武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
01月06日

NEC小杉ビルからNECマイクロシステム移転完了

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2008/12/17エントリで取り上げましたが、ホテル・ザ・エルシィ跡地
隣接したNEC小杉ビルから、NECマイクロシステムが移転しました。
昨日より、横浜駅近くの新オフィスにて稼動しています。

■移転後のNEC小杉ビル
移転後のNEC小杉ビル

NECマイクロシステム移転後のNEC小杉ビルはこれで空きビル
なり、夜になると真っ暗になっているのがわかります。

■ホテル・ザ・エルシィ跡地とNEC小杉ビル
ホテル・ザ・エルシィ跡地とNEC小杉ビル

こちらは、反対のホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング側
から見たNEC小杉ビルです。窓ガラスに灯りがついているように
見えるのは、南部沿線道路向かい側の武蔵小杉タワープレイス
光が反射しているものです。

■NEC小杉ビルの定礎
NEC小杉ビルの定礎

隣接の小杉ビルディングに面したメインエントランス側に回ると、
定礎があります。昭和60年(1985年)3月竣工したもので、当時は
東急不動産が建てたことがわかります。

これまでのエントリでも取り上げたとおり、現在ではシンプレクス・
インベストメント・アドバイザーズ
がエルシィ跡地とあわせて保有して
います。東急グループの有利子負債解消策の一環として売却された
ものでしょう。
東急の主要駅である武蔵小杉駅近くに東急グループが保有していた
わけですから、本来であれば、東急グループ自身が再開発して
沿線のバリューアップをするのがセオリーではないか、という気も
しますが・・・。

二子玉川やたまプラーザ、あざみ野、青葉台など田園都市線沿線
では東急が非常に積極的
ですが、武蔵小杉に関しては、これだけの
大規模再開発ではありながら、今のところ存在感がありません。今後、
小杉駅南部地区A地区、B地区でどうなるか、というところですね。

さて、NEC小杉ビルディングが空きビルになりましたが、今後の取り
壊しスケジュールなどは明らかになっていません。引き続きウォッチ
していきたいと思います。

【関連リンク】
NECマイクロシステム 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/7/10エントリ 小杉ビジネスレジデンス?
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/10/26エントリ エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
2008/11/12エントリ 三井住友銀行武蔵小杉支店を2009年1月19日開設
2008/12/17エントリ NEC小杉ビルからNECマイクロシステムが移転

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2009年
01月05日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望(7)

hatsushimo.gif

さて、お正月モードも一新して、パークシティ武蔵小杉ステーション
フォレストタワー
の眺望の連載第7回です。第6回までで基本的に
全ての方向の写真を掲載しているわけですが、今回は各地点で
撮影した写真をパノラマ合成したものをご紹介します。

それぞれ建物名称などを付加したガイドあり版と、無加工のガイド
なし版をご用意しています。

■パノラマ写真1 リエトコート~武蔵小杉タワープレイス
パノラマ写真1 リエトコート~武蔵小杉タワープレイス

【拡大写真:ガイドあり】   【拡大写真:ガイドなし】

こちらは、リエトコート武蔵小杉THE KOSUGI TOWERから武蔵
小杉タワープレイス
までの写真です。リエトコートの左前方には新
川崎も見えますね。
写真中央はミッドスカイタワーの存在感が大きく、タワー同士が向か
い合っているのがよくわかります。

■パノラマ写真2 ミッドスカイタワー~丸子橋
パノラマ写真2 ミッドスカイタワー~丸子橋

【拡大写真:ガイドあり】   【拡大写真:ガイドなし】

2つ目のパノラマ写真は、1つ目と半分くらいは重複しています。
ミッドスカイタワーから武蔵小杉タワープレイス、さらに新丸子駅
丸子橋までをカバーしています。

こちらの見所は、武蔵小杉駅の北側のエリアですね。新日本石油
の社宅
日本医科大学付属武蔵小杉病院などの再開発地区が、
かなり広い面積であることが実感できます。

また、その奥に等々力緑地多摩川なども確認できます。

パノラマ写真1と2に関しては、スカイラウンジから撮影したものを
合成しています。スカイラウンジは全面ガラス張りになっているため、
多少ガラスへの映り込みがあります。ガラスで屈曲するのか、合成
もなかなか難しかったですね。

