武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
09月04日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(14):「泉沢寺と門前市」

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川崎歴史ガイド・中原街道ルートの第14回は、「泉沢寺と門前市」
です。

泉沢寺は浄土宗の寺院であり、1491年(延徳3年)に武蔵国多摩郡
烏山(現在の世田谷区)に吉良氏の菩提寺として創建
されたのが
はじまりです。
その後1549年(天文18年)に火災により建物が焼失したため、
1550年に世田谷領主吉良頼康が中原街道沿いに再建し、現在
に至ります。

■現在の泉沢寺
現在の泉沢寺

当時、吉良氏は後北条氏のもとで隆盛をきわめており、その勢力は
世田谷だけでなく川崎中央部から横浜蒔田町にまで及んでいました。
その勢力範囲の中心部にあって耕地化が進み、「市(いち)」の
あった上小田中を核として、吉良氏は権勢の拡大を図ろうとしたの
であろう
といわれています。

泉沢寺に所蔵されている古文書によると、吉良氏は上小田中の市
から泉沢寺の堀際までを寺門前とし、その中は税や労役を免除する
「特区」としていた
ことがわかっています。
そのような優遇により寺門前への居住を促進し、門前市を繁栄させた
ということのようです。

これは、現在にも通じる行政施策ですね。

■「泉沢寺と門前市」のガイドパネル
「泉沢寺と門前市」のガイドパネル

このあたりの経緯が、中原街道沿いに設置されたガイドパネルでも
簡単に触れられています。
優遇施策によって各地から農民の移住が進み、門前市は大いに
賑わった
そうです。

上小田中よりも少し後になって、世田谷にも同様の市ができました。
現在では、泉沢寺の市は「夏の泉沢寺お施餓鬼」、世田谷の市は
「冬の世田谷ボロ市」
として名残りが残っています。

■がんばれぼくらの世田谷線 世田谷ボロ市
http://www.setagaya-line.com/trip/boroichi/

「世田谷ボロ市」といえば、現在でも非常にたくさんの人で賑わう
イベントで、かなり知名度があります。
同様に繁栄していた泉沢寺の門前市が、そのような一大イベントに
育たなかったのは少々残念ではありますが、現在でもお施餓鬼
にはいくつか露店が並び、地元の子どもたちの楽しみとなって
いる
ようです。

なお、泉沢寺には多くの文化財が所蔵されており、以下は
川崎市重要歴史記念物に指定されています。

■泉沢寺所蔵の川崎市重要歴史記念物
・泉沢寺再建に関する吉良頼康関係の判物
・北条氏政の禁制(虎の印判状)
・徳川家康の代官神谷重勝の寺領朱印状下附に関する書状
・徳川氏奉行人連署奉書
・徳川綱吉の霊廟に祀られていた四天立像(木造)
・南北朝時代製作の阿弥陀如来立像(銅像)


これまでに取り上げた西明寺などもそうですが、中原街道沿いの
寺社には、紐解いてみるとさまざまな歴史が残されていますね。

■中原街道と泉沢寺
中原街道と泉沢寺

■「泉沢寺と門前市」のガイドパネルマップ
「泉沢寺と門前市」のガイドパネルマップ

【関連リンク】
(川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):「丸子の渡しガイドパネル入札不調」
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編)「中原区役所の八百八橋」
2010/6/28エントリ (7):「小杉陣屋と次大夫」
2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
2010/8/19エントリ (9):「西明寺と小杉学舎」
2010/11/12エントリ (10):「小杉駅と供養塔」
2011/2/11エントリ (11):「庚申塔と大師道」
2011/3/27エントリ (12):「小杉十字路」
2011/4/7エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」リニューアル
2011/5/3エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」看板設置と
石橋ベンチ

2011/7/9エントリ (13):「二ヶ領用水と神地橋」

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2011年
09月03日

武蔵小杉駅南口地区西街区の工事進捗と、東急武蔵小杉駅ビル新設改札との接続

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武蔵小杉駅南口地区西街区(エクラスタワー武蔵小杉)の工事
進捗を2011/4/26エントリでご紹介してから、4か月以上が経過
しました。
現在ではさらに低層部商業施設の工事が進み、2本目のタワー
クレーンが登場
しています。

