この一環として本日、中原区制50周年記念イベント「なかはら50th -その先へ-」がグランツリー武蔵小杉で開催されました。
川崎市の福田市長や中原区で活躍する多くの方々が集まり、2000年に当時の品物が封入されたタイムカプセルのお披露目などが行われました。
■グランツリー武蔵小杉での中原区制50周年記念イベント
■MCは川崎市出身の「上々軍団」
■中原区役所の板橋区長のご挨拶からスタート
今回の中原区制50周年記念イベントは、グランツリー武蔵小杉1階の「AQUA DROP」前のスペースで開催されました。
このスペースは先日も「タヒチフェスタ」や「KOSUGI SPORTS FES」などのイベント会場として活用されていました。
MCは川崎市出身、住吉高校卒のお笑いコンビ「上々軍団」です。
近年は中原区の音楽・ダンスイベント「In Unity」でもMCをつとめています。
上々軍団の進行のもと、中原区役所の板橋区長の開会宣言から記念イベントがスタートしました。
■オープニングムービー
開会宣言に続いて、オープニングムービーが上映されました。
中原区内の各年代ごとの写真や、街の姿が映し出されました。
見事なものでしたが、このムービーは中原区役所の職員の方が製作されたのだそうです。
最後のメッセージは「50周年の、その先へ。」
記念イベントのタイトルにも言葉が盛り込まれています。
「その先へ」といえば、2021年の「カワサキ学生バンドオーディション」の最優秀バンド「リユニオン」のオリジナル曲のタイトルでした。
バンドメンバーが麻生総合高校卒業にあたって、将来への思いを歌った曲でしたが、本イベントにおいては、中原区50周年をひとつの区切りとしつつ、さらなる未来へと向かうメッセージをこめたものでしょう。
■中原区町内会連絡協議会 内田会長のご挨拶
中原区町内会連絡協議会 内田会長のご挨拶です。
同協議会は中原区内の75の町内会・自治会の連合組織であり、地域のコミュニティ形成や防犯・防災・美化活動に取り組んでいます。
内田会長は「引き続き住みよいまちづくりにご協力を」と呼びかけつつ、2000年のタイムカプセル設置に立ち会ったことを思い出して「月日の経つのが早く感じます」と振り返りました。
■川崎市 福田市長のご挨拶
続いて川崎市の福田市長のご挨拶です。
「中原区のお笑い芸人さんがMCで、グランツリー武蔵小杉様のご協力で会場提供いただき、NECさんのご協力でライブ配信も行われるなど、中原区らしいイベントではないでしょうか」
中原区の皆さんのご協力に感謝の言葉を述べられました。
また「横須賀線武蔵小杉駅のホーム新設」「新改札口の設置」「等々力陸上競技場の再整備」などさらなる利便性の向上に触れつつも、
「利便性で皆さんが幸せになれるわけではなく、ひとりひとりの皆さんのご協力が必要」
「これまで関わられた皆さんに感謝申し上げたい」
そのように締めくくりました。
■タイムカプセルの披露
そしていよいよ、タイムカプセルの披露です。
このタイムカプセルは2000年に当時の品物を封入し、中原区役所の敷地内に設置されました。
区制50周年を迎える今年開封することになっていまして、このたび開封が行われました。
ただ、イベント実施のために確認したところ、結露などにより当時のメッセージなどは残念ながら判読できない状況となっていたといいます。
そのため事前に川崎市より本件についてお詫びの発表が行われていたところです。
そのようなことで、本イベントでは封入されていた品物の一部が紹介されました。
■「だんご3兄弟」のCD
■厚底靴
■住吉高校生徒による未来へのメッセージ
■500円玉と2千円札
■2000年のプロ野球手帳
今回紹介されたのは、「だんご3兄弟のCD」「当時の川崎市の広報物」「厚底靴」など、2000年当時の時代を感じさせる品物でした。
「だんご3兄弟」のCDリリースが1999年3月のことでしたね。
■品物を封入した当時の生徒と先生
■当時の学級新聞
本イベントでは、当時タイムカプセル封入に参加した方も招待されていました。
こちらは当時小学校6年生のときに品物を封入した大戸小学校の生徒さんと、担任の先生です。
長い時間が経過して、タイムカプセル開封が再会する良い機会になったということでした。
当時の学級新聞も紹介され、22年後の未来をイメージする子どもたちの姿が綴られていました。
■当時の「なかはら世紀越えまつり」のチラシ
■当時のワードプロセッサ
続いて当時のタイムカプセル参加者として、中原区まちづくり委員会などで活躍された竹井斎さんが登壇しました。
竹井さんが紹介されたのは、当時の「なかはら世紀越えまつり」のチラシや、ワードプロセッサです。
2000年当時はもうWindowsのパソコンが普及していましたが、ワードプロセッサもまだ残っていたのですね。
竹井さんは現在の中原区について問われ、「味わい深い街」との印象を語りました。
■川崎フロンターレのユニフォーム
■当時現役選手だった浦上壮史さんと久野智昭さん(U-18コーチ)
そしてタイムカプセルには、川崎フロンターレのユニフォームも封入されていました。
この披露にあたり、当時現役選手だった浦上壮史(うらかみたけし)さん、久野智昭(くのともあき)さんが登壇してくれました。
MCの上場軍団から、2000年当時のホームの平均観客数が約4,000人であったことも紹介され、お二人も「当時はJ1に上がったばかりで発展途上のクラブでした」を振り返りました。
■中原区出身・小寺拓実さんらによる「きつねのトンプソン」ライブ
タイムカプセルの披露に続いて、「きつねのトンプソン」のミニライブも行われました。
「きつねのトンプソン」は、中原区出身で全米2位のバンジョー奏者・小寺拓実さんらによるカルテットで、中原区制50周年記念PRムービーでは、「なかはらの歌」のアレンジ・演奏を担当されています。
今回のミニライブでは「なかはらの歌」も明るくリズミカルに演奏してくれました。
■中原区制50周年記念PRムービーの製作メンバー
■「こすぎの大学」などで活躍される岡本克彦さん
さらに「中原区制50周年記念PRムービー」の製作メンバーの皆さんも登壇です。
なお、このムービー製作にあたってのワークショップには本サイト「武蔵小杉ライフ」も、「こすぎの大学」などで活躍される岡本克彦さんとともに協力させていただきました。
エンドロールに本サイトも「こすぎの大学」とともにクレジットされています。
■中原区制50周年PRムービー(Youtube)
■エンドロールのクレジット
■最後は「なかはらミュージカル」の皆さん
そして最後は、中原区で地域をテーマにしたミュージカルを上演する「なかはらミュージカル」の皆さんです。
冒頭、ふたりの女の子が中原区制40周年記念写真集「未来に伝えるなかはらの歩み」を読んでいるところから始まるミュージカル仕立ての演出です。
「なかはら50歳おめでとう!みんなでその先へ!」
未来へと明るい希望を託して、記念イベントのフィナーレを盛り上げてくれました。
■2階から記念撮影
2階から記念撮影をして、本日の中原区制50周年記念イベント「なかはら50th -その先へ-」は終了です。
約90分、中原区内で活躍するさまざまな人が登場する、楽しいイベントになっていたかと思います。
イベントの模様はNECプロボノ倶楽部の協力により、Zoomでも配信されていました。
会場で参加できた方は限られていましたが、中原区の50周年、そして未来への希望が本記事でより広い方に届きましたら幸いです。
【関連リンク】
・中原区 中原区制50周年記念事業
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