■パノラマ写真3 丸子橋~NEC玉川ルネッサンスシティ
パノラマ写真3 丸子橋~NEC玉川ルネッサンスシティ

【拡大写真:ガイドあり】   【拡大写真:ガイドなし】

最後は、ステーションフォレストタワーの東側の眺望を合成したもの
です。こちらはガラスもなく、素直にパノラマを作成することができ
ました。

このアングルは、多摩川が一番きれいに見えますね。また、写真で
は遠目なのですが、肉眼では東京都心のビル群が思ったよりも
近くに感じられます。

データ転送量の制約から、いずれも画質は低めに抑えざるを得ない
のですが、これまで掲載してきた通常の写真よりも臨場感を感じて
いただけるのではないでしょうか?
これらのパノラマ写真は、武蔵小杉ライフの新コンテンツ、武蔵小杉
アルバム
のパノラマ写真カテゴリにも掲載いたします。

ということで、ステーションフォレストタワーの眺望シリーズもこれで
最終回・・・ではまだありません。次回はタイトルが変わりますが、
また違う趣向で少しだけ続きます。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:武蔵小杉アルバム:パノラマ写真アルバム
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
2008/10/28エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの公開空地

2008/11/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(1)

2008/12/3エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(2)

2008/12/9エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(3)

2008/12/15エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(4)

2008/12/22エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(5)

2008/12/29エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(6)

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2008年
12月29日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望(6)

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パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望の連載、
6回目です。今回は、南東側の眺望を見てみたいと思います。

■NEC玉川ルネッサンスシティ
NEC玉川ルネッサンスシティ

南東方面でまず眼に留まるのは、NEC玉川ルネッサンスシティ
実際には2棟ありますが、ステーションフォレストタワーから見える
のはノースタワーで、サウスタワーは隠れているアングルです。

■JR向河原駅
JR向河原駅

NEC玉川ルネッサンスシティの足元東側には、JR向河原駅が見え
ます。地上を歩いているとあまり気付きませんが、駅前広場周辺の
緑が結構多いのですね。

■リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉とレジデンス・ザ・武蔵小杉
リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉とレジデンス・ザ・武蔵小杉

視線をぐっと手前に引くと、リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉
レジデンス・ザ・武蔵小杉が視界に入ります。ほぼ同じ高さである
ことがよくわかります。
その右側に都市計画道路 武蔵小杉駅南口線が通っています。

■リッチモンドホテルプレミアとレジデンスの屋上
リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉とレジデンス・ザ・武蔵小杉の屋上

ステーションフォレストタワーの方が上ですので、屋上のヘリポート
がよく見えます。「R」と巨大な文字で書いてありますね。

ヘリポートには「H」マークのものと「R」マークのものと2種類ありま
す。「H」はヘリポートの頭文字で、このマークのヘリポートにはヘリ
コプターの着陸が可能
です。

「R」はレスキューの頭文字で、強度などの制約からヘリコプターの
着陸が不可
で、上空ホバリングによってはしごなどで救助活動を
行うヘリポートに描かれています。ビルなどの救助用として設置される
ものですね。

■多摩川と大田区のマンション群
多摩川と大田区のマンション群

さて、視点を南東の遠くのほうに移すと、多摩川が見えます。地上
から見るとあまり感じないのですが、河川敷の緑が結構きれいに
見えます。

多摩川の向こう側は大田区で、河川敷沿いにたくさんのマンション
群が並んでいます。大田区からは多摩川側が南西向きで、川で
眺望が確定していることから、眺望を売りにしたマンションが建て
やすいのでしょう。

