武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2008年
10月26日

エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン

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先日より、ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング「タイムズ武蔵
小杉駅前」
が営業を開始しています。

■タイムズ公式ウェブサイト タイムズ武蔵小杉駅前
http://times-info.net/map/parkdetails/BUK0022187.html 

■タイムズ武蔵小杉駅前
タイムス武蔵小杉駅前

前回エントリの時点でコインパーキングはほぼ完成していましたの
で、ぱっと見にはオープン前と変わりませんね。

■タイムズ武蔵小杉駅前の看板
タイムス武蔵小杉駅前の看板

タイムズ武蔵小杉駅前の料金の覆いが取り外されました。料金は、
8:00~22:00が30分200円、それ以外が60分100円でした。

周辺のタイムズと比べてみると、同じタイムズでもそれぞれ料金は
ばらばらになっていまして、もう少し駅から離れたところでも30分
300円の駐車場もありました。駅前ということで一概に高い、という
こともないようです。

当初はあまり車も入っていなかったのですが、存在が知られていくに
つれ、稼働率も多少上がってきているようです。

■本日のタイムズ武蔵小杉駅前
本日のタイムズ武蔵小杉駅前

この土地利用は再開発がまとまるまでの暫定利用と思われますが、
駐車場になればそれはそれでニーズがあるようです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/8/6エントリ ホテル・ザ・エルシィが消えた日
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/9/12エントリ ホテル・ザ・エルシィ解体完了
2008/9/26エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地の外壁撤去
2008/10/20エントリ エルシィ跡地がコインパーキングに

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2008年
10月24日

横須賀線武蔵小杉新駅完成が1年遅れ、仮設での開業に

hatsushimo.gif

先日コメントでも情報いただきましたが、2010年3月開業を予定して
いた横須賀線武蔵小杉駅の工事が間に合わないことが報道
され
ました。開業自体については仮ホームなどで何とか予定通りに間に
合わせる
ものとされています。

■神奈川新聞 JR横須賀線武蔵小杉新駅・正式開業が1年遅れに
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810592/

■東京新聞 横須賀線・武蔵小杉新駅計画変更 市の負担39億円増
連絡通路追加工事 開業時は暫定通路設置

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20081023/CK2008
102302000093.html


なお、本件については現在新聞報道のみで、川崎市およびJR東日本
からオフィシャルなプレスリリースは出されていません。そのため、
武蔵小杉ライフとしても川崎市に確認を取ったところ、概ね報道の
通りの事実が確認できました。


より正確を期すならば、川崎市によると、横須賀線武蔵小杉駅の工事
に関しては、駅舎完成後の残工事まで含めると、最終的な完了は2年
遅れる
とのことです。
(駅舎自体は報道どおり約1年後に完成予定です)

■川崎市ヒアリングによる現在の工事予定
2010年3月 仮開業(予定通り)
約1年後   正式な駅舎および連絡通路が完成
約2年後   駅舎完成後の残工事が完了

・・・ということで、2012年までは横須賀線武蔵小杉駅周辺での工事は
続く
、ということになりそうです。

最初に率直な感想を申し上げると、やっとカミングアウトしたのね、
というところです。
横須賀線武蔵小杉駅の工事に関しては、「遅れているのではないか」
という観測は大分前からありました。これまでのエントリでも取り上げた
通り、当初は、横須賀線の下り線のNEC側への移設は11月頃に完了
する予定
となっていましたが、難しそうな状況です。

■横須賀線下り線の橋脚(2008年9月現在)
横須賀線下り線の橋脚(拡大)

これは憶測に過ぎませんが、10月下旬に入ったこの時期のカミング
アウトは、この11月に工事の遅れが明白にならざるを得ない、という
こともあったのかもしれません。

さて、仮開業の形態ですが、報道及び川崎市によると、仮設の地上
連絡通路・一部仮設のホームと屋根により予定通り2010年3月に
間に合わせる
ことになります。
新幹線・横須賀線の地下をくぐる連絡通路の工事が地上の新幹線
に干渉することなどが要因で、連絡通路は仮設で地上になる予定と
されています。

