武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
04月09日

シティタワー武蔵小杉1~2階の325台駐輪場が供用開始、定期利用も受付中

【Reporter:はつしも】

53階建てのタワーマンション「シティタワー武蔵小杉」が竣工し、すでに入居がスタートしています。
本物件の1~2階は商業施設となっていまして、2階に認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が4月に開園したほか、3院のクリニックの入居が計画されていることを2016/3/15エントリでお伝えしておりました。

このたび同施設1~2階に整備された総収容台数325台の駐輪場が供用開始になり、一時利用および定期利用ができるようになりました。

■シティタワー武蔵小杉の1~2階商業施設
シティタワー武蔵小杉の1~2階商業施設

■駐輪場の入口
駐輪場の入口

シティタワー武蔵小杉は周囲に公開空地および歩道状空地を整備し、主として建物北側に住居用のエントランス、南側の1~2階に13の店舗区画を配置しています。
店舗区画のうちオープンしているのは2階の「ポポラー川崎武蔵小杉園」のみであり、3院のクリニックも含め他店舗はまだすべて決まってはいない状態です。

人の出入りもほとんどない状態ではありますが、認可保育園が4月より開園している以上、施設としてはすでに供用部が稼働していなくてはなりません。
そのため館内の出入りは可能で、駐輪場も供用開始されています。

■駐輪場内
駐輪場内

■駐輪場用エレベーター
駐輪場用エレベーター

この駐輪場は、店舗同様1~2階の2フロア構成になっています。
通常のエレベーターに加えて、駐輪場内に自転車用エレベーターが1基、設置されていました。

■2階駐輪場265台
2階駐輪場265台

駐輪場は1階60台、2階265台が収容できます。
合計325台ですから、それなりの規模の駐輪場です。

■機械式の駐輪設備
機械式の駐輪設備

機械式の駐輪設備

■最初の30分無料、以降10時間毎100円
最初の30分無料、以降10時間毎100円

駐輪場の利用料金は最初の30分無料、以降10時間毎100円となっています。
店舗へのちょっとした用事であrば無料の範囲内でおさまりますが、クリニックへの通院等の場合は100円かかりそうですね。

■6か月定期券のご案内
6か月定期券のご案内

また、2階駐輪場では、6か月定期利用も募集しています。
6か月12,000円で、1か月2,000円相当です。

武蔵小杉新駅前の駐輪場が3ヶ月で最大9,600円ですから、それに比べると駅から距離がある分、割安です。

この駐輪場の利用規約を読む限り、利用者は店舗利用者に限定されていません。
また駐輪場の収容台数を見ても、13区画の店舗用としてはあまりにも大規模です。

さらに6か月の定期利用募集を行うということは、店舗利用者の便宜を図りつつも、いわゆる公共駐輪場としての役割を想定しているということかと思います。

武蔵小杉新駅前の定期利用の順番待ちをしている方などは、とりあえずこちらを利用しても良いかもしれませんね。

■商業施設の2階エレベーターホール
商業施設の2階エレベーターホール

■工事中の店舗区画
工事中の店舗区画

工事中の店舗区画

■開園した「ポポラー川崎武蔵小杉園」
開園したポポラー川崎武蔵小杉園

開園した「ポポラー川崎武蔵小杉園」

シティタワー武蔵小杉1~2階の店舗区画は前述の通りまだ「ポポラー川崎武蔵小杉園」以外はまだオープンしていません。
区画内はスケルトンの状態で、商業施設として本格稼働するのはもう少し先になりそうです。

それもあって、この駐輪場自体の知名度はまだ非常に低く、定期募集を行うということもほとんど知られていません。
店舗用としてのキャパシティを超えてせっかく整備されたものですので、地域で有効活用されると良いと思います。

■入居がスタートして灯りがともったシティタワー武蔵小杉
入居がスタートして灯りがともったシティタワー武蔵小杉

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ
2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度完成、2015年度に全体完成
2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と高層マンションの詳細情報
2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ
2013/1/7エントリ 住友不動産が東京機械製作所跡地「シティタワー武蔵小杉」を発表
2013/4/3エントリ 東京機械製作所玉川製造所跡地の再開発工事と、工事車両向けの注意書き
2013/4/24エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉から見た、「(仮称)アリオ武蔵小杉」「シティタワー武蔵小杉」建設工事
2015/2/20エントリ シティタワー武蔵小杉のタワークレーンとPC工法
2016/1/22エントリ 完成近づく「シティタワー武蔵小杉」に2フロア13区画のテナント案内板が登場、2階に認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が4月に開園へ
2016/3/15エントリ 「シティタワー武蔵小杉」竣工・公開空地オープン、店舗13区画のうち2階にクリニック3院のオープンを計画

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2016年
04月06日

フーディアム武蔵小杉2階専門店フロアがリニューアルオープン、クリニック4院+調剤薬局の「クリニックステーション」が開院

【Reporter:はつしも】

「フーディアム武蔵小杉」が、2016年4月1日(金)に2階専門店フロアのリニューアルを行いました。
従来のドラッグストアが1階に移転した跡地を再編し、調剤薬局「アイセイ薬局」、「武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科」、内科・生活習慣病「さくらクリニック武蔵小杉」が新規オープンしています。

また4月19日(火)には「タワー皮膚科形成外科武蔵小杉」が開院し、既存の「パークシティ歯科」を加えた4院+調剤薬局による「クリニックステーション」が完成します。

■フーディアム武蔵小杉の「クリニックステーション」
名称 内容 Web
アイセイ薬局 調剤薬局 リンク
武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科 リンク
さくらクリニック武蔵小杉 内科(一般・生活習慣病等) リンク
パークシティ歯科 歯科 リンク

■フーディアム武蔵小杉
フーディアム武蔵小杉

フーディアム武蔵小杉は、武蔵小杉再開発の初期にあたる2008年5月24日にオープンしました。
「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」付属の商業ビル「パークシティ武蔵小杉プラザ」として三井不動産レジデンシャルが開発を行いましたが、その後同ビルはユニゾホールディングスに売却されました。
それに伴ってビル名も「ユニゾ武蔵小杉ビル」に改称されています。

フーディアム武蔵小杉はデリド武蔵小杉とともに再開発初期の生活ニーズを支えていましたが、その後武蔵小杉東急スクエア、ららテラス武蔵小杉、グランツリー武蔵小杉と大型商業施設の出店が相次ぎ、苦戦を余儀なくされていたところです。

■フーディアム武蔵小杉のフロアガイド
フーディアム武蔵小杉のフロアガイド

フーディアム武蔵小杉も、もちろん手をこまねいていたわけではありません。
2015年7月には1階食品売り場のフルリニューアルを行い、雰囲気を一新するとともに従来よりもこだわりのある品ぞろえを強化してきていました。

それに続いての、今回の2階専門店街のリニューアルです。

4月1日より、フーディアム武蔵小杉前のフロアガイドがご覧の通り差し替えられました。
2階のクリニックモールエリアは「クリニックステーション」という名称がつけられています。

■リニューアルのフロアマップ
リニューアルのフロアマップ

■「クリニックステーション」エリア
「クリニックステーション」エリア

今回整備された「クリニックステーション」は、従来のドラッグストアと調剤薬局売場を中心として、「カラダファクトリー」の再配置を行ったものです。
基本的に2階東側エリアが該当部分となっています。

