「2013富士通川崎工場春まつり」レポート
本日、「2013富士通川崎工場春まつり」が開催されました。
心配されていた天候もなんとかもちまして、周辺地域の多くの方が来場されました。
■「2013富士通川崎工場春まつり」入口
富士通川崎工場は、JR武蔵小杉駅の北口に広大な敷地を有しています。正門にはお馴染みのアーチが掲げられ、10時からの開催時間にはここから多くの方が会場内に吸い込まれていきました。
■南側広場のふあふあ
今回は、これまでメインステージを配置していた本館ビルの北側が、来たるべき富士通川崎工場再開発計画のために封鎖されています。そのためメインステージが本館ビル南側の前庭に設置され、玉突きで毎年前庭に設置されていた「ふあふあ」が最南端の角地の広場に移されていました。
「ふあふあ」は毎年たいへんな行列になっていたのですが、今年は正門からの導線から外れたこともあってか、比較的利用しやすい状況になっていました。
■川崎フロンターレの「ふろん太くん」
■富士通レッドウェーブのマスコット「レッディ」
正門をくぐった先の前庭では、富士通関連のマスコットキャラクターたちが出迎えてくれました。写真は富士通がスポンサーの川崎フロンターレから「ふろん太くん」と、富士通女子バスケットボール部・レッドウェーブの「レッディ」です。
なお、富士通陸上競技部からは、サプライズゲストとして柏原竜二選手も来場していたようです。かつて箱根駅伝・5区で東洋大の「山の神」として知られた選手ですね。
■柏原竜二選手Twitterによる参加報告
https://twitter.com/kashi0713/status/335997403247304704
■消防車撮影会
こちらは各地で人気の、川崎市消防局による「消防車撮影会」です。消防士のユニフォームを着て、消防車と一緒に撮影をすることができます。
会場では消防車のほか、神奈川県警によるパトカーや白バイに乗っての撮影会も開催されていました。
■前庭の出店
本イベントでは、毎年たくさんの出店が敷地内に並びます。
前庭のメインストリートに並んでいたのは、東北地方の物産を売るお店でした。先代銘菓「萩の月」なども売っていました。
■東日本大震災復興支援カンパ箱
本イベントの会場には、富士通労使共同の「東日本大震災復興支援カンパ箱」が置かれていました。これは震災遺児・孤児の皆さんを支援する活動に寄付されるということです。
■手話部の皆さん
そして本サイトでもお馴染み、手話部の皆さんです。
今回は小柄な、女性らしき帝国軍の兵士がいらっしゃいますね。毎年、完成度の高いコスプレを楽しみにしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
■手話教室
手話部の催しはもちろんコスプレだけではありませんで、手話部の方が名前を表す指文字や、基本的な挨拶などを教えてくれます。
手話を覚えることができたら、バルーンアートをもらうことができます。身近なイベントで、どんなきっかけてあってもまずは手話の存在を知ってもらうことを目的に置いたものと思います。
■マグロの解体ショー
こちらもお馴染み、富士通川崎工場春まつり名物のマグロの解体ショーです。銀色に輝くマグロが綺麗ですね。この場でマグロをさばいて、マグロ丼として販売をしていました。
それにしても、4月7日に荒天中止になった際のマグロはどうなったか、ふと気になりました。
今回のマグロは、またあらためて購入されたのでしょうね。
■富士通のスーパーコンピュータ
富士通川崎工場春まつりでは、本館ビル地下1階の展示室も一般開放されています。今回は、この展示室を初めて訪れてみました。
階段を下りて最初に目に入ったのは、こちらの富士通のスーパーコンピュータです。富士通といえば、世界一になったスーパーコンピュータ「京」をつくりあげたことでも有名でしたね。
■富士通 スーパーコンピュータ「京」
http://jp.fujitsu.com/about/tech/k/
■地下1階の展示室
■鉄道シミュレーター
展示室では、富士通が製作した鉄道シミュレーターも体験できるようになっていました。こちらは大人気で、かなりの順番待ちになっていました。
■開業当初の富士通川崎工場
地下1階には、最新テクノロジーの紹介だけでなく、富士通の創業当初からの歴史を紹介するコーナーも設けられていました。
■富士通の3号電話機
こちらは、「富士3号電話機」です。
富士通が旧商号である「富士通信機製造株式会社」であったころの電話機で、たいへんレトロですね。いまだに電話を表現するピクトはこのような形の電話機を元にした絵柄になっていますが、この形は見かけなくなって久しいです。
■リレー式計算機
■親指シフトのワードプロセッサ
その他、リレー式計算機から初代ワープロ、パーソナルコンピュータの発達の歴史を追うことができる展示がありまして、こちらも興味深く見ることができました。
■海底ケーブル
続いてこちらは、富士通による海底光ケーブルです。このケーブルが、世界の通信を支えています。
■海底の水圧で潰されたカップラーメンの容器
これは、参考として水深8,000mでの水圧の強さを示したものです。
光ケーブルを通す海底では、このようにたいへん強い水圧を受けることになり、ケーブルもそれに応じた強度が必要になるというわけです。
■本館20階からの眺望
さて、例年通り本イベントでは本館20階の一部が開放され、高さ100mからの眺望を楽しむことができました。まずこちらは、南側の窓から外を眺めたものです。真南に武蔵中原駅、東方面には武蔵小杉の高層ビル群が見えます。
■武蔵小杉方面
本日は比較的天候も良く、武蔵小杉の高層ビル群はもちろん、横浜市のランドマークタワーや新横浜プリンスホテルなどの姿も確認することができました。
■北側の富士通川崎工場の敷地
また、北側の窓からは、富士通川崎工場の広大な敷地を確認することができました。写真の緑色の芝生部分が、従来メインステージが置かれていた区域です。
この本館北側には、今後新しい研究棟が建設される予定です。
■前庭の抽選会場
イベントも終盤にさしかかった13時過ぎ、前庭で恒例の大抽選会が行われました。富士通の「ARROWS Tab Wi-Fi」をはじめとする各種製品が、入場時に渡される番号に基づいて当たるというものです。
ナンバリングの数からすると1万3,000人以上は来場があったようで、抽選も例年に引き続き高倍率となったようです。
今回の「2013富士通川崎工場春まつり」は、当初日程の延期により、5月19日に開催されることがどの程度周辺地域の皆様へと周知できていたのか、個人的には勝手ながら心配も感じておりました。
実際にふたを開けてみると、例年より多少すいていたような気もいたしますが、各所とも概して盛況だったのではないでしょうか。それだけ、地域の皆さんが本イベントを楽しみにされていたということではないかと思いますl。
まだまだご紹介できていない催しもありますので、また来年楽しみにしております。
富士通川崎工場の皆様、ありがとうございました。
■富士通川崎工場本館ビル
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