武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
12月20日

武蔵小杉イルミネーション・オブ・ザ・イヤー、再び

hatsushimo.gif

近年、個人でも凝ったクリスマスイルミネーションをされるご家庭
増えてきました。
2007/12/26エントリでは、その中でも非常に手の込んだ仕掛けをさ
れているお宅を「武蔵小杉イルミネーション・オブ・ザ・イヤー」として
ご紹介したのですが、それから3年が経過しています。
こういったイルミネーションは年々グレードアップすることが多いの
ですが、3年前にご紹介したお宅がまた今年も新たな趣向で、通行
される方の目を楽しませていらっしゃいます。

■クリスマスイルミネーション(全景)
クリスマスイルミネーション

こちらが今年のイルミネーションです。遠目には、大きな蝶が舞って
いる3年前のものが非常にインパクトがありましたが、今年の肝は、
近づいてひとつひとつ見ていく部分
にあります。

■「スタート」と「トナカイ」
「スタート」と「トナカイ」

まず、道路沿いの部分に「スタート」という文字が見えます。
その次には矢印で結ばれる形で、「トナカイ」が輝いています。

■「イカ」と「カメ」
「イカ」と「カメ」

さらに、「スタート」「トナカイ」に続いては「イカ」と「カメ」が矢印で
結ばれています。
・・・ここまでで勘の良い方はおわかりになったのではないかと思い
ますが、これは「しりとりイルミネーション」になっていたのですね。
「スタート」「トナカイ」「イカ」「カメ」と、順路に沿っていろいろな形の
イルミネーションがしりとり順に並んでいるのです。

■壁面に続くしりとりイルミネーション
壁面に続くしりとりイルミネーション

しりとりの全てはここでは書きませんが、上記写真の左上の動物
「モリゾー」です。2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」の
キャラクター
で、これはそもそもキャラクターを知らないと分からな
いですね。それ以外は、予備知識が無くてもイルミネーションを
見れば解ける内容だったと思います。

■「カバ」→「バイオリン」
「カバ」→「バイオリン」

ちなみに、しりとりの最後は「カバ」→「バイオリン」になっています。
しっかり「ん」で終わるオチがついていまして、通して見ていくとなか
なか面白かったです。

このしりとりイルミネーションは、個人のお宅ですので場所等は
お伝えできませんが、ここまで例年力が入っていると、近隣では
結構有名なのではないかと思います。
ただ、これがしりとりになっている、ということは明確に現地で
説明があるわけではない
ものですから、言われなければ気付か
ない方も多いのではないでしょうか。

最近では集合住宅でもバルコニー等でイルミネーションを設置され
るところが増えてきていますが、たまに思わずクスリとするような
面白い趣向のものがありますね。

■「トナカイ」のイルミネーション
「トナカイ」のイルミネーション

【関連リンク】
2007/12/26エントリ 武蔵小杉イルミネーション・オブ・ザ・イヤー
2010/12/19エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2010年

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2010年
12月19日

NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2010年

hatsushimo.gif

今年も、12月恒例のNEC玉川ルネッサンスシティのクリスマスライト
アップ
が実施されています。

■NEC玉川ルネッサンスシティ
NEC玉川ルネッサンスシティ

これは、ルネッサンスシティが毎年12月の平日に実施しているもの
で、ルネッサンスシティのエレベーターと渡り廊下、エントランス広場
の街路樹がクリスマスカラーでライトアップ
されています。

■エレベーターのライトアップ
エレベーターのライトアップ

エレベーターのライトアップ

前回エントリでは動画でご紹介しましたけれども、エレベータの上下
の照明にカラーフィルムを貼る
ことで、ガラス張りの部分が綺麗な
クリスマスカラーでライトアップされています。

■渡り廊下のライトアップ
渡り廊下のライトアップ(青)

今回、過去のライトアップと違っていたのは渡り廊下の照明で、
上記は例年と同じ青色なのですが、

■渡り廊下のライトアップ(薄い青に、ワンポイントのオレンジ)
渡り廊下のライトアップ(薄い青に、ワンポイントのオレンジ)

今年は、この薄い青色に、ワンポイントのオレンジ色が入ったライト
アップ
が登場していました。
例年は、前掲の青と白の2色だったのですが、これは新しいパターン
ですね。

■エントランス広場のライトアップ
エントランス広場のライトアップ

■街路樹ライトアップの照明
街路樹ライトアップの照明

エントランス広場のライトアップは、例年通りでした。こちらも普段
からライトアップ自体はしているのですが、カラーフィルムによって
クリスマスカラーになっています。

こういうものは細かい細工をいちいち近くで見ずに景観を楽しむのが
良い
のですが、ついつい仕掛けが気になってしまいました。

■1階ホールのクリスマスツリー
1階ホールのクリスマスツリー

1階ホールには、クリスマスツリーも飾られています。ここは、NEC
玉川吹奏楽団のコンサートなども行われるホール
で、駅に面した
エントランス広場沿いにありますので、通行される方の目にも留まる
のではないかと思います。

■NEC玉川吹奏楽団ウェブサイト
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kshin/tband/index.htm

■「NEC」のロゴは?
「NEC」のロゴは?

ところで、クリスマスイルミネーションとは直接関係がないのですが、
かなり長期にわたって、ルネッサンスシティ外壁最上部にある「NEC」
のロゴが光っていない
ようです。
過去の写真を見ると光っているものがありますが、これはどこかの
段階でライトアップをやめられたのでしょうかね。

※2010/12/22追記
コメントで、ルネッサンスシティのNECエレクトロニクスがルネサス
テクノロジと経営統合し「ルネサスエレクトロニクス」となり、商号から
「NEC」の文字が消えたことが理由、との示唆をいただきました。
なるほど、それは思い至りませんでした。

さて、クリスマスが近づいてまいりましたが、NEC玉川ルネッサンス
シティのライトアップは12月中・・・ということは、クリスマスを過ぎても
1週間ほど継続しているようです。
毎年、見に行くとビル風がたいへん冷たくてこたえるのですけれども、
非常に綺麗ですのでお勧めです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東武地区 B地区
2007/12/12エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの夜
2008/12/5エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2008
2009/7/15エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの窓掃除
2009/10/8エントリ NEC玉川ソリューションセンター建設中
2009/11/14エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2009年
2009/12/4エントリ 中原区・武蔵小杉のスポーツチーム(1)
NECレッドロケッツ

2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの玉川稲荷神社
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2010/8/27エントリ 「NEC玉川サマーフェスティバル」開催レポート
2010/10/11エントリ 向河原駅のNEC専用改札口
2010/10/25エントリ 横須賀線武蔵小杉駅改札口外にNEC玉川
事業場専用出入口設置

2010/11/11エントリ 横須賀線武蔵小杉駅改札前のNEC玉川
事業場専用出入口供用開始

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2010年
12月18日

武蔵小杉の「ひと」(6):レジデンス・ザ・武蔵小杉(後編)

karejishi.gif

前編より続き)

--レジデンスに入居されて3年経過したと思いますがこれまでの
活動を振り返ってみていかがでしょうか?


■豊田さん(右)と保崎さん(左)
豊田さん(右)と保崎さん(左)

(豊田)
僕は管理組合の理事になるまではほとんどそういった活動に参加
しなかったし、情報としても自分でピックアップしなかった
んです。
する必要性を感じなかったということだったんですね。仕事も朝から
晩までで土日も仕事が基本だったのでほとんど寝に帰ってくるだけ
だった。だから寝に帰ってくるだけの人間は何かを語る必要も理由
もない、という生活だったんです。

もちろん理事の輪番が回ってきた時に家内にやってもらおうと決めて
いて、ほとんど自分が参加する意思はなかった。ところがたまたま
住民総会と引継ぎ会の日に家内は学校の用事があって出られないから、
理事会に行って頂戴といきなり言われまして、
だったらしょうがない
と、1回目はそうするけど後はやってくれという話で出ることに
したんですね。

ところが総会である議案があって、その議案をどうしても阻止して
くれと、これは小学生のママさん達の総意ですと言われたのです。
あなたが小学生のママさんの代表としてこれを阻止してくださいと
言われて、これをやらないと夫婦仲が危うくなるぐらいに強烈に
プッシュをうけまして、それで総会の時に一生懸命阻止したので
目立った
んですね。

その後の理事の引継ぎ会があるんですが、必然的に前期の理事の人
たちから強烈にプッシュがありまして我慢比べに耐えられなくて
理事長になってしまいました。
ところが理事長になったら家内は絶対
に受けてくれないんですね。まさか理事長引き受けてくるとは
思わないから私はやるつもりはないわよと。それで1年間は腹を
括ろう
ということにしました。

理事長を引き受けてからはまず大量にある引継ぎのファイルを
1ページずつ読んでいくとこの3年間にものすごくいろいろな活動を
している
ということが分かりました。

そのファイルの一番初めのページの部分がちょうどその時の自分と
一緒で、それからファイルを1枚ずつ読んでいくにつれてどんどん
新しい情報が入ってきて、まったく自分が知らなかったり、理解して
いなかったりということ
がたくさんありました。

こんなにたくさんの問題がありこんなにたくさんの情報があり、
こんなにたくさんの人たちが理事をやって頑張ってきたのだ。その
結果として様々な成果が出ているのだ、ということを見た時に、
これは相当腹を括らないといけないと思いました。

しかも新駅が開くという今までとは全く違う要素が加わってきて、
その中での理事長ということで自分自身が感じていたよりももっと
いっぱいやらなきゃいけないということが分かりまして、これは相当
本腰を入れないといけないということでとりあえず頑張れるだけ
がんばろう
ということで始めました。

最初の3ヶ月間は相当頑張ってやりましたが、その中でいろんな知識
も得ていろんなコミュニケーションが取れるようになってきました。
そうなってくると自分もどういうことに対してはどこに助けを求め
ればいいのかということが理解できるようになってくる
ので軌道に
乗ってくるんですね。それまではすごく大変でしたけど軌道に乗って
からはある意味ではいろんなことを考えて、例えば新しいことも
含めて考えながら理事の仕事ができたと思います。

それから専門委員会、特にコミュニティ委員会の人たちと話を
しながら、自分の考えている内容が果たして今のレジデンスに合致
しているのかとか、そういったことも話をしたりしていろんなこと
を決めてきたという感じでした。

この一年間を振り返ってみて考えると、それまでの2年間に比べて
生活の充実の度合いは格段の違い
です。もちろん自分の会社の仕事も
レジデンスの方の仕事もどちらもきつくてヘビーなんですけど、
ただ精神的な充実感や達成感、そういったものはものすごくあった。
これで理事を卒業した後に少しレベルを落としてレジデンスの
コミュニティ活動に参加していくことになると思うのですけど、
その時に初めて振り返ることが出来て、今度はいろんなことが外側
から見えるようになるのかなと思います。

まあ1年間は走ってきたな、というのが正直な感想ですね。

■豊田さん
豊田さん

--理事会の役員なんて一般的なイメージとしては正直面倒くさい
というのが大半の意見じゃないかと思いますがどうでしょうか?


