【Reporter:はつしも】
中原区の魅力を紹介する写真コンテスト
「第7回なかはらフォトコンテスト」の入賞作品が発表されました。
今回も中原区内のさまざまな場所が被写体となり、
優秀賞6作品・入選12作品が選ばれました。
■中原区まちづくり推進委員会 なかまちブログ 「第7回なかはらフォトコンテスト」入賞作品紹介!
http://nmachi.exblog.jp/23818435/
「なかはらフォトコンテスト」は、市民活動団体である中原区まちづくり推進委員会と、中原区役所が協働で主催する地域写真コンテストです。
身近な風景の中に「まちの魅力」を認識することで地元への愛着を持っていただくこと、また中原区の魅力を広くPRすることを目的としています。
本コンテストは東京総合写真専門学校校長の伊奈英次先生など複数の審査員によって審査が行われており、
「武蔵小杉ライフ」も本コンテストの審査員をつとめさせていただきました。
本エントリでは優秀賞作品、入選作品の順番でご紹介をしてまいりたいと思います。
写真下に本サイトの講評を記載しておりますが、本サイト独自のものであり、審査員全体の講評ではありません。この点、あらかじめご了解ください。
<優秀賞6作品>
「ゴールはすぐそこ!!」
撮影者:シャケイクラ さん
撮影場所:中原区法政通り商店街
(武蔵小杉ライフ講評)
法政通り商店街の「アヒルレース」を撮影した写真です。
このイベントは商店街の方が実況をしたり、想像以上に熱いレースが繰り広げられます。
二ヶ領用水から見上げた構図が面白く、また地域の魅力ある催しを紹介している点を評価させていただきました。
「武蔵小杉お迎えシルエット」
撮影者:サキパパ さん
撮影場所:中原区中丸子
(武蔵小杉ライフ講評)
武蔵小杉のタワーマンションは写っていませんが、シルエットで存在を表現している点がユニークでした。手前の中原区はほとんど影になっていますが、その中でもNEC玉川事業場の看板が西日を浴びて光っています。
「区境」
撮影者:森川 則宏 さん
撮影場所:多摩川土手(下平間)
(武蔵小杉ライフ講評)
ゼッケンをつけている子が走っていますので、マラソン大会でしょうか。
パンジーの花を踏まずに、ジョギングコースの端を走ってふと足元を見る男の子の一瞬を切り取っている点が面白いです。
「日枝神社丸子どんど焼き」
撮影者:インターネット川崎 さん
撮影場所:多摩川河川敷・丸子橋南
(武蔵小杉ライフ講評)
今年は中止になってしまった、丸子どんど焼きです。
この時期はいつも北西に向かって風が吹いていて、風下で参加していると煙と熱風でたいへん苦しいです。そんなイベントの教訓もよくわかる写真でした。
晴天の公園
撮影者:F.岡部 さん
撮影場所:平和公園
(武蔵小杉ライフ講評)
ここは毎朝愛犬家の皆さんが集うスポットになっています。
彫刻の輪の中に人の輪を配置した構図を、高く評価させていただきました。
「朝」
撮影者:まるしん さん
撮影場所:等々力
(武蔵小杉ライフ講評)
写真の美しさでいえば、今回一番の作品だったかと思います。
本サイトでも同じ場所から撮影していましたが、もう少し寄りで撮っていたため、この作品のように「水上に浮かぶスタジアム」のような構図は表現できませんでした。等々力陸上競技場の新しい一面を発見できた写真です。
<入選12作品>
「金ののべ棒」
撮影者:高安 由美子 さん
撮影場所:部屋のベランダ
(武蔵小杉ライフ講評)
西日などでタワーマンションの色合いが変わる姿は見ていましたが、ここまで金色になる写真は初めて見ました。いつもの風景の見方をちょっと変えてみることも大切ですね。
「虹のかけ橋」
撮影者:牟田 美智子 さん
撮影場所:武蔵小杉
(武蔵小杉ライフ講評)
虹の出ている「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」では、光の柱を作り出す空間インスタレーションを過去にやっていました。これは天然の空間インスタレーションです。
ここまではっきりした虹は、なかなか撮れませんね。
「小さな南武線」
撮影者:阿部 雅之 さん
撮影場所:下沼部公園
(武蔵小杉ライフ講評)
公園の遊具は全国どこに行っても見かける画一的なものが多いですが、これはオリジナリティあふれる遊具です。
本サイトでも2014年5月の公園リニューアル時にほぼ同じ構図の写真を撮影しておりましたが、このスポットに注目してくださった方がいらっしゃったことをうれしく思いました。
「中原自慢の花模様」
撮影者:松本 美佐子 さん
撮影場所:中原区下小田中
(武蔵小杉ライフ講評)
中原区の花、パンジー。普通に住宅街の歩道から美しい姿を眺めることができます。
観光地などでなくても、何気ない日常の中にある風景を紹介している点を評価しました。
「銀杏のジュータン」
撮影者:原 久子 さん
撮影場所:等々力公園内
(武蔵小杉ライフ講評)
等々力緑地のテニスコート裏です。比較的知られた場所ですが、黄葉・落葉の具合、アパートの北側にあるために日照のタイミングなど、ベストなタイミングで撮影するのはなかなか難しいです。この作品は非常に良い時期に撮影されていると思います。
