武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2008年
11月04日

リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERの現地広告

hatsushimo.gif

11月8日より事前案内の始まるリエトコート武蔵小杉THE CLASSY
TOWER(ザ・クラッシィタワー)
ですが、現地では広告の掲示が始ま
っています。

■リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY TOWER
リエトコート武蔵小杉ザ・クラッシィタワー

こちらはタワーの西側、綱島街道から見たところですが、中層部に
横断幕がかかっています。

■「ザ・クラッシィタワー」の横断幕
ザ・クラッシィタワーの横断幕

「超高層分譲マンション ザ・クラッシィタワー」の文字が見えますね。
特太のゴチック体で直球勝負という感じです。

■リエトコート武蔵小杉ウエストタワーの横断幕(以前)
リエトコート武蔵小杉ウエストタワーの横断幕

こちら↑が以前の「ウエストタワー」の横断幕でした。

■ザ・クラッシィタワー入口の看板
クラッシィタワー入口の看板

また、エントランスへのアプローチにも、同様にモデルルーム公開
予定の看板が出ています。

■ザ・クラッシィタワーのエントランス
ザ・クラッシィタワーのエントランス

エントランスの自動ドアと左右のガラスには、以前になかった模様が
ガラスフィルムで貼り付けられ、「リエトコート武蔵小杉THE CLASSY
TOWER」
の名前が描かれました。

本日コメントで情報いただきましたが、今週の住宅情報マンションズ
おいて本物件が掲載され、先日のライトアップで撮影された写真
使用されています。
紆余曲折ありましたが、いよいよ販売開始となりますね。

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER 公式サイト
リエトコート武蔵小杉イーストタワー 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却
2008/10/15エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER分譲リリース
2008/10/18エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER公式サイトオープン
2008/10/22エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERライトアップ

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2008年
10月31日

中原消防署旧庁舎取り壊し

【Reporter:はつしも】

府中街道沿いの中原消防署旧庁舎の取り壊しが始まっています。
新庁舎が武蔵小杉再開発地区に完成し、4月1日から業務を開始しており、旧庁舎についてはすでに閉鎖されていたものです。

■中原消防署旧庁舎取り壊し工事
 中原消防署取り壊し工事
 
無人のまま半年が経過していたわけですが、ようやく解体工事が始まったことになります。

■中原消防署旧庁舎の物見台
中原消防署の物見台
 
物見台の塔は、すでに解体用の足場が組まれ、壁で覆われています。昔はここから火事でたちのぼる煙を確認していたものですが、長かった役割ももう終わりです。

■中原消防署旧庁舎の車庫
中原消防署旧庁舎の車庫
 
こちらは1階の車庫部分と、2階の事務所部分です。内部はもう空っぽで、一部取り壊しが進んで崩れています。

■解体工事の掲示
解体工事の掲示
 
府中街道沿いの外壁には、解体工事の掲示があります。これによると、2008年12月26日まで工事が続くようですね。

この解体工事が完了したのち、小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業によって一時的に減少する中原区役所の駐車場として跡地利用がなされることになります。

ただし、小杉町3丁目中央地区の再開発事業の着工は順調にいって2010年度あたりとされており、あと2年間は必要に迫られることがありません。そのため、2年間更地のまま塩漬けになる可能性もあります。

こういった場合特に民間企業であれば、最近エルシィ跡地中丸子地区で土地利用の「つなぎ」として相次いでコインパーキングがオープンしているように、土地を休眠させるということはなるべく避けるものです。

近年では川崎市に関しても、財政力強化などの命題から、市有地の有効利用を政策として打ち出しています。

■川崎市 市有財産を有効活用するための基本方針(平成19年12月)
http://www.city.kawasaki.jp/23/23kanzai/home/pdf/kihonhousin.pdf

この観点からは、再開発で現有の区役所の駐車場がなくなるのを待たずに、新たな駐車場としてオープンさせるのが資産活用としてはベターではないかと思います。

いずれにせよ、年内に解体工事が完了いたしますので、その後の動きについても確認していきたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 中原警察署
2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
2008/9/15エントリ 旧中原消防署の跡地利用と小杉3丁目中央地区
2008/10/21エントリ 小杉町3丁目中央地区再開発が本組合に移行へ
2008/10/26エントリ エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
2008/10/29エントリ 中丸子地区に「三井のリパーク川崎中丸子」オープン