地上ルートを通るとなると、おそらくは既存の線路下のトンネルを
利用するのかな、と思います。

■新幹線・横須賀線下のトンネル
新幹線・横須賀線下のトンネル

綱島街道の上丸子こ線橋の土手(まだ高架化されていない)を、
南武線沿いの部分だけ少し崩して通れるようにすれば、その先の
新幹線と横須賀線下には、一応このようなトンネルがすでにあります。
この先は横須賀線のホームになりますので、何とか地上レベルで
仮設の連絡通路を作ることはできそうです。

綱島街道の土手を越えるのがハードルですが、それ以外にルート
はないように思います。そうでなければ綱島街道の信号を普通に
歩行者として渡るしかなくなってしまいますので・・・。

ただ、この方式をとった場合、今度は上丸子こ線橋の拡幅工事
干渉して、玉突きで綱島街道の拡幅が遅れることになったりしない
といいのですが。

■綱島街道の上丸子こ線橋拡幅工事
綱島街道の上丸子こ線橋工事

また、これらにともなう追加工事の発生により、新駅工事の費用が
50億円膨らみます。
横須賀線武蔵小杉駅は川崎市の要望による
「請願駅」のため、この大半は川崎市の負担であり、今回の50億円
についても39億円が川崎市の追加負担
となるようです。
(一部国からの補助が交付される可能性はあるようです。なお、
当初想定された工事費用は総額200億円です)

このあたり、実際にはどこに瑕疵があったのか、責任割合はどうなの
か、契約内容はどうなっていたのか、詳細がわかりませんので何とも
いえない部分ではありますが、39億円は大きな金額です。

さて、次に焦点となるのは次の2点になろうかと思います。

①仮設工事ならば本当に2010年3月に間に合うのか
②正式開業は本当に1年遅れでできるのか

これについては、すでに当初予期せぬ工事上の困難が発生している
わけで、さらに新たな困難が発生する可能性は、ゼロとはいえない
ところです。

ただ、新聞報道にもあるように、武蔵小杉新駅周辺では2010年3月
の開業を前提としたオフィスビルやマンションなどの開発が進行して
おり、これが間に合わなければ重大な影響を及ぼす
ことから、川崎
市としても何としてもの仮開業は間に合わせる努力をするものとは
思います。

この横須賀線新駅については、通勤などある程度生活上の計画に
織り込んでいる方も多いと思いますので、仮であれ2010年3月開業
を死守してほしいところです。もちろん、安全がきちんと担保されて
いることが前提ではあります。

また、コメントでもいただいたように報道だけでは不安を増幅する面が
あろうかと思いますので、川崎市なりJR東日本から、市民に対して
公式な説明がなされることを期待したいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 横須賀線武蔵小杉駅
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/9/8エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の橋脚
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図面
2008/10/9エントリ 横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース

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2008年
10月22日

リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERライトアップ

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本日、リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWERライトアップ
されました。これは、11月8日からスタートする営業活動上で使用
するための撮影を行っていたものです。

■武蔵小杉駅付近から見る再開発ビル群
武蔵小杉再開発ビル群

まずは、武蔵小杉駅付近から。一番右側がTHE CLASSY TOWER
ですが、遠くからでも輝いているのがわかります。

■綱島街道からのリエトコート武蔵小杉
綱島街道からのクラッシィタワー

こちらはもう少し近づいて、綱島街道から撮影したものです。ライト
アップのほか、サーチライトが動いて夜空を照らしています。

■リエトコート武蔵小杉公開空地内から
リエトコート敷地内から

リエトコート公開空地内から

リエトコート武蔵小杉の公開空地から、見上げたところです。リエト
コートの白さ
が照明によって際立っていますね。

■ライトアップの照明機器
ライトアップの照明機器

THE CLASSY TOWERの周辺には、たくさんの照明機器が設置され、
タワーを照らしていました。

■THE CLASSY TOWERの西側
ザ・クラッシィタワーの西側

ライトアップされていたのは、全方位ではありません。照明は北側と
東側だけ
で、リエトコートの公開空地の中央から一番綺麗に見える
ようにセッティングされていました。
こちらの写真は西側(綱島街道側)で、こちらはライトアップされて
いません。

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーの照明
パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーの照明

