援するもので、こちらも川崎フロンターレのSDGs活動のひとつです。

川崎フロンターレでは、引き続きパートナーシップを活かした活動を推進していくものと思われます。

【関連リンク】
川崎フロンターレウェブサイト 川崎フロンターレSDGs
川崎フロンターレウェブサイト 株式会社染めQテクノロジィとの「クラブパートナー契約」締結のお知らせ
染めQテクノロジィ ウェブサイト

(2022シーズンホームゲーム関連)
2022/2/18エントリ 川崎フロンターレが2022シーズンJ1開幕戦「多摩川クラシコ」制す、始球式に「純烈」登場しホームゲームイベントにSDGsブースも
2022/3/3エントリ 川崎フロンターレが浦和に逆転勝利でリーグ首位、武蔵小杉・等々力陸上競技場周辺に「26(フロ)周年タペストリー」出揃う
2022/3/17エントリ 川崎フロンターレが今季初休日ホームゲームで「フロンターレ牧場」を開催、牛の乳しぼり・羊の毛刈り体験に子ヤギのかけっこも出走

(2022シーズンイベント・企画関連)
2022/3/5エントリ 川崎フロンターレ藁科社長が中原消防署に退任挨拶訪問、長年の協力に署員がサプライズの花道【社長・署長取材あり】
2022/3/8エントリ  川崎フロンターレが純烈コラボタオルプレゼント「いっしょにおフロんた~れ」で3/5千年温泉などに賑わい、武蔵小杉では3/12今井湯で開催へ
2022/3/11エントリ 東日本大震災から11年:溝の口では川崎フロンターレの街頭募金活動に厚意集まる、中原区役所では弔意の半旗を掲揚
2022/3/13エントリ 川崎フロンターレ・富士通が「街歩きバリアフリーマップ」で等々力陸上競技場までのアクセス情報を提供、車いすでの来場取材レポート

(えがお共創プロジェクト関連)
シャレン!Jリーグ社会連携ウェブサイト 2020Jリーグシャレン!アウォーズ・Jリーグチェアマン特別賞『発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム/川崎フロンターレ』活動レポート
川崎フロンターレ 「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」の取り組み 2020Jリーグシャレン!アウォーズ「Jリーグチェアマン特別賞」受賞のお知らせ
2020/6/18エントリ Jリーグ社会連携で表彰、川崎フロンターレの「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」番外編トークイベント開催レポート
2020/11/22エントリ 川崎フロンターレが11/21大分戦で開催、「発達障がい児向け親子サッカー教室&パブリックビューイング」密着取材レポート
2021/11/21エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・JTB・ANA・富士通らが「2021えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場で発達障がい児向けサッカー教室やパブリックビューイング実施

Comment(0)

2022年
03月19日

中原区役所正面玄関が川崎フロンターレデザインに装飾、「LOVE KAWASAKI」掲げ日本代表谷口彰悟選手やマスコットキャラクターが登場

【Reporter:はつしも】

本日、中原区役所の正面玄関が川崎フロンターレデザインに装飾されました。
ワールドカップアジア最終予選日本代表の谷口彰悟選手やマスコットキャラクター、等々力陸上競技場などのビジュアルが描かれれています。

■中原区役所の正面玄関


小杉町3丁目の中原区役所

中原区役所の正面玄関は、敷地の西側(府中街道側)にあります。
この正面玄関は風除室の部分が建物から突起した形状になっており、今回装飾が施されたのはその風除室の部分です。

■正面玄関の前面上部
正面玄関の前面上部

正面玄関の前面上部(左側)

正面玄関の前面上部には、「中原区役所」の文字の左右両側に装飾がありました。
ここにはふろん太・カブレラが登場です。

右側が中原区役所のロゴ、左側が川崎フロンターレのエンブレムで、「川崎市は川崎フロンターレを応援しています」のメッセージが添えられていました。

■正面玄関風除室前面(右側)
正面玄関風除室右側

■正面玄関風除室前面(左側)
正面玄関風除室前面(左側) 

そして風除室前面も、ご覧の通り装飾されていました。
右側がキャプテン谷口彰悟選手とワルンタ、左側がふろん太です。

■風除室の側面にも施された装飾
側面にも施された装飾

さて、角度を変えて正面玄関の側面に回ってみると、こちらにも装飾がありました。

■正面玄関側面(右側)の装飾
上部右側の装飾 

川崎市のマップ 

右側には、川崎市のマップがありました。
その中で中原区役所と、等々力陸上競技場が簡略に図示されています。

■正面玄関側面(左側)の装飾
正面玄関側面(左側)の装飾

正面玄関側面(左側)

側面左側には、等々力陸上競技場メインスタンドの写真がありました。
メインスタンドの右奥には、武蔵小杉のタワーマンションの姿も見えます。

「LOVE KAWASAKI」とともに、「川崎フロンターレは川崎市をホームタウンとするサッカークラブです。」というメッセージがありました。

■中原区役所で中村憲剛さん引退の際に施された装飾(2020年)
中原区役所のビッグフラッグと懸垂幕

エレベーターの「背番号14」

中原区役所では、川崎フロンターレ中村憲剛さんの引退の際、2020年12月にも、地域に多大な貢献をしてきた同選手への感謝を込めて中村憲剛さん仕様の装飾を行っていました。

これは一定期間で終了しましたが、このうちエレベーターのドアの装飾については、その後も取り外されず残されていました。


中原区役所では、今後他の「かわさきスポーツパートナー」の装飾や展示も広げていくようです。

プロアマ問わずホームタウンのスポーツクラブと、地域や行政の連携が強化されていくのは良いことと思います。

【関連リンク】
2020/12/30エントリ 中原区役所が川崎フロンターレ&中村憲剛選手一色に、1/4までケンゴに感謝のメッセージをWeb募集・フラッグ化して贈呈へ2022/2/1エントリ 武蔵小杉駅の川崎フロンターレビジュアルが2022シーズン版に更新、中村憲剛さんから継承「14番」脇坂泰斗選手が登場