(豊田)
まずとても面白かったのは若い人が元気なんですね。その理由は
何かな?と思ったのですが、うちの場合はまず担当が決まっている
ということなんです。

その担当の仕事は自分が責任を持って進めないと誰もやってくれ
ないし、しかも待っている住民、困っている住民がいたりする

ですね。ということでプレッシャーがかかってくるんですよ。しかも
生活の場なので自分が怠けていると、例えばエレベーターもまともに
乗れないんじゃないかと思うような状況になってくる(笑)

若い人はセンスがいいのでそれをすぐ感じて一生懸命やるんですね。
でもやってみるとたわいもない問題も多いので結果が結構すぐ出る
です。感謝される結果なのか、もっとやってくださいという結果
なのかは別として必ず出る。だいたい感謝されることの方が多いの
ですが、そうすると達成感が出てより理事の活動を頑張ってやる。
ある意味では好循環で回るようになっています。

特に前半は若い人がみんな飛ばしましたね。後半には若手はちょっと
息着いちゃいましたが、逆にベテランの方が地力を発揮してことに
あたって頂いたような気がします。ようするにペースがつかめてきて
その中で最低限やらなきゃいけないこととそうじゃないことの棲み
分けがきっちり出来てくる
のです。そのようなスタイルで理事活動が
行われていった気がします。前半と後半では私から見ると内容が
だいぶ違うんですね。この辺っていうのはたぶん今後の理事活動も
そういった形になっていくのかなという気はします。

--保崎さんのほうはいかがですか。

(保崎)
僕は以前千葉の方のマンションに住んでいたのですけど、そこでは
こういうコミュニティ活動まったくやらなかった
んです。新居で
入ったのですけどそもそもそんなに活動が活発ではなかったんですね。
150世帯ぐらいの中堅規模のマンションでした。
活動があったのかもしれないですけど僕はどちらかというと、まさに
朝早く出て夜寝に帰ってくるだけで、マンションなんだから自由
気ままにやらしてくれよという感じであんまりこだわって
いなかったんです。

その中で一つちょっと嫌なことがあって、それは駐車場の抽選の問題
だったのですけど、その時に、「ああやっぱりこういうコミュニティ
活動みたいなものがないとこんなにも揉めるのか」
と思いました。
それがずっと頭にあって、それでこっちに引っ越してきた時に大規模
マンションということでもあるのだけどマンションの中に顔見知りが
欲しいというのが最初の思いで、コミュニティ活動をやりませんか?
といわれた時に手を挙げた
という経緯があります。

この3年間やってきてほんとに驚いたことにはみなさん本当に
コミュニティ活動に賛同してくれる方が多いんだな
ということです。
一方でやっぱりそんなの関係ないという人もいます。それは僕も前に
住んでいたところではそういうスタンスだったし、ライフスタイル
だったので、そう主張する立場の人の考え方というのもよくわかる
ですよね。一戸建てじゃなくてマンション選んだという人たちの最初
の感覚には、やっぱりあんまり他人に干渉されたくないし、
したくないという部分
があると思うんですよ。

そこら辺のことを汲みながらも、でもコミュニティ活動というものは
やっぱり必要
なんだなというのがこの3年間を通してなんとなく実感
してきた感じです。

それはさっき豊田さんがおっしゃったように防災という部分で行けば
まさに生死を分かつ部分
でありますし、顔が見えるという部分で
いけば防犯にもつながります。やはりマンションだからいって自分
だけが孤立するのではなくて、またそれを他人に強要するのでは
なくて、みんなと一緒に何かできるのであればそれはそれでハッピー
なことなんじゃないか
という思いがこの3年間の活動で感じてきた
ことです。

■保崎さん
保崎さん

--今言われたお話でやはりアンケートなどをとると一定の割合で
そういったコミュニティ活動みたいなものは関わらないという人も
いると思いますが、そういった方々への配慮はどういったものが
ありますか?


(保崎)
そうですね。まずは防犯防災活動、これは必ずやらなきゃいけない
ことだという啓蒙活動
があると思います。

それとは別に、いわゆるイベント系についてはというと、もうこれは
解ってくれる人は解ってくれるからそれだけでいいし、そうじゃない
人にはあえて無理強いする必要もない
と思います。そのイベントが
例えば一週間とか一ヶ月続くものならまだしも、ある日のたった一日
の数時間のことであれば、それは一つご協力というか趣旨を理解して
もらうということしかないのかな
と思います。

それでもしそこに少しでも顔を出してもらったりしてね。面白さ
みたいなものを感じてもらえればすごく嬉しい
と思っていますし、
決してその人たちを排除しているなんて気は毛頭ないんです。来る人
拒まず、去る人はご自由にどうぞ、というところでしょうか(笑)

(豊田)
先ほどの話ですけどフロア連絡会が盛況だったのはその辺ですよね。
防犯防災に対する意識がある程度あって、趣旨もハッキリ謳って
連絡会をしましたのでまあそういった意識のある人たちは集まったと。

--なるほど。コミュニティ活動に参加しない人も全て拒否という
わけではなくて、お祭り系のイベント以外にも切り口をいろいろと
変えてみるということでしょうか。


(保崎)
それはそうだと思いますね。
そこをどうやって見つけるのかが一つ課題だと思います。

(豊田)
今回コスト検討委員会というのを始めたんですね。いくつかの始める
ための理由があるんですけど、「これはハマるだろうな」という意識
はすごくあるんですよ。
それは何かというとレジデンスの住民は倹約をしたいとかコストを
コントロールしたいとかということに対してはみんな熱心
なんですよ。
(笑)

これはものすごくうちのマンションの特徴だと思うんですけど近隣の
マンションに比べるとまずマンション自体がそういうコンセプトで
売り出していた
ということもありまして(笑)共有施設もそんなに
きらびやかなものはないですしとてもシンプルなんですね。

その分出来るだけコストを下げようという意識の中で出来上がって
いてこれに賛同している人がみなさん来ている、
ということもあって
コス検に関しては絶対ハマるという自分でも意識があって、たぶん
いま注目度ナンバーワンの委員会ではないのかなという気はして
いますね(笑)

(保崎)
やっぱりコミュニティ活動はある意味アクセルなのでいけいけ
どんどんのところがあるんですけど、それに対してブレーキというの
をどこかでかけなきゃいけないというところがあったときにコス検と
いうのがそういう切り口もあるのかなと思いますね。コミュニティ
活動においては、アクセルはずっと必要だと個人的には思っています。

豊田さん(右)と保崎さん(左)

--ちょっと質問を変えましてマンション外との関わり合いについて
はいかがでしょうか?

(豊田)
まず僕にとっては理事長をやらなければ渉外NPOをやりたいと
思っていたんです。どうしてかというと元々マンションの中では寝に
帰るだけという意識が強かったのでマンション中に自分にとっての
楽しみがあんまりないんじゃないかと思っていたんです。

まあ理事長やってその考え方が全く変わったんですけど、当初の
考えとしてはそれよりもマンションが一杯建っているこのエリアを
今後どういう風にしていこうか、どういう風に考えていこうかということ
はとても面白いんじゃないか
という意識があって渉外NPOという
のはとても魅力的に思えたんですね。

それで理事長になってもまずエリマネの活動には出来るだけ参加する
ということを基本に一年間やってきました。
その中でまず驚いたのは
NPO自体がまだまだ形が出来ていないということでした。それまで
はもう3年も経っているので組織も構成メンバもある程度しっかり
していて、行けばきっと自分は新人さんでいろいろなことを教えて
もらえるとかそういう意識が初めはあったんですね。

そう思っていたらさにあらずでメンバーもあんまりいない、連絡会議と
いっても5人ぐらいしかいないし、「2ヶ月前に理事になりました」
とかいった人も多く、話し自体もほとんど盛り上がらない
という
ような状況でイメージとは全然違うなと思いました。
逆に言うとじゃあこれからいろんなことを勉強してやっていくには
これぐらいの方がいいのかなという思いで1年間携わってきて
ずいぶん変わってきました。

まず初めに新駅開業イベントに参加するかしないかいう話を聞いた
時に、「これはレジデンスとしてはとても重要な問題だし、イベント
をやることによって周りともいろんな協力体制がとれるので出来る
だけやったほうがいいじゃないか」
と思いました。
おかげで自分自身の中でもまわりとのコミュニケーションが取れる
ようになったし、特に近隣マンションの人たちと一緒に働くことに
よって意識と知識の共有化が出来たという感じでしたね。
(新駅開業イベントは2010/3/13エントリ参照)

■新駅開業イベント
新駅開業イベント

新駅開業の後ですが、レジデンスのコミュニティ活動に対して近隣
マンションから羨望のまなざしを感じるようになりました。例えば、
近隣マンションの理事からは「レジデンスはコミュニティ活動が
3歩ぐらいリードしている」
と評価されたりしました。
レジでコミュニティ委員会の方たちの話を聞いて、マンション内の
いろんなイベント活動を自分が学ぶことによって、今度はNPOの
中でもそれを知識とか方法論として活用
することができたなと思い
ました。

今後は近隣のマンションとどういった形で付き合っていくか、NPO
をどういうものにしていくか、行政との携わり方をどういう形にして
いくかなどは議論していくべき問題だと思っていますし、自分の中
でもどういうやり方が一番いいのかというのはまだ全くわからない
状態ですね。たぶん広く住民みんなで考えていく問題ではないかと
思っています。

(保崎)
僕も途中からNPOのワーキンググループに入ったのですけど、
やっぱりその中でレジデンスはどういうふうにやっていますか? 
とそういう問いかけられたりする場面は多い
んですね。そういう意味
では、手前味噌ですが、我々のコミュニティ活動というのは周囲から
一つの目標としてみられているなというのは感じています。

いまNPOでは、来夏の祭りイベントや防災などいくつかの
ワーキンググループ
が立ち上がってそれなりに活発になりつつあるん
ですけれど、それらをみながらつくづく感じるのは、やっぱり自分達
のマンションのコミュニティ活動の足場をしっかりつくって
おかないと、結局その地域の活動の方まで手を伸ばせない
んですよね。

単純な話ですが、まず人手が出せない。ついでに、知恵も出せない。
我々が入居して最初の夏にここで夏フェスタ2008/8/28エントリ参照)
をやりましたよね。あの時にあれ自体は非常に成功だったと思うん
ですけど、反省会のときに、NPOから来年もやりたいねっていう話
が来たのですが、僕はそれは違うと即座に反応
したんです。
我々のコミュニティ委員会の活動は、自分のマンションのコミュニティ
をしっかりと形成することだということが第一義
なんだと思った。
だからそう言ったんです。地域の活動まではとてもまだ手が出せま
せんよと、僕は反対したのです。

NPOの方たちや、新しく入居されたマンションの理事さんたちが、
地域全体で大きい仕掛けをやりたいという気持ちはとても解るの
ですが、それだからこそ自分達のマンションの中のコミィニティ活動
あるいは組織みたいなものを強固にしていかなければいけないん
じゃないかな
と、これはまあ自戒をこめても言うし、NPO活動で
僕が出席した時には割と口すっぱくして言うようにはしているんです。

--確かにまず内部の足場が固まっていないのに、いきなり外部の
仕事を手伝うといっても負担が大きいような気がします。


(保崎)
例えば今回のハロウィン2010/11/1エントリ参照)のこともそうです
けど、じゃあ来年規模が大きくなったらどうしますかと。おたくの
マンションから10人だしてください、20人だしてくださいと
いったときにどこまで対応できるのか?
 といったようなことも
現実の問題としてありますよね。

だから僕はもちろんNPOの活動ももちろん大事ですけど、まずは
自分達の中のマンション、それは一つの自治体というか共同体と
いってもいいけれど、その中の活動をより強固にしていって、その
拡大版というか応用がNPO
だと思っているんですよね。