・・・さて、これでステーションフォレストタワーから全方向を見てきた
わけですが、実はこれで最終回ではありません。まだもう少し続い
ていきますので、次回をお楽しみに。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 C地区
2008/10/28エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの公開空地

2008/11/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(1)

2008/12/3エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(2)

2008/12/9エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(3)

2008/12/15エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(4)

2008/12/22エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(5)

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2008年
12月28日

都市計画道路 武蔵小杉駅南口線工期延長

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2008/12/2エントリで舗装工事が開始されたことを取り上げました
都市計画道路 武蔵小杉駅南口線の南端ですが、工事完了予定が
12月19日から2月27日に延期となっていました。

■都市計画道路 武蔵小杉駅南口線の南端
都市計画道路 武蔵小杉駅南口線の南端

前回のエントリ段階で、東京応化工業側の歩道(写真左側)が未着
手であったことから、期限までに間に合うのか疑問だったのですが
やはり2ヶ月強の工期延長となりました。

■中原生活環境事業所側の歩道
中原生活環境事業所側の歩道

中原生活環境事業所側の歩道については、すでに完成しています。
事業所の塀は以前は無味乾燥なものだったのですが、拡幅工事に
伴って植栽が整備されています。

ここは子どもたちに人気のごみ収集車が出入りする施設ですが、
道路が整備され、きれいに植栽もできると印象がまた違うと思います。

■東京応化工業側の歩道
東京応化工業側の歩道

反対側は東京応化工業側の歩道ですが、こちらはようやく着手され、
まだまだこれからというところです。手前の工事の看板を見ると、
完了予定の日付にガムテープが貼られ、上から「平成21年2月
27日まで」
と訂正されているのがわかります。

■東京応化工業側の歩道の枠組み
東京応化工業側の歩道の枠組み

東京応化工業側でも、一部では歩道の白い枠組みが作られていま
す。概ねこの状態で越年ということになりそうですね。

■府中街道との接続部
府中街道との接続部

最終的にちょっと気になるのは、府中街道との接続部です。現状で
すと、現在すぐ手前まで拡幅工事が行われている道路の規格では
そのまま府中街道に接続できません。

工期延長は2ヶ月以上と、東京応化工業側の歩道を整備するだけに
しては長めに延長されましたので、この部分の工事も含んでいるの
かもしれません。

しかしいずれにせよ、武蔵小杉駅周辺でこれくらい歩道がしっかり
して、電線が地中化されて規格のしっかりした道路はこれまでありま
せんでした。
武蔵小杉駅ロータリー部分を除けば一応の都市計画道路全線開通
まで、あと少しです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
2008/6/10エントリ 武蔵小杉駅南口線の南端
2008/6/11エントリ 好きですかわさき愛の街
2008/6/27エントリ 武蔵小杉駅南口線の用地確保
2008/7/4エントリ 武蔵小杉駅南口線開通区間拡大
2008/11/17エントリ 武蔵小杉駅南口線南端の歩道
2008/12/2エントリ 武蔵小杉駅南口線の南端が舗装開始

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2008年
12月23日

中原消防署旧庁舎取り壊し完了

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府中街道沿いの中原消防署旧庁舎の取り壊し工事が完了し、
工事用の壁も取り外されて更地になっています。

■中原消防署旧庁舎跡地
中原消防署旧庁舎跡地

府中街道の反対側から見たところですが、壁が無くなって視界が
開けています。

■中原消防署旧庁舎跡地(隣接歩道より)
中原消防署旧庁舎跡地(隣接歩道より)

隣接する歩道より見てみると、きれいに更地になっているのがわかり
ます。奥には、今井仲町の寺院「大乗院」が見えます。

■中原消防署旧庁舎跡地(二ヶ領用水沿いより)
中原消防署旧庁舎跡地(二ヶ領用水側より)