Comment(0)

2022年
03月17日

川崎フロンターレが今季初休日ホームゲームで「フロンターレ牧場」を開催、牛の乳しぼり・羊の毛刈り体験に子ヤギのかけっこも出走

【Reporter:はつしも】

2022明治安田生命J1リーグ第4節「川崎フロンターレvs名古屋グランパス戦」が3月12日に等々力陸上競技場で開催され、川崎フロンターレが1-0で勝利しふたたびリーグ首位に立ちました。

また、この日は今季リーグ戦においては初の休日ホームゲームとなり、本格的なホームゲームイベント「フロンターレ牧場」が開催されました。

■ホームゲームイベント「フロンターレ牧場」


■今季リーグ初得点を挙げたマルシーニョ選手
マルシーニョ選手
©KAWASAKI FRONTALE

今回は、「フロンターレ牧場」を中心に開催レポートをお届けしたいと思います。

■等々力陸上競技場周辺で開催された「フロンターレ牧場」
フロンターレ牧場

フロンターレ牧場

川崎フロンターレでは、今季「SDGs」の推進をコンセプトに掲げています。

今回の「フロンターレ牧場」は、地元・川崎の牧場や養豚場、動物公園や競馬場の協力のもと、さまざまな体験イベントをを実施することで多様な生物との共生の大切さを実感するものとなっています。

SDGsで定義される17のゴールのうち、「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」「陸の豊かさも守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」の4つに関連付けられています。

■「福田牧場」の羊の毛刈り体験
羊の毛刈り体験

こちらは、羊の毛刈り体験です。
川崎市唯一の牧場である「福田牧場」の協力により実施されました。

モコモコした立派な羊の毛を、牧場スタッフのサポートのもと少しずつ刈っていきます。

■「相澤良牧場」の牛の乳しぼり体験


■「相澤良牧場」のミルクを使ったコーヒーゼリーソフト
コーヒーゼリーソフト

こちらは牛の乳しぼり体験です。
横浜市にある「相澤良牧場」の協力により実施されました。

同牧場のミルクを使ったソフトクリームも今回は販売されまして、日中気温が高く良い天気だったこともあって大人気でした。

■動物とのふれあい・えさやり体験
動物のえさやり体験

動物のえさやり体験

動物とのふれあい・えさやり体験

動物とのふれあい・えさやり体験

「フロンターレ牧場」では、動物とのふれあい・えさやり体験も恒例です。
ヤギのほか、うさぎ、ハムスター、ひよこなどの小動物とふれあうことができました。

■「ふれあいヤギかけっこ」
どうぶつかけっこ

どうぶつかけっこ

どうぶつかけっこ

どうぶつかけっこ

どうぶつかけっこ

そして今回のメインイベントが、「ふれあいヤギかけっこ(どうぶつかけっこ)」です。
お子さん4人が子ヤギとゴールを目指す競争で、観客も競馬のように1位を予想して投票しました。

■出走のファンファーレは洗足学園音楽大学の皆さん
出走のファンファーレは洗足学園音楽大学の皆さん

■各レースで出走する子ヤギ
ふれあいヤギかけっこ

ふれあいヤギかけっこ

ふれあいヤギかけっこ



ふれあいヤギかけっこ

当日は5レースありまして、それぞれ出走する子ヤギに名前がついていました。

これらの名前は選手や監督などが元ネタで、川崎フロンターレを応援する方は思わずクスリと笑えるようなものになっています。

選手のうち写真がないのは、川崎フロンターレから名古屋グランパスに移籍した阿部浩之選手(ヒサシブリラスカル)・斎藤学選手(ヒサシブリマナブ)ですね。

他クラブに移籍した選手が対戦相手として出場するとブーイングが起こるのはサッカー界で一般にあることですが、川崎フロンターレの場合は温かい拍手が起こります。

移籍してもホームゲームイベントのネタに使われる、そんな関係性が見えます。

■干し草のベッド体験
干し草のベッド体験

干し草のベッド体験

こちらは昨年初登場した「干し草のベッド体験」です。
牧場で動物たちが食べる干し草を敷き詰めた、ふわふわのベッドにダイブして体感できました。

またこれらのほか、恒例の「カブトムシの森」イベントが併催され、カブトムシの幼虫採集体験も行われていました。

ここから幼虫を育てていくプロセスを楽しめるというわけです。

■イクミママのどうぶつドーナツ
イクミママのどうぶつドーナツ

イクミママのどうぶつドーナツ

イクミママのどうぶつドーナツ

そして中原区で動物といえば…、イクミママのどうぶつドーナツです。

先般ご紹介したように武蔵小杉駅北口の公式カフェ「フロカフェ」のふろん太・カブレラドーナツがイクミママのどうぶつドーナツの協力によりリニューアルされました。

今回はホームゲームイベントのスタジアムグルメで登場です。

■SDGsブースでの「LEADS TO THE OCEAN」ごみ拾い
ゴミ拾い

ゴミ拾い

ゴミ拾い

ゴミ拾い

■ゴミ拾いに参加するともらえる選手トレーディングカード
ゴミ拾いに参加するともらえるトレーディングカード

また今回は「LEADS TO THE OCEAN」プロジェクトの一環として、SDGsブースを起点にごみ拾い活動を実施していました。

海に集まるごみの8割は、街で捨てられたものなのだそうです。
街中のごみを減らすことで、海を綺麗にすることができます。

このプロジェクトは「日本財団」と、湘南・江の島で17年間清掃活動をしてきた「NPO法人 海さくら」と、川崎フロンターレなどのプロスポーツ20チームが協力して実施しています。