■調剤薬局「アイセイ薬局」
調剤薬局「アイセイ薬局」

まず、エスカレーターをのぼって最初に目に入るのが、調剤薬局「アイセイ薬局」です。
従来の調剤薬局から入れ替わるかたちになりました。

■再配置された「カラダファクトリー」
再配置された「カラダファクトリー」

そして2016/1/13エントリでお伝えした通り、「アイセイ薬局」の奥には、「カラダファクトリー」が先行して移転オープンしていました。

同店は「クリニックステーション」の中央に出店していましたので、移転によってクリニックを横に並べることができたわけです。

■「武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科」
武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科

■「タワー皮膚科形成外科武蔵小杉(4月19日開院)」
タワー皮膚科形成外科武蔵小杉

タワー皮膚科形成外科武蔵小杉

■「さくらクリニック武蔵小杉」
さくらクリニック武蔵小杉

そして、新規クリニックがこちらの3院です。「さくらクリニック武蔵小杉」は、生活習慣病等の内科医院です。
このうち「タワー皮膚科形成外科武蔵小杉」のみ4月19日(火)開院となります。

■従来からの「パークシティ歯科」
従来からの「パークシティ歯科」

最後の「パークシティ歯科」は、フーディアム武蔵小杉オープン時のスターティングメンバーとして健在です。

前述の通りすでに商業ビル名も「パークシティ」ではないのですが、「ユニゾ武蔵小杉ビル」という名称は一般には全く知られていませんから、「パークシティ武蔵小杉そばのパークシティ歯科」ということで違和感はないでしょう。

■「Gaba」「QBハウス」「Blanc」など2014年からの新店
 「Gaba」「QBハウス」「Blanc」など2014年からの新店
 
また、「クリニックステーション」と反対のロータリー側では、2014年に「Gaba」「QBハウス」「Eyelash Salon Blanc」が相次いで新規出店しました。
「Eyelash Salon Blanc」においては新生活向けのクーポンを展開するなど、営業を強化しています。
 
■ホットペッパービューティー「Eyelash Salon Blanc」武蔵小杉店
http://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000304488/coupon/
 
さて、最後にまたフーディアム武蔵小杉の専門店の変遷をまとめておきます。

■フーディアム武蔵小杉の専門店の変遷
▼55ステーション(2009年3月閉店)⇒ぷらちなはーと(2012年12月閉店)⇒ジュエリープラザ(2014年3月頃閉店)⇒クツショウテン(2014年6月29日閉店)⇒保険見直し本舗増床
▼パリミキ(2009年9月閉店)⇒フィットネス用品売り場⇒アイセイ薬局・カラダファクトリー(2016年4月1日)
▼アイシティ(2010年3月閉店)⇒現・ストレッチファクトリー
▼柿安口福堂(2011年1月閉店)⇒さざれ(2011年12月閉店)⇒幸せの黄金鯛焼き(2013年1月閉店)⇒千花いただきや(2014年1月閉店)⇒店舗区画撤去⇒化粧品・ドラッグ売り場(2015年12月)
▼Fare(2014年5月14日閉店)⇒現・Gaba(2014年9月1日開店)およびBlanc、QBハウス(2014年11月29日開店)
▼日本一(2014年5月20日閉店)⇒現・D's Selection(2014年7月12日開店)⇒リニューアルにより移転(2015年7月)
▼広東菜館(2015年1月閉店)⇒リニューアルにより区画撤去(2015年7月)
▼宝くじ売り場(2015年閉店)⇒休憩スペース(2015年7月リニューアル)
▼ラ・セゾン・デ・パン(2015年4月20日移転)⇒ラ・ボンテ(2015年5月開店)
▼横浜銀行ATM(2015年6月30日閉鎖)⇒食品売り場(2015年7月リニューアル)
▼フーディアム武蔵小杉薬局(2015年12月29日閉店)⇒武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科(2016年4月19日)
▼化粧品・ドラッグ売り場(2015年1月移転)⇒武蔵小杉くれ耳鼻咽喉科(2016年4月1日)
▼飯野眼科(2015年8月25日閉院、9月2日移転)⇒さくらクリニック武蔵小杉(2016年4月1日)
▼カラダファクトリー(2015年1月移転)⇒タワー皮膚科形成外科(2016年4月19日)


今回のリニューアルにより、フーディアム武蔵小杉2階専門店フロアにおける開業時スターティングメンバーは「パークシティ歯科」「日本旅行OMC」「auショップ武蔵小杉」「カラダファクトリー」「保険見直し本舗」のみとなっています。

「カラダファクトリー」「保険見直し本舗」は増床を行っていますし、「日本旅行OMC」なども見た目の派手さはないものの地道に生き残っていますね。

【関連リンク】
ダイエー店舗情報 フーディアム武蔵小杉
2008/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉本日オープン
2008/7/25エントリ フーディアム武蔵小杉に関するアンケート結果
2009/3/17エントリ フーディアム武蔵小杉の55ステーションが閉店
2009/3/13エントリ 「武蔵小杉に関するアンケート」集計結果レポート
2009/8/31エントリ フーディアム武蔵小杉2階、パリミキ9月23日閉店
2009/10/1エントリ フーディアム武蔵小杉のパリミキ跡地に催事場オープン
2010/5/14エントリ フーディアム武蔵小杉2階のアイシティが2010年7月31日閉店
2010/6/23エントリ 貴金属修理・買取「ぷらちなはーと」がフーディアム武蔵小杉2階にオープン
2011/12/18エントリ フーディアム武蔵小杉の薄皮たい焼き「さざれ」が本日閉店
2012/1/18エントリ フーディアム武蔵小杉に「幸せの黄金鯛焼き」が本日オープン
2013/5/9エントリ フーディアム武蔵小杉にたこ焼き・お好み焼き店「ITADAKIYA(いただきや)千花」が2013年5月13日(月)オープンへ
2014/2/11エントリ フーディアム武蔵小杉のたこ焼き・お好み焼き店「千花いただきや」が閉店
2014/4/14エントリ フーディアム武蔵小杉2階「ジュエリープラザ」閉店、跡地に「クツショウテン」がオープン
2014/5/24エントリ フーディアム武蔵小杉の美容室「Fare」、惣菜店「日本一」が2014年5月に連続閉店
2014/6/27エントリ フーディアム武蔵小杉の「クツショウテン」が6月29日(日)閉店、3か月足らずで営業終了に
2014/8/4エントリ フーディアム武蔵小杉2階に「Gabaマンツーマン英会話」が2014年9月1日(月)オープンへ
2014/9/26エントリ フーディアム武蔵小杉の「保険見直し本舗」が増床リニューアル、「Fare」跡地は「Gaba」と新店舗で2分割
2014/10/11エントリ フーディアム武蔵小杉2階に「Eyelash Salon Blanc」が2014年11月29日(土)オープンへ
2014/11/19エントリ 本日「ライフ宮内二丁目店」グランドオープン、「フーディアム武蔵小杉」売場改装オープン
2015/2/15エントリ フーディアム武蔵小杉の中華惣菜店「広東菜館」が、運営会社自己破産のために閉店
2015/4/10エントリ 旧増田屋ビル1階に「トモズ」の調剤薬局が出店、隣接の「トモズ武蔵小杉店」と併存へ
2015/6/25エントリ フーディアム武蔵小杉の新ベーカリー「ラボンテ」登場と、「宝くじ売り場」「横浜銀行ATM」の閉鎖
2015/7/12エントリ フーディアム武蔵小杉食品売場がリニューアル、4日間臨時休業ののち7月18日(土)オープン
2015/7/18エントリ 「フーディアム武蔵小杉」本日リニューアルオープンレポート
2015/9/17エントリ 旧増田屋ビル「icoco」に「飯野眼科」がフーディアム武蔵小杉より9月2日移転オープン
2016/1/13エントリ フーディアム武蔵小杉2階が2016年春リニューアル、クリニック4院・調剤薬局によるメディカルモールに一部転換