■武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン
武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン

武蔵小杉駅南口地区西街区では、以前から立派なタワークレーンが
稼働しており、2011/3/3エントリでもご紹介していました。
現在はご覧の通り、ツインタワークレーンになっています。

2本稼働する分、作業スピードも上がるのでしょうね。

■西街区の地下フロア工事
西街区の地下フロア工事

また、地上から西街区の地下フロアをわずかに垣間見ることが
できました。これは、地上の重機クレーンから、資材を地下に下ろし
ているところです。

■西街区の低層部商業施設
武蔵小杉駅南口地区西街区の低層部商業施設

4か月前はむき出しの鉄骨が組まれただけの状態でしたが、現在は
大分建物の原型らしくなってきました。
これで6階部分まで組みあがっており、現在の高さまでが低層部
商業施設
にあたります。

なお、低層部商業施設は現在の躯体の南側にもさらにもう少し追加
される建物躯体
があります。
建物自体はつながりますので別棟というわけではないのですが、
フロア構成上「北商業フロア」「南商業フロア」といった感じになり
ます。

北商業フロアの1階がスーパーマーケット、南商業フロアの1階が
パチンコ店
となる予定です。南商業フロアが、どちらかというと
アミューズメント系になるようです。

■東急武蔵小杉駅ビル4階改札口との接続
東急武蔵小杉駅ビル4階改札口との接続

先日、エクラスタワー武蔵小杉の広告で、駅ビル4階改札口と西街区
の接続図
が公表されていました。

東急武蔵小杉駅ビルに改札口が新設されることは、2009/10/22
エントリ
ですでに取り上げておりましたが、ようやく公式に表に出て
きたことになります。

なお、駅の反対側、武蔵小杉駅南口地区東街区(パークシティ武蔵
小杉ザ・グランドウイングタワー)の商業施設も駅ビルを通してこの
改札口に接続
されることになります。
駅ビルを中心に東西商業施設の連絡が図られ、改札口にも直結
するわけです。
これは、利便性がかなり高まりそうですね。

今後はさらに低層部商業施設の工事が進められ、さらには免震層を
挟んで高層住宅棟の建設が着手されるものと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/3/16エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の工事説明会
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2010/9/18エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区・エクラスタワー武蔵
小杉の商業施設1階にスーパーマーケットが入居

2010/10/21エントリ 「散歩の達人」に武蔵小杉登場、西街区
商業施設にイタリアン出店多し

2010/11/20エントリ エクラスタワー武蔵小杉のモデルルームと
工事進捗

2010/12/8エントリ 新中原図書館整備:川崎市が西街区の保留床を
約33億円で取得へ

2010/12/27エントリ 川崎市議会より:西街区のパチンコ店と新中原
図書館に関する代表質問

2010/12/30エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区再開発ビルの鉄骨
2011/1/2エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区にパンジーで描く
「EXLUS」

2011/1/23エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の権利床とテナント
2011/3/3エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区のタワークレーン
2011/3/17エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の鉄骨
2011/4/26エントリ 武蔵小杉駅南口地区西街区の進捗と、イメージ
パース掲示

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2011年
09月02日

東急武蔵小杉駅構内に「越後つけめん維新」オープン

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2011年8月21日、東急武蔵小杉駅構内に「越後つけめん維新」が
オープン
していました。

■東急武蔵小杉駅構内の「越後つけめん維新」
東急武蔵小杉駅構内の「越後つけめん維新」

「越後つけめん維新」のオープンについては、2011/7/18エントリ
おいて取り上げておりました。従来営業していた「三崎市場」が
8月12日に閉店となり、系列店舗である「維新」に業態転換
される
こととなったものです。

「維新」はJR武蔵中原駅構内に先行して別店舗がオープンして
おり(2011/2/22エントリ参照)、中原区2号店ということになります。

■「越後つけめん維新」のつけとん
「越後つけめん維新」のつけとん

「越後つけめん維新」のつけとん

こちらは「越後つけめん維新」のつけとんです。見た目も実際の
味わいも、武蔵中原の店舗とほぼ同じもの
で、豚骨ベースの
つけめんです。

■「新潟こしひかり米粉入り」
「新潟こしひかり米粉入り」

「越後つけめん」とわざわざ店名に冠しているのには理由がありま
して、この店舗の麺には新潟こしひかり米粉が入っているのだそう
です。
私は正直、そこまで味の違いを感じ取ることができなかったの
ですが、私などよりも通の方であればわかるのかもしれません。