中原消防署旧庁舎跡地の横の小道を入って、裏手の二ヶ領用水
沿いから撮影したものです。建物がなくなって、府中街道の反対側
の建物がよく見えるようになっています。

こうして見ると、そこそこの面積の土地に見えます。これが臨時の
区役所の駐車場
として活用されることになります。また、一部は
府中街道の拡幅用地としても確保されることになるのでしょう。

取り壊し工事は、現地の掲示では12月26日完了予定となっていま
したので、予定通り工事が終わったようですね。
このあとすぐに駐車場が作られるのか、しばらくこのままになるのか
はまだわかりませんが、現状のままですと砂塵が舞ってしまいます
ので、いずれにせよ何らかの手当ては必要ではないかと思います。

【関連リンク】
中原消防署 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 中原警察署
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 大乗院
2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
2008/9/15エントリ 旧中原消防署の跡地利用と小杉3丁目中央地区
2008/10/31エントリ 中原消防署旧庁舎取り壊し
2008/12/7エントリ 中原消防署が消えた日

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2008年
12月22日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望(5)

hatsushimo.gif

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望について
の連載も、5回目になりました。今回は、北東~東側の眺望を見て
みたいと思います。

■タワーから北東(東京方面)を望む
タワーから北東を望む

東側のバルコニーから北東方面を見ると、東京都心の高層ビル群
見えます。写真ですと小さいのですが、肉眼では六本木ヒルズや
東京タワーなど、想像以上に近くに見える印象です。

この角度は、シティラウンジなどからもほぼ同じ風景を見ることが
可能です。

■タワーから東(大田区方面)を望む
タワーから東(大田区方面)を望む

ほぼ真東を見ると、青い多摩川と緑の河川敷、その向こうに広がる
大田区が見えます。少し南東に視点を移すと、羽田空港の管制塔
そこから飛び立つ飛行機の姿を視認することができます。

■NEC玉川事業場(小杉駅東部地区B地区)
NEC玉川事業場(小杉駅東部地区B地区)

視点を少し足元に動かすと、NEC玉川事業場(小杉駅東部地区B
地区)
の広大な敷地が目に留まります。

■横須賀線武蔵小杉駅ホーム
横須賀線武蔵小杉駅ホーム

NEC玉川事業場と横須賀線の線路の間にぐっと寄って見ると、
現在建設中の横須賀線武蔵小杉駅のホームの足場が設置され
つつがるのが白く目立ちますね。

■横須賀線武蔵小杉駅設置工事・南武線との交点
横須賀線武蔵小杉駅設置工事・南武線との交点

一方、南武線との交点を見てみると、横須賀線武蔵小杉駅設置工事
の進捗はまだまだです。ここは新幹線の下に連絡通路を通す工事が
想定よりも難航しており、新たな施工方法の導入が必要となっている
ことから、進捗が遅いものと思います。

さて、今回はここまでです。
次回は引き続いて東~南東方面の眺望を見てみる予定です。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 横須賀線武蔵小杉駅
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 B地区
2008/10/24エントリ 横須賀線武蔵小杉新駅完成が1年遅れ、仮設での開業に
2008/10/28エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの公開空地

2008/11/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(1)

2008/12/3エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(2)

2008/12/9エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(3)

2008/12/15エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(4)

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2008年
12月19日

武蔵小杉再開発地区の小学校がキャパオーバーに

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日本の人口が減少に転じた、というニュースは割と最近の話ですが、
川崎市においては、2025年まで人口が増加し続ける推計が出ていま
す。国勢調査を基にしたこの推計において、中原区では2035年まで
人口増加が続く
ものとされています。

これは、武蔵小杉再開発に伴う人口増も一要因ではあると思いますが、
大規模マンション数棟だけであと27年間人口が増加し続けるわけでは
なく、全市域における都市化が進み続ける、ということでしょう。