今回参加すると、オリジナル選手トレカがもらえました。
今後も継続的に実施されるかと思いますので、参加してみるのも良いと思います。


川崎フロンターレでは、今季もさまざまなホームゲームイベントや企画を展開していきます。
ここ2シーズンはコロナ禍でかなり制限の多いイベント開催となりましたが、今シーズンは社会情勢も勘案しながら、徐々に自由度も上がってくるのではないでしょうか。

【関連リンク】
川崎フロンターレ ゲーム記録 第4節
2022/2/18エントリ 川崎フロンターレが2022シーズンJ1開幕戦「多摩川クラシコ」制す、始球式に「純烈」登場しホームゲームイベントにSDGsブースも
2022/3/3エントリ 川崎フロンターレが浦和に逆転勝利でリーグ首位、武蔵小杉・等々力陸上競技場周辺に「26(フロ)周年タペストリー」出揃う
2022/3/5エントリ 川崎フロンターレ藁科社長が中原消防署に退任挨拶訪問、長年の協力に署員がサプライズの花道【社長・署長取材あり】
2022/3/8エントリ  川崎フロンターレが純烈コラボタオルプレゼント「いっしょにおフロんた~れ」で3/5千年温泉などに賑わい、武蔵小杉では3/12今井湯で開催へ
2022/3/11エントリ 東日本大震災から11年:溝の口では川崎フロンターレの街頭募金活動に厚意集まる、中原区役所では弔意の半旗を掲揚
2022/3/13エントリ 川崎フロンターレ・富士通が「街歩きバリアフリーマップ」で等々力陸上競技場までのアクセス情報を提供、車いすでの来場取材レポート

Comment(0)

2022年
03月13日

川崎フロンターレ・富士通が「街歩きバリアフリーマップ」で等々力陸上競技場までのアクセス情報を提供、車いすでの来場取材レポート

【Reporter:はつしも】

川崎フロンターレ・富士通が、どなたでも等々力陸上競技場まで来場できるようにすることを目的とした「街歩きバリアフリーマップ」を共同で作成し、配布しています。

このマップでは、武蔵小杉駅・武蔵中原駅・新丸子駅から等々力陸上競技場までの段差や歩道の状況などをバリアフリーの観点から調査し、現地の状況がわかるように細かく情報が盛り込まれています。

今回は両社と武蔵小杉住民の方のご協力のもと、3月12日のホームゲーム「川崎フロンターレvs名古屋グランパス戦」において、実際に車いすの方がこのマップを使って武蔵小杉駅から等々力陸上競技場まで観戦に訪れた模様を取材させていただきました。

■川崎フロンターレ×富士通による「街歩きバリアフリーマップ」
街歩きバリアフリーマップ

川崎フロンターレ×富士通「街歩きバリアフリーマップ」

街歩きバリアフリーマップ
©KAWASAKI FRONTALE

街歩きバリアフリーマップ
©KAWASAKI FRONTALE

まずこちらが、川崎フロンターレ×富士通による「街歩きバリアフリーマップ」です。

周辺各駅から等々力陸上競技場までのアクセスルートに加えて、等々力陸上競技場内のバリアフリー情報も掲載されています。

等々力陸上競技場内のマップは従来から情報がありましたが、今回特筆すべき点は、各駅から等々力陸上競技場までの徒歩ルートの、詳細にわたるリアルな情報が盛り込まれていることです。

またマップ上に掲載されたQRコードからは、車いす目線での映像を確認できる動画にアクセスすることも可能です。

■武蔵小杉駅から等々力陸上競技場Bゲートまでの動画


■新丸子駅から等々力陸上競技場Bゲートまでの動画


■武蔵中原駅から等々力陸上競技場Bゲートまでの動画


■武蔵小杉駅発直行バス降車場から等々力陸上競技場Bゲートまでの動画


■等々力陸上競技場前Bゲートから観客席までの動画


上記のマップや動画は、川崎フロンターレの公式ウェブサイトにも掲載されていますので、ご参照ください。

■実際にマップを参照しつつ、JR武蔵小杉駅からスタート
実際にバリアフリーマップをもってスタート

バリアフリーマップをもってスタート

さて、今回は武蔵小杉在住の車いすの方が実際にマップを参照しながら、武蔵小杉駅北口から等々力陸上競技場まで観戦に向かうところを取材させていただきました。

武蔵小杉駅北口からは直行バスも多く発着しており、ホームゲーム開催当日は多くの方が集まります。

前掲の動画では、直行バスに乗って降車したところから等々力陸上競技場までの「車いす目線」での動画も収録されていますが、今回は武蔵小杉駅から徒歩(車いす)で向かいます。

■小杉ビルディング前の段差
小杉ビルディング前の段差

武蔵小杉駅北口ロータリーを出発すると、さっそく小杉ビルディング前の歩道に大きめの凹凸があります。

これまで普段、正直なところ気に留めたことが無かったのですが、車いすや、あるいは足元が不自由な高齢者の方などは想像以上の障害になることがあります。

「街歩きバリアフリーマップ」にも、「路面凹凸あり」として写真入りで掲載されていました。

■武蔵小杉タワープレイス前
武蔵小杉タワープレイス前

■日本医科大学武蔵小杉病院付近
日本医科大学武蔵小杉病院付近

「街歩きバリアフリーマップ」には、比較的段差が少ないルートが記載されています。
今回はそれに沿って等々力陸上競技場で向かいました。

南武沿線道路から武蔵小杉タワープレイス前を通って日本医科大学武蔵小杉病院・川崎市立小杉小学校前を通過していきます。

このあたりは再開発や建て替えによって歩道が広く整備され、車道を渡る境目の部分も段差が緩和されていますので、比較的スムーズに進むことができました。

■「こすぎ公園」の多目的トイレを通過
こすぎ公園の多目的トイレを通過

■「こすぎ公園」の多目的トイレ
 多目的トイレ

■多目的トイレのおむつ交換台とベビーシート
おむつ交換台とベビーシート

再開発によって新設された小杉小学校の北側には、「こすぎ公園」の多目的トイレがあります。
こちらも車いすで利用でき、おむつ交換台やベビーシートがあるトイレとしてマップに掲載されていました。