■再開発地区のハロウィンイベント
再開発地区のハロウィンイベント

--逆にエリマネの活動の中でマンションの中のコミュニティ活動の
足場固めを協力したり手伝ったりするという必要があるのではないで
しょうか?その辺は各マンションに任せていてよいのでしょうか。


(豊田)
いま防災ワーキンググループでは考えていることが一つありまして、
それは防災を3つの柱として考えるとまずは個人で出来ること、
それからNPOが地域を巻き込んでやること、その間の真ん中に
一番重要なものがあって、それはマンションレベルでなにかを
考えないといけないということ
なんです。

有事が起こった時、行政が物資を運び入れられるようになるまでに
約一週間から10日はかかる
といわれています。初めの3日間は個人
でなんとか手当てをして欲しいという話しがあるのですが、そう
すると残りの一週間ぐらいはマンションレベルで何かを考えなければ
いけない
んですよ。

この時に初めてマンションの中でどれだけコミュニティ活動が出来て
いるか?ということがサバイバルにつながっていく
わけです。
例えば何か災害が起こったときにNPOに人がいるわけじゃないん
ですよ。まずマンションの住民は自分達のことをやりますし、NPO
のほかの職員の人達は自分達の家族のことをやるのでまず事務所には
来ません。そうするとNPOの事務所はだれもいない。だからNPO
で何かの活動をしてくれと言っても無理
なんですね。

■NPO法人 小杉駅周辺エリアマネジメントの事務所
NPO法人 小杉駅周辺エリアマネジメントの事務所

ということはNPOの活動として災害活動に対してやることはなん
なのかというと、事前に計画を立てて準備をして災害が起こったとき
に自動的にそのシステムが動くこと、
これが一番重要なことなん
ですよ。

例えばそれぞれが構成しているマンションの理事さんたちとかNPO
に所属している人たちがそれぞれのマンションで頑張ってやることが
一番重要
なのであってそれによって自動的にNPOのシステムが
働くんですよね。この準備というものがものすごく重要で例えば
一つ一つのマンションで防災のシステムがあるところもあるし、全く
ないところもある。


だからNPOがある程度主体となって地域と話をしつつ、例えばこれ
ぐらいの防災は各マンションで用意したほうがいいとか、これぐらい
の備蓄はしたほうがいいとか、このマンションはこういう特徴が
あってこういう状態だから何かことが起こったときにここに人を
出せるよね。何人ぐらいだったら人を出せないか?とかそういった
やりとりもできると思います。

また地域に何ができるか、例えばマンション地域以外の部分が倒壊
しているとしてマンションが大丈夫だったときにそちらの方の手助け
は我々がするしかないんですよね。自分達だけが安心ということは
ありえないわけで、やはりみんなで助け合うことになる
と思うのです。
そのNPOのシステムの自動スイッチを入れられるかどうかというの
も全てNPOがリーダーシップをとなりながらそれぞれのマンション
に対してのシステムを構築できるかにかかってくる
のです。

いまこの防災ワーキングで考えているのは今後1年から2年の範囲で
ある程度のレベルまで持っていこう
としています。大災害はいつくる
かわからないので、まずはある程度のレベルまで持っていって、
その後はもう少し緻密にやっていこうという考えなんですね。
この辺でNPOの存在価値も生まれてくるし各マンションとのやり
取りもはっきりした形で出来上がっていくのではないのかと思って
います。

(保崎)
そういうところから各マンションのコミュニティがいわゆる外圧
みたいなもので形成されるというのもまあ一つの形としてはあるの
かなと理解はしますけども。

(豊田)
あと一つは今回のハロウィンですね。
ハロウィンはものすごくインパクトがあってビックリしました。僕は
今年初めて参加したんですけど、いままでの地域とかにもなく、
とっても新しい感じに見えて、ちょっと他に無いようなイメージが
あって、小杉の街にたぶんマッチしたのではないか思います。街と
いうかこのマンションの住民にマッチ
したんですね。

ハロウィンに集合した子どもたち

しかも子供の数が非常に多いですから、昨年よりもどんどん人が
集まってくる。今回は参加人数があまりにも多かったのでスタッフの
数が足りなくなりそうでした。それでエチケットリーダーというのを
設けたんですよね。エチケットリーダーを設けることによって自分達
はただお金を払って参加してNPOの職員の人たちにやってもらえば
いい、という考えではなくて自分達で自分達のことを管理しなければ
ならないという意識を少し持ってもらいたいな、
と思ったんです。

今回それがうまくいったのかどうなのかは別として、ある程度大きな
問題もなくことが進んだ時に今後このイベントをみんな無くしたく
ないんだなと思ったんですね。例えばここで大きな問題が起こったら
このイベントが無くなっちゃう、そうすると来年はもう無い、みんな
それは嫌なのだなと思っている
と思いますね。

この再開発地区のマンション全体でこれだけのイベントを実行できる
ことはすごいことで、これはこの地域の大きな財産になる
と思うん
ですよ。このハロウィンをきっかけにしていろんなことが出来るの
じゃないかなと思います。

豊田さん

--エリマネ以外の周辺との関わりという点ではどうでしょうか?

(保崎)
そうですね。エリマネにいくといろんな情報が得られる部分もあるん
ですけど、こういうコミュニティ活動に外部からも参加して
もらったりあるいは僕らからも出張ったりして、そのいいところは
学びたいし学んでもらいたいし、そういうことでこの再開発地域全体
が盛り上がっていければ
と思います。

--そういう外部との活動をするときにレジデンスではコミュニティ
委員会という下地があったことが影響していると思いますか?


(保崎)
それはあると思いますね。それがなければ恐らくいまどうなっていた
のかな? 例えばクリスマスパーティーやっていたかどうかですね。
それに、こうやってインタヴューを受けてもいなかったでしょうし
(笑)

(豊田)
コミュニティ活動の件に関しては近隣のマンションから相談がきたん
ですよね。保崎さんが受けてくれたのですけれど。プレゼン資料を
持って説明に行ってもらったんです。

(保崎)
そうですね。
コミュニティ活動はどういう風にやっていますか? どういう経緯で
やっていますか?
 という至極素朴で強烈な質問を受けたので、説明
に行ってきました。

このマンションの場合は、コミュニティ委員会は設立総会で決議
されたちゃんとした委員会として成立
しているのですが、他の
マンションはまだなにもないというところがほとんどです。
その辺りのノウハウを持って、まさにそれが財産なんですが、我々が
コンサルタントじゃないですけど、各マンションに行って相談を受け
てもいいかなと思っています。やっぱり近隣マンションの理事さんの
中でもコミュニティ活動をやりたいと思っていてもなかなか周りが
ついてこないと出来ないですし、なんで必要かという説得力も
なかなか持ち得ない部分がある
ので、我々が言って相談に乗っても
いいと思っています。手前味噌ですけれど。

(豊田)
今回その近隣マンションの事例で一生懸命コミュニティ活動したいと
思っている方がいて、でもなかなかコミュニティ活動に熱心な理事
さんが出てこなくて話がうまく伝わらなかった、というのがあった
そうなんですけど、まずそのレジデンスのシステムを説明することに
よって、いままで引いていた理事のみなさんが少し前に出てきた
そうです。


次に完全に前にでたのがやはりハロウィンなんですよね。そこでは
いままではマンションは中に人を入れるなんて言語道断という意見が
多かった
そうなんですけど、今回ハロウィンイベントをみんなで
やろうという話をしたら結構みなさん乗ってくれて、中を通すことに
なりました、という話
をされていました。しかもハロウィンのコース
の中で写真スポットをつくったりしてすごく盛り上がっていましたね。
こういったことでそのマンションはたったこの半年ぐらいの間で
コミュニティ活動をどんどん盛んにさせていっているような気が
します。次にたぶん他のマンションもそれをみて、これに追随して
どんどん活性化していくような気がするんですけど。

そうなってきて初めて近隣マンションの数棟でコミュニティ活動が
立ち上がってきて、いままでのレジデンスが1棟だけでなんとか形を
つくっていったのではなくて少し複数のマンションでリーダーシップ
が取っていけるようになるといろんな話も出てくるし、いろんな形で
物事が実現していくんじゃないかな
という気がしますね。

(保崎)
それが地域の活性化や資産価値や総合力の向上にも寄与してくる
だろうなというふうに思っています。

■ラウンジから見る再開発マンション群
ラウンジから見る再開発マンション群

--みなさんにお伺いしていることですが、入居されて3年が経ち
一段落していた再開発がまた始まりました。今後この武蔵小杉の街に
どのようになって欲しいかという点を住民の皆さんの視点からみて
どう思われるかおきかせください。


(豊田)
まず一時止まっていたところからマンションがまた出来てき始めた
一番大きな理由は新駅だと思うんですね。あまりにも便利さが
いきなり目の前に飛び出してきたと。そういったロケーションの
問題というのはほぼ最高レベルまで達している
と思います。都内の
ほかの地域に比べても圧倒的にここのロケーションのほうがいい。
次は環境問題になってくると思うんですね。

ここは元々が工場地帯だったのでどうかというところもあるのです
けど、大きな幹線道路はありますがそれ自体が絶えず交通渋滞をして
いるわけではないですし、近くに多摩川もあるし緑もある。

そういった意味ではよい環境も確保されていると思います。

そういった中で実際にしばらく生活していって落ち着いた後に自分の
生活の足場として実際に考えてみた時に足りないものはなんなのか。
いまはそういった人たちが例えばショッピングセンターが欲しいとか、
あとは子供の問題
ですね。うちのマンションだと一番大きいのは子供
の問題だとは思います。そしてその次のステップになって自分達が
ある程度の年齢になっていった時のことですが、今度はどんどん
コミュニティ活動への重要度が増してくる
と思います。

小杉のマンションエリアというのは今後発展すればするほど
コミュニティ活動が重要になっていくし、なおかつ全くいままでと
違ったスタイルのものが出来上がっていくと思います。
多少の仕掛けは必要なのかもしれないですが、ほぼ自然発生的な
レベルで出来上がっていくんじゃないかなと思います。というのは
まず住民達がある程度同じような環境にあって、集まって話をすると
どんどんいろんな新しいものが生まれてくる。
そういうポテンシャル
を持っている街だと思うんですね。そこをどうやって有効活用して
いくかということを考えて、ちょっとしたきっかけさえあればあとは
自然的に進んでいくと思うんですね。

この1年間で僕が見ていて思ったのは、例えばレジデンスの
コミュニティ委員会の活動のきっかけから出てきたものが、
マンションエリアでの活動になるとものすごく大きくしかも進化した
状態で進んでいくというようなことが出来上がっていくように、
こういったものもどんどん増えていくような気がしますね。
そういった意味では最大の資産はマンションとか新駅ではなくて人
だと思いますね。

(保崎)
以前マンション交流会の時に中原区長とお話した時に僕は保育園が
足りなくて困っていますよという話をしたんですね。その時に区長が
実はこのエリアは若い人がこんなに入ってくるとは思わなかった、
年寄りが入ってくるのだと思っていた
という風に言われていました。
そう見込んでいた理由が僕には全くわからないのですが(微苦笑)、
やっぱりここの再開発地域全体でいきますと今の日本の人口減少傾向
からするとまったく逆
のところがありますよね。

非常に今後のポテンシャルが期待される街だと思っているんですね。
あともう少し欲しいなと思うのはやっぱりハード面では、少しごち
ごちゃとした商店街というかそういったものも欲しいし、公園
みたいな不特定多数の人が集まるような場所も欲しいな
という気は
しています。