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2008年
10月29日

中丸子地区に「三井のリパーク川崎中丸子」オープン

hatsushimo.gif

先日コメントでもいただきましたが、ホテル・ザ・エルシィ跡地に続いて、
中丸子地区の三角地帯においても「三井のリパーク川崎中丸子」
オープンしています。

■三井のリパーク公式サイト 川崎中丸子
http://search.repark.jp/rpkDtl/anyfile.jsp?sJigyoCd=REP0005268

■三井のリパーク川崎中丸子
中丸子地区の「三井のリパーク」

これは先週末の写真ですが、すでに多少車が入っていますね。

■三井のリパーク川崎中丸子
三井のリパーク中丸子の看板

料金は、8:00~22:00が30分200円、それ以外が60分100円でした。
エルシィ跡地のタイムズと同じですが、入庫後12時間以内最大料金
1,200円
が設定されているため、長時間にわたる際にはいいですね。

■三井のリパーク川崎中丸子(南側より)
三井のリパーク川崎中丸子(南側より)

この駐車場の北東は(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)(南)が建設
中ですが、まだ建物が立ち上がっていないため、シティハウス武蔵
小杉
NEC玉川ルネッサンスシティなどがよく見えます。

この風景はいずれビルでさえぎられることになりますね。

ということで、奇しくも武蔵小杉再開発エリア内で、ほぼ同時期に
コインパーキングが2つオープンしました。明確に再開発予定が
出ているエルシィ跡地と異なり、こちらの三角地帯には具体的な
計画はないようですが、いずれ小規模な建物に転換される可能性
はゼロではないと思います。

ただ、この周辺は横須賀線武蔵小杉駅の近隣地区となり、横須賀
線の東側はほぼNEC玉川事業場が占めているため、駐車スペース
は望めない状況です。西側も割合隙間なくマンション、オフィスビル
開発がなされているため、平地のコインパーキングはどこかにあっ
た方がよいとは思います。

そういえば、(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(北)を建設中の土地は、
駐車場でしたね。本日現在のGoogleマップでは駐車場の状態で
航空写真が掲載されています。

■Googleマップ 三角地帯と(仮称)武蔵小杉新駅前ビル建設地

大きな地図で見る

画面中央下が現在の三井のリパーク川崎中丸子の三角地帯、中央
上が(仮称)武蔵小杉新駅前ビル建設地です。駐車場の白線が確認
できますね。
(Googleマップのサーバ上の航空写真を表示しておりますので、
いずれ更新されて駐車場が確認できなくなるものと思います)

いろいろ歴史ありというか、土地利用は移り変わっていくものですが、
特にここ3年くらいの武蔵小杉周辺の変化は急激なものがあります。

【関連リンク】
2008/10/2エントリ 中丸子地区の三角地帯が三井のリパークに
2008/10/26 エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区

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2008年
10月28日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの公開空地

hatsushimo.gif

※10/29追記・写真の追加があります

昨日のエントリでご紹介したとおり、パークシティ武蔵小杉ステー
ションフォレストタワー
の入居が始まりました。それに伴い、ステー
ションフォレストタワー側の公開空地がオープンしています。

公開空地は、パークシティ武蔵小杉の敷地ではありますが、一般に
公開され誰でも利用できるもので、駅前地区としてのまちづくり
一角を担います。今回は、この公開空地をご紹介しましょう。

■ステーションフォレストタワー公開空地入口
ステーションフォレストタワー公開空地入口

こちらは敷地の北側(南武線側)、新丸子東3丁目地区からの入口
です。アーチが架かっています。

■球体のオブジェとツインバード
球体のオブジェ

アーチの手前にある球体のオブジェには、パークシティ武蔵小杉の
イメージキャラクターである「ツインバード」が描かれています。この
キャラクターは「トュリとドュリ」という名前がつけられ、、公開空地の
各所に登場します。