このエリアも歩道がきちんと整備されていますので、通りやすい部分です。

■歩道がなくなる住宅街
歩道がなくなる住宅街

歩道がなくなる住宅街

ただ、こすぎ公園を過ぎると住宅街に入り、歩道が無くなります。

幸いそれほど車の交通量が多い道路ではないのですが、道路の白線上に電信柱がありますので、ここは車いすやベビーカーではどう頑張っても車道に出ざるを得ません。

「街歩きバリアフリーマップ」にも、写真入りで「歩道なし」と情報が掲載されていました。

■中原街道で歩道整備中のエリア
中原街道で歩道整備中のエリア

中原街道に出ると、西明寺手前の「カギ道」付近で道路工事中でした。

ここは従来は歩道がほとんどなく危ない場所だったのですが、現在は暫定的な歩行スペースが作られていました。

「街歩きバリアフリーマップ」でも工事中の写真が掲載され、「車・自転車に注意」と注意喚起がありました。

中原街道の整備完了後はきちんとした歩道になる予定ですので、今後情報更新等もされると良さそうです。

■小杉神社前の信号
小杉神社前の信号 

そして等々力緑地に入る直前で、小杉神社前の信号があるのですが、この信号は青信号が極端に短くなっています。

青信号になって渡り始めても、一般の歩行者でも渡り切る前に点滅し始めるくらいの短さです。
これがベビーカーや車いすですと、より一層ハードルが高くなるでしょう。

「街歩きバリアフリーマップ」にも、「青信号の時間が短い」と記載されていました。

こうした事前情報がないと、少し時間が経過してから知らずに車いすで渡り始めると、すぐに赤信号になり立往生してしまうことにもなりかねませんので、重要なポイントではないでしょうか。

■危険個所の坂道
危険個所の坂道

またマップには、黄色で「危険箇所」が表示されています。
そのひとつが小杉神社前の信号を渡った先で、ここはゆるやかな傾斜になっています。

車いすやベビーカーでの通行の際には、留意する必要があります。

■府中街道の危険箇所
府中街道の危険箇所

また今回は通行していませんが、小杉十字路の先の府中街道にも危険箇所があります。
ここは急に歩道がなくなっていて、なおかつ車の交通量も極めて多いために注意が必要です。

マップには「狭い道、側溝のふたに注意」と写真と共に掲載されていました。

■狭く凹凸の多い府中街道の歩道
凹凸の多い府中街道の歩道

また府中街道には、歩道があっても狭く、さらに凹凸が多い場所があります。
こうした場所は車いすやベビーカーでは通行しづらいですので、あらかじめ回避しておきたいところです。

ただ、初めてくる方など、通常のマップを見ただけでは現地がこういう状況にあるということはわかりません。

「Googleストリートビュー」で逐一辿っていくのも骨が折れますし、「街歩きバリアフリーマップ」で簡便に確認できるのは良いと思いました。

■無事に等々力陸上競技場に到着
無事に等々力陸上競技場に到着

このようなわけで、無事に等々力陸上競技場まで到着することができました。

お話を伺うと、
「マップであらかじめ状況が分かるのはありがたいです。おかげさまで安全に等々力陸上競技場まで到着することができました」
と笑顔を見せてくださいました。

ここから等々力陸上競技場内の車いす席までのルートについても、マップが役立ちます。



さて、今回は川崎フロンターレで本プロジェクトを担当される事業推進部の三浦さんにお話を伺いました。

三浦さんは本サイトでも昨年取材させていただいた、発達障がい児向けのサッカー体験を推進する「えがお共創プロジェクト」も担当されています。

<川崎フロンターレ 三浦さん取材>

--「街歩きバリアフリーマップ」を富士通さんと共同で作成されたきっかけは。

発達障がい児に向けたサッカー教室や観戦を推進する「えがお共創プロジェクト」で富士通さんとご縁がありました。両社とも、ユニバーサルな「共生社会」の実現に向けて、当然サッカー観戦もどなたでもできるようにしたいとの一致した思いがありました。
実際に観戦にいらしている車いすやベビーカーの方は、多くは車で来場されていました。車が無い方は来られないのだろうか、という問題意識にいたり、等々力陸上競技場までの道に対して困難がある方向けにマップを提供したい、ということで川崎フロンターレと富士通さんで協力して動画付きのマップを作成することになりました。

クラブとして通常「推奨ルート」というのは出しにくいのですが、今回は「バリアフリー観点」での情報提供、ガイドという位置づけになっています。


--マップはどのように活用していただきたいですか。

一般にGoogleマップなどで最短ルートで来る方も多いと思いますが、実際にどういう道なのかは来てみないとわかりません。事前にマップで把握してもらうと良いと思います。
また「えがお共創プロジェクト」で発達障がいの子どもたちをスタジアムに迎えるにあたって、事前にどういう場所なのかわかっているとスムーズに来やすいという特性もあります。なるべく不安感無く、来ていただきたいと思います。
このマップは、車いすやベビーカー、高齢者の方などに限らず、あらゆる立場の方、特に初めて等々力陸上競技場まで来る方をサポートするもので、ホームページの開催情報にも掲載しています。