あとは各マンションのコミュニティ活動がうまく連携してまあこの
地域が前に進んでいければな
という気はしています。

■武蔵小杉駅周辺の再開発地区
武蔵小杉駅周辺の再開発地区

--最後に一言お願いします。

(豊田)
そうですね。僕が一つ思っているのはどこかに何かを求めるのでは
なく住民がみんなで何かを考えていく、それが一番重要
じゃないか
ということです。

例えば行政や警察にあれをやってくれとか、NPOに何かをやって
くれとかそういったことではないと思うんですね。
住んでいる住民自体が考えて何かをやっていく、それが出来る、
恵まれている状況にある
と思うんです、このマンションの人たちは。
だから逆にいうとそういった恵まれている状況をふまえて活動して
欲しいと思っています。まあ人それぞれ時期はあると思いますよ。
例えばプライベートで子育てが忙しい時期などもあると思いますし、
いろんな事情はあると思うんですけど、ここのマンションに住んで
いる間に何か一つのそういったものが出来るチャンスは必ず訪れると
思うので、それに対してその時はめいっぱい楽しんで思いっきり
やってもらいたい
と思います。

(保崎)
そうですね、やっぱりマンション住民というとさっきいったように
干渉しない干渉されないとか他人のことは関係ないというのが一般的
ですけども、マンション買う人たちもやっぱりここに永住しようと
思っている人たちが多くなっている
と思うんですね。

武蔵小杉という街を、ただ住んでいる街ではなくてやっぱり自分が
暮らしている街という意識
でコミュニティ活動とかNPOの活動に
少しでも協力していただいて、その中で少しでも楽しみを見つけて
いただいてこの再開発地域全体が楽しんで前に進めるような、そんな
風になっていけたらいいな
と思っています。

--本日はどうもありがとうございました。

豊田さん(右)と保崎さん(左)

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区

(レジデンス・ザ・武蔵小杉関連)
2008/2/10エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(1)
2008/2/13エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(2)
2008/2/16エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(3)
2008/2/19エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(4)
2008/2/22エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(5)
2009/7/7エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉の七夕ライトダウン
2010/3/29エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉のアースアワー2010
ライトダウン

2010/5/20エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉の窓掃除
2010/7/7エントリ 武蔵小杉のライトダウンキャンペーン2010

(インタビュー関連)
2010/10/19エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺
エリアマネジメント(前編)

2010/10/20エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺
エリアマネジメント(後編)

2010/12/5エントリ 武蔵小杉の「ひと」(5):川崎市まちづくり局(前編)
2010/12/6エントリ 武蔵小杉の「ひと」(5):川崎市まちづくり局(後編)
2010/12/17エントリ 武蔵小杉の「ひと」(6):レジデンス・ザ・武蔵
小杉(前編)


(イベント関連)
2008/8/23エントリ 「こすぎ夏フェスタ'08」成功
2009/10/31エントリ 武蔵小杉を練り歩く子ども仮装行列
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催
2010/11/1エントリ 武蔵小杉を練り歩く子ども仮装行列2010

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2010年
12月17日

武蔵小杉の「ひと」(6):レジデンス・ザ・武蔵小杉(前編)

karejishi.gif

武蔵小杉ライフが地域活動に関わり合いのある方々へお話を伺う
インタビューシリーズ。これまで過去5回目にわたり地域活動に
関わりのある、民間団体、NPO法人、そして行政担当者の方々
など
にお話を伺ってきましたが、そのインタビューの中でみなさんが各々
再開発地域とその住民に対する思いを語られるのを聞くにつれて、
それでは当の住民の皆さんはどのように思っているのだろう?という
思いを抱くようになりました。

そこで今回は再開発地区のマンションの一つである、
レジデンス・ザ・武蔵小杉にお邪魔して話を伺う機会を得ました。
レジデンス・ザ・武蔵小杉は小杉駅東部地区再開発地域のB地区に
位置し、この地域ではもっとも早い2007年に完成したマンションです。

■レジデンス・ザ・武蔵小杉
レジデンス・ザ・武蔵小杉

ただ単に入居が早かった、というだけではなく設立当初から
マンションの住民の中で「コミュニティ委員会」という組織が結成
されて、マンション内だけでなく先般お話を伺ったNPO法人
小杉駅周辺エリアマネジメントに対しても活発な提案
を行うなど、
一部の方々からは一目置かれている存在です。

今回はそんなレジデンスさんの第三期理事長を務める豊田さん(※)、
ならびに同コミュニティ委員会の保崎さん
にお話を伺いました。
(※)インタビュー当時、現在は任期を満了し第四期になっています。

■豊田さん(右)と保崎さん(左)
豊田さん(右)と保崎さん(左)

--まずはレジデンスでコミュニティ委員会が出来た経緯を教えて
ください。

(保崎)
はじめに、コミュニティ委員会は管理組合理事会の下部組織として、
このレジデンス・ザ・武蔵小杉のコミュニティ担当理事をサポート
して、マンション内の円滑なコミュニティ活動を推進するための組織
です。

例えばクリスマスパーティーや七夕飾り付けといったイベントを実施
したり、あるいはサークルを作りたいといった住民のサポートを
行ったりしています。住民同士のコミュニケーションを深めて顔が
見えるコミュニティ作りをコーディネイトしていく
というのが
コミュニティ委員会の役割です。

コミュニティ委員会が発足した背景ですが、1つ目にはここに住んで
いる方々の安心安全な生活環境への関心が非常に高い
ということ、
2つ目に長期にわたってマンションの健全な維持化やハード面だけ
ではなく、いわゆるソフト面での健全性を維持していくということ、
3つ目にかつての「井戸端会議」というものが自然発生的に醸成
しにくい世の中なのでコミュニティづくりの仕掛けが必要だと考え
られたこと、4つ目は防犯面の向上や災害時の助け合いへの貢献
ということ、最後はまあざっくばらんにいうと顔の見える
コミュニティみたいなものが必要
ではないかと考えられたこと、
という大きく5つがあります。

また行政的に言うと、阪神淡路大震災以降、防災活動を下支えする
ために地域コミュニティ活動が大事ということで、各ディベロッパー
にその旨管理規約などに記載するという指導もあります。
それらの背景からディベロッパー側がこういう大規模マンションには
コミュニティ活動というのが絶対必要になるだろう
ということで
コミュニティ委員会というのを作りましょうということを設立総会の
時にかけて、創設されたという経緯があります。

でも住民側にはコミュニティ活動のノウハウがない。だから最初の
1年目はディベロッパー側がコンサルタントをコミュニティ委員会に
入れて、それで活動をはじめたのです。彼らからいろいろと
コミュニティ活動のノウハウみたいなものを教えてもらいました。
ただコンサルは1年で契約が切れたので、その後は住民自らでやって
いかなくちゃという形
で引き継いだのがいま継続して発展しています。

--ディベロッパー側の後押しもあったとのことですが、そのような
入り方はどう思われますか?


(保崎)
結果としては良かったと思いますね。
やはりこれだけの大規模マンションだと、まずみんなが一同に会して
コミュニティ作りやろうよっていう話もなかなか出てこない

でしょうし。これが20~30戸のマンションだったらお互い顔が
見えると思うのですが、このマンションでも400戸近く。もっと
大規模になった時にはそういう仕掛けを作らないとコミュニティ活動
というのは、いざやろうと言ってもなかなか出来ないんじゃないかと。

--保崎さんは呼びかけに対して自分で立候補されたと聞きましたが?

(保崎)
はい。
でもやっぱりそういうきっかけがないと自分から手を挙げることは
できなかったですね。

--他のマンションではそのような取り組みはなかったのでしょうか?

(保崎)
あまり聞いてないですね。
後からコミュニティの役割が出来たというような話は聞きましたが。
つまりそのコミュニティ活動というのが、理事会のなかで役割を
ちゃんと示せているか、もしくは与えられているかどうか
ですね。
聞いた限りではきちんと決まっていないマンションが多かったように
見受けられます。だからこそ我々がやっていることが周りの人たち
からみると驚いた感じで見られるのでしょうね、手前味噌ですが(笑)。

(豊田)
近隣のマンションで聞いた話では、コミュニティ活動をしたい人
たちが、集まって作ったコミュニティ委員会があるみたいなんです
よね。正確にはわからないのですけど、理事会ベースのコミュニティ
委員から始まってそれが委員会を作ったというイメージみたいですね。
そこでは、仕掛け云々はほとんど自分達で考えているみたいで、
基本的にコンサルが入ったりとか管理会社とかディベロッパー側が
先導してというのではないようですね。

また別のマンションではそういったものは必要ないという
ディベロッパー側の考えがあるところもあり、コミュニティ活動を
しなくても良いというところ
もあります。例えばレジの倍の世帯数が
あっても理事の人数は半分しかいないし、担当分けもほとんどない。
理事長とあとはその他みたいな形。なにか住民間の問題が起こった
ときにその問題を討議することと、あとは営繕関係ぐらい
という
ようですね。

--理事会の構成もマンションによってずいぶん異なるのですね。

(豊田)
「住民が独自になにかを考えて活動できる」というレベルに
なるまではどうしてもディベロッパーとか管理会社中心の活動に
なってくるので、初期の頃はそういった販売側の価値観の違い
というのが大きく響いてくる。
そんな感じがしますね。

--レジデンスはそういった経緯から始まったとのことですが、
1年たってコンサルが離れた後も続けておられますよね。その辺の
コツみたいなものは何かありますか?


(保崎)
まず参加しているみなさんが楽しんでやっていくことがポイントだと
思います。イベントというのはどうしてもカンフル剤的なもので、
やればやるほどマンネリ化していくので、新しい仕掛けみたいなのを
作っていく知恵は必要だと思うんです。

例えば、クリスマスパーティーは元々やっていましたけど、
マンション交流会(後述)みたいなのものをやってみたりとか。
今夏にはワールドカップ観戦をやりましたけど、そういった新しい
ものを少しでもいいから発案して、みんなで楽しんでやっていく
というのがまずコツの一つなのかな。

あとは、委員会のなかで「こんな企画やアイデアどう?」と言える
ような雰囲気
みたいなものを作り出していく、何かを否定するのでは
なくて気軽に「こんな企画どう?」なんて言える雰囲気みたいな
ものも大事だと思いますね。

(豊田)
意見が出るかどうかは大きいと思うんですよ。自分たちが考えて自分
たちでやる。だから楽しい。ということ
だと思うんですよ。これが
押し付けだと、例えば「どうしても今月イベントやらないと
いけないから。」という様になると意見も出なくなって楽しく
なくなってしまう。楽しくないと続かないしそれ自体が雰囲気悪い
ですよね。

たぶんレジデンスでコミュニティ活動がうまくいっているのは、
やる側が結構楽しんでいるところにあるんじゃないかと思います。
どちらにしてもボランティアの基本は自分達が楽しむことだと思い
ますね。

■豊田さん
豊田さん

--今現在のコミュニティ活動はどのようなものがあるのでしょうか?