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2016年
03月23日

川崎市が日本医科大学跡地の新設小学校の建築計画を発表、体育館屋上にグラウンドを整備し5階建て校舎とバルコニーで接続

【Reporter:はつしも】

日本医科大学武蔵小杉病院および新丸子キャンパスにおいて、現在大規模な再開発事業が進められています。
同事業の一部として、新丸子キャンパスの跡地に川崎市立小学校および3,000平米の公園を新設することが計画され、2019年度の開校が予定されています。

このたび新設小学校の建築計画概要が発表されるとともに、近隣住民向けの説明会が開催されました。
これにより5階建ての校舎・3階建ての体育館を建設し、体育館屋上にはグラウンドを設置する計画であることなどがわかりました。

■小杉地区新設小学校のイメージパース
小杉地区新設小学校のイメージパース
 
■新設小学校の建物配置図
小杉地区新設小学校の平面図

小学校を新設するのは、日本医科大学新丸子キャンパスの敷地のうち、約10,000㎡の区画です。

残る北側の約3,000平米には公園を整備し、小学校の敷地内においては北側に校舎を配置することで校舎が公園とグラウンドに挟まれる形になります。

5階建ての校舎は、イメージパースのように木を活かしたデザインが計画され、従来型の小学校とはイメージを一新したものになりそうです。
1階に職員室・給食室・多目的室、2~4階に普通教室・特別教室、5階(屋上)にはプールが設置されます。

特別教室の中には「ミュージックギャラリー」「メディアギャラリー」など、目新しい名前の施設も見受けられました。

学級数は18で状況に応じて増加させることも可能とし、とりあえずは1学年3クラスの構成になりそうです。

また前述の通り体育館屋上にはグラウンド設置を計画するなど、限られたスペースを最大限活用するものとしています。
校舎4階には体育館屋上グラウンドにつながるバルコニーやテラスなども整備され、なかなかお洒落な雰囲気が感じられました。

(※新設小学校の各フロア図面もありますが、防犯上の観点からここでは掲載を差し控えます。)

加えて、同小学校では、グラウンドを人工芝または舗装にすることも検討されています。
川崎市の多くの小学校のグラウンドは砂ですが、強風の際に砂嵐になるなど、周辺環境への影響も懸念されます。

人工芝や舗装であればそのような環境影響が軽減されますが、整備コストの増加を伴うことから現段階においてはまだ未確定ということです。

なお、今回発表されたのは小学校の「建築計画」であり、学区の再編等については来年度に検討されることとされています。

■日本医科大学武蔵小杉病院・新丸子キャンパスの再開発構成
日本医科大学武蔵小杉病院・新丸子キャンパスの再開発構成

ここで、日本医科大学再開発の全体像を見ていきましょう。

日本医科大学は、武蔵小杉駅北口に広大な敷地を保有しています。
一番駅寄りに武蔵小杉病院、その北側に新丸子キャンパスのグラウンド、グラウンド西側に新丸子校舎という構成です。

同大学の再開発事業においては、グラウンドに武蔵小杉病院を移転・看護学部を併設し、武蔵小杉病院跡地は三菱地所レジデンスが買収してツインタワーマンションの建設を行います。

また新丸子キャンパスの校舎を都内に移転させ、本エントリでご紹介した通り、跡地に川崎市立小学校および3,000平米の公園が整備されることになります。

■日本医科大学新丸子キャンパスの校舎
日本医科大学新丸子キャンパスの校舎

日本医科大学新丸子キャンパスの校舎

武蔵小杉病院跡地は売却される一方で、新丸子校舎の跡地は引き続き日本医科大学が保有します。
2015年から2048年まで、33年間の定期借地権により川崎市が小学校・公園用地として賃借して活用を行います。

これは将来的に予測される人口減も踏まえて、固定化を避けたものではないかと思います。

■「事業計画のお知らせ」
「事業計画のお知らせ」

このたびの計画概要の確定を受けて、現地には「事業計画のお知らせ」が公示されました。

新設小学校は当初は2017年度開校予定でしたが、最近になって具体化してきた近隣開発動向を検証することを目的として2019年度の開校に変更されました。

「事業計画のお知らせ」では、校舎の完成予定は2018年12月となっています。開校が2019年度ですから、竣工してから3か月の準備期間が確保されています。

■日本医科大学新丸子キャンパスのグラウンド
日本医科大学新丸子キャンパスのグラウンド

日本医科大学新丸子キャンパスのグラウンド

■日本医科大学武蔵小杉病院
日本医科大学武蔵小杉病院

■武蔵小杉病院移転・タワーマンション建設の「事業計画のお知らせ」


一方、日本医科大学新丸子キャンパスのグラウンドにおける武蔵小杉病院・看護学部建設、現・武蔵小杉病院におけるツインタワーマンションの建設についても、すでに「事業計画のお知らせ」が公示されています。

武蔵小杉病院・看護学部は地上9階・約43m、ツインタワーマンションは地上50階・約180mです。

すでにお伝えしたとおり、三菱地所レジデンスのツインタワーマンションには低層部に商業・業務施設、老人福祉施設・スポーツクラブ等が整備される計画です。

こちらは2023年8月完成とまだまだ先の話になりますが、新設小学校の整備と並行して準備が進められていくことになります。

■日本医科大学再開発のイメージパース(小学校・公園新設を除く)
日本医科大学再開発のイメージパース

【関連リンク】
川崎市教育委員会 小杉駅周辺地区における小学校の新設について
川崎市 環境影響評価 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容
2012/2/24エントリ 日本医大再開発:武蔵小杉病院・新丸子校舎を移転、跡地開発および3,000㎡の公園を整備へ
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/25エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院の移転跡地に都市型住宅・福祉・商業の高層ビル2棟を誘導へ
2014/2/15エントリ 日本医科大学武蔵小杉病院跡地に三菱地所レジデンスが180mツインタワー・商業施設を建設へ
2014/9/7エントリ 川崎市が「日本医科大学武蔵小杉再開発計画」に関するアンケート結果を発表
2015/3/30エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発の環境アセスメントが開始、三菱地所レジデンスによる180m・50階建てツインタワー計画が具体化
2015/7/22エントリ 川崎市が日本医科大学武蔵小杉病院再開発への「地域包括ケアシステム」導入方針を発表、同病院が権利床を川崎市に寄附へ
2015/12/3エントリ 日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画のイメージパースが公表、武蔵小杉再開発の最終景観がフォトモンタージュに

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2016年
03月21日

「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」に川崎市が整備、1,000人規模コンベンションセンターのイメージパースと平面図

【Reporeter:はつしも】

武蔵小杉駅北口の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」に整備される川崎市のコンベンションセンター整備工事が、現地に置いて公示されました。

工事は2017年10月31日までを予定しており、2018年3月に再開発ビル全体が完成することになります。
本エントリでは現地に掲載されたイメージパースに加えて、全体構造を示した平面図もご紹介したいと思います。

■「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」
「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト」 

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地に、三井不動産・JX日鉱日石不動産が開発する180m・53階建てのツインタワーマンションです。
ツインタワーは段階的な建設が行われ、先行して武蔵小杉駅寄りの「タワーズイースト」の建物躯体が現在立ち上がりつつあります。

ツインタワーの低層部にはいずれも商業・業務施設が建設される計画であり、「タワーズイースト」については2階の一部が川崎市に寄贈され、そこに市営の1,000人規模のコンベンションセンターが整備されることになります。