■100円トッピングサービス券
100円トッピングサービス

武蔵中原の維新同様、オープニング記念として100円トッピング
サービス券
が配られていました。
これは次回、味玉子などの100円相当のトッピングに使うことが
できます。

駅構内の好立地ということもあり、比較的お客さんは入っている
ようです。つけめんは食べ終わるのも早いですし、エキナカとして
ニーズはありそうです。
休憩時間を使ってか、至近距離にある東急ストアの店員さんも来店
されているのが目に留まりました。

東急武蔵小杉駅構内では駅ビル建設のため、売店なども含め
多くの店舗が閉店
となり、一時的にさびしい状況になっています。
そんな中で新店舗ができるのは、ちょっと新鮮味があって良い
ですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
2010/7/30エントリ 東急武蔵小杉駅ビル計画が公示、2012年12月に
西街区再開発ビルと同時期完成へ

2010/8/20エントリ 東急武蔵小杉駅ビルの図面:駅上商業施設が
2層構造に

2010/9/16エントリ 川崎市議会より:東急武蔵小杉駅ビルと東西街区の
接続計画

2011/2/17エントリ 川崎市が保育所整備補助金制度導入:東急武蔵
小杉駅ビル・南武線高架下に新設へ

2011/2/22エントリ 武蔵中原駅構内に「つけめん維新」オープン
2011/3/10エントリ 東急武蔵小杉駅ビル建設工事により「住まいと
暮らしのコンシェルジュ」が一時休業へ

2011/7/3エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が2011年7月
26日閉店

2011/7/14エントリ 東急武蔵小杉駅ビル8月着工に伴いエキナカ
閉店相次ぐ、2013年3月完成へ

2011/7/18エントリ 東急武蔵小杉駅構内「三崎市場」跡地に「越後
つけ麺 維新」が2011年8月21日オープン

2011/7/27エントリ 東急武蔵小杉駅の「BOOKS SAGA」が閉店、
東急武蔵小杉駅ビル着工へ

2011/8/15エントリ 東急武蔵小杉駅ビル着工、南北自由通路が
2011年8月30日閉鎖へ

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2011年
09月01日

今井小学校の新校舎供用開始

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夏休みも終わり、中原区内の学校も授業が始まりました。
すでに完成していた今井小学校の新校舎も、いよいよ供用が開始
されました。

■今井小学校の新校舎と裏門
今井小学校の新校舎と裏門

今井小学校の新校舎建設については、2010/9/15エントリで着工を
お伝えし、2011/5/23エントリで建物躯体の組み上がりの様子を
ご紹介してきました。
建設工事自体は夏休み期間中に完了しており、すでに始業を
待つだけの状態になっていました。

新校舎建設に伴い、写真のように小学校の裏門が設置されました。
ここから、新校舎の姿を見ることができます。

■今井小学校の新校舎
今井小学校の新校舎

新校舎は3階建てで、従来の校舎と違和感無く連続して建てられて
います。
中央に廊下が通り、その両側(写真左手・右手)に教室が配置
されているかたちです。

■新校舎の教室
新校舎の教室

この写真の撮影は8月でしたが、始業を控えてすでに内装も完了
しており、教室のロッカーなどが確認
できました。

■新校舎と旧校舎の接続部
新校舎と旧校舎の接続部

新校舎と旧校舎は、各階の廊下で接続されています。ちょっとした
トンネルをくぐるような感じで、シームレスに利用できるのではない
でしょうか。

武蔵小杉駅周辺では急速な人口流入が続き、それに伴って
中原区内の一部の小学校で生徒が急増、教室の不足が発生して
います。
今井小学校では、2006年度には722人だった生徒数が2011年度
見込みでは811人、2016年度見込みでは1046人まで増加
する
推計となっています。