(保崎)
はい。大きく分けて2つあって、ひとつはイベントを実施したり
サポートしたり
しています。

イベントで言えば例えばマンション交流会、クリスマスパーティー、
七夕飾り付けやあとはその年その年でいろいろみなさんが企画発案
したもの
をサポートしてます。

もうひとつは、オフィシャルサークルといいまして、いまこの
マンションの中では3つあるのですけど、住民のみなさんがサークル
活動をしたいと申し出たときに、その支援をしています。
そのほか、理事会主催のイベントがあれば、そのお手伝いをしています。

■コミュニティ委員会の掲示板
コミュニティ委員会の掲示板

--最初のイベント関連についてもう少し詳しく教えてください。

(豊田)
レジデンス・ザ・武蔵小杉のイベントで特色があるのは、
「マンション交流会」でしょうか。例えば駐輪場の問題とか営繕・
修繕問題とか、今このマンションで起きていること、何か問題に
なっていること、あるいはこういうことが起こりそうだという情報に
ついて、各理事や専門の検討委員会からプレゼンしてもらい、住民の
なかで問題意識や情報の共有
を行います。その後で、参加者で
懇親会
をやるんです。

これは今回で3回目ですかね、毎年2回やろうかなと思っているん
ですけど、もともと子供中心のイベントはあるのだけど大人のものは
ないよねという話
からきています。夜に有志で集まって飲んで談話
しようかという話になりかけたんですが、それだけじゃちょっと
つまらないということで、このあたりがイベント企画のミソだったり
しますが、前半プレゼン、後半懇親会という二部構成にしました。
そのほかその都度の企画イベントになります。クリスマスパーティー
がこのマンションの最大のイベント
です。

--七夕やクリスマスなど季節感を意識したイベントを行われている
ようですが。


(保崎)
子供たちに季節ごとの雰囲気を味わわせてあげたいという意見が
コミュニティ委員会の中でも多かったのです。ほんとは餅つき大会
だとか子供の日に鯉のぼりを揚げるとかやりたいのですがいろいろ
制約があるのでなかなか出来ないのですけど、今後はなんらかの
かたちでそういったこともやれるようになればいいなと思います。

■七夕飾り
七夕飾り

■クリスマスツリー
クリスマスツリー

--2番目の大きな活動のほうでオフィシャルサークルについて
教えてください。


(保崎)
先ほども言いましたがイベントというのはカンフル剤なんですよね。
やっているときは爆発的な力があるのですが、イベントというのは
主催者と参加者の関係でしかない
ことが多い。

そうではなくて参加者というか住民同士の横のつながりはどうやって
できていったらいいのだろう? という事がずっと僕の中で課題に
なっていまして、それならばなにかやりたいとか、あるいはこういう
ことが出来るという人たち同士をうまく結び付けられないか? 
という思い
が前からありました。それでオフィシャルサークルの制度
を立ち上げようという話になったのです。

今現在は、「キッズイングリッシュ」と「ベイビーヨガ」と
「太極拳」
がありますが、お子さんのいるお母様方が中心となって
集まっています。ある人いわく、これらのサークルに参加することは
一種の公園デビューだということもおっしゃっていました。まさしく
名言と思いますが、それで先ほど言った横のつながりみたいなものが
どんどん出来ていけばいいかなと思います。

--公園デビューとは少し懐かしい響きを聞いたような気がします。

(豊田)
昔は地域の公園があって、そこにみんなが集まってくるというのが
暗黙の了解
だった。だから公園デビューみたいな言葉があったわけ
です。

今、近くにも中丸子まるっこ公園などがありますが、レジデンスの
住民の人達がどこまでそれを知っているかというとあまり知らない。
特に初めての子供が生まれる人たちは子供の生活に対する情報を
ほとんどもっていない
わけです。そういった人たちにとっての第一歩
はなにかというと、どうしてもこれになるのかなという感じがします
よね。

■中丸子まるっこ公園
中丸子まるっこ公園

(保崎)
やっぱり同じマンションに住んでいて、気軽にいつも触れ合えて
なにか同じような問題を抱えているお母様方の悩み相談所というか
井戸端会議というかネットワーク作りの一つだとかそういうものが
積み重なっていく
ことで、イベントとは違う横のつながりみたいな
ものができていけばいいかなと思いますね。

それが少し残念なのは子供関連だけになっているので、例えば大人の
部でもゴルフやろうとかジョギングやろうとか、そういう集まりが
できればいいかな
と思っているんですけど、なかなか皆さんお忙しい
ようで、そういったサークルなり集いがあれば参加したいけど
自分自身が世話人にはなりたくないって人がほとんどのようなので、
そこが課題ではありますけどね。

■保崎さん
保崎さん

--確かに子供関係は枠組みがあれば集まりそうな気がしますが、
大人はまずその枠組みを作るのがなかなか難しいですよね。


(保崎)
マンション交流会などで話をすると、こういう事やりたいねって
みなさん言うんですけど、それをまとめるってところまではまだ
いってないんですよね。

(豊田)
あと町内会みたいなところだと年齢層も広くリタイヤ組の人たち
たくさんいる。そういう人たちは時間がたっぷりあるので、なにか
趣味のことをやりたいとなると、仲間を募ってやることもある
でしょう。そうやって仲間がどんどん増えていくというスタイルが
あると思います。

一方レジデンスは住民が若い。主流が30代、40代ですよね。
従ってそういったところにまで発展していくにはまだまだ時間が
かかる。ただこれが20年後30年後になると逆にそういう形が
中心になってサークル活動が盛んに行われる
ような気はしますね。

--その辺は時が立てば自然発生的に移行していくということ
でしょうか?その時にそういったコミュニティをつくるコツは
あるのでしょうか?


(保崎)
女性はわりと集まりやすい性質というか気質があると直感しているん
ですよ。それにたいして、男性はなにか仕掛けをしないと
だめなんじゃないか
と同性として感じています。

--確かに市民活動のサークルなどをみていても女性が多いような
気がします。


(保崎)
なかでも30代40代の方はやはり忙しいでしょうから、なにか
仕掛けをしないとダメかもしれませんね。NPOエリマネの再開発
地域全体の交流会ワーキンググループでも課題
になっています。
男性だから趣味がないわけではなくて、男は男で集まっているわけ
だからそこはやり方次第ではないでしょうか。無理やりサークルを
作らなくても、ただ集まって飲みますか、みたいなところ
からなにか
スタートできるかもしれません。

(豊田)
レジデンスではクリスマスパーティーを家族の部と大人の部に分けて
いますが、この大人の部が「ただ飲む」に該当
します。大人の部は
結構盛り上がる感じがします。情報交換もあるし、去年は特に新駅の
話もあったからすごく盛り上がりました。今年もやってみてどう
なるか楽しみです。

(保崎)
そう、去年は新駅の開業がありましたし、デリド(レジデンスの1階
にあるスーパー)が再オープン
するというイベントがあったので
盛り上がりました。結局みんなそのような情報に飢えているのですね。

豊田さん(右)と保崎さん(左)

--住民間で情報交換をできる場が大事なのでしょうか。

(保崎)
そうですね。廊下を歩いていて、いきなり情報交換やりましょう
なんてなりませんもの。だから今マンション内にしても再開発地域に
しても、どういうことが起りつつあるか、どこに何が建つかといった
情報交換など、それをネットでやるのかリアルでやるのか
がまた課題
としてありますけれども。

--普通はマンションなどでは隣の人の顔も知らないみたい話をよく
聞きますが、そういう意味でもやはりそういった情報交換を出来る場
が必要なのですね。


(豊田)
たぶんネットで情報交換が行われても、まあ活字になるので伝わり
間違いがないのかもしれませんが、会話って圧倒的にスピードが
早いし意志の疎通もしやすい
ということで、だいたいみんな発展して
いくとオフ会になっていくと思います。

保崎さんが今回CIC(後述)を作ったわけですが、その中での
デジタル的な情報交換が、まずは第一歩という感じ。そして今度は
フェイスtoフェイスになっていき、情報交換のレベルも少し高い
方向に進んでいくと。そうなって来た時に、サークルが発生する
可能性はありますね。

--なるほど。

(保崎)
だからその中間にあるのがフロア連絡会みたいなものですね。

(豊田)
そうですね。クリスマスパーティーはちょっと、マス(全体)に近い
ものがある。大人の部などでは個別にまとまりますが、フロア連絡会
はもう目的を絞り込んであるので、そういう意味では、共通する話題
は出来上がりますよね。

--フロア連絡会について、もう少し詳しく教えてもらえますか。

(豊田)
フロア連絡会は、まず一番初めに考えたのは防災からなんです。
防災で隣近所の人の顔がわからないと避難がうまく出来ない。
それから隣近所の顔が分からないと実際に困っている人がいても誰も
助けられない。
新駅が開くにあたって危機感があって、防犯の一環で
[あいさつ運動]というのが行われたんですが、そのあいさつ運動に
よってエレベーターホールで挨拶はするのだけど、「あの人確か
うちの階だったけなぁ」とかその程度なんですよね。

そこで同じ階の人を集めてフロア連絡会というものを実施しました。
すると確実に自分と同じ階の人とコミュニケーションがとれると
いうわけです。もうひとつの理由としては、理事会役員をスムーズに
引き継げるようにする
ということですね(笑)。

要するに一対一で引き継ぎを行うとその内容は一人しか知らないので、
欠席理事が出来やすいのですけれど、大勢の中で引き継ぎが行われる
と欠席しにくい
ですよね。誰もが知っているし顔も分かる。という
ことで欠席理事を出さない方法としても一つのツールにもなるかなと
いうことでやってみました。

それで始めてみて驚いたのはものすごく盛り上がるんですよ。
どうしてこんなに盛り上がるのかな?といろいろと話の中身を聞いて
みると、だいたい元理事とか現理事の人とかがいろんな情報を出すの
ですよね。そうするとみんな情報を知りたがる、それで聞いた情報
から今度は自分が理事になったらこんなことになるかなとか想像
したり、考えたりとかするのです。

それで今まで理事会や管理組合、それからコミュニティ活動という
ことにまったく興味がなかった人も、いくばくかの興味を示し
始めると。そういった感じでその場がすごく盛り上がるんですね。
でもフロア連絡会は30分の時間制限を設けてあって、「もっと
話したいのだけど」というところで切っちゃう
んです。そうすると
「何か良かった、楽しかった」という意識だけが残っている。すると、
次の年にやったところでまた盛り上がるのが繰り返せるんじゃ
ないかなと思います。

(保崎)
出席率が、今までのイベントの中で一番多かったんじゃないですか?

(豊田)
そうですね。一番多かったですね。大体全部で220~230世帯が
集まったので、400~500人ぐらい
ですかね、全部でトータル
すると。いっぺんにやるとここ(レジデンススカイビューラウンジ)
には全然はいらない
ですね。それぐらい盛況でした。

■スカイビューラウンジ
スカイビューラウンジ

--凄いですね。また大変興味深い試みです。

(豊田)
そうですね、こんな効果があるとは企画したほうもあまり思っては
いなかったのですけどね。消防署の方の話によると、本当は
防災レベルで考えるとワンフロアだけではなくて、3~5フロア
ぐらいでひとつの班を作ってもらいたいという話
があるらしいのです。

どういうことがというと、その班毎に食料とか水の配給とかそう
いったことも行われていくと流れになっていくので、そうやって
ロケーション別にまとまっていくという考え方
です。だから、先行き
レジデンスがそのような複数フロア体制の何かの仕掛けをするか
しないかというのは別にして、考え方としてはそういったこともある
ということですね。まずはフロアレベルで形が出来てからでも
いいのかなと思っています。

--フェイスtoフェイスのイベントをよくやっていてそこで情報
交換を行う事が有効だというお話を伺いましたが、一方で先ほど
ネットを活用という話もありましたが、そういったところの
取り組みはどうでしょうか?