そんな中、来年度に小学校のキャパシティ不足が発生し、仮設校舎
などによる手当てが行われることがあきらかになりました。
これは、12月16日に行われた川崎市議会の第5回定例会において、
原修一議員の一般質問に対して教育長が答弁しているものです。

■答弁の概要
 ●中原区では、2014年度までの小学校児童数の増加を推計
  (クラスはいずれも普通学級)

  下沼部小学校 522人・13クラス増加
  上丸子小学校 315人・9クラス増加
  今井小学校   395人・10クラス増加
  西丸子小学校 145人・3クラス増加
  中原小学校   117人 3クラス増加
  東住吉小学校   31人減少 1クラス増加

 ●再開発エリアの下沼部小学校、上丸子小学校において2009年
  度にキャパシティ不足が発生

  下沼部小学校 4クラス不足 ⇒ 仮設校舎を4クラス分設置
  上丸子小学校 2クラス不足 ⇒ 仮設校舎を3クラス分設置

 ●今井小学校において2014年度に10クラス不足、新校舎を増築
  今井小学校 10クラス不足 ⇒ 新校舎を11クラス分増築
  ※2009年度に設計、2010年度に着工、2011年度に竣工予定

答弁内容は上記の通りですが、少々驚きの内容となっています。

まず、再開発エリアの学区となっている下沼部小学校と上丸子小学校
ですが、いずれもかなりの生徒数増加が見込まれています。

下沼部小学校を見てみると、2008年4月1日現在の生徒数は273人・
10クラス
となっていますが、そこにあと6年間で522人・13クラスの
増加
が見込まれています。
生徒数にして2.9倍の規模に膨らみ、現在の下沼部小学校があと2つ
ほど出現
することになります。クラスの増加が2.3倍なのは、1クラス
あたりの人数を一杯まで入れるということでしょう。

下沼部小学校と上丸子小学校については来年度からそれぞれ4クラ
ス、2クラスの不足が発生し、仮設校舎を建設
することになりました。
これについては、先日上丸子小学校にお子さんが通う方からも情報を
いただいたところです。

■下沼部小学校
下沼部小学校

■上丸子小学校
上丸子小学校

少々突っ込みたいのが今井小学校についてで、教育長の答弁では
「2014年度に10クラスが不足するため、2011年度に11クラス分の
増築」
という言い方をされていたのですが、これは少々言い方がおか
しいな、と思いました。

上記の答弁ですと、さも問題なく間に合うかのような言い方になります
が、「2014年度に10クラスが不足」というのは、2014年度まで校舎の
不足が発生せずに、2014年度に突然10クラス不足になるわけでは
ない
ですよね。

今井小学校は再開発エリアではなく、生徒数の上昇カーブは比較的
一定でしょうから、
2009年度から2011年度の間にはすでに何クラス
かの不足が発生しているはず
です。今回の一般質問では、それに対
する説明や対策は答弁されず、疑問が残るかたちとなりました。
(この点、原修一議員も同様の疑問を持っていたようですが、答弁を
引き出すには至りませんでした)

■今井小学校
今井小学校

武蔵小杉ライフでは、保育園・幼稚園については以前より取り上げて
きましたが、小学校については、再開発エリアの学区となる上丸子小
学校、下沼部小学校についてキャパシティ上の問題があると認識して
おりませんでした。

理由は2点で、以前よりキャパオーバーで新規マンションの学区変更
などが行われた今井小学校が1学年4~5クラスを擁するのに対し、
上丸子小学校では2~3クラス、下沼部小学校では1~2クラスの編成と
なっていることと、当初の川崎市の見解として、現有施設で対応できる、
と表明されていた
ことによるものです。

2003年7月9日の川崎市議会第3回定例会において、やはり教育長
が下記の答弁を行っています。

■2003年7月9日の教育長の答弁
「武蔵小杉駅周辺開発に伴う通学区域についての御質問でござい
ますが、再開発地域の通学区域につきましては、中丸子Ⅰ街区と
中丸子Ⅱ街区は下沼部小学校、玉川中学校となり、小杉3丁目中央
地区は今井小学校、今井中学校となります。小杉駅南部地区は、
東急東横線を挟んで西側は今井小学校、今井中学校となり、東側は
上丸子小学校、中原中学校となります。いずれの学校も教室数など
の施設面では、武蔵小杉駅周辺開発に伴う児童生徒の増加に対応
できる
ものと考えております。」