■交流の庭
交流の庭

アーチをくぐると、そこは「交流の庭」。いろいろな草花が植えられた
庭園です。

■交流の庭の日時計
交流の庭の日時計

庭園の中央には、日時計が設置されています。このときは日陰で
したので、日時計の針が見えませんでしたが。

■交流の庭のベンチ
交流の庭のベンチ

交流の庭には、各所にベンチが設置されていて、くつろげるように
なっています。

木もれ日の広場
木もれ日の広場

交流の庭を通り過ぎると、そこは「木もれ日の広場」です。小さい
ステージのようにちょっと高くなった場所があります。

■広場に落ちたドングリ
広場に落ちたドングリ

広場にはドングリが落ちていました。もうそんな季節でしたね。子
どもたちが拾って遊んだりするのではないでしょうか。

■やすらぎの泉
やすらぎの泉

木もれ日の広場のそばには、「やすらぎの泉」があります。ステー
ションフォレストタワーの1階の外側が水辺になっているもので、
小さな滝が流れています。
前方には水辺のベンチがありますが、こちらは公開空地ではなく
専有部となっています。

■冒険の森への小道
冒険の森への小道

続いて、最後の「冒険の森」へ続く小道です。

■冒険の森の看板
冒険の森の看板

冒険の森の看板です。公開空地には、エリアごとにこのような
看板があり、それぞれツインバードである「トュリとドュリ」とこの
公開空地に関連する
ストーリーになっています。

この看板を見ると、「子どもたちが 巣をつくってあげると とても
よろこび みんなと仲よく暮らすようになりました」
とありますが・・・。

■冒険の森の巣箱
冒険の森の巣箱

見上げると、果たしてそこには鳥の巣箱がありました。冒険の森
には、いくつもの巣箱が設置されていました。

なお、このツインバードの物語については、「トゥリとドゥリがいた森」
という小冊子にまとめられています。これはモデルルームで配布
されていたようで、下記リンクにて詳しく解説があります。

■パークシティ武蔵小杉~The Gateway of Musashikosugi~
トゥリとドゥリがいた森

http://blog.goo.ne.jp/tatsuno2006/e/58c9474bff3b08751099d8a6786688f9
トゥリとドゥリがいた森の解説
http://blog.goo.ne.jp/tatsuno2006/e/8989bf341e48ed222e554da783dd1416

小冊子と基本的に同じ内容の看板が、前述の通り公開空地の各所に
配置されているほか、「交流の庭」にはそれらの看板を1枚に集約して、
絵本のように通しで読める大きな看板が設置されています。

■「トュリとドュリがいた森」をまとめた絵本看板
「トュリとドュリがいた森」をまとめた絵本看板

これを読んだ上で公開空地を散策すると、全体のテーマがわかる
ようになっています。

■ツインバードの木
ツインバードの木

なお、途中の小道の植え込みに、鳥のかたちをした木が両側に
ありました。写真で見ても実際に見てもちょっと気づきにくいの
ですが、おそらくこれはツインバードではないかと思います。

■パークシティ武蔵小杉の案内標識
パークシティ武蔵小杉の案内標識

冒険の森を抜けると、綱島街道都市計画道路武蔵小杉駅南口
の交差点付近に出ます。2008/10/15エントリでも取り上げた
案内標識が道案内をしてくれます。

■エントランスの引越しトラック
エントランスの引越しトラック

公開空地の出入口のすぐそばはメインエントランスで、今日も
引き続き引越しのトラックが朝から停まっていました。まだまだ
搬入が続くことになります。

今回のレポートは以上です。
公開空地は基本的には庭園で、遊具等は設置されていないの
ですが、細かいところに遊び心があってなかなか楽しめる場所
でした。のんびりと散歩してみる感じでしょうか。

まだ住民の方の入居が進んでいないことと、周辺の方にもオー
プンしたことが知られていないことから、散策している方もまだ
少ないのですが、これから少しずつ子どもたちの姿なども増え
てくるのではないかと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
2008/9/23エントリ パークシティ武蔵小杉の進捗
2008/10/5エントリ パークシティ武蔵小杉の案内標識
2008/10/27エントリ パークシティ武蔵小杉ステーション
フォレストタワー入居開始

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2008年
10月27日

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー入居開始

hatsushimo.gif

コメントで情報いただきました通り、パークシティ武蔵小杉ステーション
フォレストタワー
が入居開始となりました。入居を長らくお待ちだった
皆様、武蔵小杉へようこそ。これからどうぞ武蔵小杉生活(ライフ)を
お楽しみください。

■パークシティ武蔵小杉 ステーションフォレストタワー
パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー

本日より、ステーションフォレストタワーにいくつか灯りがともりました。
特に角部屋の部分がよく見えますね。

■ステーションフォレストタワー角部屋の灯り
ステーションフォレストタワー 角部屋の灯り

パークシティ武蔵小杉の東急武蔵小杉駅側の角は、ウインドウが
曲線になっています。眼前にパノラマが広がりそうですね。

■ステーションフォレストタワー 北側より
ステーションフォレストタワー 北側より

ステーションフォレストタワーの北側に回ると、こちらにもいくつか
灯りが見えます。

■エントランスの引越しトラック
エントランスの引越しトラック

エントランスには、アート引越しセンターのトラックが停まっていました。
こちらが引越しの幹事会社になるのでしょうかね。

ステーションフォレストタワーは643戸ありますが、エントランスや
エレベーターは限られていますので、1日に入居できる数には限界が
あります。今後、2ヶ月くらいは引越しが続くのではないかと思います。

THE KOSUGI TOWERなどの時もそうでしたが、真っ暗なビルに
灯りがともっていくと大分印象が違うものです。特にパークシティは
駅前地区ですので、東急線のホームなどからもすぐ近くに見えますし、
駅の印象も多少変わるものと思います。

隣のミッドスカイタワーについては、2009年4月入居予定となって
いることから、あと5ヶ月くらいは無人のままとなります。現状の
リエトコート武蔵小杉のイーストタワーとクラッシィタワーの関係の
ようですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
2008/9/23エントリ パークシティ武蔵小杉の進捗
2008/10/5エントリ パークシティ武蔵小杉の案内標識

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2008年
10月26日

エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン

hatsushimo.gif

先日より、ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング「タイムズ武蔵
小杉駅前」
が営業を開始しています。

■タイムズ公式ウェブサイト タイムズ武蔵小杉駅前
http://times-info.net/map/parkdetails/BUK0022187.html 

■タイムズ武蔵小杉駅前
タイムス武蔵小杉駅前

前回エントリの時点でコインパーキングはほぼ完成していましたの
で、ぱっと見にはオープン前と変わりませんね。

■タイムズ武蔵小杉駅前の看板
タイムス武蔵小杉駅前の看板

タイムズ武蔵小杉駅前の料金の覆いが取り外されました。料金は、
8:00~22:00が30分200円、それ以外が60分100円でした。

周辺のタイムズと比べてみると、同じタイムズでもそれぞれ料金は
ばらばらになっていまして、もう少し駅から離れたところでも30分
300円の駐車場もありました。駅前ということで一概に高い、という
こともないようです。

当初はあまり車も入っていなかったのですが、存在が知られていくに
つれ、稼働率も多少上がってきているようです。

■本日のタイムズ武蔵小杉駅前
本日のタイムズ武蔵小杉駅前

この土地利用は再開発がまとまるまでの暫定利用と思われますが、
駐車場になればそれはそれでニーズがあるようです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/8/6エントリ ホテル・ザ・エルシィが消えた日
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/9/12エントリ ホテル・ザ・エルシィ解体完了
2008/9/26エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地の外壁撤去
2008/10/20エントリ エルシィ跡地がコインパーキングに

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2008年
10月24日

横須賀線武蔵小杉新駅完成が1年遅れ、仮設での開業に

hatsushimo.gif

先日コメントでも情報いただきましたが、2010年3月開業を予定して
いた横須賀線武蔵小杉駅の工事が間に合わないことが報道
され
ました。開業自体については仮ホームなどで何とか予定通りに間に
合わせる
ものとされています。

■神奈川新聞 JR横須賀線武蔵小杉新駅・正式開業が1年遅れに
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810592/

■東京新聞 横須賀線・武蔵小杉新駅計画変更 市の負担39億円増
連絡通路追加工事 開業時は暫定通路設置

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20081023/CK2008
102302000093.html


なお、本件については現在新聞報道のみで、川崎市およびJR東日本
からオフィシャルなプレスリリースは出されていません。そのため、
武蔵小杉ライフとしても川崎市に確認を取ったところ、概ね報道の
通りの事実が確認できました。


より正確を期すならば、川崎市によると、横須賀線武蔵小杉駅の工事
に関しては、駅舎完成後の残工事まで含めると、最終的な完了は2年
遅れる
とのことです。
(駅舎自体は報道どおり約1年後に完成予定です)