なお、1枚目の写真を良く見てもわかりますが、同時にパークシティ
武蔵小杉ステーションフォレストタワー
の最上部の照明も点灯して
いました。

これは、THE CLASSY TOWERのライトアップとタイミングを合わせ
たものなのか、たまたまなのかはわかりません。合わせたとすれば、
ちょっと粋なはからいをしたものですね。

ライトアップされていた時間は短いもので、2時間もなかったのでは
ないかと思いますが、なかなか綺麗でした。撮影用ということですか
ら、おそらく今回限りなのでしょう。
物件のウェブサイトやパンフレット等に登場するのだと思いますが、
ちょっと得した気分になりました。

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER 公式サイト
リエトコート武蔵小杉イーストタワー 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却
2008/10/15エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER分譲リリース
2008/10/18エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER公式サイトオープン

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2008年
10月21日

小杉町3丁目中央地区再開発が本組合に移行へ

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建通新聞のニュースからですが、武蔵小杉駅西側の再開発事業、
小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業が本年度中に準備
組合から本組合に移行する手続き中とのことです。

■建通新聞神奈川 小杉町3丁目中央地区再開発、本組合へ
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p04996.html

■小杉3丁目中央地区(中原市民館や既存商店など)
小杉町3丁目中央地区(中原市民館・既存商店等)

ここで簡単に再開発の流れを確認しておくと、大体以下のようになり
ます。

■再開発事業の流れ(概略)
①再開発の機運の高まり
 既存施設の老朽化などにより、再開発の機運が高まります。
  ↓
②勉強会の結成
 行政担当者も関与し、地権者や関係者などにより再開発事業に
ついて研究をします。
  ↓
③再開発準備組合の結成
 ある程度意識の統一が図れたところで、準備組合を結成して事業
計画や資金計画を策定します。
  ↓
④都市計画決定
 策定した計画について、都市計画法に基づく都市計画決定を受け
ます。
  ↓
⑤再開発組合の設立・権利変換計画の策定及び認可
 都市計画法に基づく法人である再開発組合を組織し、再開発ビル
などの権利を現在の地権者に割り当てる権利変換計画を策定します。
  ↓
⑥再開発工事着工
 権利変換計画が認可されたら、再開発工事を着工します。
  ↓
⑦再開発工事竣工・組合解散
 再開発ビルなどが完成後、所定の手続きを行い組合を解散します。

小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業に関しては、④都市
計画決定までが先日完了
している状態で、次の⑤再開発組合の設立
に移っているわけです。

再開発準備組合までは法的根拠のない任意団体ですが、再開発
組合は都市計画法に位置づけられた法人
になります。第一種再
開発事業の事業主体は再開発組合となるもので、これが設立され
ることは重要なステップです。

ただ、着工までの山場は、権利変換計画の策定で、これは端的に
説明すると「みんなの土地をまとめて再開発ビルにした際に、どう
やってみんなにビルの床の権利を分けるか」
という計画です。
(分配される床を「権利床」と呼びます。余った床は「保留床」と呼ば
れ、キーテナントなどに売却されます)

地権者が少なければ割合簡単だったりしますが、地権者が多いと
ここで難航することも少なくありません。地権者は法人だけでなく
個人も含まれていますし、何せお金が絡むところですので、なか
なか調整は簡単ではないことが想像されます。

一方、再開発事業には行政からの助成や税制優遇などが与えられ
る仕組みになっていたりします。これは、武蔵小杉再開発に関して
川崎市のまちづくり局の答弁等にもありますが、「インセンティブを
与えて街を更新していく」
ということなのでしょう。事業者側が「基本、
利益を得る」構造になっていれば、いろいろな調整はあってもおの
ずと再開発事業が進んでいく、ということですね。

建通新聞の記事によれば、2008年度中に本組合に移行、早けれ
ば2010年度に既存建物の除却、2013年度に再開発ビルの完成

見込んでいます。この着工と竣工の予定については、すでに川崎
市議会等でも出てきているスケジュールと同様のものです。

「早ければ」というのは、この権利変換計画が順調に合意できれば、
という意味だと思うのですが、それでも2年を要するということになり
ます。

ということで、武蔵小杉ライフ:タウンガイドにも掲載している「an
umbrella」「ブーランジュリー・メチエ」
などは、あと2年くらいは現状の
まま営業されることになりそうです。