再開発計画は2003年当時より拡大されていますが、拡大部分(小杉
駅北部地区や東京機械製作所跡地など)の事業については、現実に
キャパオーバーとなる来年度の段階ではいずれも具現化されていま
せん。
これは、純粋に川崎市の読み違いということになりますね。

以前、再開発地区の小学校のキャパシティについてコメントでご質問
いただいた際にも、逼迫はしていないのでは、という趣旨の返信を申し
上げていたかと思うのですが、足元の現状と異なるということで、お詫び
の上訂正させていただきます。

さて、冒頭に述べました中原区の人口増加のピーク(2035年)ですが、
これは2007年に川崎市が取りまとめたものです。過去エントリでも
取り上げましたが、その4年前、2003年の推計では中原区の人口
ピークは2015年となっており、わずか4年間で20年もピークが伸びた
ことになります。
(この推計のブレ≒小学校キャパの読み違いということではないかと
思います)

またここから4年経過したとき、推計がまた変わっている可能性も大い
にあるのでしょう。小学校の整備という生活基盤の投資にあたっては
綿密な調査を行い、随時アップデートもしていくことが必要かと思い
ます。

【関連リンク】
2007/6/8エントリ 武蔵小杉の将来推計人口
川崎市総合教育センター 市立学校紹介 中原区

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2008年
12月17日

NEC小杉ビルよりNECマイクロシステムが移転

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昨日コメントで情報いただきましたが、ホテル・ザ・エルシィ跡地に
隣接するNEC小杉ビルに本社を構えるNECマイクロシステムが
2009年1月5日に移転
することとなりました。
100%親会社であるNECエレクトロニクスよりプレスリリースが出て
おり、同内容が一部業界メディアでも報じられています。

■NECエレクトロニクス NECマイクロシステムの本社移転に関す
るお知らせ

http://www.necel.com/news/ja/archive/0812/1601.html

■ホテル・ザ・エルシィ跡地(手前)とNEC小杉ビル(奥)
タイムス武蔵小杉駅前

NECエレクトロニクスはNEC玉川ルネッサンスシティに本社がある
ことから、子会社であるNECマイクロシステムも近隣に本社を置いて
いたものと思いますが、移転先は横浜市金港町(横浜駅近く)となっ
ており、少々離れることになります。

プレスリリースによると、移転の理由は「川崎市の都市整備計画に
伴う現所在地の賃貸契約の終了を機に移転を決定」
となっています。
つまり、川崎市の計画により、NEC小杉ビルは賃貸契約の更新は
できず、退去が必要であった、ということのようです。

NEC小杉ビルにはNECマイクロシステム以外のオフィステナントは
入居しておらず、来年1月5日をもって空きビルになります。上記の
移転理由からすると次のテナントが入居することはないでしょうから、
その後取り壊し作業が始まるものと思います。

さて、ここで焦点になるのがドコモショップなどが入居する小杉ビル
ディング
です。

■NEC小杉ビル(左)と小杉ビルディング(右)
小杉ビルデング・NEC小杉ビル

当初、このエリアは小杉ビルディング・NEC小杉ビル・エルシィ跡地
の3棟一体開発
を視野に水面下で行政も含めた協議が行われて
いました。
NEC小杉ビルとエルシィ跡地については、いずれもシンプレクス・
インベストメント・アドバイザーズ
が取得しており、その2棟に関して
は一体開発が確実となったものの、小杉ビルディングとは協議が
不調に終わったとの観測が流れていました。