■川崎市ヒアリングによる現在の工事予定
2010年3月 仮開業(予定通り)
約1年後   正式な駅舎および連絡通路が完成
約2年後   駅舎完成後の残工事が完了

・・・ということで、2012年までは横須賀線武蔵小杉駅周辺での工事は
続く
、ということになりそうです。

最初に率直な感想を申し上げると、やっとカミングアウトしたのね、
というところです。
横須賀線武蔵小杉駅の工事に関しては、「遅れているのではないか」
という観測は大分前からありました。これまでのエントリでも取り上げた
通り、当初は、横須賀線の下り線のNEC側への移設は11月頃に完了
する予定
となっていましたが、難しそうな状況です。

■横須賀線下り線の橋脚(2008年9月現在)
横須賀線下り線の橋脚(拡大)

これは憶測に過ぎませんが、10月下旬に入ったこの時期のカミング
アウトは、この11月に工事の遅れが明白にならざるを得ない、という
こともあったのかもしれません。

さて、仮開業の形態ですが、報道及び川崎市によると、仮設の地上
連絡通路・一部仮設のホームと屋根により予定通り2010年3月に
間に合わせる
ことになります。
新幹線・横須賀線の地下をくぐる連絡通路の工事が地上の新幹線
に干渉することなどが要因で、連絡通路は仮設で地上になる予定と
されています。

地上ルートを通るとなると、おそらくは既存の線路下のトンネルを
利用するのかな、と思います。

■新幹線・横須賀線下のトンネル
新幹線・横須賀線下のトンネル

綱島街道の上丸子こ線橋の土手(まだ高架化されていない)を、
南武線沿いの部分だけ少し崩して通れるようにすれば、その先の
新幹線と横須賀線下には、一応このようなトンネルがすでにあります。
この先は横須賀線のホームになりますので、何とか地上レベルで
仮設の連絡通路を作ることはできそうです。

綱島街道の土手を越えるのがハードルですが、それ以外にルート
はないように思います。そうでなければ綱島街道の信号を普通に
歩行者として渡るしかなくなってしまいますので・・・。

ただ、この方式をとった場合、今度は上丸子こ線橋の拡幅工事
干渉して、玉突きで綱島街道の拡幅が遅れることになったりしない
といいのですが。

■綱島街道の上丸子こ線橋拡幅工事
綱島街道の上丸子こ線橋工事

また、これらにともなう追加工事の発生により、新駅工事の費用が
50億円膨らみます。
横須賀線武蔵小杉駅は川崎市の要望による
「請願駅」のため、この大半は川崎市の負担であり、今回の50億円
についても39億円が川崎市の追加負担
となるようです。
(一部国からの補助が交付される可能性はあるようです。なお、
当初想定された工事費用は総額200億円です)

このあたり、実際にはどこに瑕疵があったのか、責任割合はどうなの
か、契約内容はどうなっていたのか、詳細がわかりませんので何とも
いえない部分ではありますが、39億円は大きな金額です。

さて、次に焦点となるのは次の2点になろうかと思います。

①仮設工事ならば本当に2010年3月に間に合うのか
②正式開業は本当に1年遅れでできるのか

これについては、すでに当初予期せぬ工事上の困難が発生している
わけで、さらに新たな困難が発生する可能性は、ゼロとはいえない
ところです。

ただ、新聞報道にもあるように、武蔵小杉新駅周辺では2010年3月
の開業を前提としたオフィスビルやマンションなどの開発が進行して
おり、これが間に合わなければ重大な影響を及ぼす
ことから、川崎
市としても何としてもの仮開業は間に合わせる努力をするものとは
思います。

この横須賀線新駅については、通勤などある程度生活上の計画に
織り込んでいる方も多いと思いますので、仮であれ2010年3月開業
を死守してほしいところです。もちろん、安全がきちんと担保されて
いることが前提ではあります。

また、コメントでもいただいたように報道だけでは不安を増幅する面が
あろうかと思いますので、川崎市なりJR東日本から、市民に対して
公式な説明がなされることを期待したいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 横須賀線武蔵小杉駅
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/9/8エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の橋脚
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図面
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース

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2008年
10月22日

リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERライトアップ

hatsushimo.gif

本日、リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERライトアップ
されました。これは、11月8日からスタートする営業活動上で使用
するための撮影を行っていたものです。