--作成にあたって、子どもたちの協力も得たということですが。

今回は川崎フロンターレの中原のスクール生と一緒に、実際にマップを使って歩いてみました。今まではあまり意識せず適当に来ていたものが、マップで示されることによってきちんと意識ができたようです。また、車いすに実際に乗ってみて、車いす目線も実感できました。今後、交通ルールを順守するための啓発効果としても良かったと思います。

--マップはどこで配布していますか。

武蔵小杉駅北口のオフィシャルグッズショップ「アズーロ・ネロ」のほか、中原区内の全小学校、また川崎フロンターレのホームページや事務所で配布しています。また、今後は各駅にも設置できればと考えています。ぜひご利用ください。

--歩道の状況や、等々力陸上競技場の改修など環境変化もあると思いますが、今後の取り組みはいかがでしょうか。

勿論今回で終わりということではなく、クラブとしても継続的に取り組みたいと思っています。等々力だけでなくクラブの各施設もありますし、さらに長い目でみると等々力陸上競技場の全面改修も計画されています。
スタジアムの収容が増えるということはインフラの整備も必要です。来場はできたけれども帰れない、車でないと来られないということではいけないですし、一つの課題として認識しています。川崎市など関係各所とも連携しながら取り組んでまいりたいと思います。



今回の取材は富士通企業スポーツ推進室で本プロジェクトを担当される田中さんにもご協力をいただき、基本的には上記の川崎フロンターレ三浦さんと共通する取り組みのコンセプトを伺いました。

やはり両社で一致した思いがあって、かたちになったものと思います。


川崎フロンターレでは、この「街歩きバリアフリーマップ」の取り組みをJリーグの社会連携プロジェクト「2022シャレン!アウォーズ」にエントリーしています。

「シャレン!」とは、Jリーグがより豊かな社会を共創していくための取り組みで、「社会連携」を略した言葉です。
3者以上の協力により、幅広い社会テーマに取り組むものとしており、一般からのアイデアもフリーに募集しています。

「2022シャレン!アウォーズ」では、全国58クラブの社会連携の取り組みの中で優れたものが表彰されます。

川崎フロンターレが継続している発達障がい児向けのサッカー体験「えがお共創プロジェクト」は社会的にも高い評価を受け、2020年5月に「2020Jリーグシャレン!アウォーズ」の「Jリーグチェアマン特別賞」を受賞していました。

■「2022シャレン!アウォーズ」川崎フロンターレへ投票用のツイート

「2022シャレン!アウォーズ」では、各クラブの取り組みに対して、3月15日(火)までのtwitterのリツイート数と審査によって表彰が決定されます。

川崎フロンターレには上記の「シャレン!」公式twitterの投稿をリツイートすることで投票ができますので、この取り組みがお心に沿う方は、投票してみてはいかがでしょうか。

川崎フロンターレでは今季より「SDGs」の推進を掲げており、「街歩きバリアフリーマップ」はSDGsの17のゴールのうち「人や国の不平等をなくそう」「住み続けられるまちづくりを」に資するものと位置づけられています。

車いすやベビーカーでも住みやすいまち、通行しやすいまちは誰にとってもハッピーなものであるはずで、サッカーを通じて貢献する取り組みには本サイトとしても共感するところです。

【関連リンク】
川崎フロンターレ 川崎フロンターレ×富士通株式会社「街歩きバリアフリーマップ」作成のお知らせ
2022シャレン!アウォーズ ウェブサイト

(えがお共創プロジェクト関連)
シャレン!Jリーグ社会連携ウェブサイト 2020Jリーグシャレン!アウォーズ・Jリーグチェアマン特別賞『発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム/川崎フロンターレ』活動レポート
川崎フロンターレ 「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」の取り組み 2020Jリーグシャレン!アウォーズ「Jリーグチェアマン特別賞」受賞のお知らせ
2020/6/18エントリ Jリーグ社会連携で表彰、川崎フロンターレの「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」番外編トークイベント開催レポート
2020/11/22エントリ 川崎フロンターレが11/21大分戦で開催、「発達障がい児向け親子サッカー教室&パブリックビューイング」密着取材レポート
2021/11/21エントリ 川崎フロンターレ・川崎市・JTB・ANA・富士通らが「2021えがお共創プロジェクト」開催、等々力陸上競技場で発達障がい児向けサッカー教室やパブリックビューイング実施

Comment(0)

2022年
03月11日

東日本大震災から11年:溝の口では川崎フロンターレの街頭募金活動に厚意集まる、中原区役所では弔意の半旗を掲揚

【Reporter:あさお】

本日、2011年3月11日に発生した東日本大震災から11年が経過しました。

この震災は死者1万5,900人、避難生活による「震災関連死」が3,784人、現在も行方不明の方が2,523人という甚大な被害を引き起こしました。

改めてご冥福をお祈りするとともに、被害を受けた多くの皆さまにお見舞いを申し上げます。

■「Mind-1ニッポンプロジェクト」による溝の口の街頭募金活動
溝の口駅ペデストリアンデッキの街頭募金活動 

■これまでの「Mind-1日本プロジェクト」活動展示
Mind-1ニッポンプロジェクトの活動報告

川崎フロンターレでは、「支援は、ブームじゃない。」を合言葉に、東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」を継続的に推進しています。

その一環として実施しているのが、川崎フロンターレとサポーター有志による被災地支援の募金活動です。
本日は溝の口駅のペデストリアンデッキにおいて街頭募金活動が行われました。