NECマイクロシステムが2009年1月5日に移転するのとは裏腹に、
小杉ビルディングには1月19日に三井住友銀行が入居することに
なっているほか、「小杉ビジネスレジデンス」としてSOHO仕様住居の
募集も行われています。
募集サイドに確認したところ、小杉ビルディングについては賃貸契約
上の更新制限などは今のところない
とのことで、今後も賃貸ビルと
して平常どおり稼動していくことになっています。

この状況から、小杉ビルディングを巻き込んで再開発を行うためには
年単位で時間がかかるものと思いますが、そこまで待つのであれば、
都市整備計画に基づいて現段階でNEC小杉ビルを空にする理由が
希薄になります。
方や1月で退去を促進し、方や1月に大手都市銀行の支店を入居
させるということで、開発事業としては「別動き」になっているという
以外に解釈しにくい
ですね。

最終的な決着はまだとしても、やはり協議は不調のまま、と解釈する
のが妥当ではないかと思います。

いずれにせよ、空のビルが建っているだけでも維持費と税負担が発生
しますので、とりあえず取り壊しについては行われると思うのですが、
ホテル・ザ・エルシィでは営業終了から取り壊し完了までがおおよそ
1年かかりました。
建物の大きさも大体同じですので、NEC小杉ビルも取り壊しに着手
してからの期間は同じくらいになるのではないでしょうか。

■ホテル・ザ・エルシィ周辺マップ
ホテル・ザ・エルシィ マップ

【関連リンク】
NECマイクロシステム 公式ウェブサイト
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/7/10エントリ 小杉ビジネスレジデンス?
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/10/26エントリ エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
2008/11/12エントリ 三井住友銀行武蔵小杉支店を2009年1月19日開設
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区

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2008年
12月15日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望(4)

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さて、中5日のローテーションピッチャー、と決めているわけでもない
のですが、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの眺望
シリーズの4回目です。
今回は、一番最初のシティラウンジ(40~41階)に戻って、タワーの
北側の風景を眺めてみたいと思います。

■シティラウンジ
シティラウンジ

シティラウンジ、といってもよくわからない方が多いと思うのですが、
外から見ると上記の写真で示した北東の角の部分です。

■シティラウンジのウインドウ
シティラウンジのウインドウ

シティラウンジは40~41階の2フロア吹き抜けになっていまして、
外側の壁面は全面ダイレクトウインドウになっています。フレームが
入ってはいますが大画面で眺望が楽しめるようになっているのが
特徴です。
そのため暗くなってから外からシティラウンジを見ると、照明が目立
ちますので場所がすぐにわかると思います。

■新丸子東3丁目地区
新丸子東3丁目地区

さて、シティラウンジから足元を見ると、JR南武線と、そのさらに手前
新丸子東3丁目地区の全景が見えます。左から東京機械製作所
社宅が並ぶA地区、中央には旧・フローラルガーデンのあるB地区
右手が新・フローラルガーデンのある(写真の段階では青いシートに
覆われています)C地区が確認できます。

■B地区 旧・フローラルガーデン
B地区と旧・フローラルガーデン

中央のB地区をもう少し拡大して見てみると、2009年1月から取り
壊しとなる予定の旧・フローラルガーデン以外は更地として用地が
確保されているのが確認できます。
この用地に建設される「(仮称)武蔵小杉F1地区分譲マンション」は、
東京建物が2009年5月に着工予定です。

■C地区 新・フローラルガーデン
新・フローラルガーデン

B地区の事業に伴って移築となる新・フローラルガーデンが建設され
ているのがC地区で、こちらの写真です。この段階では、まだ青い
工事用シートで覆われていました。

■綱島街道拡幅および横須賀線武蔵小杉駅設置工事
綱島街道拡幅および横須賀線武蔵小杉駅設置工事

その新・フローラルガーデンのすぐ東側では、綱島街道拡幅(上丸子
こ線橋部分)工事
が行われています。
そのさらに東側は横須賀線武蔵小杉駅の設置工事が行われ、この
周辺は当分工事が続くことになります。