■コンベンションセンター建設工事の公示
コンベンションセンター建設工事の公示

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」は民間の開発事業ですが、コンベンションセンターについては公共事業ということになります。

民間事業者から川崎市に寄贈されるのはスケルトンの状態の建物(何も施工されていないコンクリート丸裸の状態)であり、そこから川崎市がコンベンションセンターの整備工事を行っていくかたちです。

■「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その1工事」
仮称小杉町二丁目コンベンション施設整備その1工事

■「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その2工事」
仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備その2工事

同整備工事は行政上、「仮称小杉町二丁目地区コンベンション施設整備工事」という名称になっています。

2015年8月スタートの「その1工事」と、同年12月スタートの「その2工事」に区分され、いずれも2017年10月31日までが工期となっています。

工事費は「その1工事」が1億6,956万円、「その2工事」が10億2,934万円で、合計11億9,890万円です。
そのうち5%が市費、50%が国費、45%が起債とされています。

川崎市の事業ではありますが、半分が国費で賄われることになるわけですね。
これは川崎市債の発行も含め市の予算を投じることになるため、「その1工事」「その2工事」の発注が段階的に川崎市議会において承認決議されています。

■コンベンションセンターのイメージパース
コンベンションセンターのイメージパース 

コンベンションセンターは1,000人規模とかねてから発表されており、公示にはスクール形式(テーブル+椅子)のイメージパースが掲載されていました。

これはコンベンションホールを一番大きく使った形態かと思います。

■コンベンションホールの平面図
コンベンションセンターの平面図 

現地の公示にはありませんが、こちらがコンベンションセンターの平面図です。

ホールはA・B・Cの3つに分かれていまして、このパーテーションは可動式になっています。
前掲のイメージパースは、A・B・Cをすべて使ったものでしょう。

■ホワイエのイメージパース
ホワイエのイメージパース

続いてこちらは、ホワイエのイメージパースです。

スペースには余裕がありますので、イベントの際にここにブースを出したりすることもできそうです。

実際にどのようなイベントが、ここで開催されるでしょうか。

■建物躯体が立ち上がりつつあるパークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト
建物躯体が立ち上がりつつあるパークシティ武蔵小杉ザ ガーデン タワーズイースト

■タワーズイーストの壁面サンプル
タワーズイースト

「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズイースト」は、現在建物躯体が立ち上がりつつあるところです。

現在は細長いタワー部分を建設しており、低層部に下駄履き状に広がる商業・業務施設の姿は見えていません。

タワー部分の壁面はすでにタイルが取り付けられていまして、完成した際の大体のカラーデザインがわかるようになってきました。
公示区域内には、写真のような壁面タイルのサンプルが掲示されています。

武蔵小杉再開発のタワーマンションは、基本的にこのようなアースカラーが基調となっています。

「タワーズイースト」は、2018年3月に完成・入居が予定されています。
まだ2年間工事が続きますが、今後タワーの背丈が徐々に伸びていくことになるでしょう。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ
2011/8/30エントリ 旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ
2011/10/18エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地の180mツインタワーは54階建て・1,280戸規模に
2011/10/22エントリ (仮称)小杉町2丁目開発計画のフロアマップとイメージ図
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2012/4/27エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地ツインタワーの低層部フロアマップ詳細が判明、保育所も入居へ
2011/12/12エントリ NEC小杉ビルを三井不動産レジデンシャルが取得、UR都市機構のエルシィ跡地との一体再開発に参画
2012/5/17エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地に180m級超高層タワーを計画
2012/5/18エントリ 「(仮称)小杉町二丁目開発計画」の条例環境影響評価準備書説明会
2012/5/28エントリ 「小杉町2丁目地区」の都市計画素案説明会を開催、6月3日(日)にも中原区役所で追加開催へ
2012/11/27エントリ 川崎市まちづくり局が「小杉町2丁目地区開発計画に関する説明会」を2012年12月1日(土)に開催
2014/10/26エントリ JX日鉱日石エネルギー社宅跡地180mツインタワー「CO-SUGI PROJECT」発表、A地区2017年度・B地区2018年度完成予定
2015/1/8エントリ JX社宅跡地ツインタワー正式名称が「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」に決定、北口地区を「武蔵小杉の山の手」と位置付け
2015/3/12エントリ 武蔵小杉駅北口の複合施設「COSUGI VILLAGE」の「COSUGI CAFE」3月13日(金)オープン直前先行レポート
2015/4/3エントリ パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン建設地から、光のエール「COSUGI TOWER OF LIGHT」が毎日5分間点灯中

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2016年
03月17日

年度末、武蔵小杉の商業施設入替ラッシュ。開店:4/3「ポロ ラルフローレン」3/25「シャルロット」、閉店:3/27「パーフェクトワン」3/31「スープストック」

【Reporter:はつしも】

春を迎えて、グランツリー武蔵小杉・武蔵小杉東急スクエア・ららテラス武蔵小杉に店舗入れ替えの動きが複数出てきました。
今回はまとめて、閉店・開店の動きをご紹介してまいりたいと思います。

最初は、グランツリー武蔵小杉からです。

2階の「西武・そごう武蔵小杉SHOP」では、「ディーゼル」「ディー・プロム」の2ブランドが2016年2月29日(月)をもって営業終了となりました。
また同じく2階の化粧品・サプリメント販売店「パーフェクトワン」が、3月27日(日)をもって閉店します。

■西武・そごう武蔵小杉SHOP ブランド営業終了のお知らせ
https://www.sogo-seibu.jp/musashikosugi/
kakutensublist/?article_seq=173188

■グランツリー武蔵小杉 2階 パーフェクトワン 閉店のお知らせ
http://www.grand-tree.jp/web/info/informations_83.html

一方、これと入れ替わる形で、「西武・そごう武蔵小杉SHOP」では、「ポロ ラルフローレン」が4月3日(日)に新規出店することがあきらかになりました。

■西武・そごう武蔵小杉SHOPの「ポロ ラルフローレン」出店場所
西武・そごう武蔵小杉SHOPの「ポロ・ラルフローレン」出店場所

「ポロ・ラルフローレン」の出店告知

「西武・そごう武蔵小杉SHOP」では、これまでも「カッフェアマービレ」「レベッカミンコフ」が閉店し、その跡地が紳士・婦人雑貨やデニムブランド「リプレイ」などに転換されてきました。
■西武・そごう武蔵小杉SHOPに新規出店済みの「リプレイ」
西武・そごう武蔵小杉SHOPに新規出店済みの「リプレイ」

「リプレイ」は当初は「レベッカミンコフ」跡地に出店したのちに、このたび「ディー・プロム」跡地に配置の交換が行なわれました。
「レベッカミンコフ」跡地は隣の「ディーゼル」が閉店したために2区画が並びで空き区画となりまして、その2区画に「ポロ ラルフローレン」が出店する形となります。

■「ポロ ラルフローレン」の既存店(レディス)
「ポロ ラルフローレン」の既存店

■「ポロ ラルフローレン」の既存店(メンズ)
「ポロ ラルフローレン」の既存店

「ラルフローレン」にはいくつかブランドがありますが、現地の告知にある通り、西武・そごう武蔵小杉SHOPには「ポロ(POLO)」が出店します。

■3月27日(日)に閉店する「パーフェクトワン」
3月27日(日)に閉店する「パーフェクトワン」

一方、こちらは3月27日(日)に閉店する「パーフェクトワン」です。
同店は新日本製薬による通販の化粧品・サプリメントの直営店ですが、オープンから1年4ヶ月で閉店となりました。

前掲の告知にある通り、同店のカルテは引き続き新日本製薬が保管を行います。
近隣では京王百貨店新宿店、そごう横浜店に「パーフェクトワン」が出店しているということです。