今後、武蔵小杉周辺ではさらに教室の不足拡大が予想されること
から、今井小学校に続いて上丸子小学校でも新校舎建設に踏み
切る
ことになりました。

■川崎市ウェブサイト 上丸子小学校の改築について
http://www.city.kawasaki.jp/88/88sisetu/
kamimaruko/index.htm


校舎は魔法のようにすぐに現れるものではなく、設計から施工
まである程度の時間を要します。
日本医科大学用地の新設小学校などもそうですが、なるべく
早い手当てが望まれるところですね。

【関連リンク】
2007/6/8エントリ 武蔵小杉の将来推計人口
2008/12/19エントリ 武蔵小杉再開発地区の小学校がキャパオーバーに
2009/4/29エントリ 上丸子小・下沼部小の仮設校舎、間に合わず
2010/6/2エントリ 日本医科大学用地に川崎市立小学校を新設
2010/9/15エントリ 今井小学校の新校舎建設工事着工
2010/11/5エントリ 西中原中学校の大規模改修工事
2011/5/4エントリ 西中原中学校の新校舎完成
2011/5/23エントリ 今井小学校の新校舎建設中

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2011年
08月31日

平間・向河原の有名焼肉店「北京」が武蔵小杉にオープンへ

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中原区役所近くの府中街道沿いに、焼肉の有名店「北京」の支店、
「肉酒場北京」がオープン
することがわかりました。
現在、現地において求人広告が掲示されています。

■「肉酒場北京」オープン予定地
「肉酒場北京」オープン予定地

こちらが、「肉酒場北京」のオープン予定地です。中原区役所の
入口から府中街道沿いを20秒ほど歩いたところにあります。

■「肉酒場北京」の求人広告
「肉酒場北京」の求人広告

オープン予定地のウインドウに、求人広告が掲示されていました。
ここに店舗名が「肉酒場北京」と記載されています。
「北京」は平間を本店として、向河原に支店がありますが、今回は
「肉酒場」ということで、少しコンセプトが違うようです。

なお、求人広告に記載されている電話番号は、向河原の北京の
もの
でした。向河原の支店、ということになるのかもしれませんね。

■オープン予定地内部
オープン予定地内部

オープン予定のテナントスペースは、現在前テナントの撤収が完了
して、空の状態になっています。
これから、「肉酒場北京」の内装工事などが始まることになりますが、
現時点ではオープン日は不明です。

さて、「北京」は地元の焼肉ファンの中では知名度の高いお店です。
平間の本店などはやや敷居の高い部分がありつつも、美味しい
お肉が食べられるお店として支持
されていました。
本ブログにおいても、2010/4/7エントリにおいて向河原店をご紹
しております。

武蔵小杉からは少々距離があったのですが、いよいよ武蔵小杉店
の登場
ということで、北京ファンの皆様には非常に楽しみなところ
かと思います。

■「肉酒場北京」オープン予定地マップ
「肉酒場北京」オープン予定地マップ

【関連リンク】
2010/4/7エントリ ロース焼肉専門店「北京(向河原店)」

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2011年
08月30日

旧新日本石油社宅再開発は180m級タワーマンション2棟に、低層部商業施設がエルシィ跡地とデッキ接続へ

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2011/8/27エントリにおいて、JX日鉱日石不動産と三井不動産レジ
デンシャルによる「小杉町2丁目開発計画」を取り上げました。
その後の確認により、本計画による再開発ビルが高さ約180m・
10万㎡規模のツインタワーとなり、合計で800~1,000戸のタワー
マンションをメインとして計画
されていることがわかりました。

また、ツインタワー同士の低層部商業施設・コンベンション施設
を結ぶデッキは、さらにホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビル
にも接続される計画
となっています。

※都市計画決定はまだ行われておらず、今後開発規模・仕様が
 変更される可能性があります。


■JX日鉱日石エネルギー社宅
JX日鉱日石エネルギー社宅

■小杉町2丁目開発計画マップ
小杉町2丁目開発計画マップ
※建物形状等はあくまでもダミーであり、実際とは異なります。

小杉町2丁目地区再開発は、A地区・B地区に二分されており、
そのうち駅寄りのA地区2階にコンベンション施設が整備される
予定です。
この再開発ビルとホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビルが
デッキで接続されますと、両施設の回遊性が高まりますし、
将来的な武蔵小杉駅との接続にも期待がつながります。