(保崎)
理事会が何を考えているのかとか理事長が何考えているのかとか、
専門委員会が何を討議しているのかという情報は、やっぱり僕は、
住民に対して適宜、ある程度のスピード感を持って伝えるべきだと
思います。とはいえ、やっぱりいくらフェイスtoフェイスと
いっても、一度に集まれる物理的限界
があります。

いまこのマンションに何が起きているかだとか、いまこれから
どういうことが起ころうとしているのだとかといったことを、住民に
スピーディーに知らしめるためには、インターネットを活用しない
手はない
と考えているところです。

毎月やっている理事会の中で話されている内容や、あるいはいろんな
専門委員会での活動を、住民に知らしめるのはフェイスtoフェイス
では当然集まれる人数にも限界がありますし、時間的な制約もあり
ます。やっぱりネットというのは今後情報発信とか情報共有という
部分ではこれから必要になってくるという気がするんですよね。

ただ情報のアウトプットの仕方をどうするのか? という議論は当然
あって、もちろんセキュリティとして外部に見せられない部分もある
と思いますし、対住民といえども管理組合としてどこまで出して
いいのかという、内容的・表現的に難しい部分があると思うのです
けれども、そういう課題をクリアしていけばネットというのは便利で
活用できると思います。

そこで住民間の情報発信・共有におけるインターネット活用について
検討することを目的として、CIC検討委員会というものを作り
ました。
(CIC=コミュニティ・インタラクティヴ・チャネル)
今はまだ試行段階ですが、無料のネットサービス(Google Apps)を
用いてインターネットサービスを立ち上げています。

(豊田)
「ネットに何を求めるか?」という問題が今後出てくると思うん
ですね。住民が情報を手軽に得ることが出来た後、今度は話がしたく
なると。そうすると次には討論の場が必要になるのではないかと思い
ます。ところが先ほどのフェイスtoフェイスの討論の場が少ない
とか制約があるということになってくると、やはり何らかの形でも
話が出来る場が欲しい
ということになってくるんですね。

住民アンケートの中でもそういった声が早くから多く出ていて、今後
そういった方向で活用するためには例えば無料サービスでそれをする
のは難しいとか、それから管理をする諸問題が出てくるなどの話が
あって、どこまで出来るかという検討をするのが次のステップです。
実際、確実にそういった方向に進んでいくとは思っていまして、
そうなった時に、その上に初めてフェイスtoフェイスが立ち
上がっていくわけです。

例えば今まで数多くイベントをやってきても、何かイベントだけ宙に
浮いている状態
になってしまっているのかなと思います。それは
つまりイベントをするために人が集まって、イベントが終わるともう
人が離れるという感じ
です。ただイベントだけが存在していて宙に
浮いているわけですね。ようするにがない。

この足はなんなのか?というとコミュニティ、住民同士のコミュニ
ケーション
とかそういう部分が一番重要なのだけどそれ自体が存在
しない。ところがネットを使ったコミュニケーション活動がもしある
として、これが根付いていくとそれをベースに立ち上げていって、
その上にフェイスtoフェイスのコミュニケーションが出来上がって、
それでイベントが出来上がるという初めて構造体としての一つの形
出来上がるのかなという気がします。

豊田さん(右)と保崎さん(左)

--確かにイベントには一過性の側面があって、楽しい思い出作り
にはなるのかもしれないけど、それ自体が住民同士の強固な基盤
づくりに貢献するかというと必ずしもそうではないかもしれません。


--例えばそのような住民の議論の場をインターネット上に設けることが
出来たとしたら、そこに期待することはなんでしょうか?


(豊田)
僕が考えるには例えば一定のルールの中で行われる必要があるという
ことです。

例えばバイネームとか中傷とかはしないというような一定のルール
なかで行われ、大きな問題点が払拭された時に初めてメリットが
生きてきます。メリットとして考えられるのは、まず時間的な制約が
なくなるという点
です。ネットであれば参加者がそれぞれ自分の時間
で発言できるので、ある意味時間は無限に使えます。

次に討論とか議論とか話し合い、それからつぶやき、そういったもの
が何でも受け入れられる場として存在できる
ということです。まあ
お金をかければ最終的には例えば仮想空間とかそういったものも可能
だとは思うんですけど、いま現状ではそこまでお金はかけられない
として、例えテキストベースでしか話が出来ないとしてもテキストの
中にコミュニケーションの一つ一つのボールのやり取りが出来上がり
ます。形式は1対1もあるし1対多数もあるし多数対多数もある
でしょう。

そしてこれが出来れば次のステップへ進んでいく時にスムーズに
フェイスtoフェイスにつながっていく
ような気がするんですよね。
期待する部分はやはりそういうところで、問題点としてはどうやって
それを枠の中で押しとどめておくか。押しとどめておかなければ
いけない問題も必ずでると思うんですよ。

例えば一つの問題に対して2つの意見で完全に分かれてしまって、
住民同士が全く反目しあう状況
ですとか想像するともっといろんな
ことが出てくると思います。

実際確実にバイネームで議論しているわけですから、場合によっては
おもいっきり対立
するわけですよね。そうするとフェイスtoフェイ
スでもやりあう
ことになる、これも結構大変だと思いますね(笑)
パソコン画面を見ながら怒っている自分を想像したりすると滑稽では
あるけども(笑)それは普通に起こりうることなのかなと思います。
しかも影響力が結構ありますよね。一斉に全員が見ますから。一人の
発言を全員がみるので相当インパクトがあります。つまりどうやって
そういったものをある程度のレベルまでで抑えられるかという問題が
発生するような気がします。

(保崎)
住民同士のやり取りというのは一つのプロセスで、ゴールというか
結論が出ようが出まいがそれは最終的には住民同士の知恵の集積に
なる
と思うのですね。

先程の話のようにまっぷたつに分かれてしまう場合でも、それも一つ
の見方によるのだと思うんですが、もしかしたらファシリテータとか
コーディネータ
といった立場の人が必要なのかも知れません。
それは例えば各担当理事が、「まあここはちょっと落ち着きましょう」
とか「これは次回理事会で考えましょう」とか「専門委員会を立ち
上げましょう」とか、そのような引き取り方をする
のも一つの方法
です。

つまりある程度ネットではもう抑えきれないような事態になって
いってしまった時に、あとはそれをネットから引き上げて、理事会
とか各専門委員会といった公式な場で反目しあう人たちに来て
もらってやるしかないかなと思います。

でもそれはそれでいいと思うのですけど、僕としてはネットであれ
リアルであれやはり議論すること、議論できる場が持てるようなこと、
そういうのが今後のコミュニティの中では必要
なんだという気が
します。

建設的な議論でいければいいのですけど、それが負のスパイラルに
入っていった時は恐いですよね。ある意味でのセーフティーネット
必要ですが、それは各理事会とか専門委員会で議論を引き取っていく、
みたいなことしか収拾つかないんじゃないかなという気がしますね。

--例えば意見が割れた時に、フェイスtoフェイスの最終段階
としては住民総会の場になるのではないですか?


(保崎)
そうですね。住民討論会、といったようなイメージです。
でもそれがいきなり総会ないしは討論会で議論百出するのではなくて、
その問題についていろいろな経緯や考え方がみんなの前に可視化
されて提示されている
わけですよね。だからそういう意味では、
「議論する」ということがマンションの知恵のかたまりともいえる
わけで、僕は、意見が割れること自体は、うまく収斂の方向付けが
とれさえすれば、否定はしません。

(豊田)
保崎さんがいったように、まず最低限の情報をネット上で共通して
得られているとか、それぞれの意見の組み立て方もそれまでの経緯も
含めて分かっている
とすると、その上での話し合いですから、まあ
子供のケンカではなくて大人レベルの話し合いが出来るのかなという
気がしますよね。分かっていてやりましょうという感じの。

あとは恐さとして一つ思っているのは、ここがマンションで生活の場
ということなのです。生活の場で意見が大幅に違ってぶつかり合った
時に実際にその人は引越しをしなければならなくなる可能性もある
わけですよ。

そういう恐さも一つはあって、例えば二分だったらまだいいんですよ。
だけどすごく少数の人が孤立してしまって全体から叩かれるような
こと
になってしまうとそうなる可能性はありますよね。フェイスto
フェイスだとまあ大人の関係なのでそこまではやらないかもしれない
ですけど、ネットだといきなり攻撃性が出てきてしまうような可能性
はありますね。

そういった恐さに対して住民のレベルが上がってきてモラルも
上がってくればネットを利用するということに対して、そういった
懸念はだんだんなくなって来て一つのルールの中でお互いに尊重
しながら意見交換できるようになるのかな
という気はするん
ですけどね。

豊田さん

--集団生活をやっている以上はどうしても意見が割れることは
ある意味しょうがないことのようにも思えます。


(保崎)
あるいは自分は関係ないという無党派層みたいなのもいると思うん
ですよね。逆に声高に意見を主張している人がどうしても自分が
少数派だということに気付かないで、でもアンケートをとってみたら
圧倒的に負けていた、ということになるかもしれないじゃないですか。

(豊田)
理事長をやっていて面白いのは、理事会である問題に対して○か×か?
と聞きますと、情報量が多い方向でだいたい○が付く
んですよ。
ところが隠されている情報とか隠れている情報というのを見出せる
理事が中にいたりするとその理事が×をつけたりします。

そこで少数意見を僕が聞いてみるんですね。どうして×なんですか?
何か理由があるのですか?と。するとその理事は理路整然と説明する
わけです。それでその意見に対してみなさんどう思いますか?ともう
一度聞くと、今度はその意見が圧倒する
わけですね(笑)

さっきまで○だったのに今度は全部×かぁと思いながら、もう一回
今度は○の人の意見を聞くわけですね。○の人は○の人で最終的に
一人だけ残ってもやはりそれなりに意見を持っていたりして、その人
がそこでまた発言することにより○の人数が変わる
と。ということで
理事会では一発で決を採ることを僕はしないようにしています。
大体3回ぐらいとって、もういいねって言う時にそれで決定させる。
しかも自分は入れないという形を取っています。

考え方がいろいろあるんですけど、少数の意見というのはものすごく
重要なことが多い
ということは感じました。

--その辺は先ほどのネットの仕組みだと少数派の人も意見を述べる
場が与えられますよね。そうするとその人に賛同する人も出てくるの
でしょうか。


(保崎)
あるかもしれませんよね。もちろんその理由がちゃんと説明が
出来れば、それがみなさんに賛同してもらえれば、まさに今の話と
同じ仕組みにはなるしそういうのはまた残りますので、そういうのは
このマンションのナレッジになるのかなと思いますね。

--それにしてもやっぱりそのネットの危うさみたいなところという
のは、みなさん危機感を持っておられるようですね。


(保崎)
それは大いにありますね。やってみないとわからないっていう
スタンスだと、「ちょっと脇が甘いんじゃない?」って指摘
されちゃうでしょうし、といって、ぼくらも素人ですから、走り
ながら考えるという部分は致し方ないと割り切っていますが(笑)
今はたまたま情報発信とか情報共有といった機能だけなので、
閲覧者からの反応はあんまりないのですけど、これが実際に
住民討論みたいな場をネット上で与えた時に、やっぱりその
仕組みは誰が仕切るのかとか、紳士的に討議するといったような
ハウスルール、エチケットみたいなものはあらかじめ用意して
おくことが必要
だと思います。

--そういった事に対しては日ごろのコミュニティ活動でなにか
助けになるとか貢献できるようなことはないのでしょうか?


(保崎)
あるとしたらフェイスtoフェイスだと思います。

--顔見知りを増やしておくということでしょうか?