■武蔵小杉駅付近から見る再開発ビル群
武蔵小杉再開発ビル群

まずは、武蔵小杉駅付近から。一番右側がTHE CLASSY TOWER
ですが、遠くからでも輝いているのがわかります。

■綱島街道からのリエトコート武蔵小杉
綱島街道からのクラッシィタワー

こちらはもう少し近づいて、綱島街道から撮影したものです。ライト
アップのほか、サーチライトが動いて夜空を照らしています。

■リエトコート武蔵小杉公開空地内から
リエトコート敷地内から

リエトコート公開空地内から

リエトコート武蔵小杉の公開空地から、見上げたところです。リエト
コートの白さ
が照明によって際立っていますね。

■ライトアップの照明機器
ライトアップの照明機器

THE CLASSY TOWERの周辺には、たくさんの照明機器が設置され、
タワーを照らしていました。

■THE CLASSY TOWERの西側
ザ・クラッシィタワーの西側

ライトアップされていたのは、全方位ではありません。照明は北側と
東側だけ
で、リエトコートの公開空地の中央から一番綺麗に見える
ようにセッティングされていました。
こちらの写真は西側(綱島街道側)で、こちらはライトアップされて
いません。

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーの照明
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーの照明

なお、1枚目の写真を良く見てもわかりますが、同時にパークシティ
武蔵小杉ステーションフォレストタワー
の最上部の照明も点灯して
いました。

これは、THE CLASSY TOWERのライトアップとタイミングを合わせ
たものなのか、たまたまなのかはわかりません。合わせたとすれば、
ちょっと粋なはからいをしたものですね。

ライトアップされていた時間は短いもので、2時間もなかったのでは
ないかと思いますが、なかなか綺麗でした。撮影用ということですか
ら、おそらく今回限りなのでしょう。
物件のウェブサイトやパンフレット等に登場するのだと思いますが、
ちょっと得した気分になりました。

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER 公式サイト
リエトコート武蔵小杉イーストタワー 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却
2008/10/15エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER分譲リリース
2008/10/18エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER公式サイトオープン

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2008年
10月21日

小杉町3丁目中央地区再開発が本組合に移行へ

hatsushimo.gif

建通新聞のニュースからですが、武蔵小杉駅西側の再開発事業、
小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業が本年度中に準備
組合から本組合に移行する手続き中とのことです。

■建通新聞神奈川 小杉町3丁目中央地区再開発、本組合へ
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p04996.html

■小杉3丁目中央地区(中原市民館や既存商店など)
小杉町3丁目中央地区(中原市民館・既存商店等)

ここで簡単に再開発の流れを確認しておくと、大体以下のようになり
ます。

■再開発事業の流れ(概略)
①再開発の機運の高まり
 既存施設の老朽化などにより、再開発の機運が高まります。
  ↓
②勉強会の結成
 行政担当者も関与し、地権者や関係者などにより再開発事業に
ついて研究をします。
  ↓
③再開発準備組合の結成
 ある程度意識の統一が図れたところで、準備組合を結成して事業
計画や資金計画を策定します。
  ↓
④都市計画決定
 策定した計画について、都市計画法に基づく都市計画決定を受け
ます。
  ↓
⑤再開発組合の設立・権利変換計画の策定及び認可
 都市計画法に基づく法人である再開発組合を組織し、再開発ビル
などの権利を現在の地権者に割り当てる権利変換計画を策定します。
  ↓
⑥再開発工事着工
 権利変換計画が認可されたら、再開発工事を着工します。
  ↓
⑦再開発工事竣工・組合解散
 再開発ビルなどが完成後、所定の手続きを行い組合を解散します。

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業に関しては、④都市
計画決定までが先日完了
している状態で、次の⑤再開発組合の設立
に移っているわけです。

再開発準備組合までは法的根拠のない任意団体ですが、再開発
組合は都市計画法に位置づけられた法人
になります。第一種再
開発事業の事業主体は再開発組合となるもので、これが設立され
ることは重要なステップです。

ただ、着工までの山場は、権利変換計画の策定で、これは端的に
説明すると「みんなの土地をまとめて再開発ビルにした際に、どう
やってみんなにビルの床の権利を分けるか」
という計画です。
(分配される床を「権利床」と呼びます。余った床は「保留床」と呼ば
れ、キーテナントなどに売却されます)