■ホテル・ザ・エルシィ跡地
ホテル・ザ・エルシィ跡地

なお、ホテル・ザ・エルシィ跡地については、UR都市機構からの
委託による基本計画策定業務を、日本設計が落札
しました。
こちらは2012年10月までに基本計画をまとめることとなっており、
タイミングとしては設計上の連携がとりやすいように思います。

武蔵小杉再開発では、これまで異なる事業者間での連携不足が
指摘されていましたが、このデッキ接続は良い動き
かと思います。

ただ、ホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発は現状ではあくまでも
旧NEC小杉ビルとの「2棟連携」であり、ロータリーに面した小杉
ビルディングを巻き込んだ「3棟連携」に至っていません。
このままですと、ペデストリアンデッキを武蔵小杉駅まで接続
することは難しい状況
ではないかと思います。

ペデストリアンデッキは、やはり理想的には武蔵小杉駅まで
接続
されることが望まれますね。もしそれが実現すれば、

JX日鉱日石社宅跡地―エルシィ跡地―JR武蔵小杉駅―
エクラスタワー商業施設―東急武蔵小杉駅ビル―グランドウイ
ングタワー商業施設


・・・このように、武蔵小杉駅周辺の商業施設・鉄道施設が連続
して接続
されることになるわけです。
現在のエルシィ跡地再開発は、将来的なロータリー拡張を視野に
入れた基本計画を策定することになっており、当然このあたりの
デッキ接続も念頭にはあるものと思います。

■理想的なペデストリアンデッキの接続図(想定)
理想的なペデストリアンデッキの接続図(想定)
※小杉ビルディング部分は現在計画外であり、本図はあくまでも
理想像を描いたものです。


欲を言えばそのままさらに南側の東京機械製作所跡地の「アリオ
武蔵小杉」まで接続してほしいところ
ですが、ここは残念ながら
そのような計画にはなっていません。

さて、このJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の開発により、武蔵
小杉で100mを越すタワーマンション(計画含む)は2桁を超えて
きました。

(竣工)THE KOSUGI TOWER
(竣工)リエトコート武蔵小杉イーストタワー
(竣工)リエトコート武蔵小杉THE CLASSY TOWER
(竣工)パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー
(竣工)パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー
(着工)エクラスタワー武蔵小杉
(着工)パークシティ武蔵小杉ザ・グランドウイングタワー
(着工)小杉町3丁目中央地区 野村不動産・相鉄不動産タワー
(計画)東京機械製作所跡地 住友不動産タワー
(計画)JX日鉱日石エネルギー跡地 A地区
(計画)JX日鉱日石エネルギー跡地 B地区
(計画)小杉町3丁目東地区タワー


ホテル・ザ・エルシィ跡地のビルは高さが不明であるほか、
レジデンス・ザ・武蔵小杉、シティハウス武蔵小杉、ブリリア武蔵
小杉
といった80m級の高層マンションも存在しています。

さらにはオフィスビルではNEC玉川ルネッサンスシティの2棟
武蔵小杉タワープレイスなども100m超の高さがあります。
数年の間に、武蔵小杉はすっかり高層ビルの街になっていま
したね。

武蔵小杉駅の東側に加えて西側、北側でも高層化が進んで
いく
ことになり、今後さらに風景が変わっていきそうです。

■ホテル・ザ・エルシィ周辺地区(手前)とJX日鉱日石社宅(奥)
ホテル・ザ・エルシィ跡地周辺地区

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/3/27エントリ 新日本石油社宅の取り壊し
2008/5/4エントリ 新日本石油社宅12号棟・13号棟取り壊し完了
2009/6/21エントリ 新日本石油「小杉社宅」廃止が2年延期、再開発は
2011年3月以降に

2011/8/27エントリ 旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設
整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ

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2011年
08月29日

横須賀線武蔵小杉駅ホーム北端のエスカレーターがラッシュ時上り運転継続

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2011/8/4エントリで取り上げましたが、8月6日から28日までの夏休
み期間中、横須賀線武蔵小杉駅ホーム北端のエスカレーターが
ラッシュ時上り運転
を行っていました。
当初告知ではホーム容量に余裕が生じる夏休み期間限定の運用
とされていましたが、本日29日よりも継続して上り運転が行われる
ことになりました。