(保崎)
言葉ではこんなきついこといっているけど、あの人だったらこの
ぐらいかなとかいう感じが分かる
ということです。ネットのその
危うさみたいなものを補完するところではやはりリアル(オフライン)
でのやり取りというのは少なからず設けなきゃいけない
のかなと思い
ます。

だから先ほどいったマンション交流会だとかフロア連絡会というのは
もうちょっと来年は形を変える
ことを考えています。つまりフロア
連絡会にちょっと合体させて、みんなでそのまま飲み会に行こうか
とか、そういうことも考えていますよね。そういうところでなるべく
下地を作っておいて、先ほど言った顔見知りも作っておいて、ネット
でうまくのれたらいいなという感じですかね。

豊田さん(右)と保崎さん(左)

後編に続く)

【関連リンク】
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント 公式ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区
2008/2/10エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(1)
2008/2/13エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(2)
2008/2/16エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(3)
2008/2/19エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(4)
2008/2/22エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(5)
2009/7/7エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉の七夕ライトダウン
2010/3/29エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉のアースアワー2010
ライトダウン

2010/5/20エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉の窓掃除
2010/7/7エントリ 武蔵小杉のライトダウンキャンペーン2010
2010/10/19エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺
エリアマネジメント(前編)

2010/10/20エントリ 武蔵小杉の「ひと」(4):NPO法人小杉駅周辺
エリアマネジメント(後編)

2010/12/5エントリ 武蔵小杉の「ひと」(5):川崎市まちづくり局(前編)
2010/12/6エントリ 武蔵小杉の「ひと」(5):川崎市まちづくり局(後編)
2010/12/18エントリ 武蔵小杉の「ひと」(6):レジデンス・ザ・武蔵
小杉(後編)

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2010年
12月16日

等々力緑地のイチョウの実

hatsushimo.gif

昨年、2009/12/5エントリで取り上げた等々力緑地のイチョウの
紅葉
を今年も見に来てみました。

■テニスコート東側の紅葉
テニスコート東側の紅葉

小杉御殿町方面から、府中街道を等々力緑地の入口手前まで
来ると、サイゼリヤと川崎市公文書館があります。その間の通路
を抜けると、1本車道を挟んでこのイチョウ並木が正面に見えて
きます(写真左手がテニスコートにあたります)。

■落葉が敷き詰められた歩道
落葉が敷き詰められた歩道

強風の日などもありましたので、もうかなり葉は散っていまして、
歩道が落葉で黄色に染まっています

■テニスコート南側の紅葉
テニスコート南側の紅葉

こちらは、テニスコート南側のイチョウ並木です。ここは南側に
木があって日陰がちなのが惜しい場所なのですが、紅葉スポット
のひとつとなっています。

■「イチョウの実をこの場所でつぶさないでください。」
「イチョウの実をこの場所でつぶさないでください。」

この場所には中原区役所道路公園センターの立て札がありまして、
「イチョウの実をこの場所でつぶさないでください。」と書かれてい
ます。

■イチョウの実
イチョウの実

確かに周囲にはイチョウの実がたくさん落ちていまして、それを拾っ
ている方の姿
が見られました。イチョウの実をつぶすと結構強い
においがしますので、テニスコートを利用される方などからご要望が
あったのかもしれません。

年末も近づきまして、2010/11/28エントリでご紹介した南武沿線道
路の紅葉
も散っていますし、等々力のイチョウの紅葉もかなり盛りを
過ぎたところです。
街にはイルミネーションがあふれて、もう冬の装いですね。

大分気温も下がってきていますので、週末に冬の散歩を楽しむには
暖かくしてお出かけください。

【関連リンク】
川崎市施設案内 等々力緑地
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 等々力緑地
2008/11/30エントリ 武蔵小杉のイチョウの紅葉
2009/12/5エントリ 等々力緑地の紅葉
2010/11/28エントリ 南武沿線道路の紅葉:武蔵小杉タワープレイス
~武蔵小杉STMビル

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2010年
12月15日

上丸子小学校のキラキラバザー

karejishi.gif

前日の豪雨と強風から一転して晴れ渡った週末の土曜日、
今回はこちら上丸子小学校のキラキラバザーに来てみました。

このイベントは上丸子小学校の学校運営協議会、PTA、施設開放
委員会そして地域教育会議の共催
で開催されたものです。

さてここで学校運営協議会という少し耳慣れない言葉が出てきたかも
知れませんが、別名ではコミュニティスクールという名称で呼ばれて
います。

この制度を推進する文部科学省のページによると、

■文部科学省 コミュニティ・スクールって何?
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/community/001.htm

~コミュニティ・スクールは、保護者や地域の皆さんの声を学校
運営に直接反映させ、保護者・地域・学校・教育委員会が一体
となってより良い学校を作り上げていくことを目指すものです。~


とあります。

学級崩壊や教師の力量不足、モンスターペアレンツそしてイジメ
など学校教育をとりまく様々な問題が取りざたされる中で、学校が
地域のコミュニティと一緒になって教育を良くしていこう
という
取り組みは非常に興味深いところです。

ちなみにこの指定を受けているのは同省のページによると、
平成22年4月1日現在、全国で629校。川崎市では8校あり
中原区ではここ上丸子小学校が唯一の指定校となっています。

本日はこの制度を詳しく取り上げる内容ではありませんが、
興味のある方は上記のページに制度の詳細などが掲載されている
のでご覧になってください。

さてバザーのほうに戻りまして、上丸子小学校の校庭では子供向けの
様々な催しが行われていました。

■上丸子小学校の校庭
上丸子小学校の校庭

こちらは入り口で行われていた、ポインセチアなどの植栽の販売です。

■花の販売
花の販売

こちらはサッカーのPKゲームですね。

■サッカーのPK戦
サッカーのPK戦

となりではフットサルチームの皆さんの指導によるミニゲーム
行われていました。

こちらはバスケットボールを使用したフリースローです。

■バスケットボールのフリースロー
バスケットボールのフリースロー

おとなりはストラックアウトですね。

■ストラックアウト
ストラックアウト

そのおとなりは、バドミントンの道具をつかった「まとあて」でした。
シャトルを打って下から的を狙うのですが、ちょっと難しそう。

■バドミントンの「まとあて」
バドミントンの「まとあて」

こちらは「君も消防団」という地元の消防団のみなさんによる記念
撮影
の催しです。服を着せてもらって、ホースがちょっと重そうかも?

■消防団のみなさんによる記念撮影
消防団のみなさんによる記念撮影

またイベントは建物の中でも行われていまして、こちら校舎の2階
では「ミニ南武線にのろう」という催しをやっていました。

■「ミニ南武線にのろう」
「ミニ南武線にのろう」

「ミニ南武線にのろう」

このミニ南武線は今年の3月に武蔵小杉駅の新駅前広場で開業
イベントが催されていた際にも来ていましたが、神奈川県立川崎
工業高校の生徒のみさんによる手作りの作品
です。

この他にも案内によるとヨーヨーつりがあったようなのですが、
もう終わってしまっていたようでした。

さて校庭のテントでは、うどんやカレーなどの販売も行われていたの
ですが残念ながら当日販売分は早々に売切れてしまったとのこと
でした。残念でしたがコーヒーだけ頂きました。

■屋台
屋台

■大人気のポップコーン
大人気のポップコーン

体育館の中では肝心のバザーをやっていました。
ちょうど行ったころにタイムセール?のアナウンスが。

■バザー
バザー

イベントそのものは子供向けの普通のお祭りで手作り感が一杯
ほのぼのとしたものでした。

関係者の方に伺った話ではこの催しの収益は、次回の子供達向けの
イベントの運営資金に充てられる
とのことでした。

【関連リンク】
2009/3/7エントリ 上丸子の猫
2009/4/29エントリ 上丸子小・下沼部小の仮設校舎、間に合わず
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催

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2010年
12月14日

野村不動産武蔵小杉ビルに「PRONTO武蔵小杉駅前店」オープンへ

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅前の野村不動産武蔵小杉ビルの最後の
テナントとして、「PRONTO武蔵小杉駅前店」がオープンすることに
なりました。

■「PRONTO武蔵小杉駅前店」オープン予定地
「プロント武蔵小杉駅前店」オープン予定地

■「PRONTO武蔵小杉駅前店」の工事
「プロント武蔵小杉駅前店」の工事

現在、野村不動産武蔵小杉ビルN棟の最もロータリー寄りのテナ
ント区画
において、工事が行われています。向かって右手には、
PRONTOのカウンターが作られるように見えますね。この区画は
N棟の中でも最も小さな区画であり、見る限り客席は非常に狭く
なっています。

野村不動産武蔵小杉ビルN棟には5つのテナント区画があり、
これまでの経過を紐解きますと、以下のようになります。

■野村不動産武蔵小杉ビルのテナントオープン経過
①6月10日 サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店
②7月6日 モバイルプラザ武蔵小杉店
③7月20日 野村證券武蔵小杉支店
④8月10日 デイリーヤマザキ武蔵小杉南店


ここまでは順次テナントがオープンしてきたのですが、デイリー
ヤマザキ以降はなかなか最後のテナントが決まらない状態
続いていました。
賃料の問題などいろいろと要因はあろうかと思いますが、この
区画はかなりスペースが狭いということで、出店できるテナントが
限られるということもあったのではないでしょうか。

出店できるとすればチェーン系のカフェの小型店舗くらいかな、と
いうところに、ある程度早い段階でドトールコーヒーショップが候補と
して挙がってはいたのですが、これは契約に至りませんで、最終的
にはPRONTOが出店
することになったものです。

■野村不動産武蔵小杉ビルN棟のテナント
野村不動産武蔵小杉ビルN棟のテナント

■「PRONTO」公式ウェブサイト
http://www.pronto.co.jp/

さて、「PRONTO」の店舗情報を参照すると、川崎市内では川崎駅に
2店舗と、新百合ヶ丘に1店舗
しかありません。
(「川崎駅と新百合ヶ丘駅にしかない」というのは川崎市では結構よく
あるパターンですね)
中原区では唯一の店舗ということで、目新しさがあって良いかもしれ
ません。

「PRONTO」というとパスタなどのフードメニューや、アルコール
ありますし、無線LANも提供している店舗が多いです。
この店舗のスペースでフードメニューなどフルサービスが提供できる
のか、ちょっと気になるところですが・・・。
ただ、何はともあれ、武蔵小杉再開発地区に待望論が強かった、直球
のカフェがついに登場
することになりましたので、お喜びの方が多いの
ではないでしょうか?