さて、足元はこのくらいにして、せっかくですのでもう少し遠くの方も
見てみましょう。

■新丸子駅と京浜伏見稲荷神社
新丸子駅と京浜伏見稲荷神社

足元から視線を少し上げると、東急線新丸子駅のホームの白い屋根
が目に留まります。

この風景は、屋上のスカイテラスからも見ることができますが、今回の
写真では、新丸子駅の少し手前に大きなイチョウの木に囲まれた建物が
見えます。これは、京浜伏見稲荷神社ですね。境内には108匹の狐の
像が並んでいる立派な神社です。

■丸子橋と東京都内
丸子橋と東京都内

さらに視線を上げると、多摩川にかかる水色の丸子橋が目立ちます。
その左側に架かっているのは東急線の橋ですね。多摩川の向こうに
東京都心のビル群も確認することができます。

シティラウンジはステーションフォレストタワーの北東の角、つまり
東京都心方面に向かって設置されていますので、都心の夜景などを
楽しめるアングルになっています。

■シティラウンジでドリンクをオーダー
シティラウンジでドリンクをオーダー

第1回でもご紹介しましたが、シティラウンジではドリンクや簡単な
おつまみ
をオーダーすることもできます。一休みしたところで、次回は
東側の眺望を見てみたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 京浜伏見稲荷神社
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
2008/10/28エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの公開空地

2008/11/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(1)

2008/12/3エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(2)

2008/12/9エントリ パークシティ武蔵小杉ステーションフォレスト
タワーの眺望(3)

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2008年
12月14日

シティハウス武蔵小杉、完成間近

hatsushimo.gif

中丸子地区C地区のシティハウス武蔵小杉が完成に近づき、建物
周辺の広場や歩道部分ができあがってきています。

■シティハウス武蔵小杉 テナントスペースと広場
シティハウス武蔵小杉 テナントスペース

これは建物北側の1~2階テナントスペースと、公開空地となる広場
です。建物はほぼできあがっていますが、テナントはまだ公表されて
いないようで、店舗の内装や外装もまだできていません。
ただ、以前コメントで情報いただきましたが、一部は医療モールと
なるようです。

■シティハウス武蔵小杉 医療モール募集
http://www.jamis.jp/item/kosugi.html

この広場は、横須賀線武蔵小杉駅の駅前ロータリーに面しており、
店舗とあわせて駅前地区としての都市機能を担うことになります。

■シティハウス武蔵小杉西側の歩道
シティハウス武蔵小杉西側の歩道

シティハウス武蔵小杉の西側には、歩道状空地も整備されています。
また、この向かい側は(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)および(南)
であり、そちらにも歩道が整備されることになります。

これらの歩道を南下するとプラウド武蔵小杉グリーンフロント中丸子
まるっこ公園
に到達するわけですが、ただ、現状では歩道が設置され
るのは前述の開発エリアのみで、それ以外の既存建築物の部分に
ついては歩道を設置することができません。途中で歩道が切れてしま
うかたちになります。

■シティハウス武蔵小杉 エントランス
シティハウス武蔵小杉 エントランス

歩道に沿って南下すると、建物の南端には居住者用のエントランス
ができあがっています。車寄せができるようになっていますね。

さて、シティハウス武蔵小杉の入居開始は2009年2月下旬を予定
していますので、あと2ヶ月あまりとなっています。
2009年はシティハウスの入居を皮切りに、3月にリエトコート武蔵
小杉ザ・クラッシィタワー
、4月にパークシティ武蔵小杉ミッドスカイ
タワー
と大型物件の入居が続くことになります。

もうしばらくで、また武蔵小杉駅南口線を歩く方の数が増えることに
なりますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2008/7/16エントリ シティハウス武蔵小杉建設中
2008/7/30エントリ (仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)の計画図
2008/8/19エントリ シティハウス武蔵小杉の外観とテナントスペース

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