「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018」レポート:川崎工場80周年記念展示で振り返る歴史と、パラスポーツ体験
【Reporter:はつしも】
「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018」が、4月1日(日)に富士通川崎工場において開催されました。
今年は好天に恵まれ、大変多くの方が周辺地域から集まりました。
■「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018」
「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」は、富士通川崎工場と富士通労働組合R&D支部が毎年開催している地域貢献イベントです。
富士通川崎工場の広大な敷地が地域に開放され、模擬店や各種アトラクション、音楽ステージ、パラスポーツ体験など、実にさまざまな催しが行われます。
■富士通川崎工場80周年記念展示
富士通川崎工場は、今年で80周年を迎えます。
これを記念して、本イベントでは本館ビルの1階で80周年記念展示が行われていました。
80周年記念展示では富士通のコンセプト映像とともに、富士通と川崎工場の80年間の歴史を振り返る年表が掲示されていました。
■1938年 川崎工場竣工
現在の富士通川崎工場ができたのは、1938年でした。
記念展示では当時の写真が掲載されていまして、周辺がまだまだ都市化されていなかったことがよくわかりました。
ここから、富士通川崎工場の発展が始まっていったわけです。
■1980年 中国首相来工
1980年頃、富士通川崎工場には中国の首相など、各国の要人が来工していた記録がありました。
当時の日本の電機メーカーには、世界的にみてもかなりの影響力があったことが伺われます。
■1988年 川崎工場本館竣工
1938年の川崎工場竣工から50年後、1988年に竣工したのが現在の「本館ビル」です。
ですから、今年は富士通川崎工場80周年、本館ビル30周年ということになるわけですね。
翌年、1989年にはクリスマスウインドウアートがスタートしました。
本サイトでご紹介をはじめたのはこの10年でしたが、さらに歴史のあるイベントだったことを知りました。
■1993年、武蔵中原駅とのペデストリアンデッキ完成
1993年になると、JR武蔵中原駅と富士通川崎工場をつなぐペデストリアンデッキが完成しました。
記念展示では「開通式」の写真も紹介されていました。
■1996年、第1回桜まつり
1996年に開催されたのが、「第1回桜まつり」です。
これがおそらくは現在の春まつりの原型ではないでしょうか。
■2003年、「春まつり」登場
そして2003年には、春のイベント名称が「富士通川崎工場春まつり」に一新されました。
これはさらに2015年には「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」に名称変更され、現在に至ります。
また翌年、2004年に「クリスマスウインドウアート復活」とありますので、しばらく中止されていた期間があったようです。
■2017年、川崎フロンターレJ1リーグ初優勝
年表の最後は、2017年でした。
「川崎フロンターレJ1リーグ初優勝」が紹介されています。
現在の川崎フロンターレは地域のサッカークラブですが、かつては富士通のサッカー部でした。
現在も富士通は同クラブのメインスポンサーであり、その活動を支えています。
■川崎フロンターレの「イケメンダンク」
■賞品の選手トレカ
そのようなわけで、「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」では、毎回川崎フロンターレのアトラクションが出店しています。
今回は外れなしのくじ、イケメンダンク、輪投げが登場しまして、選手トレカなどが賞品として配布されていました。
選手トレカは2018シーズン版になりまして、写真は新加入の赤﨑秀平選手です。
■トヨタ車の販促活動を行うふろん太君
■「ふろん太君でも乗れる!」
そしてもちろん、川崎フロンターレのマスコットキャラクター・ふろん太君も登場です。
このときは会場で販促活動を行っていた、トヨタ車に乗車です。
「ふろん太君でも乗れる!」余裕ある空間がセールスポイントでした。
■大抽選会
■大抽選会のふろん太君
本イベントでは、毎回大抽選会が恒例となっています。
入場時に抽選券が配布されまして、当選者に富士通のタブレットやパソコン、空気清浄器などの豪華賞品が当たるというものです。
その中には川崎フロンターレのチケットやサイン入りユニフォームが当たる「川崎フロンターレ賞」もありまして、ふろん太君がプレゼンターをつとめていました。