■an umbrella(アン・アンブレラ)
an umbrella(アン・アンブレラ)

■ブーランジュリー・メチエ
ブーランジェリー メチエ外観

再開発区域内のお店のゆくえも気になりますが、とりあえず再開発
事業が前に進んでいくことになりそうです。

なお、小杉町3丁目中央地区と、小杉駅南部地区A地区に挟まれた
小杉町3丁目東地区についても、再開発準備組合がコンサルタントの
選定を進めていることを2008/7/1エントリでお伝えしました。

小杉駅南部地区A地区~小杉町3丁目東地区~小杉町3丁目中央
地区と、武蔵小杉駅の西側についても、かなり広範囲で再開発が
進んでいくことになりますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉3丁目地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:レストラン an umbrella
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:ベーカリー ブーランジュリー・メチエ
2007/10/19エントリ 小杉町3丁目中央地区計画公表!
2007/10/21エントリ 小杉町3丁目中央地区イメージパース
2007/10/24エントリ 小杉町3丁目中央地区フロア構成
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/9/15エントリ 旧中原消防署の跡地利用と小杉3丁目中央地区

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2008年
10月20日

エルシィ跡地がコインパーキングに

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武蔵小杉駅北口のホテル・ザ・エルシィ跡地ですが、取り壊し後
コインパーキングとなりました。

■ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング
ホテル・ザ・エルシィ跡地のコインパーキング

中丸子地区のTHE KOSUGI TOWER近くの三角地帯も三井の
リパーク
になりましたが、こちらはタイムズ武蔵小杉駅前となります。

■タイムズ武蔵小杉駅前の看板
タイムズ武蔵小杉駅前の看板

今日の段階では、料金を記載した看板は白い紙で覆われていました。
近くでよく見ると透けて見えるのですが・・・。

■タイムズ武蔵小杉駅前の白線
タイムズ武蔵小杉駅前の白線

駐車場内には白線も引かれ、すぐにでもオープンできそうな感じ
です。中丸子の三井のリパークもそうですが、簡単にできてしまう
ものです。

さて、この場所は南側に隣接するNEC小杉ビルとともにシンプレクス・
インベストメント・アドバイザーズ
が保有しており、同社の資料によると
オフィスビルを企画検討しているようです。

シンプレクスは、開発案件を竣工後に自社または他社のファンド・
REIT(不動産投資信託)に組み入れる
ことを視野に入れて事業を
展開しており、エルシィ跡地+NEC小杉ビルについても同様のスタ
ンスと思われます。
どん底といわれるREITですが、最近では、シンプレクス・リート投資
法人
が三越池袋店を750億円で取得し、ニュースとなりました。

ただ、NEC小杉ビルは現在も従来どおりオフィスとして稼動を続け
ており、当面エルシィ跡地もコインパーキングで運用することに
なりそうです。

とりあえず、駅前である程度のスペースがある平地式駐車場という
ことで、いい場所にはあると思います。料金にもよると思いますが、
どの程度稼動することになるのでしょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ エルシィ跡地、NEC小杉ビルと一体開発
2008/8/6エントリ ホテル・ザ・エルシィが消えた日
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/9/12エントリ ホテル・ザ・エルシィ解体完了
2008/9/26エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地の外壁撤去

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2008年
10月18日

リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER公式サイトオープン

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10月17日より、リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER
公式ウェブサイトがオープンしています。

■リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER 公式ウェブサイト
http://www.tower542.com/

キャッチコピーは、

「THE REAL 実物は、真価を語る。」

となっています。これは、THE CLASSY TOWERが1年間塩漬け
となる竣工済物件であることから、完成品を確認した上で購入する
ことができますよ、ということをアピールしているものと思います。

高層タワーマンションは工期が長くなることから、販売期間から入居
まで2年程度かかることもあります。確かに、「タワーマンションであり
ながら現物を確認して購入できる」
というのはなかなかないケース
ではあります。

眺望なども、通常は一部の売れ残り住居でもなければ内覧会まで
は想像するかシミュレーションを見るしかありませんが、THE CLASSY
TOWERの場合、検討段階で実際の部屋から確認できるわけです。
(デベロッパー側の販売方法によるかもしれませんが)