■ふろん太・カブレラ・たかたのゆめちゃん
ふろん太・カブレラ・たかたのゆめちゃん

ふろん太・カブレラ・たかたのゆめちゃん

今回の街頭募金活動には、マスコットキャラクターのふろん太・カブレラ、そして川崎フロンターレが友好協定を締結している陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」が参加しました。

「たかたのゆめちゃん」は長年の交流の末、カブレラのプロポーズを受けてすっかり「フロンターレファミリー」になりました。

■藁科社長・吉田副社長
藁科社長と吉田副社長

4月の株主総会をもって退任する藁科社長と、後任の吉田副社長も参加していました。
川崎フロンターレの社会貢献活動・地域活動にはこれまで藁科社長が先陣を切って参加しており、これを吉田副社長が引き継がれるということかと思います。

■川崎フロンターレ応援番組の阿井莉沙さん・新保里歩さん
川崎フロンターレ応援番組阿井莉沙さん・新保里歩さん

こちらは川崎フロンターレ応援番組「SukiSukiフロンターレ」MCの阿井莉沙さんと、「ファイト!フロンターレ」MCの新保里歩さんです。

新保さんは、今シーズンからの新MCです。

■サポーター有志の皆さん
サポーター有志の皆さん

■川崎フロンターレとベガルタ仙台のコラボタオル
川崎フロンターレとベガルタ仙台のコラボタオル

そしてサポーター有志の皆さんも、街頭募金活動に参加していました。

川崎フロンターレサポーターに加えて、被災地のクラブであるベガルタ仙台のサポーターも参加されています。

■募金される皆さん
募金される皆さん

募金される皆さん

募金される皆さん

今回の募金活動は溝の口駅(武蔵溝ノ口駅)のペデストリアンデッキ上で、たいへん人通りが多い場所でした。

ロケーションの良さもあり、たいへん多くの方が募金活動に協力されていました。

合計で27万2,008円の募金が集まったということです。

■川崎フロンターレtwitter
本日の街頭募金活動実施にあたり、溝の口駅前のノクティプラザでは、屋外映像装置で川崎フロンターレからの告知が放送されていました。

■ノクティプラザの「Mind-1」街頭募金活動告知
ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

ノクティプラザの告知

駅前の募金活動に選手らが登場するのは現在の社会情勢では困難ですが、ノクティプラザの告知映像では、選手らがメッセージを発信していました。

また明日3月12日に等々力陸上競技場で開催される「川崎フロンターレvs名古屋グランパス戦」においても、試合開始前のホームゲームイベント内で募金活動やチャリティーグッズ販売が行われる予定です。

また、銀行振り込みでの募金も受け付けています。

詳細はエントリ末尾の公式ウェブサイトや、SNSをご参照ください。



■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のメッセージ
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店のメッセージ

一方、こちらは本日の武蔵小杉です。

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前、グランツリー武蔵小杉では、今年も東日本大震災に関するメッセージが掲示されていました。

これは株式会社イトーヨーカ堂共通のものになっています。

■中原区役所の半旗
中原区役所の半旗

■中原図書館の福島民報・福島民友
福島民報・福島民友

中原区役所では、弔意を示す半旗が掲揚されていました。

また中原図書館では、現在も福島県の地方新聞である「福島民報」「福島民友」が現在も閲覧できるように収蔵されています。

これは現在も福島県からの避難者がいらっしゃることによるものです。

避難者の帰郷も含め、震災の被害回復にはまだまだ時間がかかるでしょうが、3.11のこの日、あらためて被災地に心を寄せる機会になればと思います。

【関連リンク】
川崎フロンターレ Mind-1日本プロジェクト ウェブサイト
川崎フロンターレ 3/11・12「Mind-1ニッポンプロジェクト」復興支援活動実施のお知らせ

(川崎フロンターレの東日本大震災復興支援活動)
2011/3/18エントリ 東日本大震災復興支援・川崎フロンターレによる街頭募金活動
2016/2/24エントリ 2月28日(日)「いっしょにおフロんた~れ」を前に、武蔵小杉周辺銭湯めぐり。「今井湯」「丸子温泉」の煙突と、「祇園湯」営業終了
2017/6/6エントリ 支援は、ブームじゃない。川崎フロンターレが東日本大震災復興支援の街頭募金活動を継続中:JR武蔵小杉駅では6月8日、22日、7月20日に実施
2018/4/22エントリ 川崎フロンターレが「陸前高田ランド・春」を開催、昨季J1優勝を争った鹿島アントラーズに4-1で快勝
2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
2018/12/1エントリ 川崎フロンターレがJ1リーグ最終戦「ジュビロ磐田戦」に2-1勝利、リーグ最多得点・最少失点で現行制度初の完全優勝
2019/3/11エントリ 東日本大震災から8年の武蔵小杉:この1年も川崎フロンターレ「Mind-1」、ナクール「洋服ポスト」など支援活動が継続
2019/3/27エントリ 川崎フロンターレ公式カフェ「川崎モアーズの湯」が期間限定で本日オープン、陸前高田の食材メニュー提供しパブリックビューイングも実施へ
2019/6/1エントリ J1リーグ第14節・川崎フロンターレvs浦和レッズ戦は1-1ドローで10戦無敗、「陸前高田ランド」では餅まきに賑わい
2019/12/1エントリ 川崎フロンターレホーム最終戦イベント「陸前高田ランド・冬」の牡蠣やホタテに賑わい、2020シーズンユニフォームも発表
2020/3/11エントリ 東日本大震災から9年の武蔵小杉:川崎フロンターレが「ReMind-1」募金を実施、新型コロナ対応で街頭活動に代えて銀行振込で受付
2020/4/15エントリ 川崎フロンターレが新型コロナウイルス対策でオリジナルマスク販売、需要急減の陸前高田市・キャンプ地等の物産紹介にビデオ会議背景画像を配布
2020/10/12エントリ 川崎フロンターレ×陸前高田市「ふろん田」発の日本酒「青椿」がフロカフェ等で好評、被災地支援から地域課題解決のパートナーに
2020/11/3エントリ 川崎フロンターレが札幌戦で等々力陸上競技場を中村憲剛一色に演出、「陸前高田ランド」ではご当地グルメに賑わい
2021/3/11エントリ 東日本大震災から10年の武蔵小杉:川崎フロンターレ選手らが募金活動実施、サポーターが「ニュータンタン」カップ麺にメッセージ添え仙台に差入れ
2021/11/28エントリ 川崎フロンターレが2021リーグホーム最終戦で「陸前高田ランド冬」開催、着席型もちまき・東日本大震災復興支援募金活動・ご当地グルメに賑わい復活