正確なオープン日はまだわかりませんが、工事自体は比較的すぐ
終わってしまうのではないでしょうか。今後求人募集なども行われて、
外部にも情報がリリースされてくるのではないかと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2010/3/18エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルに野村證券が支店開設
2010/5/11エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルにサイゼリヤ、ドコモ
ショップ、デイリーヤマザキが6月以降オープン

2010/5/24エントリ イタリアンレストラン「サイゼリヤ」「ナチュラ」が
2010年6月10日同日オープン

2010/6/10エントリ 「サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店」「ナチュラ
武蔵小杉店」本日オープン

2010/6/29エントリ 野村證券武蔵小杉支店が2010年7月20日
オープン

2010/7/6エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルの「モバイルプラザ武蔵
小杉店」本日オープン

2010/7/12エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」2010年8月
10日オープン

2010/7/20エントリ 「野村證券武蔵小杉支店」本日オープン
2010/8/10エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」本日オープン
2010/9/24エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルN棟の窓掃除
2010/9/28エントリ サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店の「間違い
探し」

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2010年
12月13日

新丸子駅前広場完成記念「Inuni Cafe(インユニカフェ)」開催レポート

hatsushimo.gif

もちつき大会と同日、新丸子駅前広場において「Inuni Cafe(イン
ユニカフェ)」が開催
されました。

■完成した新丸子駅前広場の「インユニカフェ」
完成した新丸子駅前広場の「インユニカフェ」

これは、新丸子駅西口の三角形の広場の整備が完了したことを
記念して開催
されたもので、当然ながら会場はその駅前広場と
なっています。

■挨拶をされる反町充宏さん(In Unity2011実行委員長)
挨拶をされる反町充宏さん(In Unity2011実行委員長)

「インユニカフェ」は、その名前の通り2011年3月に開催予定の「In
Unity2010」のプレイベント
という側面もありまして、実際の運営は
In Unity2011実行委員会の皆さんがボランティアで行われていま
した。
冒頭で挨拶をされていたのは、先日の「なかはら子ども未来フェスタ」
2010/11/27エントリ参照)でもステージ周りをサポートされていた
反町充宏実行委員長です。

■ルナハープサロン 新丸子教室の演奏
ルナハープサロン 新丸子教室の演奏

ルナハープサロン 新丸子教室の演奏

私が会場にいたイベント冒頭で演奏をしていたのは、「ルナハープ
サロン 新丸子教室」
のお二人です。

■ルナハープ 公式ウェブサイト
http://www.luna-harp.com/

ルナハープサロンは首都圏を中心にいくつかハープ教室を展開され
ていまして、新丸子では駅前広場のすぐ近く(1枚目の写真奥のビル
の2階)に教室があります。
このあと出演した「ぺーたー」「TWO of US」は「In Unity2010」に
出演していた「インユニ組」
ですが、イベントを地域に定着させていく
ためには、こういった地域の方が活躍されることも大切かと思います。

「コンドルは飛んでいく」など、なじみのある曲も織り交ぜて素敵な
演奏を聞かせてくれました。

■ドリンクとクッキー
ドリンクとクッキー

「インユニカフェ」ですので当然カフェとして営業をしていたわけです
が、ここで販売されていたクッキーは「おかし工房しいの実」の提供
によるものです。

「おかし工房しいの実」は、木月伊勢町にある洋菓子のお店で、
クッキーやシフォンケーキなどを販売
しています。障碍をお持ちの
方が作っていらっしゃるお店で、ローカルニュースなどで取り上げ
られたことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

会場ではいろいろな形のクッキーが販売されていたのですが、写真
クリスマスケーキのクッキー、かわいいですよね。
当日は日差しが結構暖かく、ドリンクやクッキーをいただきつつ、
ハープの澄んだ音色を楽しむことができました。

なお、今回のイベントは「新丸子駅前広場の完成記念」ではあります
が、新設されたベンチはまだ使用できません。丸子地区商店街連合
会の会長さんのお話によると「現在検査手続き中」とのことで、12月
中には使用できるようになる
ということです。

■「インユニカフェ」のパラソル
「インユニカフェ」のパラソル

【関連リンク】
In Unity2011 公式ウェブサイト
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/2/11エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(前編)
2009/2/12エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(後編)
2010/2/20エントリ 「新丸子インユニCafe」開催レポート
2010/3/14エントリ 「In Unity2010」開催レポート
2010/7/4エントリ 武蔵小杉の「ひと」(1):カワサキミュージック
キャスト・反町充宏さん(前編)

2010/7/5エントリ 武蔵小杉の「ひと」(1)カワサキミュージック
キャスト・反町充宏さん(後編)

2010/11/27エントリ 「なかはら子ども未来フェスタ」開催レポート
2010/12/9エントリ 新丸子駅前広場完成記念「Inuni Cafe
(インユニカフェ)」を2010年12月12日(日)開催

2010/12/10エントリ 武蔵小杉駅前通り商店街のもちつき大会を
2010年12月12日(日)開催

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2010年
12月12日

武蔵小杉駅前通り商店街のもちつき大会・2010冬

hatsushimo.gif

本日、イトーヨーカドー武蔵小杉店前で武蔵小杉駅前通り商店街の
もちつき大会が開催
されました。

■イトーヨーカドー武蔵小杉店前のもちつき大会会場
イトーヨーカドー武蔵小杉店前のもちつき大会会場

年2回、毎回おなじみの光景になってきましたが、イトーヨーカドー
武蔵小杉店の前、清水薬局の隣にテントが張られ、もちつき大会の
会場となっています。

■法政大学相撲部の皆さんによるもちつき
法政大学相撲部の皆さんによるもちつき

立派な体格に、ジャージの背中は鮮やかなオレンジ色。そこに見える
のは「HOSEI」の文字です。法政大学相撲部の皆さんですね。
杵を軽々と振り下ろしています。

■メガネのオーサカつれづれブログ 今日はもちつき大会です
http://megane-osaka.blogspot.com/2010/12/blog-post.html

会場からお近くの「メガネのオーサカ」オフィシャルブログにおいて、
法政大学の皆さんによるもちつきの動画がアップされていますので、
こちらもご参照ください。

■お子さんのもちつき
お子さんのもちつき

このもちつき大会では、事前にもご紹介したとおり、お子さんも杵を
持たせてもらえます。
法政大学の皆さんがとても親切で、全員で
掛け声をかけて盛り上げてくれていました。

■つきたて餅の即売
つきたて餅の即売

つきたて餅の即売

つきたてのお餅は会場のテントで即売されていまして、磯部巻き、
きなこ、あんこ、ごま、大根おろし
のほか、汁物も用意されていま
した。
午前中はご覧の通りいろいろバリエーションが揃っていますが、
午後にはどんどん売り切れてなくなってしまいます。

■ごまと大根おろし
ごまと大根おろし

いつもきなこやあんこを食べることが多いのですが、今回はちょっと
目先をかえて、ごまと大根おろしをいただきました。
つきたてのお餅がやわらかくて、それだけでおいしいです。

過去エントリでもご紹介したとおり、このつきたて餅即売会の収益は、
商店街の街灯修繕や路面整備に使用
されることになっています。
防犯、安全にかかわることですので、有効活用されると良いですね。

もちつき大会の会場のすぐそばでは武蔵小杉駅南口地区西街区
第一種市街地再開発事業の再開発ビルが建設中
となっており、
来年、再来年には、大きな商業ビルやタワーマンションが立ち上が
っていることと思います。
駅前商業施設の前で開催される地域イベントとして、今後も発展
されることを期待しております。

【関連リンク】
武蔵小杉駅前通り商店街 公式ウェブサイト
2009/6/14エントリ 武蔵小杉商店街のつきたて餅販売会
2009/12/11エントリ 武蔵小杉商店街のもちつき大会を12月13日
(日)開催

2009/12/13エントリ 恒例、武蔵小杉駅前通り商店街のもちつき
大会・2009冬

2010/6/7エントリ 武蔵小杉商店街のもちつき大会を2010年6月
13日(日)開催

2010/6/13エントリ 武蔵小杉駅前通り商店街のもちつき大会・
2010初夏

2010/12/9エントリ 新丸子駅前広場完成記念「Inuni Cafe
(インユニカフェ)」を2010年12月12日(日)開催

2010/12/10エントリ 武蔵小杉駅前通り商店街のもちつき大会を
2010年12月12日(日)開催

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2010年
12月11日

「るるぶ川崎市」6年ぶりの新版発売、横須賀線武蔵小杉駅連絡通路は5月完成?

hatsushimo.gif

2010年12月10日、「るるぶ川崎市」が発売されました。
前回、2004年10月の発刊より実に6年ぶりの新版となるもので、
武蔵小杉周辺の店舗等も紹介されています。

■JTP プレスリリース
http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?
menu=news&id=00001&news_no=1367


■住吉書房新丸子店で売られる「るるぶ」川崎市
住吉書房新丸子店で売られる「るるぶ川崎市」

「るるぶ川崎市」は、市内の書店では軒並み平積みとなっていまして、
一部では臨時のカウンターを外に出して販売していたところもあった
ようです。
こちらは住吉書房新丸子店ですが、手作りのPOPも設置されてい
ました。

■「るるぶ川崎市」の表紙
「るるぶ川崎市」の表紙

表紙を見ると、主要駅として武蔵小杉がピックアップされているのが
わかります。
前回の編集では川崎市7区別での情報掲載だったのですが、今回
は「南武線」「東急東横線」「東急田園都市線」などの沿線別での
編集
となっていました。

■武蔵小杉駅紹介ページ
武蔵小杉駅紹介ページ

表紙でピックアップされていた各主要駅は、拡大地図入りで紹介
されていました。
掲載されている店舗は前回の版のものを引き継ぎつつ、新店舗を
盛り込んでいる感じです。

■横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路?
横須賀線武蔵小杉駅の連絡通路?

さて、掲載されている地図で目に留まったのは、横須賀線武蔵小杉
駅の部分です。上記の通りなのですが、2011年5月陸橋完成予定
となっています。
これは実際には陸橋ではなく、多分横須賀線武蔵小杉駅連絡通路の
ことを指している
と思います。

そういえば、連絡通路の完成予定については、これまでのところ
「2011年春」としか告知されていませんでしたね。

■「2011年春 新しい連絡通路が完成します」
「2011年春 新しい連絡通路が完成します」

新駅の開業が2010年3月であり、連絡通路の完成は約1年後とされ
ていましたから、何となく2011年3月頃完成なのかな?という感じでは
ありました。
しかし、最近の工事進捗を見ていると若干疑問もありまして、少々
気になっていたところでしたが、「るるぶ川崎市」の地図表記を信ずる
とすれば、5月完成となるのでしょうか。

もっとも、今回の「るるぶ川崎市」の前掲の地図は改札口の位置が
かなり違っていたり(中原消防署の横あたりになっていました)、
連絡通路に関しても「陸橋完成予定」となっていたり、少々怪しい部分
もあります。
まあ、何も無いところから「2011年5月陸橋完成予定」という文字が
記載されることはない
はずですので、地図作成上の情報収集にあた
って、何らかそういった話があったのでしょう。

■過去に発刊されていた「川崎市Walker」
過去に発刊されていた「川崎市Walker」

・・・ところで、川崎市のタウン情報ムックといえば、2006~2008年に
かけて「川崎市Walker」が発刊されていましたが、2009年以降は
発刊が途絶えていました。
出版社は地域振興のためではなく、当然収益のためにやっている
わけですので、ネタ切れなどいろいろ事情はあるにせよ、続かなか
ったのは最終的には収益性の問題
があったものと思います。

その「川崎市Walker」が途絶えた後に「るるぶ川崎市」が再度入り
こんできた形ですが、川崎市民としては版元がどこであれ、地元の
タウン情報ムックが出ることは嬉しい
ことですね。

今後武蔵小杉では商業施設の開発が続き、とりわけ4年後にオー
プン予定の東京機械製作所跡地の大型複合商業施設は、大きな
トピックス
となります。
この商業施設のオープンは武蔵小杉のみならず、より幅広い範囲
において話題を呼ぶことになるでしょう。

そのあたりのタイミングでは、また「るるぶ川崎市」も3回目の新版
出してほしいところですし、「川崎市Walker」の巻き返しも期待したい
ですね。

【関連リンク】
2007/11/29エントリ 川崎市Walker 2008年版発売
2008/10/17エントリ 川崎市Walker09年版、本日発売
2010/8/25エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の正規連絡通路のご案内

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