まあ、ものは言いよう、ともいえるかもしれませんが、珍しいケースです
ので、価格設定や販売手法なども注目が集まるところです。

ところで、公式ウェブサイト中1点だけ突っ込みますと、再開発情報の
ページは武蔵小杉ライフをベースに作成している
ことが伺えます。

■公式ウェブサイト コンセプト・生活新都心
http://www.tower542.com/concept2.html

この中で、「東京機械製作所地区」についても記載されているのですが、
「東京機械製作所地区」は上記ページ内にも記述の通りまだ正式に
再開発事業としてまとまっておらず、東京機械製作所地区という名称は
武蔵小杉ライフで便宜上設定した造語です。


■武蔵小杉ライフの「東京機械製作所地区」
武蔵小杉ライフ上の東京機械製作所地区

リエトコートのページには行政資料を基に作成と記述されていますが、
その場合、小杉駅周辺将来構想等で定義された「大規模工場跡地
地区」
という名称しか公式には存在していません。

まあ、合理的に考えてサイト作成時にまず武蔵小杉ライフは参照して
いるでしょうから、何ら不思議はないのですが、武蔵小杉ライフの
勝手な造語だったもので、ちょっと可笑しかったので取り上げてみま
した(笑)。

■リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY TOWER
リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER 公式サイト
リエトコート武蔵小杉イーストタワー 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2008/5/27エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率
2008/6/16エントリ リエトコート武蔵小杉賃料値下げ
2008/7/18エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率・7月3日現在
2008/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却
2008/10/15エントリ リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER分譲リリース

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2008年
10月15日

リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER分譲リリース

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2008/10/7エントリで特報させていただいたリエトコート武蔵小杉
ウエストタワー
の売却および分譲ですが、ついに情報が開示され
ました。

武蔵小杉ブログ既報通り、住友商事および三井不動産レジデン
シャルによる分譲で、「リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY
TOWER」
と名称が変更されます。

■住宅情報 リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY TOWER
http://www.jj-navi.com/shuto/bukken/030/010/E00/10003495.
html?vos=nmsjalst10000091111000


■リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY TOWER(右)
リエトコート武蔵小杉 THE CLASSY TOWER(右)

販売価格は未定、販売開始時期は2009年1月上旬、入居は2009年
3月下旬と
なっています。およそ築1年での入居となるものです。販売
開始から入居まで2ヶ月あまりで、短期間の販売となりますね。

一方、本日から1月上旬までの販売開始までは3ヶ月ほどの期間が
あります。販売開始までは契約や予約の申し込みはできませんが、
販売準備室のフリーダイヤルで問い合わせは受け付けています。
各方面からの問い合わせ等も入っていたものと思いますが、まずは
こちらで対応するかたちです。

その他もろもろ未定ですが、取り急ぎ情報開示だけした、という感じ
でしょうか。なお、住友商事および三井不動産レジデンシャルからは、
現在のところプレスリリースは行われておらず、住宅情報ウェブサイト
への掲載が行われているものです。

全国を見渡してもなかなか同じ条件のケースは見当たらず、価格
設定
がどのようになるのか、武蔵小杉だけでなく不動産業界全体
からも注目が集まりそうです。

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/5/27エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率
2008/6/16エントリ リエトコート武蔵小杉賃料値下げ
2008/7/18エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率・7月3日現在
208/10/7エントリ リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却

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2008年
10月11日

中丸子地区B地区の工事

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武蔵小杉再開発エリアの中丸子地区B地区について、前回コインパー
キング
の設置について取り上げましたが、同時に隣接する開発物件も
本格的に工事が始まっています。

■ロイヤルパークス武蔵小杉
ロイヤルパークス武蔵小杉

こちらはコインパーキングの南側、ロイヤルパークス武蔵小杉
建設予定地です。ずっと壁で覆われているだけだったのですが、
着工になっています。

■ロイヤルパークス武蔵小杉建設工事
ロイヤルパークス武蔵小杉建設工事

コインパーキング側に回ると、クレーンが入って工事が進められて
いるのがわかります。ここは、UR都市機構の賃貸住宅となるもので、
1階にはテナントが入ることになっています。