「今井桜にトンネル?」
撮影者:昆野 由希子 さん
撮影場所:渋川(今井南町)
(武蔵小杉ライフ講評)
これは渋川の、サライ通り北側あたりのソメイヨシノですね。
多くが戦後に植えられたソメイヨシノは、各地でかなり老木になっています。毎年綺麗な花を見せてくれるソメイヨシノも有限の命であること、地域の資源を大切にする必要があることを伝えてくれる写真です。
「白い朝」
撮影者:大谷 佐平 さん
撮影場所:JR武蔵小杉駅付近
(武蔵小杉ライフ講評)
武蔵小杉新駅ロータリーの雪の日です。
街の大部分は直線で構成されていますが、ロータリーのタイヤ跡がたくさんの曲線を描いているのが綺麗に見えます。
「2016年最後の満月」
撮影者:平本 康治 さん
撮影場所:井田三舞町
(武蔵小杉ライフ講評)
2016年最後の満月は、12月14日です。
写真の左端には、「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」のクリスマスウインドウアートがあり、これは12月12日にスタートして25日で終了しました。
つまり写真の中の情報から、この写真は2016年12月14日の撮影したものだということが確実にわかるわけですね。そんな謎解きができる点が面白いと思いました。
「黄金色の泉沢寺」
撮影者:アンソニー さん
撮影場所:泉沢寺
(武蔵小杉ライフ講評)
中原街道沿い、泉沢寺のイチョウの黄葉です。
このイチョウは以前の「なかはらフォトコンテスト」でも入賞したことがありましたが、また違った構図が評価されました。
「真夏のランナー」
撮影者:taka3 さん
撮影場所:多摩川河川敷
(武蔵小杉ライフ講評)
多摩川河川敷の夏です。ユキヤナギが満開のころの写真が入賞したことがありましたが、真夏の緑の河川敷も良いものですね。
「水面に映るマンション群と宵の明星」
撮影者:なっちゃん さん
撮影場所:多摩川川岸(大田区側)
(武蔵小杉ライフ講評)
多摩川の鏡面世界の写真は今までにもありましたが、宵の明星との対比は初めて見ました。
多摩川にも宵の明星が映っていて、風のないタイミングをよくはかられたと思います。
「さあ!あの頂を目指して!」
撮影者:ハリー さん
撮影場所:武蔵中原駅ホーム
(武蔵小杉ライフ講評)
本サイトでもご紹介した、中原街道の向こうに見える富士山の写真です。
ここでは中原街道がまっすぐ富士山に向かっていることから、視界が開けています。気軽に富士山の風景を楽しめるスポットを共有する写真として、評価させていただきました。
以上、優秀賞6作品・入選12作品をご紹介させていただきました。
今年も審査の過程でたいへん多くの応募作品を拝見させていただきまして、新しい発見がありました。
「なかはらフォトコンテスト」は、撮影技術を競うものではなく、中原区の魅力を発見することがコンセプトです。
プロカメラマンのような技術も、高価な撮影機材も必要はありません。
また今年も「第8回」が開催されるかと思いますので、何気ない日常の風景の中に「ちょっとした新し発見」を切り取って、ぜひ気軽に応募してみてください。
【関連リンク】
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中原区まちづくり推進委員会公式ブログ なかまちブログ
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2011/12/29エントリ 「第2回なかはらフォトコンテスト」入選作品発表
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2013/1/21エントリ 「第3回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入賞作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
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2013/4/18エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」に向けた「写真講座」が2013年5月8日(水)開催
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2013/9/5エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
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2015/1/12エントリ 「第5回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表
・
2016/1/23エントリ 「第6回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表