本日は七夕ですが、20:00より、武蔵小杉再開発地区のレジデンス・
ザ・武蔵小杉の屋上ライトアップ等が消灯(ライトダウン)されました。
■ライトアップされたレジデンス・ザ・武蔵小杉
これは綱島街道沿いから撮影したもので、レジデンス・ザ・武蔵小杉
の最上部が輝いて、光の線のように見えるのがわかります。
■ライトダウンされたレジデンス・ザ・武蔵小杉
こちらがライトダウン後に撮影したものですが、最上部が消灯されて
います。
これは、環境省でが地球温暖化防止のためライトアップ施設の消灯を
呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」によるものです。
このキャンペーンは、ライトアップに馴れた日常生活の中、電気を消す
ことでいかに照明を使用しているかを実感し、地球温暖化問題に関す
る啓発をしていくことを目的としています。
■クールーアース・デー2009 公式ウェブサイト
http://coolearthday.jp/
いつも輝いているライトアップがなくなると、ちょっと印象が違って見え
ますね。
武蔵小杉再開発地区では、ライトアップといえばレジデンス・ザ・武蔵
小杉の屋上照明の存在感がひときわ強いのですが、実はあの電気代
はそれほど大きなものではないのだそうです。
■レジデンス・ザ・武蔵小杉の屋上照明
これはレジデンスの屋上照明を日没前に撮影したものですが、照明
機器は屋上の床面に設置されており、真上の反射材に向けて照射
されるようになっています。
■ライトアップ中の屋上照明
夜に地上から見たときには、このように上部の反射材がまばゆく輝い
ている形になります。
輝きほどには照明そのものが強いわけではないため、使用している
エネルギー自体はマンション内の消費としては相対的に少ないという
ことでした。
ただ、今回の「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」は2時間限りの
イベントであり、継続的なCo2削減というよりは視覚的な効果による
啓発的な意味合いが強いものです。
そういった趣旨も勘案し、レジデンス・ザ・武蔵小杉では存在感の強い
屋上照明のライトダウンを行うことになりました。
■ライトダウンの瞬間のYoutube動画
こちらはライトダウンの瞬間をレジデンス・ザ・武蔵小杉の屋上で
動画撮影したものです。点灯する際は徐々に光が強くなるのですが、
消灯はあっさりと真っ暗になりました。
■ライトダウンされた屋上照明
・・・ライトダウンしてみると、周辺の夜景がより際立って見えますね。
やはり首都圏の照明はすごいものだな、とあらためて思います。
東京都内ですと、東京タワーをはじめシンボリックな大規模建造物や
大手企業の本社ビルにおいて多数参加がありますので、比較的気付き
やすいと思いますが、これまで武蔵小杉周辺ではなかなか気付かない
キャンペーンでした。
前掲のキャンペーンサイトを参照すると、中原区内では以下の団体が
参加しているようです。
■中原区内のキャンペーン参加団体
レジデンス・ザ・武蔵小杉(新丸子東3丁目)
キヤノン小杉事業所(今井上町)
生活協同組合コープかながわ井田三舞店(井田三舞町)
トヨタカローラ神奈川株式会社 丸子店(丸子通1丁目)
横浜トヨペット 中原店(上小田中3丁目)
このキャンペーンは2003年からスタートしていまして、過去の履歴は
わかりませんが、武蔵小杉駅周辺でのそれなりの規模のライトダウン
は今回が初めてだったかもしれません。
また、全国の参加団体を見渡しても、「マンションによる参加」はなか
なか見当たらず、レジデンス・ザ・武蔵小杉による参加は画期的なもの
があるようにも思います。
近年、Corporate Social Responsibility=CSR、という言葉をかなり
頻繁に耳にするようになりました。企業だけでなく、大学(USR)や行政
(GSR)などへとその範囲は広がりつつあるようです。
今回のレジデンス・ザ・武蔵小杉の取り組みは、それに習うなら
「Mansion SocialResponsibility=MSR」になるでしょうか。
ただ、これはマンションに限ったことではないですし、英語にした場合
「Mansion」という言葉は少々意味合いがズレますので、「Community
Social Responsibility=CSR」がより正確かもしれません。
マンションとは要するに地域コミュニティのひとつの形態であり、地域
コミュニティによる社会的責任の追求、と考えれば、町内会でごみを
拾ったり環境活動をするのと同じことで、新しいものではなく、古くから
あるごく自然な活動であると解釈できます。
それが再開発地区のマンション、という入れ物になったとき、どのように
その活動をしていくべきか、いろいろ環境の違い、方法論の違いが出て
くるわけですが、こういった視覚的な存在感を活かしたライトダウンも
ひとつのかたちではないでしょうか。
このまま行くと、それほど遠からぬ未来に地球が危ない、というのは
残念ながら現在の科学で検証されつつある蓋然性の高い仮説です。
ひとりひとりのアクションが大切、というのは当たり前の決まり文句
ですが、そのためには今回のような見た目にわかりやすい取り組みも
意味のあることと思います。
■レジデンス・ザ・武蔵小杉ロビーの七夕飾り
本日の天候は最近では珍しい晴れでしたが、レジデンスのロビー
には笹の七夕飾りがありました。皆さんの願い事が書かれた短冊が
たくさんかかっていましたが、やはり小さいお子さんの願い事が多か
ったようです。
小さい子どもたち、次世代が願いをかける未来に持続可能な世界を
残すためには、現在の仮説ではかなりの努力が必要なようです。
とりあえず今回、レジデンス・ザ・武蔵小杉の皆様との協力・連携に
より武蔵小杉ライフトップページでのキャンペーン画像掲示(1日限定)、
および本ブログでの取り組みのご紹介をさせていただきました。
また、一部の写真につきましてはパークシティ武蔵小杉の方にも
ご協力をいただきました。ありがとうございました。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 A地区