地権者が少なければ割合簡単だったりしますが、地権者が多いと
ここで難航することも少なくありません。地権者は法人だけでなく
個人も含まれていますし、何せお金が絡むところですので、なか
なか調整は簡単ではないことが想像されます。

一方、再開発事業には行政からの助成や税制優遇などが与えられ
る仕組みになっていたりします。これは、武蔵小杉再開発に関して
川崎市のまちづくり局の答弁等にもありますが、「インセンティブを
与えて街を更新していく」
ということなのでしょう。事業者側が「基本、
利益を得る」構造になっていれば、いろいろな調整はあってもおの
ずと再開発事業が進んでいく、ということですね。

建通新聞の記事によれば、2008年度中に本組合に移行、早けれ
ば2010年度に既存建物の除却、2013年度に再開発ビルの完成

見込んでいます。この着工と竣工の予定については、すでに川崎
市議会等でも出てきているスケジュールと同様のものです。

「早ければ」というのは、この権利変換計画が順調に合意できれば、
という意味だと思うのですが、それでも2年を要するということになり
ます。

ということで、武蔵小杉ライフ:タウンガイドにも掲載している「an
umbrella」「ブーランジュリー・メチエ」
などは、あと2年くらいは現状の
まま営業されることになりそうです。

■an umbrella(アン・アンブレラ)
an umbrella(アン・アンブレラ)

■ブーランジュリー・メチエ
ブーランジェリー メチエ外観

再開発区域内のお店のゆくえも気になりますが、とりあえず再開発
事業が前に進んでいくことになりそうです。

なお、小杉町3丁目中央地区と、小杉駅南部地区A地区に挟まれた
小杉町3丁目東地区についても、再開発準備組合がコンサルタントの
選定を進めていることを2008/7/1エントリでお伝えしました。

小杉駅南部地区A地区~小杉町3丁目東地区~小杉町3丁目中央
地区と、武蔵小杉駅の西側についても、かなり広範囲で再開発が
進んでいくことになりますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉3丁目地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:レストラン an umbrella
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:ベーカリー ブーランジュリー・メチエ
2007/10/19エントリ 小杉町3丁目中央地区計画公表!
2007/10/21エントリ 小杉町3丁目中央地区イメージパース
2007/10/24エントリ 小杉町3丁目中央地区フロア構成
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/9/15エントリ 旧中原消防署の跡地利用と小杉3丁目中央地区

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2008年
10月20日

エルシィ跡地がコインパーキングに

hatsushimo.gif

武蔵小杉駅北口のホテル・ザ・エルシィ跡地ですが、取り壊し後
コインパーキングとなりました。

■ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング
ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング

中丸子地区のTHE KOSUGI TOWER近くの三角地帯も三井の
リパーク
になりましたが、こちらはタイムズ武蔵小杉駅前となります。

■タイムズ武蔵小杉駅前の看板
タイムズ武蔵小杉駅前の看板

今日の段階では、料金を記載した看板は白い紙で覆われていました。
近くでよく見ると透けて見えるのですが・・・。

■タイムズ武蔵小杉駅前の白線
タイムズ武蔵小杉駅前の白線

駐車場内には白線も引かれ、すぐにでもオープンできそうな感じ
です。中丸子の三井のリパークもそうですが、簡単にできてしまう
ものです。

さて、この場所は南側に隣接するNEC小杉ビルとともにシンプレクス・
インベストメント・アドバイザーズ
が保有しており、同社の資料によると
オフィスビルを企画検討しているようです。

シンプレクスは、開発案件を竣工後に自社または他社のファンド・
REIT(不動産投資信託)に組み入れる
ことを視野に入れて事業を
展開しており、エルシィ跡地+NEC小杉ビルについても同様のスタ
ンスと思われます。
どん底といわれるREITですが、最近では、シンプレクス・リート投資
法人
が三越池袋店を750億円で取得し、ニュースとなりました。

ただ、NEC小杉ビルは現在も従来どおりオフィスとして稼動を続け
ており、当面エルシィ跡地もコインパーキングで運用することに
なりそうです。

とりあえず、駅前である程度のスペースがある平地式駐車場という
ことで、いい場所にはあると思います。料金にもよると思いますが、
どの程度稼動することになるのでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/8/6エントリ ホテル・ザ・エルシィが消えた日
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/9/12エントリ ホテル・ザ・エルシィ解体完了
2008/9/26エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地の外壁撤去

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