■ロイヤルパークス 公式ウェブサイト
http://www.royalparks.jp/

ロイヤルパークスシリーズは、大和リビングの展開するいわゆるハイ
グレード賃貸
ということになりますが、公示ではワンルームとなって
おりますので、隣接するリエトコート武蔵小杉(1LDK~4LDK)とは
間取りで住み分けることになりますね。

公示段階では2008年7月着工・2009年4月竣工予定となっており、
着工が多少遅くなっていたようですのでその分ずれ込むのかも知れ
ませんが、規模も小さいですので立ち上がりは早そうです。

■武蔵小杉新駅前ビルの工事
武蔵小杉駅新駅前ビル(北)の工事

また、隣接する(仮称)武蔵小杉新駅ビルの工事も本格化しています。
こちらは、横須賀線武蔵小杉新駅開業と同時(2010年3月)のオープン
を予定しているオフィスビルですので、新駅の進捗も気になるところ
です。

今のところどちらも建物は全く立ち上がっておらず、基礎工事という
ところだと思いますが、これからまた、建物が少しずつ立ち上がって
いく様子が見られることになりますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区
2008/4/7エントリ 中丸子地区・UR都市機構「ロイヤルパークス武蔵小杉」
2008/7/5エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉
2008/10/2エントリ 中丸子地区の三角地帯が三井のリパークに
2008/10/3エントリ 中丸子地区に(仮称)武蔵小杉新駅前ビル(南)を開発

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2008年
10月09日

横須賀線武蔵小杉駅のイメージパース

hatsushimo.gif

2008/10/1エントリでは、横須賀線武蔵小杉新駅の連絡通路の着工と
工事図面について取り上げましたが、今日は駅舎部分のイメージパース
をあらためて見てみたいと思います。

■横須賀線武蔵小杉駅イメージパース(俯瞰)
横須賀線武蔵小杉駅イメージパース
これは、NEC玉川ルネッサンスシティの低層部あたりから横須賀線
武蔵小杉駅を眺めた感じですね。パースでは描かれていませんが、
線路の左側にはレジデンス・ザ・武蔵小杉が建ち、右側はNEC玉川
事業場
の建物に隣接しているかたちです。

新駅前広場からは線路をくぐって、写真中央の駅舎入り口に到達
することになります。

横須賀線は15両編成にもなりますので、8両の東横線、6両の南武
線などと比べて非常にホームが長くなりますね。

■横須賀線武蔵小杉駅イメージパース(改札口)
横須賀線武蔵小杉駅イメージパース(改札口)

こちらは横須賀線武蔵小杉駅の改札口のイメージです。そこそこ
スペースはあるようですね。イメージですので実際の仕様は多少
違うのでしょうが、自動券売機・自動改札とも5,6機というところで
しょうか。

手前の色の違う敷石の部分がレジデンス・ザ・武蔵小杉のデリド
武蔵小杉
の軒下につながる通路で、レジデンスの方は雨に濡れ
ずに横須賀線まで行けることになります。

駅舎内にキオスクNEWDAYSなど売店が入るかどうかは、今の
ところわかりませんが、新駅前広場方面にあまりお店がないため、
何かあってもよいような気がします。

さて、その後橋脚の工事も多少進捗しているようですが、いよいよ
10月も中旬に入り、下り線の切り替えを予定している11月まで、
11月を末日と考えても1ヶ月半強となっています。

予定に間に合うかどうかは別として、今までは建設の下準備という
感じだったものが、これからはいよいよ橋脚や線路の姿が立ち上が
ってくるフェーズになります。工事の動きが目に見えるようになると
思いますので、楽しみなところです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 横須賀線武蔵小杉駅
2007/10/10エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事の進捗
2008/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅トンネル工事
2008/9/8エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の橋脚
2008/10/1エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路着工と工事図面

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2008年
10月07日

リエトコート武蔵小杉ウエスト、住友商事・三井不動産レジに売却

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完成以来半年が経過したリエトコート武蔵小杉ウエストタワーですが、
ダヴィンチ・アドバイザーズの運用するオポチュニティファンド「カドベ」
より、住友商事および三井不動産レジデンシャルに売却されました。