5桁がピッタリ当たるのはなかなかハードルが高いですが、本サイトは以前、下2桁で当たるラッキー賞に当選したことがあります。
その際には富士通の「計算機付きマウスパッド」が貰えました。
■富士通フロンティアーズのマスコット「フロンティー」
■「ポン・デ・ライオン」
■手話部の「ストームトルーパー」
本イベントには、他にも富士通のアメリカンフットボール部「フロンティアーズ」のマスコットキャラクター「フロンティー」、同じく女子バスケットボール部「レッドウェーブ」の「レッディ」なども登場していました。
さらに川崎市消防局の「太助」、ミスタードーナツの「ポン・デ・ライオン」、手話部の「ストームトルーパー(スター・ウォーズより)」など、各種キャラクターが人気を集めていました。
■パラスポーツ体験「ウィルチェアーラグビー」
また今回は、パラスポーツ(障害者スポーツ)の体験が拡充されていました。
こちらは車椅子によるラグビー「ウィルチェアーラグビー」です。
選手の方たちがぶつかりあうときにはドカン!!と大きな音が響き渡りまして、たいへん迫力がありました。
■パラスポーツ体験「ボッチャ」
続いてこちらは、「ボッチャ」です。
「ボッチャ」については、昨年「なかはら子ども未来フェスタ」でも体験イベントが開催されていまして、本サイトでもご紹介しておりました。
■「ボッチャ」で投げられたボール
「ボッチャ」は、通常のフロアの上で行うカーリングのような競技です。
最初に白いボールを投げて、そのあとに赤チーム、青チームがそれぞれになるべく白ボールに近づくようにボールを投げていきます。
上記写真でいえば、赤チームの得点になるわけです。
■距離を計測
「ボッチャ」では、ボール間の距離を計測する専用のツールがあります。
これでどちらのボールが白ボールに近いか、確認をするわけです。
■サイクルスポーツ体験
一方こちらは、パラスポーツではなくサイクルスポーツ体験です。
座席のペダルをこぐとテーブル上の競輪コースに電流が流れ、競輪の人形が走るようになっていました。
シンプルなようですが、実際にやると白熱します。
■マグロの解体ショー
■マグロ丼
さて、昨年に引き続き、マグロの解体ショーを鑑賞したうえでマグロ丼をいただいてみました。
これが不思議なことに、昨年のマグロ丼よりも明らかに美味しかったのです。
マグロ自体にも個体差があったかもしれませんし、マグロをまるごと捌いていますので丼によって部位の違いもあったでしょう。
また、さばいてから少し経過した方が美味しくなるという話もありますから、昨年よりも何らか条件が違ったのではないかと思います。
■散り始めたソメイヨシノと本館ビル
ところで、今年のソメイヨシノは、春まつりの段階ではすでに盛りは過ぎていました。
それでも温かい春の日差しの中、見上げると綺麗なものです。
また来年以降、タイミングが合う年もあるのではないでしょうか。
1日じっくり楽しめるイベントですので、また次回を楽しみにしたいと思います。
本サイトは2008年以来、「富士通春まつり(現在の富士通フェスティバル 春まつり 川崎)」を継続的にご紹介してきまして、すでに10年が経過しました。
富士通川崎工場の80年の歴史からすれば8分の1の年月ではありますが、今回はまた別途、10年間を振り返る記念エントリも近日公開する予定です。
■駐輪場として活用された富士通研究所
なお、イベント告知でお知らせした通り、今年は駐輪場が例年と変更になりまして、隣接の富士通研究所の敷地が活用されました。
南武沿線道路からアクセスされた方には、従来よりも便利だったのではないでしょうか。
今後についても富士通川崎工場内の工事進捗等も勘案して、駐輪場等の配置が検討されることでしょう。
【関連リンク】
・富士通 地域貢献活動 富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018
・2008/4/8エントリ 「2008富士通春まつり」レポート
・2009/4/6エントリ 「2009富士通春まつり」レポート
・2010/4/4エントリ 「2010富士通春まつり」レポート
・2011/3/16エントリ 「2011富士通春まつり」が開催中止
・2012/4/1エントリ 「2012富士通川崎工場春まつり」レポート
・2013/5/19エントリ 「2013富士通川崎工場春まつり」レポート
・2014/4/6エントリ 「2014富士通川崎工場春まつり」レポート
・2015/4/5エントリ 「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2015」レポート