Comment(0)

2022年
03月08日

川崎フロンターレが純烈コラボタオルプレゼント「いっしょにおフロんた~れ」で3/5千年温泉などに賑わい、武蔵小杉では3/12今井湯で開催へ

【Reporter:はつしも】

川崎フロンターレは、地域貢献活動の一環として川崎市内銭湯の利用促進キャンペーン「いっしょにおフロんた~れ」を2010年より実施しています。

今年は3月5日(土)に、川崎浴場組合連合会・大田浴場連合会の加盟銭湯で「いっしょにおフロんた~れ」が開催されました。

また今シーズンは川崎フロンターレの「26(フロ)周年」を記念して、スーパー銭湯アイドル「純烈」が「026(オフロ)サポーター」に就任しています。
今回の「おフロんた~れ」では「純烈」のコラボタオルがプレゼントされることもあり、「純烈」ファンの方も加わって各銭湯がにぎわいました。

当日、高津区の「千年温泉」を取材させていただきましたので、レポートいたします。

■2022年3月5日の「いっしょにおフロんた~れ」
いっしょにおフロんた~れ
©KAWASAKI FRONTALE

■連合会加盟銭湯で配布された「純烈」コラボタオルのデザイン
純烈コラボタオル
©KAWASAKI FRONTALE

「いっしょにおフロんた~れ」は、従来川崎フロンターレと川崎浴場組合連合会の協力で開催されてきました。

今年度は川崎市と大田区の「浴場連携事業」をきっかけとして、企画に大田浴場連合会も加わっての開催となりました。

両連合会に加盟する各銭湯で、先着100名に上記の「純烈」コラボタオルがプレゼントされました。

■高津区の「千年温泉」
高津区の千年温泉

高津区の千年温泉

今回取材させていただいたのは、高津区千年新町の「千年温泉」です。
武蔵新城駅から徒歩7分のロケーションにあり、駐輪場のほか駐車場も10台分完備していることから広範囲からもお客さんが来場されるそうです。

■「いっしょにおフロんた~れ」の告知
いっしょにおフロんた~れの告知

■開店前の行列
開店前の行列

千年温泉では、冒頭の川崎フロンターレによるポスターのほか、店内で手書きの告知も掲示されていました。
当日取材が入る可能性についても、あらかじめお知らせいただいていました。

土曜日11時の開店前には、50人くらいの方が行列をつくっていました。
普段はここまで並ぶことはありませんので、「いっしょにおフロんた~れ」「純烈」効果です。

■「純烈」コラボタオル
「純烈」コラボタオル

■タオルを掲げるお客様
タオルを掲げる参加者
©KAWASAKI FRONTALE

■熱心なサポーターの方の姿も
タオルを掲げるお客様

今回集まったのは、「千年温泉」のいつもの常連さん、「純烈」ファンの女性、川崎フロンターレの熱心なサポーターの方、「純烈」ファンの娘さんに頼まれた男性など、実に多種多様な皆さんでした。

ただ、本日の「おフロんた~れ」の企画は知っていた方が多く、タオルをもらって皆さん嬉しそうでした。

サポーターの男性は「お風呂は生活のインフラのようなもの。そこで発信をしていくというのは良いと思います」と、企画の趣旨に理解を示されました。

■タオルを渡す代表の深澤さん
コラボタオルを渡す代表の深澤さん

「千年温泉」は、50年の歴史を有する銭湯です。

現在代表をつとめる深澤実千枝さんは代替わりで千年温泉を受け継ぎ、そこから2018年9月に「デザイナーズ銭湯」として全面リニューアルを実施しました。

後継者不足や利用者の高齢化が進む中、徐々に街の銭湯が無くなっていくことに危機感を感じていたという深澤さん。
リニューアルにより、「若い方や女性のお客さんがたくさん来てくれるようになりました」と振り返りました。

また「いっしょにおフロんた~れ」の企画についても、
「川崎フロンターレさんはもう10年以上銭湯に協力してくれて、本当に有難いと思っています」
と温かいまなざしで語ってくれました。

「いっしょにおフロんた~れ」の企画を担当する川崎フロンターレ タウンコミュニケーション部の佐々木さんも、娘さんに頼まれてきたという男性の話を聞いて、
「家族での会話のきっかけになれば幸いです」
と、銭湯からはじまるコミュニケーションに期待を寄せました。

また川崎フロンターレは今季から「SDGs」の推進を掲げており、「いっしょにおフロんた~れ」もSDGsの「17のゴール」のうち下記の5つに関連付けられています。

「すべての人に健康と福祉を」
「働きがいも経済成長も」
「産業と技術革新の基礎をつくろう」
「住み続けられるまちづくりを」
「パートナーシップで目標を達成しよう」

上記の考え方についても、佐々木さんにお伺いしました。

「川崎フロンターレはこれまでも地域や社会に貢献することに取り組んできました。それは何ら変わりませんが、SDGsという枠組みでより広く社会に発信をしていきたいと考えています」