こちらの後釜となる店舗はまだわかりませんが、何らか新店舗が誘致されるものと思います。



続いて武蔵小杉東急スクエアです。

同施設においては、フードショースライス1階の「家で食べるスープストックトーキョー」が、2016年3月31日をもって閉店することとなりました。

■武蔵小杉東急スクエア 家で食べるスープストックトーキョー 閉店のお知らせ
http://www.kosugi-square.com/shop/template.html?id=181

■家で食べるスープストックトーキョー
家で食べるスープストックトーキョー

フードショースライス1階の「家で食べるスープストックトーキョー」は、2013年4月2日の同施設オープンからのスターティングメンバーでした。

しかしながら率直に申し上げて繁盛している印象を持ったことがありませんで、約3年間の営業がよく続いてきたというのが実感です。
西側道路からの入口正面にあって場所としては決して悪くないと思いますので、また新店舗に期待したいと思います。



最後は、ららテラス武蔵小杉です。

こちらについては、「フクスケコラージュ」「バンヤードストーム」の閉店と、跡地における「ドゥ アルシーヴ(Doux archives )」「シャルロット(Charlotte)」の出店2016/2/23エントリで先行してお伝えしておりました。

その後「ドゥ アルシーヴ」が3月12日(土)にオープンしまして、続いて「シャルロット」が3月25日(金)にオープンすることが告知されました。

■ららテラス武蔵小杉 Doux archives オープンのお知らせ
http://www.lalaterrace-musashikosugi.com/info/?p=21407
■ららテラス武蔵小杉 Charlotte オープンのお知らせ
http://www.lalaterrace-musashikosugi.com/info/?p=21890

■3月12日(土)にオープンした「ドゥ アルシーヴ」
3月12日(土)にオープンした「シャルロット」

■3月25日(金)オープン予定の「シャルロット」
3月25日(金)オープン予定の「シャルロット」

3月25日(金)オープン予定の「シャルロット」

「ドゥ アルシーヴ」は、「フェミニンフレンチ」、「シャルロット」は「パリのエスプリをベース」としたファッション店舗で、はからずもフレンチテイストの店舗が連続出店することになりました。
女性向けのファッションを中心とした、ららテラス武蔵小杉のコンセプトに沿った出店かと思います。


今回お伝えした閉店・開店を最後にまとめますと、以下の通りになります。

■グランツリー武蔵小杉
・2月29日(月)「ディー・プロム」閉店⇒「リプレイ」移転
・2月29日(月)「ディーゼル」閉店⇒4月3日(日)「リプレイ」移転跡地と合わせて「ポロ ラフルローレン」開店
・3月27日(日)「パーフェクトワン」閉店⇒不明

■武蔵小杉東急スクエア
・3月31日(木)「家で食べるスープストックトーキョー」閉店⇒不明

■ららテラス武蔵小杉
・2月14日(日)「バンヤードストーム」閉店⇒3月12日(土)「ドゥ アルシーヴ」開店
・1月24日(日)「フクスケコラージュ」閉店⇒3月27日(日)「シャルロット」開店


上記のほかにも、武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスでは「はらドーナッツ」「中華惣菜上海灘」「天領庵」が2月17日に一斉オープンしたばかりです。

この季節は各地で店舗の入れ替わりが相次ぎますね。

【関連リンク】
グランツリー武蔵小杉 ウェブサイト
西武・そごう武蔵小杉SHOP ウェブサイト
武蔵小杉東急スクエア ウェブサイト
ららテラス武蔵小杉 ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ブログ グランツリー武蔵小杉関連エントリ
2015/5/15エントリ グランツリー武蔵小杉で初の店舗入れ替え。西武・そごう「カッフェアマービレ」跡地に紳士・婦人雑貨売り場が5月30日(土)オープンへ
2015/6/4エントリ グランツリー武蔵小杉の「西武・そごう武蔵小杉SHOP」がリフレッシュオープン、紳士・婦人雑貨を拡充
2015/8/29エントリ グランツリー武蔵小杉の「BURROWS & SUN」が、「レベッカミンコフ」に続きブランド撤退により2015年8月31日(月)閉店
2015/10/16エントリ グランツリー武蔵小杉のカジュアル強化。レベッカミンコフ跡地「リプレイ」に続き、サマンサタバサが「リッチミーNY」を「サマンサ ベガ」に切り替え本日オープン
2015/2/24エントリ 1周年近づくグランツリー武蔵小杉の新店舗。バロウズアンドサン跡地に「CHOOSE LIFE」が11月20日オープン2015/12/23エントリ  グランツリー武蔵小杉1周年。新店舗2店オープン・おもちゃ売り場3倍増・地元店舗「メチエのシュトーレン」「イクミママ」登場
2016/2/18エントリ 武蔵小杉東急スクエア・フードショースライスに「はらドーナッツ」「中華惣菜上海灘」「天領庵」が同時オープン
2016/2/23エントリ ららテラス武蔵小杉の「フクスケコラージュ」「バンヤードストーム」閉店、「ドゥ アルシーヴ」に加えABC-MART新業態「シャルロット」出店決定

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2016年
03月15日

「シティタワー武蔵小杉」竣工・公開空地オープン、店舗13区画のうち2階にクリニック3院を計画

【Reporter:はつしも】

53階建てのタワーマンション「シティタワー武蔵小杉」がこのたび完成し、周辺の公開空地もあわせてオープンしました。

同タワーの1~2階には13区画のテナントスペースが整備されており、そのうち2階には認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」に加えて3院程度のクリニックモールが整備される計画であることがわかりました。

■竣工したシティタワー武蔵小杉
竣工したシティタワー武蔵小杉

シティタワー武蔵小杉は、住友不動産分譲による最高部190m・53階建てのタワーマンションです。
グランツリー武蔵小杉駅の南側に位置し、武蔵小杉駅からは約4分です。

■シティタワー武蔵小杉のマンション銘板
シティタワー武蔵小杉のマンション銘板

このエリアにはかつて東京機械製作所玉川製造所第一工場・第二工場がありました。
第一工場跡地はセブン&アイホールディングスが買収して「グランツリー武蔵小杉」を建設し、第二工場跡地は住友不動産が160億円で買収してシティタワー武蔵小杉を建設しました。

シティタワー武蔵小杉の竣工により、いわゆる「東京機械製作所玉川製造所再開発」事業が完成したことになります。

■グランツリー武蔵小杉側の歩道状空地
グランツリー武蔵小杉側の歩道状空地

シティタワー武蔵小杉のグランツリー武蔵小杉側では、歩道状空地が開放されたことで、さらに歩道が広くなりました。
東京機械製作所玉川製造所があったころ、ここはドブ板の上の狭隘な歩道であったことから考えるとたいへんな変化です。

■居住者用エントランス
居住者用エントランス

■シティタワー周辺を回る公開空地の小道
シティタワー周辺を回る公開空地の小道

■公開空地の広場
公開空地の広場

公開空地がオープンしたことにより、シティタワー武蔵小杉の周辺をぐるりと回ることができるようになりました。
これにより、拡幅前の狭隘な府中街道を歩行者が一部迂回することも可能です。

■1階~2階のテナントスペース
1~2階のテナントスペース

■1~2階のテナントスペース
1~2階のテナントスペース 

2016/1/22エントリでご紹介したとおり、シティタワー武蔵小杉の1~2階には13区画のテナントスペースがあります。
このうち2階の最大区画(上記2枚目の写真の2階手前)には、認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が2016年4月にオープンすることがすでに告知されています。

