二ヶ領用水の歴史や環境・ごみ問題などについてまとめた内容が同小学校近くの橋に掲示されたほか、中原区役所5階でも冊子が配布されています。
■東住吉小学校近くの二ヶ領用水
東住吉小学校のそばには、二ヶ領用水が流れています。
二ヶ領用水沿いを通学路とする児童らも多く、たいへん身近な存在といえます。
小学校の正門そばの二ヶ領用水の橋に、児童らの総合学習の成果が掲示されていました。
■東住吉小学校の児童らの学習成果の案内
上記案内の通り、この学習には二ヶ領用水の「昔と今」を知ってもらい、大切に未来につないでいきたいという思いがこめられているそうです。
社会科での学習だけでなく、たくさんの地域の方の話を聞いたとあります。
これには中原区役所地域振興課の支援もあり、「なかはら散策ガイドの会」「中原桃の会」の皆さんらが学習に協力されたということです。
■かつては生活用水や飲み水にも
■急速な都市化でドブ川に
1,600年頃、生活用水や飲み水としても使われていた二ヶ領用水は、1,880年頃に工業用水となり、工業排水により水質が悪化。
さらに急速な都市化によりドブ川になってしまったといいます。
「ドブ川だった時落ちていたもの」として自転車や冷蔵庫、タイヤ、テレビ、うどんの切れはし、米つぶなどが挙げられていました。
■2009年に二ヶ領用水に捨てられていた自転車
ちなみに、弊紙でご紹介してきた時代の二ヶ領用水はドブ川ではありませんが、自転車が落ちていたことは2009年に取り上げたことがありました。
■中原桃の会・中原散策ガイドの会の紹介
そしてこちらは、前述の中原桃の会・中原散策ガイドの会の紹介です。
それぞれの活動により、現在の二ヶ領用水は守られています。
■二ヶ領用水の歴史紹介
■二ヶ領用水クイズも
さらに、二ヶ領用水の歴史紹介や、二ヶ領用水クイズもありました。
答えはそれぞれ書いてありますので、二ヶ領用水について知るきっかけになればと思います。
■中原区役所5階の冊子配布
そして、東住吉小学校の児童らの学習成果をまとめた冊子が、中原区役所5階の区民向けフリースペース「なかはらっぱ」でも配布されています。
こちらも力作ですので、中原区役所近くまでお越しの際は手に取ってみてください。
【関連リンク】
・川崎市立東住吉小学校 ウェブサイト
・2009/12/29エントリ 二ヶ領用水に棄てられるもの
・2010/5/8エントリ 渋川に棄てられるもの
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