■エスカレーター上り運転継続のお知らせ
エスカレーター上り運転継続のお知らせ

詳細は現地に掲示されている通りで、エスカレーターのラッシュ時
上り運転について安全確認が終了
したことから、今後も運用が
継続されることとなったものです。
ただし、ダイヤが乱れた際など、危険が生じる場合については、
従来通りエスカレーターは下り専用
となります。

この掲示ですと、いかにも「最初からそのつもりで検証を進めて
きました」というようなニュアンス
になっていますが、これまでの
告知等からすると、何となく後付けのような印象を受けますね。
(最初から可能性に期待を持たせるような書き方はできなかった、
ということもあるかもしれませんが)

ただいずれにしましても、南武線から乗り換える方にとっては、
乗換の利便性が大きく向上
することになります。

■エスカレーターのラッシュ時の行列
エスカレーターのラッシュ時の行列

さて、そのようなわけで、本日のラッシュ時は南武線方面からの
乗換えをされる皆さんが行列
になっていました。
かなりの密度になっていまして、確かにこの勢いで上のホームが
人で詰まったりしますと、エスカレーターで強制的に人が運ばれて
危険な状態
になります。

ダイヤが乱れた場合などの上り運転中止は、やむを得ないところ
でしょう。

■エスカレーター上部(非ラッシュ時)
エスカレーター上部(非ラッシュ時)

ラッシュ時以外はどうということもないのですが、今後も横須賀線
武蔵小杉駅は乗客数が増えていきそう
です。

横須賀線・湘南新宿ラインは直通路線等の影響により大きな遅延、
混乱に至ることも多くなっていますので、十分な安全確認の上で
運用
されればと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉
2011/6/25エントリ 横須賀線武蔵小杉駅正規連絡通路が本日供用開始
2011/6/27エントリ 横須賀線武蔵小杉駅正規連絡通路、初の平日ラッシュ
2011/8/4エントリ 横須賀線武蔵小杉駅ホーム北端のエスカレー
ターが夏休み期間中にラッシュ時上り運転実施

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2011年
08月28日

東京機械製作所玉川製造所跡地「アリオ武蔵小杉」のイメージパース

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2011年8月26日、27日に東京機械製作所玉川製造所再開発計画に
関する条例環境影響評価準備書の説明会
が行われました。
これは川崎市の環境アセスメント上の手続きとして行われるもので、
大規模開発事業による周辺環境への影響(大気質、騒音、廃棄物
など各種)
について説明がなされました。

基本的には商業施設のテナントがどうのといった説明会ではありま
せんので、これといって新しい話はなかったのですが、「アリオ武蔵
小杉」(仮称)のイメージパース
が多少紹介されていました。

■東京機械製作所玉川製造所再開発計画の景観図
東京機械製作所玉川製造所再開発計画の景観図

こちらは、環境影響のうち「景観」の説明で使用された景観図です。
一番高いパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーと、手前の住友
不動産タワーの間に、アリオ武蔵小杉が高さ31m(最高部40m)で
建設
されています。

住友タワーの北側にはパークシティ武蔵小杉 ザ・グランドウイング
タワー
が建設され、この景観図にはありませんが東側にはリエト
コート武蔵小杉
が建っています。
まさに、タワーに囲まれた商業施設ということになります。

■アリオ武蔵小杉部分の拡大
アリオ武蔵小杉部分の拡大

景観図のうち、アリオ武蔵小杉部分を拡大してみましょう。
建物形状は、これまでにもご紹介してきたものと大きく変わって
いません。
綱島街道沿いの街路樹や屋上緑化がグリーンで表示されている
ほか、綱島街道に面した大看板が描かれています。

この看板は高さ9mほどになりますので、かなり大きいですね。

■アリオ武蔵小杉のイメージパース
アリオ武蔵小杉のイメージパース

最後にこちらが、1枚だけ新たに公表されたアリオ武蔵小杉のイメ
ージパース
です。
曲線やガラス張り部分等も用いられ、それなりに変化のある建物
形状となっています。