■シティタワー武蔵小杉1階のテナント図
1階フロア図 

■シティタワー武蔵小杉2階のテナント図
2階フロア図 

そして「ポポラー川崎武蔵小杉園」(上記テナント図「M区画」)に加えて、2階では3区画「H区画」「I区画」「L区画」において、クリニックを入居させる計画が進められています。

これまでのマンション付属商業施設を見てもわかる通り、駅直結でもない限りは2階は「ふらっと人が集まる」業態の店舗は難しいですから、クリニックモールにするのは妥当なところではないでしょうか。

その他の区画については、現段階ではまだわかりません。

■テナントスペース内
テナント区画内

テナントスペースはまだスケルトンの状態で、オープン準備等はまだ始まっていません。

上述のクリニックについてもまだ入居するクリニックがすべて確定はしていないようですので、商業施設として稼働するのはもう少し先の話になりそうです。

■テナント用駐輪場
テナント専用駐輪場

複数の区画をまとめて使ったりする可能性もないとはいえませんが、シティタワー武蔵小杉のテナントスペースは13区画があり、全体ではそれなりに来客数があるでしょう。

そのため建物1階には、テナント専用の駐輪場が用意されていました。
公開空地などへの放置を防ぐためにも、必要な設備ですね。

とりあえずは「ポポラー川崎武蔵小杉園」は4月にオープンしますので、テナントが揃わなくても施設としてはまもなくオープンすることになります。

今後順次、他のテナント情報もお伝えしてまいりたいと思います。

■引き続き販売が続くシティタワー武蔵小杉
販売が続くシティタワー武蔵小杉

なお、「シティタワー武蔵小杉」の成約は約6割程度の進捗率で、今後1年半ほどは販売活動が継続される予定です。

これは「即日完売」を価格設定ミスと捉え、「一定以上の価格設定で、建物完成後も値引きをせず売れるまで売る」と言われる住友不動産独特の営業スタイルによるもので、同社としては通常通りの販売スケジュールといえるでしょう。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ
2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度完成、2015年度に全体完成
2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と高層マンションの詳細情報
2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ
2013/1/7エントリ 住友不動産が東京機械製作所跡地「シティタワー武蔵小杉」を発表
2013/4/3エントリ 東京機械製作所玉川製造所跡地の再開発工事と、工事車両向けの注意書き
2013/4/24エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉から見た、「(仮称)アリオ武蔵小杉」「シティタワー武蔵小杉」建設工事
2015/2/20エントリ シティタワー武蔵小杉のタワークレーンとPC工法
2016/1/22エントリ 完成近づく「シティタワー武蔵小杉」に2フロア13区画のテナント案内板が登場、2階に認可保育園「ポポラー川崎武蔵小杉園」が4月に開園へ

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2016年
03月10日

小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む

【Reporter:はつしも】

旧中原図書館の敷地内に暫定整備されていた「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設」が、2016年6月末日をもって閉鎖されることになりました。

これは小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の進捗によるもので、閉鎖後に旧中原図書館の建物解体が行われることになります。

■旧中原図書館と「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設」
旧中原図書館と「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設」

旧中原図書館は、武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業により、駅直結の再開発ビル「小杉コアタウン」内に2013年4月2日に移転しました。
これにより同年1月4日をもって旧中原図書館は閉館し、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業が具体化するまでは遊休地となっていました。

一方武蔵小杉駅の東側では、西街区に続いて武蔵小杉駅南口地区東街区第一種市街地再開発事業が進み、同地区内にあったバイク駐車場が移転を余儀なくされました。

この移転先として旧中原図書館が暫定的に活用されることとなり、武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設」として2013年6月にオープンしていたものです。

■バイク専用の武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設
バイク専用の武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設

同施設はもともとがバイク駐車場の移転受け皿として整備されたものですので、バイク専用です。

武蔵小杉駅西側からアクセスして、駐車場にバイクを停めたのちに敷地内を横断してダイソー前に出ることができましたので、比較的使いやすかったと思います。

■施設閉鎖のお知らせ
施設閉鎖のお知らせ

現在、駐車場の構内には、2016年6月末をもって施設を閉鎖する旨の告知が掲示されています。
オープンしたのが2013年6月ですから、ちょうど3年間、暫定的に運用できたことになります。

3年間施設を寝かしておいても仕方ないですし、市有資産の有効活用になったのではないでしょうか。

■旧中原市民館の暫定駐輪場(2009年6月~2010年11月)
旧中原市民館の暫定駐輪場

同じような市有資産の活用としては、旧中原市民館を駐輪場活用したケースもありました。

こちらも旧中原市民館がミッドスカイタワー1~2階に移転後、小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業が始まるまでの2年5か月(2009年6月~2010年11月)の間暫定的に駐輪場としていたものです。

武蔵小杉駅周辺の再開発事業は段階的に進められ、その都度このような施設移転や暫定的な運用が行われてきました。

ただ、今回の「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第6施設」の移転先は存在せず、ここで完全閉鎖となります。

■東急線高架下のバイク駐車場
東急線高架下の暫定駐車場

なお、武蔵小杉駅周辺では昨年の11月25日に東急線高架下に駐輪場およびバイク駐車場が整備されています。
これは今回のバイク駐車場閉鎖を背景として、川崎市から東急電鉄に整備の要望があったと聞いています。



■小杉町3丁目東地区から移転した美容室「dejavu」
小杉町3丁目東地区から移転した美容室「dejavu」

■「dejavu」の移転告知
「dejavu」の移転告知

現在、小杉町3丁目東地区においては、既存店舗等の立ち退きが順次進められています。

「小杉こども文化センター」「ドトールコーヒーショップ」をはじめ、これまでに何店舗かお伝えしてきましたが、その後、武蔵小杉東急スクエアに面した美容室「dejavu」が移転していました。

■「dejavu」の移転先
「dejavu」の移転先

「dejavu」の移転先は、「お好み焼 忍」のビル(現在建設工事中)と「ナチュラ」の間のビルです。

ここは再開発地区外で、今後も現状のまま存続するブロックです。

小杉町3丁目東地区は、これまでの武蔵小杉再開発に比べて既存の個人商店が区域内に多く含まれています。
こういった移転先の調整もなかなかたいへんなようで、今後も順次移転・閉店が続いていくことになるでしょう。

■今後解体される旧中原図書館
今後解体される中原図書館 

今後解体される中原図書館

今後解体される中原図書館

旧中原図書館は丸3年空家のままとなっていましたが、駐輪場が閉鎖されたのち、解体が行われるものと思います。

「さようなら・ありがとう!中原図書館」イベントで描かれた絵やメッセージも、あとしばらくでお別れとなりそうです。

■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
小杉町3丁目東地区の再開発ビル 

【関連リンク】
美容室dejavu facebookページ

(小杉町3丁目東地区関連)
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託
2010/10/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発事業の試験掘り実施
2011/7/26エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で商業・公共公益施設とタワーマンションを建設へ
2011/10/28エントリ 小杉町3丁目東地区再開発に三井不動産レジデンシャル・東急不動産が参画
2012/1/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発計画の素案を2012年2月提出へ、2013年3月の都市計画決定目指す
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ

(暫定駐輪場関連)
2009/6/2エントリ 旧中原市民館の臨時駐輪場オープン
2010/10/17エントリ 小杉町3丁目中央地区の解体工事着手、旧中原市民館の駐輪場を2010年11月30日閉鎖
2013/6/3エントリ 旧中原図書館敷地内にバイク駐車場「武蔵小杉駅自転車等駐車場第6施設」がオープン