上記のようにお答えいただきましたが、これは2022/3/7エントリで本サイトが川崎フロンターレの藁科社長にお伺いした答えと一致しています。

経営トップだけでなく、地域貢献活動の現場にもきちんと考え方が共有されていることが感じられました。

さて、今回は「千年温泉」の浴場設備についても撮影させていただきましたので、この機会にご紹介したいと思います。

■明るい雰囲気のロビー
明るい雰囲気のロビー

浴場に入る前に、こちらはロビーです。
南側の窓からよく日がはいって、とても明るい雰囲気でした。

■脱衣所
脱衣所

脱衣所にはコロナ禍での感染症予防策として「黙浴」のお願いがありました。

■男湯
男湯

■高濃度炭酸泉・シルキーバス
湯舟

シルキーバスの説明

■水風呂
水風呂

■かけ湯
かけ湯

■黒湯の露天風呂
黒湯の露天風呂

■洗い場
洗い場

「千年温泉」の浴場は、「大正ロマン」をコンセプトにしたデザインで仕上げられています。

浴場には、高濃度炭酸泉・シルキーバス・水風呂・かけ湯・ジェット風呂とそれぞれ特徴のある湯舟が揃っています。

また川崎市から大田区にかけて出る「黒湯」温泉の露天風呂もありました。

この「黒湯」は地下数百メートルから湧き出るもので、泉質は鉱泉のアルカリ性重曹泉です。
太古の海の海藻などが溶け込み、ミネラルが豊富に含まれているということです。

神奈川県の温泉浴用認可を受けた、正式な「温泉」です。
ですから銭湯の名前も「千年温泉」というわけですね。

■サウナ
サウナ

そしてこちらが、浴室内に設置されたサウナです。
伝統的な北欧風サウナになっています。

大人の通常の入浴料は490円、サウナは入浴料込み720円で利用できます。

こちらは水風呂とセットですね。

■女湯
女湯

女湯

女湯

女湯

女湯

一方、こちらは女湯です。
基本的な構成は男湯と共通になっています。

■男湯・女湯共通で見える銭湯絵
銭湯絵

銭湯絵

こちらは男湯・女湯共通の富士山の銭湯絵です。

現在日本に3人しかいない銭湯絵師のうち、唯一の女性である田中みずきさんが描かれたものだそうです。

■2階の休憩室
休憩室

2階の休憩室

また2階には、休憩室があります。
こちらにはマッサージチェアのほか、おもちゃや絵本などがありました。

ご家族できて、入浴時間に差がある場合などはこちらでくつろぐのも良いでしょう。

■「千年温泉」のロゴマーク
千年温泉のロゴ

「千年温泉」のロゴマークは、おめでたい鶴が5羽です。
この鶴は浴場の銭湯絵にも描かれていましたね。

この看板が道路沿いにありますので、こちらを目印に見つけてみてください。

ご紹介した通り、3年前にリニューアルされて、「デザイナーズ銭湯」というだけあってとても綺麗な銭湯です。
今流行のサウナを気軽に試すこともできますし、駐車場も10台分ありますので、ちょっと足をのばすのも良いと思います。

■「千年温泉」の店舗情報
●所在地:高津区千年新町20-4
●営業時間:平日 14:00〜深夜0:00 / 土曜・日曜・祝日 11:00〜23:00
●定休日:金曜日
●Web: https://chitose-onsen.com/

■マップ




なお、今年の「いっしょにおフロんた~れ」は基本的に3月5日に行われましたが、武蔵小杉の「今井湯」は、今週末の3月12日(土)に開催されます。

■川崎浴場組合連合会twitter
■武蔵小杉・今井南町の「今井湯」
今井南町の「今井湯」

武蔵小杉周辺の皆さまはご近所でまだチャンスがありますので、この機会に「今井湯」を利用してみてはいかがでしょうか。

■「今井湯」の店舗情報
●所在地:中原区今井南町34-25
●営業時間:平日7:00~10:00、15:00~24:00 土日祝7:00~24:00
●定休日:なし(年に数回休業あり)
●Web: https://www.imaiyu.com/

■マップ


【関連リンク】
川崎フロンターレ 純烈・川崎浴場組合連合会・大田浴場連合会「3/5コラボタオル」プレゼントのお知らせ
千年温泉 ウェブサイト
今井湯 ウェブサイト
2016/2/24エントリ 2月28日(日)「いっしょにおフロんた~れ」を前に、武蔵小杉周辺銭湯めぐり。「今井湯」「丸子温泉」の煙突と、「祇園湯」営業終了
2016/5/22 川崎市・大田区の地サイダー登場。甘さ控えめ「黒湯サイダー」が各銭湯とスリーエフで発売中
2016/9/15エントリ 新丸子の老舗銭湯「丸子温泉」の看板がリニューアル、「丸 子温 泉」が均等割付「丸 子 温 泉」に
2018/2/16エントリ 今井南町の銭湯「今井湯」が改装工事のため長期休業、2018年4月26日頃営業再開を予定
2018/5/11エントリ 今井南町の銭湯「今井湯」がリニューアルオープン、高濃度炭酸泉や乾式サウナなどを提供
2018/8/19エントリ 上丸子天神町の銭湯「天神湯」が「設備及び従業員の老朽化」等により廃業、65年以上の歴史に幕
2019/5/4エントリ 上丸子天神町「天神湯」が廃業後に煙突を解体短縮、かつての銭湯の名残を残す
2021/3/25エントリ 武蔵小杉の今井湯等で開催「ケンゴ湯キャンペーン」3/26終了、3/28は「おフロんた~れ」で小学生以下無料・中学生以上にコラボタオルプレゼント

Comment(0)