色合いがこれでFIXかどうかはわかりませんが、このイメージ
パースですと、他のアリオの店舗と近いカラーリングになっていま
すね。

       ※       ※       ※

さて、今後気になるのは、やはりイトーヨーカドー以外にどのような
テナントが入るかということです。

説明会には商業施設運営者として株式会社モール・エスシー開発
が出席していました。同社はセブンアンドアイホールディングスの
グループ企業で、アリオ各店舗の運営管理業務を受託しています。

今後、同社がアリオ武蔵小杉の店舗開発を行っていくことになり
ますので、地域にお住まいの方にとっては非常に重要な役どころ
です。

■モール・エスシー開発 公式サイト
http://www.mall-sc.co.jp/

上記サイトの「店舗紹介」にSCの実績が記載されていますけれども、
基本的には過去実績がベースになるのかな、と思います。
ただ、単純に紐付きの店舗を持ってくるのではなく、地域のニーズに
応えるような店舗開発
をしてほしいところですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場
跡地地区)

2010/7/22エントリ 東京機械製作所跡地に11万㎡商業施設と
57階タワーマンションを建設、2015年度完成へ

2010/7/23エントリ 追補:東京機械製作所跡地商業施設は2014年度
完成、2015年度に全体完成

2010/8/2エントリ 東京機械製作所跡地再開発・大型複合商業施設と
高層マンションの詳細情報

2010/9/2エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発に係る
条例環境影響評価方法書説明会

2010/10/24エントリ 東京機械製作所が玉川製造所第二工場
用地を住友不動産に売却を決議、2011年3月23日引渡しへ

2010/11/25エントリ 東京機械製作所跡地の大型複合商業施設に
大型スーパーとシネコン入居へ

2011/4/21エントリ 東京機械製作所玉川製造所第二工場の売却完了、
かずさテクノセンター竣工

2011/7/15エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発地区内の
ビルが閉鎖

2011/8/17エントリ 東京機械製作所玉川製造所再開発の事業計画
が公示

2011/8/19エントリ 東京機械製作所玉川製造所跡地再開発の
平面図と立面図

2011/8/22エントリ 東京機械製作所跡地の大型複合商業施設が
イトーヨーカドーに決定、アリオ形態の複合SCに

2011/8/24エントリ 東京機械製作所の「アリオ武蔵小杉」はシネコン
誘致断念、イトーヨーカドーは2店舗併存へ

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2011年
08月27日

旧新日本石油社宅跡地にコンベンション施設整備で川崎市と事業者が合意、2016年度完成へ

hatsushimo.gif

小杉駅北口地区のJX日鉱日石エネルギー社宅(旧新日本石油社宅)
用地について、川崎市が高層ビル内にコンベンションセンターを整備

することが明らかになりました。
2011年8月26日付で川崎市がプレスリリースを行っており、カナロコ
においても報道されています。

■川崎市報道発表資料 「小杉町二丁目開発計画(案)におけるコン
ベンション施設等の設置に係る基本合意」の締結について

http://www.city.kawasaki.jp/press/info20110826_2/
item9475.pdf

■カナロコ 武蔵小杉地区の拠点機能を強化、大規模コンベンション
施設16年度完成へ

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1108270010/

■JX日鉱日石エネルギー社宅
JX日鉱日石エネルギー社宅

ここまでの経緯をおさらいしますと、JX日鉱日石エネルギー社宅用地
の再開発については、同社が2007年1月10日にプレスリリースを出し
たのが始まりでした。

■旧新日本石油プレスリリース 当社社宅の敷地における再開発
事業の検討に関する基本協定の締結について
.
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/noc/2006/
20070110_01_0951913.html


上記のプレスリリースで、旧新日本石油(現JX日石日鉱エネルギー)
は、三井不動産レジデンシャルと共同で社宅跡地の再開発について
検討を進めていく
ことに同意しています。

当初は社宅は2009年3月には廃止される予定だったのですが、
再開発計画の策定に時間を要したこともあってか、当初廃止が延期
され続けている状況でした。(2009/6/21エントリ参照)

社宅廃止を延期しつつ検討が進められていく中で、市内中央部に
コンベンションセンターの整備を希望する川崎市との協議が行われ、
このたび3者間で合意
が得られたものです。