(旧中原市民館関連)
2013/5/13エントリ 「さよなら・ありがとう!旧中原図書館」イベントレポート<

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2016年
03月08日

パークシティ武蔵小杉隣接地区で続く、戸建住宅のマンション転換。3月完成「カーサブライト」向かいにも5階建てマンションが建設へ

【Reporter:はつしも】

新丸子東3丁目・パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの隣接地区に賃貸マンション「カーサブライト」が建設され、ほぼ完成に近づいたことを2016/2/19エントリでお伝えしました。

このたび、その向かい側にも5階建てのマンションを建設する計画があきらかになりました。

いずれも戸建て住宅をマンションに建て替えするもので、大規模再開発の傍らで既存の低層住宅街も徐々にその姿が変わりつつあります。

■5階建てマンション建設予定地
5階建てマンション建設予定地

5階建てマンションが建設されるのは、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーに隣接した一角です。

このエリアは武蔵小杉再開発地区にあって「まちづくり勉強会」までは行われたものの、結論としては再開発には加わらずに低層住宅街として存続してきました。

しかしながら大規模再開発ではなく個別の事業として、土地利用の転換が徐々に進んできています。

写真やや左奥の新築マンションが、すでにご紹介した「カーサブライト」です。

■5階建てマンションの事業計画のお知らせ
5階建てマンションの事業計画のお知らせ

現地には3月4日付で「事業計画のお知らせ」が掲出されました。
5階建てのマンションで、店舗等は入りません。

2016年5月着工、2017年3月に完成を予定しています。

■向かい側の「カーサブライト」
向かい側の「カーサブライト」

一方こちらは向かい側の「カーサブライト」です。
同マンションでは1階が店舗区画になっていまして、市ノ坪の「保育室Clover武蔵小杉園」が4月に移転を予定しています。

■隣接の「Bellevue square」
隣接の「Bellevue square」

そしてこちらは、5階建てマンション建設予定地に隣接したマンション「Bellevue square」です。
「カーサブライト」同様に再開発が始まってから、マンションに転換されたものです。

■ステーションフォレストタワー公開空地隣接の築浅マンション「メゾンルミエール」
ステーションフォレストタワー公開空地隣接の築浅マンション

周辺にはこのほかにも築浅のマンション「メゾンルミエール」などが建設されていまして、徐々に戸建て住宅街の姿が変わってきています。

これらの背景は前回エントリでも申し上げたところで、

1.再開発によって土地の利便性が急速に高まる
2.マンション等に建て替えを行った場合に見込める賃料が上がる
3.事業としての収益性が高まり、おのずと地権者の土地利用転換が促進される

といったところかと思います。
好みやよしあしの話ではなく、必然的に市場原理が後押しするということですね。

これは再開発地区に限った話ではなく、つまるところ武蔵小杉駅周辺の既存市街地も、かつては農地や戸建て住宅街だったものが都市化によって同じ道をたどってきたわけです。

駅前地区であったものの、長年そういった都市化が進んでこなかった場所において、一気に時計の針が進んだということでしょう。

■周辺の開発案件マップ
周辺の開発案件マップ

またこの周辺では綱島街道の「上丸子跨線橋」の拡幅が進められており、近接する戸建て住宅が更地になっています。

さらに街道を挟んだ反対側では、2016/1/20エントリでお伝えした通り「川崎バルブ工業」の駐車場用地が「(仮称)ビジネスホテル武蔵小杉」として開発されることがあきらかになりました。

■上丸子跨線橋拡幅と戸建て住宅跡地
上丸子跨線橋拡幅と戸建て住宅跡地

■「(仮称)ビジネスホテル武蔵小杉」建設予定地
「(仮称)ビジネスホテル武蔵小杉」建設予定地

今後の大規模再開発は武蔵小杉駅北口がメインになってきますが、当初の再開発エリア周辺においても、中小規模を含めさまざまな開発が行われるものと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2016/1/20エントリ リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉隣接地に「(仮称)ビジネスホテル武蔵小杉」が出店、小杉駅東部地区A地区に6年ぶりの開発
2016/2/19エントリ 新丸子東3丁目の賃貸マンション「カーサブライト」完成、1階に市ノ坪の「保育ルームClover武蔵小杉園」が2016年4月移転

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2016年
02月25日

川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ

【Reporter:はつしも】

2016年3月末をもって解体となる「小杉こども文化センター」に、代替施設が用意される見込みとなりました。

市民からの声を受けて川崎市が方向転換をしたもので、2016年度は中原区役所内に当面の代替施設を用意しつつ、並行してプレハブによる暫定施設の整備を再開発地区内で進めるものとなっています。

■小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」
小杉町3丁目東地区の「小杉こども文化センター」

■当座の代替施設が用意される中原区役所
当座の代替施設が用意される中原区役所 

本件は、現在川崎市議会第2回定例会が開催のさなか、2月19日に川崎市より代替施設について方向性が示されたものです。
コメントでお寄せいただいた通り、朝日新聞においても一部報道がなされておりますが、代替施設の面積等、詳細についてはこれから詰めていく段階にあります。

中原区役所および再開発地区において、どのようにスペースを捻出するものかはまだわかりません。
また朝日新聞の記事に無いところではプレハブ施設の完成は2017年度を目途とされていますが、こちらもまだ調整が必要なようです。

■朝日新聞による記事
朝日新聞の記事

■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
小杉町3丁目東地区の再開発ビル 
 
「小杉こども文化センター」は、小杉町3丁目中央地区第一種市街地再開発事業の区域内にあり、解体を行ったのちに建設を行う再開発ビルに再度入居をする予定です。

2016年3月の閉館から2019年度の完成までは約4年間を要し、それまでの代替施設は「模索をしたものの確保できなかった」ことが利用者向けの説明会でも告知されたばかりでした。

■小杉こども文化センターの休館告知
児童向け説明会のお知らせ 

「小杉こども文化センター」は官設・民営の子育て支援施設であり、川崎市の設置のもと、公益財団法人かわさき市民活動センターが運営しています。

小中学生を中心に年間4万人ほどの利用者があり、先だっての「代替施設のない4年間の休館」については見直しを求める多くの声が寄せられました。


ただ、再開発事業は10年以上前にキックオフしたものです。
同施設建て替え中の代替施設確保についてもかねてから利用者の声があがり、市議会等でも要望が行われていたものの、模索の結果代替施設は用意できないという結論に至っていました。

それに基づいて、先般の説明会でも「ゼロ回答」が結論として示されていたわけです。

広く告知された結果、市民の声が強まったことでこうもあっさり結論が覆るのであれば、最初からやろうと思えばできたのではないか、というのも率直な感想ですが、ともあれ代替施設が用意できることになったのは良かったと思います。

代替施設は場所や予算の制約があろうかと思いますが、なるべく利用者のニーズに応えるものになると良いですね。

■当初代替利用施設として示された、新丸子こども文化センター
新丸子こども文化センター

【関連リンク】
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合
かわさき市民活動センター こども文化センター
とどろき学習室・よこはま学習室
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
2008/7/1エントリ 小杉町3丁目東地区再開発始動
2008/11/19エントリ 小杉町3丁目東地区再開発のコンサルを日本設計に委託
2010/10/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発事業の試験掘り実施
2011/7/26エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で商業・公共公益施設とタワーマンションを建設へ
2011/10/28エントリ 小杉町3丁目東地区再開発に三井不動産レジデンシャル・東急不動産が参画
2012/1/30エントリ 小杉町3丁目東地区再開発計画の素案を2012年2月提出へ、2013年3月の都市計画決定目指す
2012/8/10エントリ 小杉町3丁目東地区に44階・160mタワー、エルシィ跡地に48階・170mタワー建設へ
2013/1/31エントリ 小杉町3丁目東地区再開発ビルに小杉こども文化センターと総合自治会館が移転決定
2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
2015/5/25エントリ 府中街道拡幅により安いステーキ「エル・アミーゴ」が閉店、50年の歴史に幕
2015/7/29エントリ 小杉町3丁目東地区:川崎信金武蔵小杉支店が「64Cafe」前に仮設店舗で2016年7月以降移転へ
2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ

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2016年
02月23日

ららテラス武蔵小杉の「フクスケコラージュ」「バンヤードストーム」閉店、「ドゥ アルシーヴ」に加えABC-MART新業態「シャルロット」出店決定

【Reporter:はつしも】

ららテラス武蔵小杉のレディスアパレル「バンヤードストーム」が、2016年2月14日をもって閉店となりました。
一方、同施設にはABC-MARTの新業態「シャルロット(Charlotte)」が出店することがわかりました。

本サイトでは、「フクスケコラージュ」が1月24日に閉店し、レディスアパレルの「Doux archives(ドゥ アルシーヴ)」が2016年春に出店予定であることを2016/1/14エントリにおいて先行してお伝えしておりました。
これにより、ららテラス武蔵小杉では「フクスケコラージュ」「バンヤードストーム」の2店舗と、「ドゥ アルシーヴ」「シャルロット」の2店舗が入れ替わることになります。

新店舗の告知はまだ行われていませんが、現在のところ「ドゥ アルシーヴ」は、3月10日(木)頃のオープン予定、「シャルロット」も今春オープン見込です。

■ABC-MARTの新業態「シャルロット」(渋谷店)
ABC-MARTの新業態「シャルロット」

「シャルロット」は、ABC-MARTが女性をターゲットに2014年に立ち上げた新業態です。
パリのエスプリをベースに、シューズだけでなくバッグ・アクセサリー・フレグランスなどのファッション雑貨も揃えています。

■「シャルロット」渋谷店の店内
「シャルロット」の店内

■ファッション雑貨等の展開
ファッション雑貨等の展開

同業態ではブランドのイメージキャラクターに「シャルロット」という架空の女性を配置し、店内はパリ在住のシャルロットの部屋をイメージしたものになっています。

これまでに新宿店を1号店として現在国内11店舗を展開し、神奈川県内では横浜市のノースポート・モールに店舗があります。
川崎市においては、ららテラス武蔵小杉が初出店となります。

■「シャルロット」のブランドサイト
http://maison-charlotte.net/

運営会社である株式会社エービーシー・マートは、同業態では完全にABC-MART色を排し、女性らしく瀟洒なイメージづくりを行っています。
ブランドサイトでもABC-MARTの名前やリンクは見当たらず、ABC-MART側のウェブサイトでもシャルロットの紹介はほとんど行われないなど、「無関係なブランド」という展開手法です。

■ららテラス武蔵小杉の「NEXT BLUE」
ららテラス武蔵小杉の「NEXT BLUE」

そういえば、ららテラス武蔵小杉では、「洋服の青山」の新業態「NEXT BLUE」1号店が出店していました。
こちらも紳士服の青山のイメージを一新したレディス展開をするべく、イメージキャラクターに桐谷美鈴さんを起用し、オープニングでは桐谷さんが同店に来店していました。

ただこちらでは一応ベースの品質として「青山」ブランドをある程度前面に出していましたので、「シャルロット」はより徹底したブランド分離といえるでしょう。

■武蔵小杉東急スクエアの「ABC-MART」
武蔵小杉東急スクエアの「ABC-MART」

■グランツリー武蔵小杉の「ABC-MART」
グランツリー武蔵小杉の「ABC-MART」

武蔵小杉では、武蔵小杉東急スクエア・グランツリー武蔵小杉にすでにそれぞれ「ABC-MART」が出店しています。
今回の「シャルロット」のららテラス武蔵小杉への出店は、既存店舗とのバッティング回避であり、女性向け店舗に特化している同施設のコンセプトに沿ったものでもあるでしょう。

これにより、株式会社エービーシー・マートによる店舗が武蔵小杉の3大複合商業施設に揃ったことになります。

■近接する「シャルロット」渋谷店(右手)と「ABC-MART」(左手)
「シャルロット」と近接する「ABC-MART」 

「シャルロット」の渋谷店や新宿店などは、いずれも近接した場所に「ABC-MART」があります。
スニーカーなどで一部アイテムは共通部分がありますから、物流などを効率化するドミナント戦略といえるでしょう。

■1月24日に閉店した「フクスケコラージュ」跡地
1月24日に閉店した「フクスケコラージュ」跡地

■2月14日に閉店した「バンヤードストーム」跡地
2月14日に閉店した「バンヤードストーム」跡地

2016/1/14エントリおよび本エントリ冒頭でお伝えしたとおり、ららテラス武蔵小杉では1月24日に「フクスケコラージュ」が閉店し、2月14日には「バンヤードストーム」が閉店しています。

これに対してフレンチスタイルのレディスアパレル「ドゥ アルシーヴ(Doux archives)」、今回お伝えした「シャルロット」が入れ替わりで入ることになりますね。

一見した並びでは、アパレルが並ぶ「バンヤードストーム」跡地に「ドゥ アルシーヴ」、ファッション雑貨が並ぶ「フクスケコラージュ」跡地に「シャルロット」の方がはまりそうですが、どちらになるかは現段階でわかりません。

今のところ「ドゥ アルシーヴ」は3月10日(木)オープンを予定していますので(多少の変更もありえますのでご了承ください)、そろそろ現地に告知等も掲出されるのではないでしょうか。

【関連リンク】
(ららテラス武蔵小杉関連)
シャルロット ブランドサイト
ららテラス武蔵小杉 ウェブサイト
WWDJAPAN.COM ABCマートが新業態「シャルロット」1号店をオープン
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南口地区 C地区
2014/4/17エントリ 「ららテラス武蔵小杉」プレス・関係者・地元向けプレオープンレポート
2014/4/18エントリ 「ららテラス武蔵小杉」の駐輪場ガイド
2015/1/16エントリ ららテラス武蔵小杉に新店舗。老舗シューズブランド「ビルケンシュトック」が2015年3月下旬出店へ
2015/3/6エントリ ららテラス武蔵小杉初の店舗入替、「ビルケンシュトック」が「ラコンテ・モア」閉店跡地に3月27日(金)オープン決定
2015/4/13エントリ ららテラス武蔵小杉にドイツの老舗シューズブランド「ビルケンシュトック」がオープン
2015/4/16エントリ ららテラス武蔵小杉が4月26日まで1周年セールを実施、本日「AfternoonTea TEA STAND」がリニューアルオープン
2015/7/8エントリ ららテラス武蔵小杉にアーバンリサーチの「KBF+」が9月上旬出店決定、既存店「DOORS」は併存し別店舗と入れ替えへ
2015/9/4エントリ ららテラス武蔵小杉の「TOCCA CASA」が閉店、アーバンリサーチ新店舗「KBF+」のオープン日が10月2日に決定
2016/1/14エントリ ららテラス武蔵小杉にフレンチスタイル「ドゥ アルシーヴ」が2016年春出店決定、「フクスケコラージュ」が1月24日閉店

(ABC-MART関連)
2008/6/29エントリ ABC-MART武蔵小杉店オープン
2014/2/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の道路拡幅と、「ABC-MART武蔵小杉店」閉店
2014/9/15エントリ 「グランツリー武蔵小杉」に「リンガーハット」「ABC-MART」、UCC新業態「メロウブラウンコーヒー」が出店

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