売却先の2社の持分は、住友商事が70%、三井不動産レジデンシャル
が30%
となり、住友商事がイニシアチブを取ることになります。現在の
ところ、どこからもプレスリリースは出されていませんが、この売却は、
2008年9月18日には権利移転が完了していました。

■入居済みのイーストタワー(左)と未入居のウエストタワー(右)
入居済みのイーストタワー(左)と未入居のウエストタワー(右)

このウエストタワーは、当初賃貸での募集を行っていたものが、急遽
中止となり、本年3月に完成して以来半年間塩漬け状態になっていた
ものです。
この売却に伴い、2社から分譲での募集が行われることになり、武蔵
小杉再開発エリアの物件供給状況に大きな変化が訪れるものと思わ
れます。

<以下、訂正しています>

加えて、賃貸として募集済みのイーストタワーについては、少なくとも
ウエストタワーと同時の一棟売却は行われておらず、引き続き「カドベ」
で運用されています。
こちらについて、公式ウェブサイトの物件概要の記載が、10月3日に
イーストタワーの総戸数542戸のうち賃貸戸数が288戸と書き換えられて
いたことから、残りが分譲では、と思いましたが、こちらは賃貸で残る
ようです。

■リエトコート武蔵小杉 公式ウェブサイト 物件概要
http://www.musako-towers.com/outline/index.html

募集側に確認したところ、この賃貸戸数は、10月3日に更新した時点
でのイーストタワーの残り空室数を表記したもののようでした。
現在のイーストタワーの賃貸募集状況をKENコーポレーションのウェブ
サイトで確認すると、エントリ時点で空室は287戸となっています。1戸
相違がありますが、これは10月4日から今日までに1戸埋まったという
ことでしょう。

残り空室はリアルタイムで変動するため、更新が面倒なのであまり
そのような表記のしかたはしないかな、と思ったのですが、今回は
仕切りなおしということもあったものと思います。

■KENコーポレーション リエトコート武蔵小杉
http://www.kencorp.co.jp/housing/lease/feature/lietocourt_musa
shikosugi/rent.html


<以上、訂正おわり>

さて、ウエストタワーの売却額は今のところ確認できていませんが、
いかほどだったでしょうか。ダヴィンチ・アドバイザーズは、不動産
市況の急速な悪化
により、資金面での困難などもあって神戸での
再開発から撤退するといった状況でした。

売却するにしても、ダヴィンチは本来はある程度の期間をかけて、
リエトコート武蔵小杉をバリューアップした上で売却益を得る目算
だったはず
であり、大きく目論見が外れたと評価せざるを得ないで
しょう。
短期的な資金回収に舵を切らざるを得なくなったものと思われ、
全体的な不動産市況を踏まえると、「損切り」かどうかは別としても
目算よりは不本意な売却額であったものと考えられます。

その売却額によって、どの程度の価格帯でこの物件が消費者に
提供されるかが左右されることになりますが、前述の通り現在では
物件売却自体がどこにもプレスリリースされていない状態
ですので、
まだ情報がありません。

十億単位の規模の売却劇ですから、決算にも影響を及ぼすもので、
住友商事、三井不動産レジデンシャルからのプレスリリースもその
うち出ることになるでしょう。
また、リエトコート武蔵小杉のサイトの物件情報は、次回更新予
定が10月17日
となっていますので、そこで何かアップデートが
あるかもしれません。

■9月20日時点のウエストタワー
9月20日時点のウエストタワー

こちらは、9月20日のウエストタワー。2日前に売却が完了しており、
「賃貸ツインタワー」の横断幕が外されています。当時、武蔵小杉
ライフでも売却の情報はキャッチしておりましたが、今回確認が得ら
れたことから、各社のプレスリリースに先んじてお伝えしました。

引き続き、状況を確認していきたいと思います。

<追記>
※物件の売却自体は完全に確定した事実ですが、分譲などの事業
計画については一部賃貸、すべて賃貸などに変動する可能性もあり
ます。あらかじめご了解ください。


【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉 公式サイト
武蔵小杉ライフ:リエトコート武蔵小杉特別取材コンテンツ
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区
2008/5/27エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率
2008/6/16エントリ リエトコート武蔵小杉賃料値下げ
2008/7/18エントリ リエトコート武蔵小杉の空室率・7月3日現在

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