さて、今回合意された内容は、以下の通りになっています。

■小杉町二丁目開発計画(案)概要
敷地面積:約17,000 ㎡
主要用途:共同住宅、店舗、コンベンション施設等
  ※コンベンション施設は約3,000 ㎡(ホール約1,000 ㎡含む)
  ※収容人数はシアター形式(座席のみのレイアウト)で千人規模


■事業スケジュール
2012年度 施設基本構想案策定、都市計画決定、覚書締結
2013年度 パブリックコメント等の実施、本体工事の着工
2016 年度 竣工、開館


■JX日鉱日石エネルギー社宅用地の再開発マップ
新日本石油社宅用地再開発マップ


今回公表された計画では、名称を「小杉町二丁目開発計画」とし、
社宅用地を「A地区」「B地区」に2分しています。
そのうち、駅寄りのA地区の2階部分の3,000㎡が、JX日鉱日石
不動産および三井不動産レジデンシャルより川崎市に引き渡され、
そこにコンベンションセンターが整備
されることになります。

それ以外の用途はマンションおよび店舗とされており、カナロコに
よれば高層ビルということですから、タワーマンションの低層部に
商業施設およびコンベンションセンターができる
ということになり
そうです。
A地区・B地区はデッキで接続され、回遊性も確保されるます。

小杉駅北部地区では、ホテル・ザ・エルシィ跡地周辺のほか、
日本医科大学の用地においても再開発が計画
されています。
それらの用地全体を含めるとかなり広大な面積になりますが、
いよいよ事業が具体化される運びとなりました。

現在、東急武蔵小杉駅の駅上および東西街区、さらには東京機械
製作所玉川製造所跡地の再開発事業
も並行して進められており、
今後ますます開発に拍車がかかっていくことになります。

■すでに解体が完了した社宅12号棟・13号棟の跡地
すでに解体が完了した12号棟・13号棟の跡地

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/3/27エントリ 新日本石油社宅の取り壊し
2008/5/4エントリ 新日本石油社宅12号棟・13号棟取り壊し完了
2009/6/21エントリ 新日本石油「小杉社宅」廃止が2年延期、再開発は
2011年3月以降に

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2011年
08月26日

富士通川崎工場再開発計画始動、新棟を建設へ

hatsushimo.gif

JR武蔵中原駅前の富士通川崎工場が再開発事業を行うことがわかりました。
現在の川崎工場の約12万㎡の用地を対象として、高さ60m、12階建てを最高とするオフィスビルをメインとした建築物を建設する計画となっています。

■富士通川崎工場再開発の対象事業区域
富士通川崎工場再開発の対象事業区域


富士通川崎工場再開発計画の対象事業領域は、上記のマップの通りであり、これが約12万㎡もの広さになります。
(実際にこの全域で事業を行うわけではなく、一体となった敷地全体の面積を表したものです)

さらには上記領域の東側にも富士通の施設は広がっており、まさに富士通グループの一大拠点となっています。

富士通はこの川崎工場を登記上の本店としており、機能上の本社は都内に置きつつも、川崎工場が歴史的に重要な役割を果たし続けてきました。

■富士通川崎工場本館
富士通川崎工場本館

JR武蔵中原駅を降りると、大きなビルが真っ先に目に入ります。
これが富士通川崎工場の本館です。
本館は1988年に竣工した建物で、21階建て、高さ88mの高層建築となっています。

新たに建設されるオフィスビルは12階建て、高さ約60mですから、
これよりは小規模なものになりますね。

■富士通川崎工場内の遊休地
富士通川崎工場の遊休地

富士通川崎工場の遊休地

富士通川崎工場の敷地内には、主に北側に使用されていない遊休地があります。
新たにビルを建設するとなると、このあたりの用地候補になりそうですね。

現在、富士通グループからは本件に関するプレスリリース等は出ていません。
今後富士通から何らかの発表が行われることもあるでしょうし、また新聞報道等がなされるかもしれません。

【関連リンク】
富士通 公式サイト
2010/4/4エントリ 「2010富士通春まつり」レポート
2010/12/24エントリ 2010富士通川崎工場クリスマスイベントレポート
2011/3/16エントリ 「2011富士通春まつり」が開催中止
2011/5/7エントリ 富士通川崎工場の「緑の景観づくり推進事業」
 

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