・2016/4/4エントリ 「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2016」レポート
・2017/4/3エントリ 「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2017」レポート:55kgのバチマグロの解体ショーでいただく、マグロ丼
(富士通のスポーツ関連)
・2009/11/11エントリ 中原区・武蔵小杉のスポーツチーム(1):富士通レッドウェーブ
・2016/3/22エントリ「セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎」プレイベント:一流アスリートによる「スペシャル陸上教室」が4月3日(日)開催、小学生対象に参加申込受付中
「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018」が、4月1日(日)に富士通川崎工場において開催されました。
今年は好天に恵まれ、大変多くの方が周辺地域から集まりました。
■「富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018」
「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」は、富士通川崎工場と富士通労働組合R&D支部が毎年開催している地域貢献イベントです。
富士通川崎工場の広大な敷地が地域に開放され、模擬店や各種アトラクション、音楽ステージ、パラスポーツ体験など、実にさまざまな催しが行われます。
■富士通川崎工場80周年記念展示
富士通川崎工場は、今年で80周年を迎えます。
これを記念して、本イベントでは本館ビルの1階で80周年記念展示が行われていました。
80周年記念展示では富士通のコンセプト映像とともに、富士通と川崎工場の80年間の歴史を振り返る年表が掲示されていました。
■1938年 川崎工場竣工
現在の富士通川崎工場ができたのは、1938年でした。
記念展示では当時の写真が掲載されていまして、周辺がまだまだ都市化されていなかったことがよくわかりました。
ここから、富士通川崎工場の発展が始まっていったわけです。
■1980年 中国首相来工
1980年頃、富士通川崎工場には中国の首相など、各国の要人が来工していた記録がありました。
当時の日本の電機メーカーには、世界的にみてもかなりの影響力があったことが伺われます。
■1988年 川崎工場本館竣工
1938年の川崎工場竣工から50年後、1988年に竣工したのが現在の「本館ビル」です。
ですから、今年は富士通川崎工場80周年、本館ビル30周年ということになるわけですね。
翌年、1989年にはクリスマスウインドウアートがスタートしました。
本サイトでご紹介をはじめたのはこの10年でしたが、さらに歴史のあるイベントだったことを知りました。
■1993年、武蔵中原駅とのペデストリアンデッキ完成
1993年になると、JR武蔵中原駅と富士通川崎工場をつなぐペデストリアンデッキが完成しました。
記念展示では「開通式」の写真も紹介されていました。
■1996年、第1回桜まつり
1996年に開催されたのが、「第1回桜まつり」です。
これがおそらくは現在の春まつりの原型ではないでしょうか。
■2003年、「春まつり」登場
そして2003年には、春のイベント名称が「富士通川崎工場春まつり」に一新されました。
これはさらに2015年には「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」に名称変更され、現在に至ります。
また翌年、2004年に「クリスマスウインドウアート復活」とありますので、しばらく中止されていた期間があったようです。
■2017年、川崎フロンターレJ1リーグ初優勝
年表の最後は、2017年でした。
「川崎フロンターレJ1リーグ初優勝」が紹介されています。
現在の川崎フロンターレは地域のサッカークラブですが、かつては富士通のサッカー部でした。
現在も富士通は同クラブのメインスポンサーであり、その活動を支えています。
■川崎フロンターレの「イケメンダンク」
■賞品の選手トレカ
そのようなわけで、「富士通フェスティバル 春まつり 川崎」では、毎回川崎フロンターレのアトラクションが出店しています。
今回は外れなしのくじ、イケメンダンク、輪投げが登場しまして、選手トレカなどが賞品として配布されていました。
選手トレカは2018シーズン版になりまして、写真は新加入の赤﨑秀平選手です。
■トヨタ車の販促活動を行うふろん太君
■「ふろん太君でも乗れる!」
そしてもちろん、川崎フロンターレのマスコットキャラクター・ふろん太君も登場です。
このときは会場で販促活動を行っていた、トヨタ車に乗車です。
「ふろん太君でも乗れる!」余裕ある空間がセールスポイントでした。
■大抽選会
■大抽選会のふろん太君
本イベントでは、毎回大抽選会が恒例となっています。
入場時に抽選券が配布されまして、当選者に富士通のタブレットやパソコン、空気清浄器などの豪華賞品が当たるというものです。
その中には川崎フロンターレのチケットやサイン入りユニフォームが当たる「川崎フロンターレ賞」もありまして、ふろん太君がプレゼンターをつとめていました。
5桁がピッタリ当たるのはなかなかハードルが高いですが、本サイトは以前、下2桁で当たるラッキー賞に当選したことがあります。
その際には富士通の「計算機付きマウスパッド」が貰えました。
■富士通フロンティアーズのマスコット「フロンティー」
■「ポン・デ・ライオン」
■手話部の「ストームトルーパー」
本イベントには、他にも富士通のアメリカンフットボール部「フロンティアーズ」のマスコットキャラクター「フロンティー」、同じく女子バスケットボール部「レッドウェーブ」の「レッディ」なども登場していました。
さらに川崎市消防局の「太助」、ミスタードーナツの「ポン・デ・ライオン」、手話部の「ストームトルーパー(スター・ウォーズより)」など、各種キャラクターが人気を集めていました。
■パラスポーツ体験「ウィルチェアーラグビー」
また今回は、パラスポーツ(障害者スポーツ)の体験が拡充されていました。
こちらは車椅子によるラグビー「ウィルチェアーラグビー」です。
選手の方たちがぶつかりあうときにはドカン!!と大きな音が響き渡りまして、たいへん迫力がありました。
■パラスポーツ体験「ボッチャ」
続いてこちらは、「ボッチャ」です。
「ボッチャ」については、昨年「なかはら子ども未来フェスタ」でも体験イベントが開催されていまして、本サイトでもご紹介しておりました。
■「ボッチャ」で投げられたボール
「ボッチャ」は、通常のフロアの上で行うカーリングのような競技です。
最初に白いボールを投げて、そのあとに赤チーム、青チームがそれぞれになるべく白ボールに近づくようにボールを投げていきます。
上記写真でいえば、赤チームの得点になるわけです。
■距離を計測
「ボッチャ」では、ボール間の距離を計測する専用のツールがあります。
これでどちらのボールが白ボールに近いか、確認をするわけです。
■サイクルスポーツ体験
一方こちらは、パラスポーツではなくサイクルスポーツ体験です。
座席のペダルをこぐとテーブル上の競輪コースに電流が流れ、競輪の人形が走るようになっていました。
シンプルなようですが、実際にやると白熱します。
■マグロの解体ショー
■マグロ丼
さて、昨年に引き続き、マグロの解体ショーを鑑賞したうえでマグロ丼をいただいてみました。
これが不思議なことに、昨年のマグロ丼よりも明らかに美味しかったのです。
マグロ自体にも個体差があったかもしれませんし、マグロをまるごと捌いていますので丼によって部位の違いもあったでしょう。
また、さばいてから少し経過した方が美味しくなるという話もありますから、昨年よりも何らか条件が違ったのではないかと思います。
■散り始めたソメイヨシノと本館ビル
ところで、今年のソメイヨシノは、春まつりの段階ではすでに盛りは過ぎていました。
それでも温かい春の日差しの中、見上げると綺麗なものです。
また来年以降、タイミングが合う年もあるのではないでしょうか。
1日じっくり楽しめるイベントですので、また次回を楽しみにしたいと思います。
本サイトは2008年以来、「富士通春まつり(現在の富士通フェスティバル 春まつり 川崎)」を継続的にご紹介してきまして、すでに10年が経過しました。
富士通川崎工場の80年の歴史からすれば8分の1の年月ではありますが、今回はまた別途、10年間を振り返る記念エントリも近日公開する予定です。
■駐輪場として活用された富士通研究所
なお、イベント告知でお知らせした通り、今年は駐輪場が例年と変更になりまして、隣接の富士通研究所の敷地が活用されました。
南武沿線道路からアクセスされた方には、従来よりも便利だったのではないでしょうか。
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【関連リンク】
・富士通 地域貢献活動 富士通フェスティバル 春まつり 川崎2018
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・2009/4/6エントリ 「2009富士通春まつり」レポート
・2010/4/4エントリ 「2010富士通春